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THE YOUNG GIRLS OF ROCHEFORT/LES DEMOISELLES DE ROCHEFORT(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は、1966年のフランス映画の「ロシュフォールの恋人たち」である。本作では、フランソワーズ・ドルレアックとカトリーヌ・ドヌーヴという姉妹が共演している(双子の役を演じている。)ということ、また、ミュージカル・スターのジーン・ケリーやジョージ・チャキリスが出演している、ということが話題になったフランス製のミュージカル作品である。

映画データを記しておくと、製作はマグ・ボダール、監督と脚本はジャック・ドゥミ、撮影はギスラン・クロケ、音楽はミシェル・ルグランである。そして出演は、フランソワーズ・ドルレアック、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジーン・ケリー、ジョージ・チャキリス、ダニエル・ダリュー、ジャック・ペラン、ミシェル・ピッコリ、グローヴァー・デイル、たちである。

物語は、南フランスの海辺の町・ロシュフォールを舞台にしたハッピー・エンドのラブ・ミュージカルである。ミュージカルという楽しい作品なので、ハッピー・エンドというのが良い所である。よく『シェルブールの雨傘』(1963年、ジャック・ドゥミ監督、カトリーヌ・ドヌーヴ主演)と比べられる本作であるが、どちらの作品も良い所があるので、どっちが良いかは個人的な好みの問題でしょう...

年に一度の祭で盛り上がっているロシュフォールの町。この町に住む美人姉妹・ソランジュとデルフィーヌは素晴らしい恋人が現れることを待ちこがれていた。そんな姉妹は、この町にやってきた曲乗り芸のコンビ、絵の好きな水兵、ハンサムなアメリカ人たちと出会う。また、姉妹の母の思い出の男もロシュフォールに戻ってきた。それぞれの恋の行方は...

G.ケリーやG.チャキリスのダンスは流石であるが、フランソワーズ・ドルレアックの踊りにも高い評価がされている。(踊りでは妹・ドヌーヴよりも上手い。)

また、ミシェル・ルグランの音楽も明るく楽しい作品をより楽しく、胸を躍らせてくれる。で、サントラ盤の方は、9曲のボーナス・トラックが追加されて全32曲ととなった2枚組がリリースされていて、これがまた楽しくなってくる。

DISC 1には以下の全15曲が収録されている。『Transport Bridge』『Arrival Of The Draymen - Ballet』『Maxence's Song - Twin Song』『Maxence's Song』『From Delphine To Lancien』『We Travel From Town To Town』『Delphine's Song』『Simon's Song』『Sailors, Friends, Lovers Or Spouses』『Andy In Love』『Yvonne's Song』『Maxence's Song (Reprise)』『Solange's Song』『From Hamburg To Rochefort』『Woman Cut Into Pieces』。

続いて、DISC 2には後ろの9曲のボーナス・トラックが収録されていて、以下の全17曲が収録されている。『Meetings』『Andy's Song』『Fair - Ballet』『Song Of Summer Day』『Always, Never』『Concerto Ballet』『Carnies' Departure - Ballet』『Final』『Twins In Songs』『Pair Of Twins』『Woman Cut To Pieces [Instrumental Version]』『Always, Never [Instrumental Version]』『Sailors, Friends, Lovers Or Spouses [Instrumental Version]』『Meetings [Instrumental Version]』『Solange's Song [Instrumental Version]』『Maxence's Song [Instrumental Version]』『Young Girls Medley [Instrumental Version][Live]』。

DISC 2の方は過半数の9曲がボーナス・トラックということになっているが、インスト・バージョンが中心ということで、これを聴くことによって「ミュージカル」とはまた違った印象を与えてくれることになる。(この辺りは、アウトテイクとなったものを追加するものとは一味違ったことになり、ファンとしたら嬉しいところでもある。)映画と共にたっぷりと楽しむことが出来るサントラ盤である。

ところで、本作で姉妹共演を果たしたドルレアックとドヌーヴであったが、本作製作の翌年の1967年6月(本作の日本公開は'67/8だったため、日本公開前になる)に、ドルレアックはカンヌ郊外で交通事故に遭って、25歳の若さで帰らぬ人になってしまった。よって、この姉妹共演が実現したのは本作だけとなったことを後に記しておく。

 

The Young Girls of Rochefort [Original Soundtrack] [With Bonus Tracks]

The Young Girls of Rochefort [Original Soundtrack] [With Bonus Tracks]

  • アーティスト: Ron C. Carter, Michel Legrand, Michel / Woods, Phil Legrand, Michel Legrand, Michel Legrand Quintet, Eddy Louiss, Grady Tate, Maurice Vander, Anne Germain
  • 出版社/メーカー: DRG
  • 発売日: 2005/06/07
  • メディア: CD

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ロシュフォールの恋人たち

ロシュフォールの恋人たち

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 1998/12/24
  • メディア: DVD


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ケータイ刑事銭形雷31話(2nd.5話)[改訂版] [ケータイ刑事]

今回の物語は2nd.第5話(通算では31話)となる「かなりバッチリナイスガイの高村さん ~「まだらの紐」殺人事件」である。この物語は、ある意味では「・2nd.9話」の続編という位置づけも出来る物語であり、しっかりと劇場版である「M1」が間に挟まり、その後ろに来る物語として仕上がっている。(泪ちゃんと柴田太郎さんがシャーロキアンで、高村さんは違ったのが「・2nd.9話」ですが、それを受け継ぐ形ということで高村さんがシャーロキアンになっている...)ということで、高村さんが復帰したと言うことで、いつ登場するかと待ちわびた「泪ちゃんネタ」もしっかりと出てきます。

また、雷ちゃんは雷ちゃんで「・1st.6話」でのトラウマがあるのか、コスプレ・ネタと雷ちゃん自身のコスプレがチラッとあるということで、完全に弾けてしまって、1st.シリーズからキャラが変わってしまいました。が、これも高村さんのパワーでしょうね。とにかく今回も楽しい物語です。ただ、今回の脚本の加藤淳也先生。普段暇ではないのか?と思ってしまいます。(が、この後の2nd.7話の坪田塁先生の方が一段と...???)

