SSブログ

「iしたい。 ~銭形海・3rd.」(1分バージョン) [ケータイ刑事]

3分バージョンの「iしたい。」は去年の大晦日に流れ始め、正月三箇日の間はテレビショッピングがお休みだったこともあって、結構流れていたが、ようやく1分版(正確には55秒)をゲットすることが出来ました。(本日の15:54からの「iしたい。」で流れました。)

内容は、3分版を更に短くしたものである。使われている映像は3rd.1話の映像だけである。また、3分版と同じく、青木アナが担当していて、最初と最後に出てくるが、衣装は3分版のものとは別であり、まとめて撮ったのではありませんでした。

最初はOP主題歌の部分のライブで始まり、ちゃんとマツの初対面のお約束部分から、マツが「男は太く短く」と言っている所、海子が最先生の家の鍵を手にしていて目を丸くしている所、マツがちゃんに「刑事が頼って良いのはカンだけ」と教えている所、そして3分版には無かった「寄せる、悪のさざ波」とちゃんが言っている所が使われている。

尚、3分版にあった、ちゃんとギターを持っているマツが語る所は全く出てくることもなく、2nd.の時にはちゃんと五代さんが小画面に出てきたが、これもありませんでした。

ということで、3分版と1分版のいずれも、もうゲット出来てしまったということになりました。→今後はこの1分版が流れることが多くなり、3分版は放送回数も激減することと思われる。

ところで、「東京少年・ナビ」の最初の放送が13日日曜日の深夜24時(=14日月曜日の午前零時)からあるが、「東京少年」は劇場作品ということで、「iしたい。」では流れませんね...(その後は1/27の14時からの予定です。尚、この時は14:30からは「東京少女・ナビ」という事になっています。)

内容は、作品紹介とメイキング、そしてインタビューなどだということはこれまでと同じで、DVD化された時には、特典映像として収録されるものと思われるが、劇場に足を運ぶ前にチェックしておきたい所です。

 

↓「東京少年」と「東京少女」に関して

東京少年 (Linda BOOKS!)

東京少年 (Linda BOOKS!)

  • 作者: 渡邉 睦月, 村上 桃子
  • 出版社/メーカー: 泰文堂
  • 発売日: 2007/11
  • メディア: 文庫
東京少女 (Linda BOOKS!)

東京少女 (Linda BOOKS!)

  • 作者: 林 誠人, 笹原 ひとみ
  • 出版社/メーカー: 泰文堂
  • 発売日: 2007/11
  • メディア: 文庫


「SENTIMENTAL JOURNEY」 [映画(洋画)]

表題の作品は1946年のアメリカ映画「センチメンタル・ジャーニー」である。このタイトルと同じタイトルのアニメなどがあるが、それらとは全く関係がない。(何せ、本作は既に60年以上も昔の作品ですし...)名作と言われたネリア・ガードナー・ホワイトの原作小説を脚色し、なかなか泣かせてくれる人間ドラマである。

作品データを記しておくと、時間は94分、白黒作品である。原作はネリア・ガードナー・ホワイト、監督はウォルター・ラング、脚本はエリザベス・ラインハートとサミュエル・ホッフェンスタインの2人、撮影はノーバート・ブロダイン、音楽はシリル・モックリッジである。そして出演は、ジョン・ペイン、モーリン・オハラ、コニー・マーシャル、ウィリアム・ベンディックス、セドリック・ハードウィック、グレン・ランガン、ミシャ・オウア、たちである。

ビルとジュリーは共に舞台役者という、仲のよさで有名な夫婦である。ある日、新しい芝居の稽古をしようとした時、ジュリーが急病で倒れてしまう。ミラー医師の診断は2週間の絶対安静を要するということだった。やがてジュリーは孤児を引き取って育てたいとビルに語る。自分の幼い頃の面影を見出したためであり、孤児のヒティを引き取ることにした。が、突然華やかな環境に入ったヒティは病気になってしまう。ミラー医師の意見は、ビルがヒティの気持ちを理解して愛さない以上、孤児院に返した方がいい、と言う。が、ジュリーはこれをヒティに打ち明けるのに悩み、決意して語ろうとした時、心臓麻痺で死んでしまった。妻が死んでしまったことはビルにとってはショックで、ヒティがビルを慰めても全く無駄だった。そして心を開かないビルに失望して失踪してしまう。一方、ビルはヒティの中に亡き妻の面影を感じ、ようやくヒティの存在が大切であることに気づいたが...

