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BUTCH CASSIDY AND THE SUNDANCE KID(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は、1969年の映画「明日に向って撃て!」である。この作品は、アメリカン・ニュー・シネマの代表的な作品として、来るべき'70'sという時代に向けて生まれた傑作であるのは誰もが知っていることでしょう。ということなので、多くは説明しません。

とりあえず作品データを記すと、時間は112分、ポール・モナシュが製作総指揮を担い、製作はジョン・フォアマン、監督はジョージ・ロイ・ヒル、脚本はウィリアム・ゴールドマン、撮影はコンラッド・L・ホール、音楽はバート・バカラックである。そして出演は、ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、キャサリン・ロス、ストローザー・マーティン、クロリス・リーチマン、チャールズ・ディアコップ、ジェフ・コーリイ、サム・エリオット、ヘンリー・ジョーンズ、たちである。尚、本作はアカデミー賞で、オリジナル脚本賞、撮影賞、作曲賞、主題歌賞を獲得している。

物語は、19世紀の西部にその名を轟かせた2人組のゴア問う、ブッチとサンダンスの逃避行を画板二人の青春ドラマである。列車強盗を計画し、それが成功した二人。しかし追跡隊に追われることになり、二人はサンダンスの恋人を連れて南米・ボリビアに旅立ったが...

'60'sという時代に幕が下りようとしていた時期に製作され、公開されると同時に高く評価されて、760'sのアメリカン・ニューシネマを代表する作品に数えられることになったが、本作は映画だけではなくて、音楽の方も素晴らしい。ということで、サントラ盤の方も一緒に聴いてもらいたい所である。

で、サントラ盤に収録されているのは以下の全9曲である。『Sundance Kid』『Raindrops Keep Fallin' On My Head』『No Goin' Home Anymore』『South American Getaway』『Raindrops Keep Fallin' On My Head[Instrumental]』『On A Bicycle Built For Joy』『Come Touch The Sun』『Old Fun City』『Not Goin' Home Anymore』。

この中からは、何と言っても主題曲であるB. J. THOMASが歌う『Raindrops Keep Fallin' On My Head』(邦題:雨にぬれても)である。この曲は、大ヒットを記録してBillboardのシングル・チャートで4週間にわたって1位の座を獲得し、1970年のBillboard年間シングル・チャートでは堂々の4位を獲得した歴史に乗る名曲である。また、現在でも色んな所で耳にすることがあり、すっかりスタンダード・ナンバーになった曲でもある。また、この曲はインスト・バージョンもしっかりと収録されているという所が嬉しい所である。

それ以外の曲は、バート・バカラックのセンスが活きた曲が集まっていて、心を洗われるような綺麗な曲から、大地の力強さを感じるスケールの大きな曲まで、たっぷりと堪能させてくれる。

ところで、本作の邦題であるが「明日に向って撃て!」であって日本語の標準的な使い方である「向かって」というように「か」を入れるのは誤りである。

 

Butch Cassidy And The Sundance Kid (1969 Film)

Butch Cassidy And The Sundance Kid (1969 Film)

  • アーティスト: Burt Bacharach
  • 出版社/メーカー: Spectrum
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD
明日に向って撃て! (特別編)

明日に向って撃て! (特別編)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2007/01/26
  • メディア: DVD


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「THE OMEN」(2006) [映画(洋画)]

WOWOWが「一挙放送」と銘打って、旧作シリーズとリメイク版の放送をまとめて行ったが、リメイク版の本作は4作から二日半ちょっとをおいての放送でした。ということで、ここで2006年製作のリメイク版を取り上げる。(「2006年6月6日」公開ということで、確かに「666」の日に封切りとなって話題になった作品でした。(が、そのためだけに製作された作品ということも否定できません)→「一挙放送」というのであれば、6月6日に行うべきであり、スタート時間を朝の6時にすれば、こちらの方が「666」の並びにより近づくので、もっと良かったと思うのですけど...)

