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TONI BASIL『TONI BASIL』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年に発表されたアルバムであり、前作「WORD OF MOUTH」から『Mickey』という全米No.1ヒット曲が生まれたことから、勢いに乗っていた時期に発表されたアルバムと言うことになる。といっても、本アルバムは前作の様なビッグ・ヒット曲も生まれることも無く、極平凡なポップなアルバムとして発表され、セールスの点でも、ヒットの点でもさっぱりという状況であった。今回、このアルバムを取り上げたのは、先に彼女のヒット・アルバム「WORD OF MOUTH」を取り上げたが、そのアルバムは現在では「2 in 1」という形で、本アルバムとペアになっているためである。(こういう形で売ってしまえ、というレコード会社の策略は見え見えだが、「一発屋」というイメージのある彼女を知るには、かえって良いのかも知れませんね...)

収録曲は以下の全9曲である。『Over My Head』『I Don't Hear You』『Easy For You To Say』『Suspense』『Go For The Burn』『Spacewalkin' The Dog』『Street Beat』『Best Performance』『Do You Wanna Dance』。

サウンドの方はリズミカルでいてとてもポップな聴きやすいダンス・ナンバーを中心としているが、本アルバムには前作の様にこれというナンバーがなく、小粒な曲が纏まっているという所がちょっと残念である。が、元気な所はあり、『Easy For You To Say』『Spacewalkin' The Dog』『Street Beat』『Do You Wanna Dance』という所をお薦め曲としてピックアップしておく。

本アルバムは、発表当時から評判はあまり良くなく、「あっ、そう」というような扱いで、冷遇されていたのだが、現在は彼女の最大のヒット・アルバムである「WORD OF MOUTH」と「2 in 1」になってリリースされたということで、改めて陽の光を受けることになった。(でも、「WORD OF MOUTH」は単独でリマスターしてリリースして欲しいんですけどねぇ...→それを考えたらお買い得ということになるかも...)'80'sサウンド(特に、'80's前半のダンス系音楽)がお好きな方は、とりあえずは聴いてみることをお勧めする。'80'sらしいサウンドですよ。

 

↓タイトルは違いますが、本アルバムが含まれている「2 in 1」です。

Oh Mickey

Oh Mickey

  • アーティスト: Toni Basil
  • 出版社/メーカー: Recall
  • 発売日: 2003/06/30
  • メディア: CD


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TONI BASIL『WORD OF MOUTH』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表されたアルバムであり、'80's前半のダンス・ミュージック・シーンに残る大ヒット曲『Mickey』をが収録されているアルバムでもある。この一曲によって彼女の名前は'80'sの音楽シーンに刻まれることになったが、その後も幾多のアーティストたちがこの曲をカヴァーしているということからも、人気の高い一曲と言うことが分かる。アルバムとしたら、そのヒット・シングルを中心にした元気なダンス・ミュージックを中心としたものであり、聴いていても自然と体が動いてきて元気を与えてくれる。尚、本アルバムからは大ヒット・シングルが生まれたと言うこともあって、アルバムの方もスマッシュ・ヒットとなり、1983年のBillboard年間アルバム・チャートでは100位にランクインしており、レギュラー・チャートでは最高位22位を記録している。

収録曲は以下の全9曲である。『Nobody』『Hanging Around』『Thief On The Loose』『Time After Time』『Mickey』『Little Red Book』『Be Stiff』『Space Girls』『You Gotta Problem』。

この中からは、やっぱり『Mickey』である。この曲は1週間だけだったとはいうものの、1982年の12月にBillboardのシングル・チャートでNo,1の座を獲得し、翌1983年のBillboard年間シングル・チャートでも36位にランクインする大ヒットとなった。とにかく弾けような元気で明るいノリノリの一曲であり、まさに彼女の代表曲である。(日本では、この曲のみという「一発屋」という印象が強いようですが...)

