またもBS-iのプレゼントに当選 [BS-TBS(BS-i)関連]
本日、BS-iから携帯にあるメールが届いた。自動振り分けを設定していて、そのメールはプレゼント応募のフォルダーに振り分けられていた。(こうすると、管理しやすいですからね。)
23日(土)の「恋する日曜日」のプレゼント応募はちゃんと完了させたし、応募が完了していないものは現在は無いはずなので、何事かと思ったのだが、タイトルをよ~く見てみると「ご当選メール」というものだった。(BS-iでは「恋日」をはじめ、週に5つの番組でプレゼントをしている。筆者は「恋日」(7月からは「銭形海」になります。)と「世界遺産」は毎週必ず応募しているが、他の3つは2、3週に一度ぐらいのペースで応募しているので、どれが当たった(「世界遺産」がベスト、「恋日」も歓迎です。)のかと思ったら、「教えて・からだのミカタ」のプレゼントでした。(毎週土曜日の18時からの番組です。但し、同じものを2週続けて放送しているので、実質的には隔週番組と言っていい番組です。)何が当たったかと言うと、DHCで人気のおいしい食品1万円分(何が入っているのかは、届いてからのお楽しみ...)ということでした。(で、商品発送のため、必要事項を入力しろ、ということで、それを済ませたので、届くのを待つだけとなりました。→今までは都道府県名以外は全て平仮名で書かれた宛名で届いたが、今回からは漢字表記で届きます(漢字で入力しましたから...)。)尚、応募履歴から、6/16放送分での当選のようです。(これならば、23日に受付が終わり、抽選を行い、本日当選通知を送ったということで、理解できます。)
今年の3月までは双方向のi-アクセスを使っての応募だったので、リアルタイムで番組を見ていないと応募できないこともあって、競争率はそんなに高くはなかったようである(実際、筆者はi-アクセスで応募したプレゼントに複数回当選している。)が、この4月からは携帯サイトを使って、プレゼント応募を受け付けるようにシステムが変わった。(空メールを送り、返信メールにあるURLにアクセスして簡単なアンケートに答えるだけで応募できる。)また、応募受付が放送開始時間から一週間と長くなったので、競争率は確実に上がった(筆者の予想では一桁は上がったと思ってます)だろうから、当選はこれまでよりも難しくなったと思っていた。(それでも応募しないと当たりませんからね...)が、新システムになって2ヶ月半で当選というのは、思ったよりも早かったです。(定期的に当たるものだと思っているのでは?と突っ込まれそうですが、そう思っています。やはり応募が少なかったのでしょうかねぇ?)
これでBS-iのプレゼントに当選したのは5回目ということになったが、本当にここの放送局だけはよく当たります。(他のBSデジタル放送局では一度も当たらないし、地上波もABC以外は全く当たりません。よって、BS-iは大好きな放送局です。)が、筆者のターゲットは「世界遺産」のDVDプレゼントと「恋日/ケータイ刑事」のモバイラーズ・チェックのプレゼントであって、そっちの方は今回の当選によってまたまた先送りということになったのだけは確実でしょうね...(が、時期的には「恋日」の方はボチボチ当選する頃になったはずなんですけど...)
皆さんも応募してみたら如何でしょうか、と言いたい所ですが、そうやって応募者が増えたら当選確率がまたも下がることになるので、正直言ってちょっと複雑なんですが...(→当選者数を増やしてくれたらいいのですけど...)
↓この辺りのものが当たったとではないかと思います。
「NANA」('55) [映画(洋画)]
表題の作品から2005年の日本映画だと思った方は読みが甘すぎます。今回取り上げるのは1955年のフランス映画の「女優ナナ」である。これはエミール・ゾラの小説を元にした女性の物語である。原題は表題の通りで「NANA」である。この作品は1926年にフランス(ジャン・ルノアール監督、カトリーヌ・エスラン主演)で、1934年にアメリカ(ドロシー・アーズナー監督、アンナ・ステン主演)でそれぞれ映画化されていて、3度目の映画化と言うことになる。尚、2005年の邦画の「NANA」とは何の関係もないのは言うまでもない。(本国フランスでの映画化と言うことなので取り上げることにした。)
映画データを記しておくと、原作はエミール・ゾラ、監督はクリスチャン・ジャック、脚本はジャン・フェリー、アルベール・ヴァランタン、アンリ・ジャンソン、クリスチャン・ジャックの4人、撮影はクリスチャン・マトラ、音楽はジョルジュ・ヴァン・パリスである。そして出演は、マルティーヌ・キャロル、シャルル・ボワイエ、ノエル・ロクヴェール、ワルテル・キアーリ、ジャン・ドビュクール、たちである。
ナナという女性(女優)の波乱に富んだ人生を描いた物語であり、フランス映画らしい味の出ている作品である。女優のナナはヴァリエテ座の座主に見出されて出演し、そのオペレッタは大当りとなった。男たちはナナに惹かれ、彼女の虜となっていく。ナポレオン三世の侍従長であるミュファ伯爵、大銀行家ステネエル、と言うように名のある人物がナナの虜になり、金を貢ぎ、破滅していく。が、ナナにとったらそういう男たちは数多くいるパトロンの一人にしか過ぎなかった。ナナに接している男たちは次々と破滅していくが、ナナにもまた不幸が待っていた...
洒落た所があると思えば、ユーモアもあり、それでいてエロティックな所はエロティックに、マルティーヌ・キャロルの魅力を前面に出して描いている作品であって、見やすい作品に仕上がっている。が、何故か本作の評判はあまり良くなくて、最初のフランスでの映画化されたものの方が評判が高い。本作もソフト化してもらいたい作品の一つである。(フランス映画となると、日本ではどうしてこうも扱いが悪くなっちゃうのでしょうかねぇ~~)
↓1926年の映画のビデオ
↓ゾラの代表的な作品といえば...
「犯人に告ぐ」 [映画(邦画)]
この作品は、今年の秋に劇場公開される作品で、WOWOWが制作した劇場作品である。6/24夜に劇場公開に先駆けてWOWOWが一夜限りの先行放送ということで、劇場公開前に放送してくれたということで、これは映画館に行く必要は無くなったということでしょうか...?いや、感想や意見を求めていたから、寄せられた意見を参考に、不評だった所に多少の修正を行って、それを劇場にかけるかも...?→試写会を開催しても同じことは可能だが、今回のやり方の方がより多くの人が見ることが出来るため、それだけ色んな意見があるでしょうし...
作品データを記しておくと、原作は雫井脩介、監督は瀧本智行、脚本は福田靖である。そして出演は、豊川悦司、石橋凌、片岡礼子、小澤征悦、井川遥、笹野高史、松田美由紀たちである。
物語は、児童誘拐事件が発生。それを捜査する神奈川県警と警視庁の連携ミスもあって、身代金受け渡しの際、犯人を取り逃がしてしまった。指揮を執っていた巻島は左遷される。6年の歳月が流れ、川崎で連続児童殺害事件が発生、巻島は再び捜査本部に呼び戻された。彼はテレビに出て「バッドマン」と名乗る犯人に呼びかける劇場型捜査を始めたが...
