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「F/X2: THE DEADLY ART OF ILLUSION」 [映画(洋画)]

表題の作品は1991年の映画「F/X2 イリュージョンの逆転」である。言うまでもなく、1986年の映画「F/X 引き裂かれたトリック」の続編である。登場人物も前作の登場人物がそのままである。が、前作から5年という歳月があっての続編ということで、時間軸が進んだことからくる多少の修正が入っている。しかし、本作は特殊効果に着目した作品ということで、5年という時間は技術の進歩が大きく、ちょっと辛い所があるのもまた事実である。

作品データを記しておくと、時間は108分、製作総指揮はリー・R・メイズ、監督はリチャード・フランクリン、脚本はビル・コンドン、撮影はヴィクター・J・ケンパー、音楽はラロ・シフリンである。そして出演は、ブライアン・ブラウン、ブライアン・デネヒー、レイチェル・ティコティン、ジョアンナ・グリーソン、フィリップ・ボスコ、ケヴィン・J・オコナー、トム・メイソン、ドミニク・ザンプローナ、たちである。

前作で大金を得たロリーは、現役を引退して恋人・キムとその連れ子・クリスと一緒に悠々自適の生活をしていた。そんな所に、キムの前夫で刑事のマイクから、連続婦女暴行殺人鬼を逮捕するために特殊効果を使うことを頼まれ、引き受ける。作戦は上手くいったと思われたが、第三者が現れてマイクが殺されてしまった。が、それは仕組まれたことであった。ロリーは内緒で仕掛けていた小型カメラの映像によって真相を知っていて、今度は命を狙われることになってしまう。そんなロリーを助けたのは、今は私立探偵となった(前作の刑事)レオだった...

物語の展開は、基本的には前作と同じであるが、スケールを大きくしたことが禍してか、空回りしてしまって、サスペンスとしては今ひとつ乗り切れていない所がある。(もう一ひねり欲しい所であった。)これは脚本の出来が今ひとつということに起因している。アイデアは良かったのだが、2匹目のドジョウを狙ったにしては、前作からの時間があまりにもありすぎたという所が、敗因である。結局、1作目はアイデアの勝利であったが、2作目は時間に負けた、ということで、シリーズ作品は難しい、ということです。

ただ、ストーリーに関しては難点があるものの、「特撮」や「特殊メイク」などについては見ておいても損はしない。これらに興味がある方はチェックしておいた方がよろしいかと...

 

F/X 2 イリュージョンの逆転

F/X 2 イリュージョンの逆転

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2007/05/18
  • メディア: DVD

↓前作はこちら

F/X 引き裂かれたトリック

F/X 引き裂かれたトリック

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2007/05/18
  • メディア: DVD


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恋日・ニュータイプ・13話[Final][改訂版] [ドラマ]

MBSの「恋する日曜日 ニュータイプ」の放送も最終回。先週、深夜に野球中継が入ったことで火曜深夜の放送が無くなり、今まで通りの水曜深夜枠で最終回を迎えることになった。それにしても、全13話で終わってしまうにはあまりにも惜しい作品です。是非とも「2nd.シリーズ」を製作してもらいたい所です。(多々野ユリはともかく、津木野ユリ、または新たなキャラ(例えば、新棚ユリ(あらたな・ゆり)など)を登場させる。→OP主題歌で、多々野ユリが「NEW TYPE 0005」、中園有紀:0006、内藤怜奈:0007、津木野ユリ:0008、として出ていましたが、それ以外にもシルエットながらも「NEW TYPE 0035」をはじめ、兄妹のように見えた0029と0030、更には0011、0024、0039が出ていただけに、そのキャラたちも全て超能力者であり、シリーズ化するためのネタフリはしてありますからね。(但し、放送枠は「ケータイ刑事」と「恋する日曜日」の枠内となるので、まだまだ先になるでしょうけど...)

最終回・第13話となる今回の物語は「下良隆三を救え!」という物語である。一応、多々野ユリと下良・コンビの完結編ということで、このコンビに関しては一応の決着を付けましたが、スタンプ・ラリーには決着が付きませんでした。(まあ、これは予想してましたけど...)それでは今更ながらのネタバレあり&長文で本編に行きます。(尚、BS-iの本放送時に記したものは、ここをクリックして下さい。)

今回は「多々野ユリ&下良」の物語なので、「多々野ユリ、16歳、超能力者。だが、彼女はまだ自分の能力に気がついていない。下良隆三、ハイパーサイエンス研究所所長。彼は自分に超能力がないことを隠している胡散臭い男である。これは、そんな二人が究極の超能力者・みのるの持つ莫大な財産を譲り受けようと悪戦苦闘する、おかしくもほろ苦い、ハイパーサイエンス・ドラマである」というナレーション(最終回なので、全て記しました。)が最初にあり、OP主題歌『方翼の神』、そして本編という流れです。

