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「THE ALAMO」('60) [映画(洋画)]

表題の作品は1960年の映画「アラモ」である。(2004年にデニス・クエイド主演で映画化されたのは記憶に新しい所であるが、今回取り上げるのはそちらではない。)この作品は、西部劇スターであるジョン・ウェイン製作、監督、主演という3役をこなした作品であり、彼の初めての監督作品でもある。(ということで、全てをジョン・ウェインが仕切った作品ということになる。)劇場初公開時は3時間を超える超大作であり、本当にジョン・ウェインの力が入った大作である。

作品データを記しておくと、製作、監督はジョン・ウェイン、脚本はジェームズ・エドワード・グラント、撮影はウィリアム・H・クローシア、音楽はディミトリ・ティオムキンである。そして出演は、ジョン・ウェイン、リチャード・ウィドマーク、ローレンス・ハーヴェイ、フランキー・アヴァロン、リチャード・ブーン、リンダ・クリスタル、チル・ウィルス、パトリック・ウェイン、ジョーン・オブライエン、ジョセフ・カレイア、ケン・カーティス、たちである。尚、西部劇の神様・ジョン・フォードが監修を務めている。また、アカデミー賞では音響賞を獲得している。

物語は、歴史上に残っている1836年のアラモ砦に立てこもったアメリカ人(テキサス独立義勇軍)と、それを包囲攻撃するメキシコ軍との13日間にわたる壮絶な戦いを描いた一大スペクタクルである。日本では今ひとつ馴染みが薄い史実であるが、アメリカ人にとっては「アラモ砦の戦い」は「パール・ハーバー」と共に「○○を忘れるな!」ということで特別の意味を持っているものである。日本人にとったら「忠臣蔵」のような意味合いがある、と言ったら分かりやすいでしょうか?

キャスティングの方にも大いに拘りを見せたJ.ウェインであるが、そのキャスティングもマッチしていて、初めての監督作品としてもなかなか良い演出を見せている。スケールの大きな所を堪能しましょう。

 

アラモ

アラモ

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/24
  • メディア: DVD
ジョン・ウェイン セット (Amazon.co.jp仕様)

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2005/12/16
  • メディア: DVD
↓2004年版はこちら
アラモ 特別版

アラモ 特別版

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 発売日: 2006/04/19
  • メディア: DVD


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THE SILENCE OF THE LAMBS(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1990年の映画「羊たちの沈黙」である。この作品はこれまでのサイコ・スリラー・サスペンスとは一線を画するものであって、高い評価を得て、アカデミー賞の主要部門を独占して5部門(作品賞、監督賞、主演男優賞(アンソニー・ホプキンス)、主演女優賞(ジョディ・フォスター)、脚色賞)を獲得したのをはじめ、各国の映画賞も多数獲得したことで一躍有名になった作品である。(ジョディも2度目のアカデミー主演女優賞でしたし...)息詰まる緊張感のサスペンスは何度見ても楽しむことが出来るものである。(ちょうど、8/10にWOWOWでの放送もありましたし...)

作品データを記しておくと、原作はトマス・ハリス、製作総指揮はゲイリー・ゲッツマン、監督はジョナサン・デミ、脚本はテッド・タリー、撮影はタク・フジモト、音楽はハワード・ショアである。そして出演は、ジョディ・フォスター、アンソニー・ホプキンス、スコット・グレン、テッド・レヴィン、アンソニー・ヒールド、ケイシー・レモンズ、ダイアン・ベイカー、ブルック・スミス、フランキー・R・フェイソン、ロジャー・コーマン、チャールズ・ネイピア、ジョージ・A・ロメロ、ポール・レイザー、ダン・バトラー、たちである。

物語は、女性を殺害して皮を剥ぐという猟奇殺人事件が続いた。FBIの必死の捜査にもかかわらず、全く手掛かりが得られなかった、で、FBIは元精神科医の殺人鬼・ハンニバル・レクターに示唆を受けることにした。また、その任務は訓練生・クラリスが選ばれた。そしてクラリスは獄中にいるレクターに接触したが...

