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THE ROCK(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1996年の映画「ザ・ロック」である。(「銭形雷・2nd.10話」に絡んで記しているので、取り上げます。)猛毒の神経ガス・ロケット弾を奪ってアルカトラズ島を占拠したテロリスト集団と、密命を帯びて島に潜入した2人の男の戦いを描いたアクション大作である。スリリングにストーリーとアクションが見所の大作である。(ひょっとしたら、12/29放送の「銭形海・2nd.26話」は多少なりとも本作を意識しているのかも...???)

作品データを記しておくと、時間は135分、製作はドン・シンプソンとジェリー・ブラッカイマー、製作総指揮はショーン・コネリー、監督はマイケル・ベイ、脚本はデヴィッド・ワイズバーグとダグラス・S・クック、マーク・ロスナーの3人、撮影はジョン・シュワルツマン、音楽はニック・グレニー・スミスとハンス・ジマーの2人である。そして出演は、ニコラス・ケイジ、ショーン・コネリー、エド・ハリス、マイケル・ビーン、ウィリアム・フォーサイス、デヴィッド・モース、ジョン・スペンサー、ジョン・C・マッギンレー、ヴァネッサ・マーシル、クレア・フォーラニ、トニー・トッド、ジェームズ・カヴィーゼル、ダニー・ヌッチ、フィリップ・ベイカー・ホール、ザンダー・バークレイ、レイモンド・クルツ、ボキーム・ウッドバイン、グレゴリー・スポーレダー、たちである。尚、ドン・シンプソンの遺作となった作品でもある。

アメリカ海軍の歴戦の英雄・ハメル准将は、12人の部下を連れて、海軍兵器庫から致死性の神経ガス・ロケット弾を奪い、観光客81人を人質にしてアルカトラズ島を占拠し、ロケットの照準をサンフランシスコに向けた。その神経ガスを燃焼させて効力を失わせることができるのはプラズマ兵器だけなのだが、現時点ではまだ開発中で、タイムリミットに間に合うかは分からない状況だった。残る手段は1つだけで、それは島に潜入してロケットの発射装置を除去するというものだった。FBIの化学兵器スペシャリストであるスタンリー・グッドスピードがその任務に選ばれる。しかし、アルカトラズは脱獄不可能な刑務所として知られており、内部を知る者は、33年前に脱獄した囚人・ジョン・パトリック・メイソン以外はいなかった。元SASの諜報部員であり訓練を受けていたメイソンは今も幽閉される身であったが、恩赦を条件にFBIが協力を要請する。メイソンはそれを信じずに逃亡するも、娘のジェイドと会っていた所を包囲される。グッドスピードはメイソンを囚人としてではなく、作戦の協力者として扱い、信頼を勝ち得、メイソンを案内人として海軍特殊部隊は海中から島に潜入した。しかし、センサーに引っ掛かり、銃撃戦となり、生き残りはグッドスピードとメイソンの2人だけとなる。ハメルの部下たちの追撃の中、ロケットを解体していく二人だったが...

テンポも良く、派手なアクションもあり、娯楽作品としては申し分のない作品である。特に、タイムリミットがある事が、物語をよりスリリングなものにしてくれる。で、それを盛り上げるハンス・ジマーの音楽もまた素晴らしい。

で、サントラ盤(スコア集です)に収録されているのは以下の全8曲である。『Hummell Gets The Rockets』『Rock House Jail』『Jade』『In The Tunnels』『Mason's Walk -- First Launch』『Rocket Away』『Fort Walton -- Kansas』『Chase』。

こういう作品は、音楽との相乗効果によって一段と面白くなる。映画と共にサントラ盤まで堪能して貰いたい作品である。(「ケータイ刑事」ファンの方は、本作によって「アルカトラズ」が多少なりとも凄い所だということが分かり、「・2nd.10話」に出てきた「赤坂刑務所」がどんな所なのか、想像を膨らませて貰いたい所である。)

 

The Rock: Original Motion Picture Score

The Rock: Original Motion Picture Score

  • アーティスト: Hans Zimmer, Nick Glennie-Smith, Harry Gregson-Williams
  • 出版社/メーカー: Hollywood
  • 発売日: 1996/06/25
  • メディア: CD

↓映画DVD(BDも含む)はこちらです。

ザ・ロック 特別版

ザ・ロック 特別版

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 発売日: 2006/01/25
  • メディア: DVD

ザ・ロック (Blu-ray Disc)

ザ・ロック (Blu-ray Disc)

  • 出版社/メーカー: ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
  • 発売日: 2007/10/17
  • メディア: DVD

ザ・ロック (UMD Video)

ザ・ロック (UMD Video)

