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ABCの酷い再放送「必殺仕事人V・風雲竜虎編」 [ETC.(その他)]

ABCが再放送で、火曜深夜に再放送している「必殺仕事人V 風雲竜虎編」。これが実に酷い形で再放送がされている。この作品は全19話であるので、週一の放送だったら、4ヶ月半あれば終了することが出来る。まあ、時にはお休みが入ったとしても、5ヶ月あれば十分終了できると誰もが思う所である。再放送が始まったのが4/3深夜だったので、8/28深夜の放送は第22週目ということで、最終回を迎えていても良いはずである。(いや、後番組が始まっていてもおかしくない。)が、8/28深夜に放送されたのは、第11話であった。つまり、22週の中で、丁度半分の11週はお休みだったということになる。(出席率が50%だったら、単位をくれないですよ、普通は...)

最初は3話放送、1回休み、3話放送ということで順調に再放送が行われてきたが、5/22深夜からは4週続けてお休みとなり、その後2週続けて放送があると、次の2週は休み、1話放送、2週休み、1話放送、2週休みという形で放送して現在に至っている。(6月の終わりからは、1話放送すると2週続けてお休みという有様...)

いくら深夜の再放送だからと言っても、これはあまりにも酷い扱いである。夜中に大きなニュースが飛び込んできたというのならばともかく、そんなことは無かった。

「必殺」シリーズは何処の局が製作したドラマかと言うと、ABC(朝日放送)である。自分の所で製作した作品だからと言って、こんな扱いをするというのは、何を考えているのか、全く理解できない。

まあ、ABCは中村主水が登場する作品ばかりを再放送していて、主水が登場しない作品(「非主水シリーズ」と言う)は殆ど無視していてまともに再放送しないのですが、本作は主水登場作品です。

更に酷いことに、7月に15年ぶりの「必殺シリーズ」の新作となるスペシャル「必殺仕事人2007」に合わせるかのように「必殺仕事人V旋風編」の再放送を行ったが、全14話の放送はせず、適当に流すと、最終回も放送しないで終えてしまった。(つまり、まともに放送しないことが定着してしまっている。→前科何十犯どころか、常習犯である。)

過去に自社で製作したドラマ対してこのような酷い扱いをしていて、他にも色々と酷い形で再放送をするABCには、ドラマの再放送に対する信頼感は全くない。で、こういう酷い対応をしているから、現在放送中のドラマに対しても、それがABCの自社制作ではなく、例えキー局のテレ朝制作のドラマであっても、「本当に放送するの?」という疑惑しか持つことにならない。(実際、再放送なんて、ABCはまず行わず、「はぐれ刑事」などの特定作品ばかり再放送している。)

某放送局が、巨人戦の野球中継を視聴率が取れないから放送延長しない、ということにしているが、そもそも視聴率が低迷する原因の1つに、テレビ局の放送が酷いから離れていく、ということがあるのに、それをきれいさっぱり忘れている。それと同じことをABCが「必殺仕事人」の再放送でやっているということに気づいていないのだから...

昔のように、ビデオ、テレビゲームが無い時代であれば、娯楽と言えばテレビだったが、今はビデオ、テレビゲームだけではなく、BS、CS放送という多チャンネル時代に突入しているのだから、視聴者は酷いものは見捨てて良いものに流れるのは当然である。

いざとなったら「公共の電波だ」「報道の自由だ」と、自分たちは常に正しい立場にいるかのようにのたまうのが放送局であるが、自分たちの番組放送形態が視聴者離れを引き起こす原因を作っているということに全く気づかないなんて、これはこれでお笑いである。

とにかく、再放送をするのならまともに再放送をするべきであり、中途半端にするのだったら、再放送なんかするな!尚、本編が約45分半の番組を50分枠で放送して、CMを少なくしていることは評価するが、「それがトレードオフだ」という言い訳は通用しませんぞ!

 

必殺仕事人V風雲竜虎編/必殺剣劇人

  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • 発売日: 1996/11/20
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必殺仕事人 激闘編 / 旋風編 / 風雲竜虎編 ― オリジナル・サウンドトラック全集 16

  • アーティスト: TVサントラ, 中村梅之助
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 1996/05/22
  • メディア: CD
↓ABCよ、こういうのを知っているの?
TVメディアの興亡―デジタル革命と多チャンネル時代 (集英社新書)

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放送多チャンネル時代―視聴者中心の放送に向けて

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  • 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
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「CATV」と「CS系放送」の発展と展望―「多チャンネル化」と「専門チャンネル化」の時代を迎えて

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  • 発売日: 1993/03
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恋日・ニュータイプ・10話[改訂版] [ドラマ]

MBS、火曜深夜の「恋日・ニュータイプ」は内藤怜奈先生が主役の物語の放送です。今回は第10話「一人ぼっちの魔女」という物語です。内藤怜奈先生の再登場&6代目ケータイ刑事を襲名した大政絢ちゃん(役名は津木野ユリ(つぎの・ゆり))が登場する物語で、高校の教師という内藤怜奈の設定を上手く活かした物語でもある。しかも、みのるも登場しないということで、今までの「恋日・ニュータイプ」とは全く違った物語でもある。(学園ドラマという感じである。)が、このように1つの枠の中に収まらないのが「恋日」らしい所でもある。ということで、「ニュータイプ・2nd.」があれば、内藤怜奈は当然再登場させるでしょうね。それでは、今更ながらのネタバレあり&長文の本編に行きます。(尚、BS-iの本放送時に記したものは、ここをクリックして下さい。)

多々野ユリ&下良が登場しない物語なので、OPのナレーションは無く、奈央ちゃんの歌う主題歌????????「片翼の神」から始まり、本編がスタートする。

パソコン画面の文字「魔女って知ってる?」「ほうきに乗って空を飛ぶ? そんなんじゃない・・・ 本物の魔女の話」と出て、続いて(早くも)今回のサブタイトルがでる。(バックの絵の具の色は「黄色」であるが、これは津木野ユリは色と言うことになります。)

自宅、鏡を前にして髪を整えている女子高生の津木野ユリ(つぎの・ゆり)。そして左手にいつもはめている黒い皮の手袋をはめると、それを見つめる。用意が出来たということで、上着と鞄を持って家を出る。学校ではクラブの勧誘のビラまきをしている女子高生たちがいて、ユリにも渡そうとするが「触らないで」とそれを拒否するユリ。ユリは人との関わりを避けていた。また、「魔女」と呼ばれていて、学校では浮いた存在であった。手袋はリストカットの痕を隠すためという噂が流れていた。そんなユリが教室に入ってくると、クラス(1年2組)の黒板に「津木野ユリは魔女!」という落書きが書かれていた。しかしユリは全く気にすることなく着席する。

そんなユリを、担任の内藤怜奈(7,8話に続いての登場です。)が進路指導室に呼んで話を聞く。「左手を見せて」と言う怜奈。「リストカットの痕なら、包帯や絆創膏で隠すでしょう。傷ついていることをみんなに分かって欲しいから」と言うも「でも、あなたの手袋は違う。本当に隠したいものがそこにある。誰にも分かって欲しくないと思っている。でも、それじゃあ絶対に一人よ。あなたから心を開かなければずっと一人」と言って、再度「左手を見せて。力になりたいの」と言う。(怜奈先生、とても良い先生ですね。)が、ユリは何も言わずに立ち上がると、怜奈を睨み、無言のまま進路指導室から出て行った。

教室に戻ったユリ。ユリの机には「魔女」という文字をはじめ、机一杯に落書きがされていた。そこに立っているクラスメートの古瀬美樹(ふるせ・みき)はその落書きを見て「許せない、酷い」と言うも、ユリは全く気にとめないで「他にすることがないんでしょう」とあっけらかんとしている。「津木野さんて凄いね、動じないというか...凄くカッコイイ」と話しかける美樹。が、ユリは「あなた誰?」と言って、机から教科書を鞄に入れると、立ち上がり、「あなたも私に関わらない方が良いんじゃない」と言って帰って行こうとする。「待って」と美樹はユリを追って肩に手を伸ばすが、「触らないで」と美樹を突き飛ばしてしまうユリ。美樹は床に倒れる。

結局、美樹の話を聞くことにしたユリは、表に出る。美樹が話し掛ける。「知ってる?昔、ヨーロッパであった魔女狩りの話」と、魔女狩りの話を始めた。「火あぶりにあって何万人も死んだんだって。殆どが関係ない人だったらしいんだけど、中には本物の魔女もいたそうなの。きっとこの世には、死んだ魔女の生まれ変わりがたくさんいるんだと思う」と言う。美樹の話を聞いていたユリは「何が言いたいの?」と美樹の話が全く分からないでいた。「津木野さん、霊感強いんでしょう。よく人の心を読んだり、無くした物を見つけてたと聴いた」と回りくどく言う美樹。(友達になりたいということを直接口に出せないもどかしさが...)が、ユリはずっと美樹を見ておらず、何も言わない。美樹は「私は津木野さんが魔女でもいいよ。気にしない」と言う。これに「嘘だ」とユリ。すかさず「嘘じゃない」と言う美樹。そしてユリの正面に移動すると左手を差しのべて「握手、友情の握手」と言って笑顔を見せる。最初は躊躇したユリも、美樹の顔を見て、右手をそっと美樹の左手に重ねる。すると美樹は右手を伸ばした。ためらいながらも美樹の心を感じたユリは、手袋をはめたまま左手を美樹の右手に重ねた。で、美樹はしっかりとユリの手を握り、微笑みを見せると、ゆっくりと反時計回りに回り始める。ユリも次第に笑顔を見せるようになった。が、美樹は突然回るのを止めて、ユリの左手をギュッと強く握った。「痛い、放して」と言うユリだったが、美樹はその手を放さない。そして「左手見せて。津木野さんのこと分かりたいの」と言うも、ユリは「放して」と言って手を無理に引く。すると手袋だけが美樹の手に残り、手が離れた。直ぐに「返して」とユリ。これに「嫌だ。私が悩んでいること話すから、津木野さんも話して。友達でしょう」と美樹。しかしユリは「友達なんかじゃない」と言うと、そのまま美樹の前を通って行きました。美樹もそれ以上はユリに言葉をかけることが出来ず、見送るだけだった。

街中を走っているユリ。両手で耳を塞ぎながら走っている。ユリの耳には行き交う人たちが考えている言葉が届いていて、パニックに陥いていた。必死に声から逃れようとして走るユリだったが、人々の声は何処に行っても届いていた。

怜奈先生も街中(銀座)を歩いていたが、しゃがみ込んで頭を押さえて苦しんでいるユリの姿を発見し、「津木野さん」と声を掛ける。ユリは両耳を両手で塞ぎながら「五月蠅い、静かにして!」と叫び続けていた。そんなユリに「落ち着いて」と行って宥めようとする怜奈先生。

夜になり、ユリを自宅まで送っていった怜奈先生。家にはユリ一人であった。(ユリの両親は帰りはいつも夜中ということだった。)左手に別の手袋をはめて落ち着きを取り戻したユリと話をする怜奈先生。(ユリはミカンを剥きながら話をしている。)「いつから、その左手?」と尋ねる怜奈先生。「気がついたのは小学校に入る前」と答えるユリ。怜奈先生は「人の心が見えたり聞こえたりする。その力はね...」と言うが「サイコメトリー、でしょ」とユリも分かっていた。「手袋はそれを抑えるため?」と怜奈先生が尋ねる。「色々試したけど、革の手袋が一番いいの」とユリ。「でもその力はコントロール出来るのよ。あなたはその方法を知らないだけ」と怜奈先生。(自分も超能力を持っていることで悩んだ経験がある怜奈先生らしい言葉です。)これに「随分詳しいんですね」と尋ねるユリ。「私、訳あって、超能力のこと色々調べているの。だからきっとあなたの役に立てると思う」と言うが、ユリは「こんな力、何の役に立つの?人の心なんて読みたくない。親だって最近、近よりもしない。怖いのよ。心を読まれないように避けてる。私を生んだことに後悔している。こんな力入らない」と言って悩みを口に出した。それをじっと聞いていた怜奈先生は「ねえ、津木野さん。この世には目に見えても見えないふりをする人がたくさんいるでしょう。でも、あなたは見えない物が見えるの。その意味をよく考えて」と優しく語りかけると、自分の携帯番号を記したメモ紙を渡して「私の携帯、いつでも連絡して」と力になることを約束する。ユリはそのメモを受け取った。

