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ケータイ刑事銭形零13話[裏ネタ編] [ケータイ刑事]

今回の物語は、先日BS-iで再放送された1st.シリーズの最終回となる第13話「バーボン刑事、死す?! ~無差別連続爆破事件」です。で、今回は、高村さんがパリ市警に行くことになり、「クルーゾ」の名前が出たので、その「クルーゾー警部」(ピンクパンサー)について、また、物語に出てきた「十二星座」についても述べる。そして今回は、「鑑識メモ」で語られたクイズの答えが、本作のBS-iでの本放送時(2004/12/26)と現在では変わっていることから、それについて述べておく。

尚、MBSの放送の時に記事は「ここをクリック(MBS)」、BS-iの再放送時に「[改訂版]」として記したものは「ここをクリック(改訂版)」して下さい。

クルーゾー警部」(ピンクパンサー):クルーゾ警部とは、1963年のアメリカ映画「ピンクの豹」に登場したフランス・パリ警察の警部である。この作品はクルーゾを主役にした作品では無かったが、クルーゾが主役を食って人気が出たことから、クルーゾを主役としてシリーズ化されることになった。(シリーズ化によって主役の座を得たため、最近流行りの「スピンオフ」とは違うものである。)

これまでに7本のシリーズ作品と2本の番外編があり、最近ではS.マーティンを主役にして新作が制作されている。

シリーズ作品は以下の7本である。シリーズ第1作「ピンクの豹(原題:THE PINK PANTHER)」(1963年)、シリーズ第2作「暗闇でドッキリ(原題:A SHOT IN THE DARK)」(1964年)、シリーズ第3作「ピンク・パンサー2(原題:THE RETURN OF THE PINK PANTHER)」(1975年)、シリーズ第4作「ピンク・パンサー3(原題:THE PINK PANTHER STRIKES AGAIN)」(1976年)、シリーズ第5作「ピンク・パンサー4(原題:REVENGE OF THE PINK PANTHER)」(1978年)、シリーズ第6作「ピンク・パンサー5/クルーゾーは二度死ぬ(原題:CURSE OF THE PINK PANTHER)」(1983年)、シリーズ第7作「ピンク・パンサーの息子(原題:SON OF THE PINK PANTHER)」(1993年)。
シリーズ作品で「2」「3」「4」「5」というように邦題が付けられているが、その数字とシリーズ第○作という数がずれているところがポイントである。(「ピンク・パンサー2」というのはシリーズ第3作なのである。)

クルーゾを演じたピーター・セラーズが亡くなった後の作品である第6作は、失踪したクルーゾ警部を捜すという内容の物語となり、第7作はクルーゾ警部の息子(隠し子)を主役にした物語である。

また、番外編となる2作品は、1968年のイギリス映画である「クルーゾ警部(原題:INSPECTOR CLOUSEAU)」(ここではP.セラーズではなくてアラン・アーキンがクルーゾを演じている。)と1980年のアニメ作品の「ピンク・パンサー&クルーゾ警部(原題:PINK PANTHER & INSPECTOR CLOUSEAU)」(短編アニメを13話集めた作品)である。

十二星座」:星座は全部で88存在するが、何の断りもなく「十二星座」と行ったら、現在では西洋占星術で使われる12の星座のことを指すのが一般的である。(牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座、獅子座、乙女座、天秤座、蠍座、射手座、山羊座、水瓶座、魚座)

しかし、この12の星座は黄道上に存在しているということで、古くから知られている星座である。星座は、プトレマイオスの時代では48個であったが、その後南天の星座を追加したり、補充や変更が行われて、現在は88の星座が定められている。星座は、その地の緯度によって見える見えないが決まり、日本からだと9つの星座は完全に見えないし、南と北(沖縄と北海道)という地域によっては見えなくなる星座もあることから、日本で見られる星座は約50とされている。

「十二星座」と言うと、本来は黄道上に存在する12の星座(プトレマイオス)が分類した「黄道十二星座」のことを指していて、西洋占星術(一般的にホロスコープを使った占い)で使われる十二宮とは別ものである。

また、最近では、黄道上に13の星座があることから、それを元にした占星術を利用するべき、という考えで、先の12星座に「へびつかい座」が追加された13星座による占星術も生まれている。尚、この場合は1年を(ほぼ)13等分する28日にごと分けられるのではなく、期間の長い短いがある。(天の黄道における各星座の範囲を元にしている。)

鑑識メモ」に関して
劇中でちゃんが出題した問題は「、白、はフランス。では、この3色の配列を変えた時、一体何カ国の国旗が作れるでしょうか?」という問題であり、その答えとして柴田さんは、青白赤の3色の配列が横並びになっている5カ国(セルビア・モンテネグロ、ルクセンブルグ、ロシア、オランダ、タイ)と縦並びの1カ国(フランス)を示して、合わせて「6カ国」となり、これが答えだと言いました。確かに本放送時の2004年末であればこれで良いのだが、2006年6月に、柴田さんが示した国の中のセルビア・モンテネグロからモンテネグロが分離独立したことから、セルビアも独立し(セルビアが、セルビア・モンテネグロの継承国である。)、モンテネグロは全く別の国旗となり、セルビアの国旗も上から順に赤、青、白の配列だったものに、かつてのセルビア王国時代の紋章が追加されたものに変更された。よって、現在は「縦並びが4ヶ国、横並びが1ヶ国の、合わせて5ヶ国」というのが正解になる。→やはり、この場合は数学的な配列を考えるべきであり、条件付けが足りない不備のある問題だったということになります。

 

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

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↓「ピンクパンサー」関係

ピンク・パンサー フィルム・コレクション

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ピンクパンサー コレクターズ・エディション

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ピンク・パンサー リミテッド・フィルム・コレクション DVD-BOX