こういう物語はいつの世でも涙なしには語れない感動を与えてくれる。が、こういう感動の名作がソフト化されないのはどうしてなの?M.オハラは人気もあるのですけどね...(LDではリリースされていたのですけどねぇ...)

 

↓本作はソフト化されていないので、その代わりに主演のJ.ペインとM.オハラの出演作を...

三十四丁目の奇跡

三十四丁目の奇跡

  • 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
  • 発売日: 2006/12/14
  • メディア: DVD

銀嶺セレナーデ

銀嶺セレナーデ

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/08/18
  • メディア: DVD
しあわせ色のルビー

しあわせ色のルビー

  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 発売日: 2002/11/22
  • メディア: DVD
リオ・グランデの砦

リオ・グランデの砦

  • 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
  • 発売日: 2006/12/14
  • メディア: DVD
わが谷は緑なりき

わが谷は緑なりき

  • 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
  • 発売日: 2006/12/14
  • メディア: DVD
西部の王者

西部の王者

  • 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
  • 発売日: 2006/12/14
  • メディア: DVD
船乗りシンドバッドの冒険

船乗りシンドバッドの冒険

  • 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
  • 発売日: 2006/12/14
  • メディア: DVD
長い灰色の線

長い灰色の線

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2006/12/20
  • メディア: DVD
海の征服者

海の征服者

  • 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
  • 発売日: 2006/12/14
  • メディア: DVD

ケータイ刑事銭形海27話(3rd.1話) [ケータイ刑事]

二段構成として記している「銭形海」。こちらの方は物語の中身を追っている長文&ネタバレたっぷり編です。今回の物語はシリーズ初の3rd.シリーズに突入ということになった物語である。基本的には、第1話のお約束を楽しむ物語であるが、新パートナーがTVシリーズには初めてとなる松山さんということで、違った意味でも注目の集まる物語です。で、そのサブタイトルは「噂の刑事、ついに登場! ~日焼け書道家殺人事件」です。また、「第1話」なので、これもお約束のクイーン・宝積さんも欠かすことは出来ません。それでは、いつものように、長文&ネタバレありで記していきます。尚、放送直後に記した「感想+次回予告」版はここをクリックして下さい。

OPは2nd.の流用であり、歌詞が3番に、五代さんの所が松山さんに、F904iの所がSO905iに、海ちゃんのアップの所が髪型が変わったものに変更になった以外は同じでした。(よって、客席にいた宝積さんと諏訪さんは引き続いて登場します。)→バンドのメンバーに五代さんがいなかったのは、こういうことを考えていたということですね。

ある神社に、初詣にやってきた海ちゃん。(自転車でやってきたということで、着物ではなくて制服姿です。)手を合わせて「今年もいい年でありますように」とお参りをして笑顔を見せる。そんな時、「待て!こらっ!」という声が背後から届き、振り返るちゃん。男を追いかけていたスーツ姿の男は「借りるぞ!」と言うと、ちゃんの青いマウンテンバイクにまたがって、逃げる男の追跡を始めた。ちゃんは慌てて「ちょっと、それ私の。泥棒!」と叫んで追いかけようとするが、そこに「警視庁から入電中」と事件を知らせる入電が入る。で、携帯を開くちゃん。(SO905iに変わりました。→やはり、DoCoMoの宣伝でもあるため、最新機種に変わりました。)「港区赤坂の日焼け流書道教室で殺人事件発生。被害者は書道家の最澄夫(さい・すみお)。直ちに現場に急行せよ!」で、海ちゃんは徒歩で現場に。(→新年の最初の事件はまたも港区赤坂でした。今年も港区赤坂は事件多発地域ということは変わらないようです。)

