篤姫#4 [ドラマ]
今回の物語は、藩主となった斉彬がお国入りするところから始まる。そして於一が斉彬と対面するということで、これまでのホームドラマが大きく動くことになる物語であったはず。が、1年という長尺のドラマということもあるのか、その大きな動きの前半という感じの物語でしたね。しかし、ホームドラマという作品世界に波風が起こったと言うことで、今後の描き方の変化を含めてどうなるのか楽しみとなりました。(次回がいよいよということになりますね。)換言すれば、今回は1月の総決算とでも言ったらいいのか、青春ロードを走っている於一ということを出した物語でした。
まず、斉彬が家臣たちの前で「面を上げぃ」と言った所であるが、藩主が家臣に言っているというよりも、遠山の金さんが御白洲で言っているように感じてしまったんですけど...
また、於一の方は色々と銭形愛とダブった所が次々とあった。(しかも、17歳ということならば、愛ちゃんと同い年でもあるだけに...)
父の話をこっそり聞いていた於一、愛ちゃんも五代さんの言動を影からチェックしていたことがありました。挨拶の稽古で怒られている所でも、言葉尻を捉えて返す所も愛ちゃんそのまま。真っ直ぐな所も愛ちゃんにもあったが、愛ちゃんのように世の中を斜めに見ていないのが於一であるという違いはある。それにしても、完全に銭形愛が被っている於一の青春物語という雰囲気に満ちていました。
そして、遂に斉彬と対面となった於一(今回の物語と言うよりも、序盤の最初のヤマ場ですね。)。赦免がないことを問い詰めるが、斉彬にはしっかりとした考えがあったことを知り、後になって問い糾したことを後悔する。愛ちゃんだったら、相手が考えることよりも一枚も二枚も先のことまで考えているため、後から後悔するなんてことはあり得ないが、於一は愛ちゃんではないという所を感じた所でした。
斉彬は於一に興味を持ち、「また会いたい」と言っていたのと、於一に縁談話が届くということで、お転婆・於一の青春物語も一応は今回までということになるのでしょうね。兎に角ここまでは「大河ドラマ」という雰囲気を全く感じない(それだけ於一にとっては平穏な時代と言うこともありますが...)のだが、いつまでもそういう訳にもいかないでしょうし...
NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
- 作者: 宮尾 登美子, 田渕 久美子
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2007/12/20
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NHK大河ドラマ「篤姫」 (カドカワムック 263 別冊ザテレビジョン)
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- 出版社/メーカー: 角川ザテレビジョン
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NHK大河ドラマ[篤姫] 完全ガイドブック (TOKYO NEWS MOOK)
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- 出版社/メーカー: 東京ニュース通信社
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「東京少女・ナビ」 [映画(邦画)]
2/23から劇場公開となる「東京少女」の作品紹介とメイキングという内容の「ナビ」が放送されたので、これについて記す。尚、これはいずれリリースされるDVDには特典映像として収録されるというのは容易に想像できます。(今までと同じです。)ちなみに、ナビの時間は26分です。(これも同じ。)
今回の放送は、先日放送された「東京少年ナビ」の再放送に続いて放送されました。(来週と再来週の同じ時間にも、今回と同じ形で放送されます。)
