篤姫#6 [ドラマ]
今回の物語もやっぱりホームドラマでした。が、前半は前回の尚五郎のラブ・コメという部分があり、後半になると、全く変わって今後の波乱の展開を予想させる重みを感じるものでした。そして最後に於一にとって衝撃の展開へ、ということで、一言では言えないものでしたね。ただ、今までがホームドラマであって、長閑な物語でありすぎたと言うこともできるだけに、やっと最初の波がうねったと言った所でした。
於一を養女にしたいという斉彬の言葉で、父は舞い上がり、誰もがそれを名誉なことと受け取り喜んでいた。が、於一だけは違っていた。殿様の言葉が絶対である時代であるだけに、それを受けることしか考えられないので、舞い上がるのも十分分かりますけど...
そんな中、尚五郎の言葉を思い出して父(舞い上がっていても、それなりに冷静な所もありました。)は、尚五郎にそのことを告げた。で、於一が手の届かない所に行ってしまうことを悟った尚五郎は自暴自棄になった。(気持ちもよく分かります。)ただ、このままだとラブ・コメのピエロ役に終わってしまうことになるが、西鄕たちのような存在がいるということで、尚五郎は尚五郎で幸せ者ですね。→後に出世する人物でもありますし、於一に対する優しさを持っている所、また真剣に愛していたということがしっかりと描かれていて、なかなかいい感じでした。
今和泉家では、菊本の様子がおかしいことに母が気づく。一方、於一は養女の件で斉彬に問いたいことがあると懇願した。登城の日、菊本は於一に最後の言葉を語った。既に死を決意していただけに、人生の先輩として重みのある言葉でした。
斉彬と会った於一が養女の件を尋ねようとしたら、斉彬が先に切り出した。で、理由を語る。「自分の母に似ているから」という言葉があったが、ここでもホームドラマ的な所があったとはね...
で、養女になることを決意した於一。顔つきの方も、気持ちがすっきりしたということで変わってましたね。が、家に戻った於一に、菊本が自害したということが伝わった。それを目にした於一は泣き叫ぶだけでした。
流石に、菊本が殺されたのではと考えたり、自殺の理由を解明しようと立ち上がることはしませんでしたが、それをやるのは別の作品ですから...
いよいよ次回からは舞台が島津本家にということで、ホームドラマがどのように変わっていくのか、楽しみです。
NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
- 作者: 宮尾 登美子, 田渕 久美子
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2007/12/20
- メディア: ムック
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: サントラ, 黒川芽以, 小野綾子, CHINO, もろこし村青年団, 宮原永海, 草刈正雄, 金剛地武志, ドリマックスガール, ナミ&チヨ
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
- 発売日: 2006/02/01
- メディア: CD
TwellV・神宮前名画座「IT HAPPENED ONE NIGHT」 [映画(洋画)]
今週の神宮前名画座は、1934年の名作「或る夜の出来事」でした。この作品は、アカデミー賞の主要部門である作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞を独占するという快挙を成し遂げた作品であり、ラブ・コメの古典的名作である。また、本作によってC.ゲーブルやC.コルベールも大スターになった作品である。劇中のヒッチハイク・シーンはあまりにも有名である。
NHKやWOWOWの放送と同様に、途中にCMが入らないという「神宮前名画座」であるが、こういう作品は途中でCMが入ることで雰囲気が変わってしまうだけに、大歓迎されるところである。欲を言えば、日本語字幕での放送にしてほしい所であるが、日本語吹き替え版でも十分許容できる範囲である。
作品データを記しておくと、1934年のアメリカ映画であり、時間は105分、白黒作品である。原作はサミュエル・ホプキンス、監督はフランク・キャプラ、脚本はロバート・リスキン、撮影はジョセフ・ウォーカー、音楽はルイス・シルヴァースである。そして出演は、クラーク・ゲイブル、クローデット・コルベール、ウォルター・コノリー、ロスコー・カーンズ、アラン・ヘイル、ウォード・ボンド、ジェームスン・トーマス、エディ・チャンドラー、ウォーリス・クラーク、ハリー・ブラッドリー、チャーリー・ブラウン、たちである。