作品データを記しておくと、1976年に制作された第1作のリメイク作であり、製作はジョン・ムーアとグレン・ウィリアムソン、製作総指揮はジェフリー・ストット、監督はジョン・ムーア、脚本はデヴィッド・セルツァー、撮影はジョナサン・セラ、音楽はマルコ・ベルトラミ、出演は、リーヴ・シュレイバー、ジュリア・スタイルズ、ミア・ファロー、デヴィッド・シューリス、ピート・ポスルスウェイト、マイケル・ガンボン、シーマス・デイヴィー・フィッツパトリック、たちである。

本作はやっぱり良くも悪くも「リメイク作」である。悪評の多い「リメイク作」であるが、その典型的なパターンが出ていていました。ストーリーも、新解釈も無いし、違った側面からも描いておらず、オリジナル版の怖さも出ていない。本当に「2006年6月6日」という日のために作られた作品である。

良い点というのは、オリジナルから30年ということで、技術の進歩があって、CGで色々と表現できるようになったことで、リアルな描写が出来ることと、映像が綺麗になっていること。首が飛ぶシーンはやはり技術の進歩があったからこそのものでした。そして、もう一つは、オリジナル版のテーマ曲を使っていて、その曲が改めて名曲だということが分かったことぐらいである。

まあ、「2006年6月6日」という日のお祭りと考えれば、一応は意味はあるが、それ以外には特に何もない作品である。

まあ、こういう作品があっても悪くは無いが、これだったらば1976年のオリジナル版をデジタル処理をして、CGによる描写を追加し、同時にノイズ処理を行った作品を2006年6月6日に公開した方が良かったでしょうね。(権利関係で色々とあるとはいうものの...)笑うということはないが、怖さがない「オーメン」は「肉の無い肉じゃが」「炭酸の無いコーラ」「チーズの無いピザ」と同じです。

 

オーメン666

オーメン666

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2007/04/18
  • メディア: DVD

オーメン666 (Blu-ray Disc)

オーメン666 (Blu-ray Disc)

  • 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
  • 発売日: 2006/11/10
  • メディア: DVD

↓5作セットはこちら

オーメン コンプリート・コレクション

オーメン コンプリート・コレクション

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/03
  • メディア: DVD

↓一応これも

オリジナル・サウンドトラック「オーメン」

オリジナル・サウンドトラック「オーメン」

  • アーティスト: マルコ・ベルトラミ
  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2006/07/12
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形愛26話[Final] [ケータイ刑事]

3月の終わりから「銭形愛」を書き始めて5ヶ月で遂に最終回を迎えることになりました。(最初の頃は週に2本記していましたから... これによって「」「」「」「」「」と放送された「」の全ては揃うことになりました。→めでたしめでたし。でも「」「」は「[改訂版]」化させるかも...)

最終回の物語は第26話「さらば相棒 ~五代刑事殺人事件」である。愛ちゃんと五代さんの別れの物語であるが、ラストは「別れ」になっていない...

尚、今回は主題歌が物語の最後に流れるということで、いつもと違います。OPは「銭形愛、17歳。…」というナレーションのみ。(こういう形のフォーマットは長いシリーズでもこの物語のみである。(他にOP主題歌がなかった「・2nd.15話」は『泪流して歩こうよ』がラストを飾りましたし、「・2nd.13話」は舞台上で主題歌の合唱でした。)→「」と「」は「銭形○、17歳。…」というナレーションが最初に入り、それから主題歌ということなので、こういうことはやりやすいですよる。(ちなみに「」「」「」「」は主題歌の途中でナレーションが入ります。))それでは本編に行きます。

ある会社の重役室。タバコに火を付けた男は「その男を殺してくれないか。手段は選ばぬ」と殺人を依頼する。もう一人の男は「分かりました。お任せ下さい」と言って、殺人依頼を受けた。で、その男が手にしている写真に写っていたのは五代さんだった。