「日焼け流書道教室」にやってきたちゃん。警備をしている警官に「お疲れ様で~す」と行って敬礼をして中に入る。そんな所に、先ほどちゃんの自転車を奪っていった男が逃げていた男を捕まえてやってきた。逃げていた男はひったくり犯であり、スーツ姿の男は警官に引き渡すと、中に入ってこようとする。が、ちゃんの姿を見ると「女子高生がこんな所にいたらまずいだろう」と口にする。ちゃんは自転車を指差して「あのマウンテン・バイク、私のなんですけど」と文句を言う。すると男は「ひったくり犯逮捕、協力ありがとうございます」と言って敬礼する。これに「あっ、いえいえ」と言って敬礼を返すちゃん。が、男は直ぐに建物に入っていく。ちゃんは直ぐに後を追って「刑事さんなんですか?」と声を掛ける。これに「刑事以外に何に見えるのかな?」と言うと「俺はこういう者だ」と言ってスーツの内ポケットから警察手帳を取り出そうとする。が、それは「日焼けカラオケWIN」の30分無料券だった。(五反田店のみ有効)で「何ですか?」と問うちゃんにその説明をする男。続いて「ここのもあるぞ」と言って今度は「日焼け流書道教室 ガン黒生徒特別券 授業料3割引」という割引券を見せて、その説明をする。これにちゃんは首をかしげていた。

男は「ついてこい」と言って中にちゃんを連れて行き、更に色々と語り始める。(書道の半紙に書かれた文字が多数あります。例えば「夜露四苦」「破動砲」「万枚」「魔法」「大和魂」「参話」「並盛」「台本至急」「はよせい」などで、後になって確認できるものとして「七海」「飯」「正月」「村長」「無門庵」「楊枝」「鮪」「魬」「予告」「安土竜」「黒髭」など、やっぱりお遊びに満ちています。)で、「俺の本職はこれだ」と言って、ようやく警察手帳を見せる。「巡査 松山進」とあった。(→「M2」で「巡査部長」に昇進したはずなのに?)で「巡査長だった」と言って、それを返上した事を語る。「長」が嫌いということで、「男は太く短く」「細く長くは俺の性に会わない」と語る。が「意味分かんないんですけど...」とちゃん。

これに松山さんは「さあ帰れ」と言ってちゃんを追い返そうとする。すると「あっ、ちょっと待って下さい」とちゃんはポケットから警察手帳を取り出してみせる。が(お約束で)「青葉台学園」の学生証だった。「あっ、間違えた」から改めて「こっちです」と言って警察手帳を見せる。(警察手帳の写真は両手でVサインをしている。)そして「警視正・銭形海。以後、お見知りおきを」と言って敬礼をする。が、松山さんは敬礼をしたちゃんの右手を掴み、手錠を取りだして逮捕する。「何ですか?」と言うちゃんに「公文書偽造の罪だ」とほくそ笑む松山さん。「本物ですよ、本物」と言うちゃんだったが、「お見知りおきをじゃないだろう。それをな、お仕置きに変えてやる」と言うと連行していこうとする。抵抗するちゃんは「銭形警視正です」と口にする。これに「銭形?」と松山さん。で「お前の姉ちゃん天気予報が得意か?」と尋ねる。(バックには「雷」のテーマ曲の『明日吹く風』が流れる。)笑顔で「あっ、はい」とちゃん。松山さんは続けて「数学が得意な従姉妹はいるか?」(バックに『零・オープニング・テーマ』が流れる。)と尋ねる。これに「ええ、いますけど...」と答えるちゃん。するとちゃんも気づいて「松山ってもしかして、ゴルゴダの森でお姉ちゃまたちと一緒に捜査した...」と言い、大きな声で「松ぼっくり!」松山さんは手錠を外しながら「松ぼっくりじゃないよ、マツだい!」と言い、「お前のおじいちゃん、警視総監?」と3つ目の質問を。「はい」とちゃんが答えると、松山さんはちゃんに向かって敬礼をして「松山進、帰らせていただきます」と言って帰ろうとする。すると松山さんの首筋を捕まえて「帰らないの。お仕置きをお見知りおきに戻して下さい。さあ、捜査を始めますよ、松山さん」と言って松山さんの方をポンと叩いた海ちゃん。で、「はっ」と松山さんは観念した。→ここまでは「M2」にしか登場していないマツだから、やっぱり「M2」のネタできました。それにしても、ちゃんは1st.、2nd.に続いて3rd.でも最初は手錠を掛けられました。新パートナーにはちゃん、ちゃんは手錠を掛ける方に回ったのに、ちゃんは同じことを繰り返すというのもキャラの違いがあって楽しい所です。(ということで、まずは「第1話」のお約束のコーナーでした。)

