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「NAKED SPACE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1983年の映画「レスリー・ニールセンの裸の宇宙銃(スペースガン)を持つ男」である。日本では劇場未公開であり、TVで放送された時は「裸の宇宙銃を持つ男」というタイトルで、ビデオ化された時には「SFエイリアン天国」というタイトルになったいきさつがある。内容は「裸の銃を持つ男」シリーズと同様の映画のパロディがたっぷりとあるドタバタ・コメディ作品である。ある意味では「裸の銃を持つ男」シリーズの原点とも言うことが出来るが、「裸の銃を持つ男」のザッカー兄弟たちは本作には絡んでいない。(当然ながら、あのドレビン警部は登場しない。)

作品データを記しておくと、時間は91分、製作はマーク・ハガード、製作総指揮はマイケル・S・ランディスとアルバート・スチュワート、監督と脚本はブルース・キンメル、音楽はデヴィッド・スピアーである。そして出演は、シンディ・ウィリアムズ、レスリー・ニールセン、ゲリット・グレアム、パトリック・マクニー、ロン・クロウスキー、ブルース・キンメル、たちである。

宇宙船めまい号の船内で、ある星で採取したゼリー状の生物が恐ろしい生物に変貌してしまった。謎のその異星人とクルーたちが実にお馬鹿な攻防を繰り広げていく...

ニールセンは宇宙船めまい号のジャームズ船長を演じているが、キャラクターは後の「裸の銃を持つ男」のドレビン警部と同じである。また、本作のベースにあるのは映画「エイリアン」であり、これを中心としたヒットした映画のパロディ・ネタが多数登場する。しかも、ミュージカル仕立てを意識していると共に、宇宙船内での物語ということで特撮も使われているが、それがチープなものであって、これも大いに笑わせてくれる。ということで、パロディ映画として求められる要素がしっかりと出てくる作品であって、何も考えずに笑った楽しむことの出来る大いなるおバカ映画である。

 

↓DVD化はされていません。(ビデオです。)

裸の宇宙銃を持つ男【字幕版】

  • 出版社/メーカー: ブロードウェイ
  • 発売日: 1999/11/22
  • メディア: ビデオ

裸の宇宙銃を持つ男【日本語吹替版】

  • 出版社/メーカー: ブロードウェイ
  • 発売日: 1999/11/22
  • メディア: ビデオ
↓本作の後にこのシリーズを楽しむというのもまた楽しい所です。
裸の銃を持つ男 パック 初回限定生産

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  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 発売日: 2003/09/26
  • メディア: DVD

「THE NAKED GUN 33 1/3: THE FINAL INSULT」 [映画(洋画)]

表題の作品は1994年のアメリカ映画「裸の銃を持つ男 PART 33 1/3/最後の侮辱」である。前作から3年ぶりに製作されたシリーズ第3弾であり、最終作である。(今回もタイトルの方は「PART 3」でしなくて「33 1/3」というように遊び心に満ちた物である。尚、33 1/3という数字からLPレコードの回転数だと気づけば、あなたはしっかりした人ということになります。)当然ながら、全2作と同様に数々の映画のパロディがたっぷりだが、今回は時事ネタまでパロッていたり、カメオ出演ということでハリウッドのスターたちが出てくるというのも、ファン・サービス精神に満ちていて楽しい所である。

作品データを記しておくと、時間は83分、製作はロバート・K・ワイスとデヴィッド・ザッカー、製作総指揮はジェリー・ザッカー、デヴィッド・ザッカー、ジル・ネッターというお馴染みのトリオ、監督はピーター・シーガル、脚本はパット・プロフト、デヴィッド・ザッカー、ロバート・ロキャッシュの3人、撮影はロバート・スティーヴンス、音楽はアイラ・ニューボーン、である。そして出演は、レスリー・ニールセン、プリシラ・プレスリー、ジョージ・ケネディ、O・J・シンプソン、フレッド・ウォード、キャスリーン・フリーマン、アンナ・ニコル・スミス、ピア・ザドラ、エレン・グリーン、エド・ウィリアムズ、たちである。また、カメオ出演しているスターの名前を記しておくと、シャナン・ドハティ、オリンピア・デュカキス、R・リー・アーメイ、モーガン・フェアチャイルド、エリオット・グールド、マリエル・ヘミングウェイ、バリー・ヒッキー、ジェームズ・アール・ジョーンズ、ラクエル・ウェルチ、たちである。(凄い顔ぶれが集まっています。)