「ナビ」の構成は基本的に「東京少年ナビ」と同じである。そもそも、この2本の作品は同じテーマの作品の姉妹編であって、別のスタッフ、キャストで製作した作品である。(このことも中で語られている。)
マヤヤのナレーションというのも同じで、ダイジェストの様にいくつかのシーンが流れ、簡単な紹介があり、「映画・「東京少女」を紹介します」とマヤヤの案内で本編に。
まずは日々谷の松本楼で行われた完成披露記者会見の様子から。夏帆ポン、佐野和真、小中和哉監督、丹羽Pの話がありました。で、丹羽Pがテーマについて語るが、「決して逢えない二人」「恋愛のアイテムとしてのケータイ電話」「女優、夏帆」の3つを語っていた。→特に3つ目については、今までは真希ちゃんに対して言っていたことであり、それと同じことを夏帆ポンにも言う丹羽Pです。ということで、真希ちゃんと夏帆ポンは丹羽Pが見出した人材で、「銭形舞/零」の主役に抜擢し、大きくブレークし、多聞チルドレンの先頭を走っているだけに、更に成長させたいという気持ちも伝わってきます。
3つのテーマを踏まえて、物語の紹介へ。基本設定から物語の序盤、ケータイ電話が明治45年の時次郎の所に届く所から二人の出逢い、初めての電話の様子などが出てくる。(「ケータイ」と言われても「?」という時次郎が「ケッタイ電話」と言うのも面白い所です。)
CMを挟んで、夏帆ポンのインタヴューとメイキングへ。メイキングでクランクインの様子が流れたが、丹羽Pが「東京少年、クランクインです」と言い、みんな気づいているのに怖くて突っ込めず、撮影がそのまま始まった、とマヤヤのナレーションが楽しい所です。で、「せっかくなので」とマヤヤのナレーションは続くと、真希ちゃん主演の「東京少年」の紹介が始まりました。→「東京少年ナビ」で「東京少女」を紹介していたので、こちらで「東京少年」も紹介されるとは思っていたが、上手く持っていきましたね。(丹羽Pはそこまで計算していたのかも?)
で、この2本が姉妹企画ということがこの部分で語られる。また「かつて「ケータイ刑事」を演じた堀北真希と夏帆が主演」というマヤヤのナレーションと、画面の左半分が「東京少年」、右側が「東京少女」という所はお宝映像です。
メイキング映像に戻り、湯島神社で撮影が始まり、その時の様子が出る。そこには、最初のロケ地が神社ということでヒット祈願をする丹羽Pと夏帆ポン。おみくじを引いた夏帆ポンは見事に「大吉」を引きました。
明治時代は愛知県の明治村で撮影されたということで、今度はそちらでのメイキング映像が出る。明治村と言えば「恋日・3rd.1&2話」の「綾子の恋」(主演は泪お姉ちゃまでした。)が撮影に使った場所でもあります。
時次郎の妹を演じる福永マリカがちょろっと出てきました。→「恋日・3rd.11話」で銭形候補にエントリーしたと言って良いが、映画の「東京少女」に出演するものの、「東京少女・セピア編」では主演作がないということで、7代目レースからは大きく後退ということになったと思って良いでしょうね...
クライマックス・シーンの撮影日、朝まで雨が降っていたが、撮影前には雨は止み晴れたという所で「私、晴れ女なんですよ」と夏帆ポンが言ったが、もう一つ、その場には丹羽Pはいなかったからというのもあったと思います。
CMを挟んで再び夏帆ポンのインタヴューがありました。(着物姿の夏帆ポンが可愛い!)結構楽しいことを語っていた夏帆ポンでした。(その内容については、もったいぶってここには記しません。「ナビ」の放送を見るか、いずれリリースされるであろうDVDを買いましょう!)
記者会見の時のエピソードが紹介されると、ラストは再び映画の紹介フィルムが流れました。そして「是非、劇場でご覧下さい」と夏帆ポンのアピールで終了となりました。
物語はファンタジックな要素もある切ないラブ・ストーリーであるが、小中監督のファンタジックな作品と言えば「星空のむこうの国」という作品があります。(考えたら、この作品が製作された時には、夏帆ポンはまだ生まれていない...)