その頃、五代さんは警視庁の前で待ち合わせをしていた。そこに「五代さ~ん」と言って現れた愛ちゃん。愛ちゃんの姿を目にした五代さんは「よおっ」、愛ちゃんは「何ですか?用事って?て言うか、何でネクタイしてるんですか?」と返す。すると五代さんは「転勤辞令が出た」と伝えた。これに「転勤?何処に?」と尋ねる愛ちゃん。「神無島(かんなじま)署だ」と答える五代さんに「神無島署って、小笠原列島の?」愛ちゃん。ということで、五代さんは麻薬取引の最前線である神無島署に、水際で麻薬組織を壊滅できるのは、警視庁広しといえども自分しかいない、ということで選ばれたと思っていた。愛ちゃんは「それって、どう考えても左遷じゃないですか」とずばり口にする。が、全く気にしない五代さんは、愛ちゃんもそろそろ独り立ちする時期だ、と言ってコンビ解消を口にすると同時に、「後で飯でも食おう」と愛ちゃんを誘った。が、愛ちゃんは「初めてですね、五代さんが奢ってくれるのは...」五代さんは「今日は最後の晩餐だ。ドーンとご馳走しようじゃないか」と言うと愛ちゃんと別れて街中に消えていった。それを見送る愛ちゃんは「五代さんが転勤か...」と呟いていた。→最終回の五代さんは、「」「」「」でも同じように奢ることになるが、ちゃんからは時々奢るようになり、ちゃんにはねだられるようになっていましたね。

殺人を依頼された男は、写真で五代さんということを確かめると、密かに後を追った。狙われていることも知らずに五代さんは「女子高生と行ける店ね...」と呟きながら歩いていた。(「あいつのことだから、どうせもんじゃ焼きぐらいなもんじゃん」と続けた。)そんな五代さんはトンネルの中で倒れている人影を発見。近寄って「大丈夫ですか?」と声を掛ける。が、倒れていた人影は突然ナイフを五代さんに突きつけた。そして五代さんの背後から別の男が襲い、薬を嗅がせて五代さんを気絶させた。

その頃愛ちゃんは公園にいて、PDAを使って神無島を調べていた。(神無島は母島の南にある向島、姉島、妹島の更に南西にありました。)で「神無島、遠いなぁ~、五代さん、こんな所に行っちゃうんだ...」とぼやいていた。そこに「警視庁から入電中」と、携帯に事件を知らせる入電が入った。で、PDAを締まって携帯を広げる愛ちゃん。

誘拐事件発生。被害者は港区南麻布の会社社長山上真司(やまがみ・しんじ→山下さんの名前をいじったものですね...)さん43歳。直ちに現場に急行せよ。ということで愛ちゃんは現場に向かった。(ここで今回のサブタイトルが出ました。)

五代さんは捕らえられ、廃工場に監禁されていた。犯人の弟分は、早く始末してしまおう、と言うが、兄貴分は「慌てんなよ。全ては金が手に入ってからだ」と言ってタバコをふかしていた。その隙を付いて五代さんはポケットから携帯を取り出していた。

その頃愛ちゃんは誘拐事件があった山上宅にいた。電話には逆探知の装置が取り付けられて、犯人からの要求電話に対応する準備は出来ていた。そんな中、愛ちゃんは山上真司の家族写真を見て、山上の顔を知った。「五代さん、似てるよね」と柴田さんが言うと愛ちゃんは「そっくり」と言って頷いていた。が、その時、柴田さんはいつもの鑑識のユニフォーム姿ではなくてスーツ姿だった。その理由を尋ねたら「本日付で捜査一課に転属。と言う訳で、今日から相棒は僕。よろしくね」という柴田さん。これに「そうなんだ...」と寂しげな愛ちゃんだった。