大銀行家の一人娘・エリーは、頑固な父の承諾を得ずに婚約を交わした。これに怒った父はエリーをフロリダのヨットに監禁した。が、エリーはヨットから海に飛び込んで脱出、婚約者のいるニューヨークに向かうバスに乗った。そのバスには失業中の新聞記者・ピーターが乗り合わせていて、ちょっとしたことからエリーと知り合いになる。娘が失踪したと知った父は、1万ドルの懸賞金を付けて、新聞に娘の記事を載せて、捜させることにした。その新聞記事を読んだピーターだったが、懸賞金を得ることはせず、特ダネを得ようとして、エリーとのバスでのニューヨーク行きに付き合うことにした。途中で、洪水のために橋が壊れていて、バスはそこでストップ。追ってくる捜査の手をピーターの機転で逃れた二人は、より親密になる。所持金も使い果たしてしまうと、徒歩でニューヨークを目指す二人。ヒッチハイクをするが、それは鞄泥棒だったというような騒動があるが、ニューヨークまであと少しという所に辿り着く。夜、ピーターはこっそりと抜け出してかつていた新聞社に、エリーとの珍道中を売り、金を得るとエリーの元に戻ってくる。が、夜中にエリーは目覚めると、ピーターに置き去りにされたと勘違いをする。また、新聞に「婚約を許すから居場所を知らせよ」と書いてある記事を目にして、父に連絡をする。無事に家に返ったエリーだったが、今ではピーターに夢中になっていた。父は結婚式の準備を進めるが、エリーの様子がおかしいことから心を問う。で、結婚式の最中にエリーをピーターの元に走らせる父。そしてピーターとエリーは結婚した...
ひょんな出合から惹かれ合うピーターとエリーだが、共に結構頑固な所があって、なかなか上手くかみ合わないが、その珍騒動が面白い所である。更に、色々な出来事が起こっていく所は、ロードムービー風ならではの楽しい所である。70年以上も昔の作品ということで、バスもそうだが、劇中に出てくる全てのものが現在には無いレトロなものであるが、それがのんびりしていた古き良き時代の雰囲気に満ちていて、心が和む所である。また、コメディと言ってもドタバタ・コメディではなくてライト・コメディという所も親しみやすい所である。ラブ・ストーリーとしたらもう少し捻りが欲しいようにも感じるが、慌ただしく世知辛い現代にはない暖かい所があるのが良い所である。じっくりと見て楽しむのには良い作品である。
来週は1930年の「モロッコ」(ゲーリー・クーパー主演)の放送で、その次は1940年の「哀愁」(ヴィヴィアン・リー主演)と続きます。兎に角、見逃せない作品のオンパレードです。
キューティーハニーTHE LIVE #18 [特撮]
前回の最後からはちょっと思いもよらない楽しい展開の物語でした。3人がそれぞれフラッシュ出来ることを知ったことから、ハニーはノリノリで「姉妹」という言葉を口にするが、相変わらずクールなミキと、ハニー命!が暴走に歯止めを掛けているが、いつ暴走してもおかしくないユキ。なかなか面白いことになりました。
一方、前回でバラバラにされた渡はサイボーグとして甦り、中条の手下になった。人間の感情を持たず、与えられた任務を突き進むのは、何処かでターミネーターを意識しているようですね。
そんな中、またも烏川が仕掛ける。やっぱり4大幹部には「協力」という言葉はなく、誰もがパンサークローの頂点に君臨することを考えているのですね。が、これで更に内部分裂から内部抗争へという筋書きも感じさせることになっちゃった...
前回の最後で見つかった遺体は如月博士のものということが分かり、ハニーか埋葬したということが明らかになったが、やっぱりミキが如月博士を殺したような感じがする。で、その記憶を消去したが、その反作用とでも言ったらいいのか、時々フラッシュバックがある、ということですかね。
今回はハニー、ミキ、ユキの3人が戦隊化したが、サービス・カットも満点でした。婦警さんから始まり、特攻服姿、さらには忍者装束ということで、実に楽しい所でした。→少し重くなりそうな展開を予感させた冒頭だったが、これによって明るく脳天気な楽しい展開になりました。何だかんだと言って、サービス精神を忘れない所は良い所です。(雨宮監督、やっぱり期待を裏切りません。→今回が楽しかっただけに、次回以降がちょっと不安...)