本作の見所は、何と言ってもクラリスとレクターの会話のやりとりである。この二人が揃ってアカデミー主演賞を獲得したのも当然である。で、その部分があまりにも素晴らしいので、ヒントを貰ったことで真犯人に接近する所からの展開が軽く感じてしまう。(ここも見せ場のはずなんですけど...)

それと同時に、このようなサスペンス作品では忘れられないのが音楽である。(サスペンス作品は音楽の出来が他のジャンルの作品よりも大きく、作品全体の印象を左右します。)傑作サスペンスには必ず名曲があります。(が、名曲があっても傑作サスペンスには必ずしもなりません。)ということで、本作はサントラ盤の方もしっかりと味わいたい作品である。

そのサントラ盤の収録曲は以下の全13曲である。『Main Title』『Asylum』『Clarice』『Return To The Asylum』『Abduction』『Quid Pro Quo』『Lecter In Memphis』『Lambs Screaming』『Lecter Escapes』『Belvedere, Ohio』『Moth』『Cellar』『Finale』。

1曲目の『Main Title』から、もう雰囲気が良くなり、緊張感が走る。また、映画のラストで流れる『Finale』も余韻をたっぷりと残してくれている。このサントラ盤をBGMにしてお風呂にでも入ったら、何かとんでもないことが起こりそうな気持ちにさせてくれる。ということで、映画とセットで楽しみましょう!

 

The Silence of the Lambs

  • アーティスト: Autopsia
  • 出版社/メーカー: Hypnobeat
  • 発売日: 1992/03/01
  • メディア: CD

↓映画DVD

羊たちの沈黙 (特別編)

羊たちの沈黙 (特別編)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2007/01/26
  • メディア: DVD

羊たちの沈黙 アルティメット・エディション

羊たちの沈黙 アルティメット・エディション

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2004/11/05
  • メディア: DVD

羊たちの沈黙 コレクターズ・エディション

羊たちの沈黙 コレクターズ・エディション

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテイメント
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: DVD

羊たちの沈黙 アルティメット・コレクション

羊たちの沈黙 アルティメット・コレクション

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2006/06/21
  • メディア: DVD

羊たちの沈黙 (Blu-ray Disc)

羊たちの沈黙 (Blu-ray Disc)

  • 出版社/メーカー: FOXDP
  • 発売日: 2007/04/20
  • メディア: DVD


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今週の収穫「おお振り/怪物王女」+ヒーローさん [特撮]

とりあえず大きな山を越えたので、これという大きな収穫物もないので書く必要もないのだが、このままだとカテゴリー「特撮」が休眠状態になってしまうので、今週のBS-i「おお振り/怪物王女」での収穫と、この一週間で見たヒーロー作品をまとめて記すことにした。(この括り、案外悪くないかも...)尚、「おお振り/怪物王女」は、間に入るCMが目的なので、本編の方は飛ばしていて、まともに見ていないので、記すことはありません。

まずは、今週の収穫から。
今回の「おお振り」は完全に無収穫でした。いつもの「AIR」と「Kanon」「おお振り」のDVD宣伝、「新機動戦記ガンダムW」の宣伝など、レギュラーで流れるものばかりで、目的としているものは全くありませんでした。続く「怪物王女」では、A/Bパート間に、今度の日曜放送の「銭形雷」(1st.18話)の27秒バージョンの予告(佐藤二朗さんの存在感と雷ちゃんの「岡野さん、死んじゃいや!!」に尽きます。)があり、次回予告終了後には土曜日放送の「銭形海」(6話)の27秒バージョン予告がありました。→こちらも完全に、いつものお決まりのものばかりでした。まあ、「美絵素四姉妹」のキャンペーンも終了したから、こういう平凡な形に戻るということは予想通りでしたけど...(「ケータイ刑事THE MOVIE」の宣伝スポットは流れませんでした。→BS-iのヘビーな視聴者には宣伝の必要は無いでしょうけど...)

