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思ったよりも早い「銭形雷」の再放送 [ケータイ刑事]

BS-iでは現在、日曜日の朝10時から、「ケータイ刑事 銭形零」の再放送が行われているが、4/8の放送で終了する。で、4/15からは何を放送するのかと思っていたら、銭形雷」を再放送するということが分かりました。2005年の10月から「銭形舞」の再放送が、本放送から2年を経て始まった(現在は2年と2週ということになっている。)が、「銭形雷」1年と3ヶ月と3週後からの再放送ということになり、思ったよりも早いスタートです。

とりあえずは、12話までの再放送で中断している「恋日・2nd.」でも挟むか、ひょっとしたら最初に帰って「銭形愛」でも再放送しないかと思っていましたが、「銭形雷」とは、少し驚きました。→地上波でも「銭形雷」は現在放送中で、MBSやTBSは1st.も大詰めに近づいてきて、5月からは「2nd.」に突入という所です。

銭形雷」は全40話ですから、4/15スタートということになると、来年の1月の第2週までは続くことになります。(何かでお休みが入ることになったら、もう少し延びますが...)でも、「ケータイ刑事」の再放送枠ということを考えたら、「銭形零」に続くのは「銭形雷」というのは、一番無難な感じもしますけど...

ということで、現在は月曜の1番の日付でUPしている「銭形零[改訂版]」が終われば、筆者は少しは楽になります。「銭形雷」は2006年1月からのBS-iでの本放送で記し、更に2006年10月からのMBSの放送で「[改訂版]」を記していますから、3度目はもう書かなくて良いでしょうし...(そう言っていながら「[簡易版]」とでも題してポイントだけに絞った形で書いていくかも...→これを書いたら、やっぱり「」「」もということにもなってしまいそうですし...)

とにかく、本放送から既に4年半が経過している「銭形愛」についても書きたいと思っていますから、「銭形零[改訂版]」の後はお姉ちゃまにバトンを譲るのが妥当なところでしょうか...(放送に関係ない形で、現在「さそり」を毎週記していますが、これもあと2週で終わりますし、予行演習としての肩慣らしも出来ていますから...)

ところで、ケータイ刑事THE MOVIE 2 石川五右衛門一族の陰謀 ~決闘、ゴルゴダの森」の公開の方は、関東と関西では現在公開中であるが、それ以外の所では4月以降の公開です。(未見の方は劇場に足を運びましょう。見ないと逮捕されますよ!)BSデジタル放送は全国放送ですから、この映画のことを考えたら、BS-iが「銭形雷」の再放送に突入というのは一番妥当なところでしょうね。

そういいながらも、やっぱり気になるのはちゃんの妹・6代目ケータイ刑事なんですが...

(結局、今週も放送以外で「ケータイ刑事」について書いてしまいました...

 

↓雷ちゃんの活躍はこちらでも見ることが出来ます。(BOX3は5月発売ですが...)

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/12/22
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/01/26
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/05/25
  • メディア: DVD
↓再放送が終わっても、零ちゃんの活躍はこちらです。
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2006/01/27
  • メディア: DVD
↓映画(「M2」)関係
ケータイ刑事THE MOVIE2石川五右衛門一族の陰謀~決闘―+TVシリーズ雷★零

ケータイ刑事THE MOVIE2石川五右衛門一族の陰謀~決闘―+TVシリーズ雷★零

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2007/02
  • メディア: 単行本
ケータイ刑事 石川五右衛門一族の陰謀

ケータイ刑事 石川五右衛門一族の陰謀

  • 作者: 林 誠人, 加藤 淳也
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2007/02/22
  • メディア: 文庫
ケータイ刑事 THE MOVIE2 オリジナル・サウンドトラック・アルバム

ケータイ刑事 THE MOVIE2 オリジナル・サウンドトラック・アルバム

  • アーティスト: 小出早織/松崎しげる
  • 出版社/メーカー: BS-i
  • 発売日: 2007/02/28
  • メディア: CD

陰陽少女#10,11,12「憎悪ノ果てに白キ残像」[Final] [特撮]

本作は、2004年第四四半期に放送された本作であり、今回、KBS京都の再放送に合わせて記しているものである。今回は最後のエピソードとなる第10話から第12話の「憎悪ノ果てに白キ残像」の前中後編を1つにまとめました。物語もクライマックスと言うことになるが、その伏線は前回に出てきていて、一気にクライマックスに持って行ってくれました。

TV放送の3話分を1つにまとめているため、結構長くなっていますが、やっぱり仕方ないということで、本編に行きます。

鍛冶から両親の死についての隠された事実を聴いたミキは激しく動揺し、一方、冥界の姉・ユキの前には西寺が現れ、やはりユキを動揺させる発言をした。ということで、共に心が乱れる姉妹。

