「スーパー・ジャイアンツ」(その4) [映画(邦画)]
懐かしの邦画ヒーロー第3弾の「スーパー・ジャイアンツ」も今回が最後である。今回は1958年から1959年に公開されたシリーズ第7作目から最終作の第9作までについて述べる。
第7作以降は、これまでの6作と違って、1本が1つの物語として完結する構成(前作までは前後編ということで2本1組で1話という構成)になっている。しかも、時間の方は1時間に満たない作品となり、ちょっとスケールダウンした感は否めない。共通事項としては、新東宝の制作による白黒作品ということである。
まずはシリーズ第7作「スーパー・ジャイアンツ/宇宙怪人出現」から
映画データを記しておくと、1958/4/29に封切りになった45分の作品であり、監督は三輪彰、脚本は三輪彰と宮川一郎、撮影は鈴木博、音楽は石松晃である。そして出演は、宇津井健、田原知佐子、中村彰、勝間典子、浅見比呂志、小倉繁、大谷友彦、阿部誠、川部修詩、国方伝、真木裕、村山京司、志摩竜二、大江満彦、宗方裕二、高松政雄、鈴木義十郎たちである。
これまで6作全ての監督を務めていた石井輝男監督に代わって、これが初監督作品となる三輪彰が監督を務めたというのが今までと一番異なるポイントである。物語は、日本征服を企む世界暗黒党の党首・黒川博士が、宇宙怪人を使って東京を恐怖のどん底に叩き落とそうとする。それにスーパー・ジャイアンツが立ち向かっていくという物語である。「宇宙怪獣」が登場するとは言っても、「日本制服」というように敵がスケールダウンしている所がちょっと寂しくなってしまう。(やっぱりこういう場合は「世界征服」と言って貰いたいところである。)
続いてシリーズ第8作「続スーパー・ジャイアンツ(第8部)/悪魔の化身」
この作品から、タイトルに「続」という文字が入ったが、前作から11ヶ月ぶりの新作ということで、間に結構長い時間があり、これまでの作品があるよ、という意味があるのでしょうね。
本作の映画データを記しておくと、1959/3/27に封切りになった57分の白黒作品である。監督は赤坂長義、脚本は宮川一郎、撮影は岡田公直、音楽は長瀬貞夫である。そして出演は、宇津井健、瀬戸麗子、明日香実、大谷友彦、宮田文子、大江満彦、村山京司、原田一雄、柳泰雄、松井巌、山根恵子、青木エミ、天草博子、中西博樹、岡竜弘、松方信、畑爽、荒井八重子、山岡正義、宗敏彦、曙三四郎、高橋良一郎、筑波二郎、小沼和雄、和田国雄、谷英才、川瀬光夫、正木正たちである。
物語は、地球滅亡を企む狂気の科学者が今回の敵であり、細菌兵器を使ってそれを実行しようとする。それに立ち向かっていくのが我らのスーパー・ジャイアンツ、という物語である。生理学研究所の大川博士は、ウル・バイシンという強い毒性を持つ細菌を発明した。そそしこの細菌を使って地球滅亡を企らむ博士。スーパー・ジャイアンツは、そんな大川博士の野望を知ると、山中にある秘密工場に乗り込み、その計画を潰すために立ち向かう...
「細菌兵器」を使うという発想はとても良いんですけど、「地球滅亡」を叫ぶわりには考えが抜けている所もあって...
