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UNIVERSAL SOLDIER(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1992年のアメリカ映画「ユニバーサル・ソルジャー」である。J.C.ヴァン・ダムとD.ラングレンという肉体派アクションスター共演のSFアクション映画である。R.エメリッヒは本作の監督に抜擢されてからSF大作を次々とこなすようになったということで、彼の出世作である。但し、物語の前半(出だし)は良いのだが、後半になるとちょっと息切れしたようになって、単なる肉弾アクションになってしまい、せっかくのSF設定を十分に活かしきれなくなってしまったのが残念な所である。→本作はA級というよりもちょっと派手なB級作品と思った方が良く、B級と考えたら十二分な内容だと言うことが出来る。

作品データを記しておくと、時間は104分、監督はローランド・エメリッヒ、脚本はリチャード・ロススタイン、クリストファー・レイチ、ディーン・デヴリンの3人、撮影はカール・ウォルター・リンデンローブ、特殊効果はキット・ウェスト、音楽はクリストファー・フランケである。そして出演は、ジャン・クロード・ヴァン・ダム、ドルフ・ラングレン、アリー・ウォーカー、エド・オロス、ジェリー・オーバック、レオン・リッピー、チコ・ウェルズ、ラルフ・モーラー、リリアン・ショーヴァン、たちである。

凶悪テロリストたちが観光客を人質に取るという事件が発生した。この事件にペリー大佐が率いる特殊部隊・ユニバーサル・ソルジャーが駆けつけると、瞬く間に人質を救出して解決させた。彼らは、戦死した後、死体を蘇生させ、記憶や感情を完全に消し去られた改造戦闘マシーンだった。テレビリポーターのヴェロニカは、彼らの正体を暴くために、カメラマンのヒューイと共にペリー大佐を追った。そしてユニバーサル・ソルジャーが戦死した兵士の改造人間だと知る。が、彼女たち2人は捕らえられて処刑されることになってしまう。が、兵士のリュックが突然記憶の断片を思い出し、ヒューイを撃ち殺し、とっさにヴェロニカを庇うとその場から逃亡した。ペリー大佐はヴェロニカにヒューイ殺しの汚名を着せて指名手配にして、リュックたちの追跡を行う。リュックは少しずつ記憶を取り戻していきながら故郷を目指す。ヴェロニカは次第にリュックに惹かれていく。故郷に辿り着いたリュックは両親と再会を果たすが、そこを襲ってきたスコットはヴェロニカとリュックの両親を人質にとってしまう。で、リュックは素手でスコットと対決することになり...

筋肉もりもりの肉体派スターのアクション作品ということで、見所はやはり肉体を使ったアクションになっている。そのため、SF設定を十分にこなしきっていない所がある。また、ヒロインの影が薄くなっている。ということで、B級作品に羽が生えたような感じの作品であるが、肉体アクションの迫力だけはA級作品である。

一方、音楽の方はB級作品というよりもA級作品というレベルに達していて、迫力或るアクション・シーンを中心に多いに盛り上げてくれる。ということで、サントラ盤にも注目という作品である。

最後に、サントラ盤の収録曲のタイトルを記しておく。収録曲は以下の全14曲である。『Vietnam Jungle』『Explosion』『Unisols On Fire』『McGregor』『Grand Canyon』『I'm Already Dead』『Truck』『Escape From Airfield』『Hoover Dam Takeover』『Security Deposit』『Going Home』『Fight』『Back From Dead』『Finale』。

 

Universal Soldier (1992 Film)

Universal Soldier (1992 Film)

  • アーティスト: Christopher Franke
  • 出版社/メーカー: Varese Sarabande
  • 発売日: 1995/05/09
  • メディア: CD

Universal Soldier

  • アーティスト: Christopher Franke
  • 出版社/メーカー: Varese Sarabande
  • メディア: CD
↓映画DVDはこちら
ユニバーサル・ソルジャー

ユニバーサル・ソルジャー

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD

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ALBERT HAMMOND『YOUR WORLD AND MY WORLD』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1981年に発表されたアルバムであり、1972年の「IT NEVER RAINS IN SOUTHERN CALIFORNIA」と共に彼の代表的な大ヒットアルバムである。が、アメリカよりも日本でヒットを記録していることもあって、原題ではなくて邦題の方がピーンとくるであろう。本アルバムの邦題は「風のララバイ」である。(どうして原題がこのような邦題になるのかはは全く理解不能であるが、綺麗なメロディ、爽やかなボーカルを考えたらぴったりの邦題ですけど...)

収録曲は以下の全10曲である。『Your World And My World』『Memories』『When I'm Gone』『Anyone With Eyes』『World Of Love』『I Want You Back Here With Me』『Experience』『Take Me Sailing』『By The Night』『I'm A Camera』。(本アルバムは邦題を記しておいた方が分かりやすいだろうから、曲の邦題も記しておく。『風のララバイ』『メモリーズ』『ひとりぼっちの渚』『孤独な瞳』『ワールド・オブ・ラヴ』『想い出のテラス』『エクスピリアンス』『テイク・ミー・セイリング』『遠い日のサンセット』『アイム・ア・キャメラ』)

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、『Your World And My World』『Memories』『When I'm Gone』『I Want You Back Here With Me』という所をピックアップしておくが、『Your World And My World(風のララバイ)』は別格である。(『カリフォルニアの青い空』と共に彼の代表曲である。)ただ、収録時間がちょっと短めということだけが不満になっちゃいますけど...