サスペンス・タッチで物語は進んでいくが、ここにはスーパーマンのような人物は登場しない。失敗もするし、組織を守ろうと自己保身に走る人たちということで、人物に関してはとてもリアルに描かれている。また、報道陣が「マスコミ」という一面と「マスゴミ」という側面を現している所には唸ってしまう。(それぞれの思惑が複雑に絡み合い、これが重厚なドラマを見せてくれる。)で、ストーリー展開に引き込まれてしまって、ラストまでハートを掴んだままで物語が進んでいきます。
が、今回の放送を見たことで、犯人や、それぞれの立場の人々の思惑、更には黒幕的な存在など、全てが分かってしまったということで、劇場に足を運ぶかと言われれば、筆者は「90%以上"No"」(→多少の修正があれば劇場に行くかも知れませんが...)と答えます。(再度見るなら、録画してあるのでそれを見ます)が、これからという方は劇場に足を運んでも損はしないと思います。ただ、WOWOWが「エンタテイメント」と言う言葉を使って宣伝しているが、「サスペンス」という点では確かに「エンタテイメント」であるが、「明るく楽しい」という所が無かったので「笑って楽しむ娯楽」という意味での「エンタテイメント」ではありません。ということで、「2回以上劇場に足を運ぶ」ということは筆者にはあり得ない作品でした。
↓原作小説はこれです。
ケータイ刑事銭形愛17話 [ケータイ刑事]
今回の物語は第17話「相手が必ず死ぬ女 ~お見合い殺人事件」である。この物語は五代さんがお見合いするという物語であり、愛ちゃんが色々とちょっかいを出すということで、26話のラストに繋がる伏線が用意されたと言って良いでしょうね。(以前から五代さんのことが気になっていた愛ちゃんですが、この時に五代さんのことをはっきりと意識するようになったのでしょう。)一方、トリックの方は「零・1st.3話」で焼き直されて使われたトリックです。物理の知識が必要ですが、謎を解くためには幅広い知識が必要なのは言うまでもありません。ということで、本編に行きます。
「Hotel Mount View」に自転車をこいでやってきた愛ちゃん。(駐輪場にちゃんと停めたのでしょうか?)ロビーに入ると、ある人影の後を追いかけるが、その人物には気づかれないように注意を払っている。で、その人影はロビーの隣の喫茶コーナーに入り、待っていた和服姿の女性に声を掛けた。愛ちゃんはロビーの影からその様子をしっかりとチェックしていた。
愛ちゃんが追いかけていた人影は五代さんであり、今日はお見合いだった。待っていた和服の女性は千家綾子(せんけ・あやこ)という女性だった。(五代さんはカチカチになっていました。)で、お見合い開始。五代さんはが最初に口にした話題は「警察手帳が変わったのをご存知でしょうか?」ということだった。綾子はそんなことは知るよしもないが、話を合わせてくれる。が、それを見た愛ちゃんは「何の話してんの?」と変な顔をして呟いていた。が、「13時30分、お見合い開始。五代、極度の緊張」とメモをしっかりと取っていた。
表に出た五代さんと綾子。ゴルフの話で盛り上がり、「今度、一緒にどうですか」と綾子に言われると舞い上がる五代さんは「ご鞭撻、よろしく御願いします」と返した。その様子を離れた場所から双眼鏡でチェックしていた愛ちゃん(気分は浮気調査の探偵のつもりでしょうが、ストーカーです。)はメモに「13時55分。もうすぐお見合い開始30分。五代、舞い上がる」と書いていた。
再び双眼鏡を覗いた愛ちゃんは、五代さんが一人になり、ゴルフのスイングをしているのを目にした。綾子はと言うと、席を外して何処かに行こうとしていた。で「あれ?」と呟き、もう一度五代さんの方を見た。その時、ゴルフ・スイングをした五代さんと目が合い、五代さんに見つけられてしまった。で、「やばい...」と慌てた愛ちゃんは移動しようとする。が、五代さんとぶつかり、「こんな所で何をしている?」と問い詰められる。「何を...」と誤魔化そうとする愛ちゃんは笑顔を浮かべて「もう五代さん、ふられちゃったんですか?」と誤魔化すが、綾子はトイレに行っただけということで、再び「何でここにいるんだ?」と問われる。で「今日、五代さんのお見合いだから、遠くから見守っててあげようかなぁって...」と言う愛ちゃん。五代さんは「何でそれが分かったんだ?」と尋ねると、何日も前からそわそわしていて、髭伸ばしたり、自己紹介の練習をしていたということで、五代さんの公休日をマークしたのだった。で、五代さんは愛ちゃんに「帰りなさいよ」と追い返そうとするが「嫌です。こんな楽しいチャンス見逃したら、一生後悔します」と返し、完全に冷やかしの野次馬になっていました。で、五代さんのコートの袖が長いことにチェックを入れていました。
場所を移して個室に移動した五代さんと綾子。五代さんは周囲の様子をチェックするが「どうなさいました?」と綾子に尋ねられる。で「別に、何でもありません」と答えた五代さんは愛ちゃんがいないかを確認していたのだが、愛ちゃんは離れた所に隠れていて「こんなチャンス、逃せませんよ」と呟き、メモに「14時15分。お見合い45分経過」と記すと、再び五代さんの様子の観察を続ける。
五代さんは「肉じゃがが好き」ということを口にした。これに綾子が「今度作りましょうか」と言い、「ゴルフの後に肉じゃがづくしといきますか。男爵いもで」とご機嫌になり、「これは盆と正月とホールインワンがいっぺんに来たようですね」とはしゃぎまくる。それを見た愛ちゃんは「五代、撃沈」とメモに記した。
それから綾子の表情が変わり、神妙な面持ちになると、「ご相談したいことがあるんです」と切り出した。「そのためにこのお見合いを断られても仕方ないと覚悟して参りました」と続ける綾子に「断るだなんて、どうしてそんなことおっしゃるんですか?」と五代さんは相談に乗ろうとして「ご相談ってどんなことですか?」と尋ねた。愛ちゃんも綾子の相談が何かと知ろうとして聞き耳を立てるが、そこに「警視庁から入電中」と、事件を知らせる入電が届き、携帯を開く愛ちゃん。
ホテル・マウント・ビュー前の道路脇で会社員・沢村満(さわむら・みつる)氏32歳が変死体で発見。直ちに現場に急行せよ。それを聴いた愛たゃんは「このホテルの前じゃん...」と呟くと、五代さんと綾子のいる個室に突入し「五代さん、大変です」と五代さんを呼びに行った。愛ちゃんの姿を見た五代さんは「やっぱりきたな、お前」。愛ちゃんは「事件です」と言うが「俺は公休日、休みなの」と言って拒否しようとするが、愛ちゃんは引っ張っていこうとする。再度拒否する五代さんだったが、綾子が「おいでになって下さい。私は大丈夫ですから」と言うと「綾子さんがそうおっしゃるのなら...」と言って、現場に向かった。(パッと片付けて、相談はそれからということにした五代さんでしたが...)