その頃、街では鬼による襲撃事件(ネット上で犯人は「酒呑童子」と名付けられた)が頻発していて、シードではその事件を解明していた。残る一行の「」の仕業だと考えたのだった。が、事件の犯人は一人ではないことから邪気が分散されていて氾濫したのか、単なる模倣犯なのかの判断は出来かねていた。

ミキは高校を退学する決心をして、そのこと担任に告げる。引き留めようとする先生だったが、ミキは聴く耳を持たなかった。そんなミキに話しをするラクだったが「人が信じられる?」とミキは人間不信に陥っていた。

シンイチとニシキは酒呑童子の刀を調べに来ていた。そしてヒカリにその刀が展示されている場所の波動を測定させようとしたが、ヒカリは数日前から別行動をしていて連絡が取れない状況になっていた。

街では、鬼の数が更に増えていて、次々と人々を襲う。警察の取り締まりも全く意味が無く、被害者は拡大していた。そんな中、上海の本部からワンダーレンという男が日本にやってきた。

ミキは冥界にいるユキの声にも拒否、もう全てが嫌になっていた。ミキにも拒まれたユキはあと一つで現世は救われるのに、どうしようもなく脱力感に襲われた。

そんなユキに西寺が語りかける。西寺はワンダーレンから指示を受けていたが、真の目的を知り、それを拒んでいた。で、ユキは親を殺すよう仕組まれ、地獄に送られ、封印を解くために利用されただけだと語った。で、更に動揺するユキ。

ワンダーレンが部下を引き連れてシードにやってきた。シンイチの前に現れると、いきなりシンイチに「解雇する」と通告し、ここを封鎖する、と告げる。あと1つでユキの任務が完了するので最後までやらして欲しい、と言うシンイチだったが、聴く耳を持ってもらえなかった。で、ワンダーレンは勾玉の管理者を呼ぶと、ヒカリが勾玉を持って現れる。で、勾玉はワンダーレンの監視下に...

その頃、自宅にいたミキは剃刀を自分の手首に当てていた。が、「ミキちゃん」というシンイチの声がして、思いとどまる。シードを首になったシンイチがユキの任務を完了したいのでミキに力を借りに来たのだった。シンイチは勾玉がこの国の争乱を抑えるのに関係していると考え、「ユキに聴くことは出来ないか?」と頼むが、「あれから、会ってない...会おうと思ったが会えなかった」とミキ。しかし力が無くなっていることを感じていた。すると「もう一度試してみよう。俺も協力する」とシンイチが言い、ユキに会うことを試みようとする。

ユキは西寺にワンダーレンの目的を問う。西寺は「奴らは結界を壊し現世を地獄にしようとしている。それが奴らにとっての平和」と答え、ユキは呆然となると同時に怒りがこみ上げてきた。で、刀を呼び出し「信じられるか、そんなこと!」と叫ぶと西寺に襲いかかった。これに西寺も刀を手にし、バトル開始... が、ユキの攻撃をかわした西寺の刀がユキの喉元の前で止まる。「俺たちが戦ってどうなる」西寺は語りかけるが、ユキは先ほどの西寺の言葉が信じられず、力が抜けてしまう。

一方、幽体離脱をしてユキに会いに行こうとしたミキだったが、「ダメだった、お姉ちゃんに会えなかった...」ということで、失敗に終わった。

ワンダーレンの支配下に入ったシードでは、鬼になることに関する調査が進んでいて、電磁波が関係していることを突き止めた。で、ワンダーレンは鬼を遠隔操作する電磁波発生装置のプログラムを研究することを指示した。

ニシキからシンイチに電話が入る。ニシキもワンダーレンが何か企んでいることを感じていた。で、山梨にある以前にシードの閉鎖された研究施設エレメント5(現在はそこで研究がされていた)にシンイチに来てもらうことにした。

膝をついていたユキだったが、突然西寺に襲いかかり、西寺を斬った。で、「この世の全て、己の宿命を憎む」と叫んだ。西寺は今際の言葉として「ユキ、憎しみを深めるな。悲しみが生まれるだけだ」と言うが、ユキは「この世を地獄にするまでだ。憎しみは消えぬ」と怒りをあらわにする。西寺は「我が魂は静まらん」と言うと、ヒカリに包まれて姿が消え、腹を貫いていた刀がその場に落ちた。ユキはその刀を拾い上げた。

夜が明け、シンイチは山梨の施設に到着し、ニシキと合流した。一方、外に出たミキの前に鍛冶が姿を見せた。鍛冶のことを気遣うミキだったが「俺はもう死んだと同じだ」と語る。既に鍛冶はの体には異変が起こっていて、鍛冶は鬼の首領・酒呑童子の姿になり、「ワシを殺したのはお前の姉・ユキだ」と告げる。ミキはこれに何も出来なかった。(鍛冶の怒りが姿を変えさせたのだった。)酒呑童子は刀を手にすると「ユキを出せ、早くユキを出せ」とミキに迫る。

