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THE QUEST(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1996年のアクション映画「クエスト」である。この作品はジャン・クロード・ヴァン・ダムが初の監督を務めた作品であり、彼のアクションもさることながら、空手、ムエタイ、ボクシング、テコンドーなどの格闘技の試合のシーンが凄まじいアクションを見せてくれるアクション作品である。ストーリーの方は特にこれというものは無いが、格闘技の対決シーンは圧巻の大迫力であり、ここを見るだけでも価値のある作品である。

映画データを記しておくと、監督はジャン・クロード・ヴァン・ダム、脚本はスティーヴン・クラインとポール・モネスの二人、撮影はデヴィッド・グリブル、音楽はランディ・エデルマンである。そして出演は、ジャン・クロード・ヴァン・ダム、ロジャー・ムーア、ジャネット・ガン、ジェームズ・レマー、ジャック・マクギー、ルイス・マンディロア、アキ・アレオンたちである。

物語は割とシンプルなものである。ヒマラヤの奥地にある失われた町で行われる異種格闘技戦「ガンゲン」。それは世界最高峰の戦いで、選ばれた者だけが参加できるものである。ニューヨークのスラム街で生き抜いてきたクリストファーは、死闘の末にその大会に参加する招待状を手に入れた。そして彼は戦いの場に乗り込んだ。大会には世界中から選りすぐられた最強の16人が集まった。果たして...

派手なアクションを見せてくれる本作のような作品の場合は、音楽の方も重要である。何せ、アクション・シーンの時の音楽が力の抜けるようなものだったら、冴えのあるアクションも冴えなくなってしまいますからね。ということで、本作ではサントラ盤の方にも注目していただきたい。

で、そのサントラ盤に収録されているのは以下の全16曲である。『Opening/The Dream』『Chris Beats Germany』『Old New York』『Invitation』『Khan Kills Phang』『Flashback』『To The City Of Battle』『Drums On The Beach』『Smile Please』『Greatest Fighters』『Sentenced To Death』『Brazil Accompaniment』『Monkey Boy And Snake Eyes』『Wire』『American Theme』『Finale/Fulfillment Of The Quest』。

最初の『Opening/The Dream』や最後の『Finale/Fulfillment Of The Quest』については極普通の映画音楽の範疇のものであるが、バトルに関係する所で使われた曲は本当にいい感じである。それをBGMにするだけでテンションがあがります。まずは映画とセットで楽しみ、テンションを上げたい時には本サントラ盤からチョイスするというのがよろしいのでは...

 

The Quest (1996 Film) [Soundtrack] [from US] [Import]

The Quest (1996 Film) [Soundtrack] [from US] [Import]

  • アーティスト: Original Soundtrack
  • 出版社/メーカー: Varese Sarabande
  • 発売日: 1996/04/30
  • メディア: CD

↓映画DVDはこちら

クエスト

クエスト

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 1998/06/25
  • メディア: DVD


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ケータイ刑事銭形愛12話 [ケータイ刑事]

MBSの「銭形雷」がボクシングの特番でお休み(「きょう放送を予定していた「ケータイ刑事銭形雷」は来週5月29日(火)深夜2時17分から放送します」と出ました。ということで、急遽入ったということになります。→これでTBSよりも1週遅れることになりました。スタートは2週先行していたのですけどねぇ...→筆者はBS-iの放送で既に全話見ていますけど...)となったため、「銭形愛」を雷ちゃんの代理ということにして、ここで1本入れることにしました。(既に終了している作品ですから、こういう形でもいいでしょう。)尚、「雷・30話[改訂版]」は既にUP出来る状態になっていますが、「MBSの放送に合わせて」ということで、一週間先延ばしにします。

で、今回は第12話「サンタが街にやってきた ~クリスマス誘拐事件~」である。8話以外は全て殺人事件であったが、今回は誘拐事件ということで、シリーズ初の事件と言うことであるが、そこは「ケー刑事」ということでただの誘拐事件ではありません。親子関係を考えさせられる物語でもある。また、愛ちゃんの数少ないコスプレ(そこまでいうことは出来ないかも知れない小さなことですが)が登場する物語でもある。また、BS-iでの初放送は2002/12/22ということで、クリスマス直前ということで、時節柄、クリスマスのネタを取り入れている物語でもある。それでは本編に行きます。