現場にやってきた愛ちゃんと五代さん。手袋をはめる愛ちゃんから片方をもらってはめる五代さんは、「1個か、全くふざけやがって...」と呟いていた。(今日はお休みということで、手袋は持っていなかった五代さんです。)で、死体を調べる愛ちゃんと五代さん。死体には擦り傷、打撲の後があった。五代さんは車にはね飛ばされたものだ考えた。そこに鑑識・柴田さんがやってきて「運が悪いね。打ち所が悪かった」と口にする。で「これはひき逃げだな」と考えた。愛ちゃんは側に停まっていたバスを目にすると「送迎バス」と口にして、そのバスの運転手に話を聞くことにした。
送迎バスの運転手・大野吉宏は第一発見者であり、駅からホテルへ、お客さんを乗せて戻る途中に発見したのだった。また、すれ違った車はなく、沢村や他の人が歩いている姿も見なかった、と証言する。(この道はホテルに用のある人しか使わないという道路で、歩くような人は殆どいないということだった。)
考える愛ちゃん。そこに五代さんが綾子の写真を見せた。「ちょっと五代さん、いい加減にして下さいよ」と怒る愛ちゃんだったが、五代さんは「違うんだ。この写真がガイシャの上着から発見された」と言う。「えっ?」と驚く愛ちゃんだったが、綾子に話を聞くことにした。
「沢村満という方をご存知ですよね」と綾子に尋ねた愛ちゃん。が、綾子からは直ぐに返事が返らない。「知ってますよね」と再度愛ちゃんが問う。すると、思い出したように頷いて「はい」と答える綾子。沢村は、綾子が五代さんの前にお見合いをした相手だった。で、愛ちゃんは「先ほど、このホテルの側の道で、死体で発見されました」と告げる。これに「えっ?」と驚く綾子はよろめいて倒れそうになった。(五代さんが素早くフォローしました。)で「またですか」と呟く綾子。愛ちゃんが「また?」と問い返すと、綾子は「五代さんと2人きりにさせてもらえませんか」と言い出した。
席を外してロビーで一人になった愛ちゃんはシグマリオンで「警視庁 未解決事件ファイル」にアクセスして、「千家綾子」と入力して検索した。すると「東埼玉保険金殺人事件」「前戸保険金殺人事件」「本城保険金殺人事件」「淡野町保険金殺人事件」と、次々と事件が出てきた。で、いずれの事件も保険金の受取人が「千家綾子」になっていた。
一方、五代さんと2人になった綾子は神妙な面持ちになって「私とお見合いをした方が、次々と死んでしまうんです」と告白した。しかも、自分を受取人にして保険に入った後に、ということだった。だから綾子は結婚も見合いもしないつもりになっていたが、五代さんが刑事だと知って、五代さんなら守ってくれそうな気がして、今回五代さんとお見合いしたのだった。で「私、怖いんです」と言って五代さんの胸に抱きつく綾子。五代さんはカチカチになるも「大丈夫です。私が守ります」と語りかけた。(すっかり綾子に惚れたような五代さんでした。)
そこに「五代さん」と言って愛ちゃんが飛び込んできた。慌てて綾子と離れる五代さんは「何なんだ、お前」と愛ちゃんに言う。これに愛ちゃんは「この人のお見合い相手、6人みんな、全て死んでいるんです」と告げる。しかも保険金の受取人は全て綾子だと告げる。が「それがどうした。だから何なんだ」と五代さん。愛ちゃんは「おかしいって思いませんか?6人ですよ6人。五代さんはそれを偶然と言うんですか?」と事件だと感じた愛ちゃん。しかし五代さんは綾子のことを信じて疑わない。で、愛ちゃんに「彼女(綾子)に疑いを向けさせ、次々と犯行を侵す隠れた犯罪者がいたとしたらどうする。いつものお前だったら、そういう風に考えるだろう。今日のお前、変だ」と言う五代さん。これに「五代さんこそ変です。へらへらしちゃって...」と帰す愛ちゃん。で言い合いが始まろうとしたその時、五代さんの携帯が鳴り、電話に出る五代さん。それは死亡推定時刻が分かったという連絡で、14時頃ということだった。で、14時頃のことを振り返る愛ちゃん。その頃、綾子は自分たちといたと言うことで、五代さんは「私がアリバイを証明します」と綾子に言って安心させる。綾子はホッとして五代さんに頭を下げた。その様子を見ていた愛ちゃんは「匂う、悪の香り」(ここでA)パート終了。経過時間は14分半弱でした。Bパートは11分半強になります。また、アイキャッチの色は白でした。
外に出た愛ちゃんと五代さん。愛ちゃんは綾子が怪しいと睨んで考えていたが、五代さんは「まだ疑ってるの?」から初めて「仮に彼女が犯人だとして、どうやって殺したって言うの?」と問い、死亡推定事故間の14時にはアリバイがあり、殺害現場までは車で5分、往復10分かかるので、綾子には犯行は不可能だとして、愛ちゃんを説得しようとする。これに愛ちゃんは「13時半前に殺し、何らかの方法で死亡推定時刻をずらす細工をする。」と言って時間を誤魔化すトリックが何かあるはずだと言う。これに五代さんは呆れて笑っていた。
愛ちゃんと五代さんは再びバスの運転手に話を聞きにきた。が、話をしたのは大野ではなく南田昭夫という運転手だった。で、バスは2台あり、大野が運転する1号車と、南田が運転する2号車があるということだった。で、2台の車は30分おきに駅とホテルを出発して交互に行き来しているのだった。また、所要時間は15分ぐらいということだった。で、愛ちゃんは2号車は14時にホテルを出発したと言うことに気づき、その時に路肩に死体はなかったかを尋ねる。が、死体には気づかず、また、すれ違った車も、歩いている人も見なかった、という答えだった。また、その時バスには乗客はいなかった。
愛ちゃんはホテルに戻り、2台のバスの行き来を再現しようとして、テーブルの上に灰皿をホテル、ナプキン立てを駅、楊子入れを死体に見立てて配置し、携帯をバスに見立てた。(五代さんから携帯を借りて、そちらを1号車、自分の携帯を2号車とした。)で、バスが途中ですれ違い、14:05に2号車が死体発見現場のカーブを通過した時には死体はなく、14:10に1号車がそのカーブで死体を発見した。ということで、5分の間に死体が現場に現れたということになる。
で、五代さんが「分かったぞ」と言って(いつもの珍推理を)語り始める。「どちらかが嘘をついていると考えるのが妥当なんだよ」そして「嘘をついているのは南田の方だよ」と結論づけた。(乗客が誰もいないので証言者はいない。で、歩いている沢村をはねた。誰も見ていないことで沢村をそのまま放置した。)これに愛ちゃんが「あのバスには事故の痕跡が残っているという訳ですよね」と言うと、五代さんは「鑑識だ」と言ってバスを調べるために柴田さんを呼ぼうとして飛び出して行った。愛ちゃんは「柴田さんを呼ぶならこれでしょう」と言って携帯を示したが、いなくなった五代さんのことはほったらかしで、再度2台の携帯を使って改めて検証してみる。で、自分の携帯のストラップが邪魔と言うことで、銭形の古銭ストラップを携帯の上に乗せた。が、カーブの所で古銭が携帯から落ちた。それから何か閃いた愛ちゃんはホテルのテラスの上に向かい、テラスから下に停まっているバスを確認した。で、「謎は解けたよ、ワトソンくん」
ホテルの地下駐車場を歩いている綾子。(和服から洋服に着替えている。)で、自分の車の所にやってくると、ポケットからキーを取り出した、そこに銭形ストラップが飛んできて綾子の右腕に巻き付いた。「愛の光で闇を討つ。…」愛ちゃんの口上が始まる。で「火傷するよ!」でストラップを引いた。これによって綾子の手からキーが飛んだ。それを五代さんが拾い上げた。
綾子は「何の真似?」と愛ちゃんに問う。「沢村さんを殺したのは、綾子さん、やっぱりあなたです」と愛ちゃん。が、綾子は「何言ってるの。私にそんなことが出来る訳ないって、一番よく知っているのはあなたたちでしょう」と言って、沢村が死んだ時にはアリバイがあることを主張する。これに「ほんの4、5分を除いては」と言う愛ちゃんは14時少し前にトイレに行くと言って席を外したことを口にする。が「バカなこと言わないで。たった4、5分でどうやって殺したって言うの?んなの絶対に無理よ」と綾子。が「それが出来るんですよ」と愛ちゃん。そして、その説明を始める。