それにしても、爽やかである。『カリフォルニアの青い空』も爽やかであるが、それとはまた違った爽快感がある。メロディ・ラインも綺麗であり、'80'sに入って発表されたのだが、何処かに'70'sの雰囲気が漂っている。(エバーグリーン・ミュージックといった感じである。)ただ、じっくりと聴くには、季節は夏の方がピッタリなのだが、心を晴れた気持ちにしてくれるので、味わいながら聴いて、心を晴れた気持ちにしましょう!

 

Your World & My World

  • アーティスト: Albert Hammond
  • 出版社/メーカー: Sony / Bmg Japan
  • 発売日: 2008/01/13
  • メディア: CD

風のララバイ

風のララバイ

  • アーティスト: アルバート・ハモンド
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1991/10/25
  • メディア: CD
風のララバイ(紙ジャケット仕様)

風のララバイ(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: アルバート・ハモンド
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • 発売日: 2007/12/19
  • メディア: CD

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「UNDER THE VOLCANO」 [映画(洋画)]

表題の作品は1984年のアメリカ映画「火山のもとに」である。この作品は、丸ヒューストン監督の長年の功績を讃えて、カンヌ映画祭特別賞が贈られた作品でもある。原作はイギリスの文芸作家・M.ラウリーであって、晩年のJ.ヒューストン監督が力の限りを尽くして製作されている。

作品データを記しておくと、時間は113分、原作はマルコム・ラウリー、監督はジョン・ヒューストン、脚本はガイ・ガロ、撮影はガブリエル・フィゲロア、音楽はアレックス・ノースである。そして出演は、アルバート・フィニー、ジャクリーン・ビセット、アンソニー・アンドリュース、イグナシオ・ロペス・タルソ、カティ・フラード、ジェームズ・ヴィリアーズ、カルロス・リケルメ、エミリオ・フェルナンデス、たちである。

舞台は1930年代のメキシコの火山の麓にあるクェルナバカという町。死者たちが1年に一度だけ帰ってくるという万霊節を迎えていて、町は賑わっていた。そんな中、元イギリス領事のジェフリー・ファーミンは、酒場で、1年前の万霊節の日に家出した妻・イヴォンヌが町に返ってきているという話を耳にして驚く。酒場を後にしたジェフリーはドイツ大使館の新任の官吏に絡んでドイツを批判していた。翌日、酒場で泥酔しているジェフリーの前にイヴォンヌが現われた。イヴォンヌはジェフリーの異母弟・ヒューと一緒に暮らしている事を語る。ヒューとイヴォンヌが関係を持っていたと言うことはジェフリーも知っていたが、動揺するジェフリー。そして飛び出して行ってしまう。そうしているとヒューがやってきてイヴォンヌと再会する。そんな所にジェフリーが帰宅して...

本作で描かれているのは約一日という限定された時間である。アル中の男とその妻、異母弟の3人の愛憎劇を、3人の心を上手く描いている人間ドラマであり、なかなか見応えのあるドラマになっている。こういう作品を監督してきたJ.ヒューストン監督の手腕は年を取っても衰えていないと感じさせてくれる。
また、本作は原作小説が有名であるので、本作を見たら小説の方も読んでみたら如何でしょうか。(が、こういう本に限って、日本版は絶版になっている...しかも、DVD化されていないし...)

 

↓ビデオです。(しかも日本版ではない...)

Under the Volcano

Under the Volcano

  • 出版社/メーカー: Universal Studios
  • メディア: VHS

↓原作小説はこちら(但し、これも日本語ではありません)

Under the Volcano

Under the Volcano

  • 作者: Malcolm Lowry
  • 出版社/メーカー: Audio Literature
  • 発売日: 1997/08
  • メディア: カセット

Under the Volcano

Under the Volcano

  • 作者: Malcolm Lowry
  • 出版社/メーカー: New Amer Library Trade
  • 発売日: 1992/08
  • メディア: ペーパーバック


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「まむしの兄弟」(その1) [映画(邦画)]

懐かしの邦画ヒーローシリーズの第20弾(この大台に乗りました。)として取り上げる作品は、1971年~1975年の間に製作された「まむしの兄弟」シリーズです。(東映京都の作品である。)また、1997年には'90'sという時代に合わせてリメイク作品が製作されている。(一応、番外扱いということにして、最後に記すことにする予定です。)

このシリーズは、前科12犯の「ゴロ政」(政次郎)と兄弟分の「不死身の勝」がコンビを組んで暴れ回るアクション・コメディであり、痛快な作品群である。主演は菅原文太(ゴロ政)と川地民夫(勝)であり、この2人のコンビが実に良い味を出している。作品の方は、'60'sの東映任侠映画の雰囲気をもちつつも、'70's作品らしい自由奔放なノリがあり、更にコメディ・タッチというスパイスが利いていて、なかなか面白くまとめられている。また、菅原文太は本作によってコミカルな芝居を見せるようになり、これは後の「トラック野郎」シリーズでのコミカルな作品に繋がることにもなっただけに、チェックしておいてよい作品でもある。。