そして、またもハニーのウエディングドレス姿まで登場したが、キザくんが二重人格ではなくて三重人格となり、今までにないキャラを出したということで、ハニーのラブラブ・モードは幕ということになったが、如月博士の死に関する謎を解いてて行くには、風呂敷を広げすぎている現状だったら仕方のない所なんでしょうね。
↑2話収録だなんてケチだなぁ...
↓3人のコスプレも悪くないけど、こっちのコスプレの方がもっと良かった!!
ケータイ刑事 THE MOVIE2 石川五右衛門一族の陰謀~決闘!ゴルゴダの森 プレミアム・エディション
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2007/08/24
- メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE2 石川五右衛門一族の陰謀〜決闘!ゴルゴダの森 スタンダード・エディション
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2007/08/24
- メディア: DVD
チャーリーズ・エンジェル・1st.16話 [ドラマ]
今回はいつも通りの26:05のスタートでした。今回の物語は第16話「放火!映画は知っていた」(原題は「DIRTY BUSINESS」)物語は、2人の覆面の男が侵入して火が放たれたフィルム撮影所。経営者が気づき、大した自体にはならなかった。経営者は捜査協力を拒むが、調査を開始するエンジェルたち。フィルムが目的だと判断して、フィルムを調べると、残ったフィルムの中に経営者の秘密が出てきた。また、ジルは警察と共に別の角度から事件を調べ始める。経営者は併設しているスタジオでポルノ映画を作っていたことが分かった。また、あるフィルムの中に、怪しげな男の姿が映っていた。情報を警察に知らせるジルだったが、ジルが何者かによって襲われた。フィルムに映っていた男の仲間がジルを襲ったのだった。ある事件を起訴しようとしていた警察だったが、それはでっち上げであった...
今回は、サービス・カットであるコスプレもなく、派手な所は無い物語でした。面白かったのは、焼け残ったフィルムを見ているボスレーが、ポルノだと分かると人が変わったように鼻の下を伸ばして元気になっていた所ですね。エンジェルたちは呆れかえっていたのとは好対照で面白い所でした。(ポルノの撮影は違法行為ということで、経営者はそれを知られたくなかったということもありました。)ただ、そのポルノ映画であるが、画面には全く映らず、スクリーンを見ているエンジェルとボスレーの様子があり、全て台詞で、それがポルノということを描写していました。本作は'70'sの作品で30年前のTV作品であるが、そこまでの規制はなかったはずであるが、それなりに配慮をしていたということなんでしょうかねぇ。
ケリーはフィルムを見っ放しになるということで、映画を一度にたくさん見ることの辛さを口にしていたが、それもまた分かる所であります。
ガレージで襲われたジル。車の影に隠れて相手の動きを察知しようとする所は、何だかんだと言っても冷静な判断をしている所である。タイヤの影を利用して相手に自分の居場所を察知されないようにしながら、車の下から相手の位置を探るというのは、分かっていてもとっさには出来ないだけに、やっぱりエンジェルですね。
※次回もいつもより5分繰り下がって26:10のスタートです。
地上最強の美女たち! チャーリーズ・エンジェル コンプリート1stシーズン DVD-BOX
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2007/03/23
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地上最強の美女たち! チャーリーズ・エンジェル 1stシーズン DVDボックス
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテイメント
- 発売日: 2003/06/18
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地上最強の美女たち! チャーリーズ・エンジェル 1stシーズン傑作集
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテイメント
- 発売日: 2001/05/25
- メディア: DVD
ケータイ刑事銭形海32話(3rd.6話・感想)+33話(3rd.7話)予告 [ケータイ刑事]
二段構成で記している「銭形海」。放送後の最初は、いつものように簡単な感想と次回予告について、思ったことをそのまま記しています。
が、今回はその前に一つ記したいことがあるので、そちらから。2/9、朝起きたら周囲がいつもより明るい。で、外を見ると雪が積もっていた。(天気予報で言ってたので驚きはしませんでしたが...)こうなるとBSの受信はヤバくなる可能性がある(降雨/降雪減衰というやつです。)ので、とりあえずBSの受信状況を確かめた。で、映らない。アンテナ・レベルを確認するとレッド・ゾーンに落ちていたので、降雪減衰が確認できた。このままだと夜の「銭形海」が見られなくなるかも知れないので、屋根に登る。やはり雪が積もっていた。で、BSアンテナの雪を下ろした。再度TVをチェックすると、ちゃんと映った。(やはり、降雪減衰でした。)これで安心したものの、昼間も雪は降り続いている。そのため、数時間後にはまたもBSが映らなくなった。雪が降り続くようだと「銭形海」の始まる少し前(22:30過ぎ)に再度屋根に登ることも覚悟をした。しかし幸いにも、夕方には雪は止んだ。日が沈まない間に再度屋根に出てBSアンテナの雪下ろしをする。ということで、「降雪減衰」を実感した一日でした。(夕立による降雨減衰は数分から十分もすると小降りになって解消するが、積雪は融けるのを待っていられないので、除去するしかありませんからね...)
