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「ROMAN HOLIDAY」 [映画(洋画)]

表題の作品は1953年の映画「ローマの休日」である。オードリー・ヘプバーン主演の本作はあまりにも有名であり、細かい説明は不要であろう。本作は、そのオードリーのアメリカ・デヴュー作でもあり、アカデミー・主演女優賞を獲得した作品でもある。

一応、映画データを記しておくと、原作はイアン・マクレラン・ハンターであるが、実はダルトン・トランボである。監督はウィリアム・ワイラー、脚本はイアン・マクレラン・ハンター、ジョン・ダイトンであるが、イアンとはダルトン・トランボのことであり、これは1993年になって明かされた。撮影はフランク・F・プラナーとアンリ・アルカン、音楽はジョルジュ・オーリックである。そして出演は、オードリー・ヘプバーン、グレゴリー・ペック、エディ・アルバート、テュリオ・カルミナティ、パオロ・カルソーニ、ハートリー・パワー、マーガレット・ローリングスたちである。

物語の舞台はローマであり、本作を見てローマに行きたいと思われた方は大勢いらっしゃるでしょうね。ローマの観光案内といった一面もある本作であるが、やっぱり「妖精」と言われたヘプバーンの魅力がいっぱいの作品である。(今風に言ったら、ヘプバーンの動く写真集といった所でしょうか。ただ、B/W作品ということで、「動く写真集」とは言いづらいですが...)

ヨーロッパ旅行中でローマにやってきた某小国のアン王女。隙を見て大使館を脱出して街に出て大はしゃぎでいた。やがて通りがかりの新聞記者と出会い、恋心を抱いたアン王女。そしてロマンチックで切ない恋の夢物語が始まる...(ストーリーについても、あまりにも有名だから、何も書かなくても良いでしょうが...)

本作も製作から半世紀以上の歳月が流れ、日本では著作権も消滅してしまったため、現在ではワンコインDVDでもリリースされている。但し、台詞の字幕スーパーは新たに作られたもの、映画会社のロゴが無いなどはありますが... 一家に1枚、ライブラリーに加えておきましょう!

 

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ローマの休日

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さそり5話(悪女道・後編) [ドラマ]

この作品は放送から2年半以上が経過したが、もっと注目されてもいい作品なので、今になって書き記しているが、今回は全8話のTVシリーズでは後半に入る第5話である。が、全8話が3つのエピソードで構成されていて、2つ目のエピソードの完結編となる「後編」です。

前編からの続き。麗華の罠にハマって、男たちに捕まったナミ。覆面の男たちに押さえられて、ベッドに押し倒される。一人の男がガス・バーナに火を付け、ナミの上にまたがると、バーナを顔に近づけてくる。

その頃、麗華はバイクに乗ってホテルの玄関にやってきた。「さゆりの泣きわめく声が聴きたくて来たの」とそこにいたサムに言うと、ホテルの中に入っていく麗華。

ナミは状況を把握し、このピンチを脱する方法を冷静に考えていた。で、ガス・バーナを近づけようとする男に「その前に私と楽しまないの?」と言う。これに「グッド・アイディア!」と口にする男たち。で、男に油断ができた隙をついて、胸ぐらを掴んでアイスピックを突きつけると「緩いことしてんじゃないわよ」と言うと男をかわし、立ち上がる。そして「こんなやり方じゃあ、さゆりに逃げられるでしょう。本番は容赦しないでよ」と言って、自分は麗華だと振る舞った。そして「さゆりが入ってきたら、一気にやるの」と命じる。すると覆面を脱ぐ男たちは「イエス」とナミの言うがママになった。

麗華が部屋の前にやってきた。「509号室」の札を確認すると、耳を当てて中の声に耳を立てる。で、笑みを浮かべると「ご愁傷様」と漏らす。そして「508号室」のドアをノックすると「教授?」と口にした。直ぐにドアが開いたが、あっという間に麗華は中に引き入れられた。(この時には、部屋の札は元に戻されていました。)

ナミは教授の部屋にいて、ワイングラスにワインを注いでいる。若槻教授は、「珍しい火傷でね、さゆりが捜しているのはこの男じゃないか」と言って封筒に入った資料をナミに渡す。で、中に入っている書類を出したナミは、左手の甲にサソリの火傷のある写真と共に、診断書に目を移した。名前は鈴木耕介(すずき・こうすけ)とあった。教授は「鈴木って男とどういう関係なの?まあいいけどねぇ」と言いながら上着を脱ぐと「さゆり」と言ってナミの体を触り出す。それとほぼ同時に、隣の部屋から女の泣きわめく声が届いた。教授は気になって、部屋の電話を取ってフロントに連絡しようとする。が、ナミが「邪魔しちゃ悪いわよ。お楽しみ中なのに」と言ってそれを止めさせる。そして教授の耳元で「隣の部屋から漏れてくる声って、興奮しない?」と誘った。

