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「A NIGHTMARE ON ELM STREET 3: DREAM WARRIORS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1987年の映画「エルム街の悪夢3/惨劇の館」である。前作から2年ぶりとなるシリーズ第3弾である。今回は、シリーズ第1作から6年後という設定で、第1作に登場したナンシーが悪夢の研究者という立場になって再登場する物語である。また、フレディの出生の秘密が明らかになるという所も注目点である。

作品データを記しておくと、時間は97分、監督はチャック・ラッセル、脚本はウェス・クレイヴンとブルース・ワグナーとチャック・ラッセル、フランク・ダラボンの4人、撮影はロイ・H・ワグナー、音楽はアンジェロ・バダラメンティである。そして出演は、ヘザー・ランゲンカンプ、パトリシア・アークエット、ラリー・フィッシュバーン、プリシラ・ポインター、クレイグ・ワッソン、ロバート・イングランド、ブルック・バンディ、ロドニー・イーストマン、ジョン・サクソン、ジェニファー・ルービン、ケン・サゴーズ、ブラッドリー・グレッグ、たちである。(「ツイン・ピークス」やD.リンチ作品の音楽で有名なアンジェロ・バダラメンティの音楽というのも注目点の一つである。)

エルム街に住む女子高生・クリスティンは、夜になると奇怪な悪夢に悩まされていた。そしてその夢の中に登場する殺人鬼・フレディのために精神病院に送られることになる。その精神病院には、同じようにフレディを恐れる子供たちがたくさんいたが、医者たちはニール先生以外は全て子供たちの妄想と決めつけて、相手にしようとしなかった。そんな所に、夢心理学の研究生としてナンシーがやってくる。そうしていると、子供たちが次々と変死した。で、ナンシーと残った子供たちは、フレディと対決するために夢の中に入っていく...

本作には最初のヒロインであるナンシーの再登場という嬉しい所があるものの、主役の座はフレディの方と言った感じになっていていめのがちょっと残念な所である。(「13日の金曜日」もそうであるが、シリーズとなって続いていくことになったら、こういうことにならざるを得ないのも分かりますけど...)そして、フレディの出生の秘密が明らかになるというのも、やはり本作の主役はフレディということを象徴する所でもある。それにしても、ホラーという所もあるが、この作品は「ホラー」というよりも「モンスター」映画になっていて、怖さの方が今ひとつです。(まあ、楽しめればそれでも良いんですけど...)

 

 

エルム街の悪夢3~惨劇の館~

エルム街の悪夢3~惨劇の館~

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 1998/09/25
  • メディア: DVD

↓サントラ盤はこちら

Nightmare on Elm Street 3: The Dream Warriors

Nightmare on Elm Street 3: The Dream Warriors

  • アーティスト: Angelo Badalamenti
  • 出版社/メーカー:
  • メディア: CD


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「A NIGHTMARE ON ELM STREET PART 2: FREDDY'S REVENGE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1985年の映画「エルム街の悪夢2/フレディの復讐」である。前年のシリーズ第1作「エルム街の悪夢」に続くシリーズ第2作である。製作されたのは第1作の翌年であるが、物語の方は第1作から5年後という設定の続編である。また、本作からはフレディの表情も豊かになってきて、いよいよ人気が高くなっていくことになる。ただ、前作以上にツッコミ所がたくさんあって...

作品データを記しておくと、時間は86分、監督はジャック・ショルダー、脚本はデヴィッド・チャスキン、撮影はジャック・ヘイトキンとクリストファー・タフティ、音楽はクリストファー・ヤングである。そして出演は、マーク・パットン、キム・マイヤーズ、クルー・ギャラガー、ホープ・ラング、ロバート・イングランド、ロバート・ラスラー、マーシャル・ベル、シドニー・ウォルシュ、ブライアン・ウィマー、たちである。

かつて、フレディと戦ったナンシーが住んでいた家に引っ越してきたウォルシュ家。その長男・ジェシーは、この家に引っ越してきてから毎晩、悪夢に悩まされるようになった。そんな中、彼は前の住人であるナンシーの日記を押入れの中から発見する。日記を読んだジェシーは自分もナンシーと同じ世界に引き込まれると考えるようになっていく。そんな中、ジェシーはパブにいる所をクラブのコーチに見つかり、学校のロッカールームに連れ込まれる。が、フレディが現れるとコーチを惨殺し、フレディの爪がジェシーの右手に同化していく...