その他の曲も、テンポの良いリズミカルな曲が集まっていて、、とにかく楽しくなってくるものである。筆者のお薦め曲としては、シングル・ヒットの『Mickey』意外には『Nobody』『Little Red Book』『Be Stiff』という所をピックアップしておく。

尚、本アルバムは、1983年に発表した次作「TONI BASIL」と共に「2 in 1」という形で2枚組のCDとしてリリースされているが、これって、2枚のアルバムを1つりパッケージにまとめただけであって、それぞれのアルバムごとに別DISCに収録されているというのだから、あんまりメリットは無いと思うんですが...(まあ、こういう所はイギリスらしい企画なんですが...)

 

↓タイトルは違いますが、本アルバムが含まれている「2 in 1」です。

Oh Mickey

Oh Mickey

  • アーティスト: Toni Basil
  • 出版社/メーカー: Recall
  • 発売日: 2003/06/30
  • メディア: CD

↓大ヒット曲のリミックス・シングル

Mickey (Remixes)

Mickey (Remixes)

  • アーティスト: Toni Basil
  • 出版社/メーカー: Razor & Tie
  • 発売日: 1999/03/30
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形愛2話 [ケータイ刑事]

この記事が本Blogで通算3000本目の記事となりました。そういう区切りとなる記事としたら、やっぱりこのカテゴリーの記事を持って来るのが相応しいでしょう...(^O^)


本放送からかれこれ4年半が経過している「銭形愛」であるが、各話しっかりと記していきます。今回は第2話ということになり、その物語は「死者からの伝言 ~天才物理学者殺人事件」である。この物語から、後のシリーズに共通するフォーマットが登場するようになりました。(エンディングのサブタイトルに「」というもの)が、ストーリーの方は色々と凝った演出が見られ、そこもまた面白いところである。それでは本編に行きます。

公園で物理のノートを手にしている愛ちゃんだが、「チンプンカンプン...」と言ってお手上げ状態。そこに「警視庁から入電中!」と携帯に入電が入り、「事件発生、直ちに現場に急行せよ」というメールを見て「事件だ。ラッキー!」と言って笑顔になった愛ちゃんは現場に向かった。(勉強は苦手な愛ちゃんですが、事件を喜んではいけません)事件は、日本物理学研究所で殺人事件。被害者は伊澤三四郎(いざわ・さんしろう)、49歳、過去3度ノーベル賞候補に名が上がった天才物理学者。室内に荒らされた痕跡は無く怨恨による殺しと断定、と入電が教えてくれる。

現場に到着した愛ちゃん。既に捜査は始まっていて、鑑識の人間も作業をしている。(が、今回はここに柴田さんはいません。でも、ちゃんと登場する所はあります。)何かの臭いに気づく愛ちゃんだったが、口を開いたのは「五代さんだ」と言う言葉。五代さんも捜査をしていたのだった。で、その言葉で五代さんは頭を打ち(これはお約束)、振り返って愛ちゃんの姿を見ると「何だ、またお前か」とぼやく。愛ちゃんは五代さんの側にやってきて「いいからいいから」と言って捜査を開始。いきなり「アーモンド臭い」と気づいて声に出す。で、青酸カリが使われたと気づく。(まだ「ウラリ」は出てきません。)死亡推定時刻を尋ねると「午前零時、遅くても3時だ」と五代さん。ということで殺されてから7時間以上が経過していた。また、伊澤の左手の側にある電卓には「30」と表示されていた。

で、事件について推理しようとする愛ちゃんだったが、五代さんが「帰れ、今回はもうお前の出る幕は無いんだよ」と告げる。理由を尋ねる愛ちゃんに「犯人はこの五代潤の名推理によって特定されているからだよ」と胸を張って言う五代さん。犯人は被害者の妻である伊澤未央子(いざわ・みおこ)として、連行しようとしている所だった。で、「お前がここにいる必要は無い」と再度愛ちゃんを追い返そうとする五代さん。愛ちゃんは「お願い、一つだけ教えて」と言って、未央子が犯人だと分かった理由を尋ねる。これに「香水の残り香だよ」と五代さん。あの部屋にと女物の香水の匂いが漂っていた。で、その香水は未央子が愛用している香水・マリールージュと一致したので、未央子を犯人と断定したのだった。

愛ちゃんは再び事件の部屋に入り、その香水の臭いを確認する。五代さんは更に説明する。昨夜、未央子が車で出掛け、明け方4時過ぎに帰ってきたのを近隣の住人が目撃していたのだった。で、愛ちゃんを「はいはい、ご苦労様でした」と言ってつまみ出す五代さん。愛ちゃんは「い~だ、アホ!」(これが可愛い!)

