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CLIFF RICHARD『CLIFF SINGS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1959年に発表された彼の2nd.アルバムである。彼は1958年にレコード・デヴューを果たし、今日まで現役としてアルバムを発表し続けていて、既に60枚近いアルバム(ベスト盤を除く)を発表している超ベテランである。1940年生まれであり、今年の秋には67歳になるが、まだまだ現役です。本アルバムはその長い彼のキャリアの中でも、本当に初期のアルバムということになる。イギリスで大ヒットを記録して最高位2位まで上り詰めたアルバムである。'50'sもまもなく終わりという時期に発売されたアルバムであり、発表から50年近くが経過しているが、若かりし頃の彼の甘いボーカルをたっぷりと堪能できるアルバムである。

収録曲は以下の全16曲である。『Blue Suede Shoes』『Snake And The Bookworm』『I Gotta Know』『Here Comes Summer』『I'll String Along With You』『Embraceable You』『As Time Goes By』『Touch Of Your Lips』『Twenty Flight Rock』『Pointed Toe Shoes』『Mean Woman Blues』『I'm Walkin'』『I Don't Know Why』『Little Things Mean A Lot』『Somewhere Along The Way』『That's My Desire』。

男性ボーカル・アルバムであるが、流石に'50'sのものとなると、サウンドが持っている雰囲気も全く違っている、エヴァーグリーン・ミュージックとしてスタンダード・ナンバーとなった曲も多数あって、時間の重みというものにも接することが出来るアルバムでもある。

この中からの筆者のお薦め曲は、『Blue Suede Shoes』『Here Comes Summer』『Twenty Flight Rock』『Little Things Mean A Lot』というところをピックアップしておくが、それとは別枠で『As Time Goes By』という永遠のスタンダード・ナンバー(映画「カサブランカ」で使われたあの名曲)をお薦めする。この曲は誰が歌っていても本当にメロディアスで、感動を与えてくれる名曲であるが、彼のボーカルもまた味があって良いものである。(当時の彼のイメージからすると、イメージには合わないという感じもありますけど...)

'60'sにデヴューしたアーティストでは現在も現役というのは結構いるが、'50'sにデヴューしたアーティストとなると、50年前後のキャリアと言うことになり、現在も現役というのは本当に少なくなったが、その数少ない中の1人として、まだまだ頑張って貰いたいところである。とにかく、同一アーティストで'50'sサウンドから'60's、'70's、'80's、'90's、そして'00'sまでのサウンドを堪能できるというのもまた凄いことである。サウンドの方は年齢を重ねていくに従っての変化もあるが、彼のボーカルの方は磨きがかかり、本当に味わい深いものになったが、若い頃のボーカルもなかなか魅力的である。一度は耳にして貰いたいところである。

 

Cliff Sings

Cliff Sings

  • アーティスト: Cliff Richard
  • 出版社/メーカー: Emi
  • 発売日: 1998/06/08
  • メディア: CD


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「銭形零から入電中」~「M2」DVD発売 [ケータイ刑事]

昨日、「銭形雷から入電中」ということで、ちゃんの名前で「M2」DVD発売記念の始球式のお知らせが配信されたと思ったら、今日はちゃんの名前で「M2」のプレミアム・エディションの発売のお知らせが配信されました。次の入電は8/11の「M1」放送のお知らせで、その後に「M2」DVD発売ということで配信されると思っていたので、予想よりも早かった「ちゃん」の名前での配信でした。

が、本文を読んだら、ちゃんらしいちょっとおっちょこちょいなところがあるのが面白いですね。(「テレメール」を見たら直ぐに気がつくでしょうが...)いや、わざと狙って間違えたと考えるべきなのか...???

というのは、「8月25日に発売します。」と記されているところである。最初に8/24発売と発表され、それ以降に発売日が延期されたということは一切発表されていない。(1日送らせても「延期」になるけれど、1日というのは全く意味のないことですし...)ということなので、これは完全に「入力ミス」と考えるのが妥当でしょう。→ちゃんの名前になっているから、こういう間違いも笑って許せてしまう...

