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「SPYMAKER: THE SECRET LIFE OF IAN FLEMING」 [映画(洋画)]

表題の作品は1990年のイギリス映画「スパイメーカー」である。この作品は、「007」シリーズの生みの親であるイアン・フレミングの若き日の活躍を描いた作品である。尚、実話をベースとした部分があるねのの、ストーリーは完全にフィクションである。また、フレミングを演じたのは初代JAMES BONDを演じたショーン・コネリーの息子であるジェイソン・コネリーと言うところもファンの心を揺さぶるキャスティングである。(実際は100人を超えるオーディションで選ばれた。)

映画データを記しておくと、監督はフェルディナンド・フェアファクス、脚本はロバート・J・アヴレッチ、撮影はマイク・サウソン、音楽はカール・デイヴィスである。また出演はジェイソン・コネリー、クリスティン・スコット・トーマス、ジョス・アックランド、デヴィッド・ワーナー、パトリシア・ホッジ、フィオナ・フラートン、リチャード・ジョンソンたちである。

厳格な母への反発からプレイボーイとなり、陸軍士官学校に進学。が、スキャンダルで中退。ロイター通信に入り、頭角を現し、海軍情報部に入ったフレミング。ナチスのポーランド侵攻に呼応して極秘任務が与えられ、リスポンへ飛んだが...

物語は、JAMES BONDばりの活躍をするフレミングを描いているが、こう言うところは「007」シリーズの番外編を見ているような気分になる。また、脚色されているものの、こういう経験があるフレミングだからこそ「007」シリーズを生み出したということも理解できる。

派手さという点では「007」シリーズの足下にも及ばないが、「007」シリーズを彷彿させる物語ということで、「007」シリーズのファンは必見の作品である。尚、アクションということよりもサスペンス・タッチで描かれていて、脇役陣も名優たちが顔を揃えているため、しっかりと見せてくれます。「007」シリーズのファンではない方にも見てもらいたい作品である。

 

↓ビデオですが...

スパイメーカー

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 1993/04/23
  • メディア: ビデオ
007/カジノ・ロワイヤル

007/カジノ・ロワイヤル

  • 作者: イアン・フレミング, 井上 一夫
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1963/06
  • メディア: 文庫

007は死せず―イアン・フレミング伝 (1966年)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 荒地出版社
  • 発売日: 1966
  • メディア: -
↓予約できます。
007 カジノ・ロワイヤル デラックス・コレクターズ・エディション(初回生産限定版)(2枚組)

007 カジノ・ロワイヤル デラックス・コレクターズ・エディション(初回生産限定版)(2枚組)

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2007/05/23
  • メディア: DVD
007カジノロワイヤル (Blu-ray Disc)

007カジノロワイヤル (Blu-ray Disc)

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2007/05/23
  • メディア: DVD
007カジノロワイヤル (UMD Video)

007カジノロワイヤル (UMD Video)

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2007/05/23
  • メディア: DVD


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「SHEENA」 [映画(洋画)]

表題の作品は1984年の映画「シーナ」である。この作品は女性版ターザンといった物語であり、1940年代の漫画が原作である。こういう作品では主演の魅力次第で全てが決まってしまう作品となってしまうのだが、本作はその心配はない。本作の主演は、TVシリーズ「チャーリーズ・エンジェル」で6人目のエンジェル・ジュリーを演じ、本作の後に「007/美しき獲物たち」でボンド・ガールを演じることになるタニア・ロバーツということで、見せるところはしっかりと見せてくれている。本作はそんな彼女を見るための作品である。(ブルー・アイと金髪、一応纏っているだけに近い衣装、アクション、本作では彼女が世界の中心にあり、彼女の動く写真集といったらいいでしょうね...)本作はケニアでロケを行い、美しい風景も見所であるが、タニア・ロバーツが全てをかっさらっていきました。

映画データを記しておくと、原作はS・M・アイジャー、原案はデヴィッド・ニューマンとレスリー・スティーヴンス、監督はジョン・ギラーミン、脚本はデヴィッド・ニューマンとロレンツォ・センプル・Jr.の二人、撮影はパスクァリーノ・デ・サンティス、音楽はリチャード・ハートレイである。そして出演は、タニア・ロバーツ、テッド・ワス、ドノヴァン・スコット、トレヴァー・トーマス、エリザベス・オブ・トロ、フランス・ゾブダ、クリフトン・ジョーンズたちである。

物語は、落盤事故で両親を亡くした白人の少女。アフリカの奥地に一人残された彼女は原住民・ザンブリ族の女占い師に育てられた。そして美しく成長した彼女はジャングルの女王・シーナとなった。そして、部族間抗争に巻き込まれた育ての親である女占い師を助けるために、シーナは多くの動物たちを率いてやってきた...