綾子は時間を見計らってトイレに行くと言って席を立ったが、トイレに行ったのではなく、送迎バスが停まっている真上のテラスに向かった。そこに予め沢村を呼び出しておき、隠し持っていた凶器で沢村を殴打した。そしてバスの上に死体を落とした。で、バスを死体運搬の道具として使った。それを聴いた綾子は笑みを浮かべた。愛ちゃんはそれを見逃さず「何ですか」と問う。すると綾子は「死体をバスに乗せて上手く運び出したとしても、それが14:30までに、つまり、お見合いの間に見つからなければ私のアリバイは成立しないわ」と言う。これに「だから14時に発車するあのバスに乗せたんじゃないんですか」と返す愛ちゃん。で、更に説明を続ける。死体があった場所はホテルから見て初めてのカーブである。死体を乗せたバスが走って来ると、屋根の死体は遠心力で落ちる。その後もう1台のバスが走ってきて死体を発見するのも計算済だったのだろう。
が、綾子は「でも、それは想像でしょう。それが出来るかも知れないという想像でしょう。そうしたという証拠にはならない」と反論する。それを聞いた五代さんは、綾子の前を通っていって、綾子の車のトランクを開けた。そして中から血痕の付いたゴルフクラブを発見した。で、それを綾子に見せて「凶器はこのゴルフクラブ。そうですね」と問い詰める。愛ちゃんは「沢村さんの血痕かどうかは調べれば直ぐに分かります」言う。五代さんは「本当に貴女が殺したんですか?」と問うが綾子は何も答えない。で、愛ちゃんが「この人は五代さんを利用したんです。五代さんが刑事だから」と説明した。「そうなんですか?」と綾子に問う五代さん。すると綾子は笑いだして、五代さんのことをバカ呼ばわりした。で、男を信用しない。お金の方がずっと信用できる。お金なら何の要求もしないし、黙って側にいてくれる、と吐き捨てた。で、五代さんが綾子に手錠を掛けて逮捕した。
事件解決後の夜の町。愛ちゃんと五代さんが並んで歩いている。「夢の結婚生活か...」と五代さんは落ち込んでいた。「いいじゃないですか。またお見合いすれば...」と愛ちゃん。が、五代さんの落ち込み方は尋常ではなくて、「スーツのローンが残っただけ...」と嘆いていた。「いいじゃないですか。次のお見合いで使えば」とフォローする愛ちゃん。しかし落ち込むばかりの五代さん。すると「いいじゃないですか。肉じゃがぐらい私が作ってあげますよ、男爵いもで」と笑顔で言う。が、「肉じゃがだ、男爵いも...人の傷口に塩を塗りやがって!」と五代さんは怒って愛ちゃんを追いかけだした。で、逃げていく愛ちゃんでした。
今回の物語は、野次馬的な所を見せた愛ちゃんですが、これは26話のラストへの伏線と言うことが出来る物語でした。(最後まで見ているから言えることが出来るのかも知れませんが...)まあ、現役女子高生の愛ちゃんにとったら、五代さんの「お見合い」は格好のお遊びのネタになるということは十分理解できますが、「愛(LOVE)」とはそういう所から芽生えていくということもあるだけに...
でも、死体をバスの屋根の上に落としたら、少しぐらいはバスの屋根が凹んでしまうと思うのですけどね... また、綾子も計算し尽くしていた割りには、血痕の付いたゴルフクラブをそのまま車のトランクに隠しますかね?(拭き取ってから隠すと思いますが...)ということで、少々強引な所を感じるトリックでしたが、ストーカーのように五代さんを追いかける愛ちゃんに免じて許しちゃいますが...
次回は第18話「走れ、五代! ~銭形愛誘拐事件」ということで、愛ちゃんが誘拐され、五代さんと柴田さんがコンビとなって追うという物語です。で、このパターンの変形が「舞・11話」であり、リメイク(+αがあるのは当然ですが...)したのが「泪・2nd.16話」ということになる。(これはBS-iの「さそり」とのコラボでもありましたが...)ということで、「ケー刑事」における「誘拐」という一つのパターンを築き上げた物語です。(零と雷でも「誘拐事件」はありましたが、それらは今回とは別パターンの誘拐事件です。)一応、銭形もピンチに追い込まれるということで、こういう物語もやはり欲しい所ですし...
↓今回の物語のバリュエーション
↓その他のケータイ刑事関係
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2006/12/22
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: ハピネット
- 発売日: 2005/02/25
- メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE2 オリジナル・サウンドトラック・アルバム
- アーティスト: 小出早織/松崎しげる
- 出版社/メーカー: BS-i
- 発売日: 2007/02/28
- メディア: CD
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: サントラ, ナミ&チヨ
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
- 発売日: 2006/02/01
- メディア: CD
↓まもなく発売になります
ケータイ刑事 THE MOVIE2 石川五右衛門一族の陰謀~決闘!ゴルゴダの森 プレミアム・エディション
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2007/08/24
- メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE2 石川五右衛門一族の陰謀〜決闘!ゴルゴダの森 スタンダード・エディション
- 出版社/メーカー: Tokyo Soft Inc.(SB)(D)
- 発売日: 2007/08/24
- メディア: DVD
↓五代さんはこれを読んでいたのでしょうか?
こんな出会いだっていいじゃない!!―新世紀のお見合い完全マニュアル
- 作者: 藤臣 柊子, 幸せ掴むぞ委員会
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2001/02
- メディア: 単行本
↓愛ちゃんはこれを勉強して、もう少し上手くなりましょう
完全探偵マニュアルBest+―尾行・盗聴・潜入スパイ 強く図太い禁断テクニック
- 作者: 渡邉 文男
- 出版社/メーカー: しょういん
- 発売日: 2005/07
- メディア: 単行本
図解 マル秘探偵・調査マニュアル―尾行、証拠写真撮影のテクニックから浮気調査事件簿まで
- 作者: 渡邉 直美
- 出版社/メーカー: 同文書院
- 発売日: 1998/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
↓こういうのを使ってくれたら良かったのに...
理央ちゃんメレちゃん(ゲキ#18) [特撮]
先週はゴルフでお休みだったため、先々週、引っ張る形で繋いだ物語。が、相変わらずの脳天気な激獣拳サイドで、アクビが出る引っ張りでした。今回のBGMは(ユルユルの物語に関係なく)「鮫肌男と桃尻女」のサントラと言うことにしてみました。
相変わらず、空気と変わらない青&黄。美希が乗り移られたとはいえ、猫を襲うアクションを見せてくれたら、この二色の存在価値は完全に無いですね。(→人員整理しても誰も気づかなかったりして...→変身するメンバーのリストラは「戦隊」ではあり得ません。あってもメンバー交代ということで、2代目が出てくることになるが、それも「バイオマン」以来ありませんし...)
そんな中、唯一人気を吐いたのが赤でした。一応、本作の主役と言うことで最初に名前が出るということで、存在感のある所を示してくれました。バカレッドだけど腐っても鯛ということですね。
それ以外の象、蝙蝠は「鮫が心配...」なんて言っていたが、象は黄の側にいたいだけ、蝙蝠もいてもいなくてもという存在でしかありませんでした。
で、ユルユルのお気楽気分で「臨海学校」って、本当に呑気な奴らですね。(そもそも、自分たちの仲間割れが原因で世の中に迷惑を掛けているだけなんだし...)
理央ちゃんはしっかりとラゲクに鍛えられていたが、出番は僅かでも、鬼気迫る激しい修行をしていたら、呑気なカラフル&動物組はお遊びにしか見えません。で、あんまりにも簡単に「修行完了」と言う猫には愛想が尽きました。→そんなユルユルで「完了」なんて、子供に対する教育上も問題がありますよ、これは。(舐めてかかるようになる。)そもそも説得力なんて全く無いし...
