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恋日・ニュータイプ・1話[改訂版] [ドラマ]

MBSで、「恋する日曜日 ニュータイプ」の放送が始まった。(この作品も非常に面白い作品です。)BS-iの本放送から9ヶ月弱での放送ということになるが、MBSとしたらこれだけのディレイで放送を開始するというのは、実は早い方である。(「銭形雷」は9ヶ月と2日でしたから、それよりも僅かに早いということになる。)本作についてはBS-iの本放送の時に記しているが、何と言っても当時の筆者は「恋日」というタイトルがあることに疑問があり、それがベースになっていたということもあるので、今回のMBSの放送は全13話を最後まで見ていて、考えも変わっているので、「[改訂版]」として記すことにしました。(でも、全話記すかどうかは分かりません。)尚、BS-iの本放送時に記したものは、ここをクリックすればご覧頂けます。

「恋する日曜日」の名前があるが、本作は「ケータイ刑事」のノリの作品であって、(自分の力に気づいていない)女子高生の超能力者と、超能力を持っていないことをひた隠しにする胡散臭い超能力研究家のおじさんのコンビが繰り広げる「超能力コメディ」である。が、このコンビ以外にも複数の超能力者が物語に登場し、オムニバス作品である「恋日」らしい物語もあります。

一応、女子高生・多々野ユリが主役と言うことになっているが、実質的には伝説の超能力者・みのるが影の主役である。(全13話では決着が付いていないので、是非とも2nd.シリーズを製作してもらいたいところです。→早くても「ケータイ刑事 銭形海」の終了後でしょうから、一番早くても2008年1月からでしょうが...)

初回と多々野ユリが登場しない5,7,8,10,12話の6回はOPナレーションが無く、それ以外の7回は30秒のOPナレーションが最初に付くというOP+主題歌(主題歌「片翼の神」を歌っているのは主演の南沢奈央ちゃんです。→「ニュータイプ」では主題歌に関してはテロップで何も出ないが、BS-iの本放送の開始前に放送された「ニュータイプ・ナビ」を見ていたら分かります。尚、未だにCDの発売はありません。)でスタートする物語。どことなく、エンヤの様な雰囲気のある曲(中盤以降の物語を見たら、この曲の歌詞に唸ってしまいます。)です。で、バックの映像には本作の準レギュラーの3人(中園有紀(田中有紀美さん)、内藤怜奈(小山田サユリさん)、津木野ユリ(6代目・ケー刑事を襲名した大政絢ちゃん)も登場しています。また、影だけだったキャラも複数登場するので、2nd.シリーズの準備もしてあると考えて問題ないと思います。また、ナレーションなしの時は2分、有りの場合は2分半という時間となります。で、「ケータイ刑事」の「鑑識メモ」と同様に、本編終了、次回予告に続いて「みのるの超能力教室」というネタのコーナーがあります。尚、BS-iでの放送時には双方向データ放送を利用したクイズがありました(筆者は「ニュータイプ」の間にも一度当選しました。)が、MBSの放送ではそういうクイズもありません。一応、BS-iの本放送前に放送された「ニュータイプ・ナビ」を改めて見てから本作を見ましたが、ナビの方のMBSでの放送はありませんでした。

最初が長くなったが、ここからは本編に行きます。(尚、最終回までの全ての物語について過去に一度記しているので、中には先の物語のネタを書いている可能性もありますし、(今更ながらの)ネタバレありと長文となります。)

女子高生・多々野ユリ(ただの・ゆり)はごく普通の高校生である。そのユリが「おじいちゃんの夢を見た。」と言ってパジャマ姿で夢の世界にいる。おじいちゃんは「わしの大切なものをやろう。多々野家で跡を継ぐのはお前だけじゃ。精進するんじゃぞ。ウー、マンボ!」と告げるが、ユリにはそれが何だったかは想像すらできなかった。朝、目が覚めて起き出したユリは学校に行くために制服に着替えていたが、焦げ臭い臭いを感じる。「ユリ、火事だ、逃げろ!」という父の声を聴いたユリは慌てて部屋を出て行こうとするも、鍵がかかっていて扉は開かない。体当たりで扉をぶち破ろうとしたユリだったが、テレポーテーションによって扉を通過して難を逃れた。

家が全焼したということで、住み込みのバイトを捜すユリは下良(げら)ハイパーサイエンス研究所にやってきて、所長の下良隆三(げら・りゅうぞう)との面接を受けていた。父は逃げる時に足を折り、全治三ヶ月で入院してしまい、お金が必要だった。下良に事情を話したユリ。下良は超能力グッズの開発、販売をしているということをハローワークで聴いてユリは知っていた。超能力に関してはよく分からないが、時給は安いものの住み込みということで、ユリは雇ってもらおうと考えたのだった。

下良は自分の超能力研究所でやっていることを説明する。「巷にある怪しげなものとは全然違うよ。全て本物」と言う下良だったが、それは口だけで、実に胡散臭い男です。(今後、とんでもないものが登場します。)で、「かざすと透けて見えるESPカードだ」と言って、その一つを自慢げにユリに見せる。が、「ESPって何ですか?」とユリ。これに「透視実験に使うカードだよ」と説明する下良は1枚のカードを試しにかざしてみる。これに「だったら透けるとマズいんじゃないですか」とユリは突っ込んでいました。(→こういう胡散臭い男です、下良は。)咳払いをした下良は「次、いこう」と言って新たな超能力グッズとして、念動力で動くミニカー(単なるチョロQです)を走らせるが、「ゼンマイじゃん」とユリのツッコミ。そして下良の波動を録音した「波動」というCDを紹介し、「癒しの世界へと導いてくれる」と言って実践する。で「どうだい?」と尋ねる。で、仕方なく「癒された」と答えるユリ。これに機嫌を良くした下良は「合格」と言ってユリを採用することにした。

そんなユリはデスクにあった一枚のハガキを見つけ、「超能力者スタンプラリー」と書かれた文字を声に出して読む。が、下良は首をかしげている。下良には白紙のハガキにしか見えなかったのである。で、下良はユリに「読んでみなさい」と言って読ませる。そのハガキは「超能力者スタンプラリー」への参加案内であり、伝説のエスパー・みのるの財産を掛けたスタンプラリーへの参加を呼びかけたものだった。ユリが読むと、下良は慌てて「出掛けよう!」と言って飛び出していった。(ここでサブタイトルが出る。バックの絵の具の色はその物語の主役となる超能力者によって変わりますが、多々野ユリの時は「」です。)

みのるの館にやってきたユリと下良。下良は名刺を出して自己紹介をすると、ユリをアシスタントと紹介する。これにみのるは「ユリ・ゲラーの親戚やな?」と呟くが「多々野ユリです」と答えるユリ。すると「なんじゃい、ただのユリかい、しょうもない」と早速名前で遊んでいます。(→このやりとりはお約束になります。)下良はハガキを見せてやってきた理由を話すが、みのるは遠い所(大きすぎるテーブルが間にある)に座っていて、「わしはインチキ、エセ、バッタもんと言われる人たちを含めて、超能力者全てにこのハガキを送った。ここに来たのはお主らで5人目じゃ」と言う。万を超える数のハガキを出したと言うみのるは「じゃが、集まったのはたったの5人じゃ。それだけ世間にはニセモノが多いということじゃ」とあきらめの境地だった。で、みのるは「超能力者スタンプラリー」の説明を始める。スタンプカードを見せ、みのるの出すミッション(多くの場合は人助け)をクリアしたらスタンプが1つもらえ、一番早くカードをスタンプで一杯にした人がみのるの財産の全てを手にするというものだった。(カードには32個のマスがありました。)みのるはいい年になったと言うことで後継者に後を任せて自分は楽隠居する、というのだった。で「参加してみるか?」と尋ねると、下良とユリは声を合わせて「勿論です」と言う。(最初からこのコンビは息の合った所を見せてくれます。)で、みのるは携帯(SH902iSのレッドということで、「銭形雷・2nd.」で銭形雷ちゃんが使っていたのと同じ携帯です。→BS-iの本放送時には最新機種でした。)とスタンプカードを二人に渡す。尚、携帯には曲がったスプーンのストラップが付いていました。「ミッションは毎回その携帯を使って言い渡す。肌身離さず持っている事じゃ」と告げる。で、神妙な面持ちで下良が携帯を受け取る。するとみのるは「それでは健闘を祈る。一日一善、どろん」と言うと姿が消えた。(「消えた!!」と目を丸くして驚くユリでした。)

部屋から出て階段を降りながら下良は「あれはテレポーテーションだ」とユリに説明する。また、下良はみのるのことを色々と知っていて、テレポーテーション、予知、テレパシーの三大超能力を一度に所有する世界で唯一人の超能力者であり、年齢不詳、不老不死という噂もあると語る。また、みのるが登場する最も古文献では徳川吉宗と一緒に鷹狩りをしていたと言いもので、これから計算すると年齢は280歳になる。その次に登場するのが幕末の黒船・ペリー来航の時、通訳として一緒に来日したという。(ペリーの写真はどう見ても丹羽Pです。おまけにアメリカのロズウェルでは宇宙人と間違えられて捕まったこともあるらしい。(→なんか、とんでもない人物です、みのるって...)また、みのるの財産は日本の国家予算とほぼ同じの76兆6860億円あるという。(結構細かい数字です。これならば「77兆円」と言ってもいいでしょう...)で、それが自分のものになると夢見る下良は、それが手に入ったらユリにボーナスをはずむと言う。で、ユリは喜んで「いただき、マンボ!」(これもお約束になります。「シェー!」にちょっと似たポーズです。)

そういうコントをしていると「わしじゃ、わしじゃ」というみのるの声の着ボイスで下良が持っている携帯が鳴った。(→BS-iの本放送では、この着ボイスのDLのお知らせが番組最後にありましたが、MBSの放送ではそれはありません。但し、DoCoMo携帯でないとDLできません。筆者はちゃんとDLしました。)で、携帯をスーツの内ポケットから出す下良。ユリは「来た、指令かも」と呟いて下良の元に駆け寄っていった。が、下良は携帯の使い方が分からず「どうやって出るんだ?」という有様だった。で、ユリが「貸してください」と言って下良の手から携帯を取って開いた。TV電話で「わしじゃ、今回のミッションを送るから、しかとお聞き」と言うみのる。しかしここではミッションは語られず「終わり」と言うとTV電話は切れてしまった。ということでミッションがさっぱり分からない二人だった。が、鐘の音が響いてユリはみのるの声を(テレパシーで)聴いた。で、「あっ、来ました」と言うユリ。「えっ?」と言う下良に「聞こえなかったんですか?」とユリ。が、「もちろん聞こえたさ」と言う下良は、ユリに聞こえたことと自分が聞こえたことが同じかどうか照らし合わせてみよう、と言ってユリに聴いた内容を語らせようとする。(→下良はこういう胡散臭い男なんです。で、これも毎回のパターンになります。)「一緒に聴いたのだから、同じに決まっているじゃないですか」というユリだったが「念には念を、確認だよ。確認は何事にも安心を与える。言ってご覧」とユリに語らせる下良。で、ユリが指令を語る。寿満寺(じゅまんじ→この名前、当然1995年の映画「ジュマンジ」を意識しています。)というお寺の和尚さんが困っているから助けてやりなさい、と言うものだった。で、下良は「全く同じだ」と口にする。(これに「だから、最初から同じだって...」とユリ。)→完全に「ケータイ刑事」テイストの物語です。が、第1話ということで、全てを説明しなければならず、ここまでに13分が経過しました。(主題歌を含む。)

