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「ガメラ」(その6) [映画(邦画)]

今回は、WOWOWの全12作一挙放送の6日目の後半に放送されたシリーズ第8作の「宇宙怪獣ガメラ」についてです。前作から9年のブランクを経て登場した作品で、「昭和ガメラ」としては最後の作品である。

シリーズ第8作宇宙怪獣ガメラ」(1980年)
作品データを記しておくと、1980年の大映の作品で、時間は92分である。監督は湯浅憲明、脚本は高橋二三、撮影は喜多崎晃、美術は横島恒雄、音楽は菊池俊輔である。ナレーターを中村正が務めている。そして出演は、マッハ文朱、小島八重子、小松蓉子、前田晃一、高田敏江、桂小益、工藤啓子、林博二、池田真、飛田喜佐夫、斉藤安弘、豊隅哲朗、小林英樹、たちである。また、小林修が声の出演をしている。

宇宙海賊ザノン号、宇宙の星々を次々と滅ぼしてきた侵略者である。その宇宙海賊ザノン号が次の標的を地球として進撃を開始。平和星M88から派遣され、現在は地球人の中に身を隠していたスーパーウーマンのキララ、ミータン、マーシャはこれを察知する。ザノン号は侵略の邪魔となる平和星のエージェントたちを捜し出すために、女工作員ギルゲを地球に派遣する。ザノン号からはかつてガメラと戦った怪獣たちを送り込んで来る。武器を持たないキララたちは手の出しようがなかったが、キララは友人の圭一少年からガメラの事を知り、念力でガメラを呼び出す。で、ガメラが怪獣たちに立ち向かって行く...

過去の作品群のガメラと怪獣のバトル・シーンの映像を使ったことで、ガメラと怪獣に関する部分は新撮がなく、ドラマ部分のみの新撮で構成した物語である。更に、「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」「キン肉マン」(漫画)、「こち亀」(漫画)が劇中に登場するということで、お楽しみとなっている。また、ザノン号は「スターウォーズ」のスターデストロイヤーであるし、平和星の3人はスーパーマンを意識している。ということで、本作は「ガメラ」が登場するものの、過去の作品をつなぎ合わせたパッチワークのようなものとなっていて、これをシリーズに加えることには賛否両論がある。→ある意味、パロディ映画のような作風と言うことも出来る。(但し、内容はコメディに走っていない。)まあ、過去の映像資産をつなぎ合わせ、活弁で台詞を展開すれば、全く別物の作品となる、という映像作品の新たな活用方法を示した作品と言って良いでしょう。

ただ、今回のWOWOWの「一挙放映」ということで、他の作品を見て間もない間に見たら、誤魔化されたというような印象を受けてしまう。本作は、他の「昭和ガメラ」シリーズを見てから暫く間を開けて見るべきですね。

 

宇宙怪獣ガメラ

宇宙怪獣ガメラ

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 2007/10/26
  • メディア: DVD

↓「昭和ガメラ」シリーズのBOX

ガメラ THE BOX 1965-1968

ガメラ THE BOX 1965-1968

  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 発売日: 2001/10/11
  • メディア: DVD

ガメラ THE BOX 1969-1980

ガメラ THE BOX 1969-1980

  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 発売日: 2001/11/28
  • メディア: DVD


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STYX『THE GRAND ILLUSION』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1977年に発表された彼らの7th.アルバムである。(邦題は「大いなる幻影」)このアルバムは彼らのアルバムとして初めて全米TOP 10入りを記録したアルバムである。デヴュー時はプログレ系のサウンドだった彼らも、'80'sになると産業ロックの代表格のように言われるようにサウンドが大きく変わったが、本アルバムはコンセプト・アルバムであり、プログレ寄りの所があるアルバムである。ちなみに本アルバムは、Billboardのアルバム・チャートで最高位6位を記録し、1978年の年間アルバム・チャートでは7位にランクインしている。(結構長期にわたって売れたアルバムである。)で、彼らの人気も爆発することになり、「PIECE OF EIGHT」や「CORNERSTONE」「PARADISE THEATER」「KILROY WAS HERE」というビッグ・ヒットが続く黄金期に入っていくことになった。(それに伴って、サウンドが大きく変わることにもなった...)

収録曲は以下の全8曲である。『Grand Illusion』『Fooling Yourself (The Angry Young Man)』『Superstars』『Come Sail Away』『Miss America』『Man In The Wilderness』『Castle Walls』『Grand Finale』。

この中からシングル・カットされた『Come Sail Away』は1975年の『Lady』以来の全米TOP 10ヒットを記録(最高位8位)し、1978年のBillboard年間シングル・チャートでも56位にランクインしている。また、『Fooling Yourself (The Angry Young Man)』もシングル・カットされて、こちらは最高位29位を記録するヒットとなった。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、当たり前すぎるが『Come Sail Away』『Fooling Yourself (The Angry Young Man)』の2曲を挙げない訳にはいかない。(まあ、彼らの代表曲でもある訳ですからね。)が、筆者のお気に入りは『Miss America』であって、こちらもお薦めである。そして、本アルバムはコンセプト・アルバムとなっているが、最初と最後の『Grand Illusion』と『Grand Finale』の幕開けとエンディングが実に良いものとなっている。後の「PARADISE THEATER」でも同じことを行っているが、こういう所はやはりプログレの方に近いバンドならではでもあり、アルバムのクオリティを高いものにしている所でもある。

'80'sの音楽シーンを語ると、必ず「産業ロック」の話が出てきて、彼らの名前も必ず出てくるが、本アルバムは'70'sのアルバムでもあり、「産業ロック」の「さ」の字も出てこない。デヴュー時の雰囲気が残るアルバムであり、'80'sの彼らしか知らない方は逆に驚きがあるであろう。ロック・ファンであれば、聴いておくべき'70'sのアルバムである。

 

The Grand Illusion

The Grand Illusion

  • アーティスト: Styx
  • 出版社/メーカー: A&M
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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THE RUNNING MAN(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1987年の映画「バトルランナー」である。極度に管理された21世紀の未来社会を舞台に、TV中継される殺人ゲームの標的にされる男たちの叛乱を描いたアクション作品である。が、散々な評価を得ることになった作品である。注目点は、原作がスティーヴン・キング(名義は「リチャード・バックマン」となっている。)と主演がシュワちゃん、そしてFLEETWOOD MACのM.フリートウッドが出演している、といったところである。まあ、この顔ぶれで転けるのも、作品を見たら十分分かりますけど...