そうしていると、立入禁止の事件現場に入ってこようとする男がいて、警官がそれを制止していた。男は被害者の教え子で山口高明(やまぐち・たかあき)であり、担架に乗せられて運ばれている伊澤の遺体に駆け寄り「先生、どうしてこんなことに...」と涙を見せる。その様子を見ていた愛ちゃんは、山口に話を聞く。

山口は那覇大学の大学院の学生で、この春、そこに進学するまで伊澤にずっと指導してもらっていたのだった。シンポジウムで今朝久しぶりに上京して伊澤に会えるのを楽しみにしていたということだった。で、再び涙ぐむ山口だったが、何度もくしゃみをする。愛ちゃんはポケットティッシュを取り出して山口に渡す。(優しい所もある愛ちゃんです。)また、伊澤が結婚したのは山口が沖縄に言ってからであり、未央子のことはよく知らないと言う山口。愛ちゃんはその話を聴いて「匂う、悪の香り

警視庁に連行された未央子は取り調べを受けていた。「証拠は揃っているんですよ。言い逃れをしようとしても無理ですよ」と五代さんは未央子に言うが「やってないもんはやってない」と犯行を否定する未央子。で、やりとりが繰り返されている所に、カツ丼を持った割烹着姿に牛乳瓶の瓶底メガネの女性がやってきた。(カツ丼とお箸を置いていくと何も言わずに出て行きました。)で、五代さんを誘惑するように犯行を否定する未央子だったが、五代さんは受け付けない。で、未央子は諦めてカツ丼を食べようとして蓋を取るが、そこに五代さんがくしゃみをした。で、怒って箸を置く未央子。すると「新しいのと取り替えてあげようか」と瓶底メガネの女性が言う。で、メガネを外すと、それはちゃんだった。

五代さんを廊下に連れ出して愛ちゃんは伊澤に関する話を聞く。が、伊澤は「三四六の定理」を発表して物理学の常識を根底から覆した天才ということで、五代さんは伊澤の人間関係については全く疑うことをしなかった。愛ちゃんは「三四六の定理って何ですか?」と尋ねるが、五代さんも「さあ?」と首を捻るだけ。で、柴田さんが登場して「現実の世界と…」説明し始めるが、愛ちゃんが遮って「もう良いですよ...」(→やっぱり柴田さんは常人が知らないことは何でも知っています。)五代さんは「三四六がどうして付いたかは知っている」ということで、三四郎という名前から来ていることを説明する。また、伊澤は数字をこよなく愛していて「346」は彼のラッキーナンバーことで、住んでいる所は郵便番号346・埼玉県久喜市、…と色々と語り、保険金は奥さんの名前にちなんで3億500万円(未央子(みおこ)→305)と、何かと数字に拘っていることを語る。愛ちゃんは「要するに語呂合わせが好きなんだ...」と呟くが、五代さんがこれに閃いた。

再び事件現場に行った五代さんと愛ちゃん。机の上の「30」と表示されている電卓を手にすると「どうやら、完璧な証拠を掴むことが出来たようだ」と呟いた。伊澤は死ぬ前に犯人の名前・未央子を電卓に打ち込もうとしたものの、最後の「5」を押すところで絶命した。(だから電卓には「30」と表示されていた。)ということで愛ちゃんの手を取って「どうだ。これこそ完璧な推理だろう」と自画自賛する。これに愛ちゃんは「五代さん、手、痛い」→それだけ五代さんは力が入っていました。が、愛ちゃんは携帯を取りだして、事件について考え始める。

