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LES UNS ET LES AUTRES(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1981年のフランス映画「愛と哀しみのボレロ」である。モスクワ、パリ、ベルリンねニューヨークの4都市の4つの家族の戦中戦後の物語がパリ゛おこなわれたチャリティ・コンサートに繋がっていく大作メロドラマである。音楽を担当したのがミシェル・ルグランとフランシス・レイという2大巨匠が合体しているのも注目点である。また、3時間を越えるドラマであるが、スケールが大きく、たっぷりと描き込まれていることもあって、音楽の壮大さもあって、時間を感じさせない密度の高い物語として仕上がっている。

作品データを記しておくと、時間は184分、製作、監督、脚本はクロード・ルルーシュ、撮影はジャン・ボフェティ、音楽はミシェル・ルグランとフランシス・レイである。そして出演は、ロベール・オッセン、ジョルジュ・ドン、ダニエル・オルブリフスキー、ジェラルディン・チャップリン、ファニー・アルダン、エヴリーヌ・ブイックス、ニコール・ガルシア、マーシャ・メリル、アレクサンドラ・スチュワルト、ジャン・クロード・ブリアリ、フランシス・ユステール、レイモン・ペルグラン、ジャック・ヴィルレ、リシャール・ボーランジェ、ニコール・クロワジール、ジネット・ガルサン、ジャン・ピエール・カルフォン、エヴァ・ダルラン、ジェームズ・カーン、フェオドール・アトキン、クリストフ・ブルセイエ、ジャン=ピエール・カスタルディ、ベルナール・ピエール・ドナデュー、ジャン・ポール・ミュール、ダーレル・ネルソン、たちである。

モスクワの物語は、ボリショイバレエ団のプリマのオーディションに落ちたタチアナの物語である。オーディションの帰りに選考委員のボリスに声を掛けられたタチアナ。やがて二人は結婚するが、ボリスはスターリングラード攻防戦で戦死してしまい、タチアナは残された幼い息子・セルゲイを育てながらバレエを続ける。やがてボリショイ・バレエ団の名ダンサーに成長したセルゲイは人気を得るが、西側に亡命してしまう...

パリの物語は、人気を集めるバイオリニスト・アンヌの物語である。ピアニストのシモンと結婚したアンヌだったが、ユダヤ人であったためにパリがナチスに占領されたときに収容所送りとなってしまう。赤ちゃんだけは助けたいと思ったアンヌは、赤ちゃんをある駅で列車の外に置いていく。収容所でシモンはガス室に送られ死亡、アンヌは終戦によって無事に救出される。そして昔の仲間と共に音楽隊で地方を巡りながら置き去りにした子供の行方を探す。一方子供は、その土地の牧師に育てられ、ダビッドと名付けられて成長していた。彼はアルジェリア戦争に参加し、除隊した後はパリで作家になっていた。そんな中、生みの親であるアンヌと精神病院で再会を果たしたが...

ベルリンの物語はナイトクラブの歌手・エブリーヌの物語であり、最初はパリからスタートする。エブリーヌはパリに来ていたナチスの軍楽隊長・カールと出会い、彼の子を宿した。しかし、敵に身を許した卑しい女と蔑まれた彼女は、パリを追放され故郷で子供を産んだ。子供はエディットと名付けられ、祖父母に育てられる。成長したエディットは、パリに出るとショウガールになり、TVのニュースキャスターになった。一方、彼女の実の父・カールは、ベルリンにおいてヒトラーの前でベートベンを演奏して認められ、ベルリンに戻ることになった。妻の元に帰ったが、子供はは戦死していた...

ニューヨークの物語はジャズ・ミュージシャンのジャック・グレンの物語である。ジャックはヨーロッパ戦線に参加した後帰国したが、妻・スーザンを交通事故で失ってしまう。娘・サラは母と同じ道を歩み、歌手として成功した。また、息子・ジェイソンはサラのマネージャーになっていた...

そして1981年のパリ。ユニセフのチャリティ・コンサートが始まろうとしていた。TVの司会はエディットで、ダンサーとしてセルゲイ、歌手としてサラとダビッドの息子・パトリックが登場することになっていた。コンサートではラベルの「ボレロ」が演奏されることになっていて...

