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「THE ENFORCER」 [映画(洋画)]

表題の作品は1976年の「ダーティハリー3」である。言うまでもなく、サンフランシスコ市警のハリー・キャラハンが活躍する人気シリーズ「ダーティハリー」シリーズの第3作である。前作から3年ぶりとなった本作では、ハリーとコンビを組む刑事が女性刑事となり、かみ合わない所、マグナム44ではなくてバズーカ砲をぶっ放すハリーというように、アクションの方もヒートアップしている所などが見所になっている。

作品データを記しておくと、時間は97分、監督はジェームズ・ファーゴ、脚本はスターリング・シリファントとディーン・リーズナーの2人、撮影はチャールズ・ショート、音楽はジェリー・フィールディングである。(本作のみ、ラロ・シフリンではありません。)そして出演は、クリント・イーストウッド、タイン・デイリー、ハリー・ガーディノ、ブラッドフォード・ディルマン、アルバート・ポップウェル、デヴェレン・ブックウォルター、ジョン・クロフォード、ジョン・ミッチャム、サマンサ・ドーン、たちである。

物語は、陸軍の兵器庫から新型兵器などの武器が盗まれ、サンフランシスコ市長が誘拐された。人事課に転属になっていたハリーは怒り爆発、新人女性刑事のムーアとコンビを組んで、犯人の過激派一味に立ち向かっていく...

クライマックスのアルカトラズ刑務所跡での銃撃戦は派での一言に尽きる。前作までのサスペンス・タッチはなくなっていて、派手な所ばかりが目立っている作品である。(そのためか、今ひとつ評価されていなくて、人気がないのが本作である。が、封切られると大ヒットを記録している。)

今でこそ、男性刑事と女性刑事がコンビを組むということは珍しくないが、本作製作当時としては、これはまだ珍しいことであった。そのため、ハリーもその当時の社会の風潮通りの言葉や態度が出てくるが、こういう時代があったのもまた事実です。製作から30年以上が流れたが、随分と社会も変わったものですね。だからこそ、再評価されてもいいと思われる要素も持っているのだが、「娯楽大作」と言う言葉で片付けられてしまうようになって言っているのが気になってしまう作品である。(やっぱり、シリーズの中では、最も派手な作品ですけど...)

 

ダーティハリー 3

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2003/06/20
  • メディア: DVD

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ダーティハリー DVDコレクターズBOX

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2001/11/23
  • メディア: DVD


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大根刑事#9 [アニメ]

第9話の物語は「ハローグッバイ!ブロッコリー刑事」ということで、「ショート DE アニメ魂」の時には第7話として放送された物語の登場となりました。ということで、簡単に。

ベジタブル課に新しい仲間がやってきた。ボスのメロン刑事がみんなに紹介する。「ロス市警にいた優秀な刑事だ」ということで、ブロッコリー刑事がやってきた。自己紹介で「ニックネームはアフロ」と言うブロッコリー刑事。で、大根刑事に「あんた、そのモヒカン・ヘアー、滅茶苦茶イカスじゃないか」と言っていた。

そこに?d?b電話が鳴り、事件が告げられた。「殺し、お前たち、現場に急行だ」ということで出動する刑事たち。大根刑事は頭を燃やしながら現場に走る。「モヒカン・ヘアーに刑事魂!」と今回は言ってました。すると、ブロッコリー刑事が大根刑事と併走して走っている。「アフロ・ヘアーに刑事魂!」と大根刑事に対抗して走っていく。が、そのブロッコリー刑事が遅れる。「どうしたんだ?」と大根刑事が尋ねると「自慢のアフロが崩れちまったんだ」と言って髪を整え始めた。で「格好なんか気にしていたら刑事できないぜ」と起こる大根刑事だったが、「例え刑事でも、身だしなみに気を配る。それが男のダンディズムだ」と、ポリシーを持っていた。

大根刑事はブロッコリー刑事を放っておいて、自分のダンディズムを見せつけるように走る、走る、走る。が、身をすり減らしてしまって、止まってしまった。それを見たブロッコリー刑事は「その生き様がダンディズムだぜ」と大根刑事を認め、自らはがむしゃらに走り続けた。そして精も根も尽き果てて、遂に自慢のアフロが白髪になってしまった。が「我がアフロに一片の悔い無し」と言っていて、「さらば、ブロッコリー刑事。今日からはカリフラワー刑事だ!」

