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ケータイ刑事銭形零11話[裏ネタ編] [ケータイ刑事]

今回の物語は第11話「殺意のステップ ~赤い情熱のタンゴ殺人事件」である。で、劇中にタンゴが登場するので、その「タンゴ」について、そして「那由他(那由多)」という数字の単位が出てきたので、これについてと数字の単位について述べることにする。(更に、将来の「ケータイ刑事」の名前のネタになるかならないか、という話題も一つ記しておきます。)

 

尚、MBSの放送の時に記事は「ここをクリック(MBS)」、BS-iの再放送時に「[改訂版]」として記したものは「ここをクリック(改訂版)」して下さい。

タンゴ」:ポピュラー音楽の一つであり、ダンス用のタンゴと観賞用のタンゴがある。発祥は19世紀半ばの南米・アルゼンチンのブエノス・アイレスとされている。キューバのハバネロを起源とするミロンガ、移入されたチェコのボヘミア地方の民謡のポルカ、コクジン系住民のカンドンベ、等が影響しあって発展したとされている。当初は男1人が踊るものであり、酒場で男同士が踊るということで始まったが、やがて男同士ではなく娼婦を相手に踊られるようになり、男女で踊る形が生まれた。それが上流社会で社交ダンスという形に発展し、ヨーロッパに紹介されると瞬く間に人気が出た。そして社交ダンスとして広く普及することになった。

一応、発祥の地であるアルゼンチンのタンゴを「アルゼンチン・タンゴ」、欧州のタンゴを「コンチネンタル・タンゴ」(「ヨーロッパ・タンゴ」とも言うこともある。)と呼んで区別されている。(「タンゴ」であってもやはり別物です。)

演奏の方は、バンドネオンと呼ばれる楽器を中心にした構成で行われ、バンドネオン、バイオリン、ピアノ、コントラバスという構成が標準的な編成である。また、これにギターが加わることもある。尚、バンドネオンはアコーディオンの一種であり、鍵盤ではなくてボタンが並んでいる蛇腹楽器であり、1840年頃ドイツで発明されたとされている。(アコーディオンは1820年頃発明され、その改良されたものと言うことが出来る。)

2拍子系のサウンドで、テンポが良く、スタッカートが多用されていて、歯切れがよいのが特徴である。また、メロディの方はメランコリックなものが特徴でもある。

尚、英語の「tango」という単語は、名詞として「タンゴ」と言う意味があるが、動詞では「タンゴを踊る」という意味がある。

那由他」:「なゆた」と読み、「那由多」という表記もある。漢字文化圏における数の単位であり、10の60乗を意味する。が、10の72乗とする人もいる。元は仏教用語の梵語「nayuta」から来ていて、意味は「極めて大きな数量」という意味である。と言っても、「兆(10の12乗)」は耳にすることがあっても、「京(10の16乗)」になると耳にすることも殆ど無い。よって、国によっては10の16乗以上は単位が定かではない所もある。(そんな大きな数字は必要ないという合理的な考えでもある。)

数字の単位」:数字の単位は「一、十、百、千」の4つが基本で、4桁毎に補助単位が変わっていく。(「万進」というものです。)10の4乗から順番に1万倍ごとの補助単位を記しておくと、「万(まん)、億(おく)、兆(ちょう)、京(けい)、垓(がい)、じょ(のぎへんに「予」)、穣(じょう)、溝(こう)、澗(かん)、正(せい)、載(さい)、極(ごく)、恒河沙(ごうがしゃ)、阿僧祇(あそうぎ)、那由他(なゆた)、不可思議(ふかしぎ)、無量大数(むりょうたいすう)」である。(1無量大数は「10の68乗」です。「10の88乗」とする人もいる。)