ただ、「去年は欠品になっちゃったから早めのご予約お待ちしてまーす。」というところは、これもちゃんらしいボケが入っていますね。昨日今日に発売が発表されたというのならともかく、少し前に発売が発表されているのだから、「早めの予約」と言うのだったら、もっと早く入電を入れるべきである。まあ、ちゃんは、九州・沖縄方面本部長としての任務で忙しいのでしょうが、これもちゃんだからこそ許されることであり、ツッコミ所でもある。

ということで、ちゃんのキャラを上手く使ったメルマガでした。(これだから「テレメール」の登録は外せないのですよね~)

 

ケータイ刑事 THE MOVIE2 石川五右衛門一族の陰謀〜決闘!ゴルゴダの森 スタンダード・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE2 石川五右衛門一族の陰謀〜決闘!ゴルゴダの森 スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: Tokyo Soft Inc.(SB)(D)
  • 発売日: 2007/08/24
  • メディア: DVD
 
↓やっぱり良いキャラですね、零ちゃんは...
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/01/27
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零/夏帆style

ケータイ刑事 銭形零/夏帆style

  • 出版社/メーカー: アルケミスト
  • メディア: おもちゃ&ホビー

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ぶたブタ子豚(ゲキ#22)+α [特撮]

パワーアップ編が終わったら、今度は某食品メーカーの宣伝だったの?ということで、確実に反感ばかりが増殖するゲキレンジャー。今回も本当に酷い物語でした。今回からはHDDレコーダーの早見再生で済ませました。(もはや、見たら消すだけ、残す価値の全くないものでした。)で、あまりの酷さに、BGMもなしです。

付け焼き刃で、幸運にも、偶然、過激気が使えたということを上手く表現した冒頭の過激気を自慢する馬鹿レッドという入は良かったのに、雑魚の青と黄が結局そのいい感じの物語を台無しにしちゃいました。青と黄の見透かされた浅はかな愚行があったということで、こいつらもスーパーになれないというのであれば納得できるのだが、この雑魚2匹はいとも簡単に変身してしまうなんて、どう考えても納得できるものではない。反感メーターが一瞬にして沸点に達するだけでした。(こんなに共感できないヒーローって、存在価値なし)

で、駄作に見られる悪あがきが始まって、ますます酷い物語に突き進んでいった今回の物語。「プレシャス」という言葉を出してきたが、これは誰でも「ボウケンジャー」を頭に浮かべる。デカマジは確かに秀作と言える作品であるが、ボウケンジャーは終盤の息切れもあって、「秀作」とは言えず「佳作」の範囲の作品である。確かに前作であるが、「秀作」ではなくて「佳作」を選択するゲキレン・スタッフ、完全に選択を間違っている。ということで、3年続いて良いものが出来たら、もう終わりですね。「宇宙刑事3部作」「レスキューポリス3部作」というように、東映は経験して知っているはずなのに...適当な休止期間を入れないからこういうことになるのであって、これはスポンサーの商売根性にも原因がある。(完全に悪循環ループを突き進んでいて、好転する光明すら見えない。→これをサッカー・Jリーグに例えると、3年前と2年前はJ1で優勝し、去年は終盤に息切れして結局4位ぐらいで終わった「FC戦隊」が、今年は開幕から最下位を独走、まもなくシーズンの半分に達するのに、未だに勝ち点0で最下位をぶっちぎりの独走状態、と言ったらいいだろう。)

こうなると、「戦隊打ち切りか?」と囁かれた「ファイブマン」の事が頭に浮かんでくるが、はっきり言って「ファイブマン」の方が内容があり、「ゲキレンジャー」は足元にも及ばない。「大いなるまんねり路線」でスポンサーの玩具を売りたい戦略に乗ってあぐらをかいていたツケがここに来て一気に噴出し、もはや危篤状態です。この際、9月末で放送を打ち切りとして、来年から出直すべきでしょう。

で、次回は「スケバン刑事」と「不良少女とよばれて」や「ポニーテールは振り向かない」にすがろうという浅はかな考えが見え見えだし、玩具スケジュールに従っての新メンバー登場にも何の期待も出来ないし...