身代金の要求がどうなっているのかを柴田さんに尋ねた愛ちゃん。で、柴田さんの答えは、9:15に最初の電話があり、男の声で応対に出た奥さん(ナミ)に1億円を要求し、同時に警察に通報すれば夫の命はない、と脅しを掛けていた。が、柴田さんは「けど少し、不可解なことがあってね...」と言って愛ちゃんを居間から外に連れ出し、9:30に山上社長と電話で話した人がいる、と告げた。また、その時、愛ちゃんの携帯にメールが届いた。それは五代さんからのメールで、文面は「めふめ」とあった。で「何、これ?」と訳が分からない愛ちゃんは五代さんに電話を掛けた。しかし五代さんの携帯電話は犯人が手にしていて、五代さんに連絡はつかなかった。で、愛ちゃんは「切られちゃった...何だろう、五代さん」と呟いて、連絡することを諦めた。

その頃、会社の明智専務が「1億の用意が出来ました」と言って、お金を入れたスーツケースを持って現れた。そんな所に、家の電話が鳴った。奥さんが出ようとすると「私が出ます。逆探知のこともありますので」と愛ちゃんが言う。で「娘さんの名前は?」と尋ね、「七海(ななみ)です。」という奥さんの答えを聞いてから電話に出た。「もしもし」と愛ちゃん。すると「あんた、誰だい?」と問う声。「の七海です」と答える愛ちゃん。(ということで、山上の娘になりすました。)「パパは?パパは無事なんですか?声を聴かせてください」と言う愛ちゃん。が犯人は声を聴かせることはさせず、金の受け渡し場所として公園通りにある喫茶店ブラジリアを指定し、12時に一人で来い、と要求を告げると電話を切った。(残念ながら逆探知はできず。)で、ナミは倒れそうになり、明智専務が何とか支えた。

時計の針は11:30になろうとしていた。時計を見た愛ちゃんは「12時...」と呟くと立ち上がった。するとナミが「私も一緒に」と言う。これに愛ちゃんは「いいえ、私一人で来るようにという指示ですから。警察を信用してください。決して見破られるような張り込みはしません」と言うと、身代金が入ってスーツケースに手を伸ばした。が、明智専務の手が、スーツケースを握った愛ちゃんの手を握りしめた。「私も近所まで同行します。会社のお金ですから」と言い、愛ちゃんの手からスーツケースを奪い、出ていった。

珈琲の店・ブラジリア。明智専務が運転する車がやってきた。助手席に乗っていた愛ちゃんが「ありがとうございました」と言うと「よろしく御願いします」と明智専務。で、愛ちゃんは車から降りるとスーツケースを持ってお店に入っていった。店に入ると客室を見る愛ちゃん。何人かの私服刑事が客になりすまして配置していた。(その中に柴田さんの姿もありました。)愛ちゃんは窓際の席に座る。その様子を双眼鏡で観察している犯人は「あれが娘か」と呟いて愛ちゃんの顔を頭に入れた。が、直ぐに柴田さん(耳にイヤホンを入れ直していた)や他の刑事たちがいることに気がつき、「ふざけやがって!」と逆上すると、車を急発進させた。

警察が動いているという連絡を受けた廃工場に残っていた弟分はナイフを持って五代さんに告げた。「警察にちくったらしいぞ、お前の娘」と言ってナイフを振り上げた。

喫茶・ブラジリアでじっと待っている愛ちゃん。時計を見ると12時1分前だった。でも愛ちゃんは「でも、どうして誘拐された後に山上さんと話した人がいるんだろう?」と呟き、「それに...」と言って五代さんからのメール「めふめ」のことを考えていた。で、「めふめ」と入力しようとする愛ちゃん。が、入力も度は英字モードになっていて「め」と入力したつもりだったが「S」と表示された。これに閃いた愛ちゃんは、そのまま英字モードで「めふめ」と入力した。すると「SOS」と表示された。これに「まさか...」と気づき、山上の写真と五代さんの顔から「五代さんが間違って誘拐された...」と気づいた。

そうしていると、喫茶店内の電話が鳴った。店員がその電話に出る。で「お客様の中に山上様はいらっしゃいますか?」と尋ねる。これに「私です」と愛ちゃんが立ち上がると、その電話に出た。「中止?お金なら用意してあります。パパを帰してください」と言う愛ちゃん。そして「アクトスクエア地下駐車場?そこにパパがいるんですね?」という愛ちゃんの声に、喫茶店の中にいた警察の人間(柴田さんも含む)は駆け出していった。愛ちゃんは「もしもし...」と更に話をしようとするが、電話は既に切れていた。