続いて、ヒーロー作品の方へ行きます。尚、番組タイトルの後の[ ]内は、視聴時のHDDレコーダーの再生状態です。また、この記事を書いている時のBGMは「恋する日曜日・3rd.26話」の本編でした。(21曲のアニメ主題歌メドレーです。詳しくは、ここをクリックして下さい。)

快傑ハリマオ#16(第2部#3)[通常再生]
[注意:この作品は1960/4~1961/6に放送された作品である。現在、KBS京都が木曜日の夕方に放送してくれている。6話以降は白黒作品であり、白黒のまま放送している。]

第2部も3話となって、ようやく敵の企みが明らかになってきた。(物語の時代設定と、制作当時の時代を考えたら、現在では差別用語として放送できないような言葉も出てくる(冒頭にちゃんと「お断り」という形でテロップがあります)だけに、慎重にならざるを得ないのがちょっと辛い所でもある。)村人たちに祭だと言って持ち込んで振る舞った酒に眠り薬が入っていて、村人たちを捕らえ、山奥で強制労働させようという魂胆までは今回明かされたが、それが何かは次回へ、と引っ張る所はちゃんと引っ張っていました。

今回の物語で面白かったのは、「タドン小僧の歌」が出てきたことでした。敵を尾行したものの、見抜かれて捕まり、木に縛られた状態でありながらも、コミカルソングを歌う余裕があるのは大した度胸ですね。

何かあると感じて山奥を調べるハリマオが、強制労働所から逃げてきた人(水深が殆ど無い川に吊り橋の上から飛び込んで逃げたものの、普通に考えたらそこで死んでいると思うのですけど...)と川辺で出会いと、悪事の場所話知るというのは、ヒーロー作品の王道を行く展開であるが、やっぱり'60's作品ですね。

ところで、これは最初から感じていることであるが、黒く大きなサングラスをしているハリマオであるが、サングラスのために目の表情が全く見えないのは良いとしても、演じている勝木敏之さんの口元が緩んでいて、シリアスな場面でも、敵を倒した時も、敵の罠に落ちてピンチの時も、いつもにやついているように見えるのですけど... また、部分的には、映像の口と台詞がずれていて、時にはしゃべっていないのに台詞が聞こえてきたり、しゃべり終えて口を閉じたのに台詞が聞こえるというのが必ずあるのだが、どういうことなんでしょうかねぇ?(という具合で、ツッコミ所満載であって、とにかく笑わせてくれます。→制作当時は「連続活劇」ということでハラハラドキドキする物語だったのでしょうけど...)

尚、来週8/16はお休みということなので、それがちょっと残念です。(が、次も楽しみです。)

ゲキレンジャー#23[早見再生(これで十分)]
あれ(ランのコスプレ)の何処が「スケバン」なんだ?普段から修行の方も、その存在も中途半端にしか描かれていないので、やはり思った通りで中途半端な描き方でした。とても「スケバン」と言える代物ではなく、単に一人でぐれているだけにしか見えない半端者でした。(そもそも伊藤かずえの前では、あの程度では「スケバン」ではなく、使い走りの雑魚と何ら変わらない。)そんな半端者を恐れる赤青の二人も「雑魚」とアピールしていただけで、ご都合主義で最終的には勝ってしまうのだから、全く共感出来ないということに拍車を掛けただけでした。

そんな中、「不良少女とよばれて」だけでなく「ポニーテールは振り向かない」のネタを出したのは大正解でしたね。いつものことながら、番組タイトルに誤りがある本作であるが、今回は「理央ちゃんメレちゃん」ではなく「夜露死苦美希様」でしたね。

姿を現した新メンバー候補(今回はこれを付けておかないと仕方ないでしょう。)だが、今回の物語で感じたのは、猫の考えははっきり言って間違っているということがはっきりした。新メンバーは美希(伊藤かずえ)とするべきでしょう。(いや、美希だったら赤青黄の雑魚なんか不要で、単独の変身ヒロインとして一枚看板で通用するか...)