最後はシリーズ第9作(最終作)の「続スーパー・ジャイアンツ(第9部)/毒蛾王国」
この作品は1959/4/24に封切りになっているが、前作からは約一ヶ月後の公開であった。勿論、新東宝の白黒作品であり、時間は57分である。映画データを記しておくと、監督は赤坂長義、脚本は宮川一郎、撮影は岡田公直、音楽は長瀬貞夫である。また出演は、宇津井健、星輝美、御木本伸介、大原譲二、西朱実、川部修詞、ユセフ・トルコ、千葉徹、倉橋宏明、原聖二、中原栞、加藤章、山口多賀志、水上恵子、茂呂弘、上野綾子、宗敏彦、曙三四郎たちである。
物語は、ピアス王国の皇太子を暗殺するために、謎の革命団が暗躍していた。そんな中、エンゼル学園の文雄とみち子が偶然にも謎の革命団の本拠地を発見してしまった。(偶然とは言っても、そんな簡単に見つかって良いのでしょうか?)そのため二人は革命団に捕らえられてしまった。で、スーパー・ジャイアンツの登場で、捕らえられた二人と皇太子を守ることが出来るのか?というものである。
今回述べた3作品は、いずれもが1時間弱の作品ということで、スケールは今までよりも小さくなったものの、見る方とすればとても見やすいものになっている。しかし、製作から50年近くが経過しているということで、その時間による人間社会と技術の発展によって現代社会を知っているということで劇中の社会が前時代的な奇妙な世界に感じてしまう。まあ、これは仕方ないことであるが、それに目をつぶれば、なかなか面白いところがある。また、CGだ、特撮だ、という技術の進歩によって、リアルな映像が得られるようになった現在であるが、本作ではそういうリアルな映像はないが、手作りの暖かさを感じることが出来、微笑ましく感じてしまう。(→技術に頼っていても良い作品は出来ないということを東○は気づいていないのでしょうかねぇ?今年はレベルが低すぎるだけに...)
古き良き時代の作品ということで、全作とは言わないが、一度は見てもらいたい作品である。
↓今回の3作品はこれ1枚に収録されています。
↓こういうものもあります。
THE JACKAL(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]
表題の作品は1997年の映画「ジャッカル」である。この作品は、1973年の映画「ジャッカルの日」(原題:THE DAY OF THE JACKAL、フレデリック・フォーサイス原作、フレッド・ジンネマン監督、エドワード・フォックス主演作品)を現代に置き換えて、大胆に翻案した物語であり、ジャッカルと呼ばれる謎の殺し屋と獄中にいた元IRA幹部で凄腕の殺し屋・デクランの壮絶な死闘を描いたアクション・サスペンスである。
映画データを記しておくと、監督はマイケル・ケイトン・ジョーンズ、脚本はチャック・ファーラー、撮影はカール・ウォルター・リンデンローブ、音楽はカーター・バーウェルである。そして出演は、ブルース・ウィリス、リチャード・ギア、シドニー・ポワチエ、ダイアン・ヴェノーラ、マチルダ・メイ、J・K・シモンズ、ジャック・ブラック、リチャード・ラインバック、テス・ハーパー、スティーヴン・スピネラ、ソフィー・オコネドー、ラリー・キングたちである。
物語は、ロシア・チェチェンのマフィアのボスがロシア情報局とアメリカ連邦捜査局によって頃連れた弟の復讐のために、謎の殺し屋・ジャッカルを雇って要人の暗殺を依頼した。ジャッカルが動き出したという情報を掴んだFBIは、現在は獄中にいる元IRAの幹部であり、凄腕の殺し屋であるデクランに、釈放を条件に捜査協力を要請した。ジャッカルのターゲットが誰なのかが分からないまま行動を開始するデクラン。こうして二人の殺し屋の戦いの火ぶたが切って落とされた...
ブルース・ウィリスとリチャード・ギアという二大スターの迫力ある追いつ追われつの死闘は見所満載である。また、ジャッカルが使うハイテク兵器も見所の一つである。(だが、本作製作から10年という時間が流れたことで、本作ではハイテク兵器だったものも、現在では誰もが手軽に使えるものになったものもあり、技術の進歩の早さを伺い知ることになります。)
また、本作はサントラ盤にもちょっと注目です。豪華アーティストたちが結集したオムニバス盤という形のもので、映画のサントラという面影がないのだが、'90's後半のロック・シーンを上手く表現したアルバムになっている。
そのサントラ盤に収録されているのは、以下の全16曲である。『Going Out Of My Head』『Poison』『Suerpredators (Metal Postcard)』『Star』『Swallowed [Goldie/Toasted On Both Sides Mix]』『Joyful Girl [Peace And Love Mix]』『Shining』『It's Over, It's Under』『Get Higher』『Sunray2』『Shineaway』『Red Tape』『Toothache [Chemical Brothers Mix]』『Leave You Far Behind』『Raw Power』『Demons Theme』。
音楽(特にロック)ファンにとっては注目の一枚であるが、本作の映画の方に注目という方は敬遠というのもあるでしょうね。ただ、この時期になると、こういうオムニバス形式のサントラ盤では後の世に通用しないということが次第に明らかになってきて、苦労をしているのも分かってしまいます。でも、ご機嫌なサウンドが詰まっているということでは悪くはないのですけどね...