防衛庁(この物語のBS-iの本放送時(2006/12/30)は「防衛庁」であって「防衛省」ではありませんでした。2007/1/9に「防衛省」に昇格した。)、極秘防衛戦略プロジェクトのファイル(FILE NO.135)を開く手がある。ファイルを開くと、1ページ目には下良隆三のことを調べた資料があり、続くページには、カフェで白川光代と話している所の下良とユリの写真が何枚かある。(11話です。)声は女性のもので「下良隆三。下良ハイパーサイエンス研究所の所長です。みのるという伝説のエスパーが主催する超能力スタンプ・ラリーでダントツトップを走る。おそらく、現在我が国で最も能力の高いエスパーだと思われます」と言う。これに男の声が「この男なら日本の最終兵器になり得ると?」と問い返す。(ここで、サブタイトル。バックの絵の具の色は、多々野ユリの物語なので「」です。)

ハイパーサイエンス研究所。多々野ユリが百科事典を読んでいた。開いているのは「三大超能力」の説明が書かれたページで、みのるの写真がそこには載っている。「三大超能力とは、テレポーテーション、予知、テレパシーを言う。この3つを同時に所有するのは伝説のエスパーみのる、唯一人と言われている」と、書かれていることを声を出して読んでくれるユリ。(これは1話で下良が口にしていたことでもあるので、復習です。)で、「へぇ~、スタンプおじさんって、有名な人なんですね」と感心するユリ。(1話で下良が口で説明したことですが、百科事典に書かれているとなると、信頼感が違いますからね。)下良は「有名じゃなきゃ、国家予算級の財産は築けないからね」と返すがユリは「だとしたら、一つ気になることがあるんだよなぁ」と口にする。下良の側にやってきたユリは「下良さんって、テレポーテーションも予知もテレパシーも全部出来ますよね」と言う。下良は「まあね」とかわすが、上着のポケットに手を突っ込んで何かを捜している。が、それに気づかないユリは「テレポーテーションは政治家の女の人を助けた時」(2話)、「予知は妊婦さんの時」(9話)、「テレパシーはスタンプおじさんからのミッションで、毎回使っているじゃないですか」と言い、「この本の出版社に文句を言いましょうよ。そしたら下良さんの名前も載るかもしれませんよ」と提案する。これに下良は「いやいやいや... 僕はもう目立つことは大嫌いなんだよ」と言って頑なに拒む。そして「それよりね、無いんだよ、大切なものが...」と言って、さっき買ってきたものが無いと言って、それを捜そうとして「捜してくるよ」と言って表に出て行きました。それを見送るユリは「そんなの、超能力で見つければいいのに...」と呟いていた。(下良の超能力を信じているユリですからね。)

表に出た下良は道すがら落としていないかを捜しているが「確かにこういう時、超能力があればなぁ...」とぼやいていた。が、その道ばたに落とした物を発見すると「ああ、あった」と言って、それを拾いあげる。(それは小さな紙袋でした。)するとそこに「下良隆三さんですね」と声を掛ける男が現れた。ゆっくりと立ち上がる下良だったが、その時、下良が歩いてきた方向から「あ~」と叫びながら走ってくる男がいて、下良の横を走っていった。それに気を取られた下良は、最初に声を掛けた男から顔にスプレーを掛けられ、気を失ない、拉致されてしまった。

ハイパーサイエンス研究所。ユリはソファに横になっていて「遅いな、下良さん...何してるんだろう」と溜息混じりに呟いていた。そこに「わしじゃ、わしじゃ」とみのるの着ボイスで携帯に着信が入る。ユリは起き上がって電話に出ようとするが「もう、こんな時に...」とぼやきながら携帯に出た。「わしじゃ。今回のミッションを送るから、しかとお聞き。終わり」といつも通りの内容だった。電話を切るとユリは「電話で全部言っちゃえばいいのに...」と漏らしていた。そしていつものようにテレパシーでミッションを受けたユリは「防衛庁に困っている人?」

防衛庁、極秘防衛システム実験室。拉致された下良は頭に赤青緑の電飾が光っているヘッドギアを付けられて、手足を椅子に拘束されて座らされていた。隣の部屋では、最初にファイルを見ていた男女がいて、女がスイッチを入れると、しびれる下良。女は怪しげな装置を下良に向けて何かを測定するが「反応ありません」と言う。男は「この装置は間違いなく優秀な超能力者に反応するのかね?」と女に確認するが「はい。我が国最高レベルの英知が作り出した高速エスパー探知機ですので」と返す。すると「ならば何で反応しないんだ?」と男。そこに「何が反応しないんですか。何故私がこんな目に遭わなきゃならないのか、説明して頂きたいものですね」と下良が二人に問う。で、二人は下良のいる部屋に移動する。