尚、雪国にお住まいの方はBSアンテナの積雪対策もバッチリでしょうが、筆者の住んでいる所では、積雪は年に1日か2日程度なので、積雪対策までは行っていませんからね。(商売関係だったら、それでも対策は行っておくのですけど...)よりによって「ケータイ刑事」の放送日にそれが起こるのだから... しかし、2/10も「東京少女・セピア編」があるので、念のために朝起きたら直ぐに確認しないといけませんね...
余談はここまでとして、今回の物語の方に行きます。今回は3rd.6話(通算では32話)の「時を超えた指紋!? ~タイムスリップ殺人事件」です。時効直前の事件が絡んでいたということで「泪・2nd.20話」が頭をよぎったものの、「海・2nd.」で頻繁に使われたネタが使われていたということで、ちょっとという感じの物語でした。また、真犯人の動機もちょっと頭を抱えてしまいました。(→次回(フィギュア劇)に備えて、ちょっと小休止と言ったところでしょうか...)その分、ツッコミ所は色々とありましたけど...
物語の殆どが警視庁内で進んだと言うことで、「泪・2nd.20話」を少なからず意識していたことも感じたが、こういう描き方というのは「ケータイ刑事」ならではの描き方でもありますね。(映像表現の方法として「グランドホテル方式」とか「駅馬車方式」などと呼ばれるものがあるが、「密室劇」の中でも「ケータイ刑事」のように登場人物が少なく、限られた場所を舞台としているものは、「密室劇」の一部であることに変わりはないが、この作法を「ケータイ刑事方式」と呼んでも良いかもしれません。)
自首した時効直前の事件の犯人が「タイムスリップ」を主張し、海ちゃん(ここは絢ちゃんに言ったと考えるべきですね)に「ブレイクする」と言った所は、ニンマリしてしまいました。絢ちゃんも「多聞チルドレン」の一人ですし、実力者揃いの銭形ーズの一員です。(最初の頃から、演技の方も随分と上手くなりましたし。)ブレイクして当然でしょうね。
蟹江刑事が時間のことをやたらと気にしていて、分単位まで拘っていたが、あと半日で時効を迎える事件の犯人と考えたら、細かいようで実は時間が気になることを上手く表現した拘り方でしたね。
しかし、海ちゃんが利き腕の違いで見抜いた、というのは「海・2nd.」ではやたらと出てきたことであり、それをまたまた使うというのは、どうかと思います。また、その動機(高利貸しに多額の借金があった)の方も、刑事であったのだから、何も単純な発想で「殺害」を実行しなくても、金利が出資法違反だということで逮捕をちらつかせる、というような他の方法もあったと思うんですけどね。(この方法だと法定金利を超す部分は返済する必要はないが、返済しないといけないので、殺害してしまってゼロにしたかったのだとは思いますけど... また、検挙したら、その時点で自分に借金があったということも明るみに出ちゃいますし、ギャンブルか女性関係の金だったので秘密にしたかった、ということなんでしょうね...)