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ゲキレンジャー#13 [特撮]
今回は、(一応)新キャラの登場の物語。それでなくても存在感の薄いゲキレン・メンバーであるだけに、ますます霞んでいっている。(このままだったら、ゲキレン・メンバーが増えても減っても、または交代が合っても気づかなかったりして...)で、今回のBGMは、新キャラ・バット・リーのモデルであるジェット・リー主演の大作映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」のサントラ盤「黄飛鴻」としました。(もう、実に簡単に済ませてしまいます。)
新たなキャラは第三の師匠・コウモリ。それがバット・リーと言うんだから、もう何も言う必要はないですよね。で、「少林寺」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」「ロミオ・マスト・ダイ」等、いくらでもネタはあります。(また、中国全国武術大会で5度の総合優勝を経験しているので、そこからのキャラが「師」というのも分かります。)それから、一応「バットマン」のことも頭にあるのでしょう。でも「黄金バット」というヒーローもいました。
でも、カタにも親衛隊としてラスカとルーツが登場ということで、今後、理央&メレとの間で起こるアクガタのドラマに対して、まずはしっかりとキャラの頭数を揃えていますね。(鴉は分かるが鶴までもが悪側というのはちょっと珍しい...)→益々本作の主役は理央&メレになっていきそう。
バレエを見に行って、そこで高いびきのジャン。彼にしたらそうなんでしょうが、そんなことをしているとたたき出されたも文句は言えません。が、他の客から文句が出なかったということは、スクラッチが協賛企業とでもなっている公演なんでしょうね。第一、猫がいるのに全く気にしていな観客。普通はもっと驚くでしょうが...
今回は形の上では新キャラ登場の物語であるが、新武装を登場させるための前後編の前編である。ということで、見せ場も殆ど無く、実に眠い物語でした。一応、メレの「理央様命!」のラブラブ姿勢と理央の目的意識をしっかり持って修行に励もうという所がしっかりとありましたが、それ以外は何もない物語でした。(こんな状況ならば「ゲキレン」からも離脱するかも... それでなくても7/8からのこの枠に関しては視聴を1日以上遅らせないと、あの作品の陰となってしまって忘れてしまうかも知れない。それだけ今年のヒーローには魅力が薄い...)
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ 天地風雲
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- 発売日: 2003/07/24
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レジェンド・オブ・カンフー・ヒーロー/ジェット・リー DVD-BOX 2
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2003/08/29
- メディア: DVD
↓これぐらいは入れておかないと、この記事は「ゲキレンジャー」とは思えなくなりますね...