単位については、現在日本で一般に使われている「万進」という方法以外にも、いくつかの方法があり、それによっても表す数字が違ってくる。例えば「下数」では「一、十、百、千、万、億、兆、京、垓」は「1,10,100,1000,10000,100000,1000000,1000000,100000000」と言うように1桁ずつ上っていくし、「万万数」では「千億」までは同じであるが、そこから1桁上ると「一万億」(=1兆=10^12)となり、「1京=10^16」となってようやく「一兆」となる。(1億倍になって単位が次に変わっていく。)これだと、10^24=1京、10^32=1垓、となり、万数では10^48を表す「一極」は上数では10^8192ということになる。(8000桁以上という、想像すら出来ない数になる。)

また、「上数」では補助単位が2つ並ぶまでは変わらないため、「10^24=一億兆」「10^31=一千万億兆」「10^32=一京」(万数だと「1溝」である。)となる。ちなみに、その次の「垓」が出てくるには10^64まで桁が上ることになる。(万数だと「那由他」の次の「1不可思議」ということになる。)

ちなみに、少数の方は、10^-1から順番に1桁ずつ定められていて、順に「分(ぶ)、厘(りん)、毛(もう)、糸(し)、忽(こう)、微(び)、繊(せん)、沙(しゃ)、塵(じん)、埃(あい)、渺(びょう)、漠(ばく)、模糊(もこ)、逡巡(しゅんじゅん)、須臾(しゅゆ)、瞬息(しゅんそく)、弾指(だんし)、刹那(せつな)、六徳(りっとく)、虚空(こくう)、清浄(しょうじょう)、阿頼耶(あらや)、阿摩羅(あまら)、涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)」である。(1涅槃寂静は「10の-24乗」です。)

ところで、「ケー刑事・ファン」であれば、これらの数字の単位を見ていて頭に浮かぶことがあってしかるべきである。それは名前についてである。(だからこそ、一つ一つにふりがなまで入れておいたのです。)それは「銭形埃(あい)」と「銭形京(けい)」である。前者は本家四姉妹の長女「銭形愛(あい)」と同じ音になるため、登場すると言うことはないでしょうね。(そもそも、「埃(あい)」は「100億分の1 =10^-10」というような小さい小さい数字であり、漢字が意味するように埃(ほこり)のように微細でありますからね...(ただ、50代目とか100代目ぐらいになったら、この名前がまた出てきたりして...)

一方、後者である「銭形京(けい)」というのは、この音と同じ名前の銭形姉妹はいずれは登場することでしょう。但し、「けい」という漢字は「京」以外に多数あるため、同音異字となる可能性の方が高いでしょうけど... もし、「銭形京」が登場するとなったら、ちゃん以上に数字に強いキャラになるのでしょうねぇ???

 

 

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

 

↓「銭形埃」ではなくて「銭形愛」です。

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

 

↓「タンゴ」ということで

やさしいアルゼンチンタンゴ入門

やさしいアルゼンチンタンゴ入門

  • 作者: 上堀 昭
  • 出版社/メーカー: モダン出版
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: 単行本

新編 やさしいアルゼンチン・タンゴの踊り方

新編 やさしいアルゼンチン・タンゴの踊り方

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 音楽之友社
  • 発売日: 1998/12/10
  • メディア: 単行本

宝塚歌劇~戦前篇~ヨーロッパ・シャンソン・タンゴ篇

宝塚歌劇~戦前篇~ヨーロッパ・シャンソン・タンゴ篇

  • アーティスト: オムニバス,門田芦子,葦原邦子,轟夕起子,三浦時子,草笛美子,八千代治子,藤花ひさみ,奈良美也子,星影美砂子,天津乙女
  • 出版社/メーカー: ブリッジ
  • 発売日: 2007/05/30
  • メディア: CD

ベスト・オブ・アルゼンチン・タンゴ

ベスト・オブ・アルゼンチン・タンゴ

  • アーティスト: オムニバス,ロベルト・ゴジェネチェ,スシィ・レイバ,アルマンド・ポンティエル楽団,アニバル・トロイロ楽団,アストル・ピアソラ五重奏団,エンリケ・フランチーニ楽団,オルケスタ・ティピカ・ポルテーニャ,バッファ=ベリンジェリ楽団,セステート・タンゴ,ファン・ダリエンソ楽団
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2003/07/23
  • メディア: CD

〈COLEZO!〉アルゼンチン・タンゴ!