メレちゃんは「私の蠅叩きで潰れなさい!」ばりでバエを追いかけていたぐらいしか目立たなかったが、それだけでも場を掠っていて存在感がありました。
で、理央ちゃんが口にした「白い虎」。理央ちゃんにとったら赤も蚊帳の外というわけ何ですね。で、今までは理央と赤(ジャン)が兄弟では?と抱かせていたが、白い虎が絡んで、三人は三つ子、或いはジャンと白い虎は双子で理央が兄、ということなんでしょうか。(でも、「あっそう」という用にしか思えなくて...)
ゲキトージャはともかく、ゲキバットージャって、宴会の席に現れる扇子を持った太鼓持ちにしか見えないのだけど、ゲキシャークトージャのあのデザイン、あまりにも頭でっかちだし、両手が腕のプロテクターを握っているなんて、鳥人間コンテストのコミカル部門にエントリーした出場者にしか見えないのですけど...
で、来週はまたもお休みなのに、今回は取り立てて次に引っ張るネタがなかったということで、筆者の頭からは完全に忘れ去られてしまう可能性が...
(追記)
7/7にはこれぞと言う美味しいドラマが多数放送されるので、次回7/8の放送について記すのは、7/8の間には絶対に不可能です、と今の内から宣言しておきます。(月曜日も怪しいかも...)
鳥人間コンテスト 30th ANNIVERSARY DVD-BOX
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- 発売日: 2006/10/06
- メディア: DVD
今週(6/23)の「スパイ道2」と「新耳・5th.」(再放送) [ドラマ]
今週も「スパイ道2」と「怪談新耳袋・5th.」の再放送について記すことにします。
22:00~22:54の放送枠であるが、22:30までが「スパイ道」、それ以降が「新耳」が放送される。で、「スパイ道」の方は、PART 2となる「スパイ道2 女スパイ編」の4回目ということで、「対異星人スパイサディスティック★ビューティー」「暗号解読スパイ ミニチカ」「スパイ養成講座・第13回-初講師高橋ガボ子-」「バックパッカースパイ野々子 タイでタ~イヘン!!」「スパイ求む~憧れのスパイ・不二子~」の5本が放送された。(これで全20話が放送されました。)この5本の中では「対異星人スパイサディスティック★ビューティー」が異色作である。(この作品のみアニメ作品であり、ショートフィルム道の作品群では初めてのアニメ作品である。)物語の方は、何処かで見たことがあるようなネタが出てくるものであるのだが、実写作品ばかりのオムニバスである「スパイ道」ということで、ちょっと新鮮な感じがするのもまた事実である。
で、こちらの方は間に入ったCMの中に歴代ケータイ刑事勢揃いとなる「銭形海」の番宣があるというここのところのいつものパターンでした。
一方、「新耳」の方は、放送の形については相変わらず酷いものであり、前回と同じ放送フォーマットのぶつ切り放送でした。(「1話目のタイトル(5秒)/CM/1話目本編/CM/1話目のテロップ+2話目のタイトル(計10秒)/CM/…/4話目本編/CM/4話目テロップ」)そして放送されたのは「小田原提灯」「手さぐり」「水辺の写真」「無表情」の4本であり、15話の「いってきます」はパスされて16~19話の4本でした。(今回で再放送は終了なので、20話の「社長室」も飛ばされました。)
が、「新耳」の方は、間のCMに、先の記事に記したが、「銭形海」の舞台の宣伝CMが流れたのが最大のプレゼントでした。(元々「新耳・5th.」は最初の放送で録画してあるし、23時から始まる「恋日」までの時間潰しとして見ていて、これぞというCMが放送されたらラッキー、ということで録画しているだけである。で、特に何もなければ、放送終了後、一度も再生しないで消去してしまうだけです。)
そして、来週と再来週は、「怪談新耳袋スペシャル」ということで、22:00~22:54の枠で、待望の「新耳」の新作が放送されます。6/30は「黒い男たち」、7/7は「牛おんな」ということで、7/11に共にDVDがリリースされる作品であるが、BS-iは発売直前にしっかりと放送してくれます。
ただ、この2本は今までの「新耳」の物語と違って、それぞれ50分という時間の作品です。放送枠が54分ですが、BS-iだったらCMの時間を少なくしてノーカットで放送してくれるとは思いますけど...(地上波だったら、54分枠では無理ですが...)
尚、今回のこの再放送枠では、来週放送される「黒い男たち」の予告は流れませんでした。(まあ、最初から期待していませんでしたが...)放送まで一週間を切ったので、これからは時々それが流れると思いますが、木曜深夜のアニメ枠2本(「おおきく振りかぶって」「怪物王女」)の間に入るCMの所では流れるのではないかと思います。実際、21日深夜の時には流れました。(ゲットしたいという方はそれぞれを録画予約して、「本編カット/(目的の)CM保存」という普通とは全く逆のことをやりましょう。)
来週6/30は「新耳SP」と「恋日・3rd.」の最終回、再来週7/7は「新耳SP」と「銭形海」の第1話、その次の7/14,21,28は「先生道」が22:00~22:30の枠であり、「銭形海」も当然あるので、土曜の夜が楽しみで楽しみで...
「スパイ道」もDVD化してもらいたい所です。
↓「新耳・5th.」はこれです。
↓6/30と7/7放送の「新耳SP」
恋する日曜日・3rd.25話「三姉妹」 [ドラマ]
今回の物語は「三姉妹」という物語である。主題歌は「家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ」からOP主題歌の『裸足のフローネ』です。耳に残るフレーズがある印象的な曲です。主演は4代目・夏帆ポンの事務所の後輩でもある岡本杏理。夏帆ポンが「ケー刑事」から卒業していないだけに、「M3」「M4」の(プロモーション活動の)ことを考えたら、7代目以降の「ケータイ刑事」候補として名乗りを上げたと考えて良いでしょうね。(が、同じ事務所の福永真梨佳の方が「先生道」にも出演しているということでリードしている(?))物語の方は、シリアス系のものであって、派手さのない「恋日」としたらオーソドックスな物語でした。(3rd.では、ヒロインのハッピーエンドという形のラブ・ストーリーが少なかったですね。)尚、劇中に出てきた田所家、他の「恋日」の物語(あえて、それがどれだということは指摘しませんが...)にも出ていた家に見えたのですけど... それでは本編へ行きます。
自宅のキッチンで、レシピブックを見ながらシフォンケーキを作っている田所杏奈(たどころ・あんな)は中学生(学年までは語られていません。)で、田所三姉妹の三女。オーブンレンジがチーンと鳴って取り出すと「美味しそう」とご満悦。そこに「ただいま」と言って姉(長女)・紀子と次女・香織が帰ってきた。「何か、良い匂いしない?」とシフォンケーキの臭いに気づくが、杏奈はケーキを棚の中に隠して自室に避難。そしてメッセージカードをせっせと作り始めた。
夜、紀子が作った夕飯のカレーを香織と共に用意する(両親は今ハワイで休みを満喫しているということです。)と、香織が杏奈を呼びに行く。杏奈はカード(剣道部の山田先輩の誕生を祝うカードでした。)をベッドの枕の下に隠してから食事を食べに降りて行った。で、棚に隠したケーキを確かめてから食事へ。が、手作りクッキーを発見してそれを持っていく。そのクッキーは香織が作ったものだった。
翌日、学校が終わると、杏奈は走って家に帰ってきた。そして着替えると棚に隠したシフォンケーキを取り出し、紙袋に入れた。で、気合いを入れて携帯を取りだして山田先輩に電話を入れた。山田先輩が今いる場所を尋ねると「帰り道、おひさま公園に向かっているところ」と言う答えが返ってきた。これに「分かりました」と言うと電話を切り、シフォンケーキを入れた紙袋をもって飛び出していこうとする。が、メッセージカードのことを思い出して、それを取りに部屋に行き、カードを持っておひさま公演に出掛けて行った。