男は「防衛庁長官の楯野(たての)です」と自己紹介をする。そして「こちらは防衛大学の会田涼子(あいだ・りょうこ)教授です」と女を紹介した。で「ご説明しましょう」と盾野が説明を始める。「我々はあなたの持つ超能力を必要としています。いや、我々ではない。我が祖国・日本があなたの力を必要としているのです」と言う。下良は「ちょ、ちょっと待ってください」と言うが、盾野はそれを受け付けず、説明を続ける。「ご承知のように、我が国はミサイルの脅威にさらされています。もし今、我が国にミサイルが発射されたらどうなるか...残念ながら現状では指をくわえて見ている他はありません」これに会田が続きを語る。「しかしです。例えば、ある特殊な力で我が国に向けられたミサイルの軌道を変えられることが出来るとしたら...」すると下良は「特殊な力?まさか...」ということで、超能力ということに気づいた。会田は「そうです。超能力です」と言う。すると楯野は「下良さん、どうか我々に力を貸しては頂けないでしょうか」と頼み、会田が「私たちはあなたの持っている能力がどんなに素晴らしいものか知っています」と言い、超能力スタンプ・ラリーで抜群の成績を下良が上げていることも知っていた。(みのるの超能力スタンプ・ラリーが防衛庁も知っているなんて... いや、その途中経過まで防衛庁が知っているなんて、防衛庁も結構暇なんですね...)これに下良は「たまたまというか、成り行きというか...」と言葉を濁すが、それを聴いた盾野と会田は笑いだした。で、楯野が「ご冗談を...」と告げた。

その頃ユリは、一人で防衛庁にやってきた。そして門の所に立っている守衛の姿を見つけると「こちらに困っている人がいると聴いて来たんですが...」と語りかけて中に入ろうとする。が守衛はそんなユリに「ここから先は入れませんので」と言って中に入れなかった。(って、当然です。)

極秘防衛システム実験室。下良は自分には超能力が全くない、と告白するが、楯野はスタンプ・ラリーで見せた奇蹟の数々はどうして?と逆に尋ねる。そうしていると、高速エスパー探知機(ゲージは、下から上に向かって「エスパー田所」「一般の人」「ユリ・ゲラー」「グレゴリー・ラスプーチン」「ノストラダムス」「みのる」という順番に並んでいる。(エスパー田所が「一般の人」よりも下に持ってきている所はやってくれます。)が作動した。針は「ノストラダムス」の辺りまで振れていた。「半径100m以内です」と会田が言うと「監視カメラ」と言う楯野。四ヶ所のカメラの映像が映し出され、その中の1つが門の所で守衛とやりとりしているユリの姿を写していた。楯野はユリの映っている映像を指差すと「これにもっと寄ってみろ」と言う。で、その画像がアップになって映し出される。すると装置の針は最高の「みのる」の領域以上に振れた。それに驚く楯野は「何だ、この子は?」と漏らす。下良は「多々野くん!」と叫び、それを聴いた会田はファイルを開き、下良と一緒に写っているユリの写真を見て「まさか、この子がエスパー?」と言う。これに下良は「違う、その子は超能力者じゃないただの高校生だ。名前だって多々野って言うんだ。彼女には手を出すな!」と必死になって訴える。

門の所では「だから、入れてくださいよ」「だからダメだって」「お願いします」「入れないの」とユリと守衛は対立していた。そこにユリの背後から一人の男が現れると「多々野ユリさんですよね」と声を掛ける。これに振り返って「はい」と答えるユリ。すると、防衛庁の中から「あ~」と叫びながら外に走っていく男が現れ、ユリの前を通って走り去っていく。で、その男に気を取られたユリに、声を掛けた男は顔にスプレーを吹きかけた。で、ユリは気を失ってその場に倒れてしまった。(ここでAパート終了。経過時間は10分を辛うじて過ぎた所で、Bパートは15分半弱になります。→最終回ということで、色々とあることが分かります。)

下良は別の場所に移されていて、縛り上げられていた。「止めろ!」と言って抵抗するも何もできず「多々野くんに手荒なまねをしたら許さんぞ」と叫ぶが、猿ぐつわをはめられてしまった。それを見た盾野は「国家防衛の前に個人の苦痛など問題ではないんですよ」と言い捨てると、そのまま下良を閉じこめて、盾野は去っていった。