五代さんは自信たっぷりでいて、余裕を見せてソファに腰を下ろすが、くしゃみの連発を始める。また、愛ちゃんには「別の奴が真犯人だったら、お前の言うこと、何でも聴いてやるよ」と言うが、愛ちゃんは相手にしないでずっと考えている。で、「何とか言ったらどうなんだよ」と怒って言う五代さんだったが、くしゃみの連発は止まらない。で、愛ちゃんも「くしゃみ、凄くないですか?」と心配げに言う。これに「夕方から急に目の回りかゆくなってな...」と言う。すかさず「花粉アレルギーだ」と愛ちゃん。が、五代さんは「無知だな。花粉アレルギーは春先と決まっているんだよ」(この物語のBS-iでの本放送は2002/10/13、つまりでした。)と言って風邪だと決めつけた。で、愛ちゃんが五代さんのおでこに手を当ててみるが「熱はないみたいだし...風邪じゃないと思いますよ」と言う。(こういう所は優しい愛ちゃんです。)しかし「なれなれしく触るんじゃない!」と怒る五代さんは「取り調べに戻る」と言って立ち上がり、部屋の照明を消して出て行った。すると愛ちゃんが「えっ、ちょっと...何で電気消してくの?」ということで、(銭形姉妹に共通の)暗所恐怖症ぶりを発揮する。(こういう所があるから、銭形姉妹は愛されるキャラなんですよね~)

が、その暗闇の中、手探り状態でスイッチの所まで辿り着く間に愛ちゃんは電子蚊取り器を落としてしまい、灯りを付けるとそれを手にする。また、シグマリオンを使って花粉症について調べ、それによって笑顔になって「謎は解けたよ、ワトソンくん」(ここでAパート終了。アイキャッチは青色ベース、経過時間は15分半弱でした。(Bパートは10分半弱となります。))

翌日、電子蚊取り器に伸びる手。手は薬剤を取り外そうとしていた。そこに愛ちゃんが姿を現すと「何してるんですか?」と尋ねる。で、慌てる手。それは山口だった。彼は昨日シンポジウムは終わったが、帰る前に最後に一度先生の部屋を見ておきたくてやってきたと語る。そこに鼻にティッシュを詰めた五代さんが未央子を連れてやってくると「おい、どういうことだ?」と愛ちゃんにメールを見せて尋ねる。メールは「コンニチハ 至急、伊澤さんの研究室に来てくだサイジョウヒデキ!! PS ミオコさんも同行お願いしマスクメロン!」という文面で「愛からのお願い」というタイトルだった。→愛ちゃんも駄洒落が好きですね~(親父ギャグのセンスは五代さんと釣り合っています。)

「ふざけたメール、よこしやがって」と怒っている五代さんだったが「真犯人を教えてあげようと思って...」と愛ちゃん。そして「犯人は未央子さんじゃありません」と言う。五代さんは「良いだろう、聴くだけ聴いてやるよ」と言うとソファに腰を下ろして愛ちゃんの話を聞くことにした。

愛ちゃんの説明が始まる。真犯人は未央子に罪を着せるためにある細工をした。「これを使って」と言うと電子蚊取り器を手にする。整頓が行き届いた部屋に季節外れのものがあるのは不自然だというのである。愛ちゃんは薬剤の小瓶を外してその臭いを未央子に嗅がせる。「これ、マリールージュ...」と言う未央子。犯人は事前に殺虫液をマリールージュにすり替え、伊澤を殺害後スイッチを入れて部屋を出た。これによって何時間も一定の臭いを保つことが出来る。が、犯人は一つだけ大きな失敗をした。それはマリールージュはオードトワレ(アルコールに5~10%の香料を溶かし、水を加えた香水で、比較的軽い臭いの香水)であり、その臭いは持ってせいぜい2、3時間。ところが未明に自宅に戻ったことが確認されている未央子の残り香が4時間以上経過しているこの部屋に残っているのは逆に不自然である。