隣の部屋では、麗華がベッドに押さえつけられていた。「私じゃないってば。何考えてんの」と言うが、男たちは聴く耳を持たない。で、丸めたハンカチを麗華の口に入れて黙らせる。両手をしっかりと押さえられている麗華は抵抗出来ず、わめこうとするだけ。麗華の上に馬乗りになっている男は服を引きちぎると、ガス・バーナを手にして火を付けた。

509号室では、教授が「早く早く」とナミを呼ぶ。で、隣の部屋(和室)の襖を開けると「こっちも始めちゃう?」と言う。(部屋には蒲団が敷かれている。)ナミは浴室の方に歩を進めると少し恥ずかしそうに「でも、麗華さんに悪くて...」と漏らす。これに教授は「どうってことないよ、麗華だろうが、ママだろうが」と言う。これに「ママともそう言う関係なの?」と問うナミ。教授は「女は地位と金に目がないってこと。だからってキャンセルはなしだよ」と言ってナミを改めて誘う。ナミは後ろ髪をヘアピンで束ねると「その前に、私を洗ってくれる?」と言って風呂に教授を誘った。

まもなく、革ジャン姿のナミが、手に赤いチャイナドレスを持って509号室から出てきた。そして508号室の前を通って、外に出て行く。途中、階段から手にしていたチャイナドレスを落とすと、ゆっくりと階段を下りていき、外に出て行った。教授はというと、浴室に閉じこめられて、浴室のドアノブと洗面台の水栓が浴衣の帯で結ばれていて出られなくなっていた。一方、508号室では麗華が抵抗出来ず、男たちに顔を焼かれて悲鳴を上げていた。

一方、揚羽のママは、ナミ(さおり)が失踪した藤原財閥の令嬢だと勘違いして、その懸賞金である1000万円のことが気になっていた。そんなところに、ナミが店に帰ってきた。「どこ行ってたのよ、掃除してないじゃない」と文句を言うと「教授と会ってました」と応えるナミ。「教授と寝たの?」とママが尋ねるが「お金には興味ありません」と答える。ママは「今夜もお店に出てくれるわね」と言うが「もう、ここにいる必要は無くなりました」とナミは言うと、ロッカー室に向かった。

そうしていると、店のピンク電話が鳴った。電話に出るママ。それは恩田からの電話だった。で、「丁度良かった、見つけたわよ」とママ。が、タダでは話さず、「1本でどう。財閥のご令嬢でしょう。1本でも安いと思うわよ」と言って、ナミをお金で売ることにした。そして港にお金を持ってくるように要求する。結局恩田は「分かりました」と言って了承した。が、電話を切ってから「ガメツイ女やなぁ」とブツクサと文句を口にして、1本は10万だと解釈した。が、相原は「100万でしょう」と解釈した。で、恩田もその意見に従って、100万を用意しようとする。

ホテルの508号室。サムがやってきて、雇った男たちを殴りつけている。彼らが襲ったのはさゆりではなく麗華だったためである。麗華の顔は傷つき、部分的には焼かれていた。で、麗華は蒲団にくるまって顔を隠すようにしていて「あの女、ぶっ殺してやる!」と誓った。

ロッカー室から店に戻ったナミだったが、ママの姿はなかった。不審に思ったナミだったが、気にせずに玄関から出て行こうとする。が、玄関の扉は開かなかった。表にはビールケースが積み上げられていて、ドアが開かないようにされていたのだった。(が、ナミにはその状況は分からない。)

港で恩田と相原と会ったママに対して、ナミが以内ことで文句を言う恩田だったが「ちゃんと閉じこめてあるわよ」とママ。で、金が入った封筒を渡す。で、中を確認しようとするママに「心配すな、ちゃんと100万入ったある」と言うが「100万?ふざけないでよ、1000万よ」とママ。そして今すぐ1000万持ってこなければ、財閥の令嬢がうちのような店(クラブ)で働いていたことをマスコミにばらすと脅す。が、この言葉に相原は「揚羽」に閉じこめてあると察知し、急いで揚羽に向かった。