ワンダーレンは強い強い力を感じ取り、モニターを切り替えさせた。すると酒呑童子がミキを襲おうとしている所が映った。その映像を見たワンダーレンは「久しぶりだな、ユキ」と呟く。また、ミキの体にはユキの魂が乗り移り、ユキが酒呑童子の前に刀を構えて対峙した。酒呑童子はユキに地獄に引き込まれたことを恨みに思い、雑言を吐く。が「何が起きるの?」と口にしたユキは対峙しようとするだけだった。で、バトル開始。が、ユキは酒呑童子を斬り、魂を霊界に送った。で、白い勾玉が落ち、鍛冶とミキがその場に倒れていた。すかさずワンダーレンは勾玉と刀の回収、更には二人も回収するように指示を出す。で、動き出す配下の者たち。しかしヒカリだけは力が抜けてしまって動くことが出来なかった。

そこにニシキの案内でシンイチが潜り込んできた。銃を向けるシンイチだったがワンダーレンはシンイチの気配を感じ取り「首にしたはずだ」というだけだった。シンイチは「何をしようとしているんだ」と問うが「お前にセンスというものを教えてやろう」と口にしたワンダーレンはシンイチにセンスを送り始める。するとシンイチは頭を押さえて苦しみだした。で、簡単に取り押さえられてしまった。

冥界にいるユキは「ミキ、私を呼べ。終わりにしよう」と思念を送った。

エレメント5にミキが連れてこられた。ワンダーレンは「ユキは我が社一番の貢献者だ」とユキのことを褒め称える言葉を語ると「ユキが命に代えて取り組んだ大事業が遂に今その全貌を現すんだ」と言い、回収した刀を手にする。刀は光を放った。で、ワンダーレンは奥にある結界の前に立つと、それを壊そうとし始めた。で、地獄門が東京の街に現れ、ワンダーレンは地獄門を召還することに成功したのだった。

ミキの体にはユキが入り込もうとして、頭を押さえて痛みに耐えるミキ。一方、地獄門の姿を見たワンダーレンは笑い始める。そこに米軍が地獄門の調査に乗り出した、という情報が入る。これにワンダーレンは「門の所有権は周星にあると政府と合衆国に伝えろ」と指示を出す。

ミキとシンイチは牢獄の中に入れられていたが、ミキは気を失っていた。シンイチはそれを見てユキに会っていると思った。

ヒカリは鬼を遠隔操作できるプログラムが最大出力で起動しようとしていたのを知り、ハッキングして人々を救おうとしていた。エレメント5の開発したプログラムはまだ脆弱であったため、ヒカリにはそれが可能だった。で、範囲は限られるものの、少しは人々を救うことが出来た。街の様子をモニターで見ていたエレメント5の人間には何が起こっているのか分からなくなっていた。

ワンダーレンがミキとシンイチの元にやってきた。ワンダーレンはセンスを送ってミキを冥界にいるユキの元に送り込んだ。それはユキが手にしている地獄の剣を得るためであった。

冥界にやってきたミキは刀を手にしている。そんなミキの前に刀を手にしたユキが現れた。ユキは自ら望んで父を殺し、母を殺したことを口にすると「たった一人の妹を憎む」と言うと同時にミキに襲いかかった。それを何とかかわしたミキは「私はどんなことがあってもお姉ちゃんを信じてる」と言うも、ユキは聴く耳を持たず、更に刀を振りかざしてくる。で、ミキも刀でそれを受ける。ユキは「私を消したければ憎しみで私を食い尽くせ!」と言って更に攻撃をする。それによって吹っ飛ばされたミキは地面に倒れ込む。ユキは更にミキを追いつめようとするが、その時「止めろ、ユキ」というシンイチの声がした。ユキが後ろを振り返ると、確かにシンイチが立っていた。

ユキの姿を見たシンイチは「やっと会えた」と口にしたが、ユキは「ここはあなたの来る場所ではない」と言ってシンイチを突き返す。これにシンイチは「俺はもう少ししたら死ぬ。そうしたらユキとずっと一緒だ」と言う。しかし「ずっと一緒にいられる訳がない」とユキ。しかしシンイチはユキを救おうとして歩み寄ってきて「会いたかった」と言ってユキを抱きしめる。が、ユキは刀をシンイチに突き刺して「あるべき所へ帰るがいい」と言う。シンイチの体は光に包まれて消えていくが「会えて良かった」という言葉を残したシンイチの魂は冥界を脱していった。