第1作では夢の中で現れたフレディが現実世界にも姿を現すようになり、恐怖の点では一段と怖くなっているのは良いのだが、こういうホラー作品であれば、やっぱり色々なヒロインの姿(殺される/立ち向かって行く、ということは関係ない)を見たいのが正直な所である。ジェシーの彼女がヒロインとしてジェシーを救うために立ち上がるのは良いのだが、ホラー作品のヒロインとしては何かと役不足という所が残念な所である。(ホラー作品としたらそれなりに面白いのだが、見る方のお楽しみが不足しているのが辛い所である。)が、後に続く作品を見る上では、見ておかなければならない作品でもある。が、1時間半に少し満たない時間の作品だから、見やすい作品でもあるので、(寝る前は外すとして)見ておきましょう。

 

エルム街の悪夢2 フレディの復讐 スペシャル・エディション

エルム街の悪夢2 フレディの復讐 スペシャル・エディション

  • 出版社/メーカー: アミューズソフト販売
  • 発売日: 2004/03/26
  • メディア: DVD


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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その25) [ケータイ刑事]

前回に続いて、ボンドガールクイーンの2回目となる今回は、「悪の華」という立場のボンドガール&クイーンについてである。

今回述べる「ボンドガール」は、基本的にはメインとなる看板のボンドガールではなくて、サブとしてのボンドガールということになる。(こういう立場のキャラは「ボンドガール」には含めない、という考えもあるが、作品のサブとしてのボンドガールは、花を添える存在の「ボンド・ビューティーズ」とは違い、キャラクターもしっかりしているので、一応「ボンドガール」として扱うことにする。)また、「クイーン」の方は、真犯人として殺人を犯したクイーンということになる。

以上から、今回取り上げるボンドガールとクイーンは、作品の中ではメイン・ヒロインとなるボンドガール/銭形姉妹がいるため、あくまでもヒロインに対抗するポジションのキャラクターとなる。が、いずれもが存在感のあるキャラクターである。以下、それぞれの作品において、該当するキャラクターを記していくことにする。

007」:「悪の華」という立場で最初に登場したのは「ロシアより愛をこめて」のローザ・クレップであるが、彼女はボンドを狙うだけで関係を持っていないので「ボンドガール」としては認められない。ボンドと関係を持つからこそ「ボンドガール」の称号が与えられるのである。ということで、最初の「悪の華」となる「ボンドガール」は「サンダーボール作戦」に登場したフィオナと言うことになる。(一応、ボンドに迫っていました。が、SEXも目的達成のための手段という氷のような女であって、ボンドを殺すのが目的で近づいたのでしたが...)それに続くのは「007は二度死ぬ」のNo.11・ヘルガということになる。(彼女もボンドを抹殺する目的でボンドに近づいている。)尚、フィオナはボンドを狙った味方の誤射によって、ヘルガは失敗の責任を取らされてピラニアの池に落とされて、それぞれあっけない最期を迎えている。(初代ボンドの時代では意外とあっけない最期を迎えていました。)

セクシーな姿を披露して、ある意味では「ボンド・ビューティーズ」としての役割と「ボンドガール」としての役割をも担っていたのが「私を愛したスパイ」のナオミである。彼女は客としてやってきたボンド(偽名を使っていたので、ボンドとして迎えたのではない)を迎えに来た時にボンドに誘惑されそうになる一面もあり、多少なりともボンドと絡んでいる。(が、深い関係にはならず。)で、ボンドを消すためにヘリで攻撃して、ボンド・カー「ロータス・エスプリ」(潜水艦にもなるボンド・カーです)の発射したミサイルを喰らって派手に爆死している。そして、「美しき獲物たち」のメイ・デイは、まさに野獣のような女で、ボンドをも喰わんというような勢いがあった。(女性と言うよりも野性の殺し屋という印象が強い。)しかし、ボスのゾーリンに裏切られたことを知ってボンドの側に寝返ると、爆弾を運ぶトロッコにブレーキがかからないようにするためにブレーキレバーを握ったまま、爆弾と共に派手に爆死した。(3代目ボンドの時代は、ストーリーの方も派手なものになっていたが、最期もそれに合わせるように派手な死に方でした。)

「ゴールデンアイ」のゼニアはボンドを太ももに挟んで苦しませたが、最期はヘリに引っ張られるように樹木に激突して死亡。「ワールド・イズ・ノット・イナフ」のエレクトラは最期はボンドには殺せないと挑発し、ボンドに簡単に射殺されるというドラマとしては見応えのある最期を迎えている。(最初は誘拐の被害者を装い、ボディガードとして派遣されたボンドを手玉に取っていました。)(5代目ボンドではあっけない最期を迎えているが、ボンドと絡んだドラマがあっての死である。)→尚、偶数代目のボンド作品では、今回取り上げるボンドガールは存在しておらず、奇数代目のボンドにおいてのみ登場している。が、それぞれのボンドにおいて共通している特徴があるのもまた面白い所である。