作品データを記しておくと、時間は101分、原作はリチャード・バックマン(=スティーヴン・キング)、製作はティム・ジンネマン、ジョージ・リンダー、ロブ・コーエンの3人、監督はポール・マイケル・グレイザー、脚本はスティーヴン・E・デ・スーザ、撮影はトーマス・デル・ルースとレイナルド・ヴィラロボスの2人、音楽はハロルド・フォルターメイヤーである。そして出演は、アーノルド・シュワルツェネッガー、マリア・コンチータ・アロンゾ、ヤフェット・コットー、リチャード・ドーソン、ジム・ブラウン、ジェシー・ヴェンチュラ、アーランド・ヴァン・リドス、マーヴィン・J・マッキンタイア、プロフェッサー・トオル・タナカ、バーナード・ガス・レスウィッシュ、ミック・フリートウッド、カレン・リー・ホプキンス、スヴェン・トールセン、エディ・バンカー、たちである。

21世紀。TVが国民をコントロールする全体主義国家のアメリカ。真面目な警官のベン・リチャーズは、ある日上司の命令に背いたために大量殺人の汚名をきせられて投獄されてしまう。が、強制労働の監獄で知り合ったラフリン、ウェイスたちと共に脱獄する。リチャーズは弟のアパートヘ向かうが、弟はおらず、放送局に勤めるアンバー・メンデスという女性が住んでいた。リチャーズは彼女を連れて国外逃亡を計画する。その頃、ロスのテレビ局。ICSネットワークでは、視聴率トップの殺人ゲーム・ショー「ランニングマン」の企画者であり、ホストを務めているデーモン・キリアンが、低迷の兆しの出てきた番組をテコ入れするために、リチャーズに白羽の矢を立てていた。空港でリチャーズは逮捕されるが、監獄に戻るのではなく、「ランニングマン」に出場するよう、強制された。で、出演することになったリチャーズ。番組では彼が如何に凶暴な男なのかをでっち上げのフィルムで紹介する。が、これを見たアンバーは嘘だと気づき、TV局の資料室に忍び込む。リチャーズは戦闘場に放り込まれ、刺客が襲ってきた...

派手なアクションを見ることが出来るが、ストーリーの上では色々と頭を抱えたくなる所があるのが残念な所である。で、こういう場合は、サントラ盤を耳にして、お口直しにするというのが一つの方法である。(と言っても、特に絶賛するような内容のサントラ盤でもないですけど...)

本作のサントラ盤の収録曲は以下の全17曲である。『Intro/Bakersfield』『Main Title/Fight Escape』『Buzzsaw/Richard's Fight』『Captain Freedom's Workout』『Mick's Broadcast/Attack』『Valkyrie』『Buzzsaw Attack』『Medical Checkup』『Fireball Intro』『Buzzsaw/Dynamo Attack』『Massacre Highlights』『Sub-Zero Intro』『Sub-Zero』『Fireball Chase』『Spare Dynamo』『Weiss Discovers Dish/Amber's Launch』『Revolution/End Credits』。

本作によって、原作が、キャストがビッグ・ネームであっても、内容の方は名前だけでは分からない、ということを学んでおけば、それでよろしいかと...

 

The Running Man: Original Motion Picture Soundtrack

The Running Man: Original Motion Picture Soundtrack

  • アーティスト: Harold Faltermeyer
  • 出版社/メーカー: Varese Sarabande
  • 発売日: 1990/06/01
  • メディア: CD

↓映画DVDはこちら

バトルランナー

バトルランナー

  • 出版社/メーカー: カルチュア・パブリッシャーズ
  • 発売日: 1998/02/25
  • メディア: DVD


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「ガメラ」(その5) [映画(邦画)]

WOWOWの一挙放送の6日目の放送は、シリーズ第7作と第8作の2本でした。が、流石に2本とも見るのは時間的に厳しく、今回はシリーズ第7作の1本のみとします。(が、第8作は間が9年あるということと、これまでの作品を使い、新撮部分とを繋いだ内容なので、昭和ガメラシリーズに一旦幕を下ろすことになった第7作で区切るのも悪くないかと...)

シリーズ第7作ガメラ対深海怪獣ジグラ」(1971年)
作品データを記しておくと、1971年の大映作品であって、時間は88分である。製作は永田秀雅、監督は湯浅憲明、脚本は高橋二三、撮影は上原明、美術は矢野友久、音楽は菊池俊輔である。そして出演は、坂上也寸志、グロリア・ゾーナ、坪内ミキ子、藤山浩二、佐伯勇、笠原玲子、吉田義夫、八並映子、アーリン・ゾーナ、夏木章、三夏伸、九段吾郎、井上大吾、喜多大八、中原健、たちである。

月面基地が謎の宇宙船の襲撃を受けた。その宇宙船は地球に飛来した。それを目撃した鴨川シーワールドの研究所に勤める2人の海洋学者とその子供・健一とヘレンはボートで現場に行くが、謎の光線を浴びて、宇宙船に捕らえられる。女性が現れ、ジグラ星人と名乗り、ジグラ星の優れた科学力を示すために東京にマグニチュード13の大地震を発生させ、人類に降伏を迫る。子供の活躍によってなんとか宇宙船から脱出した4人、それを追う女性。一方、ガメラは海中でジグラ星人の宇宙船を撃破するが、怪獣ジグラが現れる。ジグラ星との水圧の差のため巨大化したジグラとガメラとの戦いが始まる。バトルを地上に移すが、ジグラの放つ光線によってガメラは敗退、防衛軍もあっさりと敗北。子供の意見を聞いて、最後の希望としてガメラの救助に向かった海洋学者たちだったが、1万mを越える日本海溝に引きずり込まれてしまう...