  • 出版社/メーカー: Japan
  • 発売日: 2005/09/21
  • メディア: DVD

↓「銭形雷・2nd.10話」はこれに収録されています。

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/05/25
  • メディア: DVD


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「ガメラ」(その3) [映画(邦画)]

今回は、WOWOWの全12作一挙放送の4日目に放送された2作品(シリーズ第3作と4作)についてです。「ガメラ」シリーズは1965年の第1作から毎年1本のペースで製作されているが、人気が爆発したこともあって、この辺りの作品は、色々とアイデアを盛り込んで、大いに楽しむことの出来る上質の娯楽作品に仕上がっている。『ガメラの歌』が第3作で、『ガメラマーチ』と『ぼくらのガメラ』が第4作で登場することになるが、これもその1つである。但し、第1作の様にガメラが恐怖の対象になるという所が完全に無くなっていているのは、果たして良かったのか、悪かったのか...?まあ、子供から大人まで揃って楽しめる娯楽作品になったということで、良かったと言うことになるでしょうけど...

シリーズ第3作大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」(1967年)
作品データを記しておくと、1967年の大映作品で、時間は86分である。製作は永田秀雅、監督は湯浅憲明、脚本は高橋二三、撮影は上原明、美術は井上章、音楽は山内正である。そして出演は、本郷功次郎、上田吉二郎、笠原玲子、阿部尚之、丸井太郎、蛍雪太郎、北原義郎、夏木章、大山健二、伊東光一、遠藤哲平、ジョー・オハラ、三夏伸、小山内淳、丸山修、森矢雄二、村上不二夫、仲村隆、河島尚真、たちである。

物語は、富士火山帯の活動が活発となって、富士山が噴火した。火を好むガメラはその噴火に導かれて姿を現し、火口に消える。一方、富士山の周辺では日本縦断高速道路の工事が進められていたが、地元の金丸村長の指導によって、土地を高く売るために工事を反対する村人たちと道路公団とが対立していた。そんな中で富士山噴火の調査団を乗せたヘリコプターが山中から発射された謎の光線によって墜落し、死体は出なかった。村長の孫・英一はコウモリのような翼を持つ怪獣と遭遇しピンチに。それをガメラが助けた。英一が、「ギャオー」と哭くことから「ギャオス」と怪獣の名前を付け、ギャオス退治が始まる。が、超音波メスであえなく敗退、ガメラも敗北を喫する。そんな中で名古屋に現れたギャオスが大暴れ。ガメラも現れて対決となるが、大苦戦。辛うじて、夜明けになったことでギャオスが苦しみだし、ギャオスの弱点が分かることに繋がる。紫外線に弱いことが分かったギャオスだったが...

人気怪獣ギャオスの登場と、ユニークなガメラのアクションによって大人気となった「ガメラ」シリーズであるが、ツッコミ所は満載で、実に楽しい作品である。それにしても「回転作戦」とか「山火事作戦」とか、子供のアイデアがギャオス退治の作戦としてあっさりと採用されてしまう所が微笑ましくなってくる。シリーズが新たな次元に突入することになった作品である。

シリーズ第4作ガメラ対宇宙怪獣バイラス」(1968年)
作品データを記しておくと、1968年の大映作品で、時間は82分である。製作は永田秀雅、監督は湯浅憲明、脚本は高橋二三、撮影は喜多崎晃、美術は矢野友久、音楽は広瀬健次郎である。そして出演は、本郷功次郎、高塚徹、カール・クレイグ・ジュニア、八重垣路子、渥美マリ、八代順子、ピーター・ウィリアムス、藤山浩二、北原義郎、高田宗彦、メリー・ムロース、橋本力、豪健司、夏木章、中原健、山根圭一郎、篠田三郎、船田精二、稲妻竜二、たちである。また、「ナレーター」として若山弦蔵の名前がクレジットされているが、ナレーターというよりも、敵のボスの声を担当している。

宇宙から謎の円盤が地球に飛来してくる。宇宙船1号は地球を目前にして現れたガメラによって破壊された。続いて宇宙船2号がやってきて、地球征服作戦を開始する。まずはガメラの過去を調べる。(過去3作の映像がたっぷりと出てくる。)で、ガメラは子供に弱いことを知る。一方、茅ヶ崎海岸ではボーイスカウトのキャンプが行われていて、悪戯好きの正夫とジムがいつものように振る舞っていた。潜水艇で二人はガメラと出会い、遊んでいると、ガメラが光のドームに閉じこめられてしまった。それは宇宙船が放ったスーパーキャッチ光線だった。また、正夫とジムも捕らわれてしまう。ガメラは脳波コントロール装置を埋め込まれて、操られる。地球は正夫とジムを人質に降伏を要求される。で、国連は降伏することを決定するが...