その様子をずっと見ていたミキは怒りに満ちた表情になり、立ち上がると「愛した人まで...」と漏らし、ユキの方に歩み寄る。これにユキは「そうだ、私を憎め」と言うと刀を振り下ろす。ということで姉妹のバトルが始まった。が、今度はミキの方が優っていて、ユキははじき飛ばされる。しかしミキはユキにトドメを刺さなかった。「私は憎しみを終わらせる。私で終わらせる。あなたを斬れば憎しみは続く。そしてまた憎しみは果てしなく膨らんでいく...」と口にする。するとユキは笑顔を見せて「ミキ、それでいい。私はあるべき所に戻る」と告げた。で、抱き合う姉妹。二人の目からは涙がこぼれ落ちる。が、突然ユキが苦しみだした。ユキは自分で刀を腹に突き刺したのだった。で、抱き合う中、次第に光に包まれいくユキの姿が消えた。

その様子を思念で読み取っていたワンダーレンは「そのだ。伊佐凪ミキ。その刀で地獄の門を開くのだ」とミキに思念を送った。

牢獄のシンイチとミキの元にニシキとヒカリが助けに来た。先に意識を取り戻したシンイチ、続いてミキも意識を取り戻す。シンイチは「ユキに、会えたよ」と言う。これにミキは「お姉ちゃん、助けてくれたんだ」と言うが、直ぐに「行かなきゃ」と言ったミキは、刀を手にして立ち上がり、ワンダーレンの元に向かった。

ワンダーレンはいよいよ時が来たと感じていた。そんな前に姿を現したミキ。「地獄の門を開くのは地球の未来のためだ。地獄に計り知れないエネルギーの源がある。そのエネルギーを地獄から吸い上げることが出来れば、世界のエネルギー事情は一変する」と語ったワンダーレンはたちあがった。彼は、地獄の門を開くことで、環境破壊や新たなオイルショックに怯えることなく新しい無限のエネルギーを手に入れられる、更には人類誕生の謎、神さえ全ての神秘を解き明かす鍵にもなる、と考えていた。で、ミキに刀を渡すように迫る。(部下たちは銃をミキに向ける。)そして「おとなしく渡せば生かしてやる。出来なければ私の思念でお前を地獄に送る」とミキに迫る。が、言い終わると同時にワンダーレンを後ろから羽交い締めにする男がいた。ワンダーレンに銃を突きつける男、それは鍛冶だった。で、「ミキ、早く剣を。ユキに聴いた通りにしろ」と言う。で、結界のある部屋に向かうミキ。ワンダーレンはミキに何かと語りかけるが、ミキはそれを聞き入れなかった。

重い金庫の扉を開けたミキは中に入る。そして結界の魔法陣に剣を突き刺した。光の弾が放たれて地獄門に向かっていく。ワンダーレンは「地獄の門が開くのだ!」と叫び声を上げて勝ち誇った表情をする。しかし、光の弾を受けた地獄門は崩れるように地中に消えていった。

「何故?どうして?」何が起こったのか分からないワンダーレンは呆然となる。そんなところにミキが戻ってきた。そして「憎しみを消せば地獄は呼び起こされない。お姉ちゃん、最後に教えてくれた」と語る。鍛冶の拳銃はワンダーレンを捉え続けていて「西寺、こいつを殺さなきゃ、気が収まらんよな」と言って引き金を引こうとする。が、ミキが「おじさん!」と叫んでその手を振り払った。銃弾はワンダーレンには当たらなかったが、ワンダーレンは廃人のようになり「終わりだ、全て終わりだ」と叫ぶと非常の自爆ボタンを押した。

たちまち、非常灯が点り、脱出のサイレンが鳴り響く。みんなは直ぐに脱出し始めるが、ワンダーレンはそのまま、鍛冶もワンダーレンを睨んだままだった。シンイチたちも脱出しようとするが、ミキもその場に残る。鍛冶はミキに「お前は生きろ」と言ってミキを脱出させる。ミキが建屋から外に出ると、エレメント5は爆発して吹っ飛んだ。

夜、シンイチを支えるようにニシキとヒカリがいる。「地獄の門は地下に消えました。全て終わったんですか?」と尋ねるヒカリ。これに「何も終わっていない。地獄はこの世界の隣に存在している。それがはっきり分かった。憎しみが満ちれば門が開くときが必ずやってくる」と言うシンイチだった。

日が出てから、ラクが携帯でミキに電話をしている。「凄かったね。何か訳分かんないよ...」と言うラクの言葉をじっと聞いているミキは何も言葉を返さない。そんなミキに「早く学校行けるといいね。高校ぐらい卒業しなきゃね」と告げる。その言葉を聞いたミキはやはり何も言わずに電話を切る。そんなミキはふと空を見上げる。すると光の弾がゆっくりと降りてくる。それを掴んだミキは「生きなきゃ」と口にした。

ということで、これにて全編の終了です。結局、伊佐凪姉妹はワンダーレンに利用されていたということ、生き残ったミキは姉の分まで生きるということはいいのですが、「もうすぐ死ぬ」と言ったシンイチは?