本作は事実上の昭和ガメラの最終作であるが、それは御家の事情(大映の倒産)によるものであるため、「シリーズ最終作」というふれこみは一切ない。そういう点では寂しい所がある。ストーリーに関しては、とにかくツッコミ所が満載であり、笑ってしまう。これは見方を変えれば、怪獣映画ではなくてコメディ映画のようにも受け取ることが出来る。(まあ、「昭和ガメラ」らしい所と言えばそれまでですが...→海底で火炎噴射を地上と同じようにするガメラ、etc....)

そんな中、海洋汚染の問題を取り上げているところは評価できるところである。まあ、「ガメラ」らしい作品と言うことですね。

 

ガメラ対深海怪獣ジグラ

ガメラ対深海怪獣ジグラ

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 2007/10/26
  • メディア: DVD

ガメラ THE BOX 1969-1980

ガメラ THE BOX 1969-1980

  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 発売日: 2001/11/28
  • メディア: DVD

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登場!「銭形海・3rd.」の映像(@12/27「キ・ニ・ナ・ル!」)+深夜「アニメ枠」 [ケータイ刑事]

今年最後の「キ・ニ・ナ・ル!」では、待ってましたとばかりに、年明けから始まる「銭形海・3rd.」の映像が流れました。時間は20秒で、冒頭は2nd.のOPのライブの映像だったが、その後で、マツとのツーショットの映像が流れました。バックに習字の半紙が出ていたことから、3rd.1話の映像であることが分かる。(3rd.1話のサブタイトルは「噂の刑事、ついに登場! ~日焼け書道家殺人事件」です。)そして、ちゃんが「見てね~」と手を振っていて、マツはギターを持っていたという所が続いたが、この部分は「iしたい。~銭形海・3rd.」にも出てくるものと思われる。(一番は焼ければ12/30に見ることが出来るかも...)

既に、3rd.のちゃんの写真が出ているが、2nd.のポニーテールから変わり、ストレートに降ろしている。ということで、ちゃんの髪型は、ちゃんの2nd.後半(=夏服)、2nd.前半、1st.での髪型というように、ちゃんの変化の逆をいくことになった。ストレートでロングヘアーの銭形と言えば、これまではちゃんだったが、それに続くことになりそうですね。(・1st.もストレートのロングだったけど、海ちゃんの方が更に長い。)また、2nd.からは冬服だったが、いよいよ真冬になるので、コートやマフラー姿の海ちゃんも見ることが出来るでしょうね。マツとの(1話の)やりとりの所では、ちゃんはコート姿でした。→僅か数秒だったが、3rd.では、ちゃんがマツをリードしていきそうな印象を受けました。(「帰らないの」と言ってマツの耳をちゃんが引っ張っていました...)→3rd.とても楽しみです。

深夜のアニメ枠は、いつもの「逮捕しちゃうぞ フルスロットル」と「CLANNAD」の2本に戻り、CMの方もいつもの通りでした。

「逮捕FS」のCMは、いつものDVD宣伝とBS-i番組の宣伝であるが、その中に12/31の正午から放送される「ケータイ刑事THE MOVIE」(BS-iでは夏に続いて2度目の放送ですね。)の30秒版(正確には27秒)の宣伝がありました。ちゃん(芽以さん)の歌う『ヒコーキ雲』がバックで、3人が司令室にやってくる所など、お馴染みの見慣れたものであるが、放送日が入っているということでは、これもまた貴重なものです。(地上波ではいつになったら放送されるのでしょうかねぇ?)

「CLANNAD」でも、流れるCMはいつものDVDの宣伝とBS-i放送番組の宣伝であるが、ここで流れた「銭形海」の次回予告(2nd.13話)は15秒バージョンではなくて30秒バージョン(正確には27秒)でした。また、「ケータイ刑事THE MOVIE 2」のDVD宣伝・30秒バージョン、「東京少年」の15秒バージョンの宣伝もありました。

尚、今回は「銭形雷」の再放送の次回予告はありませんでした。(「M2」があったから雷ちゃんは出てきたけど、ちょっと残念...)

来週は1/3ということになるので、「キ・ニ・ナ・ル!」も、深夜のアニメ枠も共に正月の特別編成のためお休みである。(「キ・ニ・ナ・ル!」の時間枠はドキュメンタリー、アニメの時間枠は映画が放送される。)ということで、「銭形海・3rd.1話」の15秒版の予告をゲットしようと思ったら、ちょっと苦労するかも知れませんね...

ところで、現在は「侍ショート」と題して、「68FILMS」のショート作品が放送されている日曜の朝10:30の枠であるが、2/10から6週間にわたって、「東京少女・セピア編」が放送されるということが発表されました。歴代6人のケータイ刑事を襲名した面々は、全員「東京少女」に出演しているだけに、7代目以降が出演する可能性は高いと思われる。5代目・早織ちゃんの出演作があるので、それ以外の5本の主演者には要注目です。そんな中、草刈正雄さんの娘である草刈麻有ちゃんが出演する作品があるということは、麻有ちゃんの銭形襲名があるかもしれませんね。(お父さんも麻有ちゃんも嫌がるかもしれませんが...)そうなると、高村さんとのコンビがどういう形で実現するのか、とても面白くなりそうです。が、五代さん、岡野さん、松山さんと組んで、高村さんとは組まないかも...???(スポーツ報知のこのニュースの所では、早織ちゃんと麻有ちゃんのツーショットの写真が出ているが、長女・と(三女ではなくて)四女・○のプライベートに見えないこともないですね...)