初回となる今回は、いつものようにシリーズ作品の簡単なおさらいです。

本シリーズは全8作が製作されている。製作順に作品タイトルと製作年を記すと、以下の通りである。シリーズ第1作「懲役太郎・まむしの兄弟」(1971年)、シリーズ第2作「まむしの兄弟 お礼参り」(1971年)、シリーズ第3作「まむしの兄弟 懲役十三回」(1972年)、シリーズ第4作「まむしの兄弟 傷害恐喝十八犯」(1972年)、シリーズ第5作「まむしの兄弟 刑務所暮し四年半」(1973年)、シリーズ第6作「まむしの兄弟 恐喝三億円」(1973年)、シリーズ第7作「まむしの兄弟 二人合わせて30犯」(1974年)、シリーズ第8作(最終作)「まむしと青大将」(1975年)。

また、リメイク作は「まむしの兄弟」(1997年)である。尚、この作品では、ゴロ政を柳葉敏郎が、勝を中村繁之が演じている。'90's風にアレンジしているものの、やはり'70'sという時代特有に融け合った雰囲気とは別ものになっていて、1作しか製作されなかったのも、雰囲気が違いすぎていたためであって、当然かと...

次回からは、順を追ってシリーズ作品について述べていくことにする。

 

↓全てビデオです。(DVD化されていません)

まむしの兄弟

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: VHS

まむしの兄弟 お礼参り

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: VHS

まむしの兄弟 懲役13回

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: VHS

まむしの兄弟 傷害恐喝十八犯

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: VHS

まむしの兄弟 刑務所暮し4年半

まむしの兄弟・二人合わせて30犯

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: VHS

まむしと青大将

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: VHS
↓こういうものを...
菅原文太―野良犬の怨念 (1974年)

菅原文太―野良犬の怨念 (1974年)

  • 作者: 田山 力哉
  • 出版社/メーカー: 芳賀書店
  • 発売日: 1974
  • メディア: -

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「キ・ニ・ナ・ル!」(3/27)+「iしたい。」+深夜「アニメ枠」CM [ケータイ刑事]

今回の「キ・ニ・ナ・ル!」は港区赤坂から界隈からでした。当然、先日グランド・オープンした「赤坂サカス」も出てきました。(CM後の後半)赤坂なでしこ娘の松本若菜も少しだけでてきていました。

ところで、その「赤坂サカス」をアルファベットで記すと「AKASAKA SACAS」となる。2つの単語とも、左から読んでも、右から読んでも同じになる回文になるが、やっぱり「ケー刑事・ワールド」に繋がるようなネーミングですね。

尚、港区赤坂と言えば、「ケータイ刑事・ワールド」では殺人多発地域の一つである。しかも、赤坂にはあり大河ありありありという凄い所なのに、そういうものについては何も語られませんでした。(って、「ケー刑事・ワールド」での話ですから...)

また、4/1の18:30から放送される生ドラマ「サクラノウタ」についてもチラッと語られたが、「キ・ニ・ナ・ルもの」、「BS-iのキ・ニ・ナ・ル番組」では収穫無しでした。

尚、4月からは「キ・ニ・ナ・ル!」の放送時間が金曜の19:30からに移動になります、次回は4/4の19:30からで、「東京少女・山下リオ」の主演・山下リオが登場です。(放送開始前日ということで、裏話なども聞けるかも...)尚、4/11はゴルフ(マスターズ)放送のためお休み(4/13(日)の18:30から放送される)、4/18は野球(広島vs巨人)の放送が入るため23:00からの予定(野球延長で繰り下がる可能性あり。→「BS-iは横浜戦を中心に放送します」と言っておきながら、横浜戦ではないのはどうして?)で、4/25は提示の19:30からとなっています。

今週の「iしたい。」の方は、新井アナの登場が随分と多くなりました。また、放送されるものは期末の在庫セールのような雰囲気で、次回が最終回となる「銭形海・3rd.」や「東京少女・セピア編」が結構流れていました。ところで、「サクラノウタ」は流れないのでしょうかねぇ???

また、日曜日の朝10時からの真希ちゃん&夏帆ポンドラマも、今度の「銭形舞・10話」の「まぎらわしい! ~警察隠語殺人事件」で終了となります。4月からは本放送が終了したばかりの「銭形海」の再放送が始まります。よって「iしたい。~一味違う個性豊かなドラマ編」は、「銭形海」のところが「東京少女・山下リオ」(5月以降も月単位で主演が変わる)となり、真希ちゃん&夏帆ポンの「銭形舞」の所が「銭形海」になるものと思われる。特に「」はどういう映像となるのか楽しみでもある。

ちょっとキニナルのは、BS-iだけでなく、他の民放BSデジタル放送局でも、やたらとWOWOWの宣伝が流れていますね。地上波ではライバル局として火花を散らしているけど、BSデジタルでは仲良しチームという感じになっているし、これでもよろしいかと...