設定に少し難しい所があり、物語に入っていくにはちょっという所があったが、「五行」「木火土金水」「地獄」に関する書籍を少し読んで勉強したら、結構すんなりと入っていける物語でした。ただ、主演の小向美奈子に過大な期待をしていたら、裏切られることになるというのもまた事実。まあ、一応は合格点は与えられるといったところですが、もう少し小向美奈子の動く写真集といった要素があったら、もっと高い点数を付けたかも...(やっぱり、小向美奈子だったら、弱いかなぁ~)

尚、2004年の本放送の時には、物語の最終話である12話の次に「メイキング・オブ・陰陽少女」が放送され、放送は全13話となったが、今回のKBS京都の再放送では、その放送はカットということになりました。(よって、記事としても記しません。)

 

本作のDVD
  

 ↓原作です。

陰陽奉行 誕生編

陰陽奉行 誕生編

  • 作者: 浅井 恵子
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2004/07
  • メディア: 単行本

↓「酒呑童子」ということで

酒呑童子の誕生―もうひとつの日本文化

酒呑童子の誕生―もうひとつの日本文化

  • 作者: 高橋 昌明
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2005/12
  • メディア: 文庫

酒呑童子

酒呑童子

  • 作者: 川村 たかし, 石倉 欣二, 西本 鶏介
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2003/09
  • メディア: 大型本

酒呑童子の首

酒呑童子の首

  • 作者: 小松 和彦
  • 出版社/メーカー: せりか書房
  • 発売日: 1997/04
  • メディア: -

酒呑童子

酒呑童子

  • 作者: 舟崎 克彦, 下村 良之介, 上田 正昭, 梅原 猛
  • 出版社/メーカー: 「京の絵本」刊行委員会
  • 発売日: 1999/11
  • メディア: 大型本

新・酒呑童子―大江山の怪童

新・酒呑童子―大江山の怪童

  • 作者: 小沢 さとし, 遠竹 弘幸
  • 出版社/メーカー: 総和社
  • 発売日: 1997/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
源満仲・頼光―殺生放逸 朝家の守護

源満仲・頼光―殺生放逸 朝家の守護

  • 作者: 元木 泰雄
  • 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
  • 発売日: 2004/02
  • メディア: 単行本

↓いくつか

小向美奈子 写真集「KOKO」

小向美奈子 写真集「KOKO」

  • 作者: 松田 忠雄, 小塚 毅之
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2004/02/06
  • メディア: 大型本

小向美奈子 REVOIR

小向美奈子 REVOIR

  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2006/07/07
  • メディア: DVD

天使が降りた日

天使が降りた日

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 2005/03/25
  • メディア: DVD
小向美奈子 R21

小向美奈子 R21

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 2007/03/23
  • メディア: DVD
ホイッスル! Number 1

ホイッスル! Number 1

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2002/07/17
  • メディア: DVD


さそり6話(阿修羅道・前編) [ドラマ]

この作品は2004年夏にBS-iで放送された全8話のドラマであり、放送から2年半以上が経過しているものの、もっと注目されていい作品なので、今になって改めて記している。(もう一度、再放送してくれたら良いんですけどね~。)1970年代に梶芽衣子さん主演でシリーズとして6作(梶さんは4作目まで)の劇場版が制作された「女囚さそり」のTVシリーズでもある。つまり、あの松島ナミが帰ってきたということにもなる。今回からは3つのエピソードの最終エピソード(前中後編の三部作)となる「阿修羅道」となり、今回はその「前編」です。

「Y刑務所を脱獄して2ヶ月、父と母を殺した真犯人を追い続けるナミ。手掛かりは手に火傷の痕が残る男。」前回までのあらすじを簡単に語るナレーションに続いて、いつものナレーション「囚人番号701号、松島ナミ。復讐を誓った女。人は彼女をさそりと呼ぶ」、ナミの台詞「私がサソる」で幕開けです。

松島家の墓に墓参りをしている北見。新しい花が供えられていることに気づいた北見が後ろを振り返ると、遠くにナミの姿があった。「ナミ」と語りかける北見に「来ないで」と言うナミ。北見は「あいつら誰だ?誰に追われているんだ?」と問うと「刑務官」と答えるナミ。「どうして脱獄した?」と続いて問う北見に「復讐するため」と答える。「そんなバカなことは止めろ。警察に任せろ」と言う北見に、鋭い眼差しで「警察が何をしてくれた」と言うナミ。「戻れ、刑務所に戻れ」と言う北見だったが、ナミは立ち去ろうとする。「お前一人で何が出来る?」と言う北見の言葉に足を止めたナミは「見つけたわよ」と言うと小声で「さよなら」と言って姿を消した。