翌日、休み時間。教室にいるユリ。そこに怜奈先生がやってきて「津木野さん、ちょっと来てくれる」と言ってユリを呼び出した。進路指導室で話をする怜奈先生。ノートパソコンを開いていて「あなた、昨日古瀬さんと話をした?」と尋ねる怜奈先生。「古瀬さん、昨日の夜、家に戻っていないそうなの」と言う怜奈先生。が「私は何も知りません」と答えるユリ。すると怜奈先生は「あの子ね、自殺するかも知れないの」と告げた。それを聴いて驚くユリ。(ここでAパート終了。経過時間は13分半弱でした。よってBパートは12分強になります。)

「古瀬さん、ネット上でブログを書いてるの」と言って怜奈先生は、美樹のブログをユリに見せる。「日記に「Yちゃん」て書いてあるでしょう。内容からして、それはあなたのことよ」と言う。これに「まさか?殆ど話したこともないのに...」と信じられないという表情をするユリ。これに「でも、向こうはそうは思ってなかったみたい」と怜奈先生は言うと、ブログの要約を話す。美樹は、中学の頃から対人関係で悩んでいて、人の輪の中に入るのが怖かった。いつも一人ぼっちの美樹は、その内に自分が魔女の生まれ変わりだと思うようになった。ブログの中の文章「今日、魔女を見た。名前はYちゃん。私と全然違う、勇敢で、強くて、すごく綺麗。あの人ならきっと私を理解してくれる。」を読み上げる怜奈先生。ユリは「冗談でしょう?」と言うが、怜奈先生は続けて3日前の日記を読み始める。「もう私はどうしていいか分からない。消えてなくなりたい。Yちゃんは何て言うだろう。きっと答えをくれるはず。」そして「古瀬さんの中じゃ、あなたが一番の親友なのよ」と言う怜奈先生。しかしユリは「そんなの向こうの勝手よ。私は関係ない」ときっぱりと言う。すると怜奈先生は「あの子、一昨日睡眠薬を買ったらしいの」と言い、「もしあの子が本当に自殺をしたら、あなたはどう思う?」とユリに問いかける。ユリの頭には昨日の美樹との会話が甦っていた。

怜奈先生は続ける。「津木野さん、あなたが古瀬さんを捜して」。しかしユリは「何で私が」と冷たい。「あなたのクラスメートよ」と言う怜奈先生。しかし「だから殆ど話したこと無いのよ。知らない、そんな奴。死にたければ勝手に死ねばいいじゃない」と突き放すユリ。怜奈先生は「あなたが変わろうとしなければ、私だった助けてあげられないわ」とユリに言うが「誰が助けて欲しいなんて頼んだの?私のことなんかもう放っておいて」と返すユリ。すると流石の怜奈先生も「あなた、本当に魔女になっちゃったの?そうなら、一生一人ぼっちで生きてなさい」と言うと、立ち去ってしまった。

教室に戻ったユリは窓から外を眺めていた。ユリの視線の先には怜奈先生がいて、怜奈先生は「1年2組の古瀬美樹って子、知らない?」と言って、校庭にいる生徒たちに尋ね回っていた。(誰もが「知らない」と言う返事だった。)しかし怜奈先生は諦めずに聞き回っていた。そんな怜奈の姿を目にしたユリは、怜奈先生の携帯番号が書かれたメモをポケットから取り出した。

校庭で生徒たちに美樹のことを尋ね回っている怜奈先生。そんな所に携帯に着信があり、電話に出る怜奈先生。しかし相手は何も話さない。直ぐにそれがユリからだと察した怜奈先生は周囲を見回す。で、教室にいたユリが携帯を掛けているのに気づいた。

ユリは昨日美樹と話していた場所に怜奈先生を連れて行き、そこで手袋を外して残留思念を読もうとする。が、色々なことを拾ってしまって、上手く読み取ることが出来なかった。すると怜奈先生は「集中して、必要な情報だけを読み取るの」とアドバイスする。これに「簡単に言わないでよ」と反発するユリだったが、集中して改めて残留思念を読もうとする。で、「いる」と言うユリ。それはユリと分かれた直ぐ後の様子だった。美樹は、ユリが去った後、しばらくその場でぼんやりしていたが、やがて何処かに向かって歩き出した。しかし行き先は分からない。更にユリは残留思念を読むこと続けると「暗い部屋」と言う。しかしその場所は分からない。ゆっくりと考えるユリは「何処かで見たことがある...」とは言うが、ぼやけていてそれが何処か分からない。更に集中して続けていると、それが次第にはっきりと見えてきた。で、その場所が「体育館の用具室だ」と分かり、それを告げた。

怜奈先生とユリは走って体育館の用具室に向かう。走りながら怜奈先生は「自殺を考えるほど悩んでいたなんて、全然知らなかった。私も教師失格ね」と漏らすが、これにユリは「先生は良い先生だと思う。いいえ、思います」と言って、ようやく心を開いたようです。これに「あなたもお世辞を言うのね」なんてことを言っている内に二人は用具室の前に到着した。で、扉を開けようとするユリだったが、鍵がかかっていて扉は開かなかった。すると「私にかして」と怜奈先生は言い、右手を伸ばして念じた。(念動力の持ち主の怜奈先生ですからね。)すると鍵が開く音がして鍵が開いた。で、扉を開けて中に入る二人。するとマットの上に倒れている美樹がいた。怜奈先生は「古瀬さん」と体を揺すりながら声を掛けるが、反応がない。で、携帯で救急車を呼ぶ怜奈先生。(場所は「たけやす西高」(「たけやす」の漢字が分からないので平仮名表記としました。)と怜奈先生が言ったことで、怜奈先生の務めている学校名も分かりました。)また、ユリはその間に美樹の身体を触れて、サイコメトリーで美樹の心を読んでいた。(黒板と机の落書きは美樹が書いたものであることが分かる。が、「友達なんかじゃない」と自分が言った後の美樹の辛い心も一緒に分かったユリだった。)

病院の病室に寝ている美樹。ユリと怜奈先生が側にいる。意識を取り戻した美樹に気づくと、ユリが立ち上がって側に寄り、美樹の顔を見る。それに気づいた美樹は気まずさそうに顔を隠すように背中を見せると「私の鞄」と言う。これに「あるわよ」と言って怜奈先生が立ち上がり、美樹の鞄を取ってそっと渡した。すると美樹は鞄の中からユリの黒い革の手袋を取り出し、ユリに背を向けたままそれをユリの前に出して「返す」と言う。ユリがそれを受け取ると、美樹は「ごめん、もう近づかないから、安心して」と告げる。ユリは何も言葉を返さなかったが、美樹の心を理解していた。

廊下に出たユリと怜奈先生。怜奈先生は歩きながらユリに語りかける。「古瀬さんの中じゃあ、あなたが一番の友人だった。寂しかったのね、一人に耐えられなかった。でも誰でもそう、本当はみんな一人。一人を恐れない勇気を持つこと。彼女は今それを始めたんだと思う。一人を恐れなくなって初めて人と繋がれる。あなたがこれから始めなきゃならないこと」と言うと立ち止まり、ユリを見る。そして「自信を持って。その力が役に立ったんだから」と励ます。これにユリは「別に、あの子のためじゃない」と言うが、怜奈先生は分かっていて「いいんじゃない、それで」と言う。これに「えっ?」とユリ。すると怜奈先生は(名言を。)「私、超能力者って神様になれなかった人間なんじゃないかなって思うの。もしそうなら、この力は誰の物でもないんじゃないかしら」(この台詞、主題歌の????????「片翼の神」の歌詞にも出てきますし、「ニュータイプ・ナビ」で丹羽Pもこの台詞を言っていました。)

これにユリは「神になれなかった...」と漏らす。すると「そう」と怜奈先生。で、心を開いたユリは思い出したように「先生、さっきの鍵って?」と問う。すると怜奈先生はちょっと自慢げな表情をして、右手人差し指を伸ばして、廊下にぶら下がっている病棟案内の札に向け、指先を下に振る。すると2本のチェーンでぶら下がっていた病棟案内の札の一方のチェーンが外れ、札は1本のチェーンで垂れ下がることになった。で、怜奈先生は「忘れないで。あなたは一人ぼっちなんかじゃないの」とユリに言うと、再び指を札の方に向ける。すると1本のチェーンで垂れ下がっていた札が元の2本のチェーンで垂れ下がる状態に戻った。怜奈先生は笑顔をユリに見せると、それ以上は語らず「じゃあね」と言って去って行った。で、それを見送るユリは、口にこそ出さなかったものの、怜奈先生も超能力者ということが分かり、自分と同じことに悩んだであろうと察知し、その怜奈先生の言葉をかみしめるように「ひとりぼっちじゃない」と口にすると、怜奈先生が歩いていったのと反対側に向かって歩き出していきました。そして画面には「New mission will come」の文字。

今回の物語は、これまでの物語とは全く違ったもので、内藤怜奈先生がスピンオフしたような物語で、とても良い物語でした。確かに第7&8話の前後編の物語だけではあまりにももったいないキャラと言うことが出来る怜奈先生をこういう形で、みのるのミッションを出さずに作ってしまったのですからね。で、その怜奈先生は、第12話「魔女のクリスマス」では津木野ユリを引き連れて、みのるのミッションを受けます。(その12話はちゃんの銭形テストのような所もあります。)「ニュータイプ・2nd.」が製作されることになったら、怜奈先生はまたまた登場するでしょうね。

次回・今晩放送の物語は第11話「初恋を成就せよ!」という物語である。これは下良の初恋の人が登場するというノスタルジックな所のある物語である。で、下良が主人公の様な形となり、下良の過去がいくらか明らかになります。(ピアノまで下良は演奏する。)初恋の甘酸っぱい思い出と、現実のギャップがほろ苦さを醸し出している良い物語である。尚、ゲストは山口いずみさんです。

また、来週火曜深夜のこの枠の放送は、プロ野球の録画放送が予定されているため、お休みの予定です。(但し、雨天中止になった場合は放送される可能性がある。野球でお休みと成った場合は、翌水曜深夜に放送されます。)その物語は第12話「魔女のクリスマス」であり、今回登場した津木野ユリが再度登場する物語で、怜奈先生とコンビを結成して活躍する物語でもある。(ちゃんはここで「ケータイ刑事」ばりの長台詞があり、「銭形テスト」が行われたような感じでした。で、この時には既に6代目として周囲は動き始めていたようですね。)

みのる超能力教室。(今回は物語に出番の無かったみのるですが、この自分の担当するコーナーはお休みはしません。)いつものように椅子に座っているみのる。「わしじゃ」と言う挨拶から入ると、「今日はみんなに超能力テストを行う」と言って、机の上にあるトランプから1枚手にして(何の札かは隠している。)「このカードの中身を当ててもらおうかな」と言ってテスト開始。アドバイスとして「神経を集中して、心で感じ取るのじゃ。いいな~」と言うも、目を閉じたみのるは即座に????(????)睡眠モードに突入しました。

 

 ↓「魔女」ということで...(雰囲気の違う魔女もありますが...)

