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SPARTACUS(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1960年の映画「スパルタカス」である。この作品もアカデミー賞受賞作であり、毎年今の時期になると、必ずTV放送される作品の一つである。(NHKがBS-2で放送しました。)巨匠・S.キューブリック監督(当時、31歳)が描いた歴史スペクタクル超大作である。(色々と語られているので、今更説明の必要もないでしょうが...)

作品データを記しておくと、時間は198分(序曲、間奏曲を含む)、原作はハワード・ファスト、監督はスタンリー・キューブリック、脚本はダルトン・トランボ、撮影はラッセル・メティ、音楽はアレックス・ノースである。そして出演は、カーク・ダグラス、ローレンス・オリヴィエ、チャールズ・ロートン、ジーン・シモンズ、ピーター・ユスティノフ、トニー・カーティス、ジョン・ギャヴィン、ウディ・ストロード、ジョアンナ・バーンズ、ニナ・フォック、たちである。P.ユスチノフが助演男優賞を獲得し、撮影賞(カラー)、美術賞(カラー)、衣装デザイン賞を獲得している。

紀元前1世紀、ローマ帝国の隆盛期、奴隷のスパルタカスは大将軍クラサスに対して反乱軍を率いて立ち上がる... スパルタカスを中心にして、ローマ帝国の圧政に苦しむ奴隷たちの戦いを雄大なスケールで描いた大作であり、迫力のある映像はそれだけでも見る価値のある素晴らしいものである。ただ、TVの小さい画面ではなく、映画館の大スクリーンで見てこそ、その迫力を更に感じることが出来る作品でもある。

また、この当時のキューブリック監督作品は、後の難解な作品と違って、分かりやすく、そして見やすい作品となっている。とは言っても、3時間を越える長尺作品ということなので、見ようと思ったら、ちょっと気合いが必要になりますけど...

で、音楽の方も、そんな超大作に相応しく、スケールの大きなサウンドを聴かせてくれる。その重厚な迫力は、映像が無くても素晴らしいものであるが、映像とマッチしたら、更に一段上の圧倒的な世界に連れて行ってくれる。本作は、映画と共にサントラ盤もセットにして、たっぷりと楽しみたい所である。

最後に、サントラ盤の収録曲全11曲のタイトルを記しておく。『Main Title』『Spartcus Love Theme』『Gladiators Fight To The Death』『Blue Shadows And Purple Hills』『Homeward Bound: On To The Sea/Beside The Pool』『Hopeful Preparations, Vesuvius Camp』『Prelude To Battle: Quiet Interlude/Final Conflice』『On To Vesuvius: Forward, Gladiators/Forest Meeting』『Oysters And Snails - Festival』『Headed For Freedom』『Goodbye, My Life, My Love/End Title』。

 

Spartacus (1960 Film)

Spartacus (1960 Film)

  • アーティスト: Alex North
  • 出版社/メーカー: MCA
  • 発売日: 1991/05/14
  • メディア: CD

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スパルタカス スペシャル・エディション (ユニバーサル・セレクション2008年第1弾) 【初回生産限定】

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  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • 発売日: 2008/01/12
  • メディア: DVD

スパルタカス

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2002/08/01
  • メディア: DVD

↓HD-DVDもありますけど...

スパルタカス (HD-DVD)

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  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • 発売日: 2007/12/13
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THE STING(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1973年の映画「スティング」である。「明日に向って撃て!」のG.ロイ・ヒル監督とR.レッドフォード、P.ニューマンというトリオが繰り広げる痛快な物語であり、暗黒街の大物から金を巻き上げようとする物語。ラストのどんでん返しをはじめ、多数の仕掛けがあり、テンポの良い脚本、軽快な音楽というように、娯楽作品の要素をたっぷりと詰め込んだあまりにも有名な超一級のエンターテイメント作品である。また、アカデミー賞も、作品賞、監督賞、脚本賞、ミュージカル映画音楽賞、美術賞、衣装デザイン賞、音響賞と7部門を獲得した名作である。(この時期になると、「アカデミー賞受賞作」ということで、必ず放送してくれますね。今年もNHK・BS-2で放送されました。)