この記事のタイトルに「[改訂版]」と付いているのは、BS-iの本放送時に記したものをベースにして加筆を行ったためです。(BS-iの放送時に記したものはその物語が最新作であった時に記したものですが、今回は「銭形雷」全40話まで見た後なので、全体を見通した観点からも追記しています。)BS-iの本放送時に記したものと合わせてご覧頂ければ幸いです。(BS-iでの放送時に記したものは、ここをクリックして下さい。)それではいつものように、長文&今更ながらのネタバレありで、本編に行きます。

雷ちゃんがイライラしながら待ち合わせをしていて「遅いなぁ~」と漏らしている。(結構、気が短いですからね、雷ちゃんは。)そうしていると「お待たせ、銭形くん」と言って高村さんが登場。すかさず「高村さん、遅いです」と文句を言う雷ちゃんだったが、高村さんはいつもとは違ってシャーロック・ホームズのコスチュームを着ていて、それを目にした雷ちゃんは、顔をそらして惚けると「遅いな~、高村さん」と言う。すると「君も恥ずかしいだろうが、僕の方がもっと恥ずかしいんだ」と言う高村さん。(それならば、そんな格好しなければいいのに...)それに雷ちゃんは「何ですかその格好?まさか、高村さんもコスプレ検定?」と口にする。(「・1st.6話」のネタです。トミーのコスプレがありましたからね。2nd.1話といい、雷ちゃんにはトミーのトラウマが間違いなくありますね...)これに高村さんが待ち合わせの理由を口にする高村さん。「君がシャーロキアンの赤坂支部の会合に出たいから待ち合わせをしているのでしょう」が、雷ちゃんは「違いますよ。従姉妹がどうしても仕事で行けないから、代わりに行ってくれって泣いて頼まれたんです。」(→従姉妹シャーロキアンと言えばちゃんですし、その泪ちゃんは警視監に昇進し、現在は北海道・東北方面本部長ですから、そちらの方が忙しいのも当然です。で、泪ちゃんの必殺技・嘘泣きということで「泣いて頼まれた」って、雷ちゃんも言ってくれます。)

が、高村さんは「ああ、それは嘘泣きだ」と言い「はい、すっかり騙されました」と答える雷ちゃん。(ということは、泪ちゃんは相変わらず「泪は私の武器ですから」と言って、嘘泣きを使って手玉にとっているのでしょうね。)また、高村さんは「僕もあの嘘泣き娘に勧められてシャーロキアンになった口なんだけどね、君、シャーロック・ホームズ、あまり詳しくないでしょう」と言う。すると「はい、名前しか聴いたことないです」と雷ちゃん。こうなると高村さんは先輩ぶって「じゃあ君もこれを機会にシャーロック・ホームズの世界を堪能してみようじゃないか。さあ、行ってみよう、レストレードくん」と言うと歩き出した。が、雷ちゃんは「レストレード?誰?」と首をかしげるだけだった。→「・2nd.9話」で高村さんはホームズのことを何も知らなかったが、その時に「それくらい勉強してくださいよ。英単語覚えるよりも大事なことなんですからね」と泪ちゃんに言われましたが、それから頑張って勉強したのでしょうね。ちなみに、「レストレード」というのはシャーロキアンなら誰でも知っているスコットランド・ヤードの敏腕警部です。)

赤坂プリンアラモードホテル(どう見てもフランスで見かける有名な建物なんですけど...→やはり港区赤坂は時空が歪んでいます。)にやってきた雷ちゃんと高村さんは、会合の会場となっているホテルの広間に入る。で、「随分立派な所で行われるんですね」と会場の凄さに驚く雷ちゃん。これに高村さんが「会長の堀越さんは著名な女性実業家だからねぇ」と説明する。一方、雷ちゃんは会場のテーブルの上に笹かまぼこが並べられているのに気づき「何で笹かま?」と口にする。これに「前菜のつもりじゃないの。今日の昼食は堀越さんが地元から集めた食材を使うらしいということだから...」と高村さん。雷ちゃんは「へぇ~、凄いですね」と返す。(堀越は宮城県の出身です。)

そうしていると、「お久しぶり」と高村さんは声を掛けられる。これに「いやぁみなさん、お早いですね」と高村さん。で「紹介しよう」と雷ちゃんに言うと、声を掛けてきた3人を紹介する。3人はいずれもシャーロキアンで、証券会社に勤める蔵野洋二(くらの・ようじ)、釣具店を経営する久森新太郎(ひさもり・しんたろう)、オカルト研究家の鎌田奈美(かまだ・なみ)であった。雷ちゃんが「皆さん、シャーロキアンなんですか?」と尋ねると、高村さんが「シャーロック・ホームズの愛好家は「シャーロキアン」、スタートレックの愛好家は「トレッキー」と言うんだ」と説明してくれる。すると蔵野が「ちなみに、こちらのお嬢さんは高村さんのアイリーン・アドラですか?」(「ボヘミアの醜聞」を読まれたし。)と尋ねるが、鎌田は「いいえ、このかわいさは「美しき自転車乗り」・バイオレット・スミス嬢じゃないかしら」(「美しき自転車乗り」を読まれたし。)、久森は「いや、それを言うなら「ぶなの木屋敷の怪」・バイオレット・ハンターではないかと...」(「ぶなの木屋敷の怪」を読まれたし。)と持ち上げるが、高村さんは「そんな立派なもんじゃありませんよ」と言うが、一同は「いやいやいや...」と雷ちゃんのことを持ち上げていた。が、当の雷ちゃんは「何言っているのか、さっぱり分からない...」と困った顔をして呟いていた。(愛好家(マニアとも言います)同士の会話って、それを知らない人、興味がない人にとったら全く意味が分からないものなんですよね...)→分からない方は、ホームズの小説を読みましょう。(一応、それぞれの名前が登場する作品名を記しておきました。)

この場に会長の堀越の姿が見えないために、「ところで肝心の堀越さんは?」と高村さんが尋ねると「部屋で支度をしているはずが...」と蔵野が言い、「草刈さん、堀越さんはまだですか?」と堀越の内縁の夫であり、付き人である草刈マスオ(くさかり・ますお)に尋ねる。で、草刈が「今、呼んできます」と言って呼びに行くことになる。(みんなの会報をテーブルの上に置いてから堀越を呼びに行きました。)で、草刈がいなくなってから雷ちゃんが「あの方は?」と高村さんに尋ねる。で、説明する高村さん。雷ちゃんは「ご夫婦で苗字が違うんですね」と言うと、内縁の夫、付き人、堀越に頭が上がらない、会社を首になって随分経つ、ということを3人が口にする。で、高村さんは「一文字違いでこれだけ違うんだもんね」と呟く。これに「えっ、何ですか?」と雷ちゃんが反応するも「別に」とかわした高村さんでした。(やっぱり「ケー刑事・ワールド」ならではのネタです。)

雷ちゃんは会報を手にして表紙を見ると「会報もえらく豪華ですね」と感想を口にすると「これ、堀越さんのこだわりなんだ」と高村さん。そうしていると、草刈が戻ってきて「堀越が、呼んでも返事がないんです」と言う。で、全員はホテルの5Fにある堀越の部屋に移動した。