捜査を開始したちゃんとマツ。事件現場となった屋根裏部屋にやってくる。最の頭には包丁が突き刺さっていた。マツはそれが最先生だと確認する。ちゃんは半紙にある墨の汚れに、この時気づき、携帯を取りだして現場写真として撮影する。そんな所に、柴田さんがやってきて、側にいる警官に「お願いします」と言うと、逆立ちを始める。(足を持って貰った。)で「上から読んでも柴田束志、下から読んでも柴田束志世界的に見ても非常に珍しい名前だと自負しております逆もまた真なり。」とお馴染みの自己紹介を口にすると「松山さん、お久しぶりです」と言う。するとマツが笑いながら柴田さんとがっちり握手する。(やっぱり、ここも「第1話」のお約束の一つですし、この二人は「M2」で面識がありますからね。)

ちゃんは「柴田さん、お願いします」と言って、柴田さんの鑑識作業が始まる。直ぐに柴田さんは「死因はナイフで刺されたことによる失血死。死亡推定時刻は昨夜の午後10時から11時の間。そして通いのお手伝いさんと、書道クイーンの空海子(そら・うみこ)さんが第一発見者です」と報告する。(「失血死」というのに、血が全くいのですけど.../今回はやっぱり「書道クイーン」でした。)

早速、第一発見者の2人に話を聞くちゃんと松山さん。パソコンで「書道キング」日焼け流・最澄夫、「書道クイーン」美白流・空海子を確認する。(その隣には「書道プリンス」という文字がありますが...→やっぱり後に出てきます。)→「キング」と「クイーン」が揃うとなると「・2nd.1話」の福笑いキング/福笑いクイーンを思い出します。奇しくもそれも正月の1本目でしたね。

空海子とお手伝いの瀬戸内海晴海(せとないかい・はるみ)を確認すると、最先生の遺体を発見した時の様子を尋ねるちゃん。晴海が朝来たら、玄関に海子が来ていて、海子は年始の挨拶に来たのだった。で、玄関の鍵を開けて中に入ったら遺体を発見した。海子は直ぐに警察に通報するように晴海に言い、晴海が通報した。ということで、この家は密室だった。また、この家の鍵は晴海と先生しか持っていないということだった。すると松山さんは殺害した犯人が鍵を盗み、鍵をかけたと考える。また、晴海はいつも鍵を置いている所に鍵がないことに気づいた。すると「確定だな。この家の鍵を持っている人間が犯人だ」と松山さん。一方、海子はポケットをゴソゴソとして「嫌だ...」と口にする。海子が取り出したのはこの家の鍵だった。で、何が何だか分からなくなる海子は膝をついて「最先生を殺したのは、私かもしれません」と告げた。

改めて海子に事情を聞くと、海子は昨日、最先生と激しい喧嘩をしたということだった。原因は、書道家の最高の栄誉とされている年の初めの多聞神社への書の奉納をするのに、今年は海子が選ばれたが、最がそれを譲れ、と迫り、喧嘩別れをした。海子はその後、バーへ行ってワインを滅茶滅茶飲んだと言うことは覚えているが、それから先のことは記憶が飛んでいた。よって、この家の鍵を持っていた理由も見当が付かなかった。すると「読めた!」と松山さんは「俺のカンが正しければこうだ」と口にして、珍推理を語り出した。(こういう所は、五代さん、高村さん、岡野さんとちっとも変わらない松山さんですね。)

「酔っぱらった海子は、もう一度最先生の部屋に舞い戻り、怒りにまかせて最先生を殺害し、鍵を盗んで密室を装った。」すると「失礼します」と言う柴田さんの声がして、柴田さんがやってきた。で、凶器のナイフに付着していた指紋が海子のものと一致した、と告る。すると「やっぱりな」と松山さんが口にする。すると海子は泣き始めた。(ちゃんには敵わないものの、考えてみたらクイーンもよく泣いています。しかも、クイーンの「ケー刑事」初登場は「銭形泪」だったことを考えると、これも何かの不思議な縁があるようです。)

一旦表に出たちゃんは松山さんに告げる。「何か出来すぎているとは思いませんか」ちゃんは、犯人がわざわざ凶器のナイフに自分の指紋を残していたことに疑問を持った。(「酔っぱらってて拭き忘れたんだろう」とマツ。)更に、それほど酔っぱらっていたのなら鍵を盗んで密室を偽装するなんて、頭が働くとは思えないと次の疑問を語る。で、状況証拠が揃いすぎていることに疑問を持ったちゃんだった。これに「彼女が犯人じゃないというのか?」とマツが尋ねる。これに「そうはいっていませんけど...」と言うちゃん。すると「いいか銭形。刑事に一番必要なのは直感だ」とマツがちゃんにアドバイスをする。(やっぱりこの台詞が出ました。)が、ちゃんは聞き流していた。(五代さんとは真逆に内容ですし...)そんな所に「松山刑事」と言って一人の警官がやってきて、なにやら報告をした。

