「WINNING RUN」 [映画(洋画)]
表題の作品は1983年のイタリア映画「ウイニングラン」である。F1グランプリ、ロードレース、モトクロスの二輸レースを追ったドキュメンタリー作品である。'80's初頭に活躍していたドライバーやライダーたちが登場するということで、映画作品であるが、記録資料という意味合いの方が現在では強くなっている。また、レーシング・ドライバーとしても知られているP.ニューマンも登場するというのは、ファンにとっては貴重な所である。
作品データを記しておくと、時間は96分、監督はマリオ・モッラ、撮影はアントニオ・クリマーティ、エンニオ・グァルニエリ、ヤン・デ・ボン、ダニロ・デシデリの4人、音楽はダニエル・パトゥッキである。そして出演は、ニキ・ラウダ、ジル・ヴィルヌーブ、マリオ・アンドレッティ、ポール・ニューマン、ケケ・ロズベルグ、ジョン・ワトソン、ルネ・アルヌー、フレディ・スペンサー、マルコ・ルッキネリ、ケニー・ロバーツ、片山敬済、たちである。
F1は、1980年から1983年のサンマリノ・グランプリまでが記録されているが、1982年のベルギー・グランプリの大クラッシュは衝撃を受けるところである。ロードレースの方もクラッシュ・シーンが入っていて、これも衝撃を受けるところである。
それらのクラッシュ・シーンは作り物ではなく、本物のシーンが集まっているということで、迫力は本物であり、凄い所である。ただ、そういう危険と隣り合わせという所を据えるのではなく、チャンピオン争いに焦点を当てるというように、違った観点からまとめることも出来るだけに、ちょっと考えて欲しい所でもあるように感じる。が、今となってはどれもが貴重なシーンということになるだけに、ドキュメンタリー作品であるが、その枠を越えて、記録映画ということではとても貴重なものとなり、再評価してもよいと思う次第である。
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キミ犯人じゃないよね？#6 [ドラマ]
公式HPには「脚本：加藤純也」とあったのも「脚本：加藤淳也」と修正されていて、やっぱりKJ脚本だったんですね。で、研究熱心なKJらしく、今回も「ケータイ刑事」ネタが随所にありました。「銭形泪・2nd.8話」のように飾りとしてだけの甲冑ではなく、「銭形海・2nd.6話」のように事件にしっかりと絡む甲冑。使われ方は「銭形泪・1st.8話」のミイラと同じ使われ方でした。（これをベースにしたと言って良いですね。）
前回と今回の間に、横浜球場の方に出張していた柴田太郎さんの見せ場は特になく、平凡だったが、KJは鑑識・柴田太郎の物語は書いていない（「銭形雷」から「ケータイ刑事」に参加している。）ことを考えたら順当なところですかね。→横浜球場への出張は「ここをクリック」して下さい。こちらで柴田太郎らしい所をたっぷりと見せてくれたので、今回の物語では存在感が薄くても許せます。
新郎新婦が一晩中お祈りをしなければならない、という変な風習があり、へんてこりんなお祈りをしていたが、これが何故か「宇宙人に感謝の祈り」をという「銭形海・1st.3話」のお祈りそっくりでした。
また、凶器が溶けてなくなるというのは古くからあるものだし、「氷」というのはありふれたものである。「銭形愛・5話」の「飴」ようにもう一捻り欲しかったですね。そして「着脱に時間がかかる」というのは「銭形舞・5話」が浮かびます。そして、殺害に使った凶器（スカーフ）を燃やすというのは、最近では「銭形海・1st.5話」が思い出される。
ネタとして出てきた「習志野」「31」「阪神」。言うまでもなく掛布であるが、今ではすっかり某TV局で江川と共に、茶飲み友達の隠居じいさんのようになっちゃって...（もはや、掛布監督も江川監督も、実現は無いでしょうね...）
さくらのコスプレは寅さんを意識した実演販売員、そしてメイド姿があり、冒頭でのドレスを選んでいる所もこの一種ということになる。が、着替えの途中で何か一つ、とんでもないものでも仕込んでおいて欲しかったところです。
トリックを解いたのは良いが、今回は物的証拠がなく、惚けられたらそれ以上は追求できないので、犯人にはとことん惚けて貰いたかったのだが、簡単に自供してしまったのは残念でした。力業でいいので、もうあと一つ、犯行を決定づける証拠を出すべきでした。
ということで、KJ脚本ということで期待度が高かっただけに、柴田太郎に関しては良いとしても、ちょっと消化不良で外された、という感じでした。
次回の脚本は「ケータイ刑事」には関係していない人であるだけに、柴田さんも開店休業でしょうし、「ケータイ刑事検定」の方もお休みでしょうね。一応、宇田川が誘拐されるということで、「銭形舞・11話」が頭に浮かぶ（五代さんが誘拐された物語）が、コケた「四姉妹探偵団」をネタにした「3姉妹誘拐団」って、不安の方が先にくる...(はるか、あすか、しずかって、「風のハルカ」のはるか、と「ボウケンジャー」の風のしずかからですよね...)