物語は、恋人のジェーンとの結婚を機に警察を辞めたドレビンは、妻が弁護士として働き、自分は主夫として家にいるという生活をしていた。そんな中、彼は元同僚の所長とノードバーグから捜査協力を頼まれ、引き受ける。で、彼が追うのは服役中の爆弾テロリスト・ロッコの恋人で、市庁舎爆破犯人の共犯者と目される看護師のタニヤだった。が、警察に戻ったら離婚すると言う妻に知られてしまい、ジェーンはを出て行ってしまう。で、ドレビンは警察に復職し事件を追うことになる。爆弾事件の首謀者はロッコであることが判明し、ドレビンはおとり捜査を志願して刑務所に入り、ロッコと接触しようとする。そしてロッコの信用を得ると二人で脱獄をして、ある山荘に向かう。一方、ジェーンはドレビンの残したメモから山荘の場所を知り、やはりそこに向かう。ロッコはアカデミー授賞式の爆破を狙っていて、ドレビンはそれを防ごうとするが...

ビッグ・スターたちのカメオ出演は、犯人がアカデミー授賞式を狙っているということで、授賞式に出席しているという形で出ているのだが、実に上手いアイデアである。が、あのドレビン警部のことだから、何事もなく終わるはずが無く、アカデミー授賞式が滅茶苦茶になると言うのはお約束。やっぱりこういう所は見ていても気持ちいい所である。

前作までと同様に、最初は何も考えずに笑って楽しみ、次はパロディの元ネタを探りながら楽しむということが出来るので、何度も楽しむことが出来る作品である。(パロディの元ネタを捜すには、それなりの映画の知識が必要であるのは言うまでもないですが...)

 

裸の銃を持つ男 PART33 1/3 最後の侮辱

裸の銃を持つ男 PART33 1/3 最後の侮辱

  • 出版社/メーカー: パラマウント ジャパン
  • 発売日: 2006/05/12
  • メディア: DVD

↓シリーズ第1作と第2作

裸の銃を持つ男

裸の銃を持つ男

  • 出版社/メーカー: Paramount Home Entertainment(Japan)Limited(CIC)(D)
  • 発売日: 2007/08/24
  • メディア: DVD

裸の銃を持つ男 PART2 1/2

裸の銃を持つ男 PART2 1/2

  • 出版社/メーカー: パラマウント ジャパン
  • 発売日: 2005/10/21
  • メディア: DVD


↓シリーズ全3作のセット

裸の銃を持つ男 パック 初回限定生産

裸の銃を持つ男 パック 初回限定生産

  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 発売日: 2003/09/26
  • メディア: DVD


BEST HIT USA 2007[2007/11/20] [音楽(etc.)]

いつものように、一番早い放送となる火曜日夜のBS朝日での放送において、「TIME MACHINE」のコーナーの情報を中心にON AIR曲と共に記します。今回は、曲は少なかったものの、情報が盛りだくさんでした。

最初は、「今日はいきなり、ゲストが来ています」ということで、(今回もまたも)ゲストでスタート。スタジオにやってきたのはニュー・アルバムを発表したばかりのKERI NOBLEでした。ON AIR曲は『Watch Me Walk』でした。続く話題のアーティストを紹介する「HOT MENU」のコーナーは今回もお休みで、「COUNTDOWN USA」の20位から11位までの発表へ突入しました。で、CMを挟んでの「STAR OF THE WEEK」のコーナーは、4年ぶりに3rd.アルバムを発表したALICIA KEYSということで、インタヴューがあり、ニュー・アルバム「AS I AM」、シングル『No One』について語り、それから『No One』がON AIRされました。

これに続いては「C/D USA」の10位から4位までの発表で、CMを挟んでからが「TIME MACHINE」のコーナーです。今回の「TIME MACHINE」のコーナーは、11/20ということで、以下の6件が紹介されました。

1968年:MONKEESの初主演劇場用映画「HEAD」がロスでプレミア上映される。全3話のオムニバス映画で、劇中で彼らの演奏が楽しめる、1969年:JEFF BECKがロンドンでハンドル操作を誤り追突事故を起こす。全治3ヶ月の重傷で、翌年2月にようやく退院した、1973年:THE WHOのサンフランシスコ公演で、ドラムスのキース・ムーンが体調不良でステージをキャンセルしたが、その代わりに彼らのファンのスコット・ハルディンという19歳の少年がステージに上がり、メンバーと一緒に演奏した、1981年:カリフォルニア州のレセダ・カントリー・クラブで「ハリウッド・ロックンロール・レヴュー」が開催される、2000年:SPICE GIRLSのメルCがTV番組で脱退を宣言して騒ぎになった、2003年:MICHAEL JACKSONがサンタバーバラで逮捕された。(例の14歳未満の子供に対するいたずら疑惑ですね。)