魔女狩り (岩波新書)

魔女狩り (岩波新書)

  • 作者: 森島 恒雄
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1970/06
  • メディア: 新書

魔女狩り (「知の再発見」)

魔女狩り (「知の再発見」)

  • 作者: ジャン・ミシェル サルマン
  • 出版社/メーカー: 創元社
  • 発売日: 1991/12
  • メディア: 単行本
魔女狩り (ヨーロッパ史入門)

魔女狩り (ヨーロッパ史入門)

  • 作者: ジェフリ スカール, ジョン カロウ
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2004/10
  • メディア: 単行本
魔女狩りという狂気

魔女狩りという狂気

  • 作者: アン・ルーエリン バーストウ
  • 出版社/メーカー: 創元社
  • 発売日: 2001/06
  • メディア: 単行本

世界史・戦慄の魔女狩り―血ぬられた魔女裁判の恐怖

  • 作者: 鏡 リュウジ
  • 出版社/メーカー: 日本文芸社
  • 発売日: 1993/09
  • メディア: 文庫
魔女狩りと悪魔学

魔女狩りと悪魔学

  • 作者: 上山 安敏, 石井 三記, 牟田 和男, 波多野 敏
  • 出版社/メーカー: 人文書院
  • 発売日: 1997/03
  • メディア: 単行本
魔女の宅急便

魔女の宅急便

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 発売日: 2001/06/08
  • メディア: DVD
奥さまは魔女 1st Season DVD-BOX

奥さまは魔女 1st Season DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2004/01/28
  • メディア: DVD
奥さまは魔女 2nd Season DVD-BOX

奥さまは魔女 2nd Season DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2004/01/28
  • メディア: DVD
おジャ魔女どれみ(1)

おジャ魔女どれみ(1)

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • 発売日: 2000/10/21
  • メディア: DVD
エコエコアザラク (1) (ザ・ホラーコミックス)

エコエコアザラク (1) (ザ・ホラーコミックス)

  • 作者: 古賀 新一
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1998/07
  • メディア: 文庫
画ニメ エコエコアザラク

画ニメ エコエコアザラク

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 2007/01/30
  • メディア: DVD
エコエコアザラク R-page&B-page

エコエコアザラク R-page&B-page

  • 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
  • 発売日: 2007/03/21
  • メディア: DVD
エコエコアザラク B-page

エコエコアザラク B-page

  • 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
  • 発売日: 2007/03/21
  • メディア: DVD
劇場版 エコエコアザラクⅢ DVD~MISA THE DARK ANGEL~

劇場版 エコエコアザラクⅢ DVD~MISA THE DARK ANGEL~

  • 出版社/メーカー: タキ・コーポレーション
  • 発売日: 2001/04/27
  • メディア: DVD

↓「サイコメトラー」ということで
サイコメトラーEIJI (Vol.1) (講談社漫画文庫)

サイコメトラーEIJI (Vol.1) (講談社漫画文庫)

  • 作者: 安童 夕馬, 朝基 まさし
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2003/06
  • メディア: 文庫
超知覚サイコメトラー―難事件を解決した実在の超感覚探偵たち

超知覚サイコメトラー―難事件を解決した実在の超感覚探偵たち

  • 作者: 並木 伸一郎
  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 2000/02
  • メディア: 文庫

↓津木野ユリも試したでしょう、革の手袋いろいろ
床革手袋 506

床革手袋 506

  • 出版社/メーカー: 南村製作所
  • メディア: ホーム&キッチン
カウストレングス・プロフェッショナル S #CS-PRO1

カウストレングス・プロフェッショナル S #CS-PRO1

  • 出版社/メーカー: ミタニコーポレーション
  • メディア: ホーム&キッチン
フィットン ブタレンジャー当て付 LL #434

フィットン ブタレンジャー当て付 LL #434

  • 出版社/メーカー: ミタニコーポレーション
  • メディア: ホーム&キッチン
ピッグクレスト手袋(豚革) 808

ピッグクレスト手袋(豚革) 808

  • 出版社/メーカー: 南村製作所
  • メディア: ホーム&キッチン
溶接用手袋 6033

溶接用手袋 6033

  • 出版社/メーカー: 南村製作所
  • メディア: ホーム&キッチン
豚皮内綿マジック L PK-281

豚皮内綿マジック L PK-281

  • 出版社/メーカー: 松元屋
  • メディア: ホーム&キッチン
フィットン豚表革 ブタクレスト 431

フィットン豚表革 ブタクレスト 431

  • 出版社/メーカー: ミタニコーポレーション
  • メディア: ホーム&キッチン
豚革手袋 806

豚革手袋 806

  • 出版社/メーカー: 南村製作所
  • メディア: ホーム&キッチン

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BEST HIT USA 2007[2007/8/28] [音楽(etc.)]

いつものように、一番早い放送となる火曜日夜のBS朝日での最初の放送で、「TIME MACHINE」で取り上げられた情報を中心にON AIR曲を記します。今回は色々としゃべりの部分が多かったですね...(まあ、それも情報となるので良いんですけど。)

最初は、「'70年代はディスコの時代」という話から始まり、色々と長い話があって、DONNA SUMMERの名前が出てきて、1983年のDONNA SUMMERの『She Works Hard For The Money』がON AIRとなりました。(話の流れから、'70'sの大ヒット曲『Hot Staff』の登場を期待したんですけどねぇ~)

最初の話が長いということもあってか、続く話題のアーティストを紹介する「HOT MENU」のコーナーは無く、「COUNTDOWN USA」の20位から11位までの発表となり、CMを挟んでの「STAR OF THE WEEK」のコーナーは、「話題のバンドです」ということで、BLOC PARTY.の2人(KELEとMATT)がスタジオに登場し、インタヴューからのスタート。(予告では「4人組がついにスタジオに登場」となっていたのに、2人だけって...?まあ、KELEが「神奈川沖浪裏」のTシャツを着ていたということで、勘弁しましょうか...→「ケータイ刑事銭形海」を目にしたのかしら?)で、ON AIR曲は『Hunting For Witches』でした。

それに続いて「C/D USA」の10位から4位の発表があり、CMを挟んで、目玉の「TIME MACHINE」のコーナーです。今回の「TIME MACHINE」のコーナーは、8/28ということで、以下の5件が紹介されました。

1961年:MARVELETTESが『Please Mr. Postman』を発表した。この曲は12月に1週だけとはいえ全米No.1に輝き、黒人女性コーラスグループの曲としたら2番目の全米No.1を獲得した曲となった、1964年:BEATLESがニューヨークのコンサートの後、ホテルにいたBOB DYLANに会いに行った。この時DYLANはBEATLESにマリファナを教えたと言われている、1965年:ROLLING STONESがアラン・クラインをマネージャーに任命。同時にイギリス・デッカレコードと新たに5年間の契約をしたことを発表した、1978年:DEVOのデヴュー・アルバム「Q: ARE WE NOT MEN? A: WE ARE DEVO!」が発表された。R. STONESの『Satisfaction』わ独創的にカヴァーして話題になった、1988年:KYLIE MINOGUEのデヴュー・アルバム「KYLIE」が200万枚のセールスを記録して、イギリス女性アーティストとして最も売れたアルバムの歴代1位に輝いた。

また、8/28が誕生日のアーティストとして紹介されたのは以下の2人でした。SHANIA TWAIN(1965年生まれ)、LEANN RIMES(1982年生まれ)。

このコーナーからのON AIR曲は、KYLIE MINOGUEの『The Loco-Motion』でした。この曲は1962年にLITTLE EVAで全米No.1ヒットとなり、1974年にはGRAND FUNK RAILROADがカヴァーしてやはり全米No.1を獲得するように大ヒットを記録した曲で、夏になれば必ず耳にするスタンダード・ナンバーですね。KYLIEはNo.1の座は獲得できなかった(最高位3位)ものの、やはり大ヒットを記録しましたね。ということで、名曲はいつの時代も名曲だということを示している一曲でもあります。

「C/D USA」のTOP 3の発表があって、この中から今週3位にランクインしたPLAIN WHITE T'Sの『Hey There Delilah』がON AIRされました。

そしてラストのリクエスト曲は、1984年のTHE HONEYDRIPPERSの『Sea Of Love』でした。このバンドはメンバーが凄いだけに、印象も強く残っているが、スローなテンポの良い曲ですよね、これは。

次回は、EPGによると、ゲストとして、THE STRANGLERS、BEASTIE BOYS、CYNDI LAUPERの名前が記されていて「今回は大物スターが大集合!」とありました。→ひょっとしたら「STAR OF THE WEEK」の特集でしょうか?

 

She Works Hard for the Money

She Works Hard for the Money

  • アーティスト: Donna Summer
  • 出版社/メーカー: Casablanca
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD
A Weekend in the City

A Weekend in the City

  • アーティスト: Bloc Party
  • 出版社/メーカー: Wichita
  • 発売日: 2007/02/06
  • メディア: CD
Ultimate Kylie

Ultimate Kylie

  • アーティスト: Kylie Minogue
  • 出版社/メーカー: Mushroom
  • 発売日: 2005/02/01
  • メディア: CD

Every Second Counts

Every Second Counts

  • アーティスト: Plain White T's
  • 出版社/メーカー: Hollywood
  • 発売日: 2007/02/26
  • メディア: CD
The Honeydrippers, Vol. 1

The Honeydrippers, Vol. 1

  • アーティスト: Robert Plant & The Honeydrippers
  • 出版社/メーカー: Es Paranza/Rhino
  • 発売日: 2007/04/03
  • メディア: CD


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FOREIGNER『FOREIGNER』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1977年に発表された彼らの1st.アルバムである。邦題は「栄光の旅立ち」と点けられているが、いきなり300万枚を越える大ヒットを記録して、人気バンドの仲間入りを果たした。彼らは英米人が混在するという珍しい構成であり、そこからバンド名が付けられたということは有名な話であるが、デヴュー時('70'sの間はハードなバンドでした。)はハードなサウンドを聴かせてくれていた。本作は、いきなりの大ヒット曲が生まれたことから大ヒットを記録して、Billboardのアルバム・チャートで最高位4位を記録すると共に、1977年の年間アルバム・チャートでも25位にランクインしている。

収録曲は、オリジナル盤では全10曲であったが、2002年にリマスターされてリイシューされた時に4曲のボーナス・トラックが追加されて全14曲になった。(後ろの4曲がボーナス・トラックである。)収録曲は以下の通りである。『Feels Like The First Time』『Cold As Ice』『Starrider』『Headknocker』『The Damage Is Done』『Long, Long Way From Home』『Woman Oh Woman』『At War With The World』『Fool For You Anyway』『I Need You』『Feels Like The First Time (Demo)』『Woman Oh Woman (Demo)』『At War With The World (Demo)』『Take Me To Your Leader (Demo)』。

この中から生まれたシングル・ヒットは、『Feels Like The First Time』がBillboardのシングル・チャートで最高位4位、1977年の年間シングル・チャートで31位、『Cold As Ice』がレギュラー・チャートで最高位6位、1977年の年間シングル・チャートで68位にランクインすると言うように、デヴューしていきなり年間シングル・チャートのTOP 100に2曲ランクインすることになった。また、『Long, Long Way From Home』も年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていないが、レギュラー・チャートでは最高位20位を記録している。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、何と言っても『Cold As Ice』である。(『Feels Like The First Time』も良いのだが、やはり『Cold As Ice』のしびれ度には及びません。)その他の曲としたら、『Feels Like The First Time』は当然であるが、『Headknocker』『Fool For You Anyway』『I Need You』という所も外せない。捨て曲がなく、しっかりとしたロックを聴かせてくれている。また、4曲のボーナス・トラックは全て「Demo Version」であるが、これらもなかなか良いものである。→これから本アルバムをと言うのであれば、絶対にリイシュー盤を捜すべきです。

'70'sの彼らはハード・ロック、アメリカン・プログレに分類されるエネルギッシュなサウンドを聴かせていたが、'80'sの声を聴いてからはサウンドがソフトになっていき、『Waiting For A Girl Like You』と『I Want To Know What Love Is』いう名曲バラードを生み出すことになるのだが(メンバーが抜けていったことも影響しているが...)、力強い'70'sの彼らのサウンドも彼らの魅力の一つである。やはり本アルバムはしっかりと抑えておきたい一枚である。

 

栄光の旅立ち(紙ジャケット仕様)

栄光の旅立ち(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: フォリナー
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2007/02/28
  • メディア: CD

Foreigner

Foreigner

  • アーティスト: Foreigner
  • 出版社/メーカー: Wea Japan
  • 発売日: 2002/04/02
  • メディア: CD

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「CACTUS FLOWER」 [映画(洋画)]

表題の作品は1969年の映画「サボテンの花」である。この作品は、I.バーグマンの久々のアメリカ映画への出演作となったものであり、同時に、ゴールディ・ホーンという新しいコメディエンヌを生むことになったラブ・コメディ作品である。(G.ホーンのスクリーン・デヴュー作である。)元はヒットした舞台劇であり、その映画化作品である。

作品データを記しておくと、時間は103分、監督はジーン・サックス、脚本はI・A・L・ダイアモンド、撮影はチャールズ・ラング・Jr.、音楽はクインシー・ジョーンズである。そして出演は、ウォルター・マッソー、イングリッド・バーグマン、ゴールディ・ホーン、ジャック・ウェストン、リック・レンツ、ヴィトー・スコッティ、たちである。尚、ゴールディ・ホーンは本作でアカデミー助演女優賞を獲得している。

ニューヨークで歯科医を営んでいるプレイボーイのジュリアンは、独身なのに結婚していると嘘をついて、トニーという女性と付き合っていた。が、ある日、トニーが自殺未遂を起こす。このことからトニーとのことを真剣な考えるようになったジュリアンは、生真面目なオールドミスの看護婦・ステファニーを自分の妻ということにして、トニーを説得してもらって危機を脱そうとするが、ステファニーはそんな二人をくっつけようとして...