ケータイ刑事」:クイーンとしての初登場は「銭形泪」であるが、犯人として登場したクイーンは「銭形零」が初めてである。まずは「・1st.5話」のクイーン女優(しかも本人役)として登場し、個人的な恨みを晴らすために殺人事件を起こしている。続いては「・2nd.1話」の福笑いクイーンとしてまたも殺人を犯し、「」になると1st.1話/20話/2nd.1話で、順に、お天気クイーンマジッククイーン七夕クイーンが殺人を犯した。そして、「・1st.1話」の素もぐりクイーンと続いている。(今後も殺人を犯すクイーンの登場はあることでしょう。(被害者となるクイーンの登場もあるでしょうが...))基本的に、程度の差はあるものの、動機は個人的な恨みや秘密を知られたための口封じという個人レベルから犯行を犯している。が、「007」の「悪のボンドガール」に多いボスに仕える立場で、命じられて動くというポジションではなくて、いずれもが自分の判断から犯行を犯しているので、ある意味では事件の悪玉の親分格というポジションにいる。尚、これらのクイーンは全員逮捕されたが、(劇中では)死んではおらず、一部は公判中ということもあるだろうが、現在服役中と考えて良いでしょう。(「・1st.8~11話」のクイーン女優・睦月いずみも、ポジション的にはこれに含まれるが、彼女の場合は他にピッタリと対比できる存在が「007」にいることから別扱いとして、今回は取り上げないことにする。)

「007」の方は全員死亡しているが、「クイーン」は死んでいないこと、「007」では全員が主従関係ではのポジションにいるが、「クイーン」は全て個人として(主従関係がない)動いていること(世界を支配しようというような大きな野望を持っていない)、というようにキャラクター上も「相違点」ばかりであり、演じたのも「クイーン」は全て同じ人(クイーン女優・宝積有香さん)であり「007」では全て別の人というような極端な違いがあるが、共通点もしっかりとある。それは(現代人として「正しいこと/悪しきこと」の判断が出来ていないものの)自分の考えに素直であって、しかも自分の信念を曲げずにストレートに(「破滅への道」が待っているとは気づかずに)突っ走っていく所があり、大なり小なりのミスを犯して、それが原因で破滅していく(「007」では、「ケータイ刑事」では逮捕)という人生の道が同じということである。→悪いことは出来ません、ということでもある。

次回は、「ゲストキャラにおける類似点」の12回目となるが、次回も今回の続きで「ボンドガールとクイーン」の3回目の予定です。(ということなので、全26回(=2クール)で終了とはならず、本連載は第3クールに突入していくことになります。)

 

↓犯人としての「クイーン」が登場した物語が収録されているもの

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/01/27
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/12/22
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/01/26
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/05/25
  • メディア: DVD


↓文中に記した「007」シリーズ作品

サンダーボール作戦 (デジタルリマスター・バージョン)

サンダーボール作戦 (デジタルリマスター・バージョン)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2007/08/25
  • メディア: DVD

007は二度死ぬ (デジタルリマスター・バージョン)

007は二度死ぬ (デジタルリマスター・バージョン)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2007/08/25
  • メディア: DVD
私を愛したスパイ (デジタルリマスター・バージョン)

私を愛したスパイ (デジタルリマスター・バージョン)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2007/08/25
  • メディア: DVD
美しき獲物たち (デジタルリマスター・バージョン)

美しき獲物たち (デジタルリマスター・バージョン)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2007/08/25
  • メディア: DVD
007 ゴールデンアイ アルティメット・エディション

007 ゴールデンアイ アルティメット・エディション

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: DVD
007 ワールド・イズ・ノット・イナフ アルティメット・エディション

007 ワールド・イズ・ノット・イナフ アルティメット・エディション

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: DVD

↓「007」のボックス
007 アルティメット・エディション スペシャル・コレクターズBOX

007 アルティメット・エディション スペシャル・コレクターズBOX

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2007/08/25
  • メディア: DVD
007 アルティメット・コレクション BOX

007 アルティメット・コレクション BOX

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: DVD
007 製作40周年記念限定BOX

007 製作40周年記念限定BOX

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2004/08/20
  • メディア: DVD

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