クリスマス気分一色の街中を愛ちゃんは寂しげに歩いている。「今年も一人ぼっちのクリスマスか...」と嘆いている愛ちゃん。そんな愛ちゃんに「メリー・クリスマス」と言ってチラシを渡すサンタの格好をしたお兄さん。で、「うわぁ、有り難う」と感激する愛ちゃんはそれを開いてみると、それは一人ぼっちのクリスマスを過ごす貴女に、ということで「クリスマスLOVELOVEテレフォン」というものだった。で「なんだよ」と不機嫌になる愛ちゃんでした。そこに「警視庁から入電中」と事件を知らせるメールが届く。で、携帯を開く愛ちゃん。誘拐事件発生。誘拐されたのは墨田区業平の運送会社社長赤木文彦(あかぎ・ふみひこ)氏の長男・赤木健太郎くん・8歳。ということで、携帯を閉じた愛ちゃんは現場に向かった。

赤木の自宅には既に五代さんがいた。そこに愛ちゃんがやってくると「誰にも気づかれなかっただろうな」と確認する五代さん。それに笑顔で「多分」と答える愛ちゃん。健太郎の両親である父・文彦と母・優子に捜査員が話を聞いていて、愛ちゃんも捜査に加わる。五代さんから脅迫状を見せて貰った愛ちゃんは文面を声を出して読む。(こういうものはいつも声を出して読んでくれる銭形姉妹は親切です。)「子供は、預かった。今日、の午後5時までに、3000万円、用意しろ。なお、警察に通報すれば、子供の命はない。サンタがサタン」ここで愛ちゃんは最後に書かれた「サンタがサタン」という所に引っかかったが、五代さんに聴かれると「何でもないです」と流した。

既に身代金3000万円の用意は出来ていて、五代さんに頼む両親。愛ちゃんは部屋の中に警官姿の五代さんと一緒に写っている健太郎の写真を発見するも、五代さんに「ちょっといいか」と言われて健太郎の部屋に移動する。で、五代さんは健太郎のことを話す。「警察官になりたい、と言っていたんだ」と言っていて、しょっちゅう交番に遊びに来ていたという五代さん。「五代さんに憧れていたんじゃないですか」と愛ちゃんは言うが、五代さんは事情を語ってくれる。健太郎の父はひき逃げされ、五代さんがその犯人を捕まえ、それからずっと、ということだった。すると文彦のことを「あの人は?」と尋ねる愛ちゃん。これに、「母親の再婚相手だ。つまり義理の父親だ」と語る五代さん。で、新しい父親が出来てから健太郎は交番に遊びに来なくなりしょっちゅう家出するようになったといい、五代さんは何度も健太郎を見つけて家に届けていた。しかし、心配している様ではなく「この事件、ただの誘拐じゃないぞ」と言う五代さんは愛ちゃんに「どう思う?」と尋ねる。が、愛ちゃんは「まだ何も...」と答える。が、脅迫状が変だと口にする。五代さんは「お前もそう思うか」と言うと、その脅迫状は玄関の郵便受けに二つ折りにして直接入っていたことを語る。

また「サンタがサタン」という言葉に隠されている意味を愛ちゃんに尋ねる五代さん。両親は去年のクリスマスに再婚したということで、部屋のカレンダーの12/25の所が黒く塗られてあった。で、それ以来健太郎はクリスマスとサンタクロースを嫌っていた。で、ピンときた愛ちゃんは「もしかして五代さん、あの人のこと疑っているんじゃ?疑っているんですか?」と尋ねる。が、五代さんはそれには答えなかった。

そうしていると玄関チャイムが鳴り、宅配便が届けられた。が、それには差出人の名前がなかった。「とりあえず開けてみてもらえますか」と愛ちゃんが言うと「はい」と言って優子が開ける。すると中身はクリスマスケーキだった。が、優子は頼んでいなかったと言う。また、その箱にはメッセージ・カードが入っていて、それを手にした愛ちゃんが読んでくれる。「メリークリスマス。子供は無事だ。30分後に業平の歩道橋に3000万円持って来い。サンタがサタン」と書かれてあった。で、現在時刻(3:30の少し前)を確認した五代さんは「緊急配備だ」と言ってその手配をして文彦と向かおうとする。愛ちゃんは五代さんに「この文、微妙に変じゃないですか」と言うが、五代さんはそれを聞き入れず「行くましょう」と言って文彦と一緒に向かった。