 

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 (HD-DVD)

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 (HD-DVD)

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD
ヒコーキ雲

ヒコーキ雲

  • アーティスト: 黒川芽以, 遠藤浩二, 林有三, 丹羽多聞アンドリウ, 沢田聖子
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: CD
 
↓「海・3rd.」では、これを聴くことが出来るのでしょうか?

愛のメモリー

  • アーティスト: 松崎しげる/田中星児, 松崎しげる, 田中星児, カラオケ, 馬飼野康二, あかのたちお, たかたかし, D.Boone, R.McQueen
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1993/10/27
  • メディア: CD

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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その31) [ケータイ刑事]

今回のボンドガールと「ケー刑事」ゲスト・キャラのテーマは「音楽関係者」をテーマとする。「音楽関係者」というと、歌手は勿論、演奏者、作曲家、作詞家というように結構幅が広くなる。また、見方によっては前回の「芸」に繋がる部分もある。が、あくまでも「音楽」に関係する人物ということに限定する。登場いただくのは、4代目ボンドのデヴュー作「リビング・デイライツ」のボンドガールのカーラと、「銭形愛・3話」の浅沼麗子、「銭形零・1st.11話」の愛沢なゆた、「銭形海・2nd.1話」の青井みどり宝積有香子です。(その他にも「ケータイ刑事」では「音楽関係者」は登場しているが、それらはまた別の機会に。(男性陣でもありますから...))

007」:カーラ・ミロビィ。シリーズ第15作「リビング・デイライツ」のボンドガール。この作品は4代目・ティモシー・ダルトンのボンド・デヴュー作でもある。また、複数のボンドガールが登場することが定着していた中で、久しぶりにただ一人のボンドガールとして登場し、ボンドとのロマンスは純愛路線を貫いた。彼女はチェリストである。愛人であるKGBのコスコフ将軍からはストラディヴァリウスを買って貰うなどの深い関係にあったが、コスコフ将軍の陰謀によってコスコフを狙うスナイパー(実は空砲)に仕立て上げられて利用された。とっさの判断でボンドが彼女を殺さなかったことから、色々なドラマに発展していくことになった。(ボンドからは、「コスコフが迎えに来た」と言われて、ボンドの援助でKGBから逃れることが出来た。が、タンジールでコスコフからボンドに欺されている、と告げられ、ボンドを窮地に追い込むことになる。が、アフガニスタンではボンドと一緒に始末されそうになった。で、完全にボンドの側に付くことになった。)ただ、愛人と言っても、常時側にいるような愛人ではなく、普段はチェリストとして各地の公演で演奏活動を行っている。音楽家(芸術家・チェリスト)ということで、音楽に関することに関しては色々と明るいが、それ以外のことに関しては疎い所がある。そのため、コスコフ将軍にとったら欺すのは簡単だった。

ケータイ刑事」:浅沼麗子。「・3話」に登場した作詞家の先生である。彼女の付け人の同居している女性が殺害されたということで、(最初は)捜査に協力し、ストーカーがいたことを口にするも、実は、殺害された付き人は彼女のゴーストライターとして作詞をしていて、次第に要求がエスカレートしたことから殺害したのだった。魚が嫌いという一面がある。また、彼女の犯行を察し、身替わりになろうとして自白するという彼女のファンまでいた。

ケータイ刑事」:愛沢なゆた。「・1st.11話」に登場したタンゴ界のトップ・ダンサーである。(ダンサーであるが、タンゴの世界では踊は切り離せないものです。)ショーの最中に彼女の婚約者であるパイプドアの社長(元ネタは当然、当時のライブドア社長のH。すっかり忘れ去られるようになりましたね。)が殺されるという事件が発生。悲劇の被害者を装っていたが、やはり真犯人は彼女だった。本気で愛したら命まで欲しくなったということで殺したが、彼女には共犯者がいて、その共犯の男・光沢はなゆたを愛し続けることを誓っていた。

ケータイ刑事」:青井みどり。「・2nd.1話」に登場したピアノ教室の先生であり、作曲の方も行っている。数年前からスランプとなり、曲が書けなくなっていた。そして家政婦の海原なみが作った曲を、いずれデヴューさせるという約束で、自分の曲として発表していた。(が、その約束を守らなかった。)で、約束を果たさないことから恨みを持った家政婦のなみに殺害されることになった。

ケータイ刑事」:宝積有香子。「・2nd.1話」に登場したピアノ教室のクイーンである。ピアノ教室の青井先生の家政婦の事件に巻き込まれて、その家政婦に先生を殺した犯人として仕立てられて殺害されてしまった。(全くの無実です。)一応、クイーンの歌(「私はクイーン」)を歌うという見せ場はあったものの、犯人に利用されて殺されるという悲劇のクイーンでした。

宝積有香子については、「クイーン」ということは描かれていたが、それ以外については殆ど劇中で描かれていないので、述べることが出来ないが、「クイーン」という「ケータイ刑事」の華であることから、名前を記しておくことにした。(以下の「類似点」については、宝積有香子は除外している。)

今回取り上げた4人(カーラ、浅沼麗子、愛沢なゆた、青井みどり)は音楽に関係する人物であるが、音楽の何処に関係しているかはみんなバラバラである。が、この4人は「詐欺(欺し)行為」に全員が関係している。浅沼麗子と青井みどりは、同じように他人の作ったもの(詞/曲の違いはあるが、殺ったことは同じである。)を自分の作ったものとして世に出していたということで、「詐欺行為を行った人物と言うことになる。また、愛沢なゆたは、おもむろには「詐欺」ということは行っていないが、ショーの最中に観客がいる中で、自分に好意を持っている男を使って殺人を犯し、自分は舞台上にいるというアリバイがある所を観客に見せたということで、これはショーの観客を「欺した」と言ってよいことになる。ということで、「ケータイ刑事」の方の3人は全てがその「欺しを行った側の人間ということになる。一方、カーラはコスコフ将軍の「詐欺行為」に利用されるだけ利用された「欺し」の被害者ということになる。(スナイパーに仕立て上げられたが、その時ボンドが射殺することもできたが、そうなっていたら完全にコスコフの詐しの犠牲者になってる所であった。)