満開の桜が印象的に感じたが、来週の10時からは、夏帆ポン主演の「恋日・2nd.」の「僕の森」が放送されますが、そちらでも綺麗な桜の木は印象に残っています。
↓「恋日・僕の森」はこれに収録されています。
↓「恋日・綾子の恋」はこれに収録されています。
キューティーハニーTHE LIVE #16 [特撮]
今までは、敵と味方がはっきりとしていたが、それが入り乱れてという形になった今回の物語。敵側の内部対立というのはありふれたものであるが、ミキがハニーを助けるために敵の幹部の下に走るというのは、アイデアとしたら面白い。(前回では、ハニーの暴走を止めるために一時休戦して敵と手を組んでいたので、それを更に進めたと言うことになりますけどね。)が、あれだけ嫌っていた烏川の所に行くというのは、ちょっと考えが足りないという気もしないではない。(それだけハニーのことを大事に思うようになったというも分かりますけどね...)まあ、若さからくる行動ということになるのでしょうけど...
ハニーを拉致したパンサークローだったが、渡と中条、田中は一枚岩ではなく、それぞれがハニーを欲しがり、対立へ。まずは田中が先手を打って、ハニーを奪った。それを追う渡と中条は手を組んでいるが、それも中条が裏切る。で、三者がハニーを巡る争奪戦を繰り広げるが、肝心のハニーは「助けてくれたから」と言って中条を庇う。天然とも言うが、純真なハニーらしいところでもありました。(今までのハニーの天真爛漫なところが活きていました。)でも、中条のことを「キザくん」と呼ぶのは面白い所でした。(普通は名前ぐらい尋ねるでしょうし...)
ミキは烏川の所に行って情報を得ようとするが、深夜枠らしい所を今回は烏川が一人で受け持っていました。→この人もそれなりの手は考えているだろうが、マイペースでしたね。
逃げる中条とハニーはバスが来たことでそれに乗ったが、それはやはり罠だったというのはお約束。しかし、ガス欠という所が、正規のバスではなくて、如何にも罠らしい所でした。
何だかんだで、中条と共に隠れている所に渡が現れ、再び争奪戦になるが、ミキも駆けつけ、ハニーフラッシュしてのバトルへ。
一方、今回の物語では蚊帳の外という感じのユキは、思い悩んでいて暴走モードに突入。渡を簡単にバラバラにしてしまった。
敵味方が入り乱れる形になっての大乱闘というのは、これだけを捕らえると、確かに面白い。だからこそ、最終決戦にこれを持ってくるというのは珍しいことではない。が、本作はまだ1/3が残っているだけに、これから後の収集が難しくなる。特にパンサークローの方は、簡単に元の鞘に収まるはずがなく、バラバラになった渡も、これで最期になるということもないだろうから、互いに「裏切り者」と呼び合い、粛正の行動になるでしょうから、今後の動向は楽しみである。
一方、ハニーとミキはタッグを組んでいくのは当然であろうが、ユキがどういう行動をするのかは楽しみである。(簡単に3人が一緒に戦うというようなことはないでしょうけど...)ハニーとミキを消し去ろうとして、渡を部下にしてパンサークロー側に寝返ってくれたら面白いんですけどね...
↓リリースされるといっても、2話収録(1巻)、3話収録(2巻)というケチなことをするなんて、セコイ...