そしてそして、完全に映画の宣伝となったもう1本(7/30からABCが再放送を始めたが、どうせまた中途半端な形での放送だし、やっぱり内容も酷いですなぁ...)も、初期設定をいつの間にか誤魔化し、タイムパラドックスの矛盾点を誤魔化した酷い脚本家が、何のための映画なのか、ということを誤解しているスタッフと共に酷い方向に突っ走ってるし、こんな状態で映画をと言われても、去年に続いて「金返せ映画」になるのは確実だし...

「超星神」シリーズの東宝、「リュウケンドー」の松竹も撤退し、東映が特撮に力を入れて火に油を注がなければならないのに、「油」ではなく「化学消化剤」を注いでいる... 「宇宙船」の休刊、朝日ソノラマの解散も、こういう状況ならば当然ですね。こうなると「ウルトラセブンX」だけが希望の光であるけれど...

そして、まもなく夏の高校野球・甲子園が始まる。関西では毎年この時期は「ライダー枠」が高校野球中継のためお休みとなって、後日放送されるのだが、今年は高校野球の日程が、8/12,19の日曜日は3試合の日/準々決勝(2試合)しなっているので、全国と同じ日に放送される予定である。(雨天中止があって日程がずれたら、高校野球中継でお休みとなる可能性はある。)

もはや、中身もなく、CGも酷いし、全く見る所のない駄作に陥っているので、高校野球で後日放送とすると、それを機に完全に忘れ去られることを嫌って、甲子園の日程に工夫させるように働きかけて「ライダー枠」がお休みにならないように企んだとしか思えず、こちらももがき苦しんでいる馬鹿スタッフの苦心が見え隠れしている。

ということなので、「スーパーヒーロータイム」の今年の2作品は9月末で共に打ち切り終了として、新作は来年の1月からとして、それまでの3ヶ月は、戦隊やライダーの劇場版でも放送する、というが最良であろう。(少しは充電期間がないと、またも駄作の連続になるだけだし...)

ということで、ここまで酷い作品になってしまうと、救いようも全くないので、来週からは早見再生で見るだけにして、書くことを止めます。(それなりに評価できることがあった場合だけ記すことにする。が、「早見再生」が「早送り再生」となり、「録画もしない」になっちゃいそうな予感が...)

 

スケバン刑事

スケバン刑事

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • 発売日: 2007/06/01
  • メディア: DVD

スケバン刑事 風間三姉妹の逆襲

スケバン刑事 風間三姉妹の逆襲

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • 発売日: 2007/06/01
  • メディア: DVD

大映テレビ ドラマシリーズ 不良少女と呼ばれて 前編

大映テレビ ドラマシリーズ 不良少女と呼ばれて 前編

  • 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
  • 発売日: 2004/12/15
  • メディア: DVD
大映テレビ ドラマシリーズ 不良少女と呼ばれて 後編

大映テレビ ドラマシリーズ 不良少女と呼ばれて 後編

  • 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
  • 発売日: 2004/12/15
  • メディア: DVD
大映テレビ ドラマシリーズ ポニーテールは振り向かない 前編

大映テレビ ドラマシリーズ ポニーテールは振り向かない 前編

  • 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
  • 発売日: 2005/02/02
  • メディア: DVD
大映テレビ ドラマシリーズ ポニーテールは振り向かない 後編

大映テレビ ドラマシリーズ ポニーテールは振り向かない 後編

  • 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
  • 発売日: 2005/02/02
  • メディア: DVD
宇宙刑事ギャバン Vol.1

宇宙刑事ギャバン Vol.1

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • 発売日: 2002/10/21
  • メディア: DVD
宇宙刑事シャリバン Vol.1

宇宙刑事シャリバン Vol.1

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • 発売日: 2002/12/06
  • メディア: DVD
宇宙刑事シャイダー Vol.1

宇宙刑事シャイダー Vol.1

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • 発売日: 2003/02/21
  • メディア: DVD

特警ウインスペクター傑作選 Vol.1

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • 発売日: 1994/04/21
  • メディア: ビデオ

特救指令ソルブレイン1

  • 出版社/メーカー: バンダイメディア事業部
  • 発売日: 1991/04/24
  • メディア: ビデオ

特捜エクシードラフト〔1〕

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • 発売日: 1993/04/25
  • メディア: ビデオ

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ケータイ刑事銭形愛22話 [ケータイ刑事]