アクトスクエア地下駐車場にやってきた愛ちゃん。柴田さんたちが既に集まっていて、愛ちゃんの姿を見ると柴田さんが愛ちゃんの前に立ち塞がって「愛ちゃん、ダメだ。見てはいけない。君は見ない方が良い」と言って愛ちゃんに現場を見せないように制する。が、その手を振り解いて愛ちゃんは被害者の姿を目にした。そこには心臓にナイフが突き刺さった五代さんが横たわっていた。それを見た愛ちゃんは呆然となり「嘘...」と漏らし、「五代さん、五代さん...五代さん、起きてよ...」と五代さんの体を揺すって泣き崩れた...(ここでAパート終了。経過時間は12分弱でした。Bパートは14分弱となりますが、この中には主題歌の1分半が含まれるので、ドラマ部分は約12分半です。また、アイキャッチの色は白でした。)

警視庁の屋上に一人いる愛ちゃんは五代さんとの思い出に浸っていた。そこに「愛ちゃん」と言って柴田さんがやってきた。柴田さんは首を横に振った。それを見て「そうですか」と愛ちゃんは哀しい現実を受け入れようとした。が、「そうじゃなくて」と柴田さんが語った。で「えっ?」と愛ちゃん。

その頃、廃工場にいる誘拐犯人たちは苛立っていた。で、金を手に入れる方法を考えなければ、ということだった。そんな所にテレビのニュースが流れてくる。新宿の地下・アクトスクエア地下駐車場で男性が刃物で刺されて死んでいるのが発見された、というニュースで、「男性は警視庁捜査一課五代潤巡査部長、43歳で...」と伝えていた。弟分は「マヌケな刑事もいるもんだ」と言っていたが、縛られた五代さんもそのニュースを聞いていた。また、山上家の居間でも、テレビでそのニュースが流れていて、明智専務がそのニュースを耳にする様子を愛ちゃんはしっかりと観察していた。

柴田さんは愛ちゃんに尋ねる。「どうしてあんなニュースを?検死であの死体は山上さんと判明したのに...」すると愛ちゃんは「五代さんはきっと山上さんと間違えられて誘拐されたんですよ。じゃなかったら、誘拐の電話があった後に山上さんと話した人がいるなんて、不自然じゃないですか」と説明する。「確かに」とその説明に納得する柴田さん。愛ちゃんは、誘拐犯が自分たち誘拐したのが山上さんではなく五代さんだったら、ということで、五代さんの命を守るため、そしてもう一つ理由がある、と語る。

そうしているとナミが「明智さん、どちらへ」と尋ねる声がした。これに明智専務は「ちょっと...」と言うと出ていった。で、明智専務が出ていくのを目にした愛ちゃんは微笑みを浮かべると「謎は解けたよ、ワトソンくん

山上は外で男と会っていた。そして「お前。一体誰を殺したと思っているんだ」と暗殺者に尋ねていた。暗殺者は五代さん(実は山上)の写真を見せて「指示通り、この男を」と言うが「お前が殺したのは刑事だ。とんでもない間違いをしてくれたなぁ」と怒っていた。

廃工場では、猿ぐつわを填められた五代さんが声を上げていた。で、兄貴分が「黙らせろ」と命令して弟分が対応しようとする。これに五代さんは猛アピールして、ポケットにある警察手帳を取り出させる。で、警察手帳を見た弟分は慌てて兄貴に告げる。で、兄貴が五代さんの猿ぐつわを外して問う。「お前、山上じゃないのか?」これに五代さんは「その山上という男、そんなに俺と似てるのか?」と問う。兄貴は山上の写真を出して五代さんと比べる。で、誘拐犯は山上と五代さんを間違えて誘拐したということに気づいた。で、顔を見られていると言うことで五代さんを始末しようと兄貴分が言う。が、五代さんは「冷静に話をしよう」と言って、駐車場で見つかったのは山上で、警察も間違った。それならばばれない内に、山上に仕立てて金を受け取った方が利口じゃないか、死体が山上とばれたら殺人犯になる、と言って誘った。(こういう所、居間までの五代さんとは違っていて、なかなか計算深く考えています。)