ということで、「欺す側」「欺される側」という違いがあるが、「音楽関係者」は「詐欺(欺し)行為」に何らかの形で関わっているというのは、またまた面白い所であり、驚くべき類似点ということになる。尚、「欺される側」の人間ということを考えると、宝積有香子は真犯人によって利用されたということで、一応、「欺された」と言ってもいいでしょうね。

ちなみに、殺人の真犯人が問い詰められた際、「殺っていない」と言って惚けるのは当然のこと(砂緒に最初から「私が殺りました」と言う犯人はいない。)であって、これは「欺し」とは言わずに「嘘」と言います。(「嘘」も「欺し」の一つではあるが、「詐欺」のような「計略」までは含まれておらず、単に「真実ではない事」であるので、別物とする。)

次回は来年ということになるが、ボンドガールと「ケータイ刑事」のゲストキャラについては、まだネタがあるので、「ボンドガールとゲストキャラにおける類似点」というお題で続けていきます。誰が登場するかはお楽しみに。

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/05/22
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD


(銭形海は、現在放送中であり、ソフト化はまだです。)

007 リビング・デイライツ アルティメット・エディション

007 リビング・デイライツ アルティメット・エディション

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: DVD

リビング・デイライツ (デジタルリマスター・バージョン)

リビング・デイライツ (デジタルリマスター・バージョン)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2007/08/25
  • メディア: DVD
 
↓参考まで

名チェリストたち

  • 作者: マーガレット キャンベル
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1994/02
  • メディア: 単行本
誰にでもできる作詞講座―君も今日から作詞家

誰にでもできる作詞講座―君も今日から作詞家

  • 作者: 奥平 ともあき
  • 出版社/メーカー: ドレミ楽譜出版社
  • 発売日: 2003/10/09
  • メディア: 単行本
アフターファイブレッスン お父さんのためのピアノ教室 体験的コード奏法超入門 (アフター・ファイブ・レッスン)

アフターファイブレッスン お父さんのためのピアノ教室 体験的コード奏法超入門 (アフター・ファイブ・レッスン)

  • 作者: an弾手
  • 出版社/メーカー: ドレミ楽譜出版社
  • 発売日: 2004/10/15
  • メディア: 楽譜
日本がアルゼンチン・タンゴを踊る日 (光文社ペーパーバックス)

日本がアルゼンチン・タンゴを踊る日 (光文社ペーパーバックス)

  • 作者: ベンジャミン フルフォード
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2002/12/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
やさしいアルゼンチンタンゴ入門

やさしいアルゼンチンタンゴ入門

  • 作者: 上堀 昭
  • 出版社/メーカー: モダン出版
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: 単行本
 
詐欺師入門―騙しの天才たち その華麗なる手口

詐欺師入門―騙しの天才たち その華麗なる手口

  • 作者: デヴィッド・W. モラー
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 1999/09
  • メディア: 単行本
詐欺の心理学―騙す側、騙される側のココロの法則 (ベスト新書)

詐欺の心理学―騙す側、騙される側のココロの法則 (ベスト新書)

  • 作者: 富田 たかし
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 2004/08
  • メディア: 新書
詐欺師ハンドブック―基礎編から応用編まで

詐欺師ハンドブック―基礎編から応用編まで

  • 作者: ジョエル レヴィ
  • 出版社/メーカー: トランスワールドジャパン
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 単行本

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ROSEMARY'S BABY(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1968年の映画「ローズマリーの赤ちゃん」である。'70'sになると、オカルト映画のブームが到来することになるが、そのはしりとなったホラー映画の傑作である。

作品データを記しておくと、時間は137分である。原作はアイラ・レヴィン、製作はウィリアム・キャッスル、監督と脚本はロマン・ポランスキー、撮影はウィリアム・フレイカー、音楽はクリストファー・コメダである。そして  出演は、ミア・ファロー、ジョン・カサヴェテス、ルース・ゴードン、シドニー・ブラックマー、モーリス・エヴァンス、ラルフ・ベラミー、エリシャ・クック・Jr.、パッツィ・ケリー、チャールズ・グローディン、たちである。尚、本作でルース・ゴードンはアカデミー助演女優賞を獲得している。

物語の舞台は現代のニューヨーク。若い俳優・ガイとその妻・ローズマリーがマンハッタンの古いアパートに引越してくる。そのアパートには以前から不吉な噂が絶えないというが、二人はそんなことは気にしていなかった。隣に住む親切だがお節介な老夫婦・ローマンとミニーのカスタベット夫妻には1人の養女がいたが、ある日、彼女はアパートの窓から飛び降り自殺をする。翌日、カスタベット夫婦に夕食に招待されたガイとローズマリーは、養女が持っていたペンダントを貰う。これを機に、ガイの仕事に変化が現れ、役に恵まれるようになる。そして子供を欲しがるようになり、ローズマリーは懐妊する。が、それからローズマリーの身に不思議な出来事が起こるようになり、カスタベット夫妻は何かと世話をするようになる。が、ローズマリーは次第にやつれていく...

