ウルトラセブン&ULTRASEVEN X [特撮]
何気なくCSにチャンネルを合わせたら、表題のタイトルの番組があることが分かったので、とりあえずこれを見てみました。(CS100ch、「e2プロモ」で放送。正味30分です。今後も何回か放送されるようです。→ヘビーローテとして放送されています。)
内容はというと、2007年が誕生40周年ということで、CS・ファミリー劇場で放送中の「ウルトラセブン」と、これから放送される「ULTRASEVEN X」の番宣と、ダンとアンヌのスペシャル・トークなどでした。
まずは「セブン」の簡単な内容紹介で、どういう作品であるかを簡単に紹介。(特に記す必要もないでしょう。)つづいて、藤沢にある「JOLICHAPEAU」(森次さんのお店)でのダンとアンヌのスペシャル・トーク。適宜、セブンの物語がインサートされている。
続いては脚本家・市川森一が語り、ダンとアンヌに戻って「お気に入りのエピソード」(メトロン星人が出てきました。)「最終回の思い出」について語る。更に、佐野史郎が「セブンの魅力」「好きなエピソード」(「ノンマルトの使者」をチョイスしてました。)について語る。
次は、現在、六本木ヒルズ森タワー52階で開催中(1/20まで開催している。)の「ウルトラマン大博覧会 ROPPONGI 天空大作戦」を紹介、「Q」「マン」「セブン」のコーナーからいくつかを紹介。そして、大伴昌司の<OH>仕事のコーナー、ウルトラグッズのコーナーの紹介などがありました。
最後は1/11からTBSチャンネルで放送が始まる「ULTRASEVEN X」の番宣でした。(主演の与座重理久のインタビューがありました。)→はっきり言って、1話と10~12話を編集したもので十分です。2~9話は駄作もいいところ。中にはセブンXの登場の必要性のない物語まであります。→地上波では全国放送されていないので、放送されていない地域にお住まいの方は、とりあえず視聴できますね。
「セブン」に関する部分は、お馴染みすぎる所もあるが、保存しておいても価値はあるでしょうが、「SEVEN X」の所はどうでもいい、というのが正直な所です。(「セブン」の名前を汚しただけでしたからね、「SEVEN X」は...)
ウルトラセブンベストブック―空想特撮シリーズ (B.MEDIA BOOKS)
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- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 1993/10
- メディア: 単行本
ULTRAMAN VOL.4 ウルトラセブン (Official File Magazine ULTRAMAN)
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- 出版社/メーカー: 講談社
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必殺スペシャル「大奥、春日野局の秘密」 [ドラマ]
5日目の放送作品はスペシャル第12弾の「必殺スペシャル・新春 決定版!大奥、春日野局の秘密・主水、露天風呂で初仕事」でした。本放送は1989/1/3である。「春日野局」の元ネタは当然のことながら「春日局」である。1989年のNHK大河ドラマが「春日局」ということで、レギュラーのTVシリーズは終了していたが、相変わらず流行りもののパロディを行うという必殺シリーズらしい所は健在であった。南紀勝浦と豪華ゲストというのが売りである。
また、時事ネタという点では、当時は昭和天皇が病気ということで、宴会などは「自粛ムード」ということになっていた。そういうことで、例年とは違っておとなしい年末年始であった当時の世相をしっかりと取り入れている。(本作の放送当時がいつだったかが分かれば「なるほど」と言うことになるが、それが分からなければ「何のこっちゃ?」となってしまうが、「時事ネタ」というのはそういうものである。)
仕事人の顔ぶれは、主水と政、加代にゲスト仕事人が加わるという構成で、TVシリーズが終了していた時期らしい顔ぶれとなっている。で、遠山金四郎、葛飾北斎、清水の次郎長という時代劇ではお馴染みのキャラクターが登場するというのが正月サービスといったところである。尚、史実では「春日局」であるが、本作ではそれをパロった「春日野局」ということになっているので、史実では生きていた時代がずれているのだが、その問題は蚊帳の外と言うことになる。
将軍家の跡継ぎの座を巡って大奥が揺れる。仕事人たちもその争いに巻き込まれることになる。というところで、主水が動き出すと、大きな陰謀があることが分かった...