ある川辺。釣りをしようという男がボディチェックを受けてから、道を先に進んでいく。そこにふらふらとナミが歩いてきた。「どちらに行かれますか?」と声をかける監視員。「ここから先は私有地ですよ。天童の家にご用ですか?」と尋ねる。が、ナミはフラッとして倒れそうになる。で、慌てて監視員がナミを支えると「大丈夫ですか?」ということで、ナミはその先の天童家に連れて行かれて、そこで医者に診てもらうことになった。

3日は何も食べていないということで、「しばらく安静にしてやってくれ」という医者・南口の診断で、ナミは奥の部屋の蒲団の中に寝ていた。腕には点滴が打たれている。が、目を開いたナミは起き上がると点滴を抜いた。そこに襖が開いて、ナミを助けた男(影山)と天童の愛人の滝本郁子が入ってきた。で、「なんであんな所にいたの?あの道はここに来るしかないのに?」と訳を尋ねる滝本。これにナミは「ここで雇ってください」と言う。すると影山が「お嬢さん、お名前は?」と尋ねる。床の間にいけられた椿の花に目を移したナミは「つばきです」と偽名を口にする。すかさず影山が「ここのこと、誰に聴きました?」と尋ねる。ナミは「クラブのお客さんに良い働き口があると...」と答える。滝本は「誰?その客。悪いけどここは素性の分からない人は雇えないんだ。帰んなさいよ」とナミを追い払おうとする。これに「まあまあ」と滝本を宥めた影山はナミの側に来て、「失礼」と言ってナミの顔をじっくりと見る。すると「ここは住み込みですよ。会長が気に入られるかも知れません」と言って、ナミをここに置くことを決めた。

和服に着替えたナミは滝本に案内されて、この屋敷のことについて説明を受けていた。で、ここには政財界の要人が会長を慕って集まってくるということが分かる。が、滝本は「ここで見たり聞いたりしたことは決して口外しないこと」と釘を刺した。また、滝本は「会長の部屋に入る必要はない」とも口にした。(会長の夜のお相手として)

手に火傷のある男に仕事の依頼をする影山。ターゲットはダム建設に反対しいてる地元の市民団体のリーダーであり、「いつも通りお願いします」。そんな所にナミが「夜食をお持ちしました」と言ってやってくる。で、夜食のおにぎりを食べる一同。ナミはみんなの手を注意して見るが、そこには火傷の男はいなかった。

恩田が無線で郷田所長に連絡をしている。左手の甲に火傷の痕がある男をナミが捜していたということを掴み、それを報告した。また、聞き込みをしていた相原はナミが川上に向かったという情報を得た。で「足取りを掴みました。今度こそ確保します」と報告して恩田と相原は川上に向かった。

会長への訪問客を案内した影山。ナミは物陰からその様子を覗こうとする。尋ねてきた男は、大日重工の樋口に会社を乗っ取られそうということで、「アイツを消して下さい」と言ってスーツケースの金を見せて頼み込んだ。で、その男が帰ると、会長は影山に「何も殺すことは無いぞ。大日重工には手を引け、と脅すだけで良いぞ」と指示を出す。で、「承知しました」と影山。が、ナミは襖越しに話しを聴いていたことがばれてしまい、影山に羽交い締めにされ「ここで何していた」と責められる。これに会長が「誰だ?」と尋ねる。「3日前に雇ったつばきです」と答える影山。ナミは会長を睨みつける。その目を見た会長は「ほ~う、いい目だ。阿修羅の目」と言う。そこに滝本がやってくる。影山は「連れて行け」と指示するが、会長が「待て」と制する。立ち上がった会長は「もう休む」と続ける。直ぐに「床の支度を」と指示する影山。会長はナミに向かって「してくれるな」と言うと「はい」と答えるナミ。会長はナミのことが気に入ったのだった。

滝本でさえ、会長の部屋に入るのに半年かかったが、つばきはたった3日でそれをやってしまった、ということで感心する影山だった。

会長の寝室、床についた会長。ナミが側にやってくる。会長は心臓が悪いということをナミに言う。更に「寒い」とも言う。するとナミは会長に蒲団を掛ける。「襟巻きも」と言う会長の言葉に、側にあった襟巻きを手にして会長の首に巻くナミ。で、会長に手を握られ、会長の手をじっと見る。で、ここには小指を失った男手に火傷を負った男たちがいるることを口にする。で、ナミは両親を殺したあの時の情景が浮かび、激しい阿修羅の目を見せる。

「薬をくれ」会長の言葉に我に返ったナミは「はい」と言って薬の袋を快調に手渡す。「水も」と言う会長に、水差しからコップに注いで、それを会長に渡すナミ。が、会長はそのコップをナミに返そうとして「口移しでくれ」と言う。ためらうナミに「出来ないか?」と言う会長。で、コップを受け取ったナミは口に水を入れると、口移しで会長に水を飲ませた。

会長の部屋から出てきたナミに、滝本が接近して「何してたの?」と問う。「今日はもういいそうです」と答えたナミは立ち去ろうとするが、滝本がそれを止めると「ちょっと気に入られたからって図に乗らないでよ」と言う。(嫉妬が始まりました...)