山上家の電話が鳴った。で、愛ちゃんが出る。「娘さんかい?」と言う越え。これに「はい」と答える愛ちゃん。「言ったはずだぞ。警察に連絡したら山上の命はないって」と言う言う犯人。これに愛ちゃんは「もう警察はいません。私たちだけです。本当です」と言って「パパの声を聴かせてください」と頼む。で、犯人は五代さんを受話器を渡した。「もしもし」と言う五代さん。それを耳にした愛ちゃんは「ごだ...」と漏らすが、慌てて「パパ、生きてるの?パパ、大丈夫?」と言う。これに五代さんは「ああ、大丈夫だよ、心配するな」と返した。その言葉を聞いた愛ちゃんは「良かった」というと、涙を流して喜んで安心していた。で、再度飯に行くことを約束する二人。(愛ちゃんの涙、やっぱり絵になります。が、銭形の涙といえば、こればかりはちゃんの方がやっぱり一枚上手です。(嘘泣き/マジ泣きの両方とも))

犯人は、生きていることを確認させると、改めて金を用意しておけ、と伝えて電話を切った。電話を終えた愛ちゃんの表情がとてもいい表情を見せていて、それを見た柴田さんは「涙は真実を語っている」と口にした。(やっぱり、最終回の物語は「銭形愛」の時から感動的な要素がたっぷりと用意されています。)

そんな愛ちゃんたちに、ナミが「お引き取りいただけませんか」と口を開いた。そして「あなた方にもうお任せできません」と続けた。これに「どうしてですか?」と尋ねる愛ちゃん。「あなた方は一度取引に失敗したじゃないですか。もし、今度も失敗して主人が殺されでもしたら...」と言って自分で夫の命を守る、と宣言した。

夜、廃工場。誘拐犯の元にナミと明智専務がやってきた。身代金の受け渡しが行われ、取引成立、五代さんはナミに「助かったよ、ありがとう」と告げた。これにナミは「本当は助からない方が良かったんだけど...」と言うと、五代さんにを向けた。そして明智専務が誘拐犯に「あんたたちもな」と言うと、明智が雇った殺し屋が現れ、誘拐犯に銃を向けた。これに手を挙げて「どうなっているんだ?」と兄貴が言う。「あなたが死ねば、山上家の財産は全て私のもの。もう飽きちゃったの、あなたの妻でいるの」とナミは言うと、「さようなら」と言って五代さんに向けて銃の引き金を引こうとした。

その時だった。銭形ストラップが飛んでくると、銃を持ったナミの手に巻き付いた。これによって引き金を引いたナミだったが、弾は上に向かって飛んでいき、ナミの手から銃が落ちた。

愛の光で闇を討つ。…」愛ちゃんの口上が始まる。(今回の口上は、「銭形愛」のDVDスポットCMなどで何度も目にしたことがあるお馴染みのものです。)「そこらへんのギャルと一緒にすると火傷するよ!」からストラップを引く。「やっぱりあなたも仲間だったんですね。山上ナミさん」と切り出すと、説明を始める愛ちゃん。

ナミと明智は誘拐事件を巧みに利用して山上を殺害、誘拐犯のせいにしようとした。だからこっそりと喫茶店に電話してアクトスクエアり地下駐車場を指定した。(ナミがボイスチェンジャーを使って電話した。)これによって山上殺しは間違いなく誘拐犯によるものと警察は考える。また、あの時こっそりと喫茶店に電話を掛けることが出来るのは警察関係者を除くとナミしかいない。愛ちゃんの言葉にナミは「私たちが山上を殺した?冗談じゃないわ。山上はここにいるじゃない」と言って惚ける。すると愛ちゃんが「この人、誰だと思います?」と言う。これに「えっ?」とナミ。すると五代さんが「警視庁捜査一課・五代潤。残念ながら、あんたの旦那・山上じゃないんだよ」と名乗る。すると鳩が豆鉄砲を食ったような表情をするナミと明智。愛ちゃんが更に語る。「ニセのニュースを流したのは、あなたたちを罠に填めるため。そしてまんまと罠にはまった」