久しぶりのバーグマンも良いが、本作は何と言ってもゴールディ・ホーンの愛らしい魅力がいっぱいで、彼女に尽きる作品である。で、こうして新しいスター・コメディエンヌ・G.ホーンはここからコメディ作品のヒロインとして活躍していくことになった。彼女のキャリアを語る上でも、見ておかなければならない作品である。(それにしても、スクリーン・デヴュー作である本作でも、そのの血の作品でも、G.ホーンの大きな瞳とキュートな金髪は変わりませんね...)

 

サボテンの花

サボテンの花

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2007/01/24
  • メディア: DVD

サボテンの花

サボテンの花

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2005/09/28
  • メディア: DVD

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「BLACKMAIL」 [映画(洋画)]

表題の作品は1929年のイギリス映画で「恐喝(ゆすり)」(後に「ヒッチコックのゆすり」と改題された)である。この作品はヒッチコック監督がイギリス時代に撮った作品であるが、もう一つ大きな意味がある作品である。それは、イギリス初のトーキーということである。最初はサイレント映画として製作されることになっていて、既に撮影が始まっていたのだが、そこから方向転換が図られて、一部を作り替えて、イギリス初のトーキーになったのである。但し、日本では劇場では未公開であった。

作品データを記しておくと、時間は83分の白黒作品である。監督はアルフレッド・ヒッチコック、脚本はベン・レヴィ、撮影はジャック・コックス、音楽はキャンベル・コネリーである。そして出演は、アニー・オンドラ、サラ・オールグッド、チャールズ・ペイトン、ジョン・ロングデン、ドナルド・カルスロップ、シリル・リチャード、たちである。

ヒッチコック作品ということで期待はあるのだが、ヒッチコック監督もまだ若いということもあって、詰めが甘い所もある。しかし、後にヒッチコック・スタイルとなるような所はちゃんとあり、自らもチラッと出演しているということで、やっぱりヒッチコック作品だと言うことを感じる作品である。

雑貨商の娘・アリスは恋人の刑事・フランクと遊びに出るが、ちょっとしたしたことからケンカになり、誘われた男について行ってしまった。その男は画家であって、彼のアパートに行ったアリスは襲われそうになる。で、身を守るため画家をナイフで刺し殺してしまった。事件を担当することになったフランクは、遺留品から犯人がアリスだと知る。また、事件の真相を知った男がアリスたちを強請に来るが、彼は警察がマークしていた要注意人物であり、フランクは彼に罪をなすり付けようと企む...

サイレント映画として制作を始めたが、途中でトーキーになったということで、サイレント的な演出と、トーキー的な演出が混在することになってしまい、統一感がないということになってしまったのは不幸であったが、ヒッチコック作品を見るというのであれば抑えておきたい1本である。

 

恐喝(ゆすり)/ふしだらな女

恐喝(ゆすり)/ふしだらな女

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 1999/11/25
  • メディア: DVD


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ケータイ刑事銭形海8話 [ケータイ刑事]

二段構成として記している「銭形海」、こちらの方は物語の中身を追っている長文&ネタバレたっぷり編です。今回から4回に渡って、7月に公演された舞台を放送すると言うことで、4話の枠を使って1つのエピソードとなるのはシリーズでも初めてである。(考えてみれば、4話分となると、主題歌や次回予告を除いた本編ドラマ部分の時間も95分を越える。(「銭形海」は23'50"、ちなみに同じ30分枠でも、一部の作品は主題歌や次回予告までを含めても23~24分というものがあるので、「ケータイ刑事」の本編時間は長いということになる。))

これだけの時間となると、劇場版映画1本分にほぼ匹敵する時間となる。それを4つに分けて、しかも4つのそれぞれの中でも上手くまとめる必要があるので、これは結構難しい。(2時間ドラマ(この本編は大抵90~93分)と時間的には同じであっても、連続して1本となる2時間ドラマよりも構成は難しくなる。)「起承転結」の「」はともかく、やはり「起承転」ぐらいまではそれぞれでも用意しておかなければならない。また、こういう構成では、どうしてもストーリー展開において、定期的にイベントが起こることで「起承転結」を進めていくことに陥る危険性もある。(4時間近い大作である映画「風と共に去りぬ」にこの傾向が出ていました。)そして、舞台公演はその場で見る、というライブ感、一体感が大きなポイントにもなる。それだけに、それが4回に分かれて放送というのは、気持ちを途中で切ってしまうだけに、舞台公演をON AIRすることでは常軌を逸した形であるとも言える。(分けたとしても、せいぜい前後編の2つが限界)が、「ケータイ刑事」では「M1」において、時間的な4等分ではないものの、これに近いことを経験しているし、新しい挑戦をアイデアで乗り越えてきただけに大丈夫とは思うものの、少しだけ不安が頭にあってのスタートでした。(が、始まったら、それは一気に吹き飛びましたけど...)

今回の第8話から第11話までのサブタイトルは「BS初! ついに舞台だ! ~超豪華!演劇者殺人事件」というもので、同じである。が、4話にまたがると言うことで、これに「事件編」と付く。(その後の3話は「捜査編」「混迷編」「解決編」と付きます。)また、放送されるのは2007/7/28(夜)の公演です。(→初日の佐藤二朗さんがスペシャルゲストの公演、千秋楽の早織ちゃんがスペシャルゲストの公演、そして放送される金剛地さんがスペシャルゲストの公演のいずれかが放送されると思いましたが、この3人の中では「ケータイ刑事」に最も長く関わっている金剛地さんということで、ON AIRされることになったのでしょうか???)

今回の物語は、主役は睦月いずみ(宝積さん)と高村さんと言った方が良く、ちゃんのポジションは高村さんの脇という感じでしたが、真の主役はここぞという時に見せつけてくれるものなので、こういう形であってもまあ良いでしょう。ということで、いつものようにネタバレありの長文で、本編に行きます。(尚、放送直後に記した「感想+次回予告」版はここをクリックして下さい。)

今回のケータイ刑事銭形海は舞台中継でお送りいたします」とマヤヤのナレーションが最初に入り、舞台開演のブザーが鳴る。(ということで、「・1st.9話」のフォーマットを踏襲している。)

公演がスタートすると、客席右側の扉から、警官たちと柴田さん、ちゃん、高村さんが入ってくる。ちゃんと高村さんの2人だけが舞台に立ち、高村さんが「レディース・アンド・ジェントルマン」と切り出して「警視庁捜査一課の高村一平です」と言って警察手帳を見せる。続いてちゃんが「同じく、銭形海です」と言って警察手帳を見せる。が、(お約束ということで)ちゃんが高村さんが示しているのを指さして「メンズ・エステティックサロン・葛飾店」と指摘する。(色が金色だったので、「ゴールドメンバー」ということは分かりますが、そこまでは言わないちゃんでした。1話では「メンズ・エステティックサロン・ハリウッド」でしたが、日本に戻ってきた高村さんは、以前通っていた葛飾店にまたも通い出したのですね。)これに高村さんも「君だって青葉台学園じゃないの」と指摘する。で、「あっ、いけない」と言うと二人は改めて警察手帳を見せた。高村さんは「以後、お見知りおきを」と言うとちゃんが「お見知りおきをお仕置きに変えないでくださいね」と返していた。

ちゃんが「では本題に移らせて頂きます」と言うと、説明を始める。昨夜8時頃、世田谷区下北沢の路上で、劇団夢のムーミン社(お姉ちゃまは現在、フィンランドのムーミン谷署に勤務でしたね...)を主宰する劇作家の野口秀樹(のぐち・ひでき)さんが何者かによって刺殺された。(この名前は劇団「夢の遊民社」を主催する野田秀樹をいじった名前です。)そして野口の上着のポケットに犯人が入れたと思われるメモ書きが入っていて、「演劇関係者 あと二人殺す」と書かれていた。これは殺人予告であり、警視庁は国立劇場、歌舞伎座をはじめとする都内全ての劇場に警察官を配備、捜査を開始した。で、この赤坂レッドシアターはちゃんと高村さんが担当することになった。不審者を目撃したら高村さんかちゃんに一報してください、皆さんの安全は警視庁が責任を持って守る、ということを高村さんが言うと「よろしく御願いします」 と言って二人は敬礼する。で、左側最前列の席に移動するちゃんと高村さん。→実に分かりやすい前振りでした。

「お待たせいたしました。ただいまより「恋する日曜日 ひとり芝居・マーメイドの恋」を上演いたします。」とマヤヤの場内アナウンス。そして「尚、ケータイ刑事以外の方は携帯電話の電源をお切りくださいますよう、御願いいたします」という注意が続く。(これに高村さんは「イエス」と言っていました。)→劇場、映画館、コンサート等では(マナー・モードにするのではなく)携帯電話の電源を切るのはマナーです。

この枠は「ケータイ刑事」と「恋する日曜日」が交互に放送されているので、ここに「恋日」の名前が出てくるのも良いですね。(今後も「ケー刑事」と「恋日」のローテーションは続くでしょうが、両方とも更に期待します。)

舞台が始まる。(ここからしばらくは宝積さんの一人舞台です。)『けろっこデメタン』の主題歌をアレンジした曲が流れてくる。(「恋日・3rd.24話・きのこの恋」がこの曲をテーマ曲にした物語でしたし、26話にも21曲の中の1曲として出てきました。)主演女優・睦月いずみ(むつき・いずみ→当然、脚本家の渡邉睦月さんといずみ吉絋さんの名前をいじった名前です。演じるのは、我らがクイーン・宝積有香さん)が登場し、お芝居が始まる。で、睦月の台詞に高村さんがご丁寧に反応して返事をしていて、ちゃんがそれを突っ込んでいる。→「・1st.4話」の五代さんと同様の高村さん。やっぱり従兄弟ですね。また、ちゃんが突っ込んでいましたが、ちゃんと同じ次女緑リボンちゃんもしっかりと突っ込む所はやっぱり楽しい所です。

芝居では「かもめのジョナサン」を口にする睦月。で、落ちたジョナサンに「やっぱり鳥目は危ないわね」と言う台詞が出てくるが、「鳥目」とは「夜盲症」のことであり、これは明るい所から暗い所に移ると、初めは物がはっきりと見えないが、次第に見えるようになるという「暗順応」が出来なかったり、遅延する症状のことである。(ビタミンAの欠乏でこれになる恐れがあるので、しっかりとビタミンは取りましょう!)→何ともないネタの1つと思われたが、これが一応今回の高村さんの珍推理の鍵に繋がっていることを思えば、やっぱり無駄のないネタフリでした。

芝居は続くが、高村さんのツッコミは相変わらず続く。睦月の台詞に反応し、更には睦月が(芝居で)グラスにウイスキー(もしくはブランデー)を注ぐ時には「銭形くん、あれ麦茶」と言い、「次、煮干し入れる」と言う高村さん。(仕方なく)芝居で睦月は「煮干し」と言ってました。ちゃんも「言っちゃダメじゃないですか」とお小言を言うが、こういう五月蠅い観客はたたき出されても仕方ありませんよ。

睦月はギャグ「おたふく風邪」(頬を膨らました宝積さん、なかなかキュートです)を披露するが、それが滑ると「もうちょっと笑うところなのよ、ここ」と言う睦月。(→誰とは言わないが某漫才師が使っているネタでもありますね。)そして「そこの草風邪正雄(くさかぜ・まさお)さん」と言って先ほどのお礼とばかりに突っ込む睦月。これに「ノーノーノー、お嬢さん」と言って立ち上がる高村さんは「草風邪正雄じゃないよ、高村一平だよ」と食いつきました。そして「僕、一つ何かしてあげようか」と言い「じゃあお願いしようかしら」と答えた睦月。ちゃんに「ティッシュ持ってる?」と尋ね、ティッシュをもらうと鼻をかむ高村さん。「擤み正雄」と言うと客席は大受けで拍手が起こるが、睦月は「拍手要らない」と必死にアピール。ちゃんも立ち上がって「も~う、舞台の邪魔しないの!」と高村さんを怒り、客席に向かって「すいません、すいません」と謝るが「また、これもやりたくないんだけど...」というと高村さんは「アイム・ソーリー、髭ソーリー」(で、再び拍手と「拍手要らない」と睦月)ということで、舞台をジャックしちゃった高村さんでした。睦月も「何これ、私の舞台よ」と不満を言ってました。→これは舞台と客席が近い小劇場だから出来ることであって、これが大劇場だったらこのようなことはまず出来ません。→場をしっかりと考えてネタを仕込んでいるのは流石は「ケータイ刑事」ですね。

脱線したものの、何とか芝居に戻る睦月は「プン太」の名前を口にした。で、ここでイルカのプン太が登場!「・2nd.13話」以来となる『プン太の歌』を歌う睦月(=宝積さん。「」の時に歌ったのは水月舞さんでした。)→「銭形雷」では渡邉睦月さんの愛犬・プン太が登場しましたが、その後の「恋日・ニュータイプ」では「金魚のプン太」として名前が登場し、「恋日・3rd.26話」のBS-iクラブからのお知らせでは名札を付けた犬として、そして「銭形海」では「イルカのプン太」になっちゃうのですから、「プン太」の名前は今ではBS-iの看板の一つになった...(?)