- アーティスト: TVサントラ, 鈴木裕樹, 福井未菜, 高木万平, 荒木宏文, 平田裕香, 谷本貴義, ヤング・フレッシュ
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2007/05/23
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恋する日曜日・3rd.19話「アダルトな恋」 [ドラマ]
今回の物語は「アダルトな恋」という物語で、テーマ曲は「北斗の拳」から『愛をとりもどせ』です。が、何と言ってもこの物語の主演は佐藤二朗さんということで、最初から、「恋日」をどれだけかき乱してくれるのか、そちらの期待が大きかったのですが、やっぱりジローさん、派手にやってくれました。(脚本もジローさんですから、完全にジロー・ワールドとなりました。)ということで、今回の物語は「恋日・3rd.」に限らず、これまでの「恋日」の中でも完全な怪作となりました。形の上で、物語の中にしっかりと「恋」を持ってきているものの、あまりにもその要素は薄く、これは「恋日」ではなく、全く独立した作品と言った方がいいでしょうね。(→「恋する日曜日」ではなく「恋するジロー」として全く別作品ということで、BS-i制作作品の宣伝プロモとしても通用するかと思います。)
また、今回は、BS-i製作作品が多数出てきていて、「ケー刑事」や「恋日」はその映像も流れていました。ということで、銭形ーズ五人衆(尚、芽以さん、真希ちゃん、夏帆ポン、早織ちゃんは「ケー刑事」と「恋日」の両方)は隠れ出演と扱っても良いような物語でした。
ということなので、今回は、物語を追っていくという形は放棄します。劇中に登場した多数の作品をピックアップすることを中心とします。(この物語の筋を追っていくとすれば、とんでもないことになるのは確実ですから... とにかく、この物語は実際に見て楽しむべきものだと判断します。(しかも、物語を追っていくのに1回、散りばめられたネタ、登場作品を捜すのに数回は見て楽しめます。)
尚、今回から提供のDoCoMoの所のテロップが、星マークに「2.0」という新しいマークを使ったものに変わりました。(OPの方は、色の関係もあって邪魔に感じますが、EDの方はテロップの占める面積が小さくなったと言うことで、いくらか良くなったように感じました。→再放送時のように、これがないのがベストですが、民放ですから仕方ありません...)
それでは、(一応)本編へ行きます。(最初に、物語の大筋を簡単に記しておきます。)
五十嵐富夫(いがらし・とみお)東京大学を卒業後、弁護士になるために超難関の司法試験を毎年受け続ける執念の男である。何故、毎年受け続けるのか。それは毎年滑り続けているからだ。つまり、司法浪人、司法浪人12年目、34歳、独身、親と同居。(と独白。)で、レンタルビデオ店(店名はレンタ百烈拳)でアルバイト12年という男であった。そんな彼の趣味は、お店にやってくる客の人間観察であった。で「レンタル店にアダルト・コーナーある限り、この店内は喜び、悲しみ、そして愛と憎悪と欲望の駆け引きがうごめく修羅場の戦場、人間模様の縮図、錯綜地帯」と言っている。で、そんな五十嵐がお客の人間観察(アダルト・ビデオを借りるかどうかということが主眼である。)をする、という物語である。
※富夫という名前は、「銭形雷・1st.」で、東大卒の岡野富夫警部補(当時、「M2」で警部に昇進)という所から来ているのでしょうね~
そんな富夫には、マイ・スイート・エンジェルと呼ぶ大好きな斉藤美奈(さいとう・なみ)がいた。その美奈の本職は売れないシナリオ・ライターであり、シナリオだけでは食べていけないのでこの店でアルバイトをしていた。で、その美奈が出勤してきてカウンターの中に入ったことから、客のアダルト・ビデオのレンタルは急激にその難易度を増すことになった。客たちは、アダルト・ビデオを借りようとしていろいろな手に出るが、その様子を観察しながら楽しんでいる五十嵐。それを五十嵐の視点から描いた物語になっていて、ハチャメチャな展開で物語が進んでいく。
「恋日」ですから、「恋」という部分が当然出てくるが、この点では実にシンプルな物語で、今回は「恋」というものは蚊帳の外というものである。念のために、この視点で物語を記してみると、五十嵐は憧れの美奈と映画(真希ちゃん主演の「恋する日曜日 私。恋した」(6/9から公開になります。))に行こうと誘うが断られてしまう。が、また誘うチャンスがあるとして執念を見せていた。そんな中、美奈から「明日、行きます」と前言を撤回する返事があり、舞い上がる五十嵐。で、映画に行く約束の日、アダルト・ビデオを借りていた客が返却にやってきたが、それを軽くあしらう五十嵐。その客は返却したアダルト作品の感想を美奈に話す。美奈はそれを詳しく尋ねる。で、その客が帰ると、美奈は映画のチケットを五十嵐に求め、その客を追いかけて映画に誘った。五十嵐には全く訳が分からなかったが、その客が返却したビデオを見ると「脚本:斉藤美奈」とあった。ということで、五十嵐の恋は完全に撃沈ということに... →ジローさんの脚本ですから、「恋」の物語ということを期待したらいけません。ドタバタのジロー・ワールドと、劇中に散りばめられたネタを探しながら楽しむ作品である。