↓サントラ盤関係
キューティーハニー THE LIVE オリジナルサウンドトラック
- アーティスト: 渡辺剛
- 出版社/メーカー: Lantis(K)(M)
- 発売日: 2008/02/27
- メディア: CD
チャーリーズ・エンジェル・1st.14話 [ドラマ]
今回はいつも通りの26:05のスタートでした。今回の物語は第14話「甘い罠!身ぐるみ剥がします」(原題は「THE BIG TAP-OUT」である。)ギャンブルにつぎ込むお金を得るために金庫の金を盗み出すデビッド。盗みに入られたオーナーがチャーリーの所にやってきて調査を依頼する。で、エンジェルたちの出た作戦は、彼の有り金全てを巻き上げ、次の盗みに入らせ、その現場を押さえるというものだった。まずは競馬を使って作戦開始。とりあえず勝たせ、次に損をさせた。続いては、トランプを巧みに操る男を使い、勝負をさせて、連戦連敗させ、有金の全てを巻き上げた。その時、その店のお金の管理を甘く見せると、ジルが罠を仕掛けた。店の見取り図を手に入れたジルだったが、車にはねられ、デビッドは店の見取り図を手に入れた。そして、まんまと盗みに入り、大金を奪っていった。逃亡するデビッドだったが、ケリーの運転する車が追突し、警察がやってきた。示談にしてその場を逃げようとするデビッドだったが、後部トランクから大金が発見されて、あえなくデビッドは逮捕された。ジルがはねられたのも、ケリーが追突したのも、全てはエンジェルの作戦だった。
今回は、いつもの派手なストーリー展開ではなく、ギャンブルの罠を仕掛け、ジワジワと追い込んでいくという毛色の違う展開であったが、こういう物語もまた面白い所がある。(「007」の「カジノ・ロワイヤル」(映画よりも原作小説の方がより緊張感があります。)のギャンブルの勝負をメインにしたような物語という感じがします。)
一応、ボスレーが競馬のノミ屋に扮し、サブリナが大儲けをするという最初の罠から、ブラックジャックの勝負(これも出来レースですけど...)はそれなりに緊張感がありました。コスプレもアクションもないが、いつもとは違う雰囲気の物語もまた別の面白みがあるのも「チャリエン」ですね。
いずれにしても、ギャンブルでお金を儲けようとしても、世の中甘くありません。ギャンブルのお金を稼ぐために盗みに入るというような自転車操業が上手くいくはずがありません。
※次回もいつも通りの26:05のスタートです。
地上最強の美女たち! チャーリーズ・エンジェル コンプリート1stシーズン DVD-BOX
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2007/03/23
- メディア: DVD
↓参考にしても、これで稼ぐなんてことは考えないようにしましょう。
新ラスベガスのそこが知りたい!―達人が教えるブラックジャック必勝法
- 作者: テッド マトソン, ドロシー マトソン, 新庄 哲夫
- 出版社/メーカー: 日之出出版
- 発売日: 1999/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
↓一応これを
ケータイ刑事銭形海30話(3rd.4話・感想)+31話(3rd.4話)予告 [ケータイ刑事]
二段構成で記している「銭形海」。放送後の最初は、いつものように簡単な感想と次回予告について、思ったことをそのまま記しています。今回の物語は3rd.4話(通算では30話)の「松山刑事、最大の危機! ~会社社長誘拐殺人事件」です。物語のベースにあったのは「銭形愛」で、26話を思わせる緊張したシリアスな展開と、1話の物語をネタにしていましたね。そして「チンパンジイから怪人パンチ」というお馴染みの回文が登場し、更には「冷え性」ネタも出てきましたし。前回とは全く違う路線の物語でした。(「恋日・3rd.」のように、シリアスとコミカルな物語を基本的に交互にということなんでしょうか?→これをヤルと、キャラの描き方が振り子のようになってしまう危険性がありますけど...)
まずは軽いジョブということで、日焼け焼き肉の割引券を持っている松山さん。1割引が10枚なので、1割引×10=10割引、つまりただになると考えていたのは確実ですね。(→それが出来たら、20枚を一度に使ったら、支払額だけ貰えることになっちゃうので、そんなはずはありません。)
マツの携帯の着メロが『カンのメモリー』というのは実に分かりやすいですね。テンポも良く、結構派手な出だしなので、直ぐに電話に出ないと恥ずかしく感じると思う筆者ですが、マツだったら、そんなことは気にしないでしょうけど。
監禁されたマツ。が、キャスター付きの椅子を上手く操って移動するというのは、マツらしいところでもありました。やろうとしても、バランスを崩して転けてしまう可能性があります。(良い子の皆さんはそんな危ないことは止めましょう。)
甲高い声を出すのにスプレーを使ったことに関しては、海ちゃんも何も言わなかったですが、このトリックもお馴染みですし、今更ながら語る必要は無いでしょうね。
マツが「お前、冷え性だろう」と言った所で、海ちゃんの反応が「来た、「冷え性」」と反応したのも面白い所でした。雷お姉ちゃままでは「違います」「普通です」と返していたのに、海ちゃんは高村さんに「セクハラですよ」という今までにない返しをしたが、今回はいつ言われるのかと楽しみにしていたようですね。(間違いなく、頭の中では言われた時のシミュレーションを行っていたことでしょう。)が、口ではマツが一枚上手の様で、「冷え性は認めなくても頑固さは認めた訳だ」「家系だ、血筋だ」と、完全に口では海ちゃんをやりこめました。→今までにはない所が出ていて、「「ケータイ刑事」は進化している」所の一つでもありますね。でも、漫才コンビとしたら息が合っている、という所は変わりませんが...