夜が明けた。恩田と相原は団地のある一室の前にいた。そこは手に火傷のある男・鈴木の自宅だった。すると近所の女が「鈴木さんのお知り合い?」と声をかける。で、「鈴木さん、何処行ったか知りません?」と恩田は尋ねる。が「知る訳ないわよ、こんな人」と捨て台詞。すると恩田はナミの写真を見せて「この女、見たことないですか?」と尋ねる。これに「何日か前、尋ねてきたわよ」と答える。で、ナミの行方が川の上(=天童の屋敷)だと知った。

手に火傷のある男がタバコを吹かしながら自宅に帰ってきた。恩田と相原がそれに気づくと軽く会釈して挨拶をする。それに応えた男だったが、タバコを投げ捨てると突然走って逃げ始めた。で、恩田と相原は追いかける。

二人をまいた鈴木は木陰でホッとするが、背後から犬神が襲い、羽交い締めにした。「久しぶり」と言った犬神はそのまま鈴木を引きずっていくと殺害した。

天童の屋敷、会長はナミを愛人として愛撫していた。が、医者・南口が来たと影山の声がする。南口医師を呼びに以降とした名もだったが、会長が引き留めた。そしてナミが鈴木のことを聞き出そうとしていて、今日も出来なかったと口にする。(会長は、ナミが見せる阿修羅の目から目抜いていました。)で「お前、あの男をサソるつもりか?」「鈴木と何があったんだ?」と問うが、ナミは何も答えなかった。「言いたくなければ言わなくても良い。だが、サソるからにはそれ相応の羞恥を受けたのだろう」これにナミは「先生をお連れします」と言って会長の手をふりほどいて離れていった。

控え室で食事をしている影山と滝本が話をしている。会長はつばき(ナミ)に相当熱を上げていると言うことで、滝本に退職金のことを持ち出して「そろそろご自分の人生を考えられた方がいいんじゃないかと思いまして...」と言う。しかし滝本は「つばきなんて、ただの遊びよ」と強がりを見せるが、内心は嫉妬の炎が燃え上がっていた。

滝本はつばきを追い出す策略を始める。会長の部屋から出てきた椿に接触すると「話があるのよ二人だけで話ができないかしら...」と言う。これに少し考えてからナミは「分かりました。でしたら、後で私の部屋に来てください」とナミは言葉を返すと去っていった。

天童家にやってきた恩田と相原。が、門番の男たちと一悶着。あくまでも「鈴木という人間はここにはおりません」と突っ張ねられる。すると恩田はナミの写真を取りだして「そしたら、この女は?」と尋ねる。これに顔色が変わる門番の男だったが「帰ってください」と追い返そうとする。で、キレた恩田が門番の男に襲いかかる。

そこに「どうしました?」と影山が部下を引き連れてやってきた。「聴きたいことがあるんです」と言う恩田だったが「お答えすることは何もありません。警察、呼びましょうか?」と影山。で、相原が恩田を抑えながら退散していった。

恩田は所長にそのことを報告した。「天童」の名前を聴いた所長は「厄介なところに逃げ込まれたなぁ...」と呟くと、「そこで待機しろ」と指示を出した。恩田は「天童をご存知ですか?」と尋ねると「天童税(てんどう・みつぐ)なら、よく知ってるよ」

つばきの部屋にやってきた滝本は話を持ちかける。二人で組んで天童の財産を戴こうというのだった。第一、天童は持ってあと一年(の命)であり、最後に愛された女だけが良い思いをする。つばきは天童に気に入られている。天童は基本的に人を信用しない男だが、自分は信用されている。二人で組めば最強。待つのなら今すぐ出て行け。手を組まないのならその方があなたのため。と、つばきを口説き落とそうとする。これにナミは「どうします?会長」と口を開いた。すると「残念だよ、郁子」と天童の声がした。そして襖が開いた。すると奥に天童、手前には影山がいた。天童は「最後に愛した女がお前でなくて良かった」と言った。

滝本は天童家から追い出された。影山が「消されなかっただけでもありがたいと思ってください」と滝本に言うと、屋敷の中に戻っていった。で、滝本は「サソられた...」

天童に一本の電話が入った。それは郷田所長からの電話だった。郷田は、仕事で近くに出向く用件があり、久しぶりにご尊顔を拝しに参上したい、と告げる。で、明日訪ねるということになる。電話を切った後「久しぶりに顔が見たくなったらしい。私の顔ではないが...」と口にした天童はナミの正体にうすうす感づいていた。