寿満寺にやってきたユリと下良。境内では子供たちと和尚さんが遊んでいる。で、「こんにちは」と挨拶をする2人は和尚さんの側にやってくると自己紹介をする。「ユリです」「下良です。」これに「ユリ・ゲラー?」「いえ、多々野(ただの)ユリです」と、お約束が出ました。(これに続いて「下良隆三です」と言って名刺を渡す下良ですが、こちらの方はお約束とは言い切れません。)「何かお困りのことがあるんじゃありませんか?」と下良は切り出した。(ユリが言う時もあるが、ここはお約束のパターンです。)

和尚さんは2人を本堂に上げて話を始めた。子供たちはみんな両親のいない孤児たちであり、寿満寺の孤児院で預かっていると語る。が、困っているのは子供たちのことではなく、寺の賽銭箱に最近大金がちょくちょく投げ込まれるようになり、額は増えていって昨日は100万になった。で、問題はそのお金を入れていく人物であり、どう見ても堅気の仕事に就いている人物には見えず、悪いことをして手に入れたお金いではないかと思っていたのだった。で、そうだったら戴くことは出来ない。で、2人が来たのは神の思し召しと考えて、その人物の素性調査を依頼する和尚さん。これに「人助けです」とユリ。で「やらせていただきましょう」と下良は口にした。

調査を開始したユリと下良。その男は今日も現れ、和尚が「あの人です」」と2人に教えた。男は今日も100万円の札束を賽銭箱に投げ入れ、願い事を祈る。ユリは「何かしゃべっています」と言って集中して男の様子を伺った。で、「アクマノムスコに力を...」と呟く声を耳にした。これに「嘘っ」と漏らすが、下良は「えっ?」と、全く分かっていなかった。(ここでAパート終了、経過時間は16分弱でした。ということで、Bパートは9分半強になります。また、アイキャッチには「ニュータイプ」とだけ出ていて、「恋する日曜日」という文字はここにはありません。また、7人の人影が並んでいるものの、全13話の間にその全員は誰なのか判明しません。→やはり2nd.シリーズへの伏線を用意していると考えて良いのかと思います。)

寺から出た男の後を付けるユリと下良。下良は「今年の夏、海に行ったんだ。で、少し水が入って、耳を悪くしちゃったんだ」と言い訳をして、ユリが聴いたという言葉を語らせる。(下良はこのように色々と言い訳をしてしてユリに語らせます。これも一つの楽しみになります。また、「今年の夏」と言っているのは、この作品は2006/10スタートだったから、夏は少し前だったと言うことになります。)で、ユリは「アクマノムスコに力をって」と語るが「アクマノムスコ」というのが何を意味しているのかは分からなかった。で、コントをしながら男を追いかけていると、男は大井競馬場に入っていった。これによって「アクマノムスコ」というのは馬の名前だと分かった。で、男は最終レースで単勝でアクマノムスコの馬券を買い、これが大穴で当たり、500万も勝ったのだった。(日本では競走馬の名前は9文字以内という決まりがありますが、「アクマノムスコ」は7文字ですから問題ありません。が、こんな名前を付ける馬主がいるのでしょうかねぇ?→どうせ付けるなら「ゼッタイカツゾー」とか「マケシラズ」の方が良さそうに思いますが...→名前で勝てたら苦労はしません。)で、賽銭箱のお金は競馬で買った金だろうと下良は考えた。が、これに安藤和尚は「たわけたことを!」と博打で勝った金は不浄な金、しかも競馬で勝つことを御仏に祈っていたとはバチアタリも甚だしい、とお怒りモードになる。で、その男からのお金は受け取れない、これまでのものも返す、と言い出す。

が、そこに一人の男が現れ、「(和尚が)そんなことだから孤児院が人手に渡ってしまうのだ」と言う。というのは、子供たちの世話にお金がかかり、借金まみれになっていることを安藤和尚は語った。で、権利書を求める男。借金は今日までに返す約束だった。が、そこに「待ってくれ!」と例の競馬の男が現れ「いくら払えば孤児院戻してもらえるんだ」と尋ねる。が、お金をどうやって作るのかを尋ねる和尚とユリ。これに男は「これだよ」と言って、それは馬だと言う。というのは、この寺で祈るようになってからは負け知らずで、一ヶ月で1000万近く稼ぎだしたのだった。で、明日のレースで誰も賭けない「ゴーツーヘル」という馬に有り金の全てを賭けるといい、これが当たれば万馬券になると言う。(でも、1000万も賭けたら、万馬券(100倍以上)というオッズはかなり下がると思いますが...)が、下良はそんな馬が来るとは思えないと語る。しかし男は、この寺で祈れば確率100%で来ると豪語し、和尚にも「明日祈ってくれ」と頼む。が、和尚は激怒して「お主にも祈らせん」と吐き捨てる。これに男は「孤児院が無くなってしまうんだぜ、それでも良いのかよ。俺は嫌だ」と言い、「その孤児院は俺の故郷だ」と語る。男は先代の和尚によってその孤児院で育てられたのだった。で、「子供たちに美味いもの喰わしてやりたいだろう」と言って、和尚に土下座して頼むのだった。

翌日、男は寿満寺で「ゴーツーヘルを勝たしてください」と祈ってから競馬場に向かった。また、下良とユリも祈ろうとするが、ユリが賽銭箱に入れたのは宝くじだった。(117組の117117という番号で、「「いいな、いいな、いいな」ということで縁起が良さそうだったので買っておいたんです」と言う。で、「人助けミッションが上手くいきますように」と祈るユリは、手を二回叩いた。すると「寺だよ、手を叩くのは神社」と下良。→一応、「ケータイ刑事」の優秀な女子高生とは違うただの高校生・多々野ユリです。

競馬場、ゴーツーヘルの単勝馬券にお金をつぎ込んだ男。が、下良も「確率100%なら買わない手はない」と言って貯金全部をつぎ込んでいた。それを知ったユリは「ちゃっかりしているんだ...」と漏らす。そうしているとファンファーレが鳴って、レースが始まった。で、「ゴーツーヘル、意外な展開...」と言う実況の声がしたが...

寿満寺に戻ってきた3人。が、3人は全く元気がなく落ち込んでいた。ゴーツーヘルはダントツでトップを走っていたが、ゴール直前で落馬してしまったのだった。が、安藤和尚は落ち着いていて、「悪いのは私」と言う。「どうしてですか?」とユリが問うと、「落馬は私がお願いしました」と語り、「私には過ちを御仏にお願いすることはどうしても出来なかった。博打は過ちです。不浄の行いです。仏に仕える者が博打の勝ちを望んではいけない」と語った。すると、それを耳にした孤児院の子供たちが「私たちのおうち、なくなっちゃうの?」「僕たち、バラバラになっちゃうの?」と尋ねるが和尚は「許してくれ、私を許してくれ...」と子供たちに頭を下げるだけだった。

研究所に戻ったユリと下良。下良はユリに「今月の給料、払えないよ」と告げる。これに「えっ?どうしてですか?」と下良の元にやってきて問い糾すユリ。下良は貯金全部をゴーツーヘルにつぎ込んでしまい、雀の涙だった金もなく、ミッションに失敗したからと説明する。ユリは「そんなぁ...」と呆然となるだけだった。そんな下良は「おっ、これ!」と新聞に何かを見つけた様子。でユリを呼んで新聞記事を見ると「賽銭箱の宝くじが三億円の大当たり!」という見出しの記事があった。そう、ユリが入れた「いいな、いいな、いいな(117組の117117)」が当たったのだった。で「返してもらおう。我々に所有権があるはずだ」と下良は言うと、寿満寺に向かおうとする。これに「我々じゃなく私です」とユリは後を追いかける。が、そこに「わしじゃわしじゃ」という着ボイスで携帯に着信があった。背広の内ポケットから携帯を出した下良だったが、電話への出方が分からず、ユリに携帯を渡し、それを受け取ったユリが電話に出る。みのるからのTV電話であり、「わしじゃ、それもまた人生。ポン!終わり」と言うと電話は切れた。「何っ?ポンって?」と呟くユリ。が、下良はもしかしてと思ってデスクの上にあるスタンプカードを開いてみると、スタンプが1つ押されたのだった。で「来た~」と声を上げる下良。ユリも側にやってきてスタンプを確認すると「ウワァ、本当だ」と確認した。下良は「目先の3億よりも将来の国家予算!」と言って寿満寺に押しかけるのを止めました。ユリも「ですね」とあっさりと同意した。で、「ユリちゃん」「下良ちゃん」と言って二人はマラカスを手にして、2人一緒に「いただき、マンボ!」(これはパターンになります。)これがユリと超能力おじさんの出会いでした。で、画面には「Mission complete」の文字。(これも「ケータイ刑事」風ですが、「ニュータイプ」のフォーマットです。)

物語は、「ケータイ刑事」のフォーマットをベースにしていて、その変形というパターンである。お約束の台詞もちゃんとありますし、ツッコミ所も満載である。ということなので、作品タイトルに「恋する日曜日」の文字は不要だと、BS-iの本放送の時には思ったのだが、それは1話しか見ていない時の感想である。形の上では困っている人が助かったので、「めでたしめでたし」という事になるが、これは結果論であって、その前には「競馬は損をする」という教訓が入っていて、ほろ苦さがある。このほろ苦さはこの後の物語でもしっかりと描かれていく。「恋する日曜日」は、ちょっぴり幸せな気分になる事が出来るラブ・ストーリーであるが、本作は「幸せ」ではなく「ほろ苦さ」を描いているが、その「ほろ苦さ」というのは、人の人生の尺度で考えたら、一時的には「」となっているが、いずれは「」になるものであり、それは「幸せ」に繋がる。これに気づくのに数話かかったのだが、こういう描き方をしているならば、十分「恋日」の名前に恥じないものであって、現在は「恋日」の名前があることに納得している筆者です。また、5,7,8,10,12話の存在が「恋日」のオムニバス作品集ということを象徴するようにもなります。

ただ、1話の時点では、これがデヴュー作となる奈央ちゃんの演技が未熟ということが気になるという所はある。(が、丹羽P作品の主演の子は、みんな大きく伸びるので、その点も解消されていきます。)また、4話までは多々野ユリが主役と考えていたが、5,7,8話によって実質的に本作の主役はみのる、と言うことが分かります。で、そうなると、「恋日」でもコミカルな物語もありましたから、本作は「恋日」の主流を行くものではないが、「ケータイ刑事」の亜流ではなく「恋日」の支流と考え、こういう作品もあっていいと思えるようになります。(10&12話を見たら、もっと作品の幅を広げてもらいたくなります。)で、現時点では2nd.シリーズの登場を期待している作品です。(が、多々野ユリと津木野ユリの再登場は無理でしょうね。新棚ユリ(あらたな・ゆり)でも登場させたらいいでしょう...)

