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TROIS COULEURS: BlANC(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1994年のフランスとポーランドの合作映画「トリコロール/白の愛」である。「トリコロール」三部作の第2作であり、フランス国旗の「白」をテーマにした物語である。本作は三部作の中では軽妙な所のある作品であって、気軽に見ることが出来る作品である。

作品データを記しておくと、時間は92分、監督はクシシュトフ・キエシロフスキー、脚本はクシシュトフ・ピエシェヴィッチとクシシュトフ・キエシロフスキーの2人、撮影はエドワード・クロシンスキー、美術はハリナ・ドブロヴォルスカとクロード・ルノワールの2人、音楽はズビグニエフ・プレイスネルである。そして出演は、ズビグニエフ・ザマホフスキー、ジュリー・デルピー、ヤヌシュ・ガヨス、イェジー・ノヴァク、アレクサンデル・バルディーニ、ツェザリ・ハラシモヴィッチ、たちである。また本作はベルリン国際映画祭で監督賞を受賞している。

ポーランド人のカロルはパリで美容院を経営している男であり、フランス人の妻・ドミニクがいる。が、ある日突然、彼は妻から一方的に離婚を切り出される。裁判所で時間が欲しいと言うも、「もう愛していない」とドミニクは突き放す。で、カロルは片言のフランス語しか話せないまま、パリの町を彷徨うことになる。そんな中、地下鉄の通路で同郷のミコワイと出会い、意気投合する。で、ミコワイのトランクに隠れて故郷・ポーランドに戻る。そしてカロルはやくざな両替屋の用心棒になり、フランス語を本格的に学びながら、仕事を始め、やがて大金を手にする。そんな中、ある日、ミコワイと再会したカロルは、殺してほしいと願っている男の頼みを聞くことにしたが、その男とはミコワイ自身であった。カロルの銃でミコワイは生まれ変わる。また、カロルは妻・ドミニクへの思いが断ちきれず、電話連絡を繰り返すが、ドミニクは受け付けてくれない。で、ドミニクをポーランドに来させるためにカロルは一計を案じた。それは、自分は死んだことにして、遺産の受取人をドミニクにするということだった。カロルの葬儀にドミニクはやってきて、思いの外に涙を浮かべていた。それを影から見ていたカロルは、その夜ドミニクの前に現れるが...

本作にはちょっとコミカルな所もあり、それが作品に緩急を与えることになっていて、テンポが良くなり、また重くなりがちなストーリーを和らげてくれる。ということで、とても見やすい作品である。また、第1弾の「トリコロール/青の愛」のように音楽が物語を引っ張っていってくれる、ということは無いが、ヨーロッパの香に満ちた雰囲気のあるメロディをたっぷりと聴かせてくれていて、それがとても良い印象を与えてくれている。

で、そのサントラ盤の収録曲は以下の全21曲である。『Beginning』『Court』『Dominique Tries To Go Home』『Chat In The Underground』『Return To Poland』『Home At Last』『On The Wisla』『First Job』『Don't Fall Asleep』『After The First Transaction』『Attempted Murder』『Party On The Wisla』『Don Karol』『Phone Call To Dominique』『Funeral Music』『Don Karol II』『Morning At The Hotel』『Dominique's Arrest』『Don Karol III』『Dominique In Prison』『End』。

「トリコロール」三部作の1本でもあるので、やはりサントラ盤の方まで含めて堪能したい作品である。

 

Trois Couleurs:Blanc

Trois Couleurs:Blanc

  • アーティスト: Z. Preisner
  • 出版社/メーカー: Mk2
  • メディア: CD

Trois Couleurs: White

Trois Couleurs: White

  • アーティスト: Zbigniew Preisner
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 1994/06/14
  • メディア: CD
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トリコロール/白の愛

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  • 出版社/メーカー: ショウゲート
  • メディア: DVD
キェシロフスキ・コレクションII 「トリコロール」セット

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  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD

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TROIS COULEURS: BLEU(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1993年のフランス映画「トリコロール/青の愛」である。トリコロールと言うのは説明の必要もないが、フランス国旗のことであり、そのフランス国旗の3色()をモチーフにした三部作の第1作である。本作は「青」をモチーフとしていて、「ヨーロッパ統合」がテーマになっている。