多聞ヶ浜の位置を地図で見てみたら、その近くに「諏訪神社入口」という交差点が134号線にありました。ひょっとしたらOPに諏訪太朗さんが出ているが、それも意識していて、多聞ヶ浜の位置を決めていたりして...?
「チンパンジイから怪人パンチ」を口にした海ちゃんだけど、「従姉妹」ということは全く口にしませんでしたね。しかも、柴田束志さんが「上から読んでも…、下から読んでも…」と言っているだけに「右から読んでも、左から読んでも…」と言うように、被らないように上手く言ったものでした。
今回は「銭形愛」の物語をベースにしていたのに、やっぱり同じ次女・緑リボンの泪ちゃんを思い出させてくれる所もやってくれる海ちゃんですね。時計の針を回しながら、推理を語る海ちゃんというところでは、「泪・2nd.21話」を思い出しました。
今回の鯨岡社長というのは婿養子だったようですね。ひょっとしたら妻・真理子も共犯ではないかと思いましたが、そうではなく、しかも動機を聴いて凄い剣幕になっていましたからね。(共犯だったら、星形のピアスを付けていたか...)
トリックに使った「ピザを注文」という所で、時間は午後3時、死体の発見者はピザの配達員というのは、完全に「愛・1話」(今回と同じ平野監督&林脚本です。)ですね。(バイトでピザを届けに行った愛ちゃんが死体の第一発見者になりました。)
焼き肉がダメとなったら「お寿司」と言った海ちゃんだけど、これこそが血筋でしょうね。本家四姉妹は何かあったら「回らないお寿司」と言っていましたし....しかし「回らない」という言葉を海ちゃんは口にしなかったですけど...(一応、本家四姉妹と差があるということですかね?)
次回は、3rd.5話(通算では31話)の「川渕浩探検隊シリーズ! ~海底洞窟の謎を追え!殺人事件」という物語です。川渕浩と言えば「雷・1st.15話」に登場して殺されたんですけどねぇ。その川渕浩探検隊シリーズが、まさか「海」に登場するとは思いませんでした。次回予告を見た範囲だと、「雷・1st.15話」と同じ「セミ・ドキュメンタリー・タッチ」になっていたので、完全にあの川渕浩シリーズが帰ってくることになります。しっかりと「氷曜スペシャル」の旗を持っていましたし... こうなると、「零/雷の悪夢」の様に、7代目以降でも「川渕浩」は登場するかもしれませんね。詳しくは、公式HP更新後となる火曜日にUPする方で...
鑑識メモの方は、今回の物語では影が薄かった柴田さんですが、それと同じで、ちょっと滑っていました。物語に登場したのが「鯨岡」という名前だったので、「鯨」という文字が登場するだろうと予想して出来ちゃいましたし...