次回は、第2話「過去を取り戻せ!」という物語です。(「ケー刑事」はサブタイトルも長かったですが、本作のサブタイトルは短く纏まっています。)まもなく参議院選挙がありますが、ここに登場するような代議士はいないでしょうね~~(→シニカルな一面が本作の魅力でもあります。)で、ユリの呆け方に惹きつけられる物語です。

みのる超能力教室。「ケータイ刑事」のフォーマットを受け継いでいる本作らしいところで、「鑑識メモ」がこういう形で出てきました。超能力者・みのるが登場します。「わしじゃ」と言って登場したみのる。「今日からな、わしと一緒に超能力が何であるかを学んでいこうという」ということです。で「超能力と言っても色々あるんだよ」と言って笑い出すと首をかしげ出す。「何だったかなぁ~色々ありすぎて忘れちゃったんだ」と言うと「それもまた人生」と締めくくり、画面には「わしじゃ」のスタンプが押されました。→伝説の超能力者・みのるも、胡散臭いおっさんのように見えます...

BS-iの本放送では。この後、多々野ユリが登場して「わしじゃ、わしじゃ」の着ボイスのDLのお知らせがあったのですが、MBSの放送ではこの部分はありませんでした。(尚、この部分のパターンは「ケータイ刑事」の着ボイスDLと同じです。)→この4月にBS-iのモバイル・サイトがリニューアルしたので、現在はDL出来るのかは分かりません。(出来ないと考えるべきだと思います。→筆者はちゃんとDLもしているので、再度アクセスしようと思いませんし...)

 

↓これまでの「恋日」はこちら(本作はまだリリースされていません。)

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YES『CLOSE TO THE EDGE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは、1972年に発表された彼らの5th.アルバムであり、邦題は「危機」と付けられたアルバムである。本アルバムと同じ年に発表した前作「FRAGILE」の大作志向を更に推し進めて、クラシックのアルバムのような一大叙情詩として完成させたアルバムである。何せ、当時のアナログ盤(勿論LPのことです。)では、A面がアルバム・タイトル・ナンバーの1曲、B面に残りの2曲が収録ということで、ロックの世界ではあり得ない構成でしたからね。で、当然のように本アルバムも大ヒットを記録していて、Billboardのアルバム・チャートで最高位3位を獲得している。尚、年間チャートでは、発売時期の影響もあって、1973年の年間アルバム・チャートでは93位にランクインしている。

収録曲は、オリジナル盤では3曲であったが、現在は4曲のボーナス・トラックが追加されて以下の全7曲が収録されているリイシュー盤がリリース(2003年)されている。(後ろの4曲がボーナス・トラックである。)『Close To The Edge』『And You And I』『Siberian Khatru』『America (Single Version)』『Total Mass Retain (Single Version)』『And You And I (Alternate Version)』『Siberia (Studio Run-Through Of "Siberian Khatru")』。

オリジナル盤に収録の3曲は、いずれもが大作であって、「プログレ」と呼ばれるだけの壮大なスケールの曲である。(今までに多くが語られているということもあるので、ここでああだこうだと言う必要も無いでしょう...)

で、4曲のボーナス・トラックに注目することになるが、2曲は「Single Version」ということなので、これはこれで要点を凝縮されたものであり、これも悪くない。が、後ろの2曲はちょっと辛い所がある。『And You And I』はフル・バージョンと同居するということもあって、やっぱりオリジナル盤の方が(聴き慣れたこともあって)スケールダウンしているように感じてしまう。『Siberian』の方も同様で、これは『Siberian Khatru』のリハーサルということで、貴重なものであるが、完成した『Siberian Khatru』を聴き慣れているということもあって違和感が浮かんでしまう。→よくあることだが、オリジナル・アルバムに、そのアルバムからシングル・カットされた曲の別バージョンを追加した(比較的安易な)ボーナス・トラックという範疇に収まってしまっている。

とは言っても、リイシュー盤は、ジャケットの方にも手が加えられていて、新たに書き加えられた所がある。「プログレ」のアルバムは、そのサウンドだけではなくて、ジャケットまで含めたトータルでアルバムが製作されているものであり、サウンドだけが秀でていても、アルバムとしては完璧とは言えないだけに、こういう配慮がされているというのは、「当然だろう」とも思うが、そういう事が行われるということ事態珍しいので、大いに評価できる。

ただ、筆者は、オリジナル(3曲収録)に対して、リイシュー盤は5曲(2曲のシングル・バージョンまで含む)のアルバムに2曲のボーナス・トラックが追加された、と考えるのが良い、と思う。それにしても、オリジナル盤の3曲は発表から35年になろうとしているが、本当に現在でも色褪せない名曲である、と改めて感じさせてくれます。じっくりと聴き込みましょう!

 

↓3曲収録のオリジナル盤

Close to the Edge

Close to the Edge

  • アーティスト: Yes
  • 出版社/メーカー: Wea International
  • 発売日: 1994/08/16
  • メディア: CD

↓リイシュー盤

Close to the Edge

Close to the Edge

  • アーティスト: Yes
  • 出版社/メーカー: Rhino
  • 発売日: 2003/08/26
  • メディア: CD
危機

危機

  • アーティスト: イエス
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2003/09/10
  • メディア: CD


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エイジア in ASIA 2007 [音楽(etc.)]

2007年3月、結成から25年が経過した今になって、オリジナル・メンバーによる初の来日公演が実現したASIA。その中から、3/8の東京厚生年金会館のライブがWOWOWで放送されたので、当然のようにしっかりと録画しました。(これが放送される日の「ベストヒットUSA2007」(BS朝日)が、野球中継の放送延長で放送時間が繰り下がって、最初の25分が被ってしまうなんて、酷すぎる...→35分の繰り下がりならば、ギリギリセーフだったのに、1時間も繰り下がるなんて、「楽天も巨人も嫌いだ!!」)

尚、次回は5/17(火)の29:00から、リピート放送があります。見逃した方は、その時に見ることが出来ます。が、深夜なので、録画でしょうが...→5/17の29:00というのは、5/18の早朝の5:00という意味です。最近は朝の5時ごろからその日の番組がスタートするTV局が増えましたが、放送業界では朝6:00から始まると言うことで、一日の時間を6:00~29:59と言いますからね...

放送枠は1時間半(89分というのが正しいでしょう。)ということなので、ライブの全てをという訳ではないが、充実した演奏をしていました。(ただ、メンバーのみんなも年齢を重ねたなぁ、と大いに感じました。)尚、当日のライブでは、1982年に発表した1st.アルバム「ASIA」の収録曲全9曲(『Heat Of The Moment』『Only Time Will Tell』『Sole Survivor』『One Step Closer』『Time Again』『Wildest Dreams』『Without You』『Cutting It Fine』『Here Comes The Feeling』)を全て演奏したとのことだが、今回の放送では、『Cutting It Fine』がカットされていて、それ以外の8曲がON AIRされました。そして嬉しかったのは、ASIAとして発表した曲だけでなく「それぞれの過去の曲もやる」と言って演奏されたことである。90分という放送枠では、アルバム「ASIA」の曲を中心に、ASIAとしての他の曲と、メンバーのASIA以外の曲を加えた形、というので一番的確な表現でしょう。

ON AIRされた曲は以下に記す14曲でした。(1曲当たりの時間が6分を越えている、というのもいいですね。)『Time Again』『Wildest Derams』『One Step Closer』『Roundabout』『Without You』『Fanfare For The Common Man』『Don't Cry』『Court Of The Crimson King』『Here Comes The Feeling』『Video Killed The Radio Star』『The Heat Goes On』『Only Time Will Tell』『Sole Survivor』『Heat Of The Moment』。この内、最後の『Heat Of The Moment』はアンコールだったようです。

尚、『The Heat Goes On』は途中で一旦C.パーマーのドラム・ソロのみになるが、この部分に関しては映像があるというのは本当に嬉しいですね。(この部分だけはライブCDでは絶対に伝わりませんから...)

あの曲は?というのもありますが、この東京公演は2枚組のCDとしてリリースされているので、そちらを聴いて補うことにすれば良いでしょう。(ON AIRされた14曲に『Cutting It Fine』『Steve Howe Guitar Solo』『The Smile Has Left Your Eyes』『Ride Easy』が追加されることになります。)とにかく、ジョン・ウェットン、スティーヴ・ハウ、カール・パーマー、ジェフ・ダウンズというオリジナル・メンバーによるライブが行われたという事だけで感涙ものですし、そのライブ・ビデオを入手できたという事になったのですからね... →秋には、このライブDVDがリリースされるそうです。

ところで、一つだけ気になったことがある。それは客席のボルテージが今ひとつ上がっていないように感じたということである。ASIA結成は25年前のことであり、当時、彼らの音楽をリアルタイムで聴いていた世代は既に40の大台に達しているでしょう。また、その前のグループで活動していた当時をリアルタイムで体験したという世代は40の後半から50を越えているでしょう。勿論、リアルタイムで体験していない若い方もいるが、(時々映った)客席の年齢層は、どう見ても30後半から40前半が中心のように見えました。ということで、客席の方も(日常生活で)少しお疲れだったのでしょうか?或いは、リアルタイムで体験した世代にとっては、夢の「オリジナル・メンバーによる来日公演」だったので、感激して酔いしれていたということなのか?ひょっとして、このライブの様子を収録するということで、主催者側からおとなしくしろ!、というような「戒厳令下」でのライブだったのか?(ファン心理、感情を考えて、筆者は2番目の見解(「夢の…」)と思いますが...)