ということで、以下は劇中にあった作品をピックアップして列挙しておきます。(順不同)一応、ポスターとモニターに映った作品は全て拾ったつもりですが、3つ目に関してはたくさんありすぎるので、劇中で名前が出たものを中心に、それ以外にいくつかという範囲にしておきます。
・店内に張られたポスターなど、宣伝グッズ関係
「ケータイ刑事THE MOVIE」「ケータイ刑事THE MOVIE2」「恋する日曜日」「恋する日曜日 私。恋した」「恋する日曜日・3rd.」「恋する日曜日 ニュータイプ」「怪談新耳袋 幽霊マンション」「怪談新耳袋 ノブヒロさん」「Girl's BOX」
・カウンターにあるモニターテレビに映った作品
「恋する日曜日(劇場版)」「恋する日曜日 私。恋した」「恋する日曜日・2nd.~恋の唄」「恋する日曜日・2nd.~魚」「恋する日曜日・2nd.~僕の森」「恋する日曜日・2nd.~夏の記憶」「ケータイ刑事銭形愛」「ケータイ刑事銭形舞」「ケータイ刑事銭形泪」「ケータイ刑事銭形零」「ケータイ刑事銭形雷」「ケータイ刑事THE MOVIE」(基本的に、その作品の宣伝ビデオです。)→銭形ーズ五人衆(宮﨑あおいさん、黒川芽以さん、堀北真希ちゃん、夏帆ポン、小出早織ちゃん)は全員映りましたが、それ以外では、水橋貴己さん、北乃きいさんという所が映っていました。(主演の名前だけピックアップしました。よって、名前を記した7人以外にも実際に映った人はいます。)→水橋さんは「さそり」「愛の道 チャイナロード」「恋日(劇場版)」の主演ということで、BS-iには大きく貢献しているので、映るのは分かりますが、何故きいちゃんの「夏の記憶」が映ったのでしょうか?→これを考えると、6代目・海ちゃんはきいちゃんが襲名するのでは?という考えが浮かびますが、きいちゃんは6/30から、この枠の裏番組(地上波)のドラマに主演することになったので、6代目襲名は無いと思うのですが...(6代目はやはりOさんだと思います。)→この期に及んで、更に罠を張る丹羽Pの戦略か...
・登場したレンタル・ビデオのタイトル(上記ポスター、モニターに映った作品は除く→上記に記した作品は全て何らかの形で出ていました。)
「怪談新耳袋(TVシリーズ)」「さそり」「恋する日曜日・1st./2nd.」「佐藤四姉妹」「さよならみどりちゃん」(以上、BS-i作品)、「雨の朝パリに死す」「黒水仙」「ローマの休日」「オズの魔法使い」「風と共に去りぬ」(以上、名前が劇中に出た作品)、その他はジャケットが映ったり、背中のタイトルが映った作品です。(数が多すぎるので、ほんの一部だけですが...)「レイダース 失われたアーク」「気狂いピエロ」「ゴースト」「戦争と平和」「十戒」「関ヶ原」「世界遺産」、他。(レンタルビデオ店ですから、多数あるのは当然です。)
今回の物語、Aパートは11分強、Bパートは15分弱でした。主題歌はラストのキャスト、スタッフの名前が出る所で流れましたが、今回はいつもと違って、出演者によるミュージカル仕立てでこの部分が描かれました。で、一番最後にいつものように「このドラマはフィクションです。ドラマのストーリーは、主題曲の作品とは一切関係ありません」と注釈テロップが出て終わりました。
今回の物語ですが、とにかくジロー・ワールド全開で、「恋日」を完全にジャックした物語でした。(「恋する日曜日」ではなく「恋するジロー」という全く別物でした。)これまで、この枠では「銭形泪・1st.4話」「銭形零・2nd.8話」がジロー・ワールドに占領された物語でしたが、今回はそれらのはるか上をいくジャックでした。
次回の物語は「30 - Thirty -」という物語で、テーマ曲は「キャッツアイ」から『CAT'S EYE』である。また、主演は有坂来瞳さんと言うことで、「恋日・2nd.14話」の「史上最大の作戦」以来2本目の「恋日」の主演と言うことになります。また、「銭形零・2nd.話」の青葉台学園初等部の依田校長先生&「恋日・ニュータイプ」の伝説の超能力者・みのるの白木みのるさん、「ウルトラマンネクサス」の川久保拓司さんの名前もあります。主演者が若い「恋日・3rd.」では、確実にその平均年齢を上げることになりますが、やはりこれぐらいの年齢の主人公の物語も必要ですね。次回予告では、まともな作品のように感じましたが、今回のジロー・ワールドの直後に次回予告を目にしたためであって、コメディ・タッチのような作品だという気がします...