指定された歩道橋の周囲には、刑事たちが張り込んでいて、身代金が入った鞄を手にした文彦が歩いていくのを見送る五代さん。一方、愛ちゃんは赤木のマンションに残っていた。で、電話には逆探知の装置が取り付けられていた。(板前の格好をした柴田さんがいました。)で、電話が入り、緊張感が走る。優子が電話に出るが、それは関係ない電話だった。

愛ちゃんはキッチンの椅子に座り、2通の脅迫状を目の前にしていた。五代さんは腕時計で時間を確認し、文彦の様子を見守っていた。(歩道橋の上には文彦が立っていた。)

愛ちゃんの目に、テレビに映った映像が乱れたのが飛び込んだ。で、テレビに近寄った愛ちゃんは「もしかして...」と何かに気づき「匂う、悪の香り」と口にする。そして居間に移動すると「あれとあれ」と口にする。それに柴田さんが指を鳴らして指し示す。優子が「あれって何ですか?」と尋ねると「しっ」と口に指を当てる愛ちゃん。柴田さんが指し示したのはコンセントに差し込まれたテーブルタップだった。

時刻は4時を回った。業平の歩道橋の上にいる文彦は犯人と接触するのをじっと待っていた。五代さんも時計を見て時間を確認して、文彦の様子を陰から見ていた。そこに五代さんの携帯に着信があった。で、電話に出ると、それは愛ちゃんからだった。(赤木のマンションから外に出ていて、ある古ぼけたアパートの近くにいた。)「犯人、現れましたか?」と尋ねる愛ちゃんに「まだだ」と答える。愛ちゃんは「実は、赤木さんのマンションから盗聴器が発見されました」と告げる。これに「何だと?」と五代さん。で愛ちゃんは「ちょっと賭をしてみませんか。このまま動くが中ったらここに来て下さい」と言うと、その場所を写し、「直ぐ近くですから。いいですか。いいですね」と言う、これに「分かった」と答える五代さん。で、電話を切る愛ちゃん。(TV電話ですから、こういう場合、本当に便利です。)が、直ぐに愛ちゃんの携帯に着信が入り、電話に出る愛ちゃん。すると「火事なんです、早く来て!」と優子が叫んだ。「落ち着いて下さい」と冷静に対応する愛ちゃんは「何処が火事なんですか?」と尋ねる。優子は慌てながら叫ぶように「向かいです、向かいのアパート」と言う。で「分かりました」と言う愛ちゃんはアパートを見ると、そのアパートの一室から男が窓を開けて外の様子をキョロキョロと見ているのを目にした。

男は慌ててアパートから飛び出してくると、火事は何処だとキョロキョロとしている。そこに愛ちゃんが立ち塞がり「残念でした。煙はサンマの焼きすぎでした」と言う。男は驚いた表情をすると、慌てて振り返って走って逃げ出した。が、愛ちゃんが先回りして立ち塞がった。(あまりにも早すぎる移動です。テレポーテーションでもつかったのではないか?と思える早業でした。→それだけ運動神経、敏捷性が優れているということですね。)で、携帯を構えて「愛の光で闇を討つ。…」と口上を始める。これに男は震え出しながらもまたも後ろを向いて逃げ出し、アパートの階段を駆け上って行った。が、愛ちゃんが先回りしていて、2階のアパートの廊下に姿を現して立ち塞がる。(またもテレポーテーション?)そして「あんたが悪事を隠しても、尻尾とあんよが見えてるよ。」と口上の続きを口にする。そして「火傷するよ」からストラップを投げて男を捕まえた。