作品データを記しておくと、時間は99分、監督と脚本はクシシュトフ・キエシロフスキー、撮影はスワヴォミール・イジャック、音楽はズビグニエフ・プレイスネルである。そして出演は、ジュリエット・ビノシュ、ブノワ・レジャン、エレーヌ・ヴァンサン、フローレンス・ペルネル、シャルロット・ヴェリ、エマニュエル・リヴァ、ユーグ・ケステル、フィリップ・ヴォルテール、たちである。また、本作はヴェネチア映画祭で金獅子賞、女優賞(ジュリエット・ビノシュ)、撮影賞を獲得している。

ヨーロッパ統合の協奏曲を作曲中の世界的に有名な音楽家とその妻、娘を乗せた自動車が事故で炎上、妻・ジュリーだけが奇跡的に助かった。ジュリーは田園地帯にある屋敷をすべて引き払って、これまでの人生を拾ててパリで新しい生活をする決意をした。更に、夫が作曲中だった未完の協奏曲のスコアも処分してしまった。パリでの新生活を始めたジュリーは、静かな毎日を過ごしながらも脳裏にあの旋律が甦ってくる。そんな中で、たまたまテレビで、夫の協力者だったオリヴィエが処分したはずのスコアを手にしていて、未完の協奏曲を彼が仕上げると宣言たのを目にしたジュリー。さらに夫には自分の知らない愛人がいたことも知る。苦悩に足を取られたジュリーだったが、夫の残したメモを元にしてオリヴィエに曲の手直しの指示を出すジュリー。また、夫の愛人は子供を身籠もっていて、屋敷を讓ることにした。そうしていると、協奏曲が完成した。オリヴィエはジュリーの作品として発表するべきと言い、悩むジュリー。そしてオリヴィエの愛を受け入れて、新に生きていこうと決意するのだった...

本作では、音楽が重要なポジションを占めていて、それが感動を与えてくれるスケールの大きな協奏曲で優しく包み込んでくれる。この曲があってこそ本作が存在すると言って良いものであり、切り離すことが出来ない。ということで、サントラ盤とセットにして鑑賞するべきである。

で、そのサントラ盤の収録曲は以下の全25曲である。『Song For The Unification Of Europe』『Van Den Budenmayer-Funeral Music』『Julie-Glimpses Of Burial』『Reprise-First Appearance』『Battle Of Carnival And Lent』『Reprise-Julie With Oliver』『Ellipsis 1』『First Flute』『Julie In Her New Apartment』『Reprise-Julie On The Stairs』『Second Flute』『Ellipsis 2』『Van Den Budenmayer-Funeral Music』『Van Den Budenmayer-Funeral Music』『Battle Of Carnival And Lent II』『Reprise-Flute』『Ellipsis 3』『Olivier's Theme-Piano』『Olivier And Julie-Trial Composition』『Olivier's Theme-Finale』『Bolero-Trailer For "Red" Film』『Song For The Unification Of Europe』『Closing Credits』『Reprise-Organ』『Bolero-"Red" Film』。

本作のテーマである欧州統合の曲である『Song For The Unification Of Europe』は言うまでもないが、いずれの曲もが繊細であって、スケールが大きく、これだけでも感動を与えてくれるメロディに満ちている。じっくりと聴いて、愛の物語の世界をたっぷりと堪能しましょう。

 

Trois Couleurs: Bleu

Trois Couleurs: Bleu

  • アーティスト: Zbigniew Preisner
  • 出版社/メーカー: Mk2
  • メディア: CD

Trois Couleurs Bleu

Trois Couleurs Bleu

  • アーティスト: Zbigniew Preisner
  • 出版社/メーカー: Unknown Label
  • メディア: CD
Trois Couleurs: Bleu 〜 Bande Originale Du Film

Trois Couleurs: Bleu 〜 Bande Originale Du Film

  • アーティスト: Zbigniew Preisner
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 1993/12/07
  • メディア: CD
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トリコロール/青の愛