現代のニューヨークに魔族がいた、ということで、悪魔の赤ちゃんを産むことになるローズマリー。恐怖に恐れるローズマリーを演じたM.ファローの鬼気迫ると、クリストファー・コメダの音楽が恐怖とサスペンスを盛り上げている。

ということで、本作はサントラ盤の音楽によって、より一段と高い次元の作品となっている。クリストファー・コメダの名前を世界に知らしめることにもなった傑作である。

サントラ盤の収録曲は以下の全24曲である。(後の3曲はボーナス・トラックである。)『Main Title』『Coven』『Lullaby (Part 1)』『Moment Musical』『Coven』『Moment Musical』『Lullaby (Part 2)』『Dream』『Christmas』『Expectancy (Part 1)』『Coven』『Lullaby』『Coven』『Main Title』『Panic』『Rosemary's Party』『Expectancy (Part 2)』『Through The Closet』『What Have You Done To It's Eyes』『Happy News』『Main Title』『Rosemary's Baby』『Main Title』『Main Title』。

ジャズをベースとした音楽であるが、それが悪魔とは無縁と思われる現代ニューヨークという都会の雰囲気を上手く引き出していると共に、どことなく不気味な「悪魔」の世界をも想像させてくれる。『Main Title』は有名な一曲であり、一度は耳にしたことがあるだろうが、それ以外の曲もじっくりと聴いておきたい所である。映画と共にセットとして鑑賞するべきサントラ盤である。

 

Rosemary's Baby

Rosemary's Baby

  • アーティスト: Original Soundtrack
  • 出版社/メーカー: Harkit
  • 発売日: 2005/09/26
  • メディア: CD

Rosemary's Baby

Rosemary's Baby

  • アーティスト: Original Soundtrack
  • 出版社/メーカー: Tsunami
  • メディア: CD
 
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ローズマリーの赤ちゃん

ローズマリーの赤ちゃん

  • 出版社/メーカー: Paramount Home Entertainment(Japan)Limited(CIC)(D)
  • 発売日: 2007/08/24
  • メディア: DVD
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ローズマリーの赤ちゃん (ハヤカワ文庫 NV 6)

  • 作者: アイラ・レヴィン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1972/01
  • メディア: 文庫

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「ガメラ」(その4) [映画(邦画)]

今回は、WOWOWの全12作HV一挙放送の5日目に放送されたシリーズ第5作と第6作の2本です。この時期になると、何でもありのおもちゃ箱をひっくり返したような内容のお笑い怪獣映画の様になっていて、笑いながら楽しむ作品になったと言って良い。特にこの2本は、アポロが月に向かって計画が着々と進行していた1969年と、大阪万博に湧く1970年という、当時の世相を上手く取り入れた作品となっているのが特徴である。が、家族みんなで楽しめる作品となったら、やっぱりバラエティ路線になってしまうということですかね...?

シリーズ第5作ガメラ対大悪獣ギロン」(1969年)
作品データを記しておくと、1969年の大映作品で、時間は82分である。製作は永田秀雅、監督は湯浅憲明、脚本は高橋二三、撮影は喜多崎晃、美術は井上章、音楽は菊池俊輔である。そして出演は、加島信博、秋山みゆき、クリストファー・マーフィ、笠原玲子、甲斐弘子、大村崑、イーデス・ハンソン、浜田ゆう子、船越英二、夏木章、中田勉、たちである。

ある日、謎の空飛ぶ円盤が飛来した。それを見た明夫とトムは翌日、円盤が着陸した場所に行き、中へ入る。遊んでいる内に飛んだ円盤はそのまま2人を連れ去っていく。途中、隕石にぶつかりそうになるが、ガメラが救ってくれたが、謎の惑星に連れ去られてしまう。到着したのは地球と同じ軌道上にあり、地球と太陽の反対の位置にある第10惑星テラだった。テラではギャオスが暴れていて破壊の限りを尽くしていた。そこに登場した大悪獣ギロンはギャオスを撃退、翼を切り落とし、首をはね、胴体を輪切りにしてしまう。(残虐な怪獣退治シーンです。)そんな中、明夫とトムはバーベラとフローベラと名乗るテラ人に助けられるが、テラ人の目的は2人を食べることだった。そんな中、ガメラが現れ、2人を助けようとするが、立ち塞がったギロンの前に敗北、海に沈んでいった...

ガメラが踊ったり、鉄棒をするというコミカルな動きをするなど、お遊び精神に満ちた作品である。低予算作品の特徴である登場人物を絞るということを行い、過去作品の一部のシーンをそのまま使うということも行っているのも特徴である。ツッコミ所満載の一本である。ところで、本作製作当時は「冥王星」が惑星から外されるということになるとは夢にも思わなかったでしょうね...

シリーズ第6作ガメラ対大魔獣ジャイガー」(1970年)
作品データを記しておくと、1970年の大映作品で、時間は83分である。製作は永田秀雅、監督は湯浅憲明、脚本は高橋二三、撮影は喜多崎晃、美術は井上章、音楽は菊池俊輔である。そして出演は、高桑勉、ケリー・バラス、キャサリン・マーフィ、炎三四郎、平泉征、八代順子、大村崑、フランツ・グルーベル、マーリズ・ヘリー、夏木章、北城寿太郎、槇俊夫、小杉光史、仲村隆、隅田一男、田中三津子、佐伯勇、チコ・ローランド、たちである。

大阪万博とタイアップした作品であり、万博についての説明があるのは時代を反映した所である。また、映画「ミクロの決死圏」(1966年作品)のネタを使ったガメラの体内に入っていくという遊びもあるのは楽しい所である。

大阪万国博覧会に、ウェスター島にある「悪魔の笛」と呼ばれる巨大石像が展示されることになり、それを会場に運ぼうとするが、島の文化使節ギボーは祟りがあると言って強硬に反対する。それを無視して運搬作業が行われる中、ガメラが現わ、運搬作業を妨害する。そんな中、火山が噴火して火口にガメラが向かった隙に石像を運び出した作業班。石像からは不気味な音が鳴り響く。作業班が去ったウェスター島では、地中からジャイガーが復活し、ガメラとの死闘が展開される。ジャイガーの放った矢で身動きが取れなくなるガメラ。ジャイガーは石像を追って日本へ向かう。大阪に現れたジャイガーは町を襲う。そんな中、自力で矢を抜いたガメラが大阪に現れ、ジャイガーと一騎打ちに。ジャイガーはガメラの体内に卵を産み付け、ガメラは動けなくなってしまう。そこに、弘とトミーの乗り込んだ小型潜水艇がガメラの体内に入っていく。体内ではジャイガーの幼虫が孵化していて、襲われるが、二人が持っていたトランシーバーを嫌がるジャイガーの幼虫。そこからジャイガーを倒すヒントを得たジャイガー対策本部。幼虫を退治したことで復活したガメラは...