で、どん引きになる会場という自虐ネタへ。(ここまでは完全に宝積さんが主役になってます。)で、舞台の照明が消えると「止めてくれ!」と言う声がして悲鳴が聞こえる。これに「何、今の声?」と反応する睦月。高村さんが「明かり点けろ」と言い、証明が点くと、舞台の右の方に一人の男がいて、心臓を一突きにされたナイフを手にしていて、睦月に抱きつくように近づいていく。睦月は嫌がって男を振り払うと、男は舞台に倒れた。また、舞台奥からは、この舞台の関係者が顔を出し、飛び出してくる。「演出なの?」と尋ねる高村さんに「違うみたい」と言うちゃん。舞台に飛び出してきた平野田は男を見ると「死んでいる」と叫んだ。で、高村さんが「触らないで」と言い、ちゃんが舞台に出て「現場を保存します」と言う。(こういう素早い対応が出来るのも、歴代銭形&相棒と同じです。)そして、やはり舞台に上がってきた柴田さんは鑑識作業を始める。が、「動かないで」と舞台上の人たちに念を押し、「動いた奴にはしっぺをします」と言い、誰も動かないということで「丸」と言って両腕で輪を作る(某お酒のCMですね。)というように、たっぷりとネタをやることを忘れない。(まあ、この場は柴田さんに視線が集まる場ですからね。)そして、やっぱり「上から読んでも、下から読んでも」という名前自慢から逆立ちをすると「報告します」と報告を始める。

「ナイフで刺されたことによる失血死」と報告するが「見りゃあ分かるだろう」と突っ込む演出家のしじみ。「死亡推定時刻は...」と言うと「今、何時ですか?」としじみに尋ね、「19:15」という答えを得ると「その時間」と言い、相当疲れたようで逆立ちを終える。(これにて柴田束志コーナーは幕)

その間にちゃんは死体の上着のポケットにメモが入っているのを見つけると、それを手にして広げる。そこには、お馴染みの新聞の文字の切り貼りによる「劇団あとひとり」とあった。(あと二人殺すというストーリーと、芸人「劇団ひとり」とを掛けていますね。)そしてちゃんは「直ちにこの会場を封鎖します。誰一人会場の外には出さないでください」と指示を出す。(こういう所はやっぱり上司ですね。)で、高村さんは「ここにいるみなさんが、目撃者であり容疑者です」と告げる。

そこに「警視庁から入電中」と、ちゃんの携帯に事件を知らせる入電が入り、携帯を広げるちゃん。「港区赤坂の赤坂レッドシアターで殺人事件発生。直ちに現場に急行せよ。」(今回は、事件の映像は無く、マヤヤの声だけでした。(→今回第8話の公式HP、及び携帯にDL出来る入電ムービーの方では「港区赤坂の赤坂レッドシアターで舞台公演中に連続殺人事件発生。犯人は劇場内に潜んでいる模様。直ちに捜査を開始せよ」という別の物になっていて、ムービーは今回の予告が使われていました。→先週の月曜日には「入電ムービーはありません」となっていたのに、やっぱり寂しいということで、急遽追加したのでしょうね。でも、事件現場の様子ではないということで、今回は流石に警視庁撮影班も現場に到着できなかったようです。)

で、プロンプター(黒子)を務める2人の警官が横断幕「恋する日曜日 ひとり芝居・マーメイドの恋」を広げると、高村さんが「「恋する日曜日 マーメイドの恋」改め」と言い、ちゃんが「ケータイ刑事銭形海」と言うと、横断幕が裏返されて「BS初! ついに舞台だ! 超豪華! 演劇者殺人事件」となり、予告でも流れていたように、また「」のオペラの時と同様に、サブタイトルをみんなで歌うという形でサブタイトルが出ました。(ここでAパート終了。経過時間は14分弱ということで、Bパートは11分半強になります。→タイミングは良いけれど、やっぱりここは途中にCMを入れない形にしてもらいたかったところです。)

柴田さんが報告しにやってくる。「報告します」と言って敬礼すると「先ほどの被害者は、池袋サンシャインボーズ(「ボーイズ」かも...?)の劇作家・四谷幸喜(よつや・こうき)さんと断定されました」と続ける。(当然、劇団「東京サンシャインボーイズ」を旗揚げ(現在は充電期間中)し、脚本家としても知られる三谷幸喜をいじった名前です。)で、この舞台の関係者は舞台上にいる4人ということで、名前から尋ねていくことになる。

関係者は、この劇団を主宰している演出家のしじみ慶太(しじみ・けいた)、舞台監督の平野田洋三(ひらのだ・ようぞう)、マネージャーの横山フグ(よこやま・ふぐ)(マネージャーらしく、高村さん、ちゃん、柴田さんにしっかりと名刺を渡していました。)、そして睦月の4人だった。(いずれもが「ケー刑事」スタッフをいじった名前です。)

が、高村さんが睦月に名前を尋ねたら「私に名前を名乗れって?」とプライドが高い所を見せて、高村さんと睦月の独壇場に... 「世間では私のことを何と呼んでいると思ってるの。「クイーン」よ「クイーン女優」」と(ここは宝積さんならでは)自慢げに言う睦月は「まさか、私のこと、知らないなんてことはないわよね?」と高村さんに尋ねる。が、高村さんは「知らない」とあっさりと言い捨てる。で「ロス、パリ、ロシアと海外の住まいが多かったもんですからね...」と言い訳をする。(まあ、これは納得いく言い訳です。)すると睦月は「女優がね、自分の名前を言うほど屈辱的なことはないのよ」と言って「1回こっきりよ」と念を押す。そして「ミュージック・スタート!」で、流れ出したのはゆっくりとしたメロディでブルース調の『クイーンの歌』(正式な曲名タイトルは少し違うかも知れませんが...)。途中からはテンポ・アップしてロック調になりました。(最後の歌詞「その辺の女優と一緒にすると、チクチクしちゃうわよ!」というのは、やっぱり銭形愛ちゃんの口上の最後の部分をアレンジしているのでしょうね。)

歌が終わると「クイーン様、お名前を」と言って頭を下げる一同(但し、ちゃんを除く。)は、江戸時代の民が大名行列が通るときに頭を下げるのと同じですね。で「私の名前は、いずみ睦月いずみ」と言う睦月。高村さんは「ありがとうございます。クイーン女優・いずみ睦月」と確認する。が「違う!!睦月いずみ、いずみ睦月じゃない!今度間違えたら訴訟起こしちゃうからね」とオカンムリの睦月。これにマネージャーの横山が「よく間違えられるんです。つまり、カレーライスライスカレーみたいなもんですから」と流すが、睦月は「全然違うじゃない」と食いつき「脚本家の女女の脚本家医者の腰痛腰痛の医者金魚の餌餌の金魚、どれもはっきりした違いがあるでしょう」としっかりとアピールしていた。(まあ、確かに仰せの通りですけど...その頃、ちゃんは、端の方に座っていて、イルカのプン太と遊んでました。→こういう所はTVや映画と違って、全て分かる「舞台」ならではです。)

あまりにもクイーンが場をかっさらっていることに対してしじみは「こんな奴の名前なんかどうだっていいですから、早くここ開けてくださいよ」と言って、早く全員を安全な場所に避難させるよう求める。が「それは出来ません」と高村さん。そして(ようやく出番となった)ちゃんが、この会場の出入り口のドアは1ヶ所しか無く、しかも暗闇だったから、犯人が外に逃げたら明かりが漏れたはずと言うと、そのドアを警備している警官に指示をする。ドアが開くと確かに明かりが漏れてきた。が、明かりが漏れた形跡はなかったので、犯人はまだこの会場の何処かに潜んでいる。よって、出入り口のドアを開けることは出来ない、と説明する。これにしじみは「犯人はもう1人殺すって言ってるんだよ」と言って慌てだし、海ちゃんに食ってかかる。が、平野田がそんなしじみを宥め始める。(その好きにちゃんたちは捜査の打ち合わせを始め出す。)しじみが興奮する中、横山が頭のカツラを外して「陽は昇りまた沈む」という身を削った芸を披露していました。(これも諏訪さんだからの芸です。)

ちゃんが「高村さん、捜査を始めましょう」と言うと、柴田さんは検死の結果をということで本庁に戻り、ちゃんは四谷が座っていた座席を調べ始める。そこに高村さんがやってくると「つまり犯人はこの席の近くに潜んでいて、会場の明かりが消えたと同時に四谷さんの胸をナイフで一突きにしたってことだ」と語る。これにちゃんが「明かりが消えた瞬間なら周りの人たちもまだ暗闇に目が慣れていないから、誰も犯行には気づかない」と説明する。(→「鳥目」が繋がります)更に、「多分、犯人はずっと目をつぶっていたんだと思います。そしていずみさんの歌が終わって舞台の明かりが消えた瞬間に目を開ければ...」と犯人の使ったトリックを語った。(これに似たトリックは「・4話」でありましたね。その物語には林和義さんも出ていました。)ただ、どこで目をつぶって潜んでいたか、そして何処に隠れたかが問題だ、と言うちゃんだった。

高村さんは「ジャスト・モーネント」と突然声を上げた。これに「モーネントじゃなくてモーメント」と突っ込むちゃんだったが、高村さんはお構いなしに「凄いことに気づいた」と言い「犯人が分かった」と口にする。そして「この事件は錯覚トリックだ」と言うと「犯人は現場に最も近い場所にいる」と結論を出す。これに「さっぱり見えないんですけど...」と言って首を傾けるちゃん。高村さんは「聴きたい?」と尋ね、「カモン」というと、舞台中央へ移動していく。ちゃんは「いよいよ嫌な予感...」と呟く。で、いよいよお待ちかねのあの曲の登場です。(「」ではここまで歌えそうで歌えなかったですからね)「予感的中!」と言うちゃんですが、お姉ちゃまから色々と聴かされているのでしょうね...(でも、ちゃんは一緒になって楽しそうに踊っていましたけど...)そして『バーボン刑事のテーマ』が流れてきて気持ちよさそうに歌う高村さん。しかも「初めての試みだ!二番だ!」と言って二番まで歌ってくれました。バックにはちゃんとクイーン、そしてしじみ、平野田、横山がいて、豪華な顔での『バーボン刑事のテーマ』でした。

「二日酔いするぜ!」とラストを決めると、「犯人はあなただ」と言って、四谷が座っていた座席の隣にいた男を指さした。これに、サングラスをした背広姿の男(金剛地さん)が立ち上がり「Me?」と訳が分からない様子だった。

これにちゃんが「寄せる、間違いだらけの大波」と言うと、ようやくちゃんが主役らしく、OP主題歌を歌い、以下は次回へ。

次回・第9話の物語は、今回の続きで「BS初! ついに舞台だ! ~超豪華!演劇者殺人事件 捜査編」です。1つの事件においては「起承転結」の「承」の部分に相当する物語ですが、次回予告でも色々と歌が登場していたように、お楽しみが盛りだくさんですね。でも、公式HP(2007/8/27 23:00時点)を見たら、高村さんが指差したのは「サングラスをした女優の小出早織(本人)がいた。」とあるんですけど、早織ちゃんは次回予告には一切出てなくて、金剛地さんが映っていたのですけど...(金剛地さんが「小出早織」(例えば、こいではや・おり とでも読む?)と改名したとしても「女優」というのはおかしいですし...)→こういうツッコミが出来るのも、放送直後12時間以内ではなく、火曜一番にUPすることにしたからでもあります...

尚、次回の入電ムービーは「港区赤坂の赤坂レッドシアターで舞台公演中に連続殺人事件発生。被害者は劇作家の四谷幸喜。直ちに捜査を開始せよ」と、一部分変わっていましたが、映像の方はやっぱり第9話の次回予告でした。(流石の警視庁撮影班も今回は出番無しなんですね...)