天童家を追い出された滝本は鈴木の家にやってきた。で、「始末して欲しい女が...」と言って中に入っていく。が、中には犬神がいて、拉致されると、乱暴を受けることになった...(前編 了、ということで、以下は「中編」に続く)

今回の物語は、最後の物語の序章ということでしたが、両親を殺した男の側に近づくために手段を選ばないナミ、そのナミの正体を感づいているものの、愛してしまった暗黒の世界のボス、それを取り巻く人たち。これからよりハードな展開になっていきますが、古厩演出もやっぱりいい所を見せてくれます。

次回は、今回の続きの「中編」である。何と言ってもY刑務所の郷田所長とナミが顔を合わせるという所が見所ですが、ナミは天童にはいよいよ正体を口にする、恩田と相原の逆襲など、一気に物語が動きます。

 

さそり DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: アートポート
  • 発売日: 2004/10/22
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さそり 阿修羅道(前・中・後編)

最終エピソードの単体です。

さそり 阿修羅道(前・中・後編)

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さそり [文庫版:コミックセット]

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↓「阿修羅」ということで...
魅惑の仏像 阿修羅―奈良・興福寺

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白鳳の阿修羅―足で歩き続けた古代史

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  • 作者: 森 秀人
  • 出版社/メーカー: 現代企画室
  • 発売日: 1998/07
  • メディア: 単行本

SHANGHAI NOON(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は2000年の映画「シャンハイ・ヌーン」である。香港のスターであるジャッキー・チェンも1998年の「ラッシュ・アワー」でハリウッドに進出を果たして、アジアを代表するスターになっていたが、そんなジャッキーの持ち味を生かしたアクション・アドベンチャー作品である。また、ジャッキーは本作では主演の他に製作総指揮も務めている。(ウィリー・チェン、ソロン・ソと共にジャッキーを加えた3人が製作総指揮を務めた。)また、本作がヒットしたことから、続編「シャンハイ・ナイト」も後に製作された。

映画データを記しておくと。監督はトム・デイ、脚本はマイルズ・ミラーとアルフレッド・ガフの二人、撮影はダニエル・ミンデル、音楽はランディ・エデルマンである。そして出演は、ジャッキー・チェン、オーウェン・ウィルソン、ルーシー・リュー、ブランドン・メリル、ロジャー・ユアン、ザンダー・バークレイ、ユー・ロングァンたちである。

物語は、1881年、中国の紫禁城から王女・ペペ姫が誘拐される。犯人は身代金として金貨10万枚を要求し、アメリカのネバダ州カーソン・シティーでその取引が行われることになった。近衛兵のチョンは屈強な兵士と共に渡米するが、列車強盗に襲われて兵士たちとはぐれてしまう。そんなチョンは仲間に裏切られた強盗団の一人であるロイと出会い、一緒に旅を続ける羽目になるが...

ジャッキー主演作らしく、アクションとコミカルなところと、それぞれたっぷり見せてくれる楽しい作品である。また、本作のサントラ盤の方も、その楽しい世界を醸し出す音楽が良く、ジャッキー・ワールドを広げてくれる。

サントラ盤の収録曲は以下の全28曲である。『Forbidden City』『Journey Of The Imperial Guard』『A Fragile Princess』『From East To West』『A New And Grand Country』『Mountains And Streams』『Becoming A Cowboy In Carson City』『Leaving A Friend』『The Anywhere Saloon』『Say Hello To The Tribe』『Breakout At The Mission』『Getting Extremely Personal』『Bonding In Jail』『Shanghai Noon』『A Classic Gunfight』『Dinner For Three At SueSingOui』『Protecting A Princess』『Escaping Death』『Roy's Epiphany』『The Cows Help The Jailbirds』『Martial Arts』『No Secret』『The Hanging』『Buried Alive?』『Rumble On The Train』『Home On The Rangoon』『Finale』『A Fading Wish (Piano Solo)』。

本サントラ盤は豪華アーティストたちが集まったものではなく、従来からのオーソドックスなスコアを集めたサントラ盤である。が、聴いていて楽しくなるので、映画と共に楽しんでもらいたい所である。(尚、続編の「シャンハイ・ナイト」のサントラ盤は、一転して豪華アーティストたちが集った形を採っているが、ヒットした作品の続編としたらそうなってしまうのでしょうかねぇ~)

 

Shanghai Noon: Original Motion Picture Soundtrack

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  • アーティスト: Original Score
  • 出版社/メーカー: Varese
  • 発売日: 2000/06/06
  • メディア: CD

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シャンハイ・ヌーン

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2004/01/21
  • メディア: DVD

SHANGHAI BOX シャンハイ・ヌーン&ナイト ツインパック

SHANGHAI BOX シャンハイ・ヌーン&ナイト ツインパック

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2004/03/17
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