作品データを記しておくと、時間は129分、監督はジョージ・ロイ・ヒル、脚本はデヴィッド・S・ウォード、撮影はロバート・サーティース、音楽はマーヴィン・ハムリッシュである。そして出演は、ロバート・レッドフォード、ポール・ニューマン、ロバート・ショウ、チャールズ・ダーニング、アイリーン・ブレナン、レイ・ウォルストン、サリー・カークランド、チャールズ・ディアコップ、ダナ・エルカー、ディミトラ・アーリス、ロバート・アール・ジョーンズ、エイヴォン・ロング、たちである。

1936年のシカゴの下町。道路師と呼ばれる詐欺師3人が通りがかりの男から金を奪った。が、その金は思いもよらない大金だった。その金はニューヨークの大物・ロネガンの手下が賭博の上利として届ける金だった。これに組織は怒り、3人の中の一人であるルーサーが消された。更に、フッカーも追われることになる。彼はルーサーの仇を取るためにシカゴのゴンドルフを訪ねる。彼も親友であるルーサーが殺されたことを知ると、目を光らせた。それから2人はロネガンの身辺を探り、ポーカーと競馬が好きだと言うことを知り、シカゴにインチキなノミ屋を開いた。ゴンドルフはシカゴに向かう列車の中でロネガンがポーカーをすると言うことを知り、いかさまで勝負に勝つ。その金を取りに行ったフッカーは、ゴンドルフはいかさまで勝ったことを告げ、ゴンドルフからその何十倍もの金を巻き上げる話を持ち込む。FBIもゴンドルフとフッカーたちの動きを掴んで動き出す中ねフッカーの話が本当かを確かめるロネガン。そして50万ドルの大金をつぎ込むことを決め、ノミ屋に乗り込んだ。ロネガンが50万ドルを賭けた競馬のレースが始まった。が、FBIが店に踏み込んできた。ゴンドルフは自分を裏切ったフッカーを射殺するも、自分もFBIに撃たれた。大混乱の店、ロネガンもFBIに連行されていった。FBIが消えると、ゴンドルフもフッカーも起き上がった。全てはゴンドルフの計算した筋書きだった。こうしてルーサーの仇をとり、ロネガンを陥れることに成功したのだった。

物語が二転三転するというように、とても面白く、最後のどんでん返しによって見ている者たちをも見事に欺してくれる本作は、実に痛快である。

で、音楽の方もあまりにも有名な名曲が次々と流れてくる。特に『The Entertainer』は本作を見ていなくても色んな所で耳にすることがある曲であるため、誰でも耳にしたことがあるでしょう。(ピアノのサウンドがとても良い味を醸し出している名曲である。Billboardのシングル・チャートで最高位3位を記録し、1974年の年間シングル・チャートでも48位にランクインする大ヒット曲である。)映画だけではなく、サントラ盤も一緒に楽しんで、エンターテイメント作品を大いに楽しみましょう!尚、本サントラ盤はBillboardのアルバム・チャートで5週連続1位に輝き、1974年の年間アルバム・チャートでも9位にランクインしている。

最後にサントラ盤の収録曲を記しておく。収録曲は以下の全13曲である。『Solace [Orchestra Version]』『The Entertainer [Orchestra Version]』『Easy Winners』『Hooker's Hooker』『Luther』『Pineapple Rag/Gladiolus Rag』『The Entertainer [Piano Version]』『Glove』『Little Girl [Violin Solo]』『Pineapple Rag』『Merry-Go-Round Music: Listen To The Mockingbird/Darling Nellie Gray』『Solace [Piano Version]』『The Entertainer/Rag Time Dance』。

 

The Sting: Original Motion Picture Soundtrack

The Sting: Original Motion Picture Soundtrack

  • アーティスト: Marvin Hamlisch
  • 出版社/メーカー: Spectrum
  • 発売日: 1998/10/06
  • メディア: CD

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スティング

スティング

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • 発売日: 2006/09/21
  • メディア: DVD

スティング スペシャル・エディション

スティング スペシャル・エディション

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD


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BEST HIT USA 2008[2008/2/5] [音楽(etc.)]