おひさま公園にやってきた杏奈は山田先輩がいるのを見たが、向こう側から姉・香織がやってくるのが目にはいると、物陰に隠れて様子を見ることにした。香織の手には赤い紙袋があり、それを誕生日プレゼントと言って山田先輩に渡した。(中身は香織の手作りクッキーです。)で、「私、山田のことが好きなんだよね。ずっと好きだったんだ」と告白した。(香織と山田は同級生で、高校1年生です。)山田は「ありがとう」とお礼を言うと、赤い紙袋を鞄の中にしまいながら「でも俺、好きな子がいるんだよ」と告げた。「そっか」と納得して帰って行った。姉が振られた所を見ていた杏奈は追い、山田にケーキを渡すことは出来なかった。
そのまま帰宅した杏奈。が、香織はまだ帰っていなかった。キッチンにシフォンケーキが入った紙袋を置いた杏奈。隣の部屋にいた紀子はその紙袋に気づき「何それ?ケーキ?」と食いついた。が、「ダメ。ご飯を食べ終わってから」と杏奈は必死にケーキを守った。で、紀子は「じゃあご飯しようか。今日もカレーだからね」ということで夕食の準備のためにキッチンへ。杏奈は紙袋からメッセージカードを抜いて、自分のポシェットの中に入れた。
香織が帰ってきたが、振られたことで元気が無く、何も言わずに自室へ。その頃、紀子と杏奈は夕飯のカレーを食べていた。で、紀子があんなに「剣道部の山田って知ってる?」と切り出した。それなりに話を合わせる杏奈だったが、紀子は香織が山田のことがずっと好きで、昨日のクッキーは山田のために作った、ということを口にした。で「もしかしたら、今日、遅くなるかもね」と告げる。が、そこに「ただいま」と言って香織が姿を現した。で、開口一番「何、またカレー?」と元気に振る舞っていた。紀子は早速「どうした?」と山田のことを尋ねた。で、振られたことを言う香織。杏奈はその場を見ていただけに、何も言うことが出来なかった。
で、カレーを食べ始めた香織をじっと見ていた杏奈の携帯にメールが届いた。席を外してメールを見た杏奈。それは山田先輩からのメールで「今日どうしたの?急に電話くれたけど…」という文面だった。紀子が「どうしたの?」と尋ねると「明日ノート見せてって。先、準備してくる」と言って玄関に移動した杏奈は返信メール(「なんでもありません。すみませんでした。」)とメールを返した。で、居間に戻ってきた杏奈。姉たちはカレーを食べ終えていて、紀子がシフォンケーキに包丁を入れていた。香織は「このケーキどうしたの?」と尋ねると、杏奈は「作ったの。レシピ見たら美味しそうだったから」と答えた。で、そのシフォンケーキは香織と紀子には好評だった。で、杏奈も食べ始めるが、ただ黙って食べるだけだった。
その夜、ベッドの中の香織は振られたことがショックで落ち込んでいた、その様子を目にした杏奈は背を向けるだけで、何も言うことは出来なかった。(香織と杏奈は同じ部屋です。)
翌朝、雨が降る中、学校に行こうと家を出た杏奈。が、携帯が鳴ったということで傘を置いて、玄関前で電話に出る。それは山田先輩からの電話だった。最初は「おはよう」という普通の会話だったが、途中で山田が「昨日、どうしたの?」と気にしているようで尋ねたが「いえ、何でも」と杏奈。これに山田は「今度の日曜、暇?」と尋ね、杏奈を映画に誘った。「私とですか?」と問い返す杏奈に「うん。また電話するね」と言って切った山田先輩だった。
夜、自室で勉強している杏奈。香織はベッドに座っていたが突然泣き始めた。気になった杏奈が「どうしたの?」と尋ねると「この本読んでたら泣けてきて...主人公が私と同じでさぁ」と香織。(「恋空」という本を読んでいました。)杏奈はいたたまれなくなって何も言わずに部屋から出て行き、居間へ。居間では紀子がアイロンがけをしていた。杏奈に「お父さんとお母さん、おみやげ何買ってくると思う?」と尋ねるが杏奈は香織のことで頭がいっぱいで何も届いていなかった。そこに「ティッシュある?」と言って香織がやってきた。で、杏奈は逃げるように居間から出て行き、部屋に戻ろうとした。そこに杏奈の携帯が鳴った。山田先輩からということで、杏奈は慌てて玄関先に出て行った。
玄関先に出てから電話に出た杏奈。山田は日曜日の映画のことで「11時に駅で待ち合わせして…」と色々とスケジュールを話し出すが、杏奈は何も言わない。で「もしもし」と山田。すると「あのう。それってデートみたいじゃないですか」と杏奈。山田はそれを認め「デートの誘いだね」と言うが、「何でですか?」と訳を尋ねる杏奈。で、「杏奈のことが好きなんだ」と山田は口にした。これに杏奈は「私、好きな人いるんです。本当です」と言い、日曜日のデートを断ると電話を切って家の中へ。
が、そこに香織がいて「今の電話の相手って、山田?何だって?」と尋ねた。これに杏奈は家を飛び出して行ってしまった。香織は居間に走り紀子に「杏奈が大変」と告げた。
杏奈は夜のおひさま公園にやってきて、そこで考え込んでいた。が、紀子がやってきて。で「帰るよ」と言うが「帰らない」と杏奈。で、話を始める紀子。「山田は杏奈のことが好きだったんだ。杏奈はどう思ってるの?」と尋ねるが「別になんとも...」と杏奈。が「嘘つけ」と紀子。そして、シフォンケーキは山田のために作ったこと、香織のために杏奈は素直になれなかったと分かっていた。(杏奈は否定するが、顔にちゃんと書いてありました。)
話ながら家に戻ってきた二人だったが、杏奈は入りづらそうだった。家にはいると玄関前に香織がいた。で「何で逃げたの?」と杏奈に問う。「逃げてないよ」と素直になれない杏奈。香織は「バカじゃないの。同じ家に暮らしているのに」。更にさっき(電話で)山田に言ったことは本心なのかと問う。「そうだよ」と素っ気なく答える杏奈。が、香織は杏奈の気持ちを分かっていて、山田へのメッセージカードが机の引き出しにあったと言ってそれをあんなに渡す。が、反発する杏奈は「山田先輩なんて好きじゃない」と突っぱねる。香織は「私のせいで嬉しい時に嬉しいと思えないなんて嫌なの」と言う。が、杏奈は香織から逃げるように自室に行こうとする。後を追いかける香織は「杏奈は杏奈、私は私。それでいいじゃん。私のために諦めるとか、我慢するとか、素直に喜べないとか、そう言うのが一番傷つくんだからね」と言うが、杏奈は何も言わなかった。で、階段に座り込んで色々と考える杏奈だった。
翌朝、杏奈は早く家を出て通学路で山田先輩を待っていた。で、山田の姿を見かけると笑顔で「先輩」と声を掛けた。これに「おはよう」と山田。「おはようございます」と杏奈。で、笑顔を見せて仲良く話す二人だった。(一晩悩んで決心したのですね。)
休みの日の朝、杏奈はまたもシフォンケーキを作り始めていた。オーブンレンジに入れて、出来上がるのを待つ間に、庭の鉢植えに水を与えていた杏奈は、完成したということでオーブンレンジからシフォンケーキを取り出し、箱に入れようとしていた。そうしていると紀子と香織が起きてきた。杏奈は「今日は山田先輩に会うんだ」と言うと、「やっぱり私、先輩のことが好き」と気持ちを口にした。これに紀子は微笑んでいて、香織も応援してくれた。が、香織の手がシフォンケーキに伸びて、一摘み。更に紀子も「大丈夫クリーム乗っければいいから」と行って一摘み。で、ワイワイガヤガヤしながらシフォンケーキを仕上げる三姉妹。で、杏奈はデートに出掛けていった。
今回の物語、Aパートは約18分半強、Bパートは7分半弱でした。主題歌はラストに杏奈が「先輩のことが好き」と言った辺りから流れ始め、キャスト、スタッフのエンドロールが流れ、フェードアウトしないで「このドラマはフィクションです。ドラマのストーリーは、主題曲の作品とは一切関係ありません」といつもの注釈テロップが出て終わりました。