手を後ろ手に縛った愛ちゃんは男に問う。「赤木さんの部屋に盗聴器を仕掛けたのはあなたでしょう」が「知らねえよ」と惚ける男。で愛ちゃんは「火事だと聞いて飛び出してきたのが何よりの証拠。部屋を調べれば直ぐ分かるんだから」と言う。そこに五代さんが駆けつけてきた。で、愛ちゃんは「この人の部屋、調べて下さい。健太郎くんがいるはずです」と指示を出す。で、一番奥の部屋(=男の部屋)に駆け込んでいった五代さんは「健太郎くん、健太郎くん」と行って部屋の中を探し回るが、健太郎の姿はなかった。で、男が「無駄だよ、誘拐なんかしてねえもん」と吐き捨てる。が、五代さんは必至になって健太郎を捜す。これに男が自白した。盗聴していたら「誘拐だ」と言っていたので、面白くなって脅迫状を書いたのだった。そして「最初の脅迫状は俺じゃねえよ」と言う男。これに愛ちゃんは「それでか」と納得すると「微妙に言い回しが違っていたんですよ。最初の脅迫状と後の脅迫状。字も違っていたし...」と語る。すると五代さんは「共犯か」と男に詰め寄り、男を逮捕して取り調べるように指示を出す。(で、刑事が男を連行して行った。)

男の部屋には健太郎と両親が街中にいるスリーショットの写真があり、それを手にした五代さんは「絶対見つけ出してやるからな」と意を決して口にする。愛ちゃんはそれをしっかりと聴いていたが、もしかして?という複雑な表情をしていた。(ここでAパート終了。経過時間は15分を僅かに越えたと頃でした。ということで、Bパートは11分弱と言うことになります。また、アイキャッチの色は朱色でした。)

愛ちゃんと五代さんは男の部屋を調べていた。愛ちゃんはレコーダーの再生ボタンを押して録音された音を聴こうとしていたが五代さんがそれを制して、盗聴に気づいた訳を尋ねる。これに「テレビ画面の乱れと脅迫状です」と答える愛ちゃん。で、最初の脅迫状では「夕方の5時までに金を用意しろ」だったのに2回目の脅迫状では「30分後に」ということで、これはお金が用意できたことが分かったからからだと言う。その説明に納得する五代さんだったが、五代さんの分かったことがあると言って、それを語る。盗聴犯の男は赤木の会社の元の従業員だった。更に赤木の会社はここのところ資金繰りが上手くいっていないということで、誘拐を山車にして会社から金を引き出してそのまま逃げようにしたのでは?と言う。で、赤木と元従業員の共犯で、最初の脅迫状は赤木が書いたものだと決めつける五代さん。で、愛ちゃんに引き上げることを言う。が、愛ちゃんは録音されていたTV番組「名探偵ドイル」の台詞に引っかかっていた。

赤木家に戻った五代さんと愛ちゃん。居間では両親と五代さんが向きあって座っているが、重苦しい空気に満ちていた。愛ちゃんは健太郎の部屋にやってきていた。で、部屋の様子をしっかりとチェックしていた。

居間の五代さんは文彦に問う。「赤木さん、あなた、楠田典夫(くすだ・のりお)という男をご存知ですよね?」文彦は思い出すように「一月前に退社しました。女子社員にストーカー行為を働いたと言うことで...」と語る。五代さんは「この部屋を盗聴したのは、その楠田という男ですよ」と言う。これに顔を見合わせる文彦と優子。五代さんは「あなた、その男と共謀して健太郎くんを誘拐した。違いますか。3000万、その金が目的でしょう」と一気に語る。これに文彦は「何言ってるんですか」と怒り出す。そこに五代さんの携帯に着信が入る。で「必ず尻尾を掴んでやる」と言って席を外す五代さん。

廊下に出ると電話に出た五代さん。で「分かった」と連絡を受けると健太郎の部屋にいる愛ちゃんの元に行く。「おい、銭形」とそれを口にしようとするが、愛ちゃんが「五代さん。誘拐される前の健太郎くんの足取りって掴んだんですか?」と問う。が「そんなことよりな」と言うが愛ちゃんそこで打ち切ると諦めの溜息をついて健太郎の部屋から出て行った。愛ちゃんは健太郎の勉強机の引き出しを開くと、その中から最初の脅迫状と同じ文面の紙を発見し「試し刷り?」と呟く。そして色々と考えが回り「思い出した」と呟く。で、「名探偵ドイル」「サンタがサタン」「去年のクリスマスに再婚」そして最初はあった水筒が今のこの部屋にない、ということから「謎は解けたよ、ワトソンくん