いつものように、一番早い放送である火曜日夜のBS朝日の放送において、ON AIR曲と「TIME MACHINE」のコーナーの情報を中心に記して行きます。

最初は、「ラテンヒップホップはよく似合う」という話から入り、ライヴ映像を見てもらいますと言うことで、2006年のライヴでSHAKIRA featuring WYCLEF JEANの『Hips Don't Lie』で幕が上がりました。続いては「COUNTDOWN USA」の20位から11位までの発表でした。

CMを挟んでは「HOT MENU」のコーナーとなり、新しいイギリスのグループを紹介します、ということでBLOOD RED SHOESがピックアップされ、二人のインタヴューで、「バンドの成り立ち」「作曲のプロセス」についてを語っていて、それから『I Wish I Was Someone Better』がON AIRされました。そして、再びインタヴューで「ホワイト・ストライプスとの比較」「バンドのプロデュース」などについて語っていました。

それに続いては「C/D USA」の10位から4位の発表があり、続いては2回目の登場となる今週のTRIPLE A CHARTのTOP 10が紹介され、その中から7位だったROBERT PLANT / ALISON KRAUSSの『Gone, Gone, Gone[Done Moved On]』がON AIRされました。その後、R. PLANTについて、少し語っていた克也さんでした。

今回も「STAR OF THE WEEK」のコーナーは無く、CM明けは「TIME MACHINE」のコーナーとなりました。2/5ということで、以下の5件が紹介されました。

1957年:BILL HALEYがイギリスに初上陸、アメリカのロックアーティストとして初めてイギリスでコンサート・ツアーを行った、1972年:PAUL SIMONがA. GARFUNKELと決別後、初のシングル『Mother And Child Reunion』を発表した。(全米5位の大ヒットとなった)、1983年:TOTOの『Africa』が全米シングル1位を獲得、彼らの初の全米No.1ソングとなった。(1位にいたのは1週間だけでした。また、1983年のBillboard年間シングル・チャートでは24位にランクインしている。)また、この年のグラミー賞は彼らが6部門受賞するというTOTO YEARでした、1983年:DEF LEPPARDの「PYROMANIA」が全米チャートに初登場した。92週に渡ってチャートインし、700万枚以上のセールスを記録して彼らの一大出世作となった。(Billboardでは最高位2位、また、1984年の年間アルバム・チャートでは31位にランクインしている)、2004年:アメリカのネット史上最も検索された画像は4日前のスーパーボールのハーフタイムショウでのJANET JACKSONのポロリ事件の「JANETの右胸」ということが明らかになった。

また、2/5が誕生日のアーティストとして紹介されたのは以下の3人でした。AL KOOPER(1944年生まれ)、MICHAEL DUFF McKAGAN(1964年生まれ)、BOBBY BROWN(1969年生まれ)。

このコーナーからのON AIR曲は無く、1968年の映像を見ていただく、ということで、CREAMの解散コンサートからのピックアップで、1968年のライヴ映像の『White Room』がON AIRされました。

「C/D USA」のTOP 3の発表があり、ラストのリクエストのコーナーは、1984年のTWISTED SISTERの『We're not Gonna Take It』でした。このPVはちょっと面白いドラマがあります。また、この曲は、カリフォルニア州知事選に出馬したシュワちゃんがその時に使ったこと(有名な話です)をしっかりと語っていました。'80's前半らしいHRナンバーですね。

次回は、EPGの番組情報によると、ゲストとしてENTER SHIKARIの名前があり、今は亡きAC/DCのヴォーカリスト、ジョン・ボーナムの貴重なライヴ映像をお届け!となっています。

 

Shakira Oral Fixation Tour (2pc) (Bonc)

Shakira Oral Fixation Tour (2pc) (Bonc)

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2007/11/13
  • メディア: DVD

ボックス・オブ・シークレッツ

  • アーティスト: ブラッド・レッド・シューズ
  • 出版社/メーカー: Hostess Entertainment
  • 発売日: 2008/03/12
  • メディア: CD

I Wish I Was Someone.. [7 inch Analog]