五代さんは「一体誰が犯人と言うんだ?」と尋ねる。すると愛ちゃんは「伊澤さんを殺害したのは...」と言って山口の方を見る。山口は愛ちゃんから目をそらすとゆっくりと部屋から出て行こうとした。そこに銭形ストラップが飛んできて、山口の右腕に巻き付いた。「愛の光で闇を撃つ。…」愛ちゃんの口上が始まり(今回は「その名も人呼んで銭形愛」と「人呼んで」がちゃんと入っています。)「そこらへんのギャルと一緒にすると、火傷するよ!」から「犯人はあなた、山口高明」と告げる。(犯人の名前を言う時は呼び捨てになっています。)続いて愛ちゃんは、事件の翌日と今日、山口がここに来たのは殺虫ボトルを回収したかったからと言う。が、山口は「先ほどからおっしゃられていることがよく分かりません」と惚ける。そして、沖縄から出てきたのは事件の発生後だということを主張する。しかし愛ちゃんは「そんなの、目撃証言さえ出てこなければ何とでも嘘はつけます」と切り捨てる。すると「この部屋にだって、今初めて入った」と言う山口。これには「いいえ、あなたはもっと前にこの研究室に来ていた。証拠はそのくしゃみ」と言うと、ストラップを引いて回収した。

続いて「山口さん、あなた、花粉アレルギーですよね」と切り出す。が、これには五代さんが「花粉?だからそれ時期が違うって...」と否定しようとする。すかさず「秋だってあります」と言って、窓を開けてブタクサがその原因だと言う愛ちゃん。五代さんは昨日の朝からこの部屋にいて夕方遅くに症状が出た。一方、山口はこの研究室に来た時に既に花粉にやられていた。これは前の晩にこの研究室に来ていたためで、やたらと大泣きしていたのは花粉症を誤魔化すため、と愛ちゃん。更に、沖縄にはアレルギーとなる草が生えていないのは確認済。で「観念しなさい」と言う愛ちゃん。で少し間をおいてから山口は「まさかバレちまうとはな...そうさ、殺ったのは俺だよ」と犯行を認めた。そして動機を語る山口。殺人の動機は、山口が発見して論文にまとめようとしていた定理(「三四六の定理」)をそっくりそのまま自分の名前で学会に発表した。しかも自分を遠ざけるために沖縄の大学院に入れさせた。ということで、せめて謝罪の言葉を聞きたいと思って話をしたが、伊澤は全く聞き入れなかった。で、殺すことを決意したのだった。

すると五代さんが「やっぱり俺が思った通りだ」と言ってから、山口を逮捕した。で、連行していこうとするが、山口が愛ちゃんに「何故、俺だと分かった?」と尋ねる。すると「伊澤さんは電卓にダイイング・メッセージを残していたんです」と答える愛ちゃん。五代さんは「電卓の数字は「み・お・こ」だろう」と言うが、愛ちゃんは「伊澤さんは電卓をこういう風に指さして事切れていたんです」と言って「30」と表示している電卓を横にして(十の位を上)「これ、何と読めますか?」と言う。で、電卓を見る山口と五代さんはそれぞれ気がついた。漢字で「山口」と読めるのでした。

そんなところに、未央子に新車が届けられた。それは伊澤からの最後のプレゼントになった。そのナンバープレートは「品川500 て 305」(みおこ)だった。(でも、数字に拘る伊澤の住んでいるところは久喜ということで、普通に考えたら「大宮」ナンバーじゃないの?→研究所の所在地は品川ナンバーのエリア内ということで、そちらにして購入したのかも知れませんが...)