拉致されたユリは、頭にヘッドギアをつけられ、先ほどまで下良が座らされていた椅子に座らされていた。意識を取り戻したユリに「気分はどう?エスパー・ユリ」と会田が声を掛けるが、これに「エスパー?って何なんですかこれ?」とユリ。盾野が「多々野ユリさん、あなたは我が祖国・日本を救うことの出来る唯一の超能力者なんですよ」と言うが「私が超能力者?」とユリは信じられないという表情だった。すると「思い出してみて、スタンプ・ラリーで起こった様々な出来事を」と言う会田。「下良が超能力を使おうとした時、必ずあなたにも触れさせようとしていたはずよ」と言い、何故ユリが触れる必要があったのかを考えると、下良が超能力を持っているのではなく、本当に超能力を持っているのはユリだから、と説明する。「下良はあなたの力を借りていたに過ぎない」と言い捨てる。しかしユリは「嘘!」と信じられなかった。盾野は「君はずっと下良に騙され、利用され続けていたんだよ」と言うが「そんなぁ」とユリは言葉を信じず「そんなはずありません。下良さんは私を騙して嘘をつくなんて、そんなこと出来る人じゃありません」と言う。(→ユリの気持ちも分かるが、結構冷え性くんなんですかね?(→「ケー刑事」ネタです。))すると会田が「試しにトライしてみる?下良に助けを求めるの」と言って、下良を試すことを口にする。で、ユリは「助けて下良さん」と念を何度も送る。が、何の反応もなく、楯野は「来ないね、いや、来るはずがない」と楯野。会田は「これではっきり分かったはずです。彼には超能力がないと」と言う。そして「では、真実を見せましょう」と言ってユリの身体に2000ボルトの電圧を掛けると言う。普通の人間ならば死に至るが、この実験に成功すればユリは死に至る所か、史上最強の超能力者として覚醒すると説明する。盾野は「やりたまえ、もしもの時は私が責任を取ろう」と言うが不安げなユリは「止めて」と叫ぶ。

会田はスイッチを入れて電圧を上げていく。で、しびれるユリ。それを見た盾野は「もう覚醒したのか?」と尋ねるが、会田は「いえ、ちょい微量、試してみました」と答える。ユリは「人の体で遊ばないでください」と言うが「女は遊ばれてこそ華」と会田は言うと、再びスイッチを入れて電圧を上げていく。しびれるユリは下良に助けを求める。盾野は更に電圧を上げることを指示するが、会田は「これ以上上げたら覚醒する前に命が危ない」と言って躊躇する。しかし「構わん。死んだら彼女はそれまでだったということだ」と盾野。(→やっぱり酷い奴ということが判明しました。)会田は「分かりました」と言って楯野に従い、フルパワーまで電圧を上げる。ユリは悲鳴を上げて気を失ってしまった。慌ててユリの様子を見にいく二人。「どうなったんだ?」と問う楯野。会田はユリの首筋を押さえて脈を調べるが「脈が、ありません」と言う。

そんなユリに、おじいちゃんの姿が現れて「ユリ、ユリ」と声を掛けるがユリは反応しない。で「これはまずいわい」とおじいちゃんは漏らすと、保管所の下良の前に現れる。下良は自力でロープをほどこうとしていたが、全く何も出来ないでいた。「こっちを見ろ、インチキ超能力者」とおじいちゃん。で、下良が声のした方を見ると、おじいちゃんの姿が現れた。「情けない姿じゃなぁ」と言うと「マンボ!」と言って念動力で下良の猿ぐつわを解くおじいちゃん。「あなたは?」と尋ねる下良に「ユリの死んだじじいじゃよ」と説明すると、ユリを助けるために下良の体を借りると言って、下良の身体の中に入った。そして、簡単にロープを解いてしまう。それに驚く下良に「わしの力は3分しか持たん。急ぐぞ、隆三」と言い、保管所の網をすり抜けてユリのいるところに向かった。→「3分しか持たん」って、ウルトラマンですか?

ユリが死んでしまったということで、諦める盾野。会田は「もう一度電流を流しましょう。生き返るかもしれません」と提案するが、「もういい、さっさと死体を処分しろ責任は取りたくない」と突き放す盾野。これに「分かりました」とそれに従おうとする会田。しかしその時「防衛庁はいつから人の命を虫けら扱いするようになったんですか」という下良の声が響いた。下良はいつの間にかこの実験室の奥に立っていた。(入口は盾野がいた所しかありません。)「下良隆三、ただいま参上」と言い「言ったはずです。彼女に手荒なまねをしたら承知しないと」激しい口調で言い、ユリの方を向いて念を送る。すると、ユリが意識を取り戻した。で、「もう大丈夫だ」と言うと、念動力でユリの手足の拘束具を解いた。「見ましたか。これが私の本当の力だ」と言う下良。ユリは「助けに来てくれたんですね、下良さん」と言うと「下良が来なくて誰が来る」と返す下良。これにユリは「下良ちゃん、懲らしめてやりなさい」と言って二人を指さす。「承知してマンボ」と言いながら頷く下良。それを見た盾野と会田は走って逃げていこうとするが、念動力によって押し戻される二人は壁に押し投げられた。