その頃、柴田さんは腕組みをしながら厳しい表情で、海子と晴海をじっと睨んでいた。(「・2nd.9話」でもありましたが、番犬のような柴田さんです。)そこにマツとちゃんがやってきて、海子の容疑が晴れたことをマツが告げた。というのは、最先生が殺害された時刻には、海子はずっと下北沢の交番にいたというアリバイがあったのだった。酷い泥酔状態で警官に絡み、調書まであるということだった。(今度は「・2nd.8話」のアリバイ・トリックの流用ですね。)

するとホッとした海子は「ああよかった。あのお巡りさんが私のことを覚えていてくれて...」と呟いた。が、海ちゃんはそれを聞き逃していなかった。すると柴田さんが「だったらどうして、ナイフに海子さんの指紋が付いてたんでしょうか?鍵のことだってあるし...」と尋ねる。するとマツが「それは俺が説明しよう。俺のカンが正しければこう」と言ってまたも珍推理を語り始める。「海子さんは真犯人によって陥れられたんだよ」ということで、海子に、恨んでいる人、トラブルがあった人がいないかを尋ねる。少し考えると「います」と海子。それは最先生が亡くなって、自分が犯罪者になったら徳をする人物であり、まだら流の鯱パンダ(しゃち・ぱんだ)だと答える。松山さんは鯱のことを知っていて、パソコンで最、海子と一緒に写っている写真を出す。(鯱の所には「書道プリンス」という文字がありました。→「クイーン」から始まり、いつしか「キング」が出てくるようにもなり、そして今度は「プリンス」の登場となりました。こうなると次は「プリンセス」の登場でしょうね。(クイーンとプリンセスが対立して、クイーン・宝積さんが殺されるか、保身のためにプリンセスを殺すか...))

マツは真犯人は鯱だと決めて、鯱を逮捕しに行こうとする。が「ちょっと待って下さい」とちゃんが呼び止める。で、熟考に入るちゃんは「寄せる、悪のさざ波」(ここでAパート終了。経過時間は16分弱ということで、Bパートは9分半強ということになります。)

事件現場で検証をするちゃんは、最先生が殺された時の状況を再現しようとして、最先生が座っていた位置に座って検討を始める。マツはナイフを振り下ろせばと言うが、真正面から、しかも抵抗した跡も逃げた跡もないということで疑問に思う海ちゃん。「顔見知りがいきなりやった」と済ませようとするマツもマツですけど... そんなちゃんは何気なく天井を見上げる。すると照明器具の傘が目に入る。すかさず、墨の汚れのある半紙、文鎮に目を移し、文鎮を手にすると笑顔になって「分かった」と口にした。で、マツを見上げて「謎は解けたよ、ワトソンくん」(初めてということで「ワトソンじゃないよ、松山進」と返したマツでした。)

そうしていると「あの~」と海子が現れて「私はこれで失礼します」と告る。マツは「あっ、どうも」と言って敬礼して見送るが、ちゃんが慌てて「松山さん、不味いことになるかも知れません。彼女を見張りましょう」と告る。マツは鯱が海子を襲うと思ったが「そうじゃなくって」とちゃん。が、それ以上は語らず「行きますよ」と言うと海子の跡を追うように駆け出していった。マツは「不味いことって何なんだよ」と言いながらちゃんの後を追った。

海子の後をつけるちゃんと松山さん。(五代さんとトミーは「尾行検定8級」を持っているが、マツは果たして?でも、マツの性格を考えると、「検定なんてくそくらえ」と言って受験すらしないかと...)そんな中、海子はあるある工場に入っていった。

中には、猿ぐつわを填められてロープで縛り上げられた男が脱出を試みようとしていたが、突然様子が変わり、恐れ始める。それは、海子の姿を目にしたからだった。男はまだら流の鯱パンダだった。海子は「どう?鯱さん、気分は?」と問いかける。が、海子を恐れて震えているだけの鯱。海子は鎖の鍵を開けて、中に入ると、ゆっくりと鯱に近づいて行く。そして「可哀想だけど、あなたには死んで貰うわ。自殺よ、最先生を殺して、私を殺人犯にした罪の重さに苛まれてね」と言うと、持っていたバッグからロープを取り出し、鯱の首にロープを巻いて、首を絞めようとする。(表情を変えずに、可愛い声で言うクイーン。これもすっかり宝積さんの十八番ですね。)