事件解決後、警視庁の取調室。五代さんは物理の問題集を前にして「何で俺がこんなことやんなきゃいけないんだよ」と文句を言っている。愛ちゃんはパフェを食べながら笑顔で「だって五代さん、私の言うこと何でも聴いてくれるって言ったでしょう」と約束は忘れていませんでした。で「さっさとやる!」と言う愛ちゃん。しかし五代さんも五代さんで、携帯に着信があったふりをして電話に出ると、長さんからの飲み会の誘いということで、「直ぐに急行します」と言って逃げていきました。(画面には「天才物理学者殺人事件」と出て「」と付いて、ここからこのフォーマットが始まりました。)

物語の方は、2話ということで、愛ちゃんと五代さんはまだ正式にコンビは組んではいないが、腐れ縁というものは運命なんですね、愛ちゃんからは逃げられなくなっている五代さんでした。(「ケー刑事」における最初の黄金コンビも、まだ凸凹コンビでした。)そして、チラッとだけとは言うものの、柴田さんもマニアックなキャラクターということでしっかりと登場していて、シリーズの基本形がここに揃うと言うことになりました。

ところで、花粉症に関しては「・1st.11話」の所でも記している(その記事はここをクリックして下さい)が、春のスギやヒノキ、初夏のオオアワガエリ、秋のブタクサ、ヨモギ、更にはイネなども原因となります。日本では「スギ」花粉症が一番多いが、アメリカでは「ブタクサ」花粉症が一番多い。またブタクサは北米原産の帰化植物であり、都会の荒地に多く群生している菊科の植物です。で、五代さんがブタクサの花粉症ということは、「・1st.11話」にもしっかりと活かされています。

次回は第3話「死んだ魚の謎 ~美人作家付き人殺人事件」ですが、ポイントは「魚の死亡推定時刻」です。また、「舞」以降、ネタとしていくつかの取り方がある「ケー刑事」です、BS-i本放送当時にはタイムリーなネタだったものの、それから4年半も経過していたら、それがネタだったことも分からなくなっていますね...(笑)→逆に「ケータイ刑事」の方が人気を得て長いシリーズになったということ、考えてみれば面白いところです。

で、ゲストは有森也実さんですが、その有森さんと同じ事務所には岩田さゆりさんがいます。6代目が岩田さんだったら、有森さんのシリーズ再登場も期待できますかね?(「東京ラブストーリー」のネタでもやってもらいたい...)→そうでなくても「あなたを殺して私も死ぬ!」と言う有森さんの台詞は絶品ですから、見てみたいものです。

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/05/22
  • メディア: DVD

↓泪・11話はこちらです。

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

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  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD

↓「三四六の定理」ってこう言うのと関係するのかしら?

ピタゴラスの定理でわかる相対性理論 時空の謎を解く双曲幾何

ピタゴラスの定理でわかる相対性理論 時空の謎を解く双曲幾何

  • 作者: 見城 尚志, 佐野 茂
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2006/10/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

量子と実在―不確定性原理からベルの定理へ

  • 作者: ニック ハーバート
  • 出版社/メーカー: 白揚社
  • 発売日: 1990/11
  • メディア: 単行本

グロタンディク空間と核定理 (1981年)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 上智大学数学教室
  • 発売日: 1981/02
  • メディア: -

無限次元空間の測度〈上〉拡張定理 (1978年)

  • 作者: 山崎 泰郎
  • 出版社/メーカー: 紀伊国屋書店
  • 発売日: 1978/05
  • メディア: -

↓花粉症ということで

自力整体で花粉症に勝つ!―代謝をよくして、体質改善!!

自力整体で花粉症に勝つ!―代謝をよくして、体質改善!!

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: インデックス・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2007/02
  • メディア: 単行本

花粉症の科学

花粉症の科学

  • 作者: 斎藤 洋三, 村山 貢司, 井手 武
  • 出版社/メーカー: 化学同人
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 単行本

花粉症の長期戦略と短期療法

花粉症の長期戦略と短期療法

  • 作者: 山西 敏朗
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2005/02
  • メディア: 文庫

花粉症の自然療法

花粉症の自然療法

  • 作者: 山下 明男
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2001/12
  • メディア: 単行本

スギ花粉症の治療―初期療法

スギ花粉症の治療―初期療法

  • 作者: 馬場 廣太郎
  • 出版社/メーカー: ライフサイエンス
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 単行本

花粉症の自然療法

花粉症の自然療法

  • 作者: 山下 明男
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2005/02
  • メディア: 単行本