堀越の部屋の扉をノックする雷ちゃん。「中にいることは間違いないんですね」と確かめると、高村さんが「フロントからマスターキーを借りてきてくれます?」と草刈に頼み、草刈は慌てて走っていく。で、マスターキーを使って扉を開けて中に入る一同。雷ちゃんと高村さんは、床に仰向けに倒れている堀越を発見した。高村さんが「まだ息があるな」と確認すると「救急車を」と言う、これに驚いて「えっ、はい」と草刈が部屋を出て行く。それと同時に「なっ」と声を出す堀越。みんなの目が彼女に集まると「まだ、らの、ひ、も」と言い残して息絶える。また、雷ちゃんは直ぐに堀越の首筋に二つの丸い傷跡があるのに気がついた。で「警視庁から入電中」と雷ちゃんの携帯に事件を知らせるメールが届き、携帯を開く雷ちゃん。港区赤坂で殺人事件発生。被害者はシャーロキアン赤坂支部会長の堀越雅子(ほりこし・まさこ)。直ちに捜査を開始せよ。

捜査を始めた雷ちゃんだったが、高村さんが「首の傷まだらの紐。銭形くん」と口にする。雷ちゃんは「まだ、何も調べてませんよ」と言うも「調べなくとも分かる、これは「まだらの紐の仕業だよ。シャーロック・ホームズには「まだらの紐」という作品があるこんだよ」と高村さん。すると、画面は突然「よい子のためのケータイ刑事劇場「まだらの紐」」というタイトルが出て、続いて「出演 銭形雷 高村一平」とテロップが出て本編へ。で、「まだらの紐」の事件とそのトリックの説明が始まる。(雷ちゃんがコスプレで被害者の娘をやっている。犯人は通気口から毒ヘビを送り込んで娘を殺害したという事件です。)で、ホームズ・高村さんが事件を解決して「終」と出る。雷ちゃんは「これもヘビの仕業だって言うんですか?」これに「ヘビはまだこの部屋にいるかも知れない」と言ってヘビを探し始める高村さん。(まあ、「・2nd.9話」では、ホームズの小説「赤毛連盟」の通りに事件が進んだのをしっかりと覚えているのでしょう。(変な所にはしっかりと学習機能が働く高村さんです...))

そこに「報告します」と言って逆立ち・柴田束志が現れる。高村さんはいきなり「ヘビ、見つかった?」と尋ねるが、敬礼をして報告をする束志は「ヘビは見つからなかった。死因は気管に血液が流れ込んだことによる窒息死。凶器は部屋にあったアイスピックです」と言う。で、高村さんは「ヘビが凶器を使ったのか?」と問う。束志はすかさず「ヘビは凶器を使わないと思います。ちなみにアイスピックから指紋は検出されませんでした」。すると高村さんは「じゃあ、ヘビが自分で指紋を拭き取ったのか...?」これに「ヘビに指紋はありません。それ以前に指がありません」としっかりと返す束志。そして高村さんの推理を否定するように「この部屋には空調はありますが通気口はなく、人は勿論、ヘビも出入り不可能です」とトドメを刺す。でも高村さんは「じゃあ、どうやってこの部屋にヘビが?」とあくまでもヘビによる殺害だと考える高村さん。束志も「私の話、聴いてくれてます?」と呆れ顔に。雷ちゃんも「高村さん、もう諦めてください。これは人の手による犯行ですよ」と言うも、「いや、ヘビは必ずこの部屋にいる」と全く受け入れない高村さんは再びヘビを探し始める。それを見て溜息をついた雷ちゃんは「気が済むまでやらせておきましょう」とさじを投げました。(束志も「はい」と言って上司・雷ちゃんに従う。)で、雷ちゃんは本題に戻って犯行時間のことを束志に尋ねる。で、犯行時間は11時前後だと答える束志。この時間は雷ちゃんたちがホテルに到着する少し前という時間だった。

一旦、現場を離れた雷ちゃんと高村さん。しかし高村さんはまだ「まだらの紐」に拘っていた。「じゃあ百歩譲って人の犯行としよう」と断ってから話を始める高村さん。で、ホテルの部屋はオートロックが基本で、自動的に密室になっていたが、ここで問題となるのは、犯人がどうやって部屋に入ったかということだ言う雷ちゃん。(争った形跡が無く、無防備の状態で殺害されていたため。)で、もしかしたら堀越自身が犯人を部屋に入れたのかもしれない、ということで「顔見知りの犯行」と言うことで考えを進めることにした。

会合が行われる広間。雷ちゃんと高村さんは3人のシャーロキアンと草刈を集めて、雷ちゃんたちがここに来る前どうしていたかを尋ねる。で、トイレに行ったり、電話を掛けに行ったり、みんな出入りはしていたが、草刈だけはいなかった。が、それは1Fのロビーに会報を取りに行ったためであり、印刷所からこのホテルに届けられることになっていたのを受取りに行ったのだった。また、鎌田は「でも、堀越さんが「まだらの紐」と言い残したのは意外でした」と言う。で、堀越はこの会の会長であるが、実はホームズにはあまり興味がなさそうな人だったという鎌田。それを聴いた雷ちゃんは少し考えてから「よどむ、悪の天気

捜査会議をする雷ちゃんと高村さんに束志。雷ちゃんはホワイトボードの前に立っていて、4人とも明確なアリバイがないと語る。束志はテーブルの上に出ている笹かまを摘みながら「ふかひれ水揚げ量日本一を誇る宮城県気仙沼産ですね、これ」と口にする。「詳しいね」と言う高村さんに対して雷ちゃんは「柴田さん、まだいたんですか」と冷たい反応をする。束志は「私、笹かまにはちょっとうるさいもんですから」と言うと、袋を取り出して笹かまをしっかりと中に入れて持って帰るということで退場していく。雷ちゃんは続けて語り、3Fの会場から5Fの部屋までは簡単に移動することが出来るということで、短時間で犯行は可、夫である草刈が怪しいと睨んだ雷ちゃん。が、高村さんは逆に草刈にとって堀越は生命線であり殺す理由はないと考え、「犯人は蔵野だよ」と言う。「どうしてですか?」と雷ちゃんが尋ねると、「あのネクタイ見て」と言い、黄緑の地に白い水玉模様の蔵野のしているネクタイを被害者が見て「まだらの紐」と言い残したのだと言う。これに「まだらと言うより水玉ですけど」と雷ちゃんが言うと高村さんは「じゃあね、犯人久森だ」と考えを変える。彼は釣りに趣味があるから被害者は「まだらの干物」と言い残したのだ、と言うも、これに首をかしげる雷ちゃん。

すると「ケータイ刑事捜査メモ」と画面に出て、「真鱈(まだら)」についての説明がなされる。(いつもならばこういうのは自分で調べなければならないのに、今回は実に親切な物語です。)で「「まだらの紐」と「真鱈の干物」、一文字違いだよ」と高村さん。が「それはちょっと強引ですよ」と雷ちゃん。すると「あっ、犯人は鎌田だ」とまたも意見を変える高村さん。で、理由は鎌田はオカルトに詳しいので、被害者は「「マンドラゴラの悲鳴」と言ったんだ」と言う。で、再び「ケータイ刑事捜査メモ」となって「マンドラゴラ」についての説明が行われる。(これも説明してくれるなんて、実に親切です。(ということなので、今回はそれについて記すのは省略です。))で「まだらの紐」→「マドラのひめ」→「マンドラのひ」→「マンドラゴラの悲鳴」と言う高村さん。これに雷ちゃんは「それ、無理矢理すぎ」と一蹴する。(当然ですよね。)