電王#27[早見再生(これでも時間がもったいない)]
映画の宣伝のためのオバカ祭。あまりにもオバカをやり過ぎていて、最初の数分で完全に白けてしまって、あとは時間の無駄でした。また、相変わらず暴力だけのハナ。(ターゲットとする視聴者の世代を全く考えていないバカ脚本&バカ・プロデューサー、そして口を挟まないバカ役者ということで、このキャラは完全に存在価値なし。)

こんなオバカで映画の宣伝をしたら「映画もバカ祭で駄作ですよ」と宣伝しているとしか受け取れない。そもそも、こんなオバカ連中しかいないのなら、電車ジャックされても当然だとしか思わず、お前らの方に問題があるんだし、諦めて帰れ!とだけ言っておく。

ところで、最近ふと思ったのだが、「カブト」の井上敏樹米村正二脚本、「電王」の小林靖子米村正二脚本は、実は「プロデューサーの能力を確かめるために、あまりにも酷い脚本をわざと書いているのではないか?」ということ。実際、この3人はアニメ「デス・ノート」ではしっかりと組み立てられた緻密な脚本を書いていた。(とても「カブト/電王」の脚本と同一人物とは思えない。)まずは御大が「息抜きできる場所はないか?」ということでテストをした(これは「響鬼」の時に)。御大の採点は、プロデューサーはそれに全く気づかなかったということで、米村&小林に「あの枠は息抜きの場だよ」と伝え、「カブト」で米村もテストをし、同じ結論を得た。続いて「電王」で小林も同じことをして同じ結論を得た。で、今では完全に息抜きの場にしているということでしょう。何せ、脚本の勉強を少しでも行っていたら、こんなにも破綻した脚本は書けないですよ。

ということで、「ライダー」を面白い作品にするには、プロデューサーの完全交代井上、米村、小林の完全追放スポンサーをB社からT社に変えるの3点セットと、しばらくの休止期間を設けること。これしかないでしょうね。(御大脚本の「仮面ライダー THE NEXT」はなかなか良さそうな物語のようなので、これもこの枠を息抜きの場にしている証拠である。)

 

 ↓特に印象強いものを...

あらいぐまラスカル 20th

あらいぐまラスカル 20th

  • アーティスト: TVサントラ
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1997/06/21
  • メディア: CD

ベルサイユのばら「薔薇は美しく散る」

ベルサイユのばら「薔薇は美しく散る」

  • アーティスト: TVサントラ, 鈴木宏子, 山上路夫, 田島令子, 志垣太郎, 馬飼野康二, ブロウニー, アリス・ソクラス, 片桐和子, 上田みゆき
  • 出版社/メーカー: キティMME
  • 発売日: 1994/09/24
  • メディア: CD
交響組曲 「宇宙戦艦ヤマト」 Symphony

交響組曲 「宇宙戦艦ヤマト」 Symphony

  • アーティスト: シンフォニック・オーケストラ・ヤマト, 宮川泰
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1995/01/01
  • メディア: CD
↓「おお振り/怪物王女」でいつも出てくるCMはこれ
AIR Box 初回限定生産 (Blu-ray Disc)

AIR Box 初回限定生産 (Blu-ray Disc)

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2006/12/22
  • メディア: DVD
Kanon 1

Kanon 1

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2007/01/01
  • メディア: DVD
 
↓まもなくこの宣伝も流れるでしょう
ケータイ刑事 THE MOVIE2 石川五右衛門一族の陰謀〜決闘!ゴルゴダの森 スタンダード・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE2 石川五右衛門一族の陰謀〜決闘!ゴルゴダの森 スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: Tokyo Soft Inc.(SB)(D)
  • 発売日: 2007/08/24
  • メディア: DVD

↓ハリマオの第2部はこれ
怪傑ハリマオ DVD-BOX 第二部 ソロ河の逆襲篇

怪傑ハリマオ DVD-BOX 第二部 ソロ河の逆襲篇

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2002/04/25
  • メディア: DVD
↓やっぱりこれを
大映テレビ ドラマシリーズ 不良少女と呼ばれて 前編

大映テレビ ドラマシリーズ 不良少女と呼ばれて 前編

  • 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
  • 発売日: 2004/12/15
  • メディア: DVD
大映テレビ ドラマシリーズ 不良少女と呼ばれて 後編

大映テレビ ドラマシリーズ 不良少女と呼ばれて 後編

  • 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
  • 発売日: 2004/12/15
  • メディア: DVD
大映テレビ ドラマシリーズ ポニーテールは振り向かない 前編

大映テレビ ドラマシリーズ ポニーテールは振り向かない 前編

  • 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
  • 発売日: 2005/02/02
  • メディア: DVD
大映テレビ ドラマシリーズ ポニーテールは振り向かない 後編