ところで、蟹江刑事はこの15年の間、1日たりとも外国には行っていないのでしょうね。行っていたとしたら、その日数分も計算に入れているだろうが、容疑者が分かっていないので犯人が海外に行ったということは分かるはずがないですし...→そう考えたら、時効まであと1分というところで逮捕されたが、ひょっとしたら本当の時効成立まではまだ時間があったかもしれない、という気がします。(→そこまで描くのは30分のドラマだったら無理がありますけど...)
尚、刑事訴訟法の改正によって、現在発生した殺人事件(2005/1/1以降)の時効は25年であるが、現時点で時効が成立する殺人事件はその法改正前に発生した事件であって、15年で時効が成立する。よって、今回の最初の殺人事件は1993年2月に発生した事件と考えて良いでしょうね。ただ、ホワイトボードに「時効前未解決事件」と書いてあったが、時効が成立していない事件は、10年前の事件も、1年前の事件も、今日発生した事件も、解決していない事件は全て「時効前未解決事件」だと思うんですけど... それに、江戸川区で高利貸しが殺害された事件だったら「江戸川区高利貸し殺人事件」とでも付けると思いますけど...
次回は、3rd.7話(通算では33話)の「BS初!ついにやるのかフィギュア劇!? ~銭形海、世界を駆ける!」という物語です。これは、「海・3rd.」の製作発表の時に、今度の「BS初」はフィギュア劇と言っていたので、それの登場ということになります。次回予告では、海ちゃん、松山さん、柴田さんが揃って登場していたということで、いつもとは少し違う次回予告でしたが、「ローマの休日」のパロディがありましたね。更には南極(北極?)とか万里の長城もでてきましたが、バケツに風船を付けて、その中に3人(のフィギュア)が乗っていたということで、映画「80日間世界一周」をベースにしているということでしょうか?尚、今度は月曜日(2/11)が祝日なので、公式HPの更新は火曜日の午後になるはずです。詳しくは火曜日にUPする方に、後から「追記」として記すことにします。
鑑識メモの方は、未来からやってきた「柴田束志三世」が登場。「柴田束志の孫です」と言っていたが、これから息子が「二世」、孫が「三世」と言うことになる。欧米だと息子に同じ名前を付けて「ジュニア」と呼ぶことが珍しくないが、日本だったら、そんな名前だと役所が受理しない可能性があるような気がするんですけど...
今回も海ちゃんCM(インフォマーシャル)はありませんでした。このまま最後まで無いのかなぁ???
ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~
- 出版社/メーカー: ハピネット
- 発売日: 2008/03/21
- メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形海 夏舞台完全版 BS初!ついに舞台だ!~超豪華!演劇者殺人事件
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2008/04/25
- メディア: DVD
ローマの休日 製作50周年記念 デジタル・ニューマスター版 (初回生産限定版)
- 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
- 発売日: 2003/12/17
- メディア: DVD
ケータイ刑事銭形零4話[裏ネタ編] [ケータイ刑事]
今週は木曜日にも1本書いたので、今回は第4話の「[裏ネタ編]」となります。物語は「露の秘宝を守れ! ~銭形零探偵団VS怪人八面相事件」ということで、これは「泪・2nd.5話」のリメイクでもあり、またその続きということになる。怪人十面相が2つの顔がバレたことから、今回は「八面相」と称している所が律儀であり、面白い所である。で、今回は「露の三宝」として魯山人をパロった「魯山ニン」というのが出てくることから、元ネタの「魯山人」についてと、ヘッポコ探偵のボームズと銀田一に加わったボアロの元ネタである「名探偵ポアロ」についてです。(ホームズや金田一は「雷」の時に記しているので、今回は外します。)
尚、MBSの放送の時に記事は「ここをクリック(MBS)」、BS-iの再放送時に「[改訂版]」として記したものは「ここをクリック(改訂版)」して下さい。