〈COLEZO!〉アルゼンチン・タンゴ!

  • アーティスト: オムニバス,エンリケ・ドゥマス,カリーナ・リベラ,カルロス・ガルバン楽団,セステート・スール,ノルベルト・ラモス・タンゴ楽団,フリアン・プラザ楽団,エル・アランケ,カルロス・ブオノ楽団,オスバルド・レケーナ
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2005/03/24
  • メディア: CD

タンゴ名曲大事典

  • アーティスト: アディオス・パンパ・ミア,エクトル・パチェコ,カルロス・ガルデル,マルガ・フォンターナ,アルヘンティーノ・レデスマ,アルベルド・カスティージョ,オスカル・ラロカ,ロシータ・キンターナ,エンリケ・ルセーロ,エクトル・バレーラ(OR),オスバルド・プグリエーセ(OR)
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1992/01/29
  • メディア: CD

アルゼンチン・タンゴ

  • アーティスト: オマール・バレンテと彼の楽団,前田はるみ,ラウル・モンタルボ,ホセ・バッソ楽団,ホセ・コランジェロ六重奏団,リット・ネビア・クインテッド,オマール・バレンテ楽団
  • 出版社/メーカー: キング
  • 発売日: 1996/09/21
  • メディア: CD

 

↓参考まで

ことば絵事典〈2〉単位・数え方・色・形のことば (探検・発見 授業で活躍する日本語)

ことば絵事典〈2〉単位・数え方・色・形のことば (探検・発見 授業で活躍する日本語)

  • 作者: 江川 清
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 単行本

数え方と単位の本 (5)

数え方と単位の本 (5)

  • 作者: 飯田 朝子
  • 出版社/メーカー: 学研
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 大型本

数え方の辞典

数え方の辞典

  • 作者: 町田 健
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2004/03
  • メディア: 単行本


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YOUNG BUCK『STRAIGHT OUTTA CA$HVILLE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは2004年に発表された1st.アルバムである。ラップ・ユニット・G-UNITに参加した彼の初めてのソロ・アルバムであり、Billboardのアルバム・チャートで最高位3位を記録する大ヒットとなった。G-UNITのメンバーが全面的にバック・アップしていることもあって、本アルバムは彼のソロ・アルバムというよりは、G-UNITがYOUNG BUCKを前面に出したと言っても良いようなアルバムである。(G-UNITのメンバーの一人ということで注目もされました。)

収録曲は以下の全15曲である。(最後の1曲がボーナス・トラックである。)『I'm A Soldier』『Do It Like Me』『Let Me In』『Look At Me Now』『Welcome To The South』『Prices On My Head』『Bonafide Hustler』『Shorty Wanna Ride』『Bang Bang』『Thou Shall』『Black Gloves』『Stomp』『Taking Hits』『Walk With Me』『DPG-Unit』。

この中からシングル・カットされたのは『Let Me In』(最高位34位)、『Shorty Wanna Ride』(最高位17位)、『Look At Me Now』(チャート・インせず)である。

本アルバムからのお薦め曲は、シングル・カットされた『Let Me In』と『Shorty Wanna Ride』、そして『Stomp』をピックアップしておく。(曲数の割りには少ないですが...)

力が入っている割りに、曲によっての出来の差が大きく、半分ぐらいは捨て曲といった感じを受けてしまうのが残念な所である。全15曲、時間にしたら約1時間、たっぷりと聴かせてくれるのだが、テンションも上がったり下がったりして、アルバム全体を通しての盛り上がりには欠けてしまう。が、この盛り上がりと盛り下がりの波を、アルバム全体を通しての演出だと捕らえると、なかなか面白く感じることになる。(そういう意味では面白いアルバムである。)まあ、一度は耳にして於いてもよろしいかと...