4つの物語が40年強という時間を経て1つの物語として集結していく構成は見事である。そして、1つの物語になった後、「ボレロ」が登場するが、このシーンは圧巻である。とにかく、たっぷりと見せてくれます。それまでの2時間半を越えるドラマがこの「ボレロ」をより次元の高い物にしてくれている。

で、本作は「ボレロ」を中心とした音楽も素晴らしいのだが、サントラ盤はちょっと変わった構成になっている。「完全番」というタイトルが付いている2枚組のサントラ盤は「ボレロ」などのクラシック音楽は省かれているのである。(一応、原曲をベースにしたアレンジされた「ボレロヶは収録されていますけど...)また、同じタイトルであっても、歌っているのが違っていたり、インスト・ナンバーだったりということもあって、内容の方は充実している。(「ボレロ」はクラシック・アルバムで良いものがたくさんあるから、そこだけはそちらをどうぞ、ということですね。)

収録曲は、DISC 1が14曲、DISC 2が12曲である。(原題がフランス語ということなので、ここでは邦題の曲名を記すことにしておく。)DISC 1の収録曲は以下の通りである。『フォリー・ベルジェール』『サラのセレナーデ』『嘆きのヴァイオリン』『パリのドイツ人』『愛と哀しみのボレロ』『世紀末の香り』『ボリスとタチアナ』『占領下のパリ』『ダド商会』『舞踏黙示録』『世紀末の香り』『愛と哀しみのボレロ』『哀しみのパリ』『サラのセレナーデ』。

続いてDISC 2の収録曲を記す。以下の通りである。『愛と哀しみのボレロ』『ボディ・アンド・ソウル・インコーポレイテッド』『ママの想い出』『サラのセレナーデ』『占領下のパリ』『占領下のパリ』『嘆きのヴァイオリン』『ダド商会』『愛と哀しみのボレロ』『世紀末の香り』『ラヴェルのボレロ』『色褪せたポット』。

映画の方が3時間、サントラ盤(完全盤)も1時間半、ラベルの「ボレロ」もたっぷりと聴こうとしたらかなりの時間が必要となるので、完璧に本作を堪能しようと思ったら、半日ぐらいの時間は必要になるが、スケールの大きな物語を素晴らしい音楽に乗せて堪能できるだけに、じっくりと味わって貰いたい作品である。

 

愛と哀しみのボレロ(完全版)

愛と哀しみのボレロ(完全版)

  • アーティスト: カトリーヌ・リュッセル,ジャネット・ガルサン,ニコール・クロワジール,ミッシェル・ルグラン,リリアンヌ・デイビス,ジャッキー・ワード,ジャン・ピエール・サベリ,フランシス・ユステール,フランシス・レイ,クリスチーネ・ルグラン,サントラ
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1999/06/23
  • メディア: CD

↓映画DVDはこちら

愛と哀しみのボレロ

愛と哀しみのボレロ

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテイメント
  • メディア: DVD

↓「ボレロ」をいくつか

ラヴェル:作品集

ラヴェル:作品集

  • アーティスト: オムニバス(クラシック),ニュー・イングランド音楽院合唱団,ラヴェル,カラヤン(ヘルベルト・フォン),ブーレーズ(ピエール),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,アルゲリッチ(マルタ),ボストン交響楽団,ボザール・トリオ,アッカルド(サルヴァトーレ),ロンドン交響楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2005/03/23
  • メディア: CD

ラヴェル:ボレロ

ラヴェル:ボレロ

  • アーティスト: 小澤征爾,ラヴェル,ボストン交響楽団,カヴァロフスキ(チャールズ)
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2006/11/08
  • メディア: CD

ラヴェル:ボレロ

ラヴェル:ボレロ

  • アーティスト: ボストン交響楽団 ミュンシュ(シャルル),ラヴェル,ミュンシュ(シャルル),ボストン交響楽団
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2006/12/20
  • メディア: CD

ラヴェル:「ボレロ」

  • アーティスト: 東京都交響楽団 フルネ(ジャン),晋友会合唱団,ラヴェル,デュカス,ビゼー,イベール,フルネ(ジャン),関屋晋,東京都交響楽団
  • 出版社/メーカー: フォンテック
  • 発売日: 2006/12/21
  • メディア: CD