 

FANTASIA~LIVE IN TOKYO

  • アーティスト: エイジア
  • 出版社/メーカー: WHDエンタテインメント
  • 発売日: 2007/06/21
  • メディア: CD

↓こちらは発売になったばかりのUS盤です。

Live in Asia

Live in Asia

  • アーティスト: Asia
  • 出版社/メーカー: Eagle
  • 発売日: 2007/06/26
  • メディア: CD
 
↓'82年発表の1st.アルバムはこちら
詠時感~時へのロマン

詠時感~時へのロマン

  • アーティスト: エイジア
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
  • 発売日: 1995/10/04
  • メディア: CD
Asia

Asia

  • アーティスト: Asia
  • 出版社/メーカー: Geffen
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形雷34話(2nd.8話)[改訂版] [ケータイ刑事]

今回の物語は通算で34話、2nd.シリーズ第8話となる「心に嘘はつけないぜ! ~サイコドクター殺人事件」である。この物語は「・2nd.12話」や「・9話」など、これまでのシリーズ作品を復習してから見ると28倍楽しむことが出来ます。そして目玉は「・1話」以来となる矢部美穂さんがゲストということです。(記念すべきシリーズ最初の物語で犯人を演じたのが矢部さんで、「犯人第1号」としてケー刑事史にその名を刻み込んだ人です。)→「第1号犯人・皆川悦子」の刑期は長かった?(でも、皆川悦子としての再登場ではありません。)そして、劇中で雷ちゃんが「○○恐怖症」ということを色々と説明してくれます。本家の伝説の四姉妹は全員「暗所恐怖症」だったことを思えば、従姉妹は違うというのもまた楽しい所でもあります。

物語の元ネタは、マンガ「サイコドクター」(2002年にドラマ化されてDVDもリリースされている)であることは直ぐに分かるが、その主人公・スーパー心理カウンセラー・楷恭介(かい・きょうすけ)の名前まではもじっていないというのはちょっと中途半端な感じがしないでもない。(被害者であったものの、西湖独太という名前にするというのはちょっとストレートすぎる気がする...)

この記事のタイトルに「[改訂版]」と付いているのは、BS-iの本放送時に記したものをベースにして加筆を行ったためです。(BS-iの放送時に記したものはその物語が最新作であった時に記したものですが、今回は「銭形雷」全40話まで見た後なので、全体を見通した観点からも追記しています。)BS-iの本放送時に記したものと合わせてご覧頂ければ幸いです。(BS-iでの放送時に記したものは、ここをクリックして下さい。)それではいつものように、いつも以上の長文&今更ながらのネタバレありで、本編に行きます。

警視庁、雷ちゃんが広げている本は、「マドモアゼル智子の土曜日は心理テスト」という心理学の本である。(まずは「・9話」のネタの軽いジョブです。)で、「「A」を選んだあなたは、頭脳明晰明朗快活、将来に雲一つの不安のない晴れやかな人生が待っているでしょう。でも、一度許せないことがあると直ぐに怒って雷を落とします。要注意」ということで、「なるほどなるほど、これ凄く当たっている」と納得する雷ちゃん。(「当たっている」と言うよりも、雷ちゃんそのままじゃないですか...)更に「こんなテストもあるんだ」と次の問題に行こうとするが、そこに高村さんが「ハロー、銭形くん!」と言って姿を現す。で、早速雷ちゃんが高村さんに心理テストの問題を出題する。「電車で居眠りをしている時、あなたの横でずっと肩を貸してくれてる人がいます。それは誰ですか?」と問うと、高村さんの答えは「銭形くんかなぁ」という答えだった。(ここでは理由までは語らない高村さんです。)これに雷ちゃんは驚いてキョトンとする。「どうしたの?」と高村さんが尋ねると「別に...」とかわす雷ちゃんでした。

そこに「警視庁から入電中」と事件を知らせるメールが届く。港区赤坂の「さいこメンタルクリニック」で殺人事件発生。被害者は心理カウンセラーの西湖独太(さいこ・どくた)。直ちに現場に急行せよ。ということで、雷ちゃんは現場に行こうとするが、高村さんは雷ちゃんが出した質問に「何だったのそれ?」と尋ねるが、雷ちゃんは本を鞄の中にしまうと「事件です。いいからいいから」と言って現場に向かいました。(被害者・西湖独太の元ネタは「サイコドクター」ですが、いきなり殺されてしまうということで、分かりやすい名前にしたのでしょうね。)

事件現場に到着した雷ちゃんが見たものは、ゴミが散乱している有様だった。(ゴミの中には、が落ちていたり、「河童沼」と書かれた紙が丸めて落ちているなど、「・2nd.」のネタが満載です。)それを見た高村さんは「随分犯人と激しく争ったんだね、これ...」と漏らす。そこに束志が「報告します」と言って現れるが、いつもと違って逆立ちをしていない。高村さんが「あれっ、逆立ちしないの?」と突っ込んでくれるが、「はい」と受ける束志は「死亡推定時刻は昨夜の0時頃、死因はこの包丁で背中を刺されたことによる出血によるショック死です。残念ながら犯人の指紋等は検出されませんでした。以上です」と報告すると、現場の部屋から出て行って、それから逆立ちをしようとするが、バタンと倒れる音がしました。(高村さんはそれを見に行ったが、雷ちゃんは携帯で現場写真の撮影を始めていた。)で、雷ちゃんは「あれっ?血痕が落ちている...」と床に血痕があることに気がついたが、その血痕は出入り口とは離れた方向に続いていた。高村さんは「犯行現場はここで、そこまで逃げた。相当抵抗したんだな、これは」と解釈したが、雷ちゃんは「どうして出入り口と離れた方向に逃げたのでしょう?」と疑問を持った。

クリニックの待合室、一人の女性が泣いていた。そこに「あのぅ、よろしかったら」と言ってハンカチを差し出す高村さん。(やっぱりフェミニストの高村さんらしいところですね。)が、彼女はそのハンカチに向かっていきなり消毒スプレーを吹きかけて、邪魔だとばかりに振り払うと、自分のハンカチを出してスプレーを掛ける。(ということで、潔癖症の女性だということが分かります。)彼女は第一発見者の美山華子(みやま・はなこ)であり、このクリニックの心理カウンセラー助手だった。「あんなにいい先生だったのに...何でこんなことに...」と涙を浮かべて泣く華子。で、泣いている華子の両脇に雷ちゃんと高村さんが腰を下ろすと、雷ちゃんが「今回の事件について、何か思い当たることは?」と尋ねると、「実は、患者さんの中には西湖先生のことを藪医者め、殺してやる、と言っていた人がいたんです」と語る。それはカウンセリングの最中に先生と口論になった戸ヶ里(とがり)という患者だった。

「なだそう荘」というアパート。この403号室に戸ヶ里は住んでいた。その戸ヶ里に話を聴きにやってきた雷ちゃんと高村さん。(彼は無職・戸ヶ里益男(とがり・ますお)という名前です。それにしても、この名前の男が尖端恐怖症だなんて、流石は「ケー刑事」、やってくれる設定です。)西湖の写真を見せて「この人をご存知ありませんか?」と雷ちゃんが尋ねると「西湖先生ですね。以前通っていたメンタル・クリニックの先生でした」と語るが、病院に通っていたのはもう半年も前の話で、最近は会っていないということだった。が、先生に「殺してやる」と言ったことは素直に認めるも、「だいたいその話、誰から聞いたんですか?医者には守秘義務があるでしょう。最低の病院だなぁ」と呟く戸ヶ里。が、何でそんなことを尋ねられるのか分からない戸ヶ里だった。これに高村さんが「西湖先生が昨夜殺されましてね」と説明し、ポケットから手帳とシャーペンを取り出して「あなたのアリバイを聞かせてもらえますか」と問い糾そうとする。これに戸ヶ里は「それを俺に向けないでくれ」と言って怯えだしてその場にしゃがみ込んで震え始めてしまった。

警視庁に戻った雷ちゃんと高村さん。「カルテによると戸ヶ里さんは尖端恐怖症です」と雷ちゃん。そして「恐怖症」について説明してくれる。「例えば、高所恐怖症」と言ってその説明をしてくれるが、これは雷ちゃんの前の相棒であるトミーがそうでした。(しかし、トミーの名前は出さない雷ちゃんでした。高村さんは「僕、高い所好き」とカメラ目線で言ってました。)更に「閉所恐怖症」「暗所恐怖症」を挙げるが、本家・伝説の四姉妹がそうでした。で、高村さんは自分のことを「二枚目恐怖症だ」なんて言っていました。で、雷ちゃんは「尖端恐怖症」のことを語る。西湖は先のとがった包丁で殺されていたので、尖端恐怖症の戸ヶ里には包丁は使えない可能性がある、と雷ちゃん。そこに「鑑識から入電中」と言う束志の着ボイスが雷ちゃんの携帯から届いた。携帯を開く雷ちゃんに束志は「雷ちゃんの予測通り、戸ヶ里益男が通っていた別の病院のカルテにも、彼が重度の尖端恐怖症であったという診断が下されていました。」と報告する。で、戸ヶ里はシロということになる。で、「振り出しに戻ったね。謎は解けない、ワトソンく~ん」と高村さんが口にすると、雷ちゃんが「それは銭形ファミリーの専売特許です。勝手にアレンジしないでください」と文句を言う。(ちゃん、ちゃんが言ったことをしっかりとちゃんも言ってくれます。(が、ちゃんは「私の専売特許」、ちゃんは「銭形家の専売特許」と言ったように記憶しています。))

そこに「警視庁から入電中」とまたも事件を知らせるメールが届いた。(「・13話」をはじめ、これまでにも複数回「警視庁から入電中」があった物語もいくつかあったので、違和感は無いですが...)港区赤坂のなだそう荘で変死体事件発生。死亡したのは戸ヶ里益男。直ちに現場に急行せよ。これを受けた高村さんは「急展開だよ、ワトソンくん」と言って飛び出していくが、雷ちゃんは「だから、それは専売特許ですってば~」と言って追いかけて行った。

事件現場となった戸ヶ里の部屋。そこもゴミが散乱していた。部屋の様子を見ている高村さんは棚に並べられた毬藻を発見して「毬藻ばっかし置いてるね」って、これは「・2nd.23話(アナザーストーリー1話)」と「・2nd.26話(アナザーストーリー4話)」から引っ張ってきていますね。そうしていると束志がやってきて、(今回も逆立ちをしないで)「報告します。」と言って敬礼する。高村さんは「もう逆立ち止めたの?」とちゃんと突っ込んでくれます。で、一応「はい」と言うと報告を始める束志。「テーブルの上にあったワイングラスから青酸カリが検出されました。以上です」と言うと、敬礼して直ぐに出て行きました。(が、またも逆立ちをしようとする掛け声がするが、またまた直ぐに倒れる音が響く。高村さんも今回は相手にしませんでした。)

高村さんは棚にあったポーピくんのぬいぐるみ(これは「・2nd.12話」に登場しました。)を発見すると「謎は解けたよ、ワトソンくん」と言って雷ちゃんに「ここはやっぱりあれをやるしかない」と言う。「やるんですか?」と確認する雷ちゃんに「勿論!」と言うと、「♪バーボン刑事のテーマ」を歌い始める。(雷ちゃんも一緒になって歌う「・2nd.2話」の使い回しでしたが...)で、歌い終わると「これは自殺だな」という結論を出し、「犯人はやっぱり戸ヶ里」とも言う。これに「尖端恐怖症はどうなるんです?」と雷ちゃんが問う。が、高村さんはいつもの頓珍漢な推理を疲労してくれます。「戸ヶ里は尖端恐怖症だからナイフにはさわれない。だが、その病気を逆手に取れば容疑者リストから外される。そこで、電磁石を使ったトリックで西湖先生を殺したんだ」と事件のトリック(?)を説明した。(→「電磁石」を使ったトリックと言えば、あれですが、しっかりとポーピくんのぬいぐるみまも出てくるあの物語ですよね。(「・2nd.12話」)でも、その事件の時は五代さんが零ちゃんのパートナーでした。→五代さんと高村さんは従兄弟同士だから、考えも似るのでしょうか?)