揚羽では、ナミが椅子を使ってドアをぶち破って脱出しようとしていた。が、ドアの向こう側でビール瓶がぶつかり合う音がして、それを耳にしたナミは誰かがいることに気づき、ドアを破ることをしなかった。やがて、ドアが開いて、男たちが入ってきた。それはサムと、サムに雇われた3人の男たちだった。サムの指示で店の中を捜す男たち。が、サムの背後に犬神が現れた。で「女、捜してんだけど」と言う犬神。これを無視したサムに再度「女」と言う犬神。で、サムが怒って犬神を突き飛ばそうとする。が、次の瞬間、悲鳴を上げて倒れるサム。犬神の手にはドスがあって、それがサムを刺したのだった。で、ナミを捜していた男たちは犬神に食ってかかる。更に、店の外からも更に男たちが店に入ってきて犬神を取り囲む。が、あっという間に男たちを片付ける犬神だった。

ママは公衆電話から店に電話をかけている。で、出たのがさおりだと思って「あなたのためにしたことだから」と言い訳をしている。「裏口の鍵がカウンターの中に入っているからそれで逃げて。で、直ぐに港の工事現場まで来て」と言う。これに「なんだよ、じゃあここにいんのかよ」と言葉を返したのは犬神だった。で「あんた誰?」と言うママ。これに「お前こそ誰だよ」と言う犬神は電話を切った。そして犬のように臭いをかぎ出してナミを探し始める。

やがて、ロッカー室にやってきた犬神。一番右端のロッカーの扉の隙間からドレスの端が出ていた。で、犬神はドスを握り笑みを浮かべると、そのロッカーの扉を開いた。が、中には誰もいなかった。その瞬間、左隣のロッカーが開いて、中からナミでが出てきて、ここぞとばかりに店の方に行き、更に店から外に出て走って逃げて行った。そして神社の鳥居の前を通過していく。が、鳥居の影には顔中に包帯を巻いた麗華がいた、ナミが逃げていく姿を見ると、右手にナイフを握りしめ「殺す」と呟いた。

北見は先日会った情報屋と接触していたが、顔を痛めつけられていたということで「どうして俺に言わない」と責め、そのことを問う。で、二人組、薄気味悪い奴と口にする情報屋。ということで、薄気味悪い奴ということで犬神のことが頭に浮かんだ北見だった。

恩田と相原が揚羽にやってきた。が、そこで見たのは男たちの死体の山だった。で「701号が通り過ぎた後はいつもこうやな~」と呟く恩田は「すんません、どなたか生きてる方、いらっしゃいませんか?」と声をかける。(「はい」って返事しますかねぇ~?)が、相原が一人だけ生きている男を発見する。それはサムだった。で、恩田は「誰にやられた?女は何処行った?」と問うが、虫の息のサムは何も答えられない。で、恩田が揺すぶっている間にサムも死んでしまった。で、見て見ぬふりだ、と決めて恩田は揚羽から出て行き、相原が後を追った。

ナミはママに言われた工場に向かう途中で人の気配を感じて立ち止まる。で、背後から犬神が現れた。で、再び走って逃げるナミは防波堤に逃げた。しかし、犬神がゆっくりと追いかけてくる。で、防波堤の突端に追いつめられたナミ。犬神がドスを手にしていて、ナミに迫る。が、その時「動くな!」という声がした。で、体をかわして犬神から逃げるナミ。が、目の前にいたのは拳銃を構える北見であり、ナミも足が止まってしまう。前は拳銃を持った北見、後ろはドスを持った犬神に挟まれたナミ。ナミを中心にして左右に動く北見と犬神。次の瞬間、北見は目を閉じてナミに合図を送り、ナミはその場に屈み込んだ。で、北見の銃が火を噴き、銃弾は犬神を貫いた。北見は犬神の方に寄っていく。ナミはその隙に走って逃げるが、北見は「ナミ!」と叫び、後を追った。足を撃たれた犬神はその場でのたうち回っていた。

工場に走っていくママは途中でナミが逃げている姿を目にした。で「さゆり!」と声をかける。が、ナミはママの方を振り返るだけで、走って逃げていく。で、工場に逃げ込んだ。階段を上って、ある一室に入ったナミだったが、そこには麗華が待ちかまえていた。声を上げて、手にしたナイフでナミに襲いかかる麗華。で、左手の甲を切られるナミ。「アンタの顔、ズタズタにしてやる」と言うと麗華はナミに復讐しようとして更に襲いかかってくる。で、それを受けて立ちナミ。もみ合いが続くが、麗華の手からナイフを落とし、それを手にしたナミがナイフを構える。形勢逆転、麗華は一歩、また一歩と後ずさりをする。