すると高村さんは「あっ、これはアナグラムかもしれないよ」と言う。で、3度目の「ケータイ刑事捜査メモ」は「アナグラム(Anagram)」の説明が行われる。文字を並び替えることで違う意味にする言葉遊びのことで、例えば「ケータイデカゼニガタライ」を並び替えると「ライガタイニデカケタゼー」(雷がタイに出掛けたぜ)となる。(本当に今回の物語は助かります。しかも、雷ちゃんが観光客の姿になって頭には花がある。)これに「何なんですか、その例え」と雷ちゃん。すると「じゃあ、こんなのどう?」と高村さんは別のアナグラムを口にする。「ワタシノイナズマデシビレナサイ」→「タノシイワナマズデシビレナサイ」(楽しいわ、ナマズでしびれなさい)映像は、法被姿にねじりハチマキの雷ちゃんがナマズ(のぬいぐるみ)を抱えている。が、雷ちゃんは「それじゃあ、ただの危ない奴じゃないですか」と不満を口にするも、「あくまで例えだよ」と宥める高村さん。で「例えば「まだらの紐」を逆から読んでご覧」と言うが、突然束志が現れると「もひのらだま」と、すらっと言う。(逆から言わせると流石に素早い束志です。)雷ちゃんも「早っ」。

束志は「二人が何か面白そうなことをやっているようなので...」と言って参加したのだった。で「柴田くんにもアナグラム協力してもらおう」ということで、3人による「まだらのひも」のアナグラムが始まる。まずは高村さんからで「らひのまもだ」、続いて束志が「まのだらひも」、そして雷ちゃんが「だらのもひま」。以下、同じ順番で続くが、画面は右へ右へと回っていく。(→「・20話」でこのように一方向にぐるぐると回っていくという演出がありましたね。監督も別の人でしたが...)高村「のらもひまだ」、束志「だのらまもひ」、雷「ものだまひら」、高村「ひだまものら」、束志「ものだらまひ」、雷「まのだひらも」、高村「らだのもまひ」、束志「だものひもら」。が、ここで「ブー」2回言ったということでした。で、「しまった」と悔しがる束志だったが、「何のゲームですか?これ」と雷ちゃん。(確かにいつの間にかゲームになっていました...)→でも「まだらのひも」という6文字の並び替えは全部で720通りあります。(720「も」ある/720「しか」ない、のどちらと解釈しましょうか...)で、10分経過(アナグラムが続いていました。)高村さんは「ダメだ。どうしても意味のある言葉が出てこない...」と漏らす。雷ちゃんは「もう諦めましょう、高村さん。高村さんはダイイング・メッセージに拘りすぎです」というが、高村さんは「ノー、ノー、ノー、Dying message」と発音を正す。(これは高村さんの十八番です。)そして「被害者の最後の言葉が事件とはまるで関係ないとは考えられないんだよ」と言い雷ちゃんも「それはそうですが...何かもっと大切なことを見落としている気がします」と返す雷ちゃん。高村さんは手帳をじっと眺めて考え、雷ちゃんは部屋にあったメイク道具など、別のものを目にして考える。しばらく考えていた二人は同時に「そうか、そういうことか」とハモって口にする。で、雷ちゃんは「謎は解けたよ、ワトソンくん」、高村さんは「奇遇だね。僕も分かったんだよ、スイートハニー」(ここでAパート終了。経過時間は16分に少し足りないということで、Bパートは9分半強ということになります。)

会合の会場である広間にみんなを集めた雷ちゃんたち。高村さんが仕切っていて、事件の説明を始める。「犯人は、蔵野、鎌田、久森。あなたたち3人です」と言う高村さん。堀越の最後の言葉は犯人の名前を伝えたかったと言う。これに「犯人の名前ですか?」と雷ちゃんは聞き役に回っている。高村さんは「さあ、よーく思い出してください」というと画面は「巻き戻し」と出て、ビデオの巻き戻し再生の映像となって今回の物語が巻き戻されていく。で、堀越が「まだらの紐」という所に戻り、「まだ、らの、ひ、も」と堀越が言う。で「分かったかな。彼女の最後の言葉はとぎれとぎれだった」と説明すると「かまだ くらの ひさもり」と3人の名前を言おうとしたが、我々には(その一部がとぎれとぎれに聞こえて)「まだらのひも」としか聞こえなかった。と言って「これが真相だ」と結ぶ。呆然としている3人だったが、雷ちゃんは拍手して「凄~い、よく気がつきましたね」と言って高村さんの方に近づいてくる。これに高村さんは「もっと褒めてくれも良いんだけどね」と調子に乗るが「でも、違いますよ」と雷ちゃんはあっさりと高村さんの推理を否定し、自分の推理の説明を始める。

堀越は部屋で鏡台に向かっていたが、これはメイクの途中であった。また、鎌田、蔵野、久森の3人は顔見知りとは言っても今日のゲストであり、そういう人をメイクの途中で部屋に招き入れるのはおかしい、と言う。すると高村さんは「女性ならありえないな」と納得し、「ということは...」と結論は一つであった。で、その一人はゆっくりとその場を離れようとする。が、雷鳴が轟き、雷雲が現れた。「雷雲轟く積乱雲。…」雷ちゃんの口上が始まり「私の稲妻でしびれなさい!」から稲妻が草刈に落とされる。しびれた草刈はその場に倒れ込み煙を噴く。が、直ぐに上半身を起こすと「何をするんですか?」と雷ちゃんに文句を言う。これに雷ちゃんは「あなたが堀越さんを殺した犯人ですね」と言う。「何で私が...」と反論しようとする草刈だったが、「あの時部屋に入れたのは、堀越さんがメイクの途中でも気にすることのなかった人物。それは草刈さん、あなたしかいません」と雷ちゃん。これに「知りませんよ、私は」と惚ける草刈。(これはいつもの犯人の言動ですが...)雷ちゃんは説明を続ける。みんながあの部屋に入った時、部屋の中にも電話はあるのに、草刈はそれを使わずにわざわざ外に出て行ったがその理由を問う。草刈は「気が動転して...」と言うも、これは堀越がまだ生きているとは思わなかったため、犯人として指を指されることを恐れたためだと言う。すると「言い掛かりだ、何を根拠に」と反論する草刈。