ところで、「ブロッコリー」はキャベツの1変種であって、アブラナ科の野菜である。そしてカリフラワーの原形でもあって起源は同じである。(「カリフラワー」もキャベツの1変種であって、アブラナ科の野菜である。ハナヤサイとも言う。)日本では、緑色のものをブロッコリーと言ってカリフラワーと区別するが、イタリアなどでは両者を区別しない。よって、色が変わってしまったことで「ブロッコリー」が「カリフラワー」と呼び名が変わるのは、おかしいことではありません。(ここがイタリアだったらそのままでも良いんですけど...)

今回、登場した新キャラで思い出したのは、「ケータイ刑事」の高村一平巡査だというのは直ぐにお分かり頂けるであろう。高村さんも元ロス市警勤務であって、フェミニストであって、独自のダンディズムを持っていますからね...

次回・第10話は「ハートブレイク大根刑事!」です。これから先は、「ショート DE アニメ魂」の時に放送された物語に戻り、順次放送されていくようです。(「ショート DE アニメ魂」の時の8~11話が、12~13話として放送されるようです。)

ところで、2007年12月に「大根刑事」が?b?cDVDとなって発売されるそうですが、何処まで収録されるのでしょうかねぇ?(amazonでは、まだヒット出来ませんが...)

 

野菜園芸大百科〈16〉キャベツ・ハナヤサイ・ブロッコリー

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
  • 発売日: 2004/06
  • メディア: 単行本

ブロッコリー・カリフラワー―生理と栽培技術

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
  • 発売日: 1988/10
  • メディア: 単行本
↓「ケータイ刑事」の高村さん登場の作品はこちら
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
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ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/05/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD
 

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FREDDIE JACKSON『TIME FOR LOVE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1992年に発表された彼の5枚目のアルバムである。'80's後半から'90's前半にかけて、R&B、コンテンポラリー・ソウルの世界で、その歌唱力と都会的なセンスの良さで大人の鑑賞に堪える内容の濃いアルバムを発表し続けていた彼の脂が乗りきった時期の作品ということで、聴き応えのあるアルバムである。(といっても、特に大きなヒットにはならなかったのですけど...→この時期のアメリカは、何と言ってもカントリーの大ブームの真っ直中で、都会的なテイストは敬遠されがちになっていた時期でもありました。)とにかく、じっくりと聴かせてくれていると共に、大人のサウンドです。

収録曲は以下の全11曲である。『I Could Use A Little Love (Right Now)』『Time For Love Tonight』『Chivalry』『Trouble』『Can I Touch You』『All I'll Ever Ask』『Will You Be There』『Come With Me Tonight』『Can We Try』『Me And Mrs. Jones』『Live My Life Without You』。

この中からは、やっぱり『I Could Use A Little Love (Right Now)』が秀逸である。そして、正確にはアルバム・タイトルとは異なっているが、アルバム・タイトル・ナンバーに相当する『Time For Love Tonight』、そして『Live My Life Without You』という所を本アルバムからのお薦め曲としてピックアップしておくが、都会のセンスが光り、夜景の大都会を眺めながら、ブランデーでも片手に聴くのにもってこいのサウンドである。また、彼のボーカルも、じっくり聴かせてくれて、'90'sのアダルト・コンテンポラリー・ミュージックとしてもっとヒットしても良かったと思うのですけどねぇ~

'90'sになって、ワールド・ミュージックの台頭からカントリーへの回帰など、都会のテイストを感じさせるサウンドは'80'sの時代と比べると、下火になり、虐げられるようになっていた時期があるが、そんな時期であっても良いものは本当に良いものであり、コンテンポラリー・ミュージックをもっと広く聴いてもらう場合、センスも良いので、是非チョイスしてもらいたいアルバムである。ボーカルがお好きな方にもお薦めのアルバムである。

 

Time for Love

Time for Love

  • アーティスト: Freddie Jackson
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 1992/08/11
  • メディア: CD


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