下良は二人の元にゆっくりと歩いていくと、「お仕置きはこれで終わりませんよ。田部(たべ)総理にあなた達の悪行を報告します。総理をこの場にお呼びして」と言う。が、盾野は「バカな。例え来たとしても、君と私、総理がどっちの話を信じると思うんだね」、会田も「そうよ、それに総理は今外遊中よ。国際会議の真っ直中」と言う。しかし「問題ありません」と下良は言うと「テレポー・マンボ」と念を送る。が、途中で息切れしてしまい、「下良くん、すまん。」とおじいちゃんの声がする。で「まさか?」と漏らした下良は腕時計を見る。で、「やばい。3分経っている...」と慌てる。これを見て「どうしたんですか、下良さん?」とユリは尋ねる。「いやいや、何でもない」と言って再び「テレポー・マンボ」とやる下良だったが、やはりダメだった。すると立ち上がった楯野は笑いだしで「所詮はその程度の超能力者だったと言うことだったな」、会田も「私たちの見込み違いでしたね」と言ってこちらも笑いだす。

「下良さん?」と心配するユリに「君もお仕置きをしたくないかい?」と下良は言う。すかさず「それは勿論」と答えるユリ。で、二人で力を合わせて田部総理を呼び出すことにした。で、二人は手を合わせて一緒に「テレポー・マンボ!」すると、先ほどまでユリが座らされていた椅子に田部総理が現れた。で、言い訳をしようとする盾野と会田だったが、田部総理に二人の悪行は知られることになった。それを目にしたユリと下良は満足そうな笑顔を見せていた。

防衛庁を後にしたユリと下良。「あの人たち、どうなっちゃうんですか?」と尋ねるユリ。「罷免だな」と下良。「国民を守る立場の人間があんなことをしたんだから、当然だろう」と続ける。「ですよね」とユリも同意する。(が、ここからユリのボケが再び炸裂する。)「でも、下良さんて、本当に凄い超能力者なんですね。改めて見直しちゃいました」と言うユリ。が、いつもの下良と違い、神妙な面持ちで「そのことなんだけどさ...」と言う下良。「多々野くん、私は君に謝らなければならないことがあるんだ」と言って、超能力がないと言うことを語りだそうとするが、上手く切り出せない。「何をですか?」と尋ねるユリに「超能力のことなんだけどね。実は...」と口に出そうとするが、その時「待ちなさい、隆三」とおじいちゃんの声が届いた。「ちょっとおいで」と呼ばれた下良は「はい」と言うが「下良さん、誰としゃべっているんですか?」と怪訝そうな表情を見せるユリ。下良は「ちょっとトイレに行きたくなっちゃったんだよ。直ぐ戻ってくるからね、待ってて」と誤魔化した下良は、ユリからは見えない高架橋の柱の陰に隠れる。そして「どうぞ」と言う。すると、おじいちゃんが下良の体から出てきた。おじいちゃんは「言わん方がええ。アンタに超能力がないことを知ったら、ユリはショックを受けるだけじゃ」と言う。で、そもそもの原因は自分にあり、ユリに超能力を与えたことでユリが危ない目に遭ってしまったことを後悔していた。で、「わしはユリの超能力を取り上げようと思う。幸い、ユリは自分の超能力に気づいておらんのじゃ。良い時期じゃよ」と言う。下良は「超能力を取り上げてどうなさるおつもりですか?」と尋ねる。するとおじいちゃんは「やらんぞ」と釘を刺した。「アンタ、今、わしから安く買おうと思った。違うか」とおじいちゃんは下良の心を読んでいた。すると「お見それしました」と言う下良。おじいちゃんは「超能力はユリの子供か、或いは孫になるかもしれんな。いずれ時期が来たらやろうと思う。多々野家の大切な宝じゃからなぁ」と言う。そして下良に「アンタには世話になった。礼を言わな。ありがとうさん」と言うと、おじいちゃんの姿が消えた。