すると、雷ちゃんは「柴田さん」と言って束志を呼んだ。束志は会報を袋に入れていて、「こちらから指紋が検出されました」と言う。草刈は「当たり前だ、私が封を開けたんですから」と言うも、「あなたの指紋ではありません。被害者の指紋です」と雷ちゃん。封を切ったばかりの会報に何故堀越の指紋が付くのか、それは草刈が1Fのロビーで印刷業者から会報を受け取った後に5Fの堀越の部屋に行ったという動かぬ証拠だ、と言う雷ちゃん。すると呆然となって目が泳ぎ出す草刈は膝をついて崩れ落ちた。

高村さんが動機を尋ねる。草刈は堀越の部屋に行ったことを認めたが、これは会報の改訂記録の確認をもらうためだったと言う。そして、堀越は前々からこのシャーロキアンの会を隠れ蓑にして会社の脱税をしていた、ということを告白した。(その処理を草刈が任されていた。)これは草刈がホームズの大ファンだったことがきっかけで堀越が思いついたことであった。(だから、堀越はホームズ自体に興味がなかったのだった、と鎌田も納得する。)草刈は昔からホームズを愛していて、ファンの心を裏切る行為は止めて欲しかった。が、そのことで口論となり、頭に血が上った彼は、とっさにアイスピックを手にして殺してしまったのだった。(殺すつもりはなかったと言う草刈は土下座をする。)で、高村さんが草刈りを逮捕する。それを見守っていた雷ちゃん。

すると「あの~、一つ分からないんですが...」と蔵野が切り出す。これに鎌田が続き「「まだらのひも」って何だったのかしら?」と尋ねる。これに高村さんが「これで全て分かったよ」と言って説明を始める。「あれはやはり犯人を示していたんだ」と言い。高村さんの説明は考え方はさっきと同じで「かまだ くらの ひさもり」と言う名前の中には「まだらのひも」が隠れている。3人は犯人じゃないということなので、逆転の発想で、そこから「まだらのひも」という文字を抜くと「かくさり」が残る。で、この残った文字をアナグラムで変更すると「くさかり」になる。ということで、草刈が犯人だというダイイング・メッセージだったと説明する。で、これには3人のシャーロキアン&束志は「なるほど~」と大きく頷き、納得し「凄~い」と言って拍手をする。また雷ちゃんも拍手をしながら「凄~い、よく気がつきましたね」と言うと、高村さんは「巡査にしておくにはもったいないだろう」とご機嫌になる。が、「でも違います」と雷ちゃん。今にも死にそうな人がそんな複雑なことを思いつくはずがなく、それならば「くさかり」と一言言えば済む話だと言う。で「そうか...」と納得する高村さんは「じゃあ「まだらのひも」って何なんだ?」と尋ねる。

「もちろん、犯人を指す言葉です」と言う雷ちゃんの説明は「よ~く思い出してくださ~い」ということで画面はまたも「巻き戻し再生」で堀越の最後の言葉の所に戻る。で、堀越の言葉は「な、まだ、らの、ひ、も」→「なまだらのひも」。(「な」は雷ちゃんと高村さんに対して最初に言っていて、少し間があって「まだ」に繋がります。)でヒントは「笹かま」であり、笹かまの名産地は宮城県、堀越は宮城県出身である。また、宮城の方言で「なまだら」というのは「怠慢、のろま」という意味である。つまり、堀越が死ぬ間際に言った言葉はこうだったんですと言って雷ちゃんが口にする。「(草刈に対して)この、グズでのろまなひも男!」それを聴いた一同は呆然となって返す言葉を失った。で、場の空気を読んだ雷ちゃんが「うら若き乙女に何てことを言わせるんですか?」と(ブリッコして)言う。(→「うら若き」って...?ということを言ったら、雷ちゃんに稲妻を落とされちゃいますね...)

事件解決後、ホテルを後にした雷ちゃんと高村さん。雷ちゃんが「シャーロキアンにとって、シャーロック・ホームズは単なる小説の登場人物じゃないんですね」と素直な感想を口にする。これに「そうだね」と高村さんはホームズに関するエピソードを口にする。(でも、これってあまりにも有名な話です。)ホームズの事務所があるロンドンのベーカー街221Bは、今でも世界中からいっぱいファンレターが届くという。(これ、本当の話です。更には、今でも事件の以来をする手紙などもあるといいます。)それを聴いた雷ちゃんは「何か夢があっていいですね」と言う。すると「君は誰か夢中になっている人はいるの?」と尋ねる高村さんに、「う~~ん、いなくはないですけど...」と答える雷ちゃん。「誰だい?」と高村さんが尋ねると「かなりバッチリナイスガイの高村さん」と笑顔で答える雷ちゃん。すると「やっと僕の良さが分かったようだ」とご機嫌になる高村さんは、昼食を食いはぐれたこともあり、回らないお寿司にでも行こう、と雷ちゃんに奢ることを宣言し「武士とホームズに二言はない、行くよ、レストレードくん」と言う。すると笑顔の雷ちゃんは「は~い」と言って自転車を押しながら高村さんについて行った。(雷ちゃん、従姉妹(=ちゃん)から頼まれた時に、高村さんの操縦法もしっかりと一緒に教えてもらったのでしょうね。ということで、高村さんはこの後、ちゃんのように雷ちゃんに奢りまくるということに...→とにかく泪ちゃんは高村さんから色々と奢ってもらいましたね。)

で、いつものようにサブタイトルが出て「」が付いて終わると思っていたら、雷ちゃん振り返って「ちょっと待って」と待ったをかける。で、「かなりばっちりないすがいのたかむらさん」をアナグラムで変換すると「「すいりちがいばっかりなたかむらさんなの(推理違いばっかりな高村さんなの)」に変換することが出来るのである。」と雷ちゃんは自慢げに言い、高村さんの方を一度見てから「ナイショですよ」と念を押しました。(これって、BS-iの本放送では、「鑑識メモ」の後に雷ちゃんが着ボイス(「私の稲妻でしびれなさい」のDLのお知らせで言っている「高村さんにはナイショです」のセルフパロディですね。と言っても、地上波放送ではDLのお知らせがカットされているので、これはBS-iの本放送を見ていないと分からないネタですが...→「・2nd.14話」でも、このネタが再登場します。)で、「推理違いばっかりな高村さんなの ~「まだらの紐」殺人事件」が「」ということになりました。

今回の物語は、言葉遊びもたっぷりある楽しいものでした。が、「言葉遊び」ということでは、この後の「・2nd.7話」でも別の言葉遊びがたっぷりと出てきます。(雷ちゃんがまたも暴言を口にします。)考えてみたら、泪ちゃんネタ、雷ちゃんのコスプレと、実にバラエティに富んだ内容でした。事件のトリックを解く鍵は、1st.19話でも登場した方言が絡んでいて、「またか」となってしまうのだが、それを忘れさせてくれるだけのネタは嬉しい所でした。尚、雷ちゃんの様にホームズについて知らないという人には「???」と言うことになるが、「分かる人だけ分かればいい」という姿勢が本作制作陣にある(これは「ケー刑事・ファン」であれば知っていて当然です。)だけに、別の見方をすれば、今回の物語は「分かる人は何倍、何十倍も楽しめる物語」ということにもなり、「ケー刑事」らしい物語でもありました。(だからこそ、幅広い知識が求められる「ケー刑事」です。)