高村さんの説明は続く。「まずはこの人形に大量の砂鉄を仕込む」で、雷ちゃんに白衣を着せて戸棚の前に立たせると、「そして人形に包丁をセットする」と言ってポーピくんのぬいぐるみに(玩具の)包丁をセットし、「西湖先生の背後に仕掛ける。そして廊下から強力な電磁石で引っ張る。すると…」ポーピくんのぬいぐるみを手にした高村さんがそれを手にして雷ちゃんの背中まで持って行き「このように刺さる訳だ」。雷ちゃんは悲鳴を上げて倒れると言うように高村さんの推理に付き合ってくれるが、起き上がると「って、これ、昔やったトリックですよ。今回と同じディレクターと脚本家のコンビで。それじゃあ、成長がありません」とカメラに向かってダメ出しをしてくれる。(そうなんですよね。でも中山脚本って、「」の時から大がかりな仕掛けのトリックを使っていて、面白いところもありますけど...)で、高村さんの説明は続き「取り調べを受けて自分に容疑がかかっていると思い込み自殺をした」と結論を語り「これはベリー・シンプルな事件だよ」と言い、ここで物語を締めようとして「さあ、みなさん。シー・ユー・ネクスト・ウイーク」。(エンディングの音楽が流れてきて、サブタイトルが画面下に出て「」マークまでが出る。)が、雷ちゃんが「もう~、済んでない、済んでない」と言って「」マークを追い払い、テロップのサブタイトルもバラバラにしてしまった。(ここで「」ならば、「・1st.12話」よりも約1分早い解決となり、本編ドラマ約9分半と言うことになってしまう所でした。→ここまでの経過時間は11分を過ぎた所です。)

高村さんは「何だよ、良い感じだったのに~」とぼやくが「これは自殺ではないと思います」と雷ちゃんは言うと「自殺する時にわざわざゴミを散らかして死んだりするでしょうか?」と疑問を口にして「何かひっかかるんですよね」「誰かが」「何かのために」と呟いた。

さいこメンタルクリニック。華子が掃除をしている。(時々消毒スプレーを噴射しています。)そこに雷ちゃんと高村さんがやって来ると、西湖が殺された昨夜0時頃のアリバイを華子に尋ねる雷ちゃん。これに「私、その頃、鎌倉にいたわ」と直ぐに答える華子。しかも「嘘だと思うなら、鎌倉署に問い合わせてください」と自信満々に言う。で「OK、確認してみよう」と高村さんは確認しに部屋から出て行き、雷ちゃんと華子が一対一という形になる。で、ソファに座った二人。雷ちゃんは「鎌倉で何をしていたんですか?」と更に詳しく尋ねる。すると照れ笑いをして恥ずかしそうに華子が答える。昨日、鎌倉で学会があり、終わってからお酒を飲み過ぎてしまい、酔った勢いで折りたたみ傘を知らない人の家に投げ込んでしまって、ガラスを割ったのだった。

そうしていると、高村さんが戻ってきて、華子が昨晩鎌倉にいたことが確認されて、今朝鎌倉署に民家の窓ガラスを割ったことを自首しているということが分かった。で、華子は笑いながら「こういう時に使うのかしら、鉄壁のアリバイって」(矢部さん、もとい、華子、なかなか言ってくれます。が、こういう場合は「アリバイが完璧すぎる」と感じるのが銭形なんですが...)で、「これから診察を再開しますから、早めに引き上げてもらえます」と言って雷ちゃんたちを追い返そうとする。更に、デスクの上にあった警察の忘れ物である事件現場に置く番号札(ちゃんと消毒スプレーを吹きかけてから手にしていました。)を雷ちゃんに手渡すと、華子は出て行った。雷ちゃんは華子を見送ると「よどむ、悪の天気」(ここでAパート終了。経過時間は14分弱でした。ということで、Bパートは11分半強になります。)

警視庁に戻った雷ちゃんと高村さんは捜査会議。で、昨夜の華子の行動について振り返える。華子は昨夜は鎌倉にいて、酔っぱらって民家の窓ガラスを壊し、近くの警察署に謝りに行った。結局、窓ガラス代を払って事は丸く収めたが、小さな事件が華子のアリバイを完璧にした。が、雷ちゃんは「妙に出来すぎていると思いませんか。何故窓ガラスを割った民家に謝りに行かずに警察に行ったんでしょう?まるでその時間のアリバイを作るためみたい...」と口にする。が、赤坂と鎌倉は直線距離はざっと45kmあり、あらゆる交通手段を使っても、数分で行き来することはできない。(ドラえもんの「どこでもドア」があれば... また、「ケー刑事・ワールド」では港区赤坂は時空が歪んでいるだけに、知られていない何らかの交通手段があるのでは?)雷ちゃんは、鎌倉の小さな事件の現場写真を見る。折りたたみの傘からは華子の指紋が検出され、ハイヒールの足跡も現場には残されていた。で、全て物証が華子のアリバイを完璧にしていた。ここで雷ちゃんが突然立ち上がり「ある人に合う靴も別の人には窮屈である」と、心理学者の権威カール・グスタフ・ユングの言葉を口にすると、高村さんに「私も分かっちゃったから、あれやってもいいですか?」と言い、「高村さんだけなんてずるいですよ」ということで、「♪ラブラブサンダー」(ピカピカゴロゴロ…という早織ちゃん作詞の歌で、前回に初登場しましたね)を振りを付けて歌い始める雷ちゃん。(高村さんもノリノリで踊っています。)で、歌い終わると「謎は解けたよ、ワトソンくん」(「・2nd.15話」のミュージカル編で泪ちゃんが「♪泪 流してあるこうよ」を歌ってから「謎は解けたよ、ワトソンくん」というサービス・ショットがありましたが、それに倣って雷ちゃんもサービス満点です。)

さいこメンタルクリニック。華子が患者の診察を行っていた。(助手だったのに、診察をするようになっていました。)で、ある患者の診察が終わり「ありがとうございました」と言ってその患者が診察室から出て行く。するとノックの音がした。で、「どうぞ、次の方」と言って次の患者を呼ぶ華子。が、診察室に入ってきたのは雷ちゃんと高村さんだった。華子は「あらぁ。診察だったら予約を取ってからにしてもらえますか」と言うが、雷ちゃんが「美山華子さん、今回の一連の殺人事件の犯人はあなたです。あなたと戸ヶ里さんの共犯だった。大きな事件を隠すために小さな事件の加害者となる。あなたはそうやってアリバイを作ったんです」と一気に事件の真相を口にする。(このように別の事件を利用するといういうネタ、「・2nd.20話」にもありましたが... 雷ちゃん、「前に使ったトリックは...」と何度も言ってますが、結構前に使ったトリックが(アレンジされて)出てきています。)

雷ちゃんの推理は次のようなものであった。華子のふりをした戸ヶ里が昨夜0時頃、計画通りに鎌倉のとある民家へ、華子だけの指紋が付いた折りたたみ傘を投げ入れてガラスを割った。そのまま道にハイヒールの足跡を意図的に残して立ち去り、今朝華子が警察に「ガラスを割ったのは私だ」と自首をして自分のアリバイを確保することに成功した。しかし、実際はその時間に華子は西湖を殺害するためにクリニックに来ていて、計画通り、時間を見計らって西湖を(背後から)用意していた包丁で刺した。が、西湖はしばらく息があり、最後の抵抗をして、ゴミ箱のゴミをまいた。(が、息絶える西湖。)次に共犯者である戸ヶ里の殺害を実行するために戸ヶ里のアパートに行った華子は、ワインに青酸カリを入れて殺害を実行した。で、全ての罪を戸ヶ里になすり付けて事件を闇に葬り去ろうとした。が、ここでも同じように戸ヶ里はしばらく息があり、華子から逃れようとしてゴミを投げつけた。(が、結局は息絶えた。)

雷ちゃんの説明を黙って聞いていた華子だったが、ここで立ち上がると「そんなの全部憶測でしょう」と言って反論する。が、雷ちゃんは二人の被害者がゴミを投げつけて抵抗したのはある意味があった、と言い、華子に対して「あなたはただの潔癖性じゃない。不潔恐怖症ですよね」と言った。不潔恐怖症の華子には、少しでも汚れることは何よりも耐え難く、犯行現場がゴミで散らかっていたのは、それを知っていた被害者がゴミを投げつけて自分の身を守るためだったからと語る。が、華子は「違うわよ、そんな病気」と一蹴する。すると高村さんがビニール袋に入ったゴミを床にひっくり返し、雷ちゃんが「じゃあ今、このゴミを踏んで見せてください」と華子に言う。で、華子はゆっくりとゴミの方に歩んでいくが、ゴミの前で立ち止まると、走って診察室から逃げていこうとする。すると雷鳴が轟き、雷雲が現れた。「雷鳴轟く積乱雲。…」雷ちゃんの口上が始まり、「私の稲妻でしびれなさい!」から華子に稲妻が落とされた。しびれる華子は煙を噴くとゴミの上に倒れた。が、慌ててゴミを払いながら立ち上がると、ポケットからハンカチを取り出して必死に顔を拭こうとする。が、自分が何をしているのかに気づいて我に返るも、時既に遅く、雷ちゃんが口にした「不潔恐怖症」という姿を見せてしまった。