子供でも分かるというストーリーであるが、これによって「ガメラ=子供の味方」という図式が完全に定着することになる。そのためか、アイデアの方も子供向けのネタが満載となっているが、これによって家族みんなで楽しむことが出来る娯楽作となった。イカのようなバイラス星人のユニークな姿もその一つである。また、過去3作の映像を使って、これまでのガメラの過去を見ることが出来るのもサービスである。(但し、第1作の映像部分は白黒作品だったので白黒のままであり、この部分だけがちょっと残念な所でもあった。→現在だったら着色処理もそう難しくないものの、仕方のない所か...)娯楽作品としたら、十二分に楽しむことが出来るが、本作からは予算が削減されたことで、その点が実に残念な所でした。

今回の2本は、シリーズの方向が変わり、新たな路線で製作された作品である。科学設定をリアルにしたり、特撮に力を注ぐという方向も一つの方向であるが、「ガメラ」シリーズは子供をターゲットとして、子供の目線でのアイデアを盛り込んだことで、親しまれるキャラクターになったが、これも確かに一つの道である。最近はCGを多用して「リアル路線」を目指す作品が多いが、CGに頼りすぎで疑問符が付くような質の低い作品が次々と生まれているが、考え方を変える必要がありますね。

 

大怪獣空中決戦 ガメラ対ギャオス

大怪獣空中決戦 ガメラ対ギャオス

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 2007/10/26
  • メディア: DVD

ガメラ対宇宙怪獣バイラス

ガメラ対宇宙怪獣バイラス

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 2007/10/26
  • メディア: DVD
ガメラ THE BOX 1965-1968

ガメラ THE BOX 1965-1968

  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 発売日: 2001/10/11
  • メディア: DVD

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BEST HIT USA 2007[2007/12/25] [音楽(etc.)]

いつものように、一番早い放送となる火曜日夜のBS朝日での放送において、「TIME MACHINE」のコーナーの情報を中心にON AIR曲と共に記します。今回は「BEST HIT USA 2007」としては最後になります。(次からは「BEST HIT USA 2008」となる。)

最初は、「今日は、最初はゲストが登場します」ということで、ALEC EMPIREがスタジオに登場しました。で、ゲスト・コーナーとして今回はスタートして、インタヴューと称して、ニュー・アルバムの事から戦争の話まで色々と語っていました。で、ON AIR曲は5年前(2002年)の『Addicted To You』でした。尚、インタヴューの途中に「地震速報」が出て、PVの後半には各地の震度や震源地までを含めた「地震速報」が出ました。(放送法で決まっているので仕方のないことです。尚、PVを録画していると言う方は、金曜深夜のBS朝日の再放送、または地上波での放送で録画し直しということをするのでしょうね...)

結局、10分ちょっとも時間を取ったので、話題のアーティストを紹介する「HOT MENU」のコーナーはまたもお休みでした。(このコーナー、結局半分以上はお休みしていない?)で、「COUNTDOWN USA」の20位から11位までの発表、CMを挟み「STAR OF THE WEEK」のコーナーとなりました。今回の「S.O.W.」はRADIOHEADということで、ロンドンでのインタヴューが流れました。兎に角、ネットでDLして値段はユーザーが決めるという話題のリリース形態となったニューアルバム(CDの発売は年末ですが、これは客が値段をつけるという形ではありません。)について語っていました。また、ON AIR曲は『Bodysnatchers』でした。

続いて「C/D USA」の10位から4位の発表と、今週のRHYTHMIC CHARTのTOP 10が紹介され、CMを挟んでから「TIME MACHINE」のコーナーです。今回の「TIME MACHINE」のコーナーは、12/25ということで、以下の4件が紹介されました。

1967年:PAUL McCARTNEYが女優のジェーン・アッシャーと婚約する。(しかし、この年の5月にリンダと出会ったPAULは翌年7月に婚約を解消する)、1970年:JOHN LENNONPLASTIC ONO BAND名義で2枚目のソロ・アルバム「PLASTIC ONO BAND」(邦題:ジョンの魂)をリリース(このアルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位6位、1971年の年間アルバム・チャートでは84位にランクインしている。)、1977年:多岐にわたる活躍をしたCHARLIE CHAPLINがスイス・ローザンヌの自宅で死去、享年88歳、1981年:MICHAEL JACKSONPAUL McCARTNEYが『The Girl Is Mine』を共同制作した。(MICHAELのアルバム「THRILLER」に収録されている。)この曲は翌年3週連続2位となる大ヒットとなった。

また、12/25が誕生日のアーティストとして紹介されたのは以下の3人でした。O'KELLY ISLEY(1937年生まれ、享年48歳)、ANNIE LENNOX(1954年生まれ)、DIDO(1971年生まれ)。