ラヴェル:ボレロ、他

ラヴェル:ボレロ、他

  • アーティスト: ギャルド・レビュブリケーヌ吹奏楽団,バッハ,ラフマニノフ,ビゼー,ドビュッシー,ブトリー(ロジェー),デュポン,カロン(ピエール),レニエ(アンヌ),ユー(シルヴィー),ソヴァージュ(リュディ)
  • 出版社/メーカー: オクタヴィアレコード
  • 発売日: 2007/10/24
  • メディア: CD

ラヴェル:ボレロ

ラヴェル:ボレロ

  • アーティスト: ロンドン交響楽団 アバド(クラウディオ),ラヴェル,アバド(クラウディオ),ロンドン交響楽団,デイヴィス(マイケル)
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2007/09/05
  • メディア: CD


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「ULISSE」(1967) [映画(洋画)]

表題の作品はジェームズ・ジョイスの原作小説を映画化した1967年のアメリカとイギリスの合作映画「ユリシーズ」である。(先に取り上げたM.カメリーニ監督作品とは同名であるが、全くの別物語である。)悩みを持つ2人の男が出会い、色々なことを思念する。そんな男の1日の心の中を描いた人間ドラマである。また、舞台はJ.ジョイスの出身地であるアイルランドのダブリンである。また、本作の主要登場人物の3人は「オデュッセイア」の登場人物のユリシーズ、ペネロペ、テレマコスに対応しているというのは有名な所である。

作品データを記しておくと、時間は132分、白黒作品である。原作はジェームズ・ジョイス、監督はジョセフ・ストリック、脚本はジョセフ・ストリックとフレッド・ヘインズの2人、撮影はウォルフガング・サシツキー、音楽はスタンリー・マイヤーズである。そして出演は、バーバラ・ジェフォード、ミロ・オーシャ、モードス・ローヴ、T・P・マッケンナ、フィニュラ・フラナガン、ジョー・リンチ、たちである。

20世紀初頭のダブリン。広告取りの仕事をしているレオポルド・ブルームは妻・モリーの不倫のことや不倫相手のボイランを気にしながらいつものように仕事で町を回っていた。一方、小学校の教師であり詩人でもあるスティーブンは全く関連のない様々なことを思い浮かべて考えるような男であった。6月のある日、レオポルドは友人の葬式に行き、続いていつも仕事で訪れる新聞社に行く。そこで彼はスティーブンと知り合う。昼食後図書館に行くとボイランを見かけたり、シェークスピア論をしているスティーブンたちに会う。街へ出て本を買い、ホテルで食事して文通している恋人に手紙を書くレオポルドは、またもその場に来ていたボイランを見かけ、妻との関係を妄想していた。夜、海岸で3人の女たちを目にして、その中の1人の誘惑的なポーズに悩まされる。その後、再び街に出ると、スティーブンを見かけると、2人は酒を酌み交わし、酔っぱらって売春宿に行き、様々なことを考える。夜も更けて帰宅したレオポルドはベッドに入ってから、妻と交わりのある男たちのことを考えるのだった...

原作小説に沿って映画化されているが、本作を見るには原作小説を読んでからの方が良いでしょうね。そうすることによってギリシャ神話の「オデュッセイア」に準えたJ.ジョイスの意図を理解した上でレオポルドの思念を見ることになり、より物語の奥が分かるようになる。また、ある程度の予備知識が入ることで、やや長く感じてしまう物語の方も飽きることが無く、最後まで接することが出来るようになる。

とは言っても、本作も現時点ではDVD化もされていないのだから、目にする機会も殆ど無いでしょうが...(以前はLDではリリースされていました。そう思うと、LDって凄い所までリリースしていたのですね。)

 

↓原作小説です。

ユリシーズ〈1〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)

ユリシーズ〈1〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)

  • 作者: ジェイムズ ジョイス
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2003/09
  • メディア: 文庫

ユリシーズ〈2〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)

ユリシーズ〈2〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)

  • 作者: ジェイムズ ジョイス
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2003/09
  • メディア: 文庫
ユリシーズ〈3〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)

ユリシーズ〈3〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)

  • 作者: ジェイムズ ジョイス
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2003/12
  • メディア: 文庫
ユリシーズ〈4〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)

ユリシーズ〈4〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)

  • 作者: ジェイムズ ジョイス
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2003/12
  • メディア: 文庫
ユリシーズ〈1~3〉