そこに三味線の音が届いてきた。岩に白波が砕け、お馴染みの口上が始まる。「大波小波かき分けて。…」(基本的に今までと同じパターンであるが、ちゃんの髪型が変わったことで、ちゃんのアップは変わっています。)で「私の碇で沈みなさい!」から「神奈川沖浪裏」の大浪がうねり、碇のストラップが飛ぶ。(ここも髪型変更に合わせて一部変わっているが、基本的には同じ。→ストレートに髪を下ろしているだけに、ストラップを投げた後にちゃんの髪がなびいたら、もっと良くなりますね...)碇が突き刺さると、繋がっている赤い鎖は海子を捕らえていた。で、ちゃんが鎖を引くと、海子は大回転して倒れ込んだ。それと同時に、鯱は立ち上がって松山さんの所に駆け寄り助けを求めた。で、松山さんは鯱を助けた。

海子は呆然となって「どうして、あなたたち?」と口にする。ちゃんが「最先生を殺害したのはあなたですね、海子さん」と尋ねる。が、表情を変えず「何をバカなこと言ってるの。犯行時刻、私には鉄壁のアリバイがあると教えてくれたのはあなたたちじゃなかったかしら...」と惚ける。で、ちゃんの説明が始まる。

犯行時刻、海子は下北沢の交番にいた。が、海子は午後10時になると、自動的に最先生を殺害する仕掛けを作った。それは、透明の糸が括り付けられたナイフを和紙で囲まれた照明器具の中につり下げ、天井、柱を伝い、机の上の思い文鎮で固定した。で、最先生が書道を始めようとして文鎮をどけると、ナイフが落下して、最先生の頭に突き刺さった。(海子は最先生が毎晩10時に書道をすることを知っていた。)仕上げは翌日で、第一発見者を装って、糸を回収した。(晴海に警察に連絡するように伝え、一人になった間に糸を回収する。)が、その時、半紙に黒い線のような汚れが付いてしまった。その後、家の鍵を盗んだ。全ての状況証拠は「海子は黒」と示すが、犯行時刻に交番にいたというアリバイで、オセロの様に黒から白にひっくり返す。これにより、海子は真犯人に利用された被害者になる。ちゃんは「違いますか?」と確認する。が「証拠はあるの?」と惚ける海子。すると鯱が「たった今、俺を殺そうとしたじゃないか」と叫ぶ。でちゃんは「そう、この状況が証拠です」と告げた。

すると、海子は観念して「そうね、その通りだわ」と犯行を認めた。で、「でも、どうして私が犯人だと分かったの?」とちゃんに問う海子。これにちゃんが、アリバイが確認された時、海子が「あのお巡りさんが私のことを覚えていてくれて...」と言ったことを指摘した。そして、動機を尋ねる。すると海子は、最先生の日焼け流がある限り、自分の美白流はいつも二番手であり、二番はもううんざりということだった。(「私はクイーンなのよ」と言う台詞はこの場だからこそ栄える台詞でした。)すると、松山さんが「クイーンじゃなくてデビルだよ」と言い、海子に手錠を掛けて逮捕した。ちゃんは「最後の最後でまた黒に変わっちゃいましたね」と口にし、海子は「勝てると思ったんだけどなぁ...」と漏らしていた。→ちゃんの最後の一言は(一応)シリアス路線の砦になっていましたね。

事件解決後、着物姿でお参りに来たちゃん。松山さんも着物姿でやってくる。で、手を合わせてお祈りしているちゃんをじ~~っと見た松山さんは「馬子にも衣装だなぁ」とやっぱりこの言葉を口にして、「今頃初詣?」と突っ込んでいた。ちゃんは「この前途中だったんで...」とちょっと膨れ気味に返す。すかさず「それで何をお願いした?」と問う松山さんに「内緒です」とちゃん。(この台詞も銭形姉妹の十八番の一つですね。)「ケチ」とマツが返すが、ちゃんは「で、松山さんは何を?」と切り返す。が「内緒です」とマツが返すと、間髪入れずに「ケチ」と返す海ちゃん。(→なんか、言いコンビになりそうですね。)