「ガメラは子供の味方」ということで、子供のアイデアが次々と採用されて実行されていく展開は同じである。特に、大人たちが科学的な理屈もなく持論を口にしていて、子供のアイデアに(無茶な)理論付けを行っている所はシニカルに考えたら面白い所である。久しぶりに製作費もかけられたということで、登場人物も多くなり、「万博」というお祭りに合わせた「お祭り」的な楽しい1本である。

今回の2本は、「娯楽作品」としては楽しい作品であるが、科学的な設定に関しては頭を抱えたくなるようなお粗末さである。そのため、作品が語ろうとしているメッセージについては全く重みが無くなっている。製作から40年弱という時間が流れた現在、そのメッセージの先見の明がある所は越猪に評価できるだけに、ちょっと残念な所である。が、ツッコミ所満載のお笑い作品のつもりで楽しむのが良さそうです。

 

ガメラ対大悪獣ギロン

ガメラ対大悪獣ギロン

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 2007/10/26
  • メディア: DVD

ガメラ対大魔獣ジャイガー

ガメラ対大魔獣ジャイガー

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 2007/10/26
  • メディア: DVD
ガメラ THE BOX 1969-1980

ガメラ THE BOX 1969-1980

  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 発売日: 2001/11/28
  • メディア: DVD

↓参考まで
インスタント・フューチャー―大阪万博、あるいは1970年の白日夢

インスタント・フューチャー―大阪万博、あるいは1970年の白日夢

  • 作者: イルドーザー
  • 出版社/メーカー: アスペクト
  • 発売日: 2000/04
  • メディア: ペーパーバック
EXPO’70

EXPO’70

  • 作者: 中和田 ミナミ
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2005/06/17
  • メディア: 大型本
公式長編記録映画 日本万国博

公式長編記録映画 日本万国博

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2005/05/25
  • メディア: DVD

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SMOKEY ROBINSON & THE MIRACLES『GOING TO A GO-GO/AWAY WE A GO-GO』(2 in 1) [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1965年と1966年に発表された彼らの2枚の大ヒット・アルバムを1枚のCDに収録したものである。しかも、それぞれのアルバムに収録されていた全ての曲に3曲のボーナス・トラックも収録されているというのは、実にお得な所である。こういう事が出来るのは、オリジナル・アルバムの収録時間が30分ちょっとというものであるため、一部の曲をカットすることなく、ボーナス・トラックを追加しても1枚のCDに収録出来てしまうためである。

尚、1965年のアルバム「GOING TO A GO-GO」はこれまでは「MIRACLES」としていた彼らであるが、「SMOKEY ROBINSON & THE MIRACLES」とグループ名を変更して最初に発表したアルバムでもある。で、Billboardのアルバム・チャートで最高位8位を記録しており、彼らの発表したスタジオ・アルバムで唯一Billboardのアルバム・チャートでTOP 10入りを果たしたアルバムである。(※1968年にリリースされた「GREATEST HITS, Vol.2」は最高位7位を記録しているが、ベスト盤なので別扱いです。)

一方、1966年のアルバム「AWAY WE A GO-GO」は前作の勢いに乗った状態で発表したアルバムであり、Billboardのアルバム・チャートで最高位41位を記録している。(両者とも、年間アルバム・チャートのTOP 100にはランクインしていない。)

収録曲は以下の全27曲である。最初の12曲がアルバム「GOING TO A GO-GO」の収録曲であり、13曲目から24曲目がアルバム「AWAY WE A GO-GO」の収録曲、後の3曲はボーナス・トラックということになる。アルバム「GOING TO A GO-GO」の収録曲は以下の通りである。『The Tracks Of My Tears』『Going To A Go-Go』『Ooo Baby Baby』『My Girl Has Gone』『In Case You Need Love』『Choosey Beggar』『Since You Won My Heart』『From Head To Toe』『All That's Good』『My Baby Changes Like The Weather』『Let Me Have Some』『A Fork In The Road』。

続いて、アルバム「AWAY WE A GO-GO」の収録曲は以下の通りである。『Whole Lot Of Shakin' In My Heart (Since I Met You)』『You Don't Have To Say You Love Me』『(Come 'Round Here) I'm The One You Need』『Save Me』『Oh Be My Love』『Can You Love A Poor Baby』『Beauty Is Only Skin Deep』『I Just Don't Know What To Do With Myself』『Baby Baby』『Walk On By』『Swept For You Baby』『More, More, More Of Your Love』。

ボーナス・トラックの3曲は以下の通りである。『It's Fantastic (Stereo Mix)』『Goin' Out Of My Head』『A Fork In The Road (Live at The Roostertail)』。

彼らの代表作となるアルバムと、それに続くアルバムを一度に堪能できるという所は実に嬉しい所である。この喜びは、ベスト盤とは違う独特のものである。

筆者のお薦め曲は、当然のことながら彼らの代表的な曲である『Going To A Go-Go』『My Girl Has Gone』というシングル・ヒット・ナンバーと、『The Tracks Of My Tears』『Choosey Beggar』『All That's Good』『A Fork In The Road』をアルバム「GOING TO A GO-GO」から、シングル・ヒットの『(Come 'Round Here) I'm The One You Need』と『Baby Baby』『Walk On By』『More, More, More Of Your Love』をアルバム「AWAY WE A GO-GO」からピックアップしておく。また、ボーナス・トラックからはライブ収録の『A Fork In The Road』を挙げておく。

S. ROBINSONと言えば、長くモータウン・レコードの副社長を務め、シンガーとしてだけでなく作曲家としても大活躍をしたブラック・ミュージック界の大御所であり、時代を支えた巨人の一人というのは、ご存知の通りである。そんな中で、この2枚のアルバムは彼らの第二期黄金期ということもあって、本当に冴えている。ブラック・ミュージックを、モータウン・サウンドを聴く場合は、絶対に外せないアルバムである。しかも、そのアルバムが「2 in 1」となっているのだから、これは手元に置いておけ、と言ってくれている。是非、あなたのライブラリーの一員にしましょう!