 

Straight Outta Ca$hville

Straight Outta Ca$hville

  • アーティスト: Young Buck
  • 出版社/メーカー: Interscope Records
  • 発売日: 2004/08/24
  • メディア: CD

Straight Outta Ca$hville [12 inch Analog]

  • アーティスト: Young Buck
  • 出版社/メーカー: Interscope
  • 発売日: 2004/08/24
  • メディア: LP Record


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YARDBIRDS『FIVE LIVE YARDBIRDS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1964年に発表されたライブ盤であるが、彼らの1st.アルバムでもある。1964年3月に、ロンドンのマーキー・クラブでのライブである。当然のことながら、クラプトン在籍時代のライブということになる。しかもライブのメンバー紹介で「エリック・スローハンド・クラプトン」と紹介されているということで、当時は19歳であったクラプトンであるが、早くも「ギターの神様」と呼ばれることになる片鱗を見せていたということにもなり、ファンには嬉しい所である。

また、本アルバムはオリジナル盤では全10曲であったが、2003年にリマスタリングされた時に10曲のボーナス・トラックが追加されて全20曲の収録となった。ここまでボーナス・トラックが追加されるとなると、別のアルバムになったような気もしますね...

オリジナル盤での収録曲は以下の全10曲である。『Too Much Monkey Business』『Got Love If You Want It』『Smockstack Lightning』『Good Morning, Little Schoolgirl』『Respectable』『Five Long Years』『Pretty Girl』『Louise』『I'm A Man』『Here 'Tis』。

以下に、リマスターされた時に追加された10曲のボーナス・トラックを記しておく。『You Can't Judge A Book By Looking At The Cover』『Let It Rock』『I Wish You Would』『Who Do You Love』『Honey In Your Hips』『Certain Girl』『Got To Hurry』『Boom, Boom』『I Ain't Got You』『Good Morning, Little Schoolgirl [Studio Version]』。

演奏された曲の方は全てがカヴァー曲であるが、彼らなりのアレンジがされていて、持ち味がしっかりと出ている。但し、後の彼らの活躍から、このライブにあまり高い期待をすると、ちょっとがっかりすることになる。それだけみんながみんな若かったということでもあるのだが、メンバーたちが若さで突っ走っていくエネルギッシュな所、そしてライブの熱気の方はしっかりと伝わってくる。

このライブも既に40年以上も昔のものとなったが、今になってみると、よくぞ収録していたということにもなる。何せ、1st.アルバムがライブ盤というのはロック・グループとしたら始めてのことであり、現在でも実に珍しいことであるのは変わらない。ということもあって、(オリジナル盤の全10曲からの)筆者のお薦め曲は「全て」ということになるので、特に細かいことには触れないことにする。

クラプトン・ファンであれば必聴であるが、クラプトン脱退後のYARDBIRDSのファンにもしっかりと聴いてもらいたいライブ・アルバムである。が、ロック史に於いても貴重なライブであるので、ロック・ファンであれば聴いておきたいアルバムである。尚、これから購入するのであれば、ボーナス・トラックが10曲の全20曲収録のものにしましょう。(ボーナス・トラックが10曲よりも少ないものもあるようですが、リマスタリングされたのはボーナス・トラックが10曲のものです。)

 

Five Live Yardbirds

Five Live Yardbirds

  • アーティスト: The Yardbirds
  • 出版社/メーカー: Snapper UK
  • 発売日: 2007/01/30
  • メディア: CD

Five Live Yardbirds [12 inch Analog]

  • アーティスト: The Yardbirds
  • 出版社/メーカー: Get Back
  • 発売日: 2005/10/10
  • メディア: LP Record
↓これは全10曲のオリジナル盤という内容です。
Five Live Yardbirds

Five Live Yardbirds

  • アーティスト: The Yardbirds
  • 出版社/メーカー: Rhino
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

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