続いてアニメ枠の方に行きます。ここで放送されている2本は地上波から週遅れであるが、次週が共に最終回となる。で、4/10は「怪物王女」と「おお振り」の第26話が放送され、4/24からは現在の2本の後番組となる「xxxHOLiC◆継」と「To LOVEる」が放送される予定になっている。→CMの方は基本的に変わらず、「東京少女・山下リオ」と再放送の「銭形海」「恋日・文學の唄」の予告が流れるものと思います。

今回も、CMは基本的にいつもと同じで、「逮捕FS」のOP主題歌の後のCMに日曜日放送の「銭形舞・10話」の27秒版の次回予告が、次回予告終了後に「銭形海」の最終回の15秒版の予告がありました。

「CLANNAD」の方では、A/Bパート間の所で今晩2度目となる「銭形舞」の10話の27秒版の予告が、ED主題歌と次回予告の間に待望の「銭形海文化祭 in ゴルゴダの森」のDVDの30秒版の宣伝が、次回予告の後には「東京少女・セピア編」の「新聞少女」の27秒版の予告が、それぞれ流れました。でも、BS-iのHPやEPGでは「新聞少女」ではなくて「入れ替わり少女」が放送されることになっているのだが、差し替えということになったのでしょうか?(3/30 10:30 と出ていましたし...)

今回は「文化祭」のDVDの宣伝が流れたというのが目玉でした。発売になったから当然でしょうが、「iしたい。」の方でも取り上げて貰いたいところです。

 

↓「銭形海」関係

ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~

ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

↓今度の真希ちゃん&夏帆ポンは「舞様」の登場です。

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓26話はこれに収録されています。

怪物王女 vol. 9

怪物王女 vol. 9

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • メディア: DVD

おおきく振りかぶって Vol.9【最終巻】

おおきく振りかぶって Vol.9【最終巻】

  • 出版社/メーカー: アニプレックス
  • メディア: DVD


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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その44) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「昔の恋人」です。ただし、「ケータイ刑事」の主人公の歴代銭形は現役女子高生(零ちゃんのみ現役女子中生)なので、「昔の恋人」というキャラクターは登場していない。(登場するとしたら、小学生の頃の初恋の相手と言うことにでもなり、おそらく銭形とほぼ同い年からせいぜい、2、3歳年上が良い所でしょう。→未成年ということになるので、「ケータイ刑事」のお約束で犯人にはなりません。)よって、「ケータイ刑事」においては相棒の「昔の恋人」ということにする。これによって、「昔の恋人」であり「現在は(他人の)人妻」というのが今回のテーマになる。→「ボンドガール」を取り上げていて、「銭形海」からも取り上げているということに無理矢理持っていきました。(「ケータイ刑事」で五代さんはアニータさん、ロジータさん、智惠子さん、エリーゼさんというように恋人の名前が登場しているが、それぞれはその当時の現在進行形の恋人なので、「昔の恋人」には該当しません。)

「007」からは「トゥモロー・ネバー・ダイ」のパリス・カーヴァー、「ケータイ刑事」からは「・1st.13話」の三崎洋子(旧姓・佐々木)の二人です

007」:パリス・カーヴァー。シリーズ第18作「トゥモロー・ネバー・ダイ」に登場したサブのボンドガールであり、メディア王・エリオット・カーヴァーの妻である。彼女はボンドの昔の恋人であった。ボンドは任務としてカーヴァーに関する情報を得るために、カーヴァーのパーティに潜り込み、そこでパリスに接近する。(ボンドも人妻と言うことで、プレイボーイぶりを発揮するのではなく、かなり慎重に接近した。)結局、パリスの方が焼けぼっくいに火が付く形になり、ボンドに色々と情報を与えた。その情報を元にしてボンドはカーヴァーのビルに潜入する。この時、中国のエージェントであるウェイ・リンと鉢合わせとなる。で、ボンドはカーヴァーの陰謀を掴むことになった。一方、カーヴァーは、パリスがボンドと昔の関係を甦らせて情報を提供したことに激怒して、パリスを殺してしまった。

ということで、パリスは久しぶりに悪の親玉によって殺されるボンドガールということになりました。悪の親玉の愛人というボンドガール(これを満たすには、ボンドとベッドインする必要がある。)はこれまでにも何人かいたし、その愛人が殺されたというのも何人かいた。しかし「妻」という立場はいなかった。→ボンドの妻となったテレサは結婚して数時間後に殺されてしまったが、「007」では人妻は死亡フラグが立っていますね。

ケータイ刑事」:三崎洋子(旧姓・佐々木)。「・1st.13話」に登場したゲスト・キャラである。高村さんのペッパーダイン大学時代の友人であり、彼女は当時の男子学生たちの憧れの的だった。高村さんとは洋子と関係があったようで、何かの大きな約束をしたが洋子はその場に現れなかった、という過去があった。(高村さんの夢を壊したくなかったという理由で行かなかった。)卒業後、洋子は薬剤師として三崎製薬に勤め、やがて会長の三崎大吾に見初められて結婚した。