トリコロール/青の愛

  • 出版社/メーカー: ショウゲート
  • メディア: DVD
キェシロフスキ・コレクションII 「トリコロール」セット

キェシロフスキ・コレクションII 「トリコロール」セット

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
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ケータイ刑事銭形海37話(3rd.11話) [ケータイ刑事]

二段構成として記している「銭形海」。こちらの方は物語の中身を追っている長文&ネタバレたっぷり編です。今回の物語は全3回の春舞台の2回目で、通算では37話、3rd.の第11話となる「シリーズ最後の舞台!!ついに公開!後悔しないよ!死の航海! ~超豪華客船キングアンドリウⅡ世号殺人事件 ~捜査編」です。(相変わらず、長すぎるタイトル...)歌の方がたっぷりとあって、物語の進展は非常に遅いが、舞台らしい楽しい物語でした。(でも、展開が遅く、舞台編の3本はまとめて一気に見た方が良いですね。)これ1本だけでは今ひとつテンションも持続しませんでした。

それでは、いつものように長文(今回はいつもと比べて随分短いです。)&ネタバレありで記していきます。尚、放送直後に記した「感想+次回予告」版はここをクリックして下さい。

今回は冒頭に「前回のあらすじ」ということで、40秒強にわたってダイジェスト的に流れる。それに続いてはテロップで「今回のケータイ刑事銭形海は前回に続き舞台中継をお送りいたします」と出て、マヤヤの声の説明が入る。

舞台中央にギターを持った柴田さんがいて敬礼をすると「鑑識柴田、歌わせていただきます」と言うと、『鑑識柴田の歌』を歌い始める。(一応、「歌わないかな~、歌うよ」と引っ張ってから歌い始める。)しかも2番の方までたっぷりと歌い、終わりの所はライブらしく、たっぷりと引っ張って「ヘイ!ヘイ!」と叫んでいた。→柴田さんの世代ならば、小泉今日子ではなくてフィンガー5の『学園天国』でしょう...

歌い終わると「報告します」と言って、平目の死因の報告をする柴田さん。「毒物による中毒死」「体内からは即効性の猛毒ウラリが検出されました」これを耳にした船長は、自分の船で2人も殺されたということで切れて、「警察、何やってるの」「ヘイヘイじゃないだろう」と柴田さんに絡んでいた。更に、絵里子に向かって「アンタが犯人なのか?」と捨て台詞を口にする。すると絵里子が「そうよ、平目さんは私が殺したわ」と言った。で、松山さんが目の色を変えて絵里子を逮捕しようとする。手錠を取りだして絵里子の右手を掴むと「磯崎かおり」と言う。で「磯崎絵里子よ」と絵里子。で、改めて「磯崎絵里子。平目源内さん殺人容疑で逮捕する」と言って手錠を掛けようとする。これに絵里子が「待って」と言って身を躱すと、手錠は松山さんの右手に。で「かかった?」と嬉しそうな絵里子。そして「毒を持ったのは私じゃないわよ。私はただ、彼の死を念じただけ」と言った。更に、「超能力で人を殺しても罪には問われないって知ってます?」と反撃に出る。で、松山さんは「銭形、そうなのか?」と説明を求める。するとちゃんは「ええ、日本の法律では、超能力や霊能力で人を殺しても罪には問われないんです」と答えた。(「・2nd.3話」でも五代さんに説明していたちゃんです。)すると絵里子は「銭形さん、その通りよ」と言って自慢げに言っていた。

松山さんは「ちょっとこっち来い」と言ってちゃんをスミの方に呼ぶと「本当に超能力で殺したと思っているのか?」と尋ねる。ちゃんは「そんな訳ないじゃないですか」「超能力で人を殺せるなんてあり得ません」「平目さんの死因はウラリによる中毒死とはっきりしているんです」「いつ、どうやって、平目さんの体内に毒を入れたかです」と続け「それが分かれば彼女を逮捕することが出来ます」と、今後の方向を口にする。(銭形が「超能力で…」と否定するのは良いんですが、ちゃんがこれを言うと、「恋日・ニュータイプ」で津木野ユリを演じていただけに、面白いことになりますね...)