鑑識メモ。赤坂レッドシアターの前に出ている「ケータイ刑事」の看板の前に立っている柴田束志さん。「ケータイ刑事の舞台、いよいよ始まりました」と言い、初日ということをアピールする。で「そろそろ開演の時間なので、私、急いで行かなければなりません」と行って劇場の中に入って行こうとする。が、「おっと、こんな所に舞台の台本が落ちてました。誰のだ?俺のだ!」と一人コントを言い、慌てて中に入って行こうとするが、扉を内側から引っ張って開かないようにする人影があった。「あんた誰だ。ジローさんだ」ということで、扉を押さえていたのは佐藤二朗さんでした。(初日・初回のスペシャルゲストです)

また、劇場の前には色々と花束が贈られていましたが、気になる名前はやっぱり「小池里奈」でしょう。彼女はこれまでに「恋日・2nd.」には出演しているが「ケータイ刑事」には出演していない。(「怪談新耳袋」も出演有り。)そんな彼女の名前の花がしっかりと映っていたということは、現在中2の彼女が高校生になるのを待っていて、ケータイ刑事襲名への布石の様な気が...(真希ちゃんは中3で、夏帆ポンは中1で襲名して演じたから、中学生の間であっても問題は無いのですけど...)→筆者は8代目だと思っているが、7代目の可能性も捨てられません。

今回の物語は、クイーン高村さんが主役と言う感じになっていました。(ちゃんの歌がおまけのように感じられました。)特に「・1st.5話」で「クイーン刑事」というのはどうですか?と売り込んでいた宝積さんにとったら、「来た!」という感じでしょうね。(それにしても「・1st.1話」に初登場した時には、クイーンがこのような看板にまで成るとは思わなかっただけに、これはこれでまた嬉しいことでもあります。)

いつものお約束の台詞や口上が無いというのは最初から分かっていましたが、それが無いと寂しいのだが、今回はそれを補うものがたっぷりとあって、寂しい所は吹き飛びました。また、最初に浮かんだ不安もあっという間に吹き飛びました。そして、ここぞという時はやっぱり銭形が持っていくシリーズですし、この後にちゃんにスポットが当たった時、一段と主役が栄えて輝くので、こういう回があってもよろしいかと...

こういう歌がたくさん出てくる物語があると、やっぱり「ケータイ刑事 TVサントラ 完全版」をリリースしてもらいたい所です。(現時点でも、CDが4、5枚になっちゃうでしょうが、それも構いませんよ)

今回の海ちゃんCMは、AパートとBパートの間のみの登場で、第5のバージョンとなる「取調室編」でした。が、これは今までの4つのバージョンと大きく違う所があって、具体的なDoCoMoの割引サービスの名前が出てきました。(一部の機能的なものは出てきたものもあるが、サービスの名前は初めて。→これならば15秒CMとして地上波でも流したらいいのに...)取調室に容疑者がいる。ちゃんは携帯で話をしていて「何てことなの...」と言っていた。が、鋭い視線で容疑者の方を振り返る。そして机を叩くと「奥さんとファミ割MAXに入りなさい」と、口上の最後の「私の錨で沈みなさい!」の口調で言う。そして、ナレーション「銭形海、ファミ割MAX刑事」と、テロップ「ファミ割MAX刑事」と銭形海のロゴが出ました。

 

 ↓今回のフォーマットのベースの「泪・1st.4話」と「雷・2nd.12&13話」

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/05/25
  • メディア: DVD
↓「M1」と「M2」
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD
↓「ケータイ刑事」のサントラ盤(完全版のリリースを期待したい所です)
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: サントラ, ナミ&チヨ
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: CD
ケータイ刑事 THE MOVIE2 オリジナル・サウンドトラック・アルバム

ケータイ刑事 THE MOVIE2 オリジナル・サウンドトラック・アルバム

  • アーティスト: 小出早織/松崎しげる
  • 出版社/メーカー: BS-i
  • 発売日: 2007/02/28
  • メディア: CD
↓「恋する日曜日」シリーズ(「ニュータイプ」と「3rd.」はソフト化されていません)
恋する日曜日 プレミアムDVD-BOX

恋する日曜日 プレミアムDVD-BOX

  • 出版社/メーカー: TBSビデオ
  • 発売日: 2004/11/05
  • メディア: DVD
恋する日曜日 ラブソング コレクション DVD BOX

恋する日曜日 ラブソング コレクション DVD BOX

  • 出版社/メーカー: キング
  • 発売日: 2007/02/07
  • メディア: DVD
恋する日曜日 文學の唄 ラブストーリーコレクション

恋する日曜日 文學の唄 ラブストーリーコレクション

  • 出版社/メーカー: KINGRECORDS.CO.,LTD(K)(D)
  • 発売日: 2007/09/05
  • メディア: DVD
 
↓渡邉睦月さん脚本作品
タイヨウのうた DVD-BOX

タイヨウのうた DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2006/12/01
  • メディア: DVD
↓いずみ吉紘さん脚本作品
セーラー服と機関銃

セーラー服と機関銃

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2007/02/14
  • メディア: DVD
day alone~マノーラと姫ちゃん~

day alone~マノーラと姫ちゃん~

  • 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
  • 発売日: 2005/03/24
  • メディア: DVD
恋する日曜日

恋する日曜日

  • 出版社/メーカー: キング
  • 発売日: 2007/01/11
  • メディア: DVD
↓警視庁はここにある都内全ての小劇場までフォローしたのでしょうか?

首都圏イベントスペースガイド―ホール・劇場、ミニシアター、スタジアム

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: CBS・ソニー出版
  • 発売日: 1989/11
  • メディア: 単行本
↓元ネタ(野田秀樹、三谷幸喜)関係

劇団夢の遊眠社 COLLECTOR' S BOX

  • 出版社/メーカー: アニプレックス
  • 発売日: 2003/12/17
  • メディア: DVD
THE 有頂天ホテル スタンダード・エディション

THE 有頂天ホテル スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2006/08/11
  • メディア: DVD
ラヂオの時間 スタンダード・エディション

ラヂオの時間 スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD
↓名前を挙げたから、ピックアップしておきます。
小池里奈 里奈探しツアーご招待

小池里奈 里奈探しツアーご招待

  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2006/11/04
  • メディア: DVD
小池里奈写真集 『一年四組十九番』

小池里奈写真集 『一年四組十九番』

  • 作者: HIROKAZU
  • 出版社/メーカー: アスコム
  • 発売日: 2006/10/01
  • メディア: 大型本

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BUTCH CASSIDY AND THE SUNDANCE KID(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は、1969年の映画「明日に向って撃て!」である。この作品は、アメリカン・ニュー・シネマの代表的な作品として、来るべき'70'sという時代に向けて生まれた傑作であるのは誰もが知っていることでしょう。ということなので、多くは説明しません。

とりあえず作品データを記すと、時間は112分、ポール・モナシュが製作総指揮を担い、製作はジョン・フォアマン、監督はジョージ・ロイ・ヒル、脚本はウィリアム・ゴールドマン、撮影はコンラッド・L・ホール、音楽はバート・バカラックである。そして出演は、ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、キャサリン・ロス、ストローザー・マーティン、クロリス・リーチマン、チャールズ・ディアコップ、ジェフ・コーリイ、サム・エリオット、ヘンリー・ジョーンズ、たちである。尚、本作はアカデミー賞で、オリジナル脚本賞、撮影賞、作曲賞、主題歌賞を獲得している。

物語は、19世紀の西部にその名を轟かせた2人組のゴア問う、ブッチとサンダンスの逃避行を画板二人の青春ドラマである。列車強盗を計画し、それが成功した二人。しかし追跡隊に追われることになり、二人はサンダンスの恋人を連れて南米・ボリビアに旅立ったが...

'60'sという時代に幕が下りようとしていた時期に製作され、公開されると同時に高く評価されて、760'sのアメリカン・ニューシネマを代表する作品に数えられることになったが、本作は映画だけではなくて、音楽の方も素晴らしい。ということで、サントラ盤の方も一緒に聴いてもらいたい所である。

で、サントラ盤に収録されているのは以下の全9曲である。『Sundance Kid』『Raindrops Keep Fallin' On My Head』『No Goin' Home Anymore』『South American Getaway』『Raindrops Keep Fallin' On My Head[Instrumental]』『On A Bicycle Built For Joy』『Come Touch The Sun』『Old Fun City』『Not Goin' Home Anymore』。

この中からは、何と言っても主題曲であるB. J. THOMASが歌う『Raindrops Keep Fallin' On My Head』(邦題:雨にぬれても)である。この曲は、大ヒットを記録してBillboardのシングル・チャートで4週間にわたって1位の座を獲得し、1970年のBillboard年間シングル・チャートでは堂々の4位を獲得した歴史に乗る名曲である。また、現在でも色んな所で耳にすることがあり、すっかりスタンダード・ナンバーになった曲でもある。また、この曲はインスト・バージョンもしっかりと収録されているという所が嬉しい所である。

それ以外の曲は、バート・バカラックのセンスが活きた曲が集まっていて、心を洗われるような綺麗な曲から、大地の力強さを感じるスケールの大きな曲まで、たっぷりと堪能させてくれる。

ところで、本作の邦題であるが「明日に向って撃て!」であって日本語の標準的な使い方である「向かって」というように「か」を入れるのは誤りである。

 

Butch Cassidy And The Sundance Kid (1969 Film)

Butch Cassidy And The Sundance Kid (1969 Film)

  • アーティスト: Burt Bacharach
  • 出版社/メーカー: Spectrum
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD
明日に向って撃て! (特別編)

明日に向って撃て! (特別編)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2007/01/26
  • メディア: DVD


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共通テーマ:音楽

「THE OMEN」(2006) [映画(洋画)]

WOWOWが「一挙放送」と銘打って、旧作シリーズとリメイク版の放送をまとめて行ったが、リメイク版の本作は4作から二日半ちょっとをおいての放送でした。ということで、ここで2006年製作のリメイク版を取り上げる。(「2006年6月6日」公開ということで、確かに「666」の日に封切りとなって話題になった作品でした。(が、そのためだけに製作された作品ということも否定できません)→「一挙放送」というのであれば、6月6日に行うべきであり、スタート時間を朝の6時にすれば、こちらの方が「666」の並びにより近づくので、もっと良かったと思うのですけど...)

作品データを記しておくと、1976年に制作された第1作のリメイク作であり、製作はジョン・ムーアとグレン・ウィリアムソン、製作総指揮はジェフリー・ストット、監督はジョン・ムーア、脚本はデヴィッド・セルツァー、撮影はジョナサン・セラ、音楽はマルコ・ベルトラミ、出演は、リーヴ・シュレイバー、ジュリア・スタイルズ、ミア・ファロー、デヴィッド・シューリス、ピート・ポスルスウェイト、マイケル・ガンボン、シーマス・デイヴィー・フィッツパトリック、たちである。

本作はやっぱり良くも悪くも「リメイク作」である。悪評の多い「リメイク作」であるが、その典型的なパターンが出ていていました。ストーリーも、新解釈も無いし、違った側面からも描いておらず、オリジナル版の怖さも出ていない。本当に「2006年6月6日」という日のために作られた作品である。

良い点というのは、オリジナルから30年ということで、技術の進歩があって、CGで色々と表現できるようになったことで、リアルな描写が出来ることと、映像が綺麗になっていること。首が飛ぶシーンはやはり技術の進歩があったからこそのものでした。そして、もう一つは、オリジナル版のテーマ曲を使っていて、その曲が改めて名曲だということが分かったことぐらいである。

まあ、「2006年6月6日」という日のお祭りと考えれば、一応は意味はあるが、それ以外には特に何もない作品である。

まあ、こういう作品があっても悪くは無いが、これだったらば1976年のオリジナル版をデジタル処理をして、CGによる描写を追加し、同時にノイズ処理を行った作品を2006年6月6日に公開した方が良かったでしょうね。(権利関係で色々とあるとはいうものの...)笑うということはないが、怖さがない「オーメン」は「肉の無い肉じゃが」「炭酸の無いコーラ」「チーズの無いピザ」と同じです。

 

オーメン666

オーメン666

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2007/04/18
  • メディア: DVD

オーメン666 (Blu-ray Disc)

オーメン666 (Blu-ray Disc)

  • 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
  • 発売日: 2006/11/10
  • メディア: DVD

↓5作セットはこちら

オーメン コンプリート・コレクション

オーメン コンプリート・コレクション

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/03
  • メディア: DVD

↓一応これも

オリジナル・サウンドトラック「オーメン」

オリジナル・サウンドトラック「オーメン」

  • アーティスト: マルコ・ベルトラミ
  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2006/07/12
  • メディア: CD


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共通テーマ:映画

ケータイ刑事銭形愛26話[Final] [ケータイ刑事]

3月の終わりから「銭形愛」を書き始めて5ヶ月で遂に最終回を迎えることになりました。(最初の頃は週に2本記していましたから... これによって「」「」「」「」「」と放送された「」の全ては揃うことになりました。→めでたしめでたし。でも「」「」は「[改訂版]」化させるかも...)