その大吾は、遺言状の中身を、遺産の殆どを慈善事業に寄付するように書き換えるつもりでいた。が、そうなると自分の取り分が大幅に減ってしまうことになるので、洋子は遺言書が書き換えられる前に大吾を殺した。(今までずっと主人に従って生きてきたが、これが最初で最後のわがまま、と言っていた。)海ちゃんと高村さんとの関係も悪くなり、高村さんは昔を思い出していたが、ちゃんが洋子の殺人トリックを見抜き、ご用となりました。

今回取り上げた二人は、主人公・ボンド/銭形の相棒(高村さん)の昔の恋人であったが、その彼女は共に大きな会社のトップの夫人に収まったという共通点がある。場合によったら、ボンド/高村さん夫人に収まっていたかも知れない。が、全く違う世界の住人になったのに、後に再び出会う(しかも、事件絡みで再会するのだから、これもまた皮肉なものである。)というのも、人の人生とは面白いものである。で、その再会は身の破滅に繋がる再会と鳴り、パリスは命を落とし、洋子は夫殺しの殺人犯として逮捕されるという人生の転落になったという所も共通している。(死亡と逮捕されるということで、「共通」というよりは「類似」ですね。)

更に、パリスは本人が、洋子は相手の高村さんに、焼けぼっくいに火が付いた形になったということで、昔のカップルが当時の関係を甦らせるようになったのも共通点である。

一番の違いは、パリスは夫に殺され、洋子は夫を殺したという所である。しかし、夫婦の片方がもう一方(パートナー)を殺した(カーヴァーは、正しくは手下に命じて殺させたのですけど...)ということで、物騒な夫婦ということでは同じということになる。(夫婦で相手を殺した方も、カーヴァーは後にボンドとの最終決戦でシードリルに巻き込まれて死亡、洋子は死なずにちゃんに逮捕されたという所も違っている。)

次回も「ゲストキャラにおける類似点」というテーマで続けるが、どういう形(ボンドガール/それ以外のキャラ)になるのかはお楽しみに。(この連載は「銭形海」の放送が終了しても、まだ続きます。元々、放送開始前から始めていますし...)

 

トゥモロー・ネバー・ダイ (デジタルリマスター・バージョン)

トゥモロー・ネバー・ダイ (デジタルリマスター・バージョン)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

007 トゥモロー・ネバー・ダイ アルティメット・エディション

007 トゥモロー・ネバー・ダイ アルティメット・エディション

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

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ケータイ刑事銭形零17話(2nd.4話)[裏ネタ編] [ケータイ刑事]

今回の「[裏ネタ編]」は、2nd.4話「おっちょこちょいなミステイク ~放送事故殺人事件」という物語についてと言うことになる。今回はTBSの放送において起こった放送事故ほネタにしているということから、「放送事故」について記す。また、劇中ドラマの「理想の刑事」の元ネタとなった「理想の上司」について、そしてちゃんがトリックを解く鍵となった遠州理津の台詞にある「丑の刻詣り」について記す。

尚、MBSの放送の時に記事は「ここをクリック(MBS)」、BS-iの再放送時に「[改訂版]」として記したものは「ここをクリック(改訂版)」して下さい。

放送事故」:放送事故とは、テレビやラジオの放送中に起こった正常放送が出来なくなったことを言う。これには放送機器の故障や不具合によって起こる「機械事故」と、人為的な操作ミスによる「人為事故」に大別される。また、放送内容の観点からは、電波の送出が止る「停波」、関係ない映像や音声が流れたり、低品位の映像や音声が放送される「不体裁」、番組進行表意外の内容が誤って送出される「内容違い」がある。(自然災害が原因の中継局のダウンによる停波も放送事故に含まれる。)

尚、ニュースなどでアナウンサーが読み間違えるということ、現場中継の電話音声の切断や映像の乱れということはよくあることであるが、これらは「放送事故」とは言わない。しかし、放送禁止用語が放送された場合は放送事故とされる。

放送事故は、これによって人命が危険に晒されるという交通事故とは違い、視聴者サイドには特に問題が生じるものではないが、放送事故を起こせば、(民放の場合は)スポンサーからクレームが付くのは当然であり、何らかの損害が生じるのが普通である。(場合によっては、スポンサーが降りてしまうこともあり得る。)また、放送局に多数の電話が寄せられるというように、その対応に追われることになり、放送局は経済的なダメージを受けるのも確実である。(NTTは通常よりも電話の利用が多くなるので、ありがたいと思っていたりして...???)