次回の物語は2nd.6話(通算では32話)の「轟け稲妻スパイク! ~灼熱のビーチバレー殺人事件」という物語です。この物語は、「・1st.21話」でサッカー(フットサン)のユニフォーム&ポニーテール姿を見せてくれた雷ちゃんの水着姿を拝むことが出来るスポーツ編である。(本家・伝説の四姉妹は一度も水着姿はなかったので、ケー刑事初の水着姿ということになる。でも、泪ちゃん以外はみんな秋から冬だったので、「水着」を求めたらあまりにも可哀想です。)が、グラビア・アイドルが着るようなビキニを期待してはいけません。というよりも、ちょっと変わった水着姿を見せてくれます。(やはり、一筋縄には行かないケー刑事です。/銭形はグラビア・アイドルではないので当然です。)

鑑識メモ。次回の物語となる海岸にいる束志。「突然ですが「ケータイデカ」をアナグラム変換して怪談話をひとつ」と言って、今回劇中に登場した「アナグラム変換」をネタに語り出す束志。(が、彼らしいオチのない面白くないものです。)「その日の私は「デカケターイ」と思ったので「デカーイタケ」のある神社へ一人何故かやってきたんですね。すると後ろの方からコツーンコツーンと変な音が聞こえるんですね。私、ゆっくり振り向くと「デケータカイ」オバケが醤油を「カケタイデー」「カケタイデー」(悲鳴)怖い...」→アナグラム変換された「ケータイデカ」が4つ(「デカケターイ」「デカーイタケ」「デケータカイ」「カケタイデー」登場したが、それを普通に記すと、順に「出掛けたい」「でかい(=大きい)竹」「でっかい高い」「掛けたい」となる。こういう言葉遊びというのは一人で楽しむことも出来る上、脳のトレーニングにもなるので、電車の中などでやってみるのがよろしいかと...

 

 

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/05/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/12/22
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/01/26
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形雷/小出早織style

ケータイ刑事 銭形雷/小出早織style

  • 出版社/メーカー: アルケミスト
  • メディア: おもちゃ&ホビー
ケータイ刑事THE MOVIE2石川五右衛門一族の陰謀~決闘―+TVシリーズ雷★零

ケータイ刑事THE MOVIE2石川五右衛門一族の陰謀~決闘―+TVシリーズ雷★零

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2007/02
  • メディア: 単行本
↓8/24に発売です。
ケータイ刑事  THE  MOV

ケータイ刑事 THE MOVIE2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/08/24
  • メディア: DVD
↓泪ちゃん&高村さんの活躍はこちら
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD
 
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD
↓20話は古厩智之監督です。
ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/05/22
  • メディア: DVD
 
↓ホームズ関係
シャーロック・ホームズの冒険2/まだらの紐

シャーロック・ホームズの冒険2/まだらの紐

  • 作者: 作画/JET 原作/コナン・ドイル
  • 出版社/メーカー: 朝日ソノラマ
  • 発売日: 2007/05/24
  • メディア: コミック
まだらの紐 ドイル傑作集 1 創元推理文庫

まだらの紐 ドイル傑作集 1 創元推理文庫

  • 作者: コナン・ドイル
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2004/07/25
  • メディア: 文庫
名探偵ホームズ まだらのひも

名探偵ホームズ まだらのひも

  • 作者: コナン ドイル
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1996/12
  • メディア: 新書

シャーロック・ホームズボヘミアの醜聞

  • 作者: コナン・ドイル
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1998/08
  • メディア: 単行本
シャーロック・ホームズの生還 新訳シャーロック・ホームズ全集

シャーロック・ホームズの生還 新訳シャーロック・ホームズ全集

  • 作者: アーサー・コナン・ドイル
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2006/10/12
  • メディア: 文庫

赤毛連盟

  • 作者: ドイル, 亀山 竜樹
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 単行本

赤毛連盟 改版

  • 作者: A.C.ドイル
  • 出版社/メーカー: 全国学校図書館協議会
  • 発売日: 2005/05
  • メディア: 単行本

レストレード警部と三人のホームズ

  • 作者: M.J. トロー
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1989/05
  • メディア: 文庫
名探偵ホームズ DVD-BOX

名探偵ホームズ DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD
シャーロック・ホームズの冒険 完全版 DVD-BOX

シャーロック・ホームズの冒険 完全版 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/12/21
  • メディア: DVD
コナン・ドイルの事件簿 DVD-BOX シャーロック・ホームズ誕生秘史

コナン・ドイルの事件簿 DVD-BOX シャーロック・ホームズ誕生秘史

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/10/28
  • メディア: DVD
新シャーロック・ホームズの冒険 DVD-BOX

新シャーロック・ホームズの冒険 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2005/10/28
  • メディア: DVD
 
↓「アナグラム」に関して
ソシュールのアナグラム―語の下に潜む語

ソシュールのアナグラム―語の下に潜む語

  • 作者: ジャン スタロバンスキー
  • 出版社/メーカー: 水声社
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 単行本

踊るニホンゴ唄うマンガ―日本語アナグラム

  • 作者: 古川 タク
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 1995/09
  • メディア: 単行本

芭蕉隠れキリシタンの暗号―『奥の細道』は予言アナグラムになっていた!

  • 作者: 川尻 徹
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 1992/12
  • メディア: 新書
サラダを作って国語力をきたえよう―漢字、外来語、回文、折り句、しりとり、アナグラム…

サラダを作って国語力をきたえよう―漢字、外来語、回文、折り句、しりとり、アナグラム…

  • 作者: 井上 浩子, 涌井 貞美
  • 出版社/メーカー: グラフ社
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 単行本
 
↓参考資料

全国方言談話データベース 日本のふるさとことば集成〈第3巻〉宮城・山形・福島

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 国書刊行会
  • 発売日: 2006/07
  • メディア: 単行本

方言談話資料〈5〉岩手・宮城・千葉・静岡 (1981年)

  • 作者: 国立国語研究所
  • 出版社/メーカー: 国立国語研究所
  • 発売日: 1981/01
  • メディア: -

宮城の研究〈第7巻〉民俗・方言・建築史篇 (1983年)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 清文堂出版
  • 発売日: 1983/03
  • メディア: -
世界をかえた魚 タラの物語

世界をかえた魚 タラの物語

  • 作者: マーク カーランスキー, S.D. シンドラー
  • 出版社/メーカー: BL出版
  • 発売日: 2004/03
  • メディア: 大型本

怪奇植物誌 マンドラゴラ夢想

  • 作者: 菊川 近子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1995/01
  • メディア: コミック

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THE OMEN TRILOGY(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

本日は6月6日ということで、やはりこの作品を取り上げることにします。とは言っても、去年であれば「2006年6月6日」ということで「666」という並びがそれなりに出来ましたが、今年は「2007年6月6日」ということなので、この作品に相応しい時間(6/6 6:06)になるようにします。(が、この時間の方が、ダミアンが誕生した時間に合うということで、こっちの方が「年月日」よりも良いと思うのですけど...)