また、11/20が誕生日のアーティストとして紹介されたのは以下の4人でした。ALLMAN BROTHERS BANDのDUANE ALLMAN(1946年生まれ、享年24歳)、EAGLESのJOE WALSH(1947年生まれ)、BEASTIE BOYSのMIKE D(1965年生まれ)、TRIBE CALLED QUESTのQ-TIP(1970年生まれ)。

今回はこのコーナーとは関係なく、「珍しい映像を」ということで、LED ZEPPELINのベスト盤がリリースされたという話題から入り、1979年のライブで『Rock And Roll』がON AIRされました。

そして「C/D USA」のTOP 3の発表があり、ラストのリクエストのコーナーは、ERIC CARMENで、'70'sのあの名曲が登場するのかと思いきや、そうではなくて、1988年の『Make Me Lose Control』でした。この曲も悪くないけど、彼と言ったらやっぱり『All By Myself』だと思うんですけどねぇ...

次回は、EPGの番組情報によると、2年前に16歳でデビューしマイケルの再来と評されたCHRIS BROWNが帰ってきた!、ということです。(ゲストということでしょうね。)

 

レット・ゴー

レット・ゴー

  • アーティスト: ケリ・ノーブル
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2007/10/24
  • メディア: CD

As I Am

As I Am

  • アーティスト: Alicia Keys
  • 出版社/メーカー: RCA
  • 発売日: 2007/11/13
  • メディア: CD

アズ・アイ・アム(初回生産限定盤)

アズ・アイ・アム(初回生産限定盤)

  • アーティスト: アリシア・キーズ, ジョン・メイヤー
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2007/11/21
  • メディア: CD
マザーシップ~レッド・ツェッペリン・ベスト【デラックス・エディション】

マザーシップ~レッド・ツェッペリン・ベスト【デラックス・エディション】

  • アーティスト: レッド・ツェッペリン
  • 出版社/メーカー: WARNER MUSIC JAPAN(WP)(M)
  • 発売日: 2007/11/14
  • メディア: CD
 
Definitive Collection

Definitive Collection

  • アーティスト: Eric Carmen
  • 出版社/メーカー: Arista
  • 発売日: 1997/06/17
  • メディア: CD

PRETENDERS『PRETENDERS II』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表された彼らの2nd.アルバムである。1st.アルバムのヒットによって期待されたアルバムであったが、今ひとつ期待に応えられなかった。しかし、ストレートでシンプルなロックということでは、なかなか内容のあるアルバムとなった。セールスの方も1st.アルバムには及ばなかったものの、イギリスでは最高位7位、アメリカでも最高位10位を記録している。

収録曲は以下の全12曲である。『The Adultress』『Bad Boys Get Spanked』『Message Of Love』『I Go To Sleep』『Birds Of Paradise』『Talk Of The Town』『Pack It Up』『Waste Not, Want Not』『Day After Day』『Jealous Dogs』『English Roses』『Louie, Louie』。

この中からは『Day After Day』『The Adultress』『I Go To Sleep』がシングル・カットされているが、イギリスではそれなりのヒットになったが、アメリカではチャートを賑わすということは無かった。

本アルバムからのお薦め曲は、『The Adultress』『Message Of Love』『Birds Of Paradise』『Talk Of The Town』、そしてKINKSのカヴァーとなる『I Go To Sleep』をピックアップしておく。

本アルバム発表後、オリジナル・メンバーの死があって、オリジナル・メンバーでの彼らのアルバムというのはこれが最後となり、その後はメンバー・チェンジが繰り返されることになる。(クリッシー・ハインドが健在である限り、PRETENDERSはPRETENDERSとして心配はないでしょうが...)現在は貫禄もたっぷりとあるクリッシー・ハインドであるが、この当時からボーカルの方は良い味がある。1st.アルバムの時と比べると進化していることも分かる。(次作で更に進化しますけど...)今ひとつ存在感のないアルバムであるが、Pretendersを語る上では、やはり書かすことの出来ないアルバムである。ずば抜けた曲というものが無いが、逆に言うと、捨て曲も無く、いずれもが平均的なクオリティを持った曲ばかりと言うことにもなる。しっかりとチェックしておきましょう。

 

Pretenders II

Pretenders II

  • アーティスト: Pretenders
  • 出版社/メーカー: Sire
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

プリテンダーズII

プリテンダーズII

  • アーティスト: ザ・プリテンダーズ
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2006/01/25
  • メディア: CD

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