機械事故は、放送システムの装置にトラブルが起こった場合に起こるが、放送設備のパラレル運用などのバックアップ・システムが構築されていて、万一の機器故障に備えている。ということもあって、「停波」という事態はまず起こらない(中継局が天災によって停波状態になる、ということは時々あるようだが、「天災」という不可抗力であれば仕方のないところであろう。が、不可抗力であっても「放送事故」と扱われる。)が、システムの不具合などが原因で、「不体裁」はしばしば起こっている。

よくあるのは人為事故であり、「内容違い」は珍しいことではない。(特に、ラジオの場合、ON AIRする曲を間違えるというのは珍しいことではない。→しょっちゅうやっている放送局があるが、そういう放送局はプロ意識のない素人であり、信頼されない。)そのため、色々なチェック体制が用意されているが、人間が作業を行っている限りは、どれだけ注意をしても、やはり起こってしまうことであろう。だからといって、完全機械化してしまうと、またまた別の問題が生じるものである。

で、「ケータイ刑事」でも放送事故(人為事故・内容違い)が起こっている。それは地上波(TBS)でのことであり、BS-iの本放送(再放送)ではない。事が起こったのは、2004/10/1のことである。「銭形泪」の1st.4話の放送が行われることになっていたが、誤って放送されたのは「銭形泪」の2nd.4話が放送された。(テープの確認ミスと説明されて、TBSは謝罪した。)で、この「内容違い」という放送事故をネタにして生まれたのが「銭形零・2nd.4話」(2005/1/23放送)である。(これを「2nd.4話」にもってくる所は「ケータイ刑事」らしい所である。)

理想の上司」:1997/4/13~6/29(全12回)にTBS系で放送されたドラマである。このドラマのプロデューサは当時はTBSにいた丹羽多聞アンドリウPであり、「丹羽多聞」とクレジットされている。また、脚本には林誠人の名前がある。出演は長塚京三、松雪泰子、石田ゆり子、木村佳乃、沢村一樹、川端竜太、石倉三郎、前田吟、風吹ジュン、たちである。

また、長塚京三が演じた役名が坂本時雄、松雪泰子が演じた役名が白川万里華ということで、それら、劇中劇である「理想の刑事」は、主役の役名が「長塚時雄」、夏帆ポンが演じた婦警さんの役名が「松雪万里華」というようにいじっている。

尚、最終回の視聴率が19.7%というのは、今回の物語でちゃんが劇中に問題として出題したことから知られるようになった。(普通は平均視聴率か、最高視聴率が語られるものである。)

丑の刻詣り」:「丑の刻」とは深夜の時間帯で、午前2時を中心とした2時間ほどのことである。(「ほど」というのは、季節によって長さが変わる。「丑の刻」は冬は長くなり、夏は短くなる。)その時間帯に、神社の御神木に憎い相手に見立てた藁人形を五寸釘で打ち込むという、日本古来から伝わる呪術の一つである。いつ頃から存在しているのかは貞賀ではないが、古い所では鎌倉時代の文献に登場している。(但し、藁人形と五寸釘ではない。)室町時代に現在に伝えられている形が整った文献がある。

白装束で顔には白粉を塗り、頭に五徳を乗せて蝋燭を灯し、手には釘と金槌を持ち、胸には鏡を吊し、履き物は一本歯の下駄とする。連日行い、7日目が満願の日であり、呪った相手が死ぬと信じられていた。

尚、日本古来からの伝承であるため、地方によっては細かい所で違いがあるが、藁人形、五寸釘、白装束、五徳に蝋燭、というところはほぼ共通である。

 

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓「銭形泪」のTBS放送事故関係はこちら

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓参考まで

↓こういうものがあります。

丑の刻 (1980年)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1980/05
  • メディア: -

丑の刻遊び

丑の刻遊び

  • 作者: 竹河 聖
  • 出版社/メーカー: 出版芸術社
  • 発売日: 1996/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

丑の刻参り―まろほし銀次捕物帳 (徳間文庫)

  • 作者: 鳥羽 亮
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2003/03
  • メディア: 文庫

地獄少女藁人形チャーム(黒)

地獄少女藁人形チャーム(黒)

  • 出版社/メーカー: キューブ
  • メディア: おもちゃ&ホビー

地獄少女藁人形根付(青)

地獄少女藁人形根付(青)

  • 出版社/メーカー: キューブ
  • メディア: おもちゃ&ホビー

↓「丑の刻詣り」で思い出す作品

 

愛の陽炎

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • メディア: VHS


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ゴーオンジャー#6 [特撮]

今回はBGMに、サザンオールスターズの『思い過ごしも恋のうち』を選んでみました。(アルバム「TEN・ナンバース・からっと」です。)ヒロインのイエロー編ではあるが、そういう雰囲気と言うよりも、レッドの恋愛音痴&暴走ぶりを描いたドタバタ編という感じが強かったですからね。

今回の怪人であるスピーカーバンキだが、確かに「スピーカー」をモチーフにしているが、、「スピーカー」というよりもンのホームシアター・システムの様にも見えるし、一時期流行った巨大ラジカセの様にも見えないこともない。前者だったら名前が長くなる(ホームシアターバンキ)のと、今ひとつ名前が分かりにくい(「サラウンドバンキ」とでもしたら良いのだろうが、こうなるとお子様には意味が通じにくくなる)が、後者だと「ラジカセバンキ」ということで、別に悪いとは思えないのですけど...