海ちゃんCM(インフォマーシャル)は、これまでと同じで「声ちぇき!」でしたが、次回は2月になるので、新バージョンになることを期待しています。
↓現時点では「銭形海」関係のDVDはこれらだけです。(いずれも今後の発売ですけど)
ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~
- 出版社/メーカー: ハピネット
- 発売日: 2008/03/21
- メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形海 夏舞台完全版 BS初!ついに舞台だ!~超豪華!演劇者殺人事件
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2008/04/25
- メディア: DVD
↓今回は愛お姉ちゃまでした。
↓思い出した泪ちゃんの物語はこちら
↓『カンのメモリー』はこれに収録されています。
ケータイ刑事 THE MOVIE2 オリジナル・サウンドトラック・アルバム
- アーティスト: サントラ
- 出版社/メーカー: BS-i
- 発売日: 2007/02/28
- メディア: CD
↓多聞ヶ浜のある所(古い/新しい資料を見ても載っていない)
- 作者: 木村 小左郎
- 出版社/メーカー: 山と渓谷社
- 発売日: 1979/11
- メディア: -
↓やっぱりこれを
回文大学 vol.1 学士編―日本語で遊ぶ、大人のドリル (1)
- 作者: 落合 正子
- 出版社/メーカー: 九天社
- 発売日: 2007/08
- メディア: 単行本
キネマへまねき―みぎからよんでもひだりからよんでも フジモトマサルの回文映画館
- 作者: フジモト マサル
- 出版社/メーカー: 徳間オリオン
- 発売日: 1994/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
ケータイ刑事銭形零1話[裏ネタ編] [ケータイ刑事]
BS-iの再放送枠に合わせて「銭形雷[裏ネタ編]」を記していたが、その再放送も終了したということで、今度は本家四姉妹の作品について、「[裏ネタ編]」を記していくことにしました。(「[裏ネタ編]」を記す場合、色々と調べると自分の勉強にもなりますので...)で、愛ちゃんからというのが順番としては正しいのだが、それでは面白くないので、末っ子・四女の零ちゃんから始めようと思います。(よって、日曜日の1本目は、やっぱり「ケータイ刑事」ということになります。→放送中ではないから、週に2本ということもあり得るかもしれません。)
ということで、第1話は「天才中学生刑事登場! ~世界最大の難問・モリマーの最終定理殺人事件」という物語である。で、零ちゃんには数学のネタが随所に出てくるが、今回は「円周率」(最初に「遠州理津」と変換候補が登場してしまった...)と、劇中に登場する「モリマーの最終定理」の元ネタである「フェルマーの最終定理」について、そしてこれらだけだと頭がこんがらがってしまうでしょうから、零ちゃんが使った電卓から「7セグメント・ディスプレイ」について記すことにします。(内容について、完全に理解しているわけではなく、概要を知識として知っておくだけで十分でしょう。)
尚、MBSの放送の時に記事は「ここをクリック(MBS)」、BS-iの再放送時に「[改訂版]」として記したものは「ここをクリック(改訂版)」して下さい。
「円周率」:数学における定数の一つであり、「π」で表される。難しく言うと、平面幾何学における円の周の長さと直径の比を意味している定数である。これは無理数であって、「a/b」という有理数では表すことの出来ない数字である。(小数点以下、無限に続く数字である。)時々、円周率を○桁まで暗唱したというような話を耳にすることもあるが、現在では小数点以下1兆桁を越える所まで計算されている。
一般には「3.14」という近似値で覚えられている。一時期、小学校ではこれを「3」にするというような教育内容の改訂が行われたが、やはり「3.14」ぐらいは覚えているべきである。
一応、ここに、円周率を記しておくことにするが、何処までもという訳にもいかないので、小数点以下200桁(丹羽Pが夏帆ポンに100桁まで暗記するように、と言っていたので、その倍ということにしておきます。)まで記しておくことにする。(10桁毎にスペースを入れておきます。)
π=3.1415926535 8979323846 2643383279 5028841971 6939937510 5820974944 5923078164 0628620899 8628034825 3421170679 8214808651 3282306647 0938446095 5058223172 5359408128 4811174502 8410270193 8521105559 6446229489 5493038196 …
繰り返すが、一般的には「3.14」で十分である。が、「3.14159265358979323846」というように、小数点以下20桁まで覚えていたら、それなりに博があるとされるでしょうね。(だからと言って、特に恩恵があるということもないですけど...)