「魯山人」:北大路魯山人(きたおおじ・ろさんじん)は、1883年京都市生まれで、篆刻家、画家、陶芸家、書道家、漆芸家、料理家、美食家などの顔を持つ明治から昭和にかけて活躍した芸術家である。(1959年の暮れに亡くなっている。)今回の物語に魯山ニン作の陶器が出てくるが、陶芸家としての魯山人は志野、織部、備前を得意としていた。
最初は日本画を志して上京したが、版下書きとして独立、中国に渡り、篆刻を学んだ。1910年、帰国すると、書や篆刻の制作に打ち込み、福田大観の号によって小蘭亭の天井画や襖絵、篆刻などの傑作を生み出した。1921年、会員制食堂「美食倶楽部」を発足し、美食家としても名を馳せた。(ここでは、料理だけでなく食器も自ら制作した。)そして1925年に東京・永田町に料亭「星岡茶寮」を借りて、キャピトル東急ホテルの前身となる「星ヶ岡茶寮」を開業する。1927年に北鎌倉に星岡窯を設けると、陶芸の方に専念する。
また、漫画「美味しんぼ」の登場人物である海原雄山は魯山人をモチーフとして生まれたキャラクタである。
「名探偵ポアロ」:アガサ・クリスティの小説に登場する名探偵であり、ベルギー人である。名前はエルキュール・ポアロ(HERCULE POIROT)という。(日本語では「ポワロ」と表記されている場合もある。)エルキュールはギリシャ神話に登場するヘラクレスのフランス語読みである。(凄い名前と言うことになります。)ベルギーで警察官を務めていて、署長にまで出世し、退職後、第一次大戦のためイギリスに亡命、そこである富豪夫人の援助を受け、旧友のアーサー・ヘイスティングズ大尉と再会して殺人事件を解決する。で、それから探偵として活躍し、数多くの難亊件を解決している。(今回の物語で「名探偵ボアロはイギリス王室付きの名探偵」と零ちゃんが言っているが、元ネタのポアロの経歴を知ったら、なるほどということになります。)
トレードマークは大きな口髭である。また、自ら「世界最高の探偵である」と豪語する自信家でもある。身なりにも気を遣っていて、乱雑なことには我慢できないという男である。
初登場はアガサ・クリスティの1920年の処女作「スタイルズ荘の怪事件」であり、1975年に発表された「カーテン」(これは、実際は1943年に書かれたが、クリスティが封印して彼女の死語に発表する契約が行われた。が、出版社が我慢できなくなって1975年に発表された。それから数ヶ月後にクリスティは亡くなったというのは何かの因縁のように感じる所である。)まで33の長編に登場し、短編にも多数登場している。有名な所では「アクロイド殺し」「オリエント急行の殺人」「ABC殺人事件」「ナイルに死す」などがある。
シャーロック・ホームズと同様に、映像化作品も生まれていて、TVシリーズの「名探偵ポアロ」(デヴィッド・スーシェがポアロを演じた)は人気も高いシリーズである。映画の方では、「オリエント急行の殺人」「ナイル殺人事件」「死海殺人事件」「地中海殺人事件」などがあり、アルバート・フィニー、ピーター・ユスティノフたちがポアロを演じた。
「私の灰色の脳細胞が活動を始めた」と言うのが口癖であり、現場で証拠品を集めるやり方を「猟犬じゃあるまいし」とバカにしていて、容疑者たちとの尋問や会話に力点を置き、その会話から人物の思考や行動傾向を探り、鋭い洞察力で真犯人を見抜くというスタイルを持っている。→ある意味では、方程式を解くように事件を推理する零ちゃんに近い所を感じます。
ポアロの事件簿 - Monsieur Poirot's File 【講談社英語文庫】
- 作者: アガサ クリスティ
- 出版社/メーカー: 講談社インターナショナル
- 発売日: 1998/06
- メディア: 文庫
エルキュール・ポアロ―世界の名探偵コレクション10〈4〉 (集英社文庫)
- 作者: アガサ クリスティ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1997/05
- メディア: 文庫
オリエント急行殺人事件 スペシャル・コレクターズ・エディション
- 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
- 発売日: 2006/02/24
- メディア: DVD
アガサ・クリスティーの名探偵ポワロとマープル Vol.1 ABC殺人事件
- 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
- 発売日: 2005/04/22
- メディア: DVD