今回の物語は、ヒロインのハッピーエンドで終わる「恋日」の王道となる物語でしたが、14話以降はコメディ・タッチの作品が増えたこともあって、こういうオーソドックスな物語が懐かしくなっていました。見終わった後にちょっぴりと幸せな気持ちになれる物語が「恋日」でありますからね。(その分、派手な所は全く無いのですけど...)で、主題歌の方だが、さびの部分がとても印象に残る曲であるが、明るく生きていこうとする三姉妹には良いのかも知れないが、フローネは無人島で生きていかなければならなくなり、田所三姉妹とは厳しさが全く違うと思うのですけどねぇ。が、明るく元気になれる曲ということで、悪くはない選曲でした。
次回の物語は、いよいよ3rd.の最終回となる作品で、「昭和アニメ大行進 ~君は恋を信じられるか」という物語である。これは以前から「全編をダンスで綴り、台詞無しという物語」と謳っていたが、最後に来てまたも新たな挑戦をしてくれる「恋日」ですね。(2nd.の最終話は「ケー刑事/恋日」の枠で初の活弁をやった物語でした。)で、予告は絢ちゃんとパパイヤ鈴木が並んで登場し「全編台詞無し」「ダンスだけでお送りします」と紹介していました。そして主題歌は、筆者の予想通り、多数のアニメ作品から主題歌が引っ張られて使われる様で、次回予告に登場したのは以下の8曲でした。「CAT'S EYE」「マジンガーZ」「科学忍者隊ガッチャマン」「ベルサイユのバラ」「ゲッターロボ」「銀河鉄道999(TV)」「グランプリの鷹」「あらいぐまラスカル」。(尚、締めの部分は「宇宙戦艦ヤマト」でした。)ところで、ナビで丹羽Pが言っていた「ガンダム」はどうなったのでしょうかねぇ?→おそらく、この8曲以外にも登場曲はあって、その中に「ガンダム」も含まれていると思います。(ここでは30秒バージョンの予告でしたが、15秒バージョンの予告ではこれがどうなっているか、これもチェックし無ければ... →BS-iを見ていたら「恋日」の予告は結構多く流れていますが、木曜深夜の「おおきく振りかぶって」と「怪物王女」の放送枠では確実に流れるものと思うので、その時を狙って録画予約使用可と思います。)
そして主演は21話の「近くて遠い恋」でも主演を務め、6代目・ケータイ刑事を襲名した大政絢さんです。「恋日」の同一シリーズで複数の物語で主演を務めるのは絢ちゃんが初めてということになります。(前後/全中後編は1つとカウントしている。)ということなので、再来週から始まる「銭形海」に先駆けて違う形で登場し、「銭形海」に繋いでくれます。(そう言えば、「恋日・3rd.」は3代目・泪の黒川芽以さん主演作品で幕が上がったので、緑リボンのケー刑事で幕が上がり、幕を下ろすということになりましたね。タイトルのハート・マークが緑(黄緑)なのもそういうことでしたか...(と解釈も出来ます...))
番組終了後、次の「うさもち」までの間の15秒のCMは今回も「銭形海」の番宣でした。(その前の「怪談新耳袋」の再放送枠では「銭形海」の舞台の宣伝の方が流れたので、少しは期待したのですけどねぇ...)でも、来週は「提供」のテロップが被るものの、「銭形海」の第1話の予告が流れますから...
↓今回の主題歌関係
↓TVシリーズの「恋する日曜日」
↓「シフォンケーキ」ということで...
おいしい!生地―スポンジ、パウンド、シフォン…焼きっぱなしで極上に
- 作者: 小嶋 ルミ
- 出版社/メーカー: 文化出版局
- 発売日: 2004/04
- メディア: 単行本
↓香織が読んでいて涙した作品
↓ふと思ったのですが、梅雨時の居間、こういう傘は如何でしょうか。(骨が多いと頑丈です。)
「銭形海」舞台の予告CM [ケータイ刑事]
「怪談新耳袋・5th.」、これは現在「恋する日曜日」の前の時間帯である22:30~22:54の枠で再放送されているが、これは途中に入るCMの方も目的で録画している。で、6/23の放送では、その成果がまたもありました。
表題のように、「銭形海」が舞台になること(7/21~7/29)は既に承知の通りであるが、それの宣伝CMスポットが流れたのである。今までは銭形6人衆がそろい踏みとなる「銭形海」の番宣は何度も目にしてきた(その前の「スパイ道2」の再放送の間にも流れていました。)が、舞台の宣伝は今回初めて目にしました。
で、番組ロゴや、海ちゃんと高村さん、柴田束志さんの動く姿もありました。海ちゃんが警察手帳(やっぱりVサインをしています。)を見せて「以後、お見知りおきを」と言っていましたし、高村さんも警察手帳を見せていたので、これは1話のシーンの一部だと考えて間違いないでしょう。尚、束志は海岸で手を振っている所でした。そして、海ちゃんの犯人逮捕劇の所でストラップを投げる所(赤いチェーンの錨を投げていました)も出てきました。
で、「なんと、ケータイ刑事が舞台になります。赤坂レッドシアターに来ないと、逮捕しちゃいます」と海ちゃんが言っていました。
まあ、来週の「恋日」の最終回では次回予告が流れ、それ以降は番組予告ということで、ヘビーローテーションに加わり、海ちゃんの動く姿をたっぷりと見ることが出来るようになるだろうが、舞台の方の宣伝は今後どれだけ放送されるのか分かりません。(「銭形海」の放送後の「うさもち」までの15秒枠は有力かも...)ということで、とても貴重なCMをゲットできました。
まもなく発売になります。
ケータイ刑事 THE MOVIE2 石川五右衛門一族の陰謀~決闘!ゴルゴダの森 プレミアム・エディション
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2007/08/24
- メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE2 石川五右衛門一族の陰謀〜決闘!ゴルゴダの森 スタンダード・エディション
- 出版社/メーカー: Tokyo Soft Inc.(SB)(D)
- 発売日: 2007/08/24
- メディア: DVD
ケータイ刑事銭形雷11話[裏ネタ編] [ケータイ刑事]
BS-iの再放送枠(毎週日曜日朝10時)に合わせて書いている「[裏ネタ編]」。今回の物語は第11話「虹は知っていた! ~写真家アシスタント殺人事件」に関してである。この物語のポイントは4つある。ということで、今回はそれらについて述べることにする。
尚、物語(内容)については、過去に記した記事の方をご覧下さい。BS-iの本放送時に記した記事は「ここをクリック(本放送)」、MBS放送時に「[改訂版]」として記したものは「ここをクリック(改訂版)」して下さい。
1つ目は、「ケー刑事」では常連さんの一人である諏訪太朗さんが今回のゲストということである。(「愛・7話」「泪・1st.8話」「泪・2nd.14&15話」に次いでの登場です。(「M1」にも出演していましたね。))常連さんが出てくるというのは、ある意味では安心できるということでもある。ただ、諏訪さんは、銭形の階級が警視正でないと登場しないようですね...(愛、泪、雷は警視正、舞、零は警視でした。また、「M1」では舞、零も警視正に昇進していました。)→6代目・海ちゃんには登場するでしょうか。(舞台の方には出演されます。)それにしても、この頃はオカマ・キャラが中心という感じになっていましたね。諏訪さん、良い味を出していました。