五代さんは居間に戻り、更に文彦を追求していた。そこに愛ちゃんがやってくるが、五代さんは愛ちゃんを無視して、健太郎に3000万の保険を掛けているということを文彦に問う。子供に3000万というのはおかしいということで問い詰めるが、「仕事のつきあいで仕方なく...」と答える文彦。愛ちゃんは健太郎の机から見つけた脅迫状のことを言うと、「また一つ、証拠が出てきましたよ」と五代さんは言うと、最初の脅迫状を書いたのは文彦だ、と問い詰める。が「知りませんよ」と文彦、「何かの間違いじゃあ」と優子。愛ちゃんは「五代さん、それ、ねぇ...」と言おうとするも、五代さんは「直ぐ、鑑識に回せ。必ず指紋が付いているはずだ」と言う。すると文彦は「私が、本当の父親じゃないから。そうなんですか?だからこんな言われ方しなきゃいけないんですか!」と言ってテーブルを叩く。これに五代さんは「署まで同行願います」と告げる。

愛ちゃんはそれを聴くと健太郎の部屋に向かった。そして部屋に入ると「いいの、本当にこのままでいいの?」と語り始める。五代さんは文彦を連行しようとしていた。愛ちゃんは更に続ける。「お父さん、警察に連れて行かれちゃうよ。いいの?」それを耳にした五代さんは健太郎の部屋に向かう。愛ちゃんは続ける。「3000万円てお金はね、凄く凄くたくさんのお金なの。そんなお金出したら、お父さんの会社潰れちゃうかも知れない。それでもお父さん、ちゃんと用意してくれたんだよ。健太郎くんのためにちゃんと用意してくれたんだよ。会社よりも何よりも健太郎くんのことが大切だから。そんなお父さん、本当に連れて行かれちゃって良いの?」

すると、健太郎の部屋の押し入れが開き、中から健太郎が出てきた。それを見た五代さんは「健太郎くん」、優子は「健太郎、どうして?」、更に文彦は何も言わずに健太郎の元にやってくると頬に一発ビンタを入れるも、直ぐに健太郎を抱きしめた。それを見た愛ちゃんは「脅迫状、健太郎くんが書いたんだよね」と言う。何も言わない健太郎。で、愛ちゃんは事件の真相を語る。「健太郎くん、寂しかったんですよ。新しいお父さんが来て、お母さんが自分のこと構ってくれなくなって、お母さんの気を引きたい一心で誘拐されたふりをした。まさか、こんな大騒ぎになるとは思わなかった。」

文彦は「健太郎、無事で良かった」と力強く言う。すると目から涙をこぼしている健太郎は文彦を見て「お父さん。ごめんなさい、ごめんなさい...」と言って泣き始めた。それを見ていた愛ちゃんと五代さんは、良かったという顔つきになって優しく見守っていた。

事件解決後、五代さんは愛ちゃんに尋ねる。「お前、何であの脅迫状、健太郎くんが書いたと分かったんだ?」これに愛ちゃんは「「サンタがサタン」、先週の「名探偵ドイル」の犯人ですよ」と答えるが「何じゃそりゃ?」と五代さんは訳が分からなかった。すると「知らないんですか、五代さん。今すっごい人気の推理アニメ」と言い、健太郎はアニメからそのまま持ってきたのだった。また、最初の脅迫状を見た時、句読点がやたらと多く子供の作文みたいに思ったのだった。五代さんは更に「じゃあ何で健太郎くんが家の中にいると分かったんだ?」と尋ねる。これには「水筒です」と愛ちゃん。健太郎の部屋に最初に入ったらあったが、二度目に入ったら無かった。これは水筒を忘れた健太郎が誰もいないのを見計らって隠れ場所に持ち込んだということで、家の中にいるということだと言う。が「そんなのガキ同士にしか分かんないよ」と五代さん。(やっぱり愛ちゃんのことを少しはバカにすることを忘れない。)これに愛ちゃんは「でも、良かったじゃないですか。五代さんのおかげで家族の絆が深まったっていうか、ね」と良いことを言ってくれる。これを受けて五代さんは「ありがとうございます」と少しテレながら「赤木家もこれで良いクリスマスになりそうだね」と良いことを口にする。