下良ハイパーサイエンス研究所。ユリは下良に辞めるということを申し出ていた。入院していたお父さんが退院して、また一緒に住むことになったためとユリは事情を説明する。(1話で全治3ヶ月の怪我で入院ということに繋がっていますね。)で「短い間だったけど、一杯色んな体験ができて楽しかったです」とお礼を言うユリ。下良は「でも、住み込みじゃなくても、通いでバイトを続けると言うことだって出来るじゃないか」と言うが「でも、お父さんの面倒を見なきゃいけないんです」と話すユリに「そうか、分かった」と納得する下良。「本当に有り難うございました」と頭を下げてお礼を言うユリに、ユリの手を握って「いや、こちらこそ、ありがとう」と下良。ユリは「時々、遊びに来ます。いいですか」とユリ。下良は「勿論だよ」と言うと「あっ、そうだ、ユリちゃん」と思い出し、こないだ無くした大切なものと言って、小さな紙袋をユリに渡し、「開けてごらん」と言う。紙袋を受け取ったユリがそれを開けると、中から出てきたのは球根だった。「ユリの球根。この部屋で一緒に育てようと思ったんだけど、君が育てなさい」と下良。これに「はい、大切に育てます」とユリ。(こういうところは「恋日」らしいハートフルな所であって実にいい所です。)

そうしていると「わしじゃ、わしじゃ」というみのるの着ボイスで携帯が鳴った。で、ユリが携帯を開いて出ると「わしじゃ。それもまた人生。ポン!終わり」と、いつものスタンプ・ゲットのメッセージでした。で、スタンプ・カードには6個目のスタンプが押されました。ユリはしみじみとスタンプ・カードを見つめていました。そして主題歌の『片翼の神』が流れてきて、良い雰囲気が更に増す。ユリは下良に背を向けると「私がいなくなっても、頑張ってください。スタンプ・ラリー」と言う。これに「ああ」と言葉を返す下良。ユリは振り向いて「下良さんの超能力なら、絶対に一番になれますから」と言う。下良はしんみりと「そうだね、頑張るよ」と返す。すると「じゃあ、ラスト、行っちゃいますよ」とユリ。「受けて立ちましょう」と下良。で「ユリちゃん」「下良ちゃん」「いただきマンボ!」ということで、二人の最後の「いただきマンボ!」となった。その後、ユリの声で「この先、下良さんのスタンプ・ラリーがどうなったかは、またのお楽しみということで」。そして画面には「Mission complete」の文字。

最終回の物語はいくつかのパターンを予想していたが、やはりと言うか、スタンプ・ラリーには決着が付かないことになり、ユリは下良の超能力を信じていて、自分の力には気づかないままということとなり、いい感じで締めくくることになりました。また、多々野ユリではない新たなパートナーを迎えた下良や、内藤怜奈、更に新たなキャラが登場する2nd.シリーズがあるということを予感させてくれました。でも、1クール・全13話で終了するにはあまりにも惜しい作品です。

一応、スタンプ・ラリーの現時点までの成績をまとめておくと、多々野ユリ&下良の6個でトップ、内藤怜奈が2個、中園有紀が1個です。(13話でトータルが9個ですが、スタンプの付与なしが2回、没収が1回あるためです。(下良は7個ゲットして1個没収されている。)

みのる超能力教室。「わしじゃ」と言っていつもと同じ台詞で同じように椅子に座っているみのる。(しかし、いつもよりも軽い口調で言いました。)「今日は、最後だからね、とっておきの超能力を見せてやろうと思ったんだが、後継者が決まらなかったんでね、またハガキを出さなきゃなんないんだ」と残念そう。(が、超能力を見せずに終われるということの方が嬉しそうに思いましたが...)で、「今度はあなたの家に、何も書いてないハガキが届くかもしれんぞ。では、それもまた人生。ドロン」と言うと、みのるの姿が消えました。で、「わしじゃ」というスタンプが残りました。→結局、超能力は披露してくれなかったみのるでした。(やっぱり胡散臭い超能力者という感じが...)

BS-iの本放送では、この後に「わしじゃ、わしじゃ」の着ボイスDL(DoCoMo携帯のみ)のお知らせとなるが、今回は最終回と言うことで、それではなくて多々野ユリ&下良のご挨拶がありました。(「ケータイ刑事」の最終回と同様です)。「みなさん、「ニュータイプ」を見てくれて有り難うございました」と言うユリは会釈する。その後ろにいてデスクに座っている下良は「皆さんも超能力、身につけましたか?僕なんかほら...」と言って、コンパスを手にすると、独りでに角度が変わり始めました。(が、相変わらず胡散臭いことをする下良さんでした。)で、「それじゃあ、さようなら」と言って手を振るユリでした。→この部分はMBSの放送ではカットされていて、ありませんでしたが...