で、松山さんも考え始めるが、直ぐに「来た!」と叫んだ。「俺の直感だよ」と言う松山さんは「耳を澄ましてごらん。聞こえ来るだろう、あの鐘の音が...」と言う。ちゃんは「嫌な予感...」と言うが、鐘の音が届くと、『カンのメモリー』を歌い始めた。(たっぷりと歌っていました。)

歌い終わると「謎はかなり解けたよ、ワトソンくん」と口にする。これに「松山さん、かなりじゃなくて、全部解きましょうよ、全部」とちゃんが突っ込む。松山さんは「俺のカンはこうだ」と言って、(珍)推理を語り始めた。

平目はホワイトボードの前に立ち、謎解きを始めた。その時、絵里子が平目の口をめがけて毒針を吹き矢で放った。針は平目の口に飛び込み、平目は中毒を起こした、というものだった。(これと同じ推理をしたことがある松山さん。その時の毒物は「ウラリ」ではなくて「青酸カリ」でした。→「・3rd.2話」)が、「吹き矢?」「毒針?」とバカにされる。絵里子は「だったら毒針が残っているはずでしょう」と余裕の表情で問う。これに松山さんは「その毒針は氷で出来ていて、口の中に入った途端に融けて無くなる」と自信たっぷりに答えた。が「あり得ないわ」と絵里子。そして「そんな毒針、何処にあるって言うのよ。私の身体調べてみなさいよ」と挑発する。これに船長が「調べて良いんですか」と言って絵里子を後ろから羽交い締めにしていた。で、ちゃんが止めに入って「調べるまでもありません」と間に入って止めさせた。そして、平目がホワイトボードの前にいた時、絵里子は平目の後ろにいて、ホワイトボードが邪魔で、吹き矢で口の中に毒針を入れることは不可能だ、と言って、松山さんの推理を全否定して「残念」と言った。すると「カンは当たらないからカンと言うんだよ。当たり続けていたらカンとは言わないんだ」と開き直っていた。

それを聴いていた昇天斎が「あ~あ。暫く私がレギュラー出演を遠ざかっている内に、本当にこの警察というのは落ちてしまったものだねぇ~」と松山さんをバカにするように言う。(いや、ここは昇天斎ではなくて金剛地、柴田太郎ですね。)が、船長は「ミスター・昇天斎。あなたも超能力者バスターズの一人なら、彼女のトリック、暴いてみてくださいよ」と昇天斎にも突っ込む。これに「そんなのお安いご用」と自信満々の昇天斎だったが、「警察のプライドもあるだろうし、私の出番はもうちょっと先かな、なんてな...」と言っていた。

そうしているとちゃんが「分かった」と言って笑顔を見せる。柴田さんが「分かったってことはいよいよあれですね」と尋ね、松山さんが「WATSON」と言い『新・ワトソンくんの歌』の披露へ。→でも、ちゃんと松山さんの立ち位置は逆じゃないの?(ここはちゃんがセンターに立つべきだと思いますが...)尚「WATSON」と言う所で一文字ずつ文字を模った振り付けというのは、やっぱり『ヤングマン』(『Y.M.C.A.』の日本語カヴァー曲、歌は西城秀樹)の影響があるでしょうね。(丹羽Pはその世代ですし...)

で、ちゃんが「さあ、みなさんもご一緒に」と言って客席に求める。が、反応が殆ど無く、松山さんは「リズム感がない」と言って手拍子を始めて、ノリノリで「謎は解けたよ、ワトソンくん」を言っていた3人だった。(ここでAパート終了。経過時間は13分を回った所でした。よってBパートは12分半弱になります。)

ちゃんの推理が始まる。平目は何かに触る直前に指を必ず唇に付ける癖があった。あの時、絵里子がホワイトボードに書いた数字を消そうと黒板消しを手にした。そして謎解きをしようとペンを手にした。(指を唇に触れてから)すると松山さんが「そうか、分かった銭形」と割って入り「黒板消しにウラリが塗ってあった」と声を上げた。ちゃんはそれには答えず、犯人は平目の癖を知っていて、数字のマジックを予測して、黒板消しにウラリを塗ることが出来た人物、と言い「あなたですよね、磯崎絵里子さん」と絵里子に向かって名前を言った。