今回の物語は第22話「ひな人形連続殺人事件」である。この物語はBS-iの初放送の時にはピッタリの時節ネタの物語である。(2003/3/2の放送だったので「雛祭」です。)ただ、女の子のいない男兄弟という方にはトリック解明の鍵が分かりにくいことになった事件でもありました。(→それだけ幅広い知識がないと、「ケータイ刑事」は務まらないということにもなります。)また、今回の犯人は二桁(15人)もの人間を殺した連続殺人犯ということで、ある意味最も凶悪な犯人だったと言うことも出来る。(この後に、国家転覆を企んだり、脱獄をする凶悪犯も登場しますが...)それでは本編に行くことにします。

ある神社の境内。いきなり銭形ストラップが飛ぶ。「愛の光で闇を討つ。」愛ちゃんの口上が炸裂する。が、それは五代さんと一緒に指人形劇をして遊んでいるのだった。愛ちゃんもこの人形を「可愛い」と言って気に入っていました。で、指人形で、友達の雛子を出して「♪灯りを点けましょ丼に」と歌う五代さん。で、愛ちゃんは「丼じゃないよ」と突っ込む、といういつものコントをしていた。(→「BS初」ということで色々なことを行う「ケータイ刑事」ですが、人形劇というのも考えていないのでしょうか?が、人形劇は他の番組で部分的に行われているので、「BS初」にはならないか...)

そうしていると「警視庁から入電中」という事件を知らせる入電が入り、携帯を取り出す愛ちゃん。渋谷区松濤、おかめビル5F・アトリエ寿にて殺人事件発生。被害者についての詳細は不明。第一発見者は人形作家・寿冥宝(ことぶき・めいほう)。直ちに現場に急行せよ。ということで、「五代さん行きますよ、事件です」と言って、自転車に乗って現場に向かう愛ちゃん。五代さんは愛ちゃんを追いかけるように走って現場に向かった。そんな二人が神社から出て行くのを見ている一人の影の姿があった。

現場では、寿冥宝の新作雛人形の展示会が行われていた。五代さんと愛ちゃんが現場に到着すると、警察手帳を示し「警察の者です」と言う五代さん。対応したのは弟子の小向優子(こむかい・ゆうこ)であり、二人を案内する。で、7段飾りの雛人形の前に連れて行く。人形を見た愛ちゃんは「あれ?お雛様が全然そろってな~い」と、人形が殆ど無いことに気づく。それとほぼ同時に「優子さん」と呼ぶ声がして、人形作家の寿冥宝がやってきた。愛ちゃんは「殺人事件の通報を受けてきたんですけど、何処にも見当たらなくて...」と尋ねる。すると冥宝は「ここです」と言って、段飾りの下をみせる。そこには三人官女の真ん中の人形が、人形用の刀剣で刺されて転がっていた。で、泣き崩れる冥宝。五代さんは「殺しって、器物破損ですか」と言うも、冥宝は「あなた、今器物って言ったわね」と食ってかかり、自分が一人一人魂を封じ込めており、生きた血が流れていると言って、殺人だと譲らない。愛ちゃんは「大丈夫です。犯人は必ず私たちが捕まえますから」と言う。(が、顔は笑っていました。)

三人官女が転がっていた所に黄色い立入禁止のテープが張られ、捜査開始。柴田さんが鑑識作業を始めている。愛ちゃんは携帯で現場写真を撮影しているが「前代未聞ですよ、人形が殺人事件なんて...」と呆れ顔でいた。が、柴田さんは「愛ちゃん、知らないね。この人形にまつわる恐ろしい噂」と切り出す。

その頃、五代さんは優子から話があると言われ、それを聴いていた。優子の話は、一月程前から冥宝の周りの人が次から次に亡くなっていった、というものだった。冥宝の一番弟子から始まり、友人、マスコミの人間などで、雛人形が一体刺されているのが見つかるごとに一人ずつ、男雛が刺されると必ず男性が、女雛が刺されると女性が殺されたのだった。(お殿様の時に弟子、堤銚子官女の時に編集者、三宝持官女、謡、台傘の時に友人、平太鼓と大皮鼓の時に記者、小鼓と笛の時に評論家、立傘と沓台の時に業者)で、死体の側には雛人形があり、優子は偶然とは思えない、と語った。(既に11人の死者が出ていた。)