このコーナーからのON AIR曲は、当然というばかりにJOHN LENNONの曲が選ばれて、1970年の『Love』がON AIRされました。

「C/D USA」のTOP 3の発表があってから、ラストのリクエストのコーナーへ。今回のリクエスト曲は、1983年のQUIET RIOTの『Cum On Feel The Noize』でした。SLADEのカヴァー曲であるこの曲は、当時大ヒットを記録して、ヘビメタのバンドとしては初のBillboardのシングル・チャートのTOP 5入りをするという快挙を達成、アルバムも全米No.1を獲得しました。バンドに不幸があった後でもあり、もの凄いドラマでしたね。で、これ以降、ヘビメタがアメリカでも市民権を得るようになった歴史に残る一曲です。

次回は、大晦日の23:00から6時間の生放送で「年越しRock時間 生スペシャル」と題して放送されます。(記すとしても、元旦の午後になっちゃいますけど...)

 

The Golden Foretaste of Heaven

The Golden Foretaste of Heaven

  • アーティスト: Alec Empire
  • 出版社/メーカー: Eat Your Heart Out
  • 発売日: 2008/01/21
  • メディア: CD

Addicted to You

Addicted to You

  • アーティスト: Alec Empire
  • 出版社/メーカー: Digital Hardcore
  • 発売日: 2002/04/01
  • メディア: CD
In Rainbows

In Rainbows

  • アーティスト: Radiohead
  • 出版社/メーカー: Xl
  • 発売日: 2007/12/31
  • メディア: CD
In Rainbows

In Rainbows

  • アーティスト: Radiohead
  • 出版社/メーカー: XL
  • 発売日: 2008/01/01
  • メディア: CD
イン・レインボウズ

イン・レインボウズ

  • アーティスト: レディオヘッド
  • 出版社/メーカー: Hostess Entertainment
  • 発売日: 2007/12/26
  • メディア: CD
John Lennon/Plastic Ono Band

John Lennon/Plastic Ono Band

  • アーティスト: John Lennon
  • 出版社/メーカー: Toshiba EMI
  • 発売日: 2000/10/10
  • メディア: CD
Metal Health

Metal Health

  • アーティスト: Quiet Riot
  • 出版社/メーカー: Sony/Columbia
  • 発売日: 2001/08/28
  • メディア: CD

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STEVIE NICKS『THE OTHER SIDE OF THE MIRROR』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1989年に発表された彼女の3年半ぶりとなる4枚目のソロ・アルバムである。FLEETWOOD MaCのメンバーとしても、ソロとしても、'80'sは大活躍だった彼女であるが、その'80'sも幕が下りようという時期に、しっかりとしたアルバムを発表してくれたのは嬉しい所であった。内容としても、色々とあった彼女の'80'sの有終の美を飾るという素晴らしいものとなった。英米でもヒットを記録して、イギリスでは最高位3位を獲得し、アメリカではBillboardで最高位10位、1989年の年間アルバム・チャートでは85位にランクインしている。

収録曲は以下の全12曲である。『Rooms On Fire』『Long Way To Go』『Two Kinds Of Love』『Ooh My Love』『Ghosts』『Whole Lotta Trouble』『Fire Burning』『Cry Wolf』『Alice』『Juliet』『Doing The Best I Can (Escape From Berlin)』『I Still Miss Someone (Blue Eyes)』。

この中からシングル・カットされてヒットを記録したのは『Rooms On Fire』である。英米ともにシングル・チャートで最高位16位を記録している。(Billboardの年間シングル・チャートTOP 100にはランクインしていない。)また、イギリスだけでシングル・カットされた『Long Way To Go』は最高位60位を、『Whole Lotta Trouble』は最高位62位を記録している。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、シングル・ヒットを記録した『Rooms On Fire』と『Two Kinds Of Love』『Ooh My Love』『Whole Lotta Trouble』『Cry Wolf』『I Still Miss Someone (Blue Eyes)』という所をピックアップしておく。

ソロとしては、MACとは違う一面を見せている彼女であるが、本アルバムもやはりそういう路線である。力強くてパワフルな所は変わっておらず、健在ぶりを示しているのだが、大ヒットを記録したアルバム「BELLA DONNA」や「THE WILD HEART」と比べると、随分と丸くなって、円熟した大人の魅力を出している。前作からの3年半の間には色々なことがあった彼女であるが、「妖精」とも「小悪魔」とも言われる彼女の歌声もやっぱり少しは変わっていくものです。ロック・ファンだけでなく、ボーカルがお好きな方にも聴いてもらいたいアルバムである。

 

The Other Side of the Mirror

The Other Side of the Mirror

  • アーティスト: Stevie Nicks
  • 出版社/メーカー: Modern
  • 発売日: 1989/05/18
  • メディア: CD


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