ユリシーズ〈1~3〉

  • 作者: ジェイムズ ジョイス
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 1997/03
  • メディア: 単行本
ユリシーズ〈4~6〉

ユリシーズ〈4~6〉

  • 作者: ジェイムズ ジョイス
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 1997/08
  • メディア: 単行本
↓これは参考になります。
ジェイムズ・ジョイス ユリシーズ百科事典

ジェイムズ・ジョイス ユリシーズ百科事典

  • 作者: 小川 美彦
  • 出版社/メーカー: 英宝社
  • 発売日: 1997/05
  • メディア: 単行本

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新作「怪談新耳袋 絶叫編 上下」情報 [ドラマ]

現時点では発表されていないが、amazonの方に「現在在庫切れです」となっているが、物が出ているので記してしまいます。先の記事「銭形零19話[裏ネタ編]」を記していて、鈴木浩介監督を調べていたら表題の作品に出会いました。で、主演は6代目・大政絢ちゃんになっていました。

5代目・早織ちゃんも、アフター銭形で「怪談新耳袋 絶叫編」に出演していたが、妹・ちゃんもアフター銭形で同じように「怪談新耳袋 絶叫編」に出演するのですね。早織ちゃんの時は「:黒い男たち」「:うしおんな」というように「左右」となっていたが、ちゃんの作品は「上下」となっていて「:ふたたび」「:ぎぃ」となっている。詳しいことはまだ不明であるが、「上:ふたたび」は監督、脚本:三宅隆太、「下:ぎぃ」は井口昇監督、時間は共に50分、出演は共にちゃんの名前しか分かっていません。

ということで、1話5分の「怪談新耳袋」は完結したものの、新シリーズである「絶叫編」として今後も制作していくのですね。で、今回はその第2弾ということになる。早織ちゃんの時が「左右」で今度が「上下」ときたので、その次の第3弾は「前後」ということで、7代目ケータイ刑事が終了後に主演する、と考えたらいいんでしょうかね?(現時点では7代目はまだですけど...→丹羽Pの頭の中では名前も、誰が演じるのかも決まっていると思いますが...)

DVDの方は色々と調べてみると今年の7月上旬に発売になるようである。こうなると、去年の早織ちゃん主演の2作と同様に、DVDの発売が7月(「左右」は2007/7/11発売でした。)なので、その発売直前の6月最終週と7月第1週にBS-iが放送するのではないかと予想されます。

DVDのリリースまでまだ3ヶ月もありますし、いずれはBS-iからも正式に発表されるでしょうから、とりあえずは静観するということで情報待ちということにしておきます。

※4/4追記
「上:ふたたび」の方はタイトルが変わって「上:ぶぅん」になった様ですね。但し、今後も、下を含めてタイトルの変更はあるかも知れません。

 

↓これらです。

怪談新耳袋 絶叫編 上 ふたたび

  • 出版社/メーカー: ビーエス・アイ
  • メディア: DVD

怪談新耳袋 絶叫編 下 ぎぃ

  • 出版社/メーカー: ビーエス・アイ
  • メディア: DVD
↓こちらは早織ちゃん主演作

怪談新耳袋 絶叫編 左

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD
怪談新耳袋 絶叫編 右

怪談新耳袋 絶叫編 右

  • 出版社/メーカー: キングレコード、ビーエス・アイ
  • メディア: DVD
↓「銭形海」もピックアップしておきます。
ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD
ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~

ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • メディア: DVD

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ケータイ刑事銭形零19話(2nd.6話)[裏ネタ編] [ケータイ刑事]

今回から「銭形零[裏ネタ編]」は木曜の一番のみの週1本になります。(日曜の1本目は「銭形海[裏ネタ編]になります。)残り8本を週2だったら一ヶ月で終わることになるはずだったが、週1で2ヶ月が必要になります...