最終回の物語は第26話「さらば相棒 ~五代刑事殺人事件」である。愛ちゃんと五代さんの別れの物語であるが、ラストは「別れ」になっていない...

尚、今回は主題歌が物語の最後に流れるということで、いつもと違います。OPは「銭形愛、17歳。…」というナレーションのみ。(こういう形のフォーマットは長いシリーズでもこの物語のみである。(他にOP主題歌がなかった「・2nd.15話」は『泪流して歩こうよ』がラストを飾りましたし、「・2nd.13話」は舞台上で主題歌の合唱でした。)→「」と「」は「銭形○、17歳。…」というナレーションが最初に入り、それから主題歌ということなので、こういうことはやりやすいですよる。(ちなみに「」「」「」「」は主題歌の途中でナレーションが入ります。))それでは本編に行きます。

ある会社の重役室。タバコに火を付けた男は「その男を殺してくれないか。手段は選ばぬ」と殺人を依頼する。もう一人の男は「分かりました。お任せ下さい」と言って、殺人依頼を受けた。で、その男が手にしている写真に写っていたのは五代さんだった。

その頃、五代さんは警視庁の前で待ち合わせをしていた。そこに「五代さ~ん」と言って現れた愛ちゃん。愛ちゃんの姿を目にした五代さんは「よおっ」、愛ちゃんは「何ですか?用事って?て言うか、何でネクタイしてるんですか?」と返す。すると五代さんは「転勤辞令が出た」と伝えた。これに「転勤?何処に?」と尋ねる愛ちゃん。「神無島(かんなじま)署だ」と答える五代さんに「神無島署って、小笠原列島の?」愛ちゃん。ということで、五代さんは麻薬取引の最前線である神無島署に、水際で麻薬組織を壊滅できるのは、警視庁広しといえども自分しかいない、ということで選ばれたと思っていた。愛ちゃんは「それって、どう考えても左遷じゃないですか」とずばり口にする。が、全く気にしない五代さんは、愛ちゃんもそろそろ独り立ちする時期だ、と言ってコンビ解消を口にすると同時に、「後で飯でも食おう」と愛ちゃんを誘った。が、愛ちゃんは「初めてですね、五代さんが奢ってくれるのは...」五代さんは「今日は最後の晩餐だ。ドーンとご馳走しようじゃないか」と言うと愛ちゃんと別れて街中に消えていった。それを見送る愛ちゃんは「五代さんが転勤か...」と呟いていた。→最終回の五代さんは、「」「」「」でも同じように奢ることになるが、ちゃんからは時々奢るようになり、ちゃんにはねだられるようになっていましたね。

殺人を依頼された男は、写真で五代さんということを確かめると、密かに後を追った。狙われていることも知らずに五代さんは「女子高生と行ける店ね...」と呟きながら歩いていた。(「あいつのことだから、どうせもんじゃ焼きぐらいなもんじゃん」と続けた。)そんな五代さんはトンネルの中で倒れている人影を発見。近寄って「大丈夫ですか?」と声を掛ける。が、倒れていた人影は突然ナイフを五代さんに突きつけた。そして五代さんの背後から別の男が襲い、薬を嗅がせて五代さんを気絶させた。

その頃愛ちゃんは公園にいて、PDAを使って神無島を調べていた。(神無島は母島の南にある向島、姉島、妹島の更に南西にありました。)で「神無島、遠いなぁ~、五代さん、こんな所に行っちゃうんだ...」とぼやいていた。そこに「警視庁から入電中」と、携帯に事件を知らせる入電が入った。で、PDAを締まって携帯を広げる愛ちゃん。

誘拐事件発生。被害者は港区南麻布の会社社長山上真司(やまがみ・しんじ→山下さんの名前をいじったものですね...)さん43歳。直ちに現場に急行せよ。ということで愛ちゃんは現場に向かった。(ここで今回のサブタイトルが出ました。)

五代さんは捕らえられ、廃工場に監禁されていた。犯人の弟分は、早く始末してしまおう、と言うが、兄貴分は「慌てんなよ。全ては金が手に入ってからだ」と言ってタバコをふかしていた。その隙を付いて五代さんはポケットから携帯を取り出していた。

その頃愛ちゃんは誘拐事件があった山上宅にいた。電話には逆探知の装置が取り付けられて、犯人からの要求電話に対応する準備は出来ていた。そんな中、愛ちゃんは山上真司の家族写真を見て、山上の顔を知った。「五代さん、似てるよね」と柴田さんが言うと愛ちゃんは「そっくり」と言って頷いていた。が、その時、柴田さんはいつもの鑑識のユニフォーム姿ではなくてスーツ姿だった。その理由を尋ねたら「本日付で捜査一課に転属。と言う訳で、今日から相棒は僕。よろしくね」という柴田さん。これに「そうなんだ...」と寂しげな愛ちゃんだった。

身代金の要求がどうなっているのかを柴田さんに尋ねた愛ちゃん。で、柴田さんの答えは、9:15に最初の電話があり、男の声で応対に出た奥さん(ナミ)に1億円を要求し、同時に警察に通報すれば夫の命はない、と脅しを掛けていた。が、柴田さんは「けど少し、不可解なことがあってね...」と言って愛ちゃんを居間から外に連れ出し、9:30に山上社長と電話で話した人がいる、と告げた。また、その時、愛ちゃんの携帯にメールが届いた。それは五代さんからのメールで、文面は「めふめ」とあった。で「何、これ?」と訳が分からない愛ちゃんは五代さんに電話を掛けた。しかし五代さんの携帯電話は犯人が手にしていて、五代さんに連絡はつかなかった。で、愛ちゃんは「切られちゃった...何だろう、五代さん」と呟いて、連絡することを諦めた。

その頃、会社の明智専務が「1億の用意が出来ました」と言って、お金を入れたスーツケースを持って現れた。そんな所に、家の電話が鳴った。奥さんが出ようとすると「私が出ます。逆探知のこともありますので」と愛ちゃんが言う。で「娘さんの名前は?」と尋ね、「七海(ななみ)です。」という奥さんの答えを聞いてから電話に出た。「もしもし」と愛ちゃん。すると「あんた、誰だい?」と問う声。「の七海です」と答える愛ちゃん。(ということで、山上の娘になりすました。)「パパは?パパは無事なんですか?声を聴かせてください」と言う愛ちゃん。が犯人は声を聴かせることはさせず、金の受け渡し場所として公園通りにある喫茶店ブラジリアを指定し、12時に一人で来い、と要求を告げると電話を切った。(残念ながら逆探知はできず。)で、ナミは倒れそうになり、明智専務が何とか支えた。

時計の針は11:30になろうとしていた。時計を見た愛ちゃんは「12時...」と呟くと立ち上がった。するとナミが「私も一緒に」と言う。これに愛ちゃんは「いいえ、私一人で来るようにという指示ですから。警察を信用してください。決して見破られるような張り込みはしません」と言うと、身代金が入ってスーツケースに手を伸ばした。が、明智専務の手が、スーツケースを握った愛ちゃんの手を握りしめた。「私も近所まで同行します。会社のお金ですから」と言い、愛ちゃんの手からスーツケースを奪い、出ていった。

珈琲の店・ブラジリア。明智専務が運転する車がやってきた。助手席に乗っていた愛ちゃんが「ありがとうございました」と言うと「よろしく御願いします」と明智専務。で、愛ちゃんは車から降りるとスーツケースを持ってお店に入っていった。店に入ると客室を見る愛ちゃん。何人かの私服刑事が客になりすまして配置していた。(その中に柴田さんの姿もありました。)愛ちゃんは窓際の席に座る。その様子を双眼鏡で観察している犯人は「あれが娘か」と呟いて愛ちゃんの顔を頭に入れた。が、直ぐに柴田さん(耳にイヤホンを入れ直していた)や他の刑事たちがいることに気がつき、「ふざけやがって!」と逆上すると、車を急発進させた。

警察が動いているという連絡を受けた廃工場に残っていた弟分はナイフを持って五代さんに告げた。「警察にちくったらしいぞ、お前の娘」と言ってナイフを振り上げた。

喫茶・ブラジリアでじっと待っている愛ちゃん。時計を見ると12時1分前だった。でも愛ちゃんは「でも、どうして誘拐された後に山上さんと話した人がいるんだろう?」と呟き、「それに...」と言って五代さんからのメール「めふめ」のことを考えていた。で、「めふめ」と入力しようとする愛ちゃん。が、入力も度は英字モードになっていて「め」と入力したつもりだったが「S」と表示された。これに閃いた愛ちゃんは、そのまま英字モードで「めふめ」と入力した。すると「SOS」と表示された。これに「まさか...」と気づき、山上の写真と五代さんの顔から「五代さんが間違って誘拐された...」と気づいた。

そうしていると、喫茶店内の電話が鳴った。店員がその電話に出る。で「お客様の中に山上様はいらっしゃいますか?」と尋ねる。これに「私です」と愛ちゃんが立ち上がると、その電話に出た。「中止?お金なら用意してあります。パパを帰してください」と言う愛ちゃん。そして「アクトスクエア地下駐車場?そこにパパがいるんですね?」という愛ちゃんの声に、喫茶店の中にいた警察の人間(柴田さんも含む)は駆け出していった。愛ちゃんは「もしもし...」と更に話をしようとするが、電話は既に切れていた。

アクトスクエア地下駐車場にやってきた愛ちゃん。柴田さんたちが既に集まっていて、愛ちゃんの姿を見ると柴田さんが愛ちゃんの前に立ち塞がって「愛ちゃん、ダメだ。見てはいけない。君は見ない方が良い」と言って愛ちゃんに現場を見せないように制する。が、その手を振り解いて愛ちゃんは被害者の姿を目にした。そこには心臓にナイフが突き刺さった五代さんが横たわっていた。それを見た愛ちゃんは呆然となり「嘘...」と漏らし、「五代さん、五代さん...五代さん、起きてよ...」と五代さんの体を揺すって泣き崩れた...(ここでAパート終了。経過時間は12分弱でした。Bパートは14分弱となりますが、この中には主題歌の1分半が含まれるので、ドラマ部分は約12分半です。また、アイキャッチの色は白でした。)

警視庁の屋上に一人いる愛ちゃんは五代さんとの思い出に浸っていた。そこに「愛ちゃん」と言って柴田さんがやってきた。柴田さんは首を横に振った。それを見て「そうですか」と愛ちゃんは哀しい現実を受け入れようとした。が、「そうじゃなくて」と柴田さんが語った。で「えっ?」と愛ちゃん。

その頃、廃工場にいる誘拐犯人たちは苛立っていた。で、金を手に入れる方法を考えなければ、ということだった。そんな所にテレビのニュースが流れてくる。新宿の地下・アクトスクエア地下駐車場で男性が刃物で刺されて死んでいるのが発見された、というニュースで、「男性は警視庁捜査一課五代潤巡査部長、43歳で...」と伝えていた。弟分は「マヌケな刑事もいるもんだ」と言っていたが、縛られた五代さんもそのニュースを聞いていた。また、山上家の居間でも、テレビでそのニュースが流れていて、明智専務がそのニュースを耳にする様子を愛ちゃんはしっかりと観察していた。

柴田さんは愛ちゃんに尋ねる。「どうしてあんなニュースを?検死であの死体は山上さんと判明したのに...」すると愛ちゃんは「五代さんはきっと山上さんと間違えられて誘拐されたんですよ。じゃなかったら、誘拐の電話があった後に山上さんと話した人がいるなんて、不自然じゃないですか」と説明する。「確かに」とその説明に納得する柴田さん。愛ちゃんは、誘拐犯が自分たち誘拐したのが山上さんではなく五代さんだったら、ということで、五代さんの命を守るため、そしてもう一つ理由がある、と語る。

そうしているとナミが「明智さん、どちらへ」と尋ねる声がした。これに明智専務は「ちょっと...」と言うと出ていった。で、明智専務が出ていくのを目にした愛ちゃんは微笑みを浮かべると「謎は解けたよ、ワトソンくん