  • アーティスト: Blood Red Shoes
  • 出版社/メーカー: V2
  • 発売日: 2007/10/29
  • メディア: LP Record
Raising Sand

Raising Sand

  • アーティスト: Robert Plant, Alison Krauss
  • 出版社/メーカー: Rounder
  • 発売日: 2007/10/23
  • メディア: CD
クリーム・フェアウェル・コンサート~1968 ロイヤル・アルバート・ホール

クリーム・フェアウェル・コンサート~1968 ロイヤル・アルバート・ホール

  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2003/10/22
  • メディア: DVD

Big Hits and Nasty Cuts: The Best of Twisted Sister

Big Hits and Nasty Cuts: The Best of Twisted Sister

  • アーティスト: Twisted Sister
  • 出版社/メーカー: Atlantic
  • 発売日: 1995/03/23
  • メディア: CD

Stay Hungry

Stay Hungry

  • アーティスト: Twisted Sister
  • 出版社/メーカー: Atlantic
  • 発売日: 2000/03/13
  • メディア: CD


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U2『ACHTUNG BABY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1991年に3年ぶりに発表された7枚目の(スタジオ収録)アルバムである。'80's後半のサウンドとは変わり、「'90'sのU2」を宣言し、新たなサウンドを奏でるようになり、当時はその変身ぶりに物議を醸し出すこととなった。が、'80'sの終盤から'90's初頭は、ベルリンの壁の崩壊、ソ連の崩壊による東西冷戦の終結、更には湾岸戦争という新たな戦争による世界情勢が一変した時期であり、そのような社会の変化に合わせるかのように、時代の変化を読み取ってこともあって、高く評価されているアルバムでもある。(→グラミー賞で最優秀ロック・グループを受賞したことからも、高く評価されていることが分かります。)で、Billboardでは初登場1位を記録する大ヒットとなった。(1位にいたのは、その1週のみでした。)また、イギリスでは最高位2位を記録している。

収録曲は以下の全12曲である。『Zoo Station』『Even Better Than The Real Thing』『One』『Until The End Of The World』『Who's Gonna Ride Your Wild Horses』『So Cruel』『The Fly』『Mysterious Ways』『Tryin' To Throw Your Arms Around The World』『Ultra Violet (Light My Way)』『Acrobat』『Love Is Blindness』。

この中からシングル・カットされたのは5曲である。アメリカとイギリスのチャート成績と共に、シングルのリリース順に記しておく。『The Fly』(最高位:USは61位、UKは1位)、『Mysterious Ways』(最高位:USは9位で1992年のBillboard年間シングル・チャートでは57位、UKは13位)、『One』(最高位:USし10位で1992年のBillboard年間シングル・チャートでは60位、UKは7位)、『Even Better Than The Real Thing』(最高位:USは32位、UKは12位)、『Who's Gonna Ride Your Wild Horses』(最高位:USは35位、UKは14位)。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、『Zoo Station』『Even Better Than The Real Thing』『One』『Who's Gonna Ride Your Wild Horses』『The Fly』という所をピックアップしておく。

サウンドが大きく変わったことで、当初は戸惑いの声が大きかった本アルバムであるが、サウンドの変化だけでなく、大がかりなセットを組んだライヴの方もより次元が高い所に進化し、バンドとしても新たな時代に突入したことを感じさせてくれたアルバムである。また、そのサウンドの変化が、混沌とした世紀末ディケイドである'90'sを象徴することになったというのは、今多からこそ言える所でもあるが、面白い所である。また、本アルバムはシンセポップ3部作と言われるように、'90'sの彼らの方向を象徴したアルバムでもあり、ロック・ファンであれば聴いておかなければならないアルバムである。

 

Achtung Baby

Achtung Baby

  • アーティスト: U2
  • 出版社/メーカー: Universal/Island
  • 発売日: 1991/11/19
  • メディア: CD

Achtung Baby [12 inch Analog]

Achtung Baby [12 inch Analog]

  • アーティスト: U2
  • 出版社/メーカー: Polygram
  • 発売日: 2007/11/26
  • メディア: LP Record

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