愛ちゃんもPDAで「呪いの雛人形」という所に接続して調べていたが、(マニアの柴田さんは頭に入っていて)凶器も今だ見つかっていないと言う。が「嘘ですよ、そんな呪いなんて。誰かのいたずらに決まってますってば...」と愛ちゃんは呪いを否定する。が、柴田さんがお雛様を手にして愛ちゃんに見せて「「よーく見て下さい。人形なのに妙に艶っぽい、そして生々しい」と言う。で、愛ちゃんは「分かった、唇だ。真っ赤ですね」と言う。→その色は、絵の具では決して出せなくて、冥宝で無ければ出せないと言われる謎の「冥宝カラー」だった。で、愛ちゃんは「人形が刺される度に一人ずつ...」と呟き、それから「匂う、悪の香り

応接室に移動した五代さんは、引き続き優子の話を聞いていた。既に11人も死んでいると言うことは冥宝も知っていたが、冥宝はそれよりも自分が作った人形が刺されていることの方がショックだと言い、次は自分が殺されるのではないかと怖く感じていた。で、五代さんは「大丈夫ですよ、呪いなんて絶対にありませんから。事件の真相はが解明して見せます」と勇気づける。(これは美人相手の場合のいつもの五代さんです。)で、五代さんは質問を始めようとして手帳を取り出し「ご趣味は?」と尋ねる。これに「はっ?」と優子。すかさず「星座とか血液型とか...」と尋ねる五代さん。これに「蠍座AB型、趣味は五代さんのお守りをすることです」と愛ちゃんが答える。(これは愛ちゃんのことです。が、「蠍座」と言ったことで、OPに「6月4日生」とあるのは当てはまらなくなります。(6/4ならば双子座)ということで、愛ちゃんの生年月日は1985年11月4日と考えるのだ妥当かと...)いつの間にか愛ちゃんも応接室にいました。これに「何だよお前、急に現れて...」と五代さん。が、愛ちゃんは「何してるんですか、五代さんこそ。綺麗な女の人目の前にしたら、いっつも鼻の下伸ばして...」とお小言を開始。が「五月蠅いよ、お前。俺今、お話聴いてたんだよ」と言い訳をする。オカンムリの愛ちゃんは「油断も隙もないんだから...」と口にするが、その時、冥宝の悲鳴が届いた。で、愛ちゃんたちは悲鳴のした方に向かう。

冥宝の下に駆け連れた愛ちゃんたち。そこは廊下の突き当たりのスペースで、冥宝が呆然となって震えていた。そして冥宝の視線の先には、一人の中年女性が血折れていて、側には冥宝の雛人形があった。で、女性を目にした優子は悲鳴を上げた。女性に駆け寄った柴田さんが死亡を確認した。愛ちゃんが優子に「この人に見覚えありますか?」と尋ねると、その女性は、このおかめビルのオーナーの八幡妙子(やはた・たえこ)だということだった。「これで12人目」と呟く愛ちゃんだった。また、凶器は現場にはなかった。

更に愛ちゃんは、その側に右大臣と左大臣の人形が共に胸を刺されて転がっていたのを発見した。五代さんがその二体の人形を手にして「次の犯行予告じゃないか?」と言うと、右大臣と左大臣の説明をしてくれる。(若いのが右大臣、おじいちゃんが左大臣)が「そんな豆知識要りませんよ」と愛ちゃん。が、次に狙われるのは男2人という認識は共通だった。そんな中、五代さんは右大臣の人形を見て「見れば見るほど俺にそっくりじゃないか」と言って慌て始める。が、愛ちゃんは考えていて、一人は若く、もうひとりはおじいさん、ということから「分かった。今度狙われている人が分かったんです」と言うと、駆け出した。

アトリエの入口にやってきた愛ちゃんと五代さん。が、そこには誰もいなかった。が、エレベータのドアが開くと、アトリエ寿の二人の警備員が死んでいた。で、それを見て「右大臣と左大臣」と愛ちゃんは呟き、一歩遅かったことを認識する。また、五代さんがエレベータの中を見てみるが、やはり凶器はなかった。で「14人目、残るは...(お姫様)」と愛ちゃん。