これに絵里子は「乱暴な推理ね」と言い、「だったら黒板消しにウラリが塗ってあるかどうか調べてみたらいいじゃない」と余裕を持って言う。すると柴田さんが「じゃあ調べますよ」と絵里子の挑発にのって「この柴田が調べますよ」と言い、ムキになりながら「鑑識始め」と言って調べ始める。

絵里子は「いつだって真実は一つ。あなたがいい加減なことを言う女かどうか直ぐに分かるわ」とちゃんを挑発する言葉を口にする。そうしていると柴田さんが「出ました」と言って鑑識結果を語る。「黒板消しからウラリは検出されませんでした」松山さんは「何だ...」と失望するが、絵里子は「ほらね」と余裕綽々。しかしちゃんは「そんなの、後でいくらでも拭き取れるじゃないですか」と言って冷静に語る。平目が倒れた時、みんなは平目に駆け寄ったが、その時、みんなの目を盗んで拭き取ることも...、と続けた。これに絵里子が「頑固ねぇ、あなた。冷え性でしょう」と口にした。(遂にこのネタをクイーンまでも口にしました。)ちゃんは「私、普通ですよ」と答える。(これは標準的な銭形の回答です。)すると絵里子は「嘘おっしゃい。頑固な女には冷え性が多いって言うわ。確かめてあげる」と言ってちゃんの手を握った。「いや~だぁ、冷たい手。これで決まりね、頑固者の冷え性さん」と結論を出した。(ちゃんの「冷え性ネタ」に対する反応は、1st.、2nd.、3rd.と全て違うものになっていて、面白い所です。)

そうすると昇天斎が「あ~、困った、困った困ったねぇ。そろそろ真打ちの出番なのかねぇ」と口にする。絵里子が「何々」と絡んできて「あなたが事件を解決しようとでも言うのかしら」と言う。昇天斎は「私は誰が犯人であろうと、そんなことには一切興味はない。私が興味があるのはあなた」と言って絵里子の手を握ろうとする。(が、躱される)松山さんは「こんな所でプロポーズするのか?おい...」と突っ込んでいた。で、昇天斎は絵里子が本物の超能力者かどうかを暴くことだ、と言い、更に持論である「全ての超常現象はマジックでも起こすことが出来る」と言い、絵里子の超能力が本物ならマジックと同じことが出来るはず、と言う。そしてここでこれから自分がマジックをして、それと同じことを絵里子に超能力でやってもらおう、と言って勝負を挑んだ。絵里子は「受けて立つわ」と言って、これを受けた。

で、みんなを舞台袖に押しやって、舞台のセンターに立った昇天斎のマジック・ショーの始まり始まり!自ら「This is king of マジシャン・昇天斎鯨のイリュージョン・ショー!」とタイトル・コールをしてマジックを始める。音楽が流れてきて、ノリノリでパラパラを踊り、セーラーちゃんを呼ぶ。で、箱を持って出てくるセーラーちゃん。更に「銭形さん、ちょっとお手伝いを願えますか」と言ってちゃんをアシスタントにする。

箱の外側を調べさせ、続いて箱を開ける。(中は空)そして、その中でマネキンを組み立てる。そして「しかしこのマネキンには足りない物が二つあります」と言って、語り始める。一つは「名前」ということで、この船の名前から「アンドリウ」と名付けた。もう一つ足りない物は「」と言ってあのポーズをする。(一回ふらつきました。)で、これから命を吹き込む、と言う昇天斎。

すると絵里子が手を上げて「待って」と言って割って入る。「良いこと思いついたの」と言って、昇天斎の後に同じことをしてもつまらないので、自分はその吹き込んだ命に邪悪な心を宿らせる、と宣言する。昇天斎と絵里子のやりとりが少しあって(考えたら、この二人は「恋日・3rd.10話」でマンションの隣同士に住む冴えない男とそれを誘惑する若妻でもありましたね。)マネキンに魂を吹き込む絵里子。そしてちゃんに扉を閉めるように言う。(ちゃん、完全にマジックのアシスタントにされている...)