次回からは、(予想通り)「恋する日曜日・3rd.」となります。BS-iの本放送でも、「恋日・ニュータイプ」の後は「恋日・3rd.」だったので、順当なところです。MBSの放送にしたら珍しく、「恋日・3rd.1話」の「綾子の恋(前編)」の予告がありました。→BS-iの本放送に従って放送していると、このような良いことがあるものです。(普通、第1話の予告って、本放送でなければ流れないですからね。)但し、来週はお休みで、26日深夜からのスタートです。

筆者は「恋日・3rd.」全26話(物語としたら3本の前後編があるので、23の物語です。)の全てをBS-iの本放送で見ているが、最初の前後編となる「綾子の恋」は筆者が選んだ「恋日・3rd.」のMVP/三賞で「敢闘賞」を与えた作品です。2nd.と同様に、主人公が主題歌まで歌ってくれるのが「恋日」ですし、3rd.ではこれが意外と少なかったんですよね。(最初に見た時はそうでもなかったが、全26話の最後まで見るとやっぱり浮上することになりました。)→MVP/三賞については、ここをクリックして下さい

尚、23の物語の中から10本を選ぶとしたら、「綾子の恋」「またあえる日まで」「ジャスト・ニート」「はじめての恋」「41歳の春」「明日の笑顔」「アダルトな恋」「30 - Thirty -」「おにぃの恋」「昭和アニメ大行進」をお薦め作品ということにしますが、それ以外も粒ぞろいの作品が揃っています。

 

↓「恋日」シリーズ

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  • 出版社/メーカー: キング
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恋する日曜日 私。恋した

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  • 発売日: 2007/11/21
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↓参考まで
日本の防衛 平成19年版―防衛白書 (2007)

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  • 出版社/メーカー: ぎょうせい
  • 発売日: 2007/07
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日本の防衛戦略

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  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
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中国の核戦争計画―ミサイル防御(TMD)、核武装、日本・台湾同盟、の提唱

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ミサイル防衛大いなる幻想―東西の専門家20人が批判する

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 高文研
  • 発売日: 2002/11
  • メディア: 単行本
検証 日本着弾―「ミサイル防衛」とコブラボール

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  • 作者: 石川 潤一, 能勢 伸之, 岡部 いさく
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  • 発売日: 2001/09
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ミサイル防衛の基礎知識―ミサイルの脅威と国際軍事情勢について正しくわかる本

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↓「エスパー」ということで
職業欄はエスパー (角川文庫)

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  • 作者: 森 達也
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エスパー魔美 (1) (小学館コロコロ文庫)

エスパー魔美 (1) (小学館コロコロ文庫)

  • 作者: 藤子・F・不二雄
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1996/09
  • メディア: 文庫
少年エスパーねじめ 1   ジャンプコミックス

少年エスパーねじめ 1 ジャンプコミックス

  • 作者: 尾玉 なみえ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2002/08/02
  • メディア: コミック
光速エスパー 【あさのりじ版】 (マンガショップシリーズ (29))

光速エスパー 【あさのりじ版】 (マンガショップシリーズ (29))

  • 作者: あさの りじ
  • 出版社/メーカー: マンガショップ
  • 発売日: 2005/09/02
  • メディア: コミック
エスパー3〔完全版〕+悪魔博士+般若 (マンガショップシリーズ―桑田次郎SF短編傑作集 (128))

エスパー3〔完全版〕+悪魔博士+般若 (マンガショップシリーズ―桑田次郎SF短編傑作集 (128))

  • 作者: 桑田次郎
  • 出版社/メーカー: マンガショップ
  • 発売日: 2006/10/12
  • メディア: コミック
光速エスパー DVD-BOX Limited Collection

光速エスパー DVD-BOX Limited Collection

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • 発売日: 2001/05/25
  • メディア: DVD
エスパー魔美 DVD-BOX 上巻

エスパー魔美 DVD-BOX 上巻

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2006/08/04
  • メディア: DVD
エスパー魔美(2)

エスパー魔美(2)

  • 出版社/メーカー: キング
  • 発売日: 2002/07/24
  • メディア: DVD
 
↓ユリの花に関して
NHK趣味の園芸よくわかる栽培12か月 ユリ (NHK趣味の園芸―よくわかる栽培12か月)

NHK趣味の園芸よくわかる栽培12か月 ユリ (NHK趣味の園芸―よくわかる栽培12か月)

  • 作者: 肥土 邦彦
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2002/06
  • メディア: 単行本
ヤマユリ―球根の増殖と花の楽しみ方、自生地復元 (新特産シリーズ)

ヤマユリ―球根の増殖と花の楽しみ方、自生地復元 (新特産シリーズ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
  • 発売日: 2007/07
  • メディア: 単行本
ユリをつくりこなす―開花調節と高品質栽培の実際

ユリをつくりこなす―開花調節と高品質栽培の実際

  • 作者: 今西 英雄
  • 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 単行本
花の刺しゅう 百合と蘭

花の刺しゅう 百合と蘭

  • 作者: 戸塚 貞子
  • 出版社/メーカー: 啓佑社
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 大型本
ユリ カサブランカ

ユリ カサブランカ

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: ホーム&キッチン
ユリ シベリア

ユリ シベリア

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: ホーム&キッチン
 
↓みのるは載っていませんが...
 