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THE PINK PANTHER ザ・ベスト・アニメーション (ピンク・パニック編)

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↓「星座」ということで

星と星座 (小学館の図鑑NEO (8))

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星座を見つけよう (科学の本)

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星と星座のひみつ (学研まんが ひみつシリーズ)

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星・星座 (ニューワイド学研の図鑑)

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12星座

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モダンホラリー占星術 ホロスコープ作成ソフト付き

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必殺商売人#18「殺られた主水は夢ん中」 [ドラマ]

KBS京都が毎週水曜日の昼間に放送している「必殺商売人」。「必殺シリーズ」の第12作で、本放送は1978年である。(30年前の作品ということになる。)で、今回放送された「商売人」の第18話は「必殺シリーズ」の通算300回ということで、ちょっと変わった物語となっている。ということなので、いつもは記していない「必殺商売人」であるが、今回だけは記しておくことにする。

物語は、いつものようなものであるが、冒頭部分がちょっと違っている。夜、中村家に戻っている主水が襲われて殺されるのである。で、襲った刺客というのが、それまでに主水が仕事で始末してきた人たち(今井健二、菅貫太郎、神田隆、江幡高志、弓恵子といった顔ぶれ)が演じているというのが「必殺シリーズ」らしい遊びに満ちているところである。

で、主水が殺されたと思ったら、それは藤田まことの夢だったというオチである。(→「必殺」らしいオチである。で、後の「必殺スペシャル」の第10弾(1988/1/8放送)の「殺ワイド・新春「久しぶり!主水、夢の初仕事」悪人チェック!」では、撮影所で藤田まことが撮影中に屋根から転落して気絶している間の夢、という物語が生まれている。)しかも、「仕置屋稼業」の冒頭のように、現代がチラッと出るというのもポイントである。(撮影所が舞台になる。)

「必殺シリーズ」では「仕業人」の第24話が通算200回ということで、「特別出演」ということで、これまでの歴代の人気殺し屋が登場する、ということがあったが、それに続いての一つのお祭りということになったのでした。

その後は「○百回」という時にはこれというお祭りというものは行われていない。強いて言うと、「600回」の時に、当時ブームとなっていたエリマキトカゲが登場したということぐらいでしょうか...(ちなみに、「必殺シリーズ」は「仕事人・激突」で768回まで続きました。)

シリーズ作品では、同じ俳優が違った役で何度もゲスト出演するというのは珍しいことではない。が、お馴染みさんということで、それをネタにするという製作サイドの遊び心を受け継いでいるという作品は殆ど無く、現在では「ケータイ刑事」が受け継いでいるぐらいである。(現在、週一のペースで「ケータイ刑事」と「007」の類似点について連載しているが、いずれ「ケータイ刑事」と「必殺シリーズ」ということで記していくかもしれません...)歴史に残る人気シリーズには、色々と類似点があるものだが、こういう所もまた面白いところである。

 

江戸プロフェッショナル 必殺商売人 (上巻)

江戸プロフェッショナル 必殺商売人 (上巻)

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD

江戸プロフェッショナル 必殺商売人 (下巻)

江戸プロフェッショナル 必殺商売人 (下巻)

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD
↓この物語は、バラのDVDではこれに収録されています。

江戸プロフェッショナル 必殺商売人 VOL.5

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD

江戸プロフェッショナル 必殺商売人 /必殺からくり人富嶽百景殺し旅 ― オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: TVサントラ,桜田淳子,吉田日出子,小林旭
  • 出版社/メーカー: キング
  • 発売日: 1996/05/22
  • メディア: CD

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YNGWIE J. MALMSTEEN'S RISING FORCE『ODYSSEY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1988年に発表されたアルバムで、彼のソロ・アルバムとしたら4枚目のスタジオ・アルバムということになる。本アルバムにはジョー・リン・ターナーが参加していて、これによってイングヴェイらしさが薄くなったことから、賛否両論があるアルバムである。また、彼のギター・プレイはかなり荒くなっているが、テクニックの方は相変わらずであり、たっぷりと聴かせてくれるアルバムである。また、彼のソロ・アルバムの中では最も売れたアルバムになった。チャートの方では最高位40位を記録している。

収録曲は以下の全12曲である。『Rising Force』『Hold On』『Heaven Tonight』『Dreaming (Tell Me)』『Bite The Bullet [Instrumental]』『Riot In The Dungeons』『Deja Vu』『Crystal Ball』『Now Is The Time』『Faster Than The Speed Of Light』『Krakatau [Instrumental]』『Memories [Instrumental]』。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、『Rising Force』『Hold On』『Heaven Tonight』『Crystal Ball』という所と、インスト・ナンバーからは『Bite The Bullet』と『Memories』をピックアップしておく。(特に筆者のお気に入りのナンバーは『Crystal Ball』です。)

全体を通して、キャッチーで、メロディアスな方向にシフトしているということで、HR/HMが苦手という方でもロックがお好きであれば、眉間にしわを寄せるようなこともなく、とても聴きやすくなっている。ということで、ロック(こういっても結構幅が広いですけど...)を聴くという方は一度は聴いてもらいたいアルバムである。但し、イングヴェイの名前から、ギター・プレイを期待していると、肩すかしを食らった形になってしまうこともあるので、その辺りは覚悟して聴きましょう。何せ、事故で一週間昏睡状態に陥ってからの復帰作でもありますから...(ここは「よくぞ復帰した」と考えることにしましょう。)

 

Odyssey

Odyssey

  • アーティスト: Yngwie J. Malmsteen's Rising Force
  • 出版社/メーカー: Universal Japan
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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