で、華子は観念して「どうして分かったの?」と尋ねる。すると高村さんがビニール袋に入った華子のハイヒールを見せて「これは警察が押収したあなたのハイヒールです」と言う。「そうよ、それがどうしたって言うの?」と尋ねる華子。雷ちゃんが「そしてこれがハイヒールの足跡の写真です」と言って、鎌倉の現場に残された足跡の写真を見せる。よく見ると、ハイヒールの足跡は一部がゴミの上を歩いていたのだった。で、不潔恐怖症の華子がゴミの上を歩けるはずは無く、これは別の誰かが足跡を残したという証拠だ、と説明する雷ちゃん。

高村さんが「どうしてこんなことを?」と華子に尋ねる。で、動機を語る華子。「元々このクリニックは私の父が開業した病院なのよ」と語りだし、15年前に詐欺にあって病院ごと乗っ取られてしまった。その主犯が西湖であり、全てを失った華子の父は自殺をしてしまった。ということで、父の復讐をしようと思った華子は共犯者におあつらえ向きの人(戸ヶ里)がいた。お金の話をちらつかせたら簡単に騙すことができ、戸ヶ里を殺せば完全犯罪になると思ったのだった。(が、ここから後はまたまたちゃんテイストになります。)「どっちも殺されて当然の汚い男たちだったのよ」と吐き捨てる華子に「華子さん、あなたは一番汚してはいけないものを汚してしまった心を」と雷ちゃん。(全てが明らかになった後で犯人に対してこういうことをさりげなく語るのは泪ちゃんの十八番でしたが、雷ちゃんもそれを受け継いで、今回は一段と心に響く言葉です。)これに、「父が生きていたら、同じことを言うと思うわ、きっと」と華子にもそれは分かっていた。そして高村さんが華子に手錠を掛けて逮捕しようとするが、手錠に消毒スプレーを吹きかけてから華子を逮捕しました。(高村さんも華子に十分な配慮をしていました。)

事件解決後、町中を歩いている雷ちゃんと高村さん。(ここからは「・9話」のエンディングと同じことになります。)高村さんが「違うな」と言葉を発するが、雷ちゃんは「悩み事があるなら私が相談に乗りますよ」と言う。(これって、「私がお世話しちゃいます」と言った零ちゃん「・1st.11話」(この時のパートナーは高村さんでした。)に倣っている雷ちゃんです。)高村さんは雷ちゃんが質問した「電車の中で居眠りした時、横で肩を貸してくれる人は誰?」という問いに「銭形くん」と言ったのを訂正しようとしているのでした。で、新たな回答は「しいと言う字に英雄ので「正雄(まちゃお)ちゃん」」と言い、「楽しい俳優だと思わない?彼?」と尋ねる高村さんですが、その通りですね。雷ちゃんも「そうですね」と同意していました。で、雷ちゃんは「でも良かったです」と言うと自転車に乗って走り去っていこうとする。「何がよかったの、教えてよ」と言う高村さんに「イヤで~す」と言うと、そのまま走り去ってしまった雷ちゃん。で、高村さんから見えない所に来ると、自転車を停めて説明してくれる。「さっきの心理テストの答えは「自分を一番幸せにしてくれる人」」ということで、「高村さんはナルシストなんですね」と語る雷ちゃん。(これは、高村さんが初登場した泪ちゃんの時から変わりません。)で、「私はやっぱり…」ということで雷ちゃんもそれが誰かを言ってくれるが「○○○○○、かな」と肝心なところは声を出してくれませんでした。(が、雷ちゃんの口の動きから「おじいちゃま」と言ったのが分かります。→やっぱり銭形ファミリーの一員です。)

今回の物語は、「」「」「」「」を全く知らなくてもそれなりに楽しむことは出来るが、知っていれば「28倍」楽しむことが出来る物語である。「」はこれまでも歴代シリーズのネタが随所に散りばめられていますが、2nd.になると高村さんが相棒ということで、「」を中心に次々とシリーズ・ネタが出てきます。(次は料理対決や睦月さんだし、その次は「・2nd.12話」の後日談でもあります。そして怪人さん(今度は「3面相」)が満を持しての登場となります。で、オペラの前後編で、爆弾事件の最終話と続きます。で、BS-iの本放送時に「このサービスぶりは、何か「ケータイ刑事」というシリーズに幕を下ろそうとしているのではないかと感じさせてくれますが...」なんてことを思ったのだが、それから9ヶ月のブランクを置いて、雷ちゃんの妹・ちゃんが6代目を襲名して戻ってきてくれますから、安心しました。(「・2nd.14話」で、ロス市警に栄転となった高村さんが、どういう形で日本に戻ってきてちゃんとコンビを組むことになったのか、そこも注目です。→高村さん、またまたとんでもないことをしでかしたようです...7/7が楽しみです。)

次回の物語は、2nd.第9話、通算では35話となる「ターゲットは雷! ~殺し屋の殺し屋による殺し屋のための殺人事件」という物語ですが、「ネプチューン」と名乗る黒いマントを羽織った男たちが登場。(「」に登場した海王星団のメンバーや、劇場版「M1」に登場したキング・アンドリウと同じ格好をしている。)って、今度は「海王星団」ですか?「ネプチューン」って、単に横文字にしただけですけど...そして、更に柴田束志が誘拐され、しかもイケメン・束志が登場する物語でもある。(部分的には「雷の悪夢」の束志版という雰囲気もあります。)で、脚本家の渡邉睦月さんと愛犬プンタも登場します。(「・7話」で二度と出演しないと言った睦月さん、気が変わったようです。)で、これまでのシリーズ・ネタがたっぷりと散りばめられている、楽しい楽しい物語です。(「・2nd.」は本当に楽しい楽しい物語の連続です。)

尚、次回のMBSの放送は26:45からなので、時間指定で録画予約されている方は、ここのところ2分繰り下がって26:17からの放送だったので、録画時間の修正をお忘れなく。

鑑識メモ。柴田が「マドモアゼル智子の土曜日は心理テスト」という本を手にしてソファに座っている。いきなり「心理テストです」と言って出題を始める。「想像してみて下さい。いつもその人は逆立ちをしています。更にその人の名前は上から読んでも下から読んでも同じ名前です。はい、今あなたの頭に浮かんだその人の名前こそ、あなたが今最も気になっている方です」って、これは誘導尋問をしていて心理テストになっていないんですけど... で、その回答は「もしあなたが女性ならば恋愛の対象に、もしあなたが男性ならば尊敬に値する人物になる、と言う訳です」と言って、「心理テスト、恐るべしデスね...」と感想を口にしていました。→「柴田束志」と言う答えではなく、「田端柴太(たばし・しばた)」という名前が浮かんだと答えておきましょうか...(ノベライズを読んだ方はお分かりですよね...)

 

↓まもなく発売になります。

ケータイ刑事 THE MOVIE2 石川五右衛門一族の陰謀〜決闘!ゴルゴダの森 スタンダード・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE2 石川五右衛門一族の陰謀〜決闘!ゴルゴダの森 スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: Tokyo Soft Inc.(SB)(D)
  • 発売日: 2007/08/24
  • メディア: DVD
 
↓今回の物語はこれに収録されています。
ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/05/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形雷/小出早織style

ケータイ刑事 銭形雷/小出早織style

  • 出版社/メーカー: アルケミスト
  • メディア: おもちゃ&ホビー
↓歴代ケータイ刑事
ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/05/22
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2004/04/23
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2006/01/27
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD
↓今回のネタ関係
サイコドクター (1)

サイコドクター (1)

  • 作者: 亜樹 直, 的場 健
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/09
  • メディア: 文庫
サイコドクター楷恭介の部屋―あなたの心を映し出す心理テスト集

サイコドクター楷恭介の部屋―あなたの心を映し出す心理テスト集

  • 作者: 亜樹 直
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2003/10/23
  • メディア: コミック
サイコドクター楷恭介 (1) モーニングKC

サイコドクター楷恭介 (1) モーニングKC

  • 作者: オキモト シュウ, 亜樹 直
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/02/23
  • メディア: コミック
サイコドクター楷恭介 (1)

サイコドクター楷恭介 (1)

  • 作者: 亜樹 直, オキモト シュウ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 文庫
サイコドクター DVD-BOX

サイコドクター DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2003/03/19
  • メディア: DVD
magrow ― 「サイコ・ドクター」オリジナル・サウンドトラック

magrow ― 「サイコ・ドクター」オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: magrow
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2002/11/08
  • メディア: CD
 
↓「心理テスト」関係
これは使える!心理テスト―3秒で相手の“心の中”が読める!

これは使える!心理テスト―3秒で相手の“心の中”が読める!

  • 作者: ゆうき ゆう
  • 出版社/メーカー: 三笠書房
  • 発売日: 2007/05
  • メディア: 文庫
自分がわかる心理テスト―知らない自分が見えてくる

自分がわかる心理テスト―知らない自分が見えてくる

  • 作者: 芦原 睦
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1992/06
  • メディア: 新書
心理テスト法入門―基礎知識と技法習得のために

心理テスト法入門―基礎知識と技法習得のために

  • 作者: 松原 達哉
  • 出版社/メーカー: 日本文化科学社
  • 発売日: 2002/04
  • メディア: 単行本
本物の心理テスト 1問1答編―精神科医、心理学者、セラピストが使う

本物の心理テスト 1問1答編―精神科医、心理学者、セラピストが使う

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2007/02
  • メディア: 単行本
本物の心理テスト―精神科医、心理学者、セラピストが使う (夢・金・人編)

本物の心理テスト―精神科医、心理学者、セラピストが使う (夢・金・人編)

  • 作者: 津田 秀樹
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2006/05
  • メディア: 単行本
決定版!ミラクル心理テスト

決定版!ミラクル心理テスト

  • 作者: 中嶋 真澄
  • 出版社/メーカー: 廣済堂出版
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 文庫
ユング心理学入門

ユング心理学入門

  • 作者: 河合 隼雄
  • 出版社/メーカー: 培風館
  • 発売日: 1967/10
  • メディア: 単行本
図解雑学 ユング心理学

図解雑学 ユング心理学

  • 作者: 福島 哲夫
  • 出版社/メーカー: ナツメ社
  • 発売日: 2002/10
  • メディア: 単行本
 
↓「恐怖症」ということで
対人恐怖―社会不安障害

対人恐怖―社会不安障害

  • 作者: 貝谷 久宣
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/02
  • メディア: 単行本
新版 不安・恐怖症―パニック障害の克服

新版 不安・恐怖症―パニック障害の克服

  • 作者: 貝谷 久宣
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 単行本
症状別 神経症は治る〈3〉不潔・縁起・雑念・不完全恐怖症編

症状別 神経症は治る〈3〉不潔・縁起・雑念・不完全恐怖症編

  • 作者: 和久 広文
  • 出版社/メーカー: 日本教文社
  • 発売日: 2004/01
  • メディア: 単行本
症状別 神経症は治る〈1〉外出・乗車・閉所・高所・尖端恐怖症編

症状別 神経症は治る〈1〉外出・乗車・閉所・高所・尖端恐怖症編

  • 作者: 和久 広文
  • 出版社/メーカー: 日本教文社
  • 発売日: 2002/03
  • メディア: 単行本

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BEST HIT USA 2007[2007/6/26] [音楽(etc.)]