今回の物語は、2nd.6話「演技が出来ずして演出が出来るか! ~連続監督殺人事件」です。この物語の特徴は、これまでの「ケータイ刑事」シリーズで監督を務めた人たちがそのまま出てくるということで、BSならではのアイデアです。裏話も出てくるなど、普通では考えられない面白さが凝縮している物語です。そんな中から今回はネタ探しが難しいのだが、劇中に出てきた「万国旗」についてと、12人の監督が登場した中から映画組の7人の監督(安藤尋、鈴木浩介、佐々木浩久、古厩智之、三原光尋、井口昇、豊島圭介)について記すことにする。(「七人の侍」を意識した訳ではありません)

尚、MBSの放送の時に記事は「ここをクリック(MBS)」、BS-iの再放送時に「[改訂版]」として記したものは「ここをクリック(改訂版)」して下さい。

万国旗」:世界中の国々の国旗のことである。また、国ではなく国連や赤十字などのような国際組織の旗も含まれるのが一般的である。特に身近な所では、学校の運動会などで飾り付けられることが多く、その他、パーティ会場や各種イベントなどでも飾られることが多い。但し、そこで使われる各国の国旗は、正式なサイズのものではなく、その縮小版というのが一般的である。また、当然のことながら、世界中全ての国の旗が使われていなくても「万国旗」と言う。(流石に1ヶ国だったら言わないが、複数の国の旗があれば「万国旗」と言う。)

今ではパーティ・グッズの一つのようになっているが、あなたはどれだけの国の国旗が分かりますか?(世界には200と少しの国がありますが、半分ぐらいは分かるように勉強しましょう!)

7人の映画監督たち」:(注釈)「ケータイ刑事」シリーズの監督本数は「銭形海」終了時点の本数です。ちなみに「」~「」でTVシリーズ183本、映画2本があります。

年齢の参考のために記しておくと、丹羽Pは1964年生まれです。→1人だけ'70's生まれがいるが、それ以外は'60'sのうまれであり、丹羽Pとほぼ同年代と言っていいですね。

安藤尋監督」:1965年生まれ。「ケータイ刑事」シリーズでは「」以外の5作で監督を務めていて、18本という本数は佐々木監督に次いで堂々の2位である。最初は成人向け映画の監督を務めていた。1997年の「pierce LOVE&HATE」から普通の作品の監督を務めるようになった。それ以降の主な作品は「dead BEAT」(1998年)、「blue」(2002年)、「ZOO」(2004年)、「ココロとカラダ」(2004年)、「僕は妹に恋をする」(2006年)など。

鈴木浩介監督」:1961年生まれ。「ケータイ刑事」シリーズでは「」以外の5作で監督を務めていて、13本の監督作がある。1991年の「平成恋愛大図鑑 土下座物語」からOV作品での監督作が多数ある。主な作品は「報復 REVENGE 劇場版」(1999年)、「DRUG GARDEN」(2000年)、「EKOEKO AZARAK/エコエコアザラク」(2000年)、「RESET リセット」(2001年)、「夏風」(2002年)、「もうひとりいる」」(2002年)、「体温」(2003年)、「君のままで」(2003年)、「帰ってきた!刑事まつり」(2003年)、「情無用の刑事まつり」(2005年)、「日掛け金融地獄伝」シリーズ(2006年)、「想い出の渚」(2007年)など。

また、今年の夏には「怪談新耳袋 絶叫編」の新作(主演は6代目のちゃん)で、今度は「上下」ということで「上:ふたたび」「下:ぎぃ」の2本が準備されている様です。→お姉ちゃまは「左右」でしたね。放送予定は2008年7月のようでする

佐々木浩久監督」:1961年生まれ。「ケータイ刑事」シリーズには「」から参加して、TVシリーズ21本、映画(「M1」)1本で監督を務めている。ということで「ケータイ刑事」シリーズ最多演出記録ホルダーである。また、3本の脚本も書いている。(その3本では監督は務めていない。)1994年の「ナチュラル・ウーマン」で初監督を務めた。佐々木監督の名前を広く知らしめたのはカルト的な人気を集めた2000年の「発狂する唇」、その第2弾「血を吸う宇宙」(2001年)である。また、記念すべき「ケータイ刑事」の劇場版第1弾である2006年の「ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状」(=いつも「M1」と記している作品)の監督ということを忘れてはいけない。主な作品は「血を吸う宇宙 外伝 変身」(2002年)、「悪夢の刑事まつり「刑事発狂」」(2004年)、「学校の階段」(2007年)、「トリコン!!! triple complex」(2008年)など。