ひな壇の前で、冥宝は呟いていた。「とうとう一人ぼっちになっちゃったわね...」で、優子にお姫様の側に友達を置いてあげて、というと出て行った。で愛ちゃんが後を追いかけ、冥宝が手にしている人形を現場に残された唯一の証拠なので調べさせて欲しい、と言うが、冥宝は「この子たちは人間なのよ」と言って拒否した。五代さんはそんな冥宝を見て「怪しいなぁ、怪しすぎるぞ」と言うが、凶器が見つからないので犯人と断定できないと悔しがっていた。一方、愛ちゃんは、冥宝のことを「怖~い」と言っていました。(ここでAパート終了。経過時間は12分を越えたところでした。よってBパートは14分に少し足りないぐらいになります。また、アイキャッチの色はややマゼンダ寄りのでした。)

再び雛壇の前にやってきた愛ちゃんと五代さん。今度は雛人形が全て揃っていた。それを見た五代さんは「また一から雛人形の呪いが始まるんじゃないだろうな...」なんてことを言い出すが、愛ちゃんは、さっき冥宝が優子に「別のを並べておけ」言ったことで、優子が並べたと言うことを口にする。で、安心する五代さん。が、愛ちゃんは並べられた雛人形を見て「何か、さっきと違う」と言って携帯を取りだして、最初に撮影した写真と比べる。で、右大臣と左大臣の位置が違っていることに気づいた。(右大臣が向かって右側、左大臣が向かって左側に並べてあったが、本来は、姫様から見て右に右大臣、左に左大臣というのが正しい位置である。)で、五代さんが右大臣と左大臣を置き換えた。で、愛ちゃんはこの雛人形を置いたのは優子であり、優子は冥宝の弟子でプロである。が、プロが置き方を間違えるものなのか?と疑問を持った。

愛ちゃんは優子をマークすることにした。で、ある部屋の鍵を開けようとしていた優子に「何してるんですか?」と愛ちゃんが問う。で、応接室で再び優子の話を聞く愛ちゃんと五代さん。愛ちゃんは優子に、人形のことがそれほど詳しくないのに、それを隠して冥宝に近づき弟子になったのでは、と尋ねた。すると優子は「おっしゃる通りです」と、愛ちゃんの言葉を認める。が、言い出せなかったのには理由がある、と言い、それを語り始める。最初に「この事件の犯人は冥宝先生です」と口にする。最初に殺された冥宝の一番弟子というのは優子のだった。で、自分なりに調べると、弟が殺された事件の現場には冥宝しかおらず、だから冥宝に近づいて冥宝が犯人だという証拠を掴もうとすることにした。が、どうしても凶器が見つからないと言う。で、五代さんは「黒に間違いないのに、凶器も動機も見えない」と悔しそうに言う。すると優子が「動機は分かります。でも、信じて貰えるかどうか...」と言う。すると「貴女のおっしゃることなら信じますよ」と五代さん。(いつもの五代さんを抑える愛ちゃん、本当に大きなお子様のお守りは大変です。)

優子は動機を語る。それは「冥宝カラー」と言われている真紅の唇の色は、実はであり、人形一つ一つに儀式の様に塗っていたが、人を殺し、その血を塗っているのを見たと言うのだった。で、五代さんは納得し、愛ちゃんも「魂を封じている」と言った冥宝の言葉を思い出して納得した。で、こうなれば証拠を捜している場合では、と言って、冥宝の居場所を尋ね、冥宝を逮捕しに向かう。

雛壇の前にやってきた愛ちゃんと五代さん。そこで二人は残っていたお姫様の人形が胸を刺されているのを発見した。「15体目...最後のお雛様...」愛ちゃんが呟き、優子のことが気になり、急いで応接室に戻る二人。が、応接室に優子はいなかった。その時、冥宝の悲鳴が届いた。慌てて声のした方に駆けていく二人。が、部屋には鍵がかかっていて扉は開かない。で、五代さんが体当たりをしてドアを破り、中に入る。(この辺りはラグビーで鍛えた五代さんです。)