大映テレビ ドラマシリーズ ポニーテールは振り向かない 後編

  • 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
  • 発売日: 2005/02/02
  • メディア: DVD
↓次の美希はこのネタ?
泣き虫先生の7年戦争 スクール・ウォーズ(1)

泣き虫先生の7年戦争 スクール・ウォーズ(1)

  • 出版社/メーカー: キング
  • 発売日: 2001/02/07
  • メディア: DVD
大映テレビ ドラマシリーズ 花嫁衣装は誰が着る DVD-BOX 前編

大映テレビ ドラマシリーズ 花嫁衣装は誰が着る DVD-BOX 前編

  • 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
  • 発売日: 2004/11/17
  • メディア: DVD
大映テレビ ドラマシリーズ 乳姉妹 前編

大映テレビ ドラマシリーズ 乳姉妹 前編

  • 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
  • 発売日: 2005/01/01
  • メディア: DVD
↓これの脚本はしっかりしている3人
DEATH NOTE 1

DEATH NOTE 1

  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2006/12/21
  • メディア: DVD
DEATH NOTE Vol.8

DEATH NOTE Vol.8

  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2007/07/25
  • メディア: DVD

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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その11) [ケータイ刑事]

いつまで続くのか分からないこの連載だが、何だかんだで続けていきます。今回は前々回に後回しにした「同じ部署の同僚」についてです。しかし、これに関しては「007」と「ケータイ刑事」ではあまりにも作品上での扱いが違い過ぎていて、比較するのが難しい所である。

「007」は007:JAMES BONDが主人公であり、とにかくその彼が活躍する物語なので、同じ部署の他の人員というのは基本的に殆ど登場していない。時には名前だけの登場という場合まであって、活躍したというなんて到底言うことは出来ない。また、例え登場したとしても本当にちょい役であり、「任務に失敗した」とか会議に同席していた、ということで出てくる程度である。(「ゴールデンアイ」では元同僚が敵の親玉ということで、全く別ですが...)よって、形の上で同じ部署に所属する同僚がいる、ということになる。

一方、「ケータイ刑事」は、銭形が主人公であり、彼女が活躍する物語という所は「007」と同じであるが、こちらはバディものということで、相棒の刑事がいて、彼は同じ部署(捜査一課)に所属していて、銭形とコンビを組んで行動している。(「007」でもボンドガールと行動を共にする事があるが、ボンドガールはMI-6の人間ではないので、同じ部署の同僚とは言うことが出来ない。)但し、頓珍漢な推理を披露して捜査を混乱させることが多く、足を引っ張る存在でもある。(時には銭形のピンチを救う大活躍もある。)

作品の中でのポジションも全く違っていて、活躍度も天と地の差がある「同じ部署の同僚」であるが、これがまた意外な類似点があるのである。尚、これは狙ったら出来ることであるのだが、あまりにも扱いが違うので、これを「狙った」と言ったら、あまりにも細部に拘りすぎという事になり、狙ったとは到底考えられない。(たまたまと言うのが妥当でしょうし、だからこそ「驚くべき類似点」と言うのである。→両作品とも、人類が残した偉大な文化遺産というハイ・レベルのものだから、深く考えなくても似てしまうのでしょう...)では、もう少し両者について述べることにして、それから類似点を記すことにする。

007:登場した同僚は003、005、006、008、009などがいる。(石ノ森章太郎先生の「サイボーグ009」ではありません。)設定上はみんなが007・ボンドと同じ能力を有していることになっているが、シリーズの中では特にこれという活躍はしていない。「オクトパシー」で009が任務遂行中に命からがらベルリン大使館に駆け込み、そこで絶命した、「リビング・デイライツ」でも複数の同僚がジブラルタルの訓練中に潜り込んだ敵国スパイによって死亡する、というように、事件発端でのやられ役というイメージが強い。尚、「ゴールデンアイ」では006が任務中に殉職したと思われていたが、実は生きていて、ボンドの前に立ちはだかる敵の親玉になって姿を現している。