古厩智之監督」:1968年生まれ。「ケータイ刑事」シリーズでは「」~「」の全6作全てで監督を務めている3人の中の一人であり、これまでに11本で監督を務めている。「映画監督」であるが、TV作品でも結構監督を務めている。学生時代の「灼熱のドッジボール」が1992年にぴあフィルムフェスティバルでグランプリを受賞し、1995年の「この窓は君のもの」で監督デビューを果たす。2001年の「まぶだち」はロッテルダム国際映画祭でタイガーアワードグランプリと国際批評家連盟賞を受賞、2005年の「さよならみどりちゃん」ではナント三大陸映画祭で銀の気球賞(準グランプリ)を獲得している。(この作品は星野真里さんが同映画祭で主演女優賞を獲得している。)それ以外の作品は「Indies.B ボクサーと凧」(1999年)、「ロボコン」(2003年)、「奈緒子」(2008年)、「ホームレス中学生」(2008年)など。

三原光尋監督」:1964年生まれ。「ケータイ刑事」シリーズでは「」~「」の全6作全てで監督を務めている3人の中の一人であり、これまでに14本の監督作がある。(この数は第3位である。)また、今回の物語以外にも「・1st.15話」にもチラッと出演している。こてこての関西人である。また、中華料理の腕は一品と評価がよい。1990年の「栄養成分表示」が初監督作品で、1992年の「風の王国」で福岡アジア映画祭グランプリを獲得している。主な作品は「真夏のビタミン」(1993年)、「SLAP HAPPY」(1996年)、「燃えよピンポン」(1997年)、「絵里に首ったけ」(2000年)、「あしたはきっと…」(2001年)、「スキトモ」(2007年)など。また、2004年の「村の写真集」では上海国際映画祭最優秀作品賞を受賞している。

井口昇監督」:1969年生まれ。「ケータイ刑事」シリーズでは「」から「」の4シリーズで各1本ずつ、合計4本で監督を務めている。監督だけではなく、俳優としても活動していて、出演作品の数もかなりの数に達する。AV関係でも監督を務めていて、その数もそれなりの数になっている。一般映画では1998年の「クルシメさん」がデビュー作になる。主な作品は「わたしとクルシメさん」(1998年)、「恋する幼虫」(2003年)、「猫目小僧」(2005年)、「おいら女蛮」(2006年)、「卍(まんじ)」(2006年)、「片腕マシンガール」(2007年)など。

豊島圭介監督」:1971年生まれ。「ケータイ刑事」シリーズでは「」と「」で2本ずつ、合計4本の監督作がある。BS-iの「怪談新耳袋」で監督デビューを果たし、ホラー映画関係の作品が多い。また、今回の物語では「映画組」に入れられているが、テレビ作品での監督というのが多い。主な作品は「幽霊VS宇宙人」(2002年)、「怪談新耳袋 ノブヒロさん」(2006年)、「幽霊VS宇宙人」(2007年、(注)2002年の作品とは別作品である。)、「ユメ十夜 第五夜」(2007年)など。

 

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

万国旗ピック 50本X12個

万国旗ピック 50本X12個

  • 出版社/メーカー: Amscan
  • メディア: おもちゃ&ホビー
国旗のえほん

国旗のえほん

  • 作者: 戸田 やすし
  • 出版社/メーカー: 戸田デザイン研究室
  • 発売日: 1987/07
  • メディア: 単行本
↓いくつかピックアップしておきます。
僕は妹に恋をする プレミアム・エディション

僕は妹に恋をする プレミアム・エディション

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD
エコエコアザラク

エコエコアザラク

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD

トリコン!!! triple complex

トリコン!!! triple complex

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD

発狂する唇

発狂する唇

  • 出版社/メーカー: アップリンク
  • メディア: DVD

血を吸う宇宙

血を吸う宇宙

  • 出版社/メーカー: アップリンク
  • メディア: DVD

さよならみどりちゃん

さよならみどりちゃん

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
ロボコン

ロボコン

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD

スキトモ

スキトモ

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • メディア: DVD

村の写真集

村の写真集

  • 出版社/メーカー: エスピーオー
  • メディア: DVD

恋する幼虫

恋する幼虫

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD

猫目小僧

猫目小僧

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • メディア: DVD

幽霊VS宇宙人 1

幽霊VS宇宙人 1

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD

怪談新耳袋 ノブヒロさん

怪談新耳袋 ノブヒロさん

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD


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