今回は野球中継延長のため、1時間放送が繰り下がって、日付が変わってからの24:00からのスタートになりました。(35分以内ならば良かったのに、これだけ繰り下がったら、WOWOWのASIAのライブと被ることになっちゃった...しかし、被っても対応できますけど...)それではいつものように「TIME MACHINE」のコーナーの情報を中心に、ON AIR曲を記します。

最初は、ここのところ時代を変えた偉大なアーティストの曲を初っぱなにかけているが、今回もということで、MARVIN GAYEの『What's Going On』を1972年のライブでということでスタートしました。

続く話題のアーティストを紹介する「HOT MENU」のコーナーで取り上げられたのは、3年ぶりのアルバムを発表したVELVET REVOLVERの『She Builds Quick Machines』が取り上げられました。

「COUNTDOWN USA」の20位から11位までの発表、CMに続いての「STAR OF THE WEEK」のコーナーは、2年半ぶりに6th.アルバムを発表したTHE CHEMICAL BROTHERSということで、2人のインタヴューがあり、ニュー・アルバム、そこからの1st.シングルなどについて語り、その1st.シングルの『Do It Again』がON AIRされました。その後「音楽はこの先どんな進化をすると思いますか?」という問いに、面白いことを語っている2人でした。

それに続いて「C/D USA」の10位から4位の発表、CMを挟んで、目玉の「TIME MACHINE」のコーナーです。(この頃にWOWOWのASIAのライブもスタートしました。)今回の「TIME MACHINE」のコーナーは、6/26ということで、以下の4件が紹介されました。

1965年:THE BYRDSの『Me. Tambourine Man』がシングル・チャートで全米1位を獲得(1位にいたのはこの1週だけでした。)、1972年:SONNY & CHERのシェールとソニー・ボノが正式に離婚した、1979年:ELVIS PRESLEYの父・ヴァーノンがメンフィスで心臓病のために死亡、これによって、ELVISの血を引くのは娘のLISA MARIE PRESLEY唯一人になった、1982年:DURAN DURANが『Hungry Like The Wolf』のPVをスリランカで撮影(同時に『Lonely In Your Nightmare』のPVも撮影した)。

また、6/26が誕生日のアーティストとして紹介されたのは以下の2人でした。THE CLASHのMICK JONES(1956年生まれ)、BERLINのTERRI NUNN(1961年生まれ)。

このコーナーからのON AIR曲は、25年前(もう四半世紀が過ぎてしまったんですねぇ~)の今頃撮影していたDURAN DURANの『Hungry Like The Wolf』でした。(4:3だと思っていたら、16:9のワイドだったのは嬉しい所でした。)そして、それに続いて、1986年のTHE MOODY BLUESの『Your Wildest Dreams』が、彼らの最新DVDからチョイスされてON AIRされました。

「C/D USA」のTOP 3の発表が終わり、ラストのリクエスト曲は、1984年のDENNIS DeYOUNGの『Desert Moon』でした。STYXが分裂することになっちゃいましたが、この曲は'70's終盤のSTYXの雰囲気のある聴きやすい一曲でした。'80's初期のSTYX(アルバム「PARADISE THEATER」も良いけれど、'70'sの終わり頃のSTYXのサウンド(アルバム「CORNERSTONE」)は大好きなアルバムです。

次回は、EPGの番組情報によると、「祝40周年!」ということで、ビートルズのサージェント・ペパーズ特別映像を紹介する、ということです。そして、ハルク・ホーガンの娘が歌手デヴューということで、BROOKE HOGANがゲストとして登場するということです。

 

ザ・リアル・シング・イン・パフォーマンス 1964-1981

ザ・リアル・シング・イン・パフォーマンス 1964-1981

  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: DVD

ホワッツ・ゴーイン・オン

ホワッツ・ゴーイン・オン

  • アーティスト: マーヴィン・ゲイ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
  • 発売日: 2004/10/21
  • メディア: CD

 

Libertad

Libertad

  • アーティスト: Velvet Revolver
  • 出版社/メーカー: RCA
  • 発売日: 2007/07/03
  • メディア: CD
We Are the Night

We Are the Night

  • アーティスト: The Chemical Brothers
  • 出版社/メーカー: Toshiba EMI
  • 発売日: 2007/07/17
  • メディア: CD
Do It Again

Do It Again

  • アーティスト: The Chemical Brothers
  • 出版社/メーカー: Astralwerks
  • 発売日: 2007/06/26
  • メディア: CD
Greatest

Greatest

  • アーティスト: Duran Duran
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 2005/03/29
  • メディア: CD

クラシック・アーティスト・シリーズ ムーディー・ブルース

クラシック・アーティスト・シリーズ ムーディー・ブルース

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • 発売日: 2007/06/14
  • メディア: DVD

Desert Moon

  • アーティスト: Dennis DeYoung
  • 出版社/メーカー: Universal Special Products
  • 発売日: 2001/09/18
  • メディア: CD


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XTC『BLACK SEA』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1980年に発表された彼らの4th.アルバムである。当時はニュー・ウェーブの異端児というように見られていた彼らであるが、'80'sの中盤以降は彼らが奏でてきたサウンドが「エレポップ」として時代の主流になっていくのだから、彼らには先見の目があったということも出来る。そんな彼らの長いキャリアにおいても、本アルバムは傑作として名高いアルバムである。イギリスではヒットを記録しているが、アメリカでは当時はさっぱりだったが、これも時代よりも進んでいるサウンドを奏でている彼ららしいエピソードである。
収録曲は以下の全14曲である。『Respectable Street』『Generals And Majors』『Living Through Another Cuba』『Love At First Sight』『Rocket From A Bottle』『No Language In Our Lungs』『Smokeless Zone』『Don't Lose Your Temper』『Somnambulist』『Towers Of London』『Paper And Iron (Notes And Coins)』『Burning With Optimism's Flames』『Sgt. Rock (Is Going To Help Me)』『Travels In Nihilon』。
本アルバムからの筆者のお薦め曲は、『Respectable Street』『Generals And Majors』『Living Through Another Cuba』『Towers Of London』という所を挙げておくが、ポップでとても聴きやすいサウンドが冒頭から展開されるということで、すんなりと入っていくことが出来る。そして、それは2曲目の『Generals And Majors』で別次元のものとなり、眠っていたら置き去りにされてしまうような疾走感で突っ走ってくれる。ということで、頭からハイテンションにさせてくれる。
が、突っ走るだけではなく緩急もしっかりとあるので、アルバムとしても纏まりのあるものになっている。(緩急がなかったら、ダンス・ミュージックのアルバムならば良いが、そうでなければ途中で疲れてしまうだけに、聴く側の立場も考えてくれているのはありがたい所でもある。)
とはいっても、捻くれた曲もちゃんとあるので、単なるポップなアルバムという認識でいると、痛い目に遭うと言うことを付け加えておきます。'80'sサウンドでも'80's前半のサウンドがお好きな方には刺激が強いかも知れないが、'80'sサウンドがお好きな方は聴いておきたいアルバムである。
 
Black Sea

Black Sea

  • アーティスト: XTC
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 1991/03/19
  • メディア: CD
Black Sea [2001 Reissue]

Black Sea [2001 Reissue]

  • アーティスト: XTC
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 2001/06/11
  • メディア: CD
 


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共通テーマ:音楽

「緋牡丹博徒」(その2) [映画(邦画)]

懐かしの邦画ヒーロー(ヒロイン)・シリーズの第6弾として記している「緋牡丹博徒」シリーズ、その2回目はシリーズ全8作の内、第2作と第3作です。それにしても、藤純子さんにはしびれます。

まずはシリーズ第2作の「緋牡丹博徒・一宿一飯」です。
作品データを記しておくと、1968年の東映京都の作品であり、時間は95分である。監督は鈴木則文、脚本は野上龍雄と鈴木則文の2人、撮影は古谷伸、美術は石原昭、音楽は渡辺岳夫である。そして出演は、藤純子、若山富三郎、待田京介、村井国夫、菅原文太、城野ゆき、白木マリ、山城新伍、玉川良一、小島慶四郎、天津敏、遠藤辰雄、西村晃、水島道太郎、鶴田浩二、たちである。

上州で恩義のある戸ヶ崎組が笠松一家のために全滅したと知ったお竜は、四国から上州に戻り、戸ヶ崎組の2代目を助けるべく力になるが、その2代目も笠松一家になぶり殺されてしまう。で、お竜は決心した...

この世界では「義理と人情」と人情という言葉は基本であるが、本当にそれを地でいくお竜には本当にしびれます。(藤さん、貫禄あります。)

続いて、シリーズ第3作の「緋牡丹博徒・花札勝負
作品データを記しておくと、1969年の東映京都の作品で、時間は98分である。原案は石本久吉、監督は加藤泰、脚本は鈴木則文と鳥居元宏の2人、撮影は古谷伸、美術は富田治郎、擬闘は谷明憲、音楽は渡辺岳夫である。そして出演は、藤純子、若山富三郎、待田京介、清川虹子、小池朝雄、天津敏、石山律、南利明、内田朝雄、山本麟一、関山耕司、汐路章、柴田美保子、沢淑子、沢彰謙、林彰太郎、嵐寛寿郎、藤山寛美、高倉健、たちである。

本作はシリーズの中でも傑作として知られている1本であり、人気の高い1本でもある。物語の舞台は名古屋である。渡世修行を積むお竜は、熊虎親分からの添書を持って名古屋の西之丸一家へ草鞋を脱いだ。その頃、西之丸一家と対立している金原一家は国会議員と結託して名古屋一の貸元の座を狙っていた。そんな中、お竜は金原一家の賭場で自分の名を名乗るニセモノお竜(お時)を知り、捕らえた。お時は金原に利用されていたが、お竜への恩義から金原を裏切ることになって斬られてしまった。お竜は...