が、ナミはナイフを麗華の手に返すと、麗華の背後に回り、耳元に「全部ママに頼まれたのよ。知ってるんじゃないの、ママも教授と出来ていたって。あなたのこと、気に入らなかったみたい」と囁く。「嘘よ」と言う麗華だったが「だったら私にホステスやらせたの、誰?捜してたわよ。早くその顔見たくて仕方がないって」と言い、その場を後にした。

ママがさゆり(ナミ)の後を追って工場にやってきた。工場の中を「さゆり?さゆり?」と言って捜すママだったが、そんなママの前に麗華が現れた。驚いたママは「どうしたのよ、その顔?」と問うが、麗華は「この野郎!」と言ってナイフでママを襲った。で、逃げるママ、後を追う麗華。

逃げる中、ママは転んでしまい、麗華が追いつく。「さゆりを雇ってハメたんだろう」と言う麗華に「誤解よ」と言うママ。しかし麗華は「ババアのくせに嫉妬してんじゃないよ」と言ってナイフを振りかざす。で、ママが手にしていた封筒が切られて、紙幣が散る。

その頃ナミは工場の入口に立っていた。一台の車が猛スピードで走ってくる。運転手はナミの姿を見つけるとハンドルを切り、車が工場に入ってくる。ナミはサッと身をかわすと、車は二人の人間をはねた。慌てて飛び出してきた運転手。それは下着姿の若槻教授だった。で、彼がはねたのはママと麗華で、全く動かない。教授は慌てて「救急車!」と言って呼びに行く。そこにナミが現れると「ご愁傷様」と捨て台詞を言うと、歩いて工場から出て行った。で、ママの声「サソられた

夜、北見は港を見ている。恩田たちは所長に「逃げられました」と報告を入れるが「役立たずが!」と怒る郷田所長。犬画もは打たれた左足を引きずりながら歩いていた。ナミは夜の闇の中に消えていった。(後編 了

ラストで流れる恨み節」にしびれます。そして、水橋さんの目が実に良いですね。「愛の道 チャイナロード」や「恋日」では見られないギラギラした目、たまりません。(やっぱり、良い女優さんです。)

次回からは3つ目(最後)のエピソードとなる「阿修羅道」です。これは前中後編、つまり3話構成の物語であり、ナミの両親を殺した真犯人は?ということになり、怒濤の展開を見せてくれます。(まずはその「前編」です。)そして監督は古厩智之監督ということで、期待も高まります。(丹羽P作品であるBS-iの「ケー刑事」「恋日」でも古厩監督は登板しますが、色々と見せてくれます。)

 

 

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「REO BRAVO」 [映画(洋画)]

表題の作品は1959年の映画「リオ・ブラボー」である。本作は西部劇史上に残る名作として知られている作品であり、いずれもがハワード・ホークス監督、ジョン・ウェイン主演という3本の作品(本作と、「エル・ドラド」(1967年)、「リオ・ロボ」(1970年))と共に西部劇三部作として映画史に刻まれた傑作である。本作はその中の第一作ということになり、本作を見ないことには他を語ることはできません。それにしても、本作もまもなく製作されて半世紀になろうというのに、色褪せた感じが全くないというのは、流石である。

本作の映画データを記しておくと、原作はB・H・マッキャンベル、監督はハワード・ホークス、脚本はジュールス・ファースマン、リー・ブラケットの二人、撮影はラッセル・ハーラン、音楽はディミトリ・ティオムキンである。そして出演は、ジョン・ウェイン、ディーン・マーティン、リッキー・ネルソン、アンジー・ディキンソン、ウォルター・ブレナン、ウォード・ボンド、ジョン・ラッセル、クロード・エイキンス、ハリー・ケリー・Jr.たちである。

物語は、メキシコ国境に近いテキサスの町リオ・ブラボー。保安官のチャンスは殺人の現行犯でジョーを逮捕するも、ジョーの兄・ネイサンが部下を率いて町を封鎖してしまう。チャンスは足の不自由な老人と、アル中の早撃ちガンマンを助手にしてネイサン一味と対決をすることになる...

冒頭から緻密に計算されたアクションがあり、娯楽作品として求められる要素がたっぷりと散りばめられていて、西部劇黄金時代の作品らしく、たっぷりと楽しむことが出来る作品である。最近は「西部劇」というと殆ど製作されなくなっているのが残念でならないが、本作のわうなような傑作に接することで、西部劇の良さをたっぷりと味わってください。本作は間違いなくお薦めできる作品です。

 

リオ・ブラボー

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