今回取り上げたサントラ盤は、全5本ある映画の中から、ダミアンが登場する第3作までの音楽を集めたものである。(第4作でも「ダミアン」の名前は登場するし、5本目は第1作のリメイクなので、ダミアンは登場しますが...→リメイクの「666」よりも本CD-BOXの方が先にリリースされている。)

また、2006/11/19に、第1作である「オーメン」のサントラ盤についてを一度記している(それをご覧になる場合は、ここをクリックして下さい)が、一連の作品の音楽が集まっていると言うことは、やはり嬉しいものである。で、そのCD-BOXは3枚組、全61曲が収録されている。

DISC 1の収録曲は以下の全20曲である。『Ave Satani』『On This Night』『The New Ambassador』『Where Is He?』『I Was There』『Broken Vows』『Safari Park』『A Doctor, Please』『The Killer Storm』『The Fall』『Don't Let Him』『The Day He Died』『The Dogs Attack』『A Sad Message』『Beheaded』『The Bed』『666』『The Demise Of Mrs. Baylock』『The Altar』『The Piper Dreams』。

続いてDISC 2の収録曲は以下の全26曲である。『Main Title』『Runaway Train』『Claws』『Thoughtful Night』『Broken Ice』『Fallen Temple』『I Love You, Mark』『Shafted』『The Knife』『End Title (All the Power)』『Main Title』『Face Of The Antichrist』『Fallen Temple』『Aunt Marion's Visitor』『Another Thorn』『A Ravenous Killing』『Snowmobiles』『Broken Ice』『Number Of The Beast』『Shafted』『The Daggers』『Thoughtful Night』『I Love You, Mark』『Runaway Train』『The Boy Has To Die』『All The Power And End Title』。

そしてDISC 3の収録曲は以下の全15曲である。『Main Title』『The Ambassador』『Trial Run』『The Monastery』『A T.V. First』『The Statue』『The Second Coming』『Electric Storm』『The Hunt』『The Blooding』『Lost Children』『666』『Parted Hair』『The Iron』『The Final Conflict』。

また、全部で5作ある映画「オーメン」シリーズのデータを以下に記しておく。
第1作「オーメン」(原題:THE OMEN)1976年製作、製作はハーヴェイ・バーンハード、製作総指揮はメイス・ニューフェルド、監督はリチャード・ドナー、脚本はデヴィッド・セルツァー、撮影はギルバート・テイラー、音楽はジェリー・ゴールドスミス、出演は、グレゴリー・ペック、リー・レミック、デヴィッド・ワーナー、ハーヴェイ・スティーヴンス、ビリー・ホワイトロー、ホリー・パランス、レオ・マッカーン、アンソニー・ニコルズ、たちである。

第2作「オーメン2/ダミアン」(原題:DAMIEN: OMEN II)1978年製作、製作はハーヴェイ・バーンハードとメイス・ニューフェルド、監督はドン・テイラー、原案はハーヴェイ・バーンハード、脚本はスタンリー・マンとマイケル・ホッジス、撮影はビル・バトラー、音楽はジェリー・ゴールドスミス、出演はウィリアム・ホールデン、リー・グラント、ジョナサン・スコット・テイラー、ロバート・フォックスワース、レオ・マッカーン、ニコラス・プライアー、ランス・ヘンリクセン、エリザベス・シェパード、リュー・エアーズ、シルヴィア・シドニー、フリッツ・フォード、たちである。

第3作「オーメン/最後の闘争」(原題:THE FINAL CONFLICT)1981年製作、製作はハーヴェイ・バーンハードとメイス・ニューフェルド、製作総指揮はリチャード・ドナー、監督はグラハム・ベイカー、脚本はアンドリュー・バーキン、撮影はロバート・ペインターとフィル・メヒュー、音楽はジェリー・ゴールドスミス、出演は、サム・ニール、ロッサノ・ブラッツィ、ドン・ゴードン、メイソン・アダムス、リサ・ハーロウ、たちである。

第4作「オーメン4」(原題:OMEN IV: THE AWAKENING):1991年製作、製作はハーヴェイ・バーンハード、製作総指揮はメイス・ニューフェルド、監督はジョージ・モンテシとドミニク・オセニン・ジラール、原案はハーヴェイ・バーンハードとブライアン・タガート、脚本はブライアン・タガート、撮影はマーティン・フューラー、音楽はロバート・ランドレスとジョナサン・シェファー、出演は、フェイ・グラント、マイケル・ウッズ、マイケル・ラーナー、エイジア・ヴィエーラ、マディソン・メイソン、ドン・S・デイヴィス、アン・ハーン、たちである。尚、本作は日本でこそ劇場公開されたが、元々はTV映画である。

第5作「オーメン」(原題:THE OMEN)2006年製作、第1作のリメイクである。製作はジョン・ムーアとグレン・ウィリアムソン、製作総指揮はジェフリー・ストット、監督はジョン・ムーア、脚本はデヴィッド・セルツァー、撮影はジョナサン・セラ、音楽はマルコ・ベルトラミ、出演は、リーヴ・シュレイバー、ジュリア・スタイルズ、ミア・ファロー、デヴィッド・シューリス、ピート・ポスルスウェイト、マイケル・ガンボン、シーマス・デイヴィー・フィッツパトリック、たちである。

第4作に関しては、元々TVムービーということでスケールも小さく酷評されていて、シリーズのファンの間ではこれを無視するというのが一般的であるということもあって、どちらでも良いが、第1作から第3作を続けて見ると、流石に恐怖を感じます。(5時間半ぐらい必要になりますが...)が、見るのであれば3作をセットで見るべき作品である。(が、夜、トイレに行けなくなっておねしょをしても、それは個人の責任です。)

 

The Omen Trilogy [Box Set]

The Omen Trilogy [Box Set]

  • アーティスト: Jerry Goldsmith, Lionel Newman, National Philharmonic Orchestra
  • 出版社/メーカー: Varese Sarabande
  • 発売日: 2005/10/11
  • メディア: CD

↓映画全5作のBOX

オーメン コンプリート・コレクション

オーメン コンプリート・コレクション

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/03
  • メディア: DVD

 


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BEST HIT USA 2007[2007/6/5] [音楽(etc.)]