ちゃんが、セーラーちゃんが、昇天斎が扉を閉め始めると、絵里子は念を送り始める。扉が閉まると昇天斎は「甦れ!アンドリウ!」と叫び、エアギターのパフォーマンスを見せてくれる。(これにも何かと絡む絵里子だった。)

で、再びちゃんに扉を開けるように言い、ちゃんが箱の前の扉を、昇天斎が後の扉を開けた。で「カモン、アンドリウ」と昇天斎が言うと『アンドリウのテーマ』が流れてきて、マネキンが動き出した。それを目にしたちゃんは「嘘っ」と驚いていた。マネキンはそこに透明のガラス壁があるというパントマイムをしてから出てきて、ムーンウォークなども披露する。で、昇天斎が手を伸ばして「ようこそアンドリウ、我々の世界へ」と言って握手をしようとした。が、マネキンはそんな昇天斎を羽交い締めにすると、隠し持っていた銃を昇天斎に突きつけた。絵里子は「言ったはずよ、邪悪な心を吹き込んだと」と言い、マネキンと昇天斎のいる所が沈んでいく。マネキンは天井めがけて一発放ち、更に昇天斎に向かって撃った。

ちゃんと松山さんは慌てて別の方から下に向かい、その場に一人残った絵里子は「バカな人たち。あれほど超能力はあると言ったのに...」と呟いていた。

警視庁から入電中」と事件を知らせる入電が入る。「超豪華客船キングアンドリウⅡ世号で新たな殺人事件が発生。直ちに捜査を開始せよ」ちゃんはその入電に目を通していたら、柴田さんが駆けてきて「報告します」と言ってやってきた。「昇天斎さんは銃弾がこめかみを貫通して即死。現場に凶器の拳銃が落ちていました。この凶器からは指紋は検出されておりません」と報告した。また、松山さんは「まもなくこのマネキンは、バラバラになったんだ」と口にする。松山さんは「何でこのマネキンが動いたんだ?」と頭を抱えてしまう。ちゃんは「お楽しみはこれからですよ」で、主題歌のサビの部分の替え歌を披露して、以下は次回へ。(今回も、サブタイトルが余りにも長いため、兎に角「」と出るまでが長かったです、はい。)

次回の物語は、通算では38話、3rd.の12話となるもので、今回の続きである「シリーズ最後の舞台!!ついに公開!後悔しないよ!死の航海! ~超豪華客船キングアンドリウⅡ世号殺人事件 ~解決編」です。(タイトルが長すぎる...)次回予告では、ちゃんのストラップを投げるシーンがありましたが、バンク映像のものよりも腰も入っていて、なかなか格好良く極まっていますね。(約9ヶ月も演じていると、やっぱり随分と成長するものです。)また、これは良くあることだが、別の所で流れた27秒バージョンの予告では、一部が少し違うものが使われていました。(後半のちゃんの主題歌を歌っている所に紙吹雪が舞っていて、客席もペンライトが揺れていた。)で、次回は解決編となる訳であるが、少ない登場人物をフルに使ったものになります。こういうところも「ケータイ刑事」らしいところです。

鑑識メモ。廊下を歩いている柴田さんは「何て大きな船なんだ...」と言っている。で、(わざとらしく)「おっと、揺れている。船だから揺れている...」と小ネタを一つ見せる。更に歩いていくと、扉が開いて船長とクイーンが出てきた。そして船長と無理矢理握手をした柴田さんは「すいません。犯人は一体誰なんでしょうか?」と尋ねる。が船長は「知らない」と言ってクイーンの方を見て、クイーンも「知らないわよ」と言い、去っていこうとする。柴田さんは船長の肩を叩いて「すいません、犯人は一体誰だと思いますか?」と次の質問をする。これに「あんたじゃないの」と千著得、クイーンも笑っていた。で、柴田さんは「えっ、俺?もしかしてそうかもしれない。謎が謎呼ぶ殺人事件だ」と言っていた。

「私の碇で沈みなさい」という着ボイスDLのお知らせが続き、やはりちゃんCMは無い。でも、「東京少女・セピア編」がお姉ちゃまの「古都少女」ということで、その予告15秒バージョンが流れるものと思っていたら、それもありませんでした。(ここも期待を裏切ってくれた所でした)