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ケータイ刑事銭形雷5話[裏ネタ編] [ケータイ刑事]
BS-iの再放送枠(毎週日曜日朝10時)に合わせて書き始めた「[裏ネタ編]」。今回は第5話「小学生検事vs銭形雷 ~大学教授殺人事件」ということで、ターゲットは「多摩川ドイル」しかありません。ということで、今回はドイルくんに絞って述べることにする。尚、ドイルくんについて、少しばかりある容疑を掛けてみるが、その答えは「6代目ケータイ刑事」で解消されることになるか、ますますその疑いが濃くなるのかは今後の楽しみです。
尚、物語(内容)については、過去に記した記事の方をご覧下さい。BS-iの本放送時に記した記事は「ここをクリック(本放送)」、MBS放送時に「[改訂版]」として記したものは「ここをクリック(改訂版)」して下さい。
多摩川ドイル、11歳。法務大臣・多摩川五男(たまがわ・ごなん)を祖父に持ち、現役小学生にて検事正である。シリーズへの初登場は「銭形愛・16話」、続いて「銭形舞・11話」、そして「銭形零・2nd.11話」に登場し、「銭形雷・1st.5話」は4度目の登場と言うことになる。
尚、4シリーズに登場したキャラということでは、五代さん、柴田太郎さんと共に最多である。(登場回数は4回ですけど...)ちなみに、ここまで全5シリーズに全て登場したというキャラはいない。(強いているとしたら、銭形警視総監ということになる。)
そのドイルくん、設定上は年を取らないということになっているので、今回のドイルくんを演じるのは3代目ということになる。(舞、零の時が2代目でした。)→青りボンの愛ちゃんの時に初代、赤リボンの舞ちゃん&零ちゃんの時に2代目、再び青リボンの雷ちゃんの時に3代目ということになります。(これから考えたら、6代目は緑リボンであるから、ドイルが登場するとしたら4代目でとなる?)