いつものように「TIME MACHINE」のコーナーの情報を中心に、ON AIR曲を記していきます。

最初は、5/24がBOB DYLANの66回目の誕生日ということで、その日にDVD「ドント・ルック・バック」が発売になったが、そのDVDから1965年のライブから『It Ain't Me Babe』がON AIRされました。続く話題のアーティストを紹介する「HOT MENU」のコーナーは、STEPH POCKETSということで、最初にインタヴューがあり、STEPH POCKETS featuring SPEECHの『Can't Give Up』がON AIRされました。(曲の終盤にもその続きが出てきました...)

「COUNTDOWN USA」の20位から11位までの発表、CMに続いての「STAR OF THE WEEK」のコーナーは、6年間のブランクがあり、ソロ・アルバム「ARE YOU LISTENING?」を作るのに4年かかり、先頃それを発表し、昨夜来日したというCRANBERRIESのボーカリストDOLORES O'RIODANがスタジオに登場。インタヴューに続いて『Ordinary Day』がON AIRされました。

そして「C/D USA」の10位から4位の発表、CMに続いての「TIME MACHINE」のコーナーは、6/5ということで、以下の4件が紹介されました。

1975年:ROLLING STONESにソ連からレコード印税が支払われた。(ソ連から印税を受け取った最初のアーティストとなった)、1977年:AILCE COOPERのペットの大蛇(ボアという種類)が朝ご飯として与えられたネズミに噛まれて負傷した、1988年:PET SHOP BOYSがロンドンのピカデリーシアターで行われた「ANTI SECTION 28」のチャリティー・コンサートでパフォーマンスを行ったが、これが彼らの初ライブとなった、2002年:R. KELLYが21件の児童ポルノ容疑で起訴された。(逮捕されたが、その翌日、75万ドルの保釈金で釈放された。)

また、6/5が誕生日のアーティストとして紹介されたのは以下の2人でした。BILL HAYES(1925年生まれ)、KENNY G(1956年生まれ)。

このコーナーからのON AIR曲は、PET SHOP BOYSの『Go West』(1993年)でした。が、オリジナルのVILLAGE PEOPLEの『Go West』も聴きたいです。

「C/D USA」のTOP 3の発表(特に追うことはしていないが、名曲『BREAKFAST IN AMERICA』をサンプルしたGYM CLASS HEROESの『Cupid's Chokehold』の1位は5週でストップして2位に下がった。)が終わり、ラストのリクエスト曲は、1986年のPATTI LaBELLE & MICHAEL McDONALDの『On My Own』というバラード・デュエットの名曲が流れました。この曲、Billboard誌で3週連続1位に輝き、1986年の年間シングル・チャートでも堂々と4位にランクインしました。PATTIの豊かな声量とMICHAELのボーカルが美味く溶けあった聴かせてくれる名曲ですよね。聴いていたらうっとりしてしまいます。

次回は、EPGの番組情報によると、ブルーノートが放つ次世代ポップユニット THE BIRD AND BEEが登場、ということです。

 

ドント・ルック・バック ~デラックス・エディション~【完全生産限定盤】

ドント・ルック・バック ~デラックス・エディション~【完全生産限定盤】

  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2007/05/24
  • メディア: DVD

ドント・ルック・バック

  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2007/05/24
  • メディア: DVD

Can’t Give Up

  • アーティスト: ステフ・ポケッツ, スピーチ
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2007/02/21
  • メディア: CD
Ordinary Day

Ordinary Day

  • アーティスト: Dolores O'Riordan
  • 出版社/メーカー: Sequel
  • 発売日: 2007/04/30
  • メディア: CD
Are You Listening

Are You Listening

  • アーティスト: Dolores O'Riordan
  • 出版社/メーカー: Sanctuary/Sequal
  • 発売日: 2007/05/15
  • メディア: CD
PopArt

PopArt

  • アーティスト: Pet Shop Boys
  • 出版社/メーカー: Toshiba EMI
  • 発売日: 2006/10/03
  • メディア: CD
THE BEST 1200 パティ・ラベル

THE BEST 1200 パティ・ラベル

  • アーティスト: パティ・ラベル, マイケル・マクドナルド
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
  • 発売日: 2006/03/22
  • メディア: CD

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PINK FLOYD『THE FINAL CUT』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年に発表されたアルバムであり、「THE WALL」プロジェクトの最終章と位置づけられているアルバムである。また、ロジャー・ウォータースのソロ・アルバムと言ってもいい程、彼の個が強く出ているアルバムでもある。(ということで、賛否両論(どちらかというと否定派が多い)あるアルバムである。)が、サウンドの完成度は高く、そういう所ではFLOYDは完璧である。また、本アルバムがロジャーがいる時代の最後のFLOYDのアルバムとなった、ということで、彼らのキャリアを語る上でも一つの区切りのアルバムとして忘れてはならないアルバムである。

収録曲は以下の全13曲である。『The Post War Dream』『Your Possible Pasts』『One Of The Few』『When The Tigers Broke Free』『The Hero's Return』『The Gunners Dream』『Paranoid Eyes』『Get Your Filthy Hands Off My Desert』『The Fletcher Memorial Home』『Southampton Dock』『The Final Cut』『Not Now John』『Two Suns In The Sunset』。

アルバムとしては、彼らの持ち味が出ていて、スケールの大きなサウンドであることは変わらない。ロジャー・イズムが前面に出ているものの、ギルモアも存在感のある泣きのギターを聞かせいてるし、FLOYDとしての完成されたサウンドは'80'sになっても健在である。ただ、本アルバムが発表された1983年には、本当に数多くの傑作アルバムが大量に発表された1年であり、実にレベルの高い1年であった中では、目立たない存在になってしまったのが残念な所である。

いつもなら、アルバムの収録曲の中からお薦め曲をピックアップするのだが、FLOYDのアルバムであるということで、本アルバムからのお薦め曲はピックアップすることは行わない。アルバム全体を1つの作品と捉えて、じっくりと聴いてもらいたい。

筆者としては、「THE WALL」の最終章という位置づけではなく、R.ウォータースの私的な世界を大きく膨らませた世界として捉え、彼の世界をFLOYDの世界で表現したものと見ている。そしてこれが翌1984年に発表される彼の1st.ソロ・アルバム「THE PROS AND CONS OF HITCH HIKING」(邦題:ヒッチハイクの賛否両論)へ繋がっている。(このアルバムは、FLOYDを随分と軽くした感じであるが、やはりコンセプト・アルバムである。)

PINK FLOYDのサウンドを万人にお奨めしようという気は全く無く、分かる人だけが聴けばいいと考えているが、聴くからにはしっかりと集中して聴きたいアルバムである。

 

The Final Cut

The Final Cut

  • アーティスト: Pink Floyd
  • 出版社/メーカー: Toshiba EMI
  • 発売日: 2004/05/04
  • メディア: CD


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