本作でも、お竜が実にカッコイイ。しかも、単に対立する(悪事を働く)相手を倒すのではなく、義理と人情の仁義の世界の筋がしっかりと通っている。しかも本作はそこに男女の恋物語が絡み、それらを上手くまとめている。やはり「傑作」と言われている作品だけのことはある。本作は見ないと損をしますよ。

 

緋牡丹博徒 一宿一飯

緋牡丹博徒 一宿一飯

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2002/11/21
  • メディア: DVD

緋牡丹博徒 花札勝負

緋牡丹博徒 花札勝負

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2003/05/21
  • メディア: DVD
 
↓コミックもあります
緋牡丹博徒お竜仇討ち旅

緋牡丹博徒お竜仇討ち旅

  • 作者: かどた ひろし
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2007/01/30
  • メディア: コミック

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共通テーマ:映画

OTTE E MEZZO(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1963年のイタリア映画の「フェリーニの8 1/2」(フェリーニの はっかにぶんのいち)である。イタリア語の原題をタイトルに記したが、英語タイトルは「EIGHT AND A HALF」、フランス語タイトルは「HUIT ET DEMI」であって、意味は同じである。邦題も劇場公開時は「8 1/2」であったが、ビデオ化された時に「フェリーニの」というものが付け加えられたが、どうしてこういうことをするのでしょうか。そんなものを付け加えなくても、本作はフェリーニ監督の代表作として十分名前が通っていると思うのですけどねぇ~。白黒映像であるのに、色彩が浮かび上がってくるような映像は、幻想と現実を交錯させた本作を見事に表現していて、彼の自伝的な大作である。(説明するまでもなく、フェリーニ監督の代表作ですから、ご存知でしょう。)尚、本作品はモスクワ映画祭でグランプリを獲得したり、アカデミー賞でも外国語映画賞を受賞していて、世界的にも高い評価を得ている。

作品データを記しておくと、製作はアンジェロ・リッツォーリ、監督はフェデリコ・フェリーニ、脚本はフェデリコ・フェリーニ、トゥリオ・ピネッリ、エンニオ・フライアーノ、ブルネッロ・ロンディの4人、撮影はジャンニ・ディ・ヴェナンツォ、音楽はニーノ・ロータである。そして出演は、マルチェロ・マストロヤンニ、アヌーク・エーメ、クラウディア・カルディナーレ、サンドラ・ミーロ、バーバラ・スティール、たちである。

映画監督のグイドは、ある日、自分の体が空中を落下する夢を見た。現実の日常の中で彼は精神的にも肉体的にも疲れ切っていたということで、その疲れを癒すために「療養」と言って温泉に出掛けた。が、そこでも彼は仕事や生活から逃れることが出来ず、温泉で余生を過ごしている老人たちの中に自分がいる、という幻覚を見始める。そんな彼の唯一の救いは、心の中に現れる聖女のようなクラウディアだった...

夢と現実を平行させながら、ありのままの自分の姿を映画の中に託して表現するというように、映画史に残る秀逸な描き方をしているのはあまりにも有名である。ということで、本作は、その表現方法を見るだけでも価値がある作品である。

また、映画の表現方法の方に気を取られがちである本作であるが、音楽はニーノ・ロータということで、こちらもまた素晴らしい。で、サントラ盤に収録されているのは以下の全12曲である。『Passerella Di Otto E Mezzo』『Cimitero - Cigolette』『E Poi』『Illusionista』『Concertino Alle Terme』『Nell'ufficio Di Produzione Di Otto E Mezzo』『Ricordo D'Infanzia』『Guido E Luisa』『Carlotta's Galopp』『Harem』『Rivolta Nell'harem』『Passerella Di Addio』。

本作では、全てがフェリーニ監督の方に目が行くが、それもニーノ・ロータの安定した音楽があるからこそ、音楽を信頼できると言うことで、映像の方に集中できるということがある。本作が映画史に残る大傑作であるということは異論のない所であるが、大傑作には自ずと素晴らしいスタッフが集結しているものであり、ニーノ・ロータの音楽は、本作では強烈に自己アピールすることはしていないが、さりげなく映像の方に集中させてしまうとは、これもまた職人芸の世界であって素晴らしい。音楽の方もしっかりと聴いてもらいたい所である。

 

Otto E Mezzo (8 1/2)

  • アーティスト: Nino Rota
  • 出版社/メーカー: CAM
  • 発売日: 1993/11/30
  • メディア: CD

↓DVDではなくてビデオです。

フェリーニの8 1/2【字幕版】

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 1996/06/21
  • メディア: ビデオ
フェリーニ 8 1/2 [ポスター]

フェリーニ 8 1/2 [ポスター]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: トライエックス
  • 発売日: 2003/07/31
  • メディア: -

ポップステージ(3)映画「フェリーニの8 1/2」テーマ

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ブレーン
  • 発売日: 2001/02/14
  • メディア: 楽譜


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共通テーマ:音楽

「横溝正史シリーズ ~本陣殺人事件(全3話)」 [ドラマ]

WOWOWが今月から放送を始めた(現在は、デジタル192chでの先行放送のみであり、アナログのBS5chでは8月以降の放送になります。)名作ドラマ「横溝正史シリーズ」。これは1977年に放送されたものであり、金田一耕助を古谷一行が演じ、ぼさぼさの頭、よれよれの着物に袴姿という金田一のイメージを定着させたシリーズである。全27話が「本陣殺人事件」(全3話)、「八つ墓村」(全5話)、「真珠郎」(全3話)、「悪魔の手毬唄」(全6話) 、「犬神家の一族」(全5話)、「不死蝶」(全3話)、「黒猫亭事件」(全2話)という7つのエピソードで構成されている。

今回、最初のエピソードである「本陣殺人事件」(全3話)が終了したので、それについて記すことにする。(次回記すのは、第2のエピソードである「八つ墓村」(全5話)が終了した時となるので、5週間後、つまり7月末になります。→忘れていて記さないかも知れませんが...)

1時間枠のドラマで全3話となると、3時間枠の作品と言うことになるが、主題歌や前回までのあらすじ等のおさらいの部分を削除すると、130分強ということになり、やや長い目の映画という感じになる。ちなみに、本作と同じ原作の別の映像化作品(映画)は、中尾彬主演の映画「本陣殺人事件」は106分、片岡千恵蔵主演の「三本指の男」は72分である。

物語の方は、かつて本陣として栄えた一柳家当主の婚礼の夜、新郎新婦が無残な惨殺死体となって発見された。婚礼のために来ていた金田一耕助が事件の解明に挑む。事件の鍵を握るのは「三本指の男」。その正体は?(一応、ここではネタバレは書かないことにしますが、有名な作品ですから、結末はご存知だと思います。)

他の作品よりも時間が長いということで、ゆったりと物語が進んでいく。第1話が「起」、第2話が「承」と「転」、第3話が「結」といった感じである。本作は、30年前のTV放送作品であり、毎週放送の全3話ということを考えると、「起承転結」はそれなりに考えられてはいるが、最近の展開の早いドラマに慣れていると、物語の進展が遅く感じられてしまう。が、その分、細かい描写にも凝っていて、ポイントになる部分はじっくりと時間を掛けて描かれている。ということで、密度も高く、落ち着いてじっくりと鑑賞することが出来ます。(現在だったら、2時間枠で1回か、引っ張っても前後編の2話構成が良い所でしょうね...が、それと同時に内容の方もペラペラになっちゃうそう...)→'70'sという時代を感じるが、当時、高い視聴率を得たということも翌分かります。これは見るべき作品です。

尚、今後のアナログWOWOWの放送で今後ご覧になろうという方は、毎週見るのではなく、録画しておいて全3話を続けて見る方がよろしいかと...(2時間半ぐらい必要になりますが...)

 

↓本作はDVD化されています。

本陣殺人事件

本陣殺人事件

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 2006/12/08
  • メディア: DVD

↓原作小説

本陣殺人事件

本陣殺人事件

  • 作者: 横溝 正史, JET
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2002/06
  • メディア: コミック

本陣殺人事件 日本推理作家協会賞受賞作全集 (1)

本陣殺人事件 日本推理作家協会賞受賞作全集 (1)

  • 作者: 横溝 正史
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 1995/05
  • メディア: 文庫

本陣殺人事件 (1951年)

  • 作者: 横溝 正史
  • 出版社/メーカー: 春陽堂
  • 発売日: 1951
  • メディア: -


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VAN HALEN『DIVER DOWN』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表された5th.アルバムである。'70'sの終盤に抜群のテクニックでその名を馳せた彼らも、'80'sになるとスーパー・バンドとして活躍するようになっていた。で、本アルバムは大ヒット曲を飛ばし、存在感を大いにアピールすることになった。サウンドの方も洗練されていて、ポップな要素も出てきて、聴きやすさもある。で、大ヒットを記録して、Billboardのアルバム・チャートで最高位3位を記録すると共に、1982年の年間アルバム・チャートでも60位にランクインしている。

収録曲は以下の全12曲である。『Where Have All The Good Times Gone!』『Hang 'Em High』『Cathedral』『Secrets』『Intruder』『Oh, Pretty Woman』『Dancing In The Street』『Little Guitars (Intro)』『Little Guitars』『Big Bad Bill (Is Sweet William Now)』『Full Bug』『Happy Trails』。

この中からは『Oh, Pretty Woman』がシングル・ヒットを記録していて、Billbosrdのシングル・チャートでは最高位12位、1982年の年間シングル・チャートでは88位にランクインする大ヒットになった。また、この曲もそうであるが、3曲がカヴァー・ソングであり、原曲の良さを上手く引き出すと共に、彼ららしさもしっかりとアピールして、完全に自分たちの曲にしている。(で、ここでも「名曲はいつの時代でも名曲である」という言葉を証明してくれた。)

ギターのテクニックについては改めて語る必要も無いが、本アルバムでもその実力を大いに発揮していて、ギター・サウンドが好きな筆者も大好きなアルバムの一つである。で、本アルバムからのお薦め曲は『Hang 'Em High』『Cathedral』『Little Guitars』はもうたまりません。そして『Intruder』から大ヒット曲『Oh, Pretty Woman』と言う所は、つなぎを含めて感動ものである。

次作「1984」が本作を上回る大ヒットとなったことから、本作は彼らのキャリアの中では陰に隠れるような位置づけになってしまったが、それは結果的にそうなっただけのことであって、手抜きなどは本作には一切無い。と言うよりも、本作でポップになって聴きやすくなったサウンドを更に磨いてブラッシュアップされたのが「1984」と言ってもいいでしょう。ということで、本アルバムもしっかりと聴いておきたいアルバムである。(この時期(1982年)にリリースされたアルバムというのも、1983年のアルバムと同様に全体的にクオリティが高いので、ハズレというアルバムはありませんけど...)

 

Diver Down

Diver Down

  • アーティスト: Van Halen
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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