「フェルマーの最終定理」:3 以上の自然数nについて、x^n+y^n=z^nとなる0でない自然数(x,y,z)の組み合わせがない、という定理のことである。尚、n=2の場合はこれを満たすものは無数に存在する。(例えば、(x,y,z)=(3,4,5)、(6,8,10)、…)これの証明は約360年にわたってされなかったことから「フェルマーの大予想」とも言われていたが、1994年になって、イギリスの数学者・アンドリュー・ワイルズによって証明された。そのため、「フェルマー・ワイルズの定理」とも言われる。これにはドラマがあり、1993年に発表した時には、その内容に驚愕させたが、後の査読で、致命的な誤りが一ヶ所あることが判明した。で、その修正に難航したが、1年後の1994年にそれを克服する新たな証明を行った。(その証明については、チンプンカンプンなので、ここには記しません。興味がある方はご自分で探して下さい。)
尚、フィールズ賞(零ちゃんも「M2」で受賞していましたね。)の受賞資格には40歳以下という規定があるため、40代の前半であったワイルズは受賞することは出来なかったが、彼の功績が評価されて、異例の特別賞を受賞している。
フェルマーは17世紀のフランスの数学者であり物理学者である。(1601年~1665年)上記の最終定理の他にも、「フェルマーの原理」(光は一番短い時間で到達できる経路をとって進む。)を発見していることでも知られている。
「7セグメント・ディスプレイ」:数字を表示するために開発されたものであり、「8」の字状に7つのパートから構成されている。これによって「0」~「9」の数字を表示する。また、小数点を表示する点がセットになっていて「8セグ」の場合もある。
「16進数」を表示するために「A」から「F」までも表示することが出来る。で、アルファベットを表示させることも出来るが、いくつかの文字はそのままでは7セグ・ディスプレイに表示させることは出来ない。(D,K,M,Q,R,T,V,W,X,f,k,m,p,s,v,w,x,y,z)また、そのまま表示したら数字と判別できない文字もある。(8とB、2とZ、5とG)。ということで、アルファベットの表示は、大文字を使う場合と小文字を使う場合があり、表示できない文字については一部を変形させることでAからZまでの26文字の判別が可能になっている。
これを改善するために、「8」の字に「X」と「I」の6つのセグメントを組み合わせた13セグメント、更に7セグの素子の一部を複数に分割した14セグメントや16セグメントのディスプレイも後に開発されている。14/16セグ・ディスプレイを使うと、一部の文字を変形することなく、アルファベット26文字の表示が可能である。しかし現在では、後に開発されたドットマトリクスのディスプレイに取って代わられている。とはいっても、数字しか表示しない普通の電卓であれば、7セグ・ディスプレイで十分である。
この物語に登場した「1831」と「13404538051」を7セグ・ディスプレイに表示して逆さにすると「hEBI」、「ISOBEShOhEI」と読むことが出来るというものの他の例としては「993」が「EGG」、「663」が「Egg」、「07734」が「hELLO」というものがある。(他にも色々と作ってみては如何?)
↓「円周率」ということで
円周率πの不思議―アルキメデスからコンピュータまで (ブルーバックス)
- 作者: 堀場 芳数
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1989/10
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↓「フェルマーの最終定理」について
フェルマーの最終定理―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで
- 作者: サイモン シン
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2000/01
- メディア: 単行本
天才数学者たちが挑んだ最大の難問―フェルマーの最終定理が解けるまで (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ)
- 作者: アミール・D. アクゼル
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2003/09
- メディア: 文庫
フェルマーの大定理が解けた!―オイラーからワイルズの証明まで (ブルーバックス)
- 作者: 足立 恒雄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1995/06
- メディア: 新書
画像入出力デバイスの基礎 光学と半導体物理の理論からディスプレイとイメージセンサを理解する
- 作者: 藤枝 一郎
- 出版社/メーカー: 森北出版株式会社
- 発売日: 2005/06/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)