中に入ると、そこには左腕を怪我した優子と、雛壇の前で胸にナイフを突き刺して死んでいる冥宝がいた。優子は、突然冥宝が襲い掛かってきて、必死に逃げた。そんな時、外で愛ちゃんたちの声が聞こえた。すると、冥宝は観念したのか、自殺したのだと証言した。怪我をしている優子を五代さんが外に連れて行き、愛ちゃんは冥宝の死体を確認しようとして雛壇に近づく。で、冥宝の胸に凶器があるのを発見した。また雛壇から人形を一つ手にして、それを確認する。で、「謎は解けたよ、ワトソンくん

五代さんは優子の怪我を手当てして、エレベーター・ホールの前のベンチに腰を下ろし、心配そうにして「大丈夫ですか、優子さん?」と尋ねる。これに大きく頷く優子。五代さんは「冥宝は自ら後でこの事件の幕を下ろしたんですね」と呟く。そうしているとエレベーターが到着して愛ちゃんが降りてくる。そして「真犯人が分かりましたよ。真犯人は、優子さん、あなたです」と告げる。これに笑うようにあしらう優子。で、愛ちゃんは説明を始める。(場所はエレベーターホールなのに、そこに逆さになったお雛様のアップを重ねるという、今回も凝った演出です。)

優子は、弟と仲が良かったと言ったが、それは嘘で、本当は遺産相続を巡ってずっと争っていた。で、邪魔になった弟を殺し、殺人の容疑を薄めるために呪われた雛人形の噂を思いついた。そして一人一人を人形呪いで死んだように見せかけ、最後に冥宝を犯人に仕立てて、自殺に見せかけて殺した。こうすることで完全犯罪にするつもりだった。すると優子が「何言ってるんですか?証拠もなく」と反論する。これに愛ちゃんは腕の傷はたいしたことなく、自分で刺したものだ、と言う。で、優子の言っていたことが本当ならば、冥宝の胸に刺さっていたナイフから優子の血が検出されるはずだが、絶対に出てこない、と言い、優子の血はこっちから出てきます、と言うと、愛ちゃんが乗ってきたのとは別のエレベーターのドアが開き、右大臣の雛人形が登場する。(タイミングも絶妙で、実に凝っています。)

愛ちゃんはエレベーターが開くとその右大臣の雛人形を手にして戻ってくる。そして雛人形の頭を抜いた。すると頭にはナイフが仕掛けられていて、方の人形にも全て同じ仕掛けがしてあった、と言う愛ちゃん。で、冥宝は人形一体一体にそのナイフで自分の指を切って、魂を込めて自分のを塗っていたのだった。で、その仕掛けに気づいた優子は、それを使って何度も犯行に及んだ。(つまり、いつも凶器は現場にあった。)で、五代さんも「そういうことだったのか...」と納得した。が、愛ちゃんは続ける「でも、最後15人目、冥宝さんを殺そうとした時、予想外に早く到着した私たちに相当慌てたんですね」と言って、右大臣と左大臣の頭を逆にはめてしまったことを語った。すると優子は下を向き、それから立ち上がって笑い出し、愛ちゃんの側に寄ってきた。そして愛ちゃんをあざ笑うような笑い声を残すと、冥宝の作業室に駆け込んだ。

作業室に入った優子はそこでも高笑いをしていた。すると愛ちゃんの口上が始まる。「愛の光で闇を討つ。…」(今回も光を使った演出が栄えています。)さして「火傷するよ!」からストラップを投げる。(風に乱れる愛ちゃんの髪が実にカッコイイ!)銭形ストラップが飛んで行き、優子を確保した。

逮捕された優子に「詳しい話は署で聞こうか」と五代さんは言い、優子を連行していくが、優子はやはり笑っていた。愛ちゃんはそれを見送るのだった。

事件解決後、再び神社にやってきた愛ちゃんと五代さん。愛ちゃんは「とんだ雛祭りだったなぁ~」とぼやいていた。すると五代さんが「まあまあ、これあげるから」と言ってひなあられを愛ちゃんに渡す。(この翌年の雛祭りの時は「へなあられ、買ってけろ」とちゃんに言われて買っていた五代さんです。)で「ありがとうございます」と言う愛ちゃんだったが、気分は曇っていた。そんな愛ちゃんは、神社の境内にいる男が自分に向かってお辞儀をしたのを目にすると、頭を下げ、そして手を振り返す。で、先に歩き出していた五代さんは誰もいない所に手を振っている愛ちゃんに気づき、「誰に手を振っているんだ?おい、銭形、行くぞ」と声を掛けた。で、愛ちゃんは五代さんを追いかけて行った。神社の境内にはお殿様とお姫様の雛人形が並んでいた。