ビフィズス菌パワーで改善する花粉症

ビフィズス菌パワーで改善する花粉症

  • 作者: 弁野 義己
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/01
  • メディア: 単行本

名医のわかりやすい花粉症・アレルギー性鼻炎

名医のわかりやすい花粉症・アレルギー性鼻炎

  • 作者: 今井 透
  • 出版社/メーカー: 同文書院
  • 発売日: 2005/02
  • メディア: 単行本

↓香水ということで

香水(フレグランス)図鑑 (2006年度版)

香水(フレグランス)図鑑 (2006年度版)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学研
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: ムック

最新版 香水の教科書―愛されるための109のテキスト

最新版 香水の教科書―愛されるための109のテキスト

  • 作者: 榎本 雄作
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2004/04
  • メディア: 単行本

香水パーフェクトブック (2006年度版)

香水パーフェクトブック (2006年度版)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 英知出版
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 大型本

マイ・フレグランス―やさしいオリジナル香水のつくりかた

マイ・フレグランス―やさしいオリジナル香水のつくりかた

  • 作者: 立川 一義, 佐野 孝太
  • 出版社/メーカー: フレグランスジャーナル社
  • 発売日: 2003/02
  • メディア: 単行本

↓こういうものもあれば便利です。

携帯蚊取り器セット FX-9006A

携帯蚊取り器セット FX-9006A

  • 出版社/メーカー: 村の鍛冶屋
  • メディア: ホーム&キッチン

超音波で蚊をよせつけない! モスキートキラー&LEDライト KE-52

超音波で蚊をよせつけない! モスキートキラー&LEDライト KE-52

  • 出版社/メーカー: コンテック
  • メディア: ホーム&キッチン

携帯蚊取り器  FX-9009

携帯蚊取り器 FX-9009

  • 出版社/メーカー: 村の鍛冶屋
  • メディア: ホーム&キッチン


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TOTO『THE SEVENTH ONE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1988年に発表された彼らの7枚目のアルバムであり、TOTOとして活動を初めて10周年となる記念盤という意味合いも持つアルバムである。傑作「TOTO IV」でグラミー賞を受賞して頂点を極めた彼らだったが、そこからメンバー・チェンジなどのゴタゴタが起こり、特にリードボーカルの相次ぐ交代があったが、久しぶりに質の高いアルバムを発表することになった。本アルバムではそのボーカルは3代目のジョゼフ・ウィリアムス(前作からボーカルです。)である。ジェフ.P.やS.ルカサーも実力を発揮していて、その個性が高いレベルで甘く融合している。セールス的には伸びなかったが、サウンドの方は「TOTO IV」を思わせるものであり、存在感を示すことになった。(が、この後、ジョゼフも脱退してしまい、バンドとしてはポーカロ兄弟の色が一段と濃くなっていくが、ジェフが亡くなってしまったので...)ということで、あのTOTOサウンドが聴くことが出来るアルバムとしたら、実質的には最後のアルバムと言ってもいいアルバムでもある。

収録曲は以下の全11曲である。『Pamela』『You Got Me』『Anna』『Stop Loving You』『Mushanga』『Stay Away』『Straight From The Heart』『Only The Children』『Thousand Years』『These Chains』『Home Of The Brave』。

本アルバムからは『Pamela』がシングル・カットされて、Billboardのシングル・チャートで最高位22位を記録したが、年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない。が、ミディアム・テンポの彼ららしい一曲である。が、本アルバムには人気の高い『Home Of The Brave』が断然お薦めである。その他、筆者としては『Stop Loving You』『Mushanga』『Straight From The Heart』『Only The Children』という所をお薦めする。(特に、ギターがお好きな方には『Mushanga』を...)

TOTOと言えば、「TOTO」「TOTO IV」「HYDRA」という名盤があるが、本アルバムはそれらに並ぶ傑作であり、忘れてはならない一枚である。(結局、最後の大花火のような感じになってしまいましたが...)TOTOサウンドをたっぷりと堪能しましょう!

 

The Seventh One

The Seventh One

  • アーティスト: Toto
  • 出版社/メーカー: Columbia
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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