いつものように、最終的には主水が片を付けることになるのだが、露天風呂で仕事をということで、主水が鼻の下を伸ばしている所など、楽しい所もしっかりとあります。
本放送が3時間枠だったということもあって、本編は144分という長尺の作品である。ラストのキャスト&スタッフの所は「荒野の果てに」が主題歌として使われている。また、余談であるが、本作が「昭和・必殺」の本当に最後となった作品でもある。
必殺スペシャル・決定版 大奥春日野局の秘密 主水、露天風呂で初仕事
- 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
- 発売日: 1994/10/19
- メディア: ビデオ
↓参考まで
必殺シリーズ完全殺し屋名鑑 月が笑ってらぁ編 (ザ・テレビジョン文庫)
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- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2001/02
- メディア: 文庫
SLY & THE FAMILY STONE『THERE'S A RIOT GOIN' ON』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1971年に発表された彼らの5枚目のアルバムであり、彼らのアルバムで唯一全米No.1に輝いたアルバムである。(2週連続1位を獲得し、1972年のBillboard年間アルバム・チャートでは45位にランクインしている。)が、本アルバムが彼らの最盛期の最後という形になってしまった。これまでの彼らのサウンドはファンキーであって、華やかなものであったが、本アルバムのサウンドは大きく変わっていて、暗く不吉なサウンドである。当時は「AFRICA TALKS TO YOU」というタイトルが予定されていたが、表題のタイトルに変更された。(邦題は「暴動」である。)彼らの代表作として認められているアルバムであり、'70'sで最も偉大で影響力のあるアルバムの一つに選ばれている名盤である。
収録曲は全12曲である。『Luv N' Haight』『Just Like A Baby』『Poet』『Family Affair』『Africa Talks To You "The Asphalt Jungle"』『There's A Riot Goin' On』『Brave & Strong』『(You Caught Me) Smilin'』『Time』『Spaced Cowboy』『Runnin' Away』『Thank You For Talkin' To Me Africa』。
ところで、『There's A Riot Goin' On』は時間が「0分0秒」ということで、実際には聴くことは出来ない。そのため、この曲はライナーノーツに記されていないものもある。が、オリジナル盤では例え0分0秒であっても存在していたので、ここでは1曲として記しておきます。また、この件に対してスライは、「自分はいかなる暴動も起こってほしくない」がゆえに表題曲『There's A Riot Goin' On』には演奏時間がない、と説明している。
尚、リマスターされたアルバムには、以下の4曲がボーナス・トラックとして追加収録されている。『Runnin' Away [Single Version]』『My Gorilla Is My Butler』『Do You Know What?』『That's Pretty Clean』。
この中からは3曲がシングル・カットされてヒットを記録している。『Family Affair』は彼らは3曲のNo.1ソングを放っているが、その中の1曲であり、3週連続1位を獲得している。1971年の12月に1位を獲得したということで、年間チャートでは2年にチャート成績が分断されてしまうため、1972年のBillboard年間シングル・チャートでは80位という下位にランクインしている。また、『Runnin' Away』は最高位23位を、『(You Caught Me) Smilin'』は最高位42位を記録している。(後の2曲は年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない。)
本アルバムからの筆者のお薦め曲は、シングル・ヒットした『Family Affair』と『(You Caught Me) Smilin'』、そして『Just Like A Baby』『Spaced Cowboy』をピックアップしておく。
'70'sのファンキー・ミュージックは'70's後半のディスコ・サウンドの一大ブームに繋がる所があるが、彼らはそのディスコ・ブームを支えたアーティストたちに多大な影響を与えている。ディスコ・ブームの時期には活動停止状態であった彼らであるが、'70'sサウンドを語る上では、彼らの残したサウンドに触れない訳にはいかない。'70'sサウンドを堪能するのであれば、本アルバムは聴いておかなければならないアルバムの1つである。(年末年始の「ベストヒットUSA」で彼らの名前が出たので、取り上げることにしました。)