ケータイ刑事:登場した同僚の刑事は、巡査部長の五代さん、巡査の高村さん、警部補の岡野さんがいる。(「M2」の巡査・松山さんは、トミーの元相棒ということで呼ばれたが、警視庁捜査一課と確認できていないので、「同じ部署の同僚」からは外している。)基本的に、銭形と行動を共にして一緒に事件の捜査に当たり、頓珍漢な迷推理を披露して捜査を混乱させる。(が、その頓珍漢な推理も、何故か銭形が謎を解くヒントに繋がる事が多く、あながち「頓珍漢」とも言えない。→「偶然/運を味方に付けた」と柴田太郎さん。)が、銭形が危機に陥った場合は身体を張って銭形を守る頼もしい存在に早変わりする。(「命の恩人です」と銭形から言われている。)このことから、刑事としての基本的な能力は決して低いとは言えない。(やる時はやります。)それぞれが個性的なキャラの持ち主であるが、「007」の同じ部署の同僚と比較する上では述べても意味がない(「007」の方はそれぞれのキャラが殆ど描かれていないですから...)ので、それらはここでは省略する。

類似点というのは、推測も入るが、並みの人間ではなく、やはりエキスパートだということである。しかも、単なる専門家ではなく、その道では「凄腕の」と言われるべき能力を有している。(「00」要員には誰でも成れるものではなく、様々な分野において高い能力を有していないと成れません。また、普段はバカをやっているようなケータイ刑事の同僚刑事も、いざという時はちゃんとやってくれるので、単なるお調子者ではない。「必殺仕事人」の中村主水が『昼行灯』と呼ばれていてダメ役人だと受け取られるような振る舞いをしているが、主水もここぞと言う時はしっかりとやってくれるが、それと同じである。→実は、中村主水とJAMES BONDの間にも意外な共通点、類似点があるのだが、銭形の相棒たちはその中村主水と共通する所(類似点)があります。(機会があればその時に記します。))とまあ、かなりの推測が入っているものの、決してその部署の中の落ちこぼれ人間ではありません。00要員たちも、たまたまミスったことが命取りに繋がってしまっただけのこと。銭形の相棒も、単なる落ちこぼれの無能力者だったら、警視総監のおじいちゃまも相棒として組ませるようなことはしないでしょう。(ということで、設定上のことになるが、類似点、共通点はこういうことで...)

相違点については、「007」側があまりにも情報が少ないので、書きようがないのだが、強いて言えば、(全てではないですが)「00要員」はミスをしたことが命取りになり、それが元で死亡したが、銭形の相棒はミスをしても命取りにはなっておらず、殉職していない、というところでしょうか。

ところで、今回の「同じ部署の同僚」については一旦先送りにしていたが、それは「007」の方を色々と記していたら、あまりにも些細なことを大きく取り上げることになったためである。結局、人それぞれだろうという考えを入れたら、個性の範囲内だろうと考えることにして、細かいことを全てカットしました。

次回は「他の組織の協力者」の予定です。が、これは「007」の方があまりにも多数いるということで、これもまた収拾が付かない状態になっているので、別のネタに差し替える可能性もあります。

 

 

ジェームズボンド007シークレットファイル

ジェームズボンド007シークレットファイル

  • 作者: アラステア ダゴール, ロジャー スチュワート
  • 出版社/メーカー: 東邦出版
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 大型本
ジェームズ・ボンドへの招待

ジェームズ・ボンドへの招待

  • 作者: ジェームズ チャップマン, 中山 義久
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2000/02
  • メディア: 単行本

 

ケータイ刑事マニアルBOOK

ケータイ刑事マニアルBOOK

  • 作者: テレビライフ編集部, 宮崎 あおい, 堀北 真希, 黒川 芽以, 夏帆
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 銭形姉妹への挑戦状 オフィシャルガイドブック

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 銭形姉妹への挑戦状 オフィシャルガイドブック

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2006/01
  • メディア: 単行本

ケータイ刑事THE MOVIE2石川五右衛門一族の陰謀~決闘―+TVシリーズ雷★零

ケータイ刑事THE MOVIE2石川五右衛門一族の陰謀~決闘―+TVシリーズ雷★零

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2007/02
  • メディア: 単行本


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