マツは柏手を叩いて願いを口にする。が「美しい人生よ、限りない喜びを…」と口にすると、(やっぱり)歌い始めました。(これは『愛のメモリー』の歌詞ですからね。)ちゃんは呆れて先に返っていこうとして、「お先です」と言い、「変なおじさん」と呟いていた。

次回は3rd.2話(通算では28話)となる「吸われる魂! ~血を吸うカメラ殺人事件」です。このタイトルから頭に浮かぶのは、「ケータイ刑事」の最多登板を誇る佐々木浩久監督作品の2001年の映画「血を吸う宇宙」である。(2000年の映画「発狂する唇」に続く「発狂」シリーズ第2弾です。)流石に、佐々木監督は監督を務めないようで、「雷の悪夢」や「恋日・3rd. ~アダルトな恋」の掘監督ということで、パロディ路線だという予感がします。で、殺されるのが「キンメダイ・オブ・ジョイトイ」という女優さんで、「血を吸うカメラ」(被写体は必ず死ぬと言われているカメラ)で撮影された女性となっている。ホラー映画の要素があるものの、名前からしてパロディの方が濃い予感がしますが...また、次回予告では、マツも怖がっていた様ですが、「・1st.2話」でトミーがホラーを苦手としている事が明るみに出たが、マツも2話で弱点が暴露されることになるのでしょうか?それとも、五代さんや高村さんのお馴染みのあの台詞(「霊やオカルト…」というもの)が出てくるのか?楽しみです。

鑑識メモ。日焼け書道教室で習字をしている柴田さん。で「出来た!」と叫ぶと「あけましておめでしうございます!柴田で~す」と言って万歳をしてから、「3rd.シリーズ、いよいよ始まりました」と本題に入る。「新しい相棒は、そう、「噂の刑事トミーとマツ」のマツ・松山進」と言うと、そのマツについて、「太陽の似合う男」「海の似合う男」「日焼けサロンの似合う男」「黒い男」と言うと「黒い魚と言えば...」と「さかなへんの漢字」シリーズへと持っていく。で「鮟鱇(あんこう)」という半紙に書いた習字を見せる。で、それを投げ捨てると「本日はこれまで!」と言い、お辞儀をすると「今年もどうぞよろしくね」と、やっぱり新年の挨拶で締めました。

いつもは「私の碇で沈みなさい」という着ボイスDLのお知らせとなるだが、今回は新年の最初ということで、この部分が今回限りのスペシャル映像となっていました。(いつものURLはテロップで出ているが、「着ボイス」のことは一切触れませんでした。)で、ラストの着物姿のちゃんと松山さん(こちらはスーツ姿)が並んで登場し(2人がこのコーナーに登場するというのは、最終回のお礼の時だけだったので、これは貴重です。)「あけましておめでとうございます」と正月の挨拶をする。「本年も「ケータイ刑事銭形海」ご贔屓にお願いします」とちゃん。マツは「このコンビを見たら、もう末広がりは間違いなし」と続き「是非、見て下さいね」と言って手を振っていたちゃんでした。

海ちゃんCM(インフォマーシャル)。正月の挨拶に続きました。但し、今回は2nd.13話の時に流れたものと同じものでした。(1分のCMです。)「声ちぇき!」に関する機能紹介ということで、前回と同じなので、詳細は省略します。1st.の時の様に複数のバージョンのCMがあるとは思うのですけど... →このCM、地上波でも積極的に流せばいいのに...

今回の物語は、マツこと松山さんがTVシリーズに初めて登場する、ということで、期待と不安が混ざっていましたが、心配していたようなことはなさそうです。マツがのびのびしている中に、ちゃんが締める所は締めるという形で突き進んでいきそうです。(だけど、ちゃんのキャラが1st.、2nd.からまたも変わっていて、大きなお子様を持った保護者のようになって進んで行きそうです。(ちゃんと高村さんという黄金コンビにどこまで迫れるか?))