そんな中、愛ちゃんが急に笑顔になるが、五代さんはこれに「嫌な予感...」と口にする。愛ちゃんは「五代さんも子供の気持ち、分かるようになりましたよね」と言うと「やっぱりだよ...」と五代さん。愛ちゃんは笑顔で愛想を振りまくが「プレゼントなんか用意してませんよ、私は...」と愛ちゃんへのクリスマス・プレゼントは無いことを告げる。すると「ずるい、自分は長さんに靴もらったくせに...」と愛ちゃんって結構ひがみっぽいんですね。「五代さんの誠意が見たいんです」と食い下がる愛ちゃんに対して五代さんは「貴女は私の上司でしょう、おじいちゃまにプレゼントしてもらいなさいよ、おじいちゃまに...」と言うと「メリー・クリスマス」と言って逃げるように帰って行きました。で、愛ちゃんは半べそ状態になって五代さんの後を追う。(妹・泪ちゃんならば絶対に「うぇ~ん」でしょうけど...)が、戻ってきて「メリー・クリスマス」と言う愛ちゃんはサンタの帽子を被っていて満面の笑みを浮かべるというサービス・ショットでした。(一応これがコスプレということで...)画面には「Merry X'mas」→やはりクリスマスの時期に見るべきです。

今回の物語は、「ケー刑事」初の誘拐事件だったが、親子の関係を考えさせられる心温まる物語でした。(誘拐の方も狂言誘拐ということで、安心できる物語でした。)それにしても、一筋縄に行かない物語の組み立てはやっぱり「ケー刑事」ですね。そんな中、愛ちゃんの俊敏な動きには驚くばかりです。テレポーテーションをしたかのような素早さ。または「どこでもドア」でも持っているのでしょうか?で、こういうお姉ちゃまだから、妹・ちゃんは飛んでくるボウガンの矢をリボンでたたき落とすことが出来るという運動神経を持っているのにも納得出来ます。また、妹・ちゃんはどうしたら欲しい物が手に入るかを考えて「泣き落とし作戦」を思いついたのでしょうね。→やっぱり後に登場する妹たちを予感させています。

で、クリスマス直前の放送ということで、最後は完全にサービス・ショットでしたが、もう少しサービスしてほしかったところでした。

次回は第13話「カメラは見ていたワンシーン・ノーカット ~BS-i連続殺人事件~」ということで、これは「ケータイ刑事」だけではなく、50年の日本のTV史に残る大傑作である。30分番組のドラマを1シーン・ノーカットということで作った物語であり、前振り、事件発生から最後の事件解決まで、しかも途中で語られる回想シーンまでもが1シーンの中に含まれている。(これは凄い!)こういう企画が生まれたのは、ここまでで予想以上の赤字が生まれていて、どうやったら制作費を安くできるか、ということから生まれたのがこの1シーン・ノーカットであり、それが歴史に残る大傑作を生み出すことになった。(面白い作品だからこそ、こういう苦肉の策がよい方に転ぶのですよね。)しかもこれが2002年最後の放送ということで、「ケー刑事元年」の最後を良い形で締めくくってくれました。

 

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/05/22
  • メディア: DVD

↓来週に延びた「銭形雷・30話」はこれに収録されています。

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/05/25
  • メディア: DVD

↓妹たち

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2004/04/23
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

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  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

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  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

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  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

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  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2006/01/27
  • メディア: DVD
 
↓「クリスマス」ということでいくつか...
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス コレクターズ・エディション プレミアム・ボックス

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  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 発売日: 2006/11/22
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ザ・シンプソンズのクリスマス

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/10/27
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くまのプーさん/みんなのクリスマス

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  • 出版社/メーカー: ブエナビスタ・ホームエンターテイメント
  • 発売日: 2005/11/23
  • メディア: DVD
ミッキーのクリスマス大作戦

ミッキーのクリスマス大作戦

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 発売日: 2005/11/23
  • メディア: DVD
クリスマス・キャロル 特別版

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/12/08
  • メディア: DVD
7月24日通りのクリスマス ~リスボンからのプレゼント~

7月24日通りのクリスマス ~リスボンからのプレゼント~

  • 出版社/メーカー: レントラックジャパン
  • 発売日: 2006/10/20
  • メディア: DVD
ラストクリスマス DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2005/04/20
  • メディア: DVD
 