今回の物語は、「凝った演出」という所がまたも目立った物語であったが、光と影を上手く使うのは映画的な表現方法としては一般的であるのだが、今回の物語の監督はドリマックスの松田礼人監督ということで、テレビ畑の監督である。(後のシリーズでも凝った演出は行われているが、やはり「銭形愛」の演出の凝り方には及ばない。)それなのに、この演出は凄い。やっぱり「銭形愛」は凄い作品であるということを感じられる1本ですね。

次回は第23話「姿なき犯罪者 ~凡才柳沢教授の生活」という物語である。この物語は「ケータイ刑事」シリーズにおいても一つのエポックメイキングとなった物語で、ゲストのキャスティングからプロットが作られるということになった物語である。(ということで、これも意味深い物語である。)また、これまでもいくつかのパロディは登場しているものの、この物語が「パロディ路線」作品の原点となったもので、色々とネタが仕込んである物語でもある。(が、TV番組のパロディは、本放送の時はともかく、本放送から4年以上も経過すると、「そんなもの、あったなぁ~」と言うことになってしまい、ちょっと苦しく感じられてしまう。→この経験から「銭形雷」では映画のパロディを中心にはたということなんでしょうね)今までの「銭形愛」とは少し毛色の違う物語であるが、妹たちや従姉妹の活躍を見ていたら、少しおとなしく感じてしまうのも、また正直な所でもありますが...

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/05/22
  • メディア: DVD

↓「へなあられ」の泪ちゃんはこちらに収録されています。

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD
ケータイ刑事マニアルBOOK

ケータイ刑事マニアルBOOK

  • 作者: テレビライフ編集部, 宮崎 あおい, 堀北 真希, 黒川 芽以, 夏帆
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: サントラ, ナミ&チヨ
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: CD

↓「雛人形」に関して

別冊 瞳〈No.1〉春爛漫、創作ひな人形―現代作家の競演

別冊 瞳〈No.1〉春爛漫、創作ひな人形―現代作家の競演

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: マリア書房
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 大型本

雛祭り雛めぐり

雛祭り雛めぐり

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文化出版局
  • 発売日: 2003/01
  • メディア: 大型本

雛人形

雛人形

  • 作者: 切畑 健
  • 出版社/メーカー: 京都書院
  • 発売日: 1998/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

お雛さまをたずねて JTBキャンブックス

お雛さまをたずねて JTBキャンブックス

  • 作者: 藤田 順子
  • 出版社/メーカー: JTB
  • 発売日: 2001/01
  • メディア: 単行本

ドラえもん立雛

ドラえもん立雛

  • 出版社/メーカー: 吉徳
  • メディア: おもちゃ&ホビー

ディズニー 段飾り

ディズニー 段飾り

  • 出版社/メーカー: 吉徳
  • メディア: おもちゃ&ホビー

源右衛門 陶額染錦雛人形

源右衛門 陶額染錦雛人形

  • 出版社/メーカー: 源右衛門
  • メディア: ホーム&キッチン

↓指人形ということで

親子で楽しく「ぬう」と「あむ」―ヘアアクセサリー、バッグ、指人形、マフラーが作れる! (FamilyセレクトBOOKS)

親子で楽しく「ぬう」と「あむ」―ヘアアクセサリー、バッグ、指人形、マフラーが作れる! (FamilyセレクトBOOKS)

  • 作者: 熊田 まり, GON‐YA
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2006/08
  • メディア: 単行本

でこぼこフレンズぬいぐるみ指人形セット

でこぼこフレンズぬいぐるみ指人形セット

  • 出版社/メーカー: バンダイ
  • メディア: おもちゃ&ホビー

おとぎの国 Bセット

おとぎの国 Bセット

  • 出版社/メーカー: マリアス
  • メディア: おもちゃ&ホビー


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