これだけのことであれば、多摩川ドイルに関しては誰でも知っていることであって、「裏ネタ編」として取り上げるまでもない。ということで、ここから先は、大胆な解釈の元で、筆者の勝手な推察である。(一応、「疑惑」という形にしておきます。)
そのドイルくんに、「多摩川ドイルは腰抜け?」もしくは「多摩川ドイルは野菜が嫌い?」という2つの疑惑を投げかけることにする。が、6代目の時にドイルくんが登場しようがしまいが、この内の1つは払拭出来ても、もう1つの疑惑は強くなります。
まずは「腰抜け疑惑」について。ドイルは上述のように歴代ケー刑事の4人に挑み、いずれも敗れている。が、1人(泪ちゃん)には挑むことすらしなかったのである。(つまり、不戦敗であり、形の上では歴代5人に対して全敗となる。)では、どうして泪ちゃんには挑まなかったのか。その理由を考察することにする。
愛ちゃんと舞ちゃんに挑んで敗れたドイルくん。彼にしたら次こそは「絶対に勝つ」と考えるのは当然のことである。が、3代目は泪ちゃんということで、愛ちゃんの妹であるが、舞ちゃんの姉である。つまり、舞ちゃんより年上ということで、舞ちゃん以上に人生経験があり、しかも階級も警視正で舞ちゃんよりも上なので、警察官としての経験も舞ちゃんよりも上となる。舞ちゃんにも負けたドイルとしたら、その舞ちゃんよりもハードルが高い相手となる泪ちゃんに挑んでも、最初から敵わないと考えても不思議ではない。ドイルはそういう合理的な考えをしていますからね。(言い換えれば、小学生のドイルが、高一(舞ちゃん)の問題を解けなかったのだから、高二(泪ちゃん)の問題が解ける訳がないという考えである。)よって、泪ちゃんには挑まなかったと考えられる。これはドイルが零ちゃんに挑んだときの言葉から読み取ることも出来る。(零ちゃんのことを「味噌っかす」とバカにしましたが、これは零ちゃんが中一ということで楽勝と考えた証である。→それでも結果は●でしたけど...)つまり、負けると分かっていても挑む、という勇気ある行動に出ることが出来ず、泪ちゃんからは逃げたということで、「ドイルは腰抜け」ということになる。(挑んで負けたのならば、少なくとも「腰抜け」とは言いません。)
続いて「野菜嫌い疑惑」について。ドイルが泪ちゃんに挑まなかった別の理由を考える。(愛ちゃん、舞ちゃんと泪ちゃんの違いを考えればいい。)一番の違いは、リボンの色である。(愛ちゃんは青、舞ちゃんは赤、泪ちゃんは緑)泪ちゃんに挑まなかったというのは、実は「緑」という色がドイルの弱点だからである。で、「緑」と言えば緑黄色野菜の色ということで、それらがドイルは大嫌いということが考えられる。また、小学生が嫌いな食べ物として、ピーマン、セロリという緑黄色野菜は今も昔も変わらないので、ドイルがそれらを嫌いであっても全く不思議ではない。が、検事正ということで、そういう弱点を人には知られたくないのである。ということで、ドイルは「野菜嫌い」ということになる。
これ以外にも、ドイルは泪ちゃんに敗れた直後に「奢って」と言われた場合、大食漢の泪ちゃんだったらいくらお金がいるのか分からず、恐れて逃げた、と考えることも出来る。(この場合はやっぱり「臆病者」→「腰抜け」ということになる。)でも、これに対しては「僕が負けるはずがない。そんなことは考える必要はない」と強がりを言うでしょうけど... それに、泪ちゃんもいくら何でも小学生に「奢って」とは言わないでしょう。
ということで、ドイルくんに2つの疑惑を掛けてみたが、ドイルくんが今後どう出るかは楽しみです。というのは、6代目にドイルくんが挑んだ場合は、緑リボンに挑んだと言うことになるので「野菜嫌い疑惑」は晴らすことになるが、そうすれば泪ちゃんに逃げたという「腰抜け疑惑」がより強くなる。逆に、6代目に挑まずに逃げた場合は、泪ちゃんと6代目の共通点である緑リボンから逃げたということで、「野菜嫌い疑惑」が一段と強くなる。(逃げたということで「腰抜け疑惑」もそのまま残る。)
つまり、ドイルくんが6代目に挑もうが、逃げようが、「疑惑」は一段と強くなってしまうだけである。ということで、泪ちゃんから逃げた理由の釈明から始めて、6代目に挑むしか道は無い...(→「釈明」=「言い訳」をする、ということで、一段と生意気な所に磨きがかかることになるのは明かですね。とても楽しみです。)
PS.本日5/13は、3代目・銭形泪を演じた黒川芽以さんのバースデーです。本日で二十歳になりました。「誕生日、おめでとうございます。」(歴代銭形では二人目の成人ということになりました。)去年、丹羽Pが「お酒が飲める年になったら一緒に飲みましょう」と言ってましたが、早速丹羽Pからのお誘いがあるのでしょうかねぇ。
↓多摩川ドイルが登場する物語が収録されているもの