2つ目は、劇中に登場している「フィギュア」です。この物語の放送時点では、「ケータイ刑事」のフィギュアは泪ちゃんの冬服/夏服の2種類しか無かったが、そちらは既に7話に登場済ということで、今回は「ケータイ刑事」とは関係ない作品のフィギュアが(さりげなく)出ている。が、それもちょっとマニアックなものという所はやっぱり「ケー刑事」です。それは「レインボーマン」のダッシュ2である。レインボーマンは7つの化身に変身することが出来るのだが、本体はダッシュ7(太陽の化身)である。(ダッシュ1から順に、月、火、水、草木、黄金、土、太陽の化身)普通に考えたら、誰でも太陽の化身を思い浮かべるのだが、それがダッシュ2(火の化身)を持ってくるのだから、「ケータイ刑事」はただ者ではありません。→火曜日の放送ならば「曜日に合わせた」と無理矢理解釈できるものの、日曜日の放送でしたし... 強いて「火」にしたということでは、当時のWOWOWは火曜日の夜のラブ・ストーリーの映画を放送する枠のタイトルが「恋する火曜日」というものであり、それを意識したということでしょうか...(※WOWOWの「恋する火曜日」というタイトルの映画枠は2007/3で終了し、現在は「恋する○曜日」というタイトルの映画枠はありません。)
3つ目は、冒頭の逮捕劇である。「ケータイ刑事」は冒頭のコント部分からも物語にしっかりと関係している。しかしこの回の冒頭の逮捕劇は、確かに今回の物語にもそれなりに絡んでいるが、それ以上に「雷・2nd.10話」に繋がっているのである。(BS-iの本放送時は、ここまでの関係があるとは予想すら出来ず、「2nd.10話」の放送を見て「なるほど」と感心させられたものでした。)初回放送時には、珍しく冗長部分があるな、と感じたのだが、「雷・2nd.10話」を見てそれが吹っ飛びました。が、今回が11話で、2nd.10話は通算では36話ということになるので、その間に25週間、つまり、約半年という時間がある。それだけの時間を挟んでのネタを仕込んでおいたというのは、ある意味凄いことでもある。(しかも、「雷・2nd.10話」は「泪・2nd.12話」の続編でもあり、2年以上の間をおいているということもできる。)
シリーズをまたぐネタというのもこれまでにいくつか見られる「ケータイ刑事」であるが、こういう所は長く続いているシリーズらしいところでもある。
4つ目は、スポンサーがDoCoMoということで、「警視庁から入電中」「私の稲妻でしびれなさい」という着ボイスをDoCoMo携帯であればDL出来るということになっている本シリーズ(そのお知らせは、本放送の時にはありましたが、地上波での放送時や再放送ではカットされている。→2007/4にBS-iのモバイル・サイトがリニューアルしたが、現在はDL出来るかどうか分かりません。→7月スタートの「銭形海」で、またDL出来るようになると思います。(でも、DoCoMo携帯だけとなるものと思われる。))であるが、劇中でトミーが「私の稲妻でしびれなさい」を聴いていて遊んでいるところである。DoCoMo携帯で新サービスが始まったら、それをさりげなく使って宣伝しているというスポンサーへの配慮は時々行われているが、着ボイスを遊びに使うというのは、やってくれます。
キャラがぶれていたこと、劇場版「M1」の公開ということで「雷」の第一クールは少し迷走していた所があるが、11話にもなると、ブレも殆ど無くなって、ようやく安定するようになってきた時期でもあるが、この時期に半年後のことまで仕込んでいたということを考えると、やはり「恐るべし、ケータイ刑事」ということになりますね~
↓本文中に記した物語が収録されているDVD-BOX
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BILLY JOEL『AN INNOCENT MAN』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1983年に発表された10枚目のアルバムである。6/2にBS-FUJIがBILLY JOELの2006/11/30の東京ドームでの来日公演の模様を放送したが、それ以来、やはりBILLYのアルバムをよく聴いている筆者である。で、アルファベット・ローテーションは「B」ではないが、今の内に彼のアルバムを1枚取り上げることにした。
取り上げるのは彼のソロ10枚目のアルバムで、サウンドが大きく変わったアルバムである「AN INNOCENT MAN」である。このアルバムは'50'sや'60'sのオールディーズをベースにしたとても明るく楽しいポップなサウンドが詰まった玉手箱である。前作「THE NYLON CURTAIN」からの変化があまりにも大きく、人間が変わってしまったのでは?とまで言われたBILLYであるが、当時の彼は前妻と離婚し、新たな恋人であるモデルのクリスティと仲良くラブラブという時期であり、そのウキウキした心がそのままアルバムになったと行ってもよい。で、話題にも事欠かず、サウンドの方が明るく楽しいということで、本アルバムは大ヒットを記録した。Billboardのアルバム・チャートでは最高位4位を記録すると共に、1984寝棺の年間アルバム・チャートでは4位、翌1985年の年間アルバム・チャートでも67位にランクインしている。また、イギリスでも最高位2位まで上昇した。
収録曲は以下の全10曲である。『Easy Money』『An Innocent Man』『The Longest Time』『This Night』『Tell Her About It』『Uptown Girl』『Careless Talk』『Christie Lee』『Leave A Tender Moment Alone』『Keeping The Faith』。
本アルバムからは大量のシングル・ヒットが生まれているが、アメリカで6曲、イギリスではそれ以外にも1曲がシングル・カットされている。まずは『Tell Her About It』が全米No.1ヒットとなり、1983年のBillboard年間シングル・チャートでも45位にランクインしている。(尚、1位獲得は1週間でした。)それに続いて『Uptown Girl』はイギリスでは1位を獲得、アメリカでは最高位3位を獲得し、1984年のBillboard年間シングル・チャートでは39位、『An Innocent Man』は最高位10位、1984年の年間シングル・チャートでは72位、『The Longest Time』は最高位14位、1984年の年間シングル・チャートでは89位、また、年間シングル・チャートのTOP 100には入らなかったが、『Leave A Tender Moment Alone』が最高位27位、『Keeping The Faith』が最高位18位を記録している。尚、『This Night』はイギリスではシングル・カットされて最高位78位を記録しているが、アメリカではシングル・カットはされていない。
'70'sの大ヒット・アルバムとは別人と思わせるような楽しい曲が多い中、'70'sの雰囲気が残っている曲もあり、このあたりはBILLYらしいところである。
この中からのお薦め曲は、『An Innocent Man』『The Longest Time』『This Night』という聴かせてくれる曲と、『Easy Money』『Tell Her About It』、そして『Uptown Girl』という所をピックアップする。特に『Uptown Girl』は未だに「おっちゃん・が~る」と歌っているようにしか聞こえません...
ピアノの詩人と言われり、都会のロックン・ローラーと言われたりするBILLYであるが、キャリアも長くなっているのだから、こういう別世界のサウンドが詰まったアルバムがあってもよろしいかと... (重くメッセージのある曲も良いけれど、「音楽」は「音を楽しむ」と表記するのですからねぇ~)
ただ、これからBILLYの音楽を聴こうという方は、本アルバムを最初に聴かないことをお勧めしておきます。