 

Going to Go-Go / Away We Go-Go

Going to Go-Go / Away We Go-Go

  • アーティスト: Smokey Robinson & Miracles
  • 出版社/メーカー: Motown
  • 発売日: 2002/03/26
  • メディア: CD


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THE ROCK(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1996年の映画「ザ・ロック」である。(「銭形雷・2nd.10話」に絡んで記しているので、取り上げます。)猛毒の神経ガス・ロケット弾を奪ってアルカトラズ島を占拠したテロリスト集団と、密命を帯びて島に潜入した2人の男の戦いを描いたアクション大作である。スリリングにストーリーとアクションが見所の大作である。(ひょっとしたら、12/29放送の「銭形海・2nd.26話」は多少なりとも本作を意識しているのかも...???)

作品データを記しておくと、時間は135分、製作はドン・シンプソンとジェリー・ブラッカイマー、製作総指揮はショーン・コネリー、監督はマイケル・ベイ、脚本はデヴィッド・ワイズバーグとダグラス・S・クック、マーク・ロスナーの3人、撮影はジョン・シュワルツマン、音楽はニック・グレニー・スミスとハンス・ジマーの2人である。そして出演は、ニコラス・ケイジ、ショーン・コネリー、エド・ハリス、マイケル・ビーン、ウィリアム・フォーサイス、デヴィッド・モース、ジョン・スペンサー、ジョン・C・マッギンレー、ヴァネッサ・マーシル、クレア・フォーラニ、トニー・トッド、ジェームズ・カヴィーゼル、ダニー・ヌッチ、フィリップ・ベイカー・ホール、ザンダー・バークレイ、レイモンド・クルツ、ボキーム・ウッドバイン、グレゴリー・スポーレダー、たちである。尚、ドン・シンプソンの遺作となった作品でもある。

アメリカ海軍の歴戦の英雄・ハメル准将は、12人の部下を連れて、海軍兵器庫から致死性の神経ガス・ロケット弾を奪い、観光客81人を人質にしてアルカトラズ島を占拠し、ロケットの照準をサンフランシスコに向けた。その神経ガスを燃焼させて効力を失わせることができるのはプラズマ兵器だけなのだが、現時点ではまだ開発中で、タイムリミットに間に合うかは分からない状況だった。残る手段は1つだけで、それは島に潜入してロケットの発射装置を除去するというものだった。FBIの化学兵器スペシャリストであるスタンリー・グッドスピードがその任務に選ばれる。しかし、アルカトラズは脱獄不可能な刑務所として知られており、内部を知る者は、33年前に脱獄した囚人・ジョン・パトリック・メイソン以外はいなかった。元SASの諜報部員であり訓練を受けていたメイソンは今も幽閉される身であったが、恩赦を条件にFBIが協力を要請する。メイソンはそれを信じずに逃亡するも、娘のジェイドと会っていた所を包囲される。グッドスピードはメイソンを囚人としてではなく、作戦の協力者として扱い、信頼を勝ち得、メイソンを案内人として海軍特殊部隊は海中から島に潜入した。しかし、センサーに引っ掛かり、銃撃戦となり、生き残りはグッドスピードとメイソンの2人だけとなる。ハメルの部下たちの追撃の中、ロケットを解体していく二人だったが...

テンポも良く、派手なアクションもあり、娯楽作品としては申し分のない作品である。特に、タイムリミットがある事が、物語をよりスリリングなものにしてくれる。で、それを盛り上げるハンス・ジマーの音楽もまた素晴らしい。

で、サントラ盤(スコア集です)に収録されているのは以下の全8曲である。『Hummell Gets The Rockets』『Rock House Jail』『Jade』『In The Tunnels』『Mason's Walk -- First Launch』『Rocket Away』『Fort Walton -- Kansas』『Chase』。

こういう作品は、音楽との相乗効果によって一段と面白くなる。映画と共にサントラ盤まで堪能して貰いたい作品である。(「ケータイ刑事」ファンの方は、本作によって「アルカトラズ」が多少なりとも凄い所だということが分かり、「・2nd.10話」に出てきた「赤坂刑務所」がどんな所なのか、想像を膨らませて貰いたい所である。)

 

The Rock: Original Motion Picture Score

The Rock: Original Motion Picture Score

  • アーティスト: Hans Zimmer, Nick Glennie-Smith, Harry Gregson-Williams
  • 出版社/メーカー: Hollywood
  • 発売日: 1996/06/25
  • メディア: CD

↓映画DVD(BDも含む)はこちらです。

ザ・ロック 特別版

ザ・ロック 特別版

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 発売日: 2006/01/25
  • メディア: DVD

ザ・ロック (Blu-ray Disc)

ザ・ロック (Blu-ray Disc)

  • 出版社/メーカー: ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
  • 発売日: 2007/10/17
  • メディア: DVD

ザ・ロック (UMD Video)

ザ・ロック (UMD Video)

  • 出版社/メーカー: Japan
  • 発売日: 2005/09/21
  • メディア: DVD

↓「銭形雷・2nd.10話」はこれに収録されています。

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/05/25
  • メディア: DVD


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