↓「名探偵ドイル」は当然これが元ネタ
名探偵コナン PART15 vol.6

名探偵コナン PART15 vol.6

  • 出版社/メーカー: ビーヴィジョン
  • 発売日: 2007/05/25
  • メディア: DVD
名探偵コナンDVD PART1 vol.1

名探偵コナンDVD PART1 vol.1

  • 出版社/メーカー: ビーヴィジョン
  • 発売日: 2006/02/24
  • メディア: DVD
 
↓ここまでとは言わないが、勉強しましょう。(筆者もですが...)
国語教師が知っておきたい日本語文法

国語教師が知っておきたい日本語文法

  • 作者: 山田 敏弘
  • 出版社/メーカー: くろしお出版
  • 発売日: 2004/09
  • メディア: 単行本
新しい日本語学入門―ことばのしくみを考える

新しい日本語学入門―ことばのしくみを考える

  • 作者: 庵 功雄
  • 出版社/メーカー: スリーエーネットワーク
  • 発売日: 2001/02
  • メディア: 単行本
 
↓「盗聴」ということで
完全探偵マニュアルBest+―尾行・盗聴・潜入スパイ 強く図太い禁断テクニック

完全探偵マニュアルBest+―尾行・盗聴・潜入スパイ 強く図太い禁断テクニック

  • 作者: 渡邉 文男
  • 出版社/メーカー: しょういん
  • 発売日: 2005/07
  • メディア: 単行本
新盗聴のすべて―個人情報防衛マニュアル

新盗聴のすべて―個人情報防衛マニュアル

  • 作者: ラジオライフ
  • 出版社/メーカー: 三才ブックス
  • 発売日: 2006/05
  • メディア: 単行本
盗聴

盗聴

  • 作者: 真保 裕一
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1994/05
  • メディア: 単行本
 
フェザーサンタ帽子

フェザーサンタ帽子

  • 出版社/メーカー: ジグ
  • メディア: おもちゃ&ホビー
↑だけでなく、↓ぐらいのサービスを愛ちゃんにして欲しかった...
 
ピースサンタ

ピースサンタ

  • 出版社/メーカー: クリアストーン
  • メディア: おもちゃ&ホビー
ボンボンサンタ

ボンボンサンタ

  • 出版社/メーカー: クリアストーン
  • メディア: おもちゃ&ホビー
ラブラブサンタ

ラブラブサンタ

  • 出版社/メーカー: クリアストーン
  • メディア: おもちゃ&ホビー
ドレッシーサンタドレス

ドレッシーサンタドレス

  • 出版社/メーカー: ジグ
  • メディア: おもちゃ&ホビー
スウィートシフォンサンタドレス

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BEST HIT USA 2007[2007/5/22] [音楽(etc.)]

今回は、野球中継延長のため、30分繰り下がって23:30のスタートとなりました。(当然、終了時刻も30分繰り下がりました。)いつものように「TIME MACHINE」のコーナーの情報を中心に、ON AIR曲を記していきます。

まず「最初はゲストです」ということで、これから日本でデヴューする(本国カナダやアメリカでは既にデヴューしている)THINK ABOUT LIFEの4人がスタジオに来ていて、インタヴューということでスタートしました。4人のインタヴューに続いてON AIRされたのはライブで『Paul Cries』でした。続く話題のアーティストを紹介する「HOT MENU」のコーナーは、新譜が待たれるこのアーティストと言うことで、BJORKの『Earth Intruders』のON AIRでした。

「COUNTDOWN USA」の20位から11位までの発表、CMに続いては「STAR OF THE WEEK」のコーナーとなり、今回はAVRIL LAVIGNEの登場でした。3rd.アルバム「THE BEST DAMN THING」をリリースしたばかりと言うことで、そのプロモで来日しましたが、インタヴューとヒット・シングル『Girlfriend』がON AIRされました。