ヒロイン・アクション作品がお好きな方は必見の作品でありますよ。

 

シーナ

シーナ

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2006/11/29
  • メディア: DVD

↑期間限定出荷 | 通常版 ↓

シーナ

シーナ

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2005/09/28
  • メディア: DVD
 
↓一応これも...
007 美しき獲物たち アルティメット・エディション

007 美しき獲物たち アルティメット・エディション

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: DVD

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SACCO E VANZETTI(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は、1971年のフランスとイタリアの合作である「死刑台のメロディ」である。この作品は1920年代に起きた「アメリカの裁判史上の汚点」と言われたサッコ・ヴァンゼッティ事件(1920年、アメリカ・マサチューセッツ州サウス・ブレーントリーで起きた強盗殺人事件の犯人として逮捕されたN.サッコとB.ヴァンゼッティがアナーキストであったことから、証拠不十分のママ1927年に死刑となった事件で、公正な裁判を要求する運動が世界的に広がった。→本作を見たら、どういう事件なのか分かります。)を映画化したものである。

映画データを記しておくと、監督はジュリアーノ・モンタルド、脚本はジュリアーノ・モンタルドとファブリッツィオ・オノフリの二人、撮影はシルヴァーノ・イッポリティ、音楽はエンニオ・モリコーネであり、主題歌をジョーン・バエズが歌っていて、この主題歌は話題にもなった。(サントラ盤でじっくりと聴きましょう。)出演は、ジャン・マリア・ヴォロンテ、リカルド・クッチョーラ、ミロ・オーシャ、シリル・キューザック、ロザンナ・フラテッロたちである。尚、リカルド・クッチョーラは本作でカンヌ映画祭男優演技賞を獲得している。

物語は、サッコ・ヴァンゼッティ事件を描いたものなので、それをご存知でない方は調べてみましょう。(1920年代に大きな社会問題になった事件なので、簡単に調べられますよ。)

本作の注目点は、物語だけでなく、音楽の方にもある。エンニオ・モリコーネの音楽が素晴らしく、心を打つ物がある。そしてジョーン・バエズの歌う曲が秀逸である。

サントラ盤には以下の全12曲が収録されている。『Hope For Freedom』『Ballad Of Sacco And Vanzetti: Introduction』『Ballad Of Sacco Vanzetti, Part. 1』『In Prison』『Ballaf Of Sacco And Vanzetti, Part. 2』『Sacco And His Son』『Ballad Of Sacco And Vanzetti, Part. 3』『Freedom From Hope』『Sentenced To Death』『Electric Chair』『Here's To You (Introduction)』『Here's To You』。

映画と共にサントラ盤の方もじっくりと聴いてもらいたい所であるが、サントラ盤単体もジョーン・バエズの歌が素晴らしく、『Ballad Of Sacco Vanzetti』(邦題:『死刑台のメロディ』)のPart. 1~3は必聴の曲であり、筆者としたらサントラ盤を聴いてから歴史の勉強と言うことで映画を見るということをお薦めしたい。(サントラ盤だけでも聴きましょう!)

 

Sacco And Vanzetti: Original Soundtrack From The Film

Sacco And Vanzetti: Original Soundtrack From The Film

  • アーティスト: Original Soundtrack
  • 出版社/メーカー: Vanguard
  • 発売日: 1993/04/07
  • メディア: CD

↓JP盤

死刑台のメロディ

  • アーティスト: ジョーン・バエズ(vo), エンニオ・モリコーネ楽団
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 1994/01/21
  • メディア: CD

↓映画DVDはこちら

死刑台のメロディ

死刑台のメロディ

  • 出版社/メーカー: エスピーオー
  • 発売日: 2003/06/06
  • メディア: DVD


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