それを聴いた明智は「ふざけるな」と言うと、殺し屋に合図を送った。殺し屋は銃を愛ちゃんに向けて撃とうとする。が、五代さんが愛ちゃんを守るように間に立つと先に発砲した。殺し屋の手からは銃が落ちる。「いい加減に観念したらどうだ」と五代さん。それにナミと山上も観念するしかなかった。一方、誘拐犯はこの隙に身代金の入ったスーツケースを持って逃げようとするが、柴田さんが銃を構えて立ち塞がり「動くな!」で、万事休す。柴田さん、五代さん、愛ちゃんの間には笑顔が浮かんだ。

「見たか、俺のガンプレイ」と言ってちょっと自慢げな五代さん。これに「はいはい」と言う愛ちゃん。五代さんは縛られて手を愛ちゃんに出して「外せよ」と言うが、愛ちゃんは「嫌ですよ、自分で外してくださいよ」と突き放す。五代さんは「お前、助けてやったじゃないか」と言うが、愛ちゃんは愛ちゃんで「違います。私が助けに来たんです」ということで、域のあった漫才コンビに戻っていた。

事件解決後、夜の川辺を歩いている愛ちゃんと五代さん。まだどっちが助けたのかということを言い合っていた。で「相変わらず強情だね」「大人げないですね」と、どっちも負けていなかった。そんな中、五代さんは「じゃあ、これだけは認めなさいよ。あんた、泣いてたでしょう、電話の向こうで」と言うが「泣いてないです」と愛ちゃん。これに五代さんは「聞こえてたぞ、お前のすすり泣く声が」と言う。流石に愛ちゃんもそれには反論できなかった。すると調子に乗った五代さんは「お前、俺のこと尊敬してるんだろう」これには「はぁ?」と愛ちゃん。そして「真実語っちゃって良いですか」と言うと「女の涙は怖いですよ」と語った。五代さんはこの意味が分からず「何?」と言う顔をしていたが、愛ちゃんは笑顔を見せていた。

数日後、神無島署。五代さんが赴任してきた。まずは挨拶ということで所長室にやってきた五代さん。ドアをノックして「失礼します」と言ってから中に入る。デスクには背を向けて座っている所長の前に立った五代さんは「本日、警視庁捜査一課より転属して参りました五代潤です。よろしく御願いします」と言って頭を下げる。すると所長は椅子を回して五代さんに姿を見せた。その瞬間、「ああっ!」と驚く五代さん。そこに座っていたのはなんと愛ちゃんだった。(しかも、青葉台学園の制服姿ではなく。警察署長の服を着ていて帽子まで頭に乗せている。)立ち上がった愛ちゃんは「神無島署署長の銭形愛です。」と名乗った。これに五代さんは「何でお前がここにいるんだ?」と問う。すると愛ちゃんは「おじいちゃまに頼んで、私も来ちゃった。だって五代さん一人じゃ心配なんだもん...」と答える。「マジかよ?」と言う五代さんに笑顔で「マジです。これからもよろしくね」と愛ちゃん。五代さんは(久しぶりに)「悪夢だ...」を口にした。すると「だから言ったでしょう、女の涙は怖いって」と言うと笑顔でVサインを見せた。(そして『彼女の情景』が流れ始めました)→愛ちゃん、何だかんだと言っても五代さんのことが頭から離れられないということで、押しかけ女房になっちゃいました。この後、警視庁捜査一課に復帰した五代さんはちゃん、ちゃんとコンビを組見ますが、ちゃんとコンビを組んだ五代さんを愛ちゃんが神無島署に呼び戻すぐらいですから、愛ちゃんにとって五代さんはやっぱり特別の人のようです。(愛ちゃんは17歳、五代さんは43歳ということで、親子でもおかしくない年の差があり、カップルに発展とはいかないものの、やっぱり黄金コンビですね。)