物語の方は「お約束」がたっぷりということで、「ケー刑事」の第1話らしいものであったが、こういう物語があると、やっぱり安心できます。但し、「冷え性」ネタは登場しなかったので、こちらは今後にというところでしょうね。また、『愛のメモリー』はいつ歌うのかと思っていたら、1話の最後に早速登場ということで、『カンのメモリー』の登場、更にはちゃんの歌、柴田束志さんの歌ということで、歌が幅を利かせていきそうな予感もします。

それにしても、マツって、本当に色が黒いですね。歴代銭形の中ではちゃんは最も色が黒いと思ったが、そのちゃんが色白に見えましたし、最後のお参りをしている所なんか、マツの色の濃さが如実に分かる所でした。

一方、クイーン・宝積さんも、マツという新たな台風に負けることなく、しっかりと存在感を示していました。可愛い声を出し、涼しい顔をしているが、ここぞという時の怖さもあって、「お約束」に埋没されてしまいそうな第1話の中でもしっかりと存在感を見せてくれました。もはや、クイーン・宝積さんは「ケータイ刑事」の第1話には必要不可欠です。こうなると、犯人と被害者の両方を二役(双子とか姉妹という設定)で演じてもらいたくなりました。(下手をすれば、クイーンに番組が乗っ取られてしまう可能性もあるが、それぐらいの存在感がありました。)

事件の方は、「・2話」とか「・2nd.8話」を部分的に引っ張ってきていましたが、完全に犯人と思わせておいて、それをひっくり返し、更に再度ひっくり返してしまうというのは面白い所でした。但し、「お約束」を含めて、ある程度予想できた通りに進んでいったということで、新鮮さは無かったですけど...(言い換えれば、新鮮な生の料理(刺身など)ではなくて、シェフがたっぷりと腕を振るって仕上げた本格的な料理という感じでした。)

 

 やっぱり今回は「M2」を外せません。

ケータイ刑事THE MOVIE2石川五右衛門一族の陰謀~決闘―+TVシリーズ雷★零

ケータイ刑事THE MOVIE2石川五右衛門一族の陰謀~決闘―+TVシリーズ雷★零

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2007/02
  • メディア: 単行本
ケータイ刑事 石川五右衛門一族の陰謀

ケータイ刑事 石川五右衛門一族の陰謀

  • 作者: 林 誠人, 加藤 淳也
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2007/02/22
  • メディア: 文庫
ケータイ刑事 THE MOVIE2 オリジナル・サウンドトラック・アルバム

ケータイ刑事 THE MOVIE2 オリジナル・サウンドトラック・アルバム

  • アーティスト: サントラ
  • 出版社/メーカー: BS-i
  • 発売日: 2007/02/28
  • メディア: CD

↓これも外せません。

噂の刑事 トミーとマツ マツBOX

噂の刑事 トミーとマツ マツBOX

  • 出版社/メーカー: TBS
  • 発売日: 2003/03/19
  • メディア: DVD

愛のメモリー

  • アーティスト: 松崎しげる/田中星児, 松崎しげる, 田中星児, カラオケ, 馬飼野康二, あかのたちお, たかたかし, D.Boone, R.McQueen
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1993/10/27
  • メディア: CD

↓本文中に記した物語が収録されているものを

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/04/23
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/01/27
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/05/25
  • メディア: DVD
 
↓「オセロ」ということで
SuperLite 2000シリーズ オセロ

SuperLite 2000シリーズ オセロ

  • 出版社/メーカー: サクセス
  • 発売日: 2003/07/31
  • メディア: ビデオゲーム
バリューリバーシ 2

バリューリバーシ 2

  • 出版社/メーカー: マグノリア
  • 発売日: 2002/10/25
  • メディア: ソフトウェア
マグネットオセロ

マグネットオセロ

  • 出版社/メーカー: メガハウス
  • メディア: おもちゃ&ホビー
NEWスーパーオセロ

NEWスーパーオセロ

  • 出版社/メーカー: メガハウス
  • メディア: おもちゃ&ホビー
オフィシャルオセロ

オフィシャルオセロ

  • 出版社/メーカー: メガハウス
  • メディア: おもちゃ&ホビー
↓「書道」ということで
墨 2007年 02月号 [雑誌]

墨 2007年 02月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 芸術新聞社
  • 発売日: 2006/12/28
  • メディア: 雑誌
実用らくらく筆書き入門―のし書きから手紙まで

実用らくらく筆書き入門―のし書きから手紙まで

  • 作者: 浅倉 龍雲
  • 出版社/メーカー: 日貿出版社
  • 発売日: 2001/05
  • メディア: 単行本
スイスイおえかき 水書きお習字セット

スイスイおえかき 水書きお習字セット

  • 出版社/メーカー: パイロットインキ
  • メディア: おもちゃ&ホビー

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。