で、そのスピーカーバンキは音楽を吸収して音楽を武器に変えてしまい、吸収されると音楽が聞こえなくなるという、実に昭和ヒーロー作品に登場しそうな怪人そのままというのは、かえって新鮮である。(何で音が出なくなるの?というツッコミが入るが、これが昭和ヒーロー作品を思わせてくれる所である。)更に、その対処方法として耳栓を使うという、実に馬鹿馬鹿しいアイデアであり、これも昭和ヒーローというノリである。少し考えたら分かるが、この方法を使うと、自分たちは逃れられても、それ以外では何の対処も取られていないので、町が破壊されたり、第三者は被害に遭うということは変わらない。実に自分たちのことしか考えていない作戦である。(現代的な発想をするヒーローだったら、問題となる音の逆位相の音を発して、打ち消してしまうというような科学的な発想をするものであろう。これだと町の破壊なども防ぐことが出来る。)しかし、お子様向けと言うことでは、実に明確で分かりやすい!

黄の恋愛劇へと発展すると考えて、黄がいなくなってからのことまで考える赤。リーダーということでは、そういう状況になった場合に備えるというのは悪いことではない。が、十分に調べた上で行うのではなく、勝手な思い込みからの暴走によるものだから、ブレーキの利かない暴走車でしかない。(どこかに「東京少女~回転少女」の凜子、「恋日・3rd.~きのこの恋」の山中きのこ、のキャラと被る赤。→凜子&きのこを演じた秋山奈々ちゃんと、早輝のりなちゃんの雰囲気が似ているけど...)まあ、まあ、全て恋愛音痴の一直線男ということで、今年もやっぱり「バカレッド」路線なんですね。(この点に関しては「昭和ヒーロー」ではない。)

それにしても、あまりにも黄のことを意識しすぎという赤ですね。本人は気づいていないが、赤は黄に惚の字なんでしょうね。(ということで、BGMを選びました。)

 

TEN・ナンバース・からっと

TEN・ナンバース・からっと

  • アーティスト: サザンオールスターズ,桑田佳祐
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1998/04/22
  • メディア: CD

↓「スピーカーバンキ」はこういうラジカセではなくて...

CDラジカセ ホワイト

CDラジカセ ホワイト

  • 出版社/メーカー: ソニー
  • メディア: エレクトロニクス

WINTECH CDラジカセ CDR-A5P

WINTECH CDラジカセ CDR-A5P

  • 出版社/メーカー: WINTECH
  • メディア: エレクトロニクス

Toshiba CUTEBEAT CDラジオカセットレコーダー ピンク TY-CDK3(P)

Toshiba CUTEBEAT CDラジオカセットレコーダー ピンク TY-CDK3(P)

  • 出版社/メーカー: 東芝
  • メディア: エレクトロニクス

↓こういう感じかな...

felicis USB/SD/CDミニコンポ【MCT-L7】

felicis USB/SD/CDミニコンポ【MCT-L7】

  • 出版社/メーカー: felicis
  • メディア:

ソニー ホームシアターシステム DAV-DZ220

ソニー ホームシアターシステム DAV-DZ220

  • 出版社/メーカー: ソニー
  • メディア: エレクトロニクス

YAMAHA シネマステーション ミニ  ホームシアターサウンドシステム TSS-15(W)

YAMAHA シネマステーション ミニ ホームシアターサウンドシステム TSS-15(W)

  • 出版社/メーカー: ヤマハ
  • メディア: エレクトロニクス

Qriom ホームシアターシステム DYP-51HS(WS)

Qriom ホームシアターシステム DYP-51HS(WS)

  • 出版社/メーカー: Qriom
  • メディア: エレクトロニクス

デジタルサラウンドホームシアター 簡単取り付 5.1Chデジタルサラウンドを実感 フロントスピーカー

デジタルサラウンドホームシアター 簡単取り付 5.1Chデジタルサラウンドを実感 フロントスピーカー

  • 出版社/メーカー: デジタルサラウンドホームシアター
  • メディア: エレクトロニクス


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A-HA『ANALOGUE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは2005年に発表された彼らの8枚目のアルバムである。(復活してからは3枚目のアルバムになる。)'80'sから得意としていたサウンドは健在であり、安心して聴くことが出来る。また、母国ノルウェーでは当然のように1位の座を獲得するヒットを記録していて、イギリスでも最高位24位を記録するというように、ヨーロッパでは大ヒットを記録している。

収録曲は以下の全16曲である。(後ろの3曲がボーナス・トラックである。)『Celice』『Don't Do Me Any Favours』『Cosy Prisons』『Analogue』『Birthright』『Holyground』『Over The Treetops』『Halfway Through The Tour』『Fine Blue Line』『Keeper Of The Flame』『Make It Soon』『White Dwarf』『Summers Of Our Youth』『A-Ha - Softwareplayer Analogue』『Analogue [Live At Frognerparken]』『Cozy Prisons [Live At Frognerparken]』。

この中からシングル・カットされたのは『Celice』『Birthright』『Analogue』『Cosy Prisons』である。『Celice』は母国ノルウェーで1位に輝き、『Analogue』はイギリスとノルウェーで最高位10位を記録、『Cosy Prisons』もイギリスで最高位39位を記録するように、スマッシュ・ヒットを連発した。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、'80'sの彼らの大ヒット曲『Take On Me』を思わせる『Celice』『Don't Do Me Any Favours』はやはり外せない所である。更に、シングル・カットされてヒットを記録した『Analogue』『Birthright』、そしてメロディ・ラインが印象的な『Halfway Through The Tour』という所をピックアップしておく。また、ボーナス・トラックの後ろ2曲のライヴ・テイクもご機嫌にさせてくれる曲である。

'80'sから年齢を重ねているのは当然であるが、あの当時を思い起こさせるサウンドを聴かせてくれるアルバムなので、従来のファンにとっては実に嬉しいアルバムである。また、新しい所もしっかりと取り入れているので、単なる懐古主義というアルバムでもなく、新しいファンも十分付いていくことが出来る。'80's後半の彼らの最も華やいでいた時期を思い出しながら、楽しみながら聴くことので切るアルバムである。'80'sサウンドがお好きな方はしっかりと聴きましょう!