今回の物語は、「ケータイ刑事」の最終回の物語におけるハードな展開と、そしてどんでん返しが用意されていて、この後のシリーズにしっかりと受け継がれていく「最終回独自のフォーマット」がこの時にしっかりと確立していました。(やっぱり「ケータイ刑事」を語る上で「銭形愛」を抜きには語れません。→強いて言うと、相棒交代、夏服については「銭形愛」では語ることは出来ず、「銭形泪」を抜きに語ることが出来ないということになります。)

劇中に登場する携帯電話端末は、初期FOMAということで、ちょっと古めかしさを感じるものの、それ以外の部分では、第1話がまもなく5年という歳月が流れることになるが、全く陳腐化することなく光り輝いているものであり、人気が出てシリーズ化されるということもよくわかります。今後も、時々はDVDを再生していくということは変わらないでしょうね。

ところで、入力モードが違うということで、全く意味不明な文字が入力されることは結構あります。筆者は「WOWOW」と入力したつもりだったが、カナモードになっていて「てらてらて」と記してメールを送ったことが何度かあります。(その他、他にも色々とあります...→筆者はローマ字入力ではなく、かな入力を使っています。)

さて、来週から月曜日の1本目はどうしようかなぁ...BS-iのドラマでは「さそり」は記したけれど「愛の道 チャイナロード」が残っているし... または、ここのところ数が減っている洋楽アルバムというのも手ですし... えっ?「」と「」の改訂版ですか。う~~む...

 

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/05/22
  • メディア: DVD

ケータイ刑事マニアルBOOK

ケータイ刑事マニアルBOOK

  • 作者: テレビライフ編集部, 宮崎 あおい, 堀北 真希, 黒川 芽以, 夏帆
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本
↓本作主題歌はこれのカップリング曲です。
青い鳥が逃げた

青い鳥が逃げた

  • アーティスト: オノ・アヤコ, コモリタミノル, 渡辺なつみ, 小野綾子
  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2002/11/13
  • メディア: CD
↓妹たち
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/04/23
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/01/27
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD
↓これらを見ても「神無島」は...
好きです!小笠原 (ニッポン楽楽島めぐり)

好きです!小笠原 (ニッポン楽楽島めぐり)

  • 作者: にっぽん離島探検隊
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2006/08
  • メディア: 単行本
小笠原ハンドブック―歴史、文化、海の生物、陸の生物 (小笠原シリーズ)

小笠原ハンドブック―歴史、文化、海の生物、陸の生物 (小笠原シリーズ)

  • 作者: ダニエル ロング, 稲葉 慎
  • 出版社/メーカー: 南方新社
  • 発売日: 2004/09
  • メディア: 単行本
小笠原クロニクル - 国境の揺れた島 (中公新書ラクレ (185))

小笠原クロニクル - 国境の揺れた島 (中公新書ラクレ (185))

  • 作者: 山口 遼子
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2005/07/11
  • メディア: 新書
記憶の島・小笠原

記憶の島・小笠原

  • 作者: 友永 成太
  • 出版社/メーカー: 人類文化社
  • 発売日: 2000/12
  • メディア: 単行本
↓参考までに
かな式文字入力の方法

かな式文字入力の方法

  • 作者: 向山 洋一
  • 出版社/メーカー: NECクリエイティブ
  • 発売日: 2000/11
  • メディア: 単行本
ローマ字式文字入力の方法

ローマ字式文字入力の方法

  • 作者: 向山 洋一
  • 出版社/メーカー: NECクリエイティブ
  • 発売日: 2000/11
  • メディア: 単行本
↓こちらは既に記しましたし...
さそり DVD-BOX

さそり DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: アートポート
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD

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