今回の物語は、歌などのお楽しみがあったものの、第二の殺人事件の謎を解いていこうとする部分と、第三の殺人が起こるという、余りにものんびりした展開であって、この物語だけを独立して見たら、色々とネタはあるものの、かなり物足りなさを感じてしまった。(だけど、「」でやったネタをまたも出すのはちょっと止めてもらいたい。せめて「」に出てきたネタにしてもらいたい...)やはり、こういう物語はバラバラにするのではなく、まとめて一気に見るのがベストである。1st.の時は舞台が4回に渡り、同じような印象も受けたものの、あの時は「初めて」ということもあったため、まだ良かったのだが、今回は約半年前にやっていることの繰り返しに近いことをやっているということで、もう少し考えて貰いたい。→今後のシリーズの課題として、全体構成をしっかりと考えて貰いたい。何せ、本来は全39話となるはずなのに、舞台を何回にも分けてそれを入れるから、実質的には全33話のような印象がしてしまう「銭形海」である。舞台を否定することはしないが、「銭形海」でここまでしつこく舞台に拘る必要はなかったんじゃないの...

ところで、マジックのタネ明かしを少しだけ補足を。これは昔からあるマジックであって、扉の開け方がポイントであり、中に○○ということである。(誰でも知っていて当然ですよね...)また、ちゃんが箱のチェックを行ったが、ちゃんもあの場面ではマジックを行う仲間のグルでした。(扉の開いた箱の中だけをチェックしていたけど、その状態で箱の裏側まで再確認しないと...)とは言っても、マジック・ショーがメインではないものだから、まあ許される、という所がある。もしも、マジック・ショーが看板となる公演だったら、客席から無作為に人を選んで箱のチェックをして貰わないといけません。

ということで、今回は苦言ばっかりになってしまいました。

↓いよいよ今週発売です。

ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~

ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • メディア: DVD

↓こちらは4月の発売です。(夏舞台)

↓歌関係。(早く、次のサントラ盤のリリースをして貰いたいところです)

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: サントラ,黒川芽以,小野綾子,CHINO,もろこし村青年団,宮原永海,草刈正雄,金剛地武志,ドリマックスガール,ナミ&チヨ
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: CD

ケータイ刑事 THE MOVIE2 オリジナル・サウンドトラック・アルバム

ケータイ刑事 THE MOVIE2 オリジナル・サウンドトラック・アルバム

  • アーティスト: サントラ
  • 出版社/メーカー: BS-i
  • 発売日: 2007/02/28
  • メディア: CD

エッセンシャル・ベスト

エッセンシャル・ベスト

  • アーティスト: 松崎しげる
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2007/08/22
  • メディア: CD

愛のメモリー

  • アーティスト: 松崎しげる/田中星児,松崎しげる,田中星児,たかたかし,D.Boone,R.McQueen,馬飼野康二,あかのたちお,カラオケ
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1993/10/27
  • メディア: CD

↓「絵里子」「絵里子」と何度も言うから、これを思い出しました。(「銭形愛」の主題歌を歌っているオノアヤコさん)

Jericho

Jericho

  • アーティスト: オノ・アヤコ,阿久悠,H,上杉洋史,shinya,山田廣作
  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2003/05/21
  • メディア: CD

Jericho...

Jericho...

  • アーティスト: オノ・アヤコ
  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2003/07/09
  • メディア: CD

 

↓一応これも

学園天国

  • アーティスト: フィンガー5
  • 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1994/11/02
  • メディア: CD

学園天国・Re Mix天国!!

  • アーティスト: フィンガー5,阿久悠,yamaguchi yasushi,SONeY,de de mouse,小西康陽,Tatsuya Oe
  • 出版社/メーカー: キティMME
  • 発売日: 2001/08/22
  • メディア: CD

学園天国

  • アーティスト: 小泉今日子,カラオケ
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1991/11/21
  • メディア: CD

 

↓こういうものもピックアップしておきます。

F/X 2 イリュージョンの逆転

F/X 2 イリュージョンの逆転

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

マジック入門 スーパーイリュージョン 2004 日本 (レンタル専用版)

  • 出版社/メーカー: 日本メディアサプライ
  • メディア: DVD


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