山上は外で男と会っていた。そして「お前。一体誰を殺したと思っているんだ」と暗殺者に尋ねていた。暗殺者は五代さん(実は山上)の写真を見せて「指示通り、この男を」と言うが「お前が殺したのは刑事だ。とんでもない間違いをしてくれたなぁ」と怒っていた。

廃工場では、猿ぐつわを填められた五代さんが声を上げていた。で、兄貴分が「黙らせろ」と命令して弟分が対応しようとする。これに五代さんは猛アピールして、ポケットにある警察手帳を取り出させる。で、警察手帳を見た弟分は慌てて兄貴に告げる。で、兄貴が五代さんの猿ぐつわを外して問う。「お前、山上じゃないのか?」これに五代さんは「その山上という男、そんなに俺と似てるのか?」と問う。兄貴は山上の写真を出して五代さんと比べる。で、誘拐犯は山上と五代さんを間違えて誘拐したということに気づいた。で、顔を見られていると言うことで五代さんを始末しようと兄貴分が言う。が、五代さんは「冷静に話をしよう」と言って、駐車場で見つかったのは山上で、警察も間違った。それならばばれない内に、山上に仕立てて金を受け取った方が利口じゃないか、死体が山上とばれたら殺人犯になる、と言って誘った。(こういう所、居間までの五代さんとは違っていて、なかなか計算深く考えています。)

山上家の電話が鳴った。で、愛ちゃんが出る。「娘さんかい?」と言う越え。これに「はい」と答える愛ちゃん。「言ったはずだぞ。警察に連絡したら山上の命はないって」と言う言う犯人。これに愛ちゃんは「もう警察はいません。私たちだけです。本当です」と言って「パパの声を聴かせてください」と頼む。で、犯人は五代さんを受話器を渡した。「もしもし」と言う五代さん。それを耳にした愛ちゃんは「ごだ...」と漏らすが、慌てて「パパ、生きてるの?パパ、大丈夫?」と言う。これに五代さんは「ああ、大丈夫だよ、心配するな」と返した。その言葉を聞いた愛ちゃんは「良かった」というと、涙を流して喜んで安心していた。で、再度飯に行くことを約束する二人。(愛ちゃんの涙、やっぱり絵になります。が、銭形の涙といえば、こればかりはちゃんの方がやっぱり一枚上手です。(嘘泣き/マジ泣きの両方とも))

犯人は、生きていることを確認させると、改めて金を用意しておけ、と伝えて電話を切った。電話を終えた愛ちゃんの表情がとてもいい表情を見せていて、それを見た柴田さんは「涙は真実を語っている」と口にした。(やっぱり、最終回の物語は「銭形愛」の時から感動的な要素がたっぷりと用意されています。)

そんな愛ちゃんたちに、ナミが「お引き取りいただけませんか」と口を開いた。そして「あなた方にもうお任せできません」と続けた。これに「どうしてですか?」と尋ねる愛ちゃん。「あなた方は一度取引に失敗したじゃないですか。もし、今度も失敗して主人が殺されでもしたら...」と言って自分で夫の命を守る、と宣言した。

夜、廃工場。誘拐犯の元にナミと明智専務がやってきた。身代金の受け渡しが行われ、取引成立、五代さんはナミに「助かったよ、ありがとう」と告げた。これにナミは「本当は助からない方が良かったんだけど...」と言うと、五代さんにを向けた。そして明智専務が誘拐犯に「あんたたちもな」と言うと、明智が雇った殺し屋が現れ、誘拐犯に銃を向けた。これに手を挙げて「どうなっているんだ?」と兄貴が言う。「あなたが死ねば、山上家の財産は全て私のもの。もう飽きちゃったの、あなたの妻でいるの」とナミは言うと、「さようなら」と言って五代さんに向けて銃の引き金を引こうとした。

その時だった。銭形ストラップが飛んでくると、銃を持ったナミの手に巻き付いた。これによって引き金を引いたナミだったが、弾は上に向かって飛んでいき、ナミの手から銃が落ちた。

愛の光で闇を討つ。…」愛ちゃんの口上が始まる。(今回の口上は、「銭形愛」のDVDスポットCMなどで何度も目にしたことがあるお馴染みのものです。)「そこらへんのギャルと一緒にすると火傷するよ!」からストラップを引く。「やっぱりあなたも仲間だったんですね。山上ナミさん」と切り出すと、説明を始める愛ちゃん。

ナミと明智は誘拐事件を巧みに利用して山上を殺害、誘拐犯のせいにしようとした。だからこっそりと喫茶店に電話してアクトスクエアり地下駐車場を指定した。(ナミがボイスチェンジャーを使って電話した。)これによって山上殺しは間違いなく誘拐犯によるものと警察は考える。また、あの時こっそりと喫茶店に電話を掛けることが出来るのは警察関係者を除くとナミしかいない。愛ちゃんの言葉にナミは「私たちが山上を殺した?冗談じゃないわ。山上はここにいるじゃない」と言って惚ける。すると愛ちゃんが「この人、誰だと思います?」と言う。これに「えっ?」とナミ。すると五代さんが「警視庁捜査一課・五代潤。残念ながら、あんたの旦那・山上じゃないんだよ」と名乗る。すると鳩が豆鉄砲を食ったような表情をするナミと明智。愛ちゃんが更に語る。「ニセのニュースを流したのは、あなたたちを罠に填めるため。そしてまんまと罠にはまった」

それを聴いた明智は「ふざけるな」と言うと、殺し屋に合図を送った。殺し屋は銃を愛ちゃんに向けて撃とうとする。が、五代さんが愛ちゃんを守るように間に立つと先に発砲した。殺し屋の手からは銃が落ちる。「いい加減に観念したらどうだ」と五代さん。それにナミと山上も観念するしかなかった。一方、誘拐犯はこの隙に身代金の入ったスーツケースを持って逃げようとするが、柴田さんが銃を構えて立ち塞がり「動くな!」で、万事休す。柴田さん、五代さん、愛ちゃんの間には笑顔が浮かんだ。

「見たか、俺のガンプレイ」と言ってちょっと自慢げな五代さん。これに「はいはい」と言う愛ちゃん。五代さんは縛られて手を愛ちゃんに出して「外せよ」と言うが、愛ちゃんは「嫌ですよ、自分で外してくださいよ」と突き放す。五代さんは「お前、助けてやったじゃないか」と言うが、愛ちゃんは愛ちゃんで「違います。私が助けに来たんです」ということで、域のあった漫才コンビに戻っていた。

事件解決後、夜の川辺を歩いている愛ちゃんと五代さん。まだどっちが助けたのかということを言い合っていた。で「相変わらず強情だね」「大人げないですね」と、どっちも負けていなかった。そんな中、五代さんは「じゃあ、これだけは認めなさいよ。あんた、泣いてたでしょう、電話の向こうで」と言うが「泣いてないです」と愛ちゃん。これに五代さんは「聞こえてたぞ、お前のすすり泣く声が」と言う。流石に愛ちゃんもそれには反論できなかった。すると調子に乗った五代さんは「お前、俺のこと尊敬してるんだろう」これには「はぁ?」と愛ちゃん。そして「真実語っちゃって良いですか」と言うと「女の涙は怖いですよ」と語った。五代さんはこの意味が分からず「何?」と言う顔をしていたが、愛ちゃんは笑顔を見せていた。

数日後、神無島署。五代さんが赴任してきた。まずは挨拶ということで所長室にやってきた五代さん。ドアをノックして「失礼します」と言ってから中に入る。デスクには背を向けて座っている所長の前に立った五代さんは「本日、警視庁捜査一課より転属して参りました五代潤です。よろしく御願いします」と言って頭を下げる。すると所長は椅子を回して五代さんに姿を見せた。その瞬間、「ああっ!」と驚く五代さん。そこに座っていたのはなんと愛ちゃんだった。(しかも、青葉台学園の制服姿ではなく。警察署長の服を着ていて帽子まで頭に乗せている。)立ち上がった愛ちゃんは「神無島署署長の銭形愛です。」と名乗った。これに五代さんは「何でお前がここにいるんだ?」と問う。すると愛ちゃんは「おじいちゃまに頼んで、私も来ちゃった。だって五代さん一人じゃ心配なんだもん...」と答える。「マジかよ?」と言う五代さんに笑顔で「マジです。これからもよろしくね」と愛ちゃん。五代さんは(久しぶりに)「悪夢だ...」を口にした。すると「だから言ったでしょう、女の涙は怖いって」と言うと笑顔でVサインを見せた。(そして『彼女の情景』が流れ始めました)→愛ちゃん、何だかんだと言っても五代さんのことが頭から離れられないということで、押しかけ女房になっちゃいました。この後、警視庁捜査一課に復帰した五代さんはちゃん、ちゃんとコンビを組見ますが、ちゃんとコンビを組んだ五代さんを愛ちゃんが神無島署に呼び戻すぐらいですから、愛ちゃんにとって五代さんはやっぱり特別の人のようです。(愛ちゃんは17歳、五代さんは43歳ということで、親子でもおかしくない年の差があり、カップルに発展とはいかないものの、やっぱり黄金コンビですね。)

今回の物語は、「ケータイ刑事」の最終回の物語におけるハードな展開と、そしてどんでん返しが用意されていて、この後のシリーズにしっかりと受け継がれていく「最終回独自のフォーマット」がこの時にしっかりと確立していました。(やっぱり「ケータイ刑事」を語る上で「銭形愛」を抜きには語れません。→強いて言うと、相棒交代、夏服については「銭形愛」では語ることは出来ず、「銭形泪」を抜きに語ることが出来ないということになります。)

劇中に登場する携帯電話端末は、初期FOMAということで、ちょっと古めかしさを感じるものの、それ以外の部分では、第1話がまもなく5年という歳月が流れることになるが、全く陳腐化することなく光り輝いているものであり、人気が出てシリーズ化されるということもよくわかります。今後も、時々はDVDを再生していくということは変わらないでしょうね。

ところで、入力モードが違うということで、全く意味不明な文字が入力されることは結構あります。筆者は「WOWOW」と入力したつもりだったが、カナモードになっていて「てらてらて」と記してメールを送ったことが何度かあります。(その他、他にも色々とあります...→筆者はローマ字入力ではなく、かな入力を使っています。)

さて、来週から月曜日の1本目はどうしようかなぁ...BS-iのドラマでは「さそり」は記したけれど「愛の道 チャイナロード」が残っているし... または、ここのところ数が減っている洋楽アルバムというのも手ですし... えっ?「」と「」の改訂版ですか。う~~む...

 

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/05/22
  • メディア: DVD

ケータイ刑事マニアルBOOK

ケータイ刑事マニアルBOOK

  • 作者: テレビライフ編集部, 宮崎 あおい, 堀北 真希, 黒川 芽以, 夏帆
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本
↓本作主題歌はこれのカップリング曲です。
青い鳥が逃げた

青い鳥が逃げた

  • アーティスト: オノ・アヤコ, コモリタミノル, 渡辺なつみ, 小野綾子
  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2002/11/13
  • メディア: CD
↓妹たち
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/04/23
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/01/27
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD
↓これらを見ても「神無島」は...
好きです!小笠原 (ニッポン楽楽島めぐり)

好きです!小笠原 (ニッポン楽楽島めぐり)

  • 作者: にっぽん離島探検隊
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2006/08
  • メディア: 単行本
小笠原ハンドブック―歴史、文化、海の生物、陸の生物 (小笠原シリーズ)

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  • 作者: ダニエル ロング, 稲葉 慎
  • 出版社/メーカー: 南方新社
  • 発売日: 2004/09
  • メディア: 単行本
小笠原クロニクル - 国境の揺れた島 (中公新書ラクレ (185))

小笠原クロニクル - 国境の揺れた島 (中公新書ラクレ (185))

  • 作者: 山口 遼子
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2005/07/11
  • メディア: 新書
記憶の島・小笠原

記憶の島・小笠原

  • 作者: 友永 成太
  • 出版社/メーカー: 人類文化社
  • 発売日: 2000/12
  • メディア: 単行本
↓参考までに
かな式文字入力の方法

かな式文字入力の方法

  • 作者: 向山 洋一
  • 出版社/メーカー: NECクリエイティブ
  • 発売日: 2000/11
  • メディア: 単行本
ローマ字式文字入力の方法

ローマ字式文字入力の方法

  • 作者: 向山 洋一
  • 出版社/メーカー: NECクリエイティブ
  • 発売日: 2000/11
  • メディア: 単行本
↓こちらは既に記しましたし...
さそり DVD-BOX

さそり DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: アートポート
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD

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