↓今回はこれらですね。（「海・2nd.」はまだありませんが...）
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TBは http://meichiku-et.seesaa.net/article/97016642.html を参照されたし。
名曲探偵アマデウス#7 モーツァルト「ピアノ協奏曲 第20番」 [ドラマ]
今回取り上げられたのはモーツァルトということで、この番組タイトルに「アマデウス」とあるだけに、特別力が入った物語といって良い内容でした。所長が今までにない弾けぶりを見せていたのが面白い所でした。が、それ以上に、今回はゲストが櫻井淳子さんということで、「ハート」の沙良ちゃんとゆかりさんのその後、というような感じがしました。（2001年のNHKドラマ「ハート」で、黒川芽以さん
が沙良、櫻井淳子さんがゆかりを演じていました。また、あの時の沙良ちゃんが成長して大人になって落ち着き、カノンになったようですし、ゆかりさんはあの後、またまた離婚してママになった、としても不思議ではないですし...）→NHKさんもやってくれるキャスティングでした。
今週のカノンさん。いつものように感情豊かに色んな表情を見せてくれます。レコードに針を降ろすのも、ピアノを弾くのも、両方ともしっかりとありました。特に、レコードの針降ろしは随分と手慣れたようだったが、やっぱりカンチレバーを痛めてしまうような気がしてなりません。（まあ、放送局が使っていたDL-103とか、有名なTYPEⅢ、Ⅳなどのような高級カートリッジではないので、カンチレバーも太くて丈夫なのでしょうね。）筆者だったら、カノンさんに針の降ろし方をもっと指導してしまいますけど、所長はそういうところは気にしないのでしょうね。
冒頭、カノンさんは
本を読んでいて、所長は机の上のメトロノームに合わせて体を動かしているのは暇そうな探偵事務所をうまく表しているところだが、所長に突っ込んで欲しい所でもありました。そこにやってきた銀座のママ（「卯たひめ」という店の名前のノリはやっぱり「ケー刑事」のような所がありますね。）で、
『つぐない』を歌うママ。所長はモーツァルトの『ピアノ協奏曲 第20番』と直ぐに分かるのは流石です。
シンコペーションの説明で手を叩いて説明している所長の姿は、何かシンバルを叩く猿の玩具を見ているような気になっちゃいました。（首が頷くように動いていましたし...）
24分過ぎに、解決していないのに「お店の準備が...」と言って依頼者のママさんが帰って行ってしまうという今までにない展開はちょっと新鮮でした。（しっかり者のカノンさんも後を追うことはしませんでした。）そして27分過ぎに再びママが飛び込んできて、第3楽章へということで、続いていく。
カノンさんが第3楽章に第1楽章の『つぐない』に似たメロディがあるのに気づくというのも、耳が良い証であり、面白い所でした。（やっぱりカノンさんもただ者ではないですね。）
解決して、ママが所長の頬に軽く
チュウをした所、カノンさんの複雑な表情がまた面白い。所長も暫くしてからにやつくというのも面白い所でした。が、その後は曲の演奏へいき、ドラマのオチは無かったので、最終的なドラマのオチとしたらもう一捻り欲しかった所でもありました。
来週は第3話のバッハ「ゴールトベルク変奏曲」が再放送されます。（更に、再来週5/30も再放送と言うことになっている。→第4話でしょうかねぇ???）で、ファイルNo.8は6/6の放送となって、シベリウスの「交響詩･フィンランディア」です。（このため、来週と再来週は本作についてはお休みします。）
ファイルNo.5からはBDレコーダーでDRモードで録画をしている（No.4まではDVDレコーダーでXSPモードで録画をしていた）のだが、「No.4までも再放送をしてくれたらいいのに（=HD画質で保存したい）」と思っていた矢先の再放送は嬉しいところでもあります。愛お姉ちゃまがナレーションをしている「完全保存版ぴあのピア」の全3回も無事にBD化できましたし、泪お姉ちゃまの本作もファイルNo.1からBD化して残しておきたいところですから... →定時枠で再放送をということは、毎週1本ずつの製作ではネタの方が厳しいということなんでしょうか？
モーツァルト : ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
- アーティスト: ハスキル(クララ),モーツァルト,マルケヴィチ(イーゴリ),コンセール・ラムルー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2000/04/26
- メディア: CD
- アーティスト: 菊池洋子,モーツァルト,井上道義,オーケストラ・アンサンブル金沢
- 出版社/メーカー: エイベックス・クラシックス
- 発売日: 2006/11/15
- メディア: CD
- アーティスト: グルダ(フリードリヒ),モーツァルト,アバド(クラウディオ),ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2001/10/24
- メディア: CD
- アーティスト: バレンボイム(ダニエル),モーツァルト,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2001/05/23
- メディア: CD
- アーティスト: 内田光子,モーツァルト,テイト(ジェフリー),イギリス室内管弦楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2005/06/22
- メディア: CD
- アーティスト: グルダ(フリードリヒ),モーツァルト,アバド(クラウディオ),ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2006/11/08
- メディア: CD
- アーティスト: カーゾン(クリフォード),モーツァルト,ブリテン(ベンジャミン),ケルテス(イシュトヴァーン),イギリス室内管弦楽団,ロンドン交響楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2001/11/21
- メディア: CD
- 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
- メディア: DVD