 

Analogue

Analogue

  • アーティスト: a-ha
  • 出版社/メーカー: Universal International
  • 発売日: 2006/02/21
  • メディア: CD

Analogue

Analogue

  • アーティスト: a-ha
  • 出版社/メーカー: Universal International
  • 発売日: 2005/11/29
  • メディア: CD

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「必殺!」(その10) [映画(邦画)]

懐かしの邦画ヒーローシリーズの第19弾として取り上げた「必殺!」シリーズも今回が最終回になりました。今回は、主水が逝った後に、メンバーを大きく若返らせて、新たな作品として生まれた「必殺始末人」シリーズについてです。(が、悲しいことに、出来は悪く、しかも1作目が単館系でのロードショーということもあって、2作目以降はOV作品扱いとなり、本当に闇の世界に埋もれてしまった、という事になっちゃいました...)また、全3作とも1997年の作品である。

必殺始末人」(1997年)
作品データを記しておくと、時間は88分である。監督は石原興、脚本は鈴木生朗、撮影は藤原三郎、美術は原田哲男、音楽は平尾昌晃である。そして出演は、田原俊彦、南野陽子、俊藤光利、朝加真由美、森次晃嗣、伊藤敏八、あき竹城、樹木希林、たちである。

鳥籠作りの内職をしながら暮らしている浪人・山村只次郎。南町奉行所与力・白鳥右京にかつての腕を見込まれて、奉行所でも裁けない悪人を陰で成敗する闇の始末人となる。町では紙問屋・亀甲屋が同業の井筒屋を狙っていて、その影に右京の陰謀があることが分かり、只太郎はその計画に利用されたことを知り、立ち上がった...

只太郎が始末人になり、仲間となるかもめとリュウ、元締におとらという顔ぶれが揃うというTVの必殺シリーズの第1話となる物語を1時間半かけて描いたような内容である。これまでの作品のように派手な所もなく、スケールも小さくなっていて、更に只太郎にこれというキャラクター的な魅力がないだけに、見ていても辛くなってしまいました。本作に続く2作が劇場公開にかからず、OV作品になってしまったというのも、本作を見たら分かります。

OV作品「始末人」第2作の「必殺始末人Ⅱ 乱れ咲く女役者の夢舞台」(1997年)
作品データを記しておくと、時間は88分、監督は石原興、脚本は大津一郎、撮影は藤原三郎、音楽は平尾昌晃である。そして出演は、田原俊彦、南野陽子、後藤光利、若林しほ、篠塚勝、樹木希林、たちである。

TVでは1話として収まる物語を延々と伸ばしたような感じになっていて、眠くなりました。兎に角、始末人たちの見せ場もないのだから、辛いとしか言いようがない...

OV作品「始末人」第3作の「必殺始末人Ⅲ 地獄に散った花びら二枚」(1997年)
作品データを記しておくと、時間は80分、監督は松島哲也、脚本は綾部伴子、撮影は石原興、音楽は平尾昌晃である。そして出演は、田原俊彦、南野陽子、後藤光利、遠藤久美子、水島かおり、あき竹城、たちである。

タイトルを見たらそのままというような内容の物語です。やはりこれという見せ場がなく、如何にもOV作品という作りである。劇場公開としなくて正解ですね。

 

↓「始末人」はDVD化されていません。全てビデオです。

必殺始末人

  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • メディア: VHS

必殺始末人Ⅱ~乱れ咲く女役者の夢舞台~

  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • メディア: VHS

必殺始末人Ⅲ~地獄に散った花びら二枚~

  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • メディア: VHS

必殺始末人スペシャルセット

  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • メディア: VHS
↓一応こういうものを...
必殺シリーズ完全殺し屋名鑑 月が笑ってらぁ編 (ザ・テレビジョン文庫)

必殺シリーズ完全殺し屋名鑑 月が笑ってらぁ編 (ザ・テレビジョン文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2001/02
  • メディア: 文庫
必殺シリーズ完全殺し屋名鑑 荒野の果てに編 (ザ・テレビジョン文庫)

必殺シリーズ完全殺し屋名鑑 荒野の果てに編 (ザ・テレビジョン文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2001/02
  • メディア: 文庫
必殺シリーズ完全闇知識 やがて愛の日が編 (ザ・テレビジョン文庫)

必殺シリーズ完全闇知識 やがて愛の日が編 (ザ・テレビジョン文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2001/08
  • メディア: 文庫

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