総合百科事典 ポプラディア 全12巻

総合百科事典 ポプラディア 全12巻

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2002/03/01
  • メディア: 大型本

世界大百科事典 全35巻

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 1993/04
  • メディア: 単行本
↓参考まで
真説 ラスプーチン 上

真説 ラスプーチン 上

  • 作者: 沼野 充義, 望月 哲男, エドワード ラジンスキー, Edvard Radzinsky
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2004/03/27
  • メディア: 単行本
真説 ラスプーチン 下

真説 ラスプーチン 下

  • 作者: 沼野 充義, 望月 哲男, エドワード ラジンスキー, Edvard Radzinsky
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2004/03/27
  • メディア: 単行本
怪僧ラスプーチン (中公文庫 BIBLIO 人物)

怪僧ラスプーチン (中公文庫 BIBLIO 人物)

  • 作者: マッシモ・グリッランディ
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2003/05/23
  • メディア: 文庫
実録ラスプーチン〈上〉

実録ラスプーチン〈上〉

  • 作者: ブライアン モイナハン
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2000/04
  • メディア: 単行本
実録ラスプーチン〈下〉

実録ラスプーチン〈下〉

  • 作者: ブライアン モイナハン
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2000/04
  • メディア: 単行本

ユリ・ゲラーの反撃―今だから明かす超能力最後の秘密

  • 作者: ユリ ゲラー, G.L. プレイフェア
  • 出版社/メーカー: 騎虎書房
  • 発売日: 1989/09
  • メディア: 単行本
奇妙な論理〈2〉空飛ぶ円盤からユリ・ゲラーまで (現代教養文庫)

奇妙な論理〈2〉空飛ぶ円盤からユリ・ゲラーまで (現代教養文庫)

  • 作者: マーチン ガードナー
  • 出版社/メーカー: 社会思想社
  • 発売日: 1992/03
  • メディア: 文庫
21 ノストラダムス〈NO4〉

21 ノストラダムス〈NO4〉

  • 作者: 池田 邦吉
  • 出版社/メーカー: 明窓出版
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 単行本
ノストラダムス予言集

ノストラダムス予言集

  • 作者: P.ブランダムール, 高田 勇, 伊藤 進
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1999/07
  • メディア: 単行本
トンデモ ノストラダムス本の世界

トンデモ ノストラダムス本の世界

  • 作者: 山本 弘
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 1998/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

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HANOI ROCKS『BACK TO MYSTERY CITY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年に発表された彼らの4th.アルバムである。1980年にフィンランドで結成された彼らは、メロディアスで有りながら活きの良いロックを聴かせていたが、大きなヒット曲がなく、伸び悩んでいた。丁度、ドラムスが交代して新たに発表されたのが本アルバムで、ようやく陽の目が当たるようになり、本アルバムは彼らのアルバムの中で初のTOP 100内に入るヒットとなった。(イギリスで最高位87位を記録している。アメリカではデヴュー前なので、チャートインしていない。)ということで、彼らのキャリアにおいても重要な位置づけとなるアルバムである。(が、この後2枚のスタジオ・アルバムと1枚のライブ・アルバムを発表し、1985年に解散することになる。2001年に再結成することになり、その後はご存知の通りの活躍をしている。)

収録曲は以下の全10曲である。『Strange Boys Play Weird Openings』『Malibu Beach Nightmare』『Mental Beat』『Tooting Bec Wreck』『Until I Get You』『Sailing Down The Tears』『Lick Summer Love』『Beating Gets Faster』『Ice Cream Summer』『Back To Mystery City』。

本アルバムは、彼ららしい曲が集まっているということで、人気の高いアルバムである。ここではバンドとしてのメンバーの力が上手く引き出されていて、ノリの良いサウンドを聴かせてくれている。

この中からの筆者のお薦め曲は、『Strange Boys Play Weird Openings』『Mental Beat』『Tooting Bec Wreck』『Until I Get You』『Back To Mystery City』という所をピックアップしておくが、捨て曲がなく、たっぷりと聴かせてくれている。

彼らのキャリアにおいても重要なポジションになるアルバムであるが、そのアルバムが「黄金の1983年」に発表されているというのもまた面白いところである。とにかく、1983年に発表されたアルバムというのは傑作が多く、際立ってクオリティの高い一年でした。'80'sのロックがお好きな方はチェックしておきたいアルバムである。

 

Back to the Mystery City

Back to the Mystery City

  • アーティスト: Hanoi Rocks
  • 出版社/メーカー: Castle
  • 発売日: 2001/02/19
  • メディア: CD


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