そして「C/D USA」の10位から4位の発表、CMに続いての「TIME MACHINE」のコーナーは、5/22ということで、以下の5件が紹介されました。

1955年:FATS DOMINOのコンサート(コネチカット州ブリッジポート)が地元警察の要請で急遽キャンセルされた、1965年:BEATLESの『Ticket To Ride』が全米No.1を獲得。8枚目の全米No.1獲得曲で彼らのシングルとしては珍しくPAULがリードギターを担当している、1966年:16歳のBRUCE SPRINGSTEENが最初のバンド THE CASTILESで2曲を録音(しかし、バンドは翌年解散、レコードは発売されなかった)、1971年:ROLLING STONESのアルバム「STICKY FINGERS」が全米No.1を獲得、この後4週連続1位を獲得した。このアルバムはストーンズ・レーベルからの第1弾のアルバムであり、ジッパー付きジャケットが話題になった、1979年:CHEAP TRICKの4th.アルバム「LIVE AT BUDOKAN」が全米で100万枚突破してゴールド・レコード獲得。

また、5/22が誕生日のアーティストとして紹介されたのは以下の2人でした。CHARLES AZNAVOUR(1924年生まれ)、MORRISSEY(1959年生まれ)。

このコーナーからのON AIR曲は、「久しぶり」ということで、BRUCE SPRINGSTEENがピックアップされ、『Born In The U.S.A.』がON AIRされました。

「C/D USA」のTOP 3の発表が終わり、ラストのリクエスト曲は、1992年のKRIS KROSSの『Jump』でした。声変わりする前の少年二人組の彼らですが、突如現れて大ヒットを放ったと思ったら、あっという間に消えてしまいましたね。(「一発屋」という言葉も言ってました...)

次回は、EPGの番組情報によると、ゲストはAMERIEということです。

 

Think About Life

Think About Life

  • アーティスト: Think About Life
  • 出版社/メーカー: Alien8 Recordings
  • 発売日: 2006/05/02
  • メディア: CD
Volta

Volta

  • アーティスト: Bjork
  • 出版社/メーカー: Polydor
  • 発売日: 2007/05/08
  • メディア: CD
The Best Damn Thing

The Best Damn Thing

  • アーティスト: Avril Lavigne
  • 出版社/メーカー: Arista
  • 発売日: 2007/04/17
  • メディア: CD
Born in the U.S.A.

Born in the U.S.A.

  • アーティスト: Bruce Springsteen
  • 出版社/メーカー: Sony Mid-Price
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD
Totally Krossed Out

Totally Krossed Out

  • アーティスト: Kris Kross
  • 出版社/メーカー: Ruffhouse
  • 発売日: 1992/03/31
  • メディア: CD


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GENESIS『NURSERY CRYME』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは、1971年に発表された彼らの3rd.アルバムである。本アルバムからギタリストのスティーブ・ハケット、ドラマーのフィル・コリンズが加わり、黄金期の顔ぶれが揃った。完成度も高く、彼らの傑作アルバムとして知られているアルバムである。ちなみに邦題は「怪奇骨董音楽箱」と付けられている。が、まだ世界的にブレークするには至らず、後にブレークしてから再度評価されたと言った方が良いアルバムでもある。

収録曲は以下の全7曲である。『Musical Box』『For Absent Friends』『Return Of The Giant Hogweed』『Seven Stones』『Harold The Barrel』『Harlequin』『Fountain Of Salmacis』。

この中からは、何と言っても『Musical Box』である。初期GENESISの代表的な一曲としても有名なこの曲は、起伏に富んだ展開でスケールの大きな超大作であり、メロディ・ラインも豊かである。この一曲のために本アルバムを持っていても全くソンはない出色の一曲である。

それ以外でも、彼らの代表曲としてライブでは必ず演奏される『Return Of The Giant Hogweed』や『Fountain Of Salmacis』も光り輝いていて、その輝きは発表から35年以上の歳月が流れた現在でも全く衰えていない。

また、CDの時代になってジャケットも小さくなり、それによって失われてしまったアートとしてのジャケットもLPサイズだからこそ栄えるものであり、あらゆる面で輝いているからこそ名盤として歴史に刻まれた、ということが分かる。そしてこの後、彼らは次々と傑作アルバムを発表していくことになる。

尚、'80'sになってフィル・コリンズを中心とした3人になったGENESISと、グループ名こそ同じであるが、サウンドの方は全く別物である。(本アルバムでは、やはりピーターが中心のGENESISサウンドである。)→長い音楽ファンの方はご存知であっても、若い方は意外と知らない方が多いので、念のため...

 

Nursery Cryme

Nursery Cryme

  • アーティスト: Genesis
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 1994/09/20
  • メディア: CD


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