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YOU'VE GOT MAIL(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1998年の映画「ユー・ガット・メール」である。N.エフロン監督+T.ハンクス、M.ライアンという「めぐり逢えたら」(1993年の作品)のトリオによる作品であるが、本作は1940年の映画「桃色(ピンク)の店」(原題:THE SHOP AROUND THE CORNER、後に邦題は「街角 桃色の店」に改題された。)のリメイク作品である。但し、オリジナル作品では「文通」だった所を、本作では現代っぽく「Eメール」に置き換えている。

作品データを記しておくと、時間は119分、原作戯曲はミクロス・ラズロ、監督はノーラ・エフロン、オリジナル脚本はサムソン・ラファエルソン、脚本はノーラ・エフロンとデリア・エフロンの2人、撮影はジョン・リンドレー、音楽はジョージ・フェントンである。そして出演は、トム・ハンクス、メグ・ライアン、グレッグ・キニア、パーカー・ポージー、ジーン・ステイプルトン、スティーヴ・ザーン、ダブニー・コールマン、ジョン・ランドルフ、デイヴ・チャペル、ハリー・ハーシュ、たちである。

ニューヨーク。キャスリーンは亡き母から受け継いだ小さな絵本の店を経営している。同棲しているフランクという恋人がいるにも関わらず、彼女はインターネットで「ショップガール」という名前を使い、知りあった見ず知らずの相手・NY152とメールの交換をして心をときめかせていた。ある日、彼女の店の近くに大手の書店チェーンが出店することになり、キャスリーンはその会社の御曹司・ジョーと対立する。が、そんなキャスリーンはNY152とのメールが救いとなっていた。一方、ジョーも恋人がいながら、やはりインターネット上で知り合った「ショップガール」とのメールのやりとりに癒されていた。そんな中、チェーン店の出店でキャスリーンの店は倒産してしまう。そんな中、NY152から直接会うことを提案され、それを受けた。で、待ち合わせの場所にやってきてNY152が来るのを待っていたら、そこに現れたのはジョーだった...

元々舞台戯曲である物語を現代風にアレンジした作品であり、時代に合わせて上手く描いているラブ・ストーリーである。こういう役を演じさせると、M.ライアンはハマルものである。そして、ロマンティックな物語を演出しているのがオールディーズ・ソングやシンガー・ソングライターの哀愁漂うサウンドである。ということで、サントラ盤の方は、ちょっとしたオールディズ・ナンバーのオムニバス・アルバムのようになっている。(これだけでも価値のあるアルバムである。)

サントラ盤の収録曲は以下の全15曲である。『Puppy Song』『Dreams』『Splish Splash』『Dummy Song』『Remember』『Dream』『Rockin' Robin』『Lonely At The Top』『Signed, Sealed, Delivered I'm Yours』『I Guess The Lord Must Be In New York City』『Over The Rainbow』『Anyone At All』『I'm Gonna Sit Right Down (And Write Myself A Letter)』『"You've Got Mail" Suite』『You Made Me Love You』。

安心して聴くことが出来るお馴染みの曲が集まっているということで、映画とは関係なく、懐かしの名曲に接することが出来るのは嬉しい所である。また、Eメールという如何にも現代的なものを題材にしているが、音楽の方は最新技術を使った派手なものではなく、哀愁感漂う人間味のある曲ばかりというのもまた面白い所である。

映画を見て、そこからオールディズ・ナンバーに浸るのも良いが、映画を切り離して、オールディーズ・ナンバーの世界に入っていくのも良い。ということで、幅広いファンに聴いてもらいたいサントラ盤である。

 

You've Got Mail: Music From The Motion Picture

You've Got Mail: Music From The Motion Picture

  • アーティスト: Original Soundtrack
  • 出版社/メーカー: Atlantic
  • 発売日: 1998/12/17
  • メディア: CD

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ユー・ガット・メール 特別版

ユー・ガット・メール 特別版

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD

ユー・ガット・メール

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD

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街角 桃色の店

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  • 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
  • メディア: DVD

世界名作映画全集131 街角桃色の店

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  • 出版社/メーカー: GPミュージアムソフト
  • メディア: DVD


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「YEAR OF THE DRAGON」 [映画(洋画)]

表題の作品は1985年のアメリカ映画「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」である。ハリウッドの歴史に残る失敗作「天国の門」に続くM.チミノ監督の作品ということで注目度が高くなった作品である。日本での評価はそれなりに高いが、アメリカでの評価は今ひとつ良くないという面白いことになっている。NYのチャイナタウンにはびこる非合法的組織と、それを敵視するNY市警の杜志宇を描いたクライム・アクション作品である。

作品データを記しておくと、時間は134分、原作はロバート・デイリー、監督はマイケル・チミノ、脚本はオリヴァー・ストーンとマイケル・チミノの2人、撮影はアレックス・トムソン、音楽はデヴィッド・マンスフィールドである。そして出演は、ミッキー・ローク、ジョン・ローン、アリアーヌ、ヴィクター・ウォン、レナード・テルモ、レイ・バリー、キャロライン・カヴァ、エディ・ジョーンズ、トニー・リップ、たちである。

ニューヨーク、チャイナタウンのあるレストランでチャイニーズ・マフィアのボスが暗殺された。これは組織の近代化を目指す若手のリーダー・ジョーイ・タイの謀略によるものであった。ジョーイ・タイは後釜の座を掴むと組織を変えようとして、あの手この手を打ってくる。一方、NY市警のスタンレイはチャイナタウンの抗争を抑えるために送り込まれた敏腕刑事であり、ベトナム戦争の後遺症として黄色人種に対して恨みを持っていた。そんな彼は組織そのものを壊滅させようとするが、このやり方にチャイナタウンの長老や市の幹部たちの反感を買っていて、警察内部で孤立していた。組織を壊滅させるため、ジョーイ・タイとの抗争をエスカレートさせていくスタンレイ。ジョーイ・タイのレストランに従業員として潜入していた中国系刑事が惨殺されたことで、スタンレイは店に乗り込んでジョーイ・タイに食ってかかる。が、これによってジョーイ・タイは部下にスタンレイの別居中の妻を襲わせて殺した。これによってスタンレイのジョーイ・タイに対する怒りは頂点に達した。で、麻薬取引現場に姿を現したジョーイ・タイと決着を付けようとする...

何と言ってもジョン・ローンの存在感である。(本作の演技が評価されて、この後「ラスト・エンペラー」で溥儀を演じることになる。)野心に燃え、一つずつ階段を上っていき、頂点に立つとやりたいことを徹底的にやる。本当に怖くなってしまう迫真の演技があるから本作が生きることになる。(やはり、敵役の存在感が重要である。)

O.ストーンが脚本に絡んでいると言うことで、どうしても「ベトナム戦争」に繋ぐ所を出したいという気持ちは分かるが、スタンレイの設定、更には彼に関する部分では冗長度が高く、もっとスマートにした方が良かったと思えるが、全てはジョン・ローンによって救われた、といった感じになった作品である。

また、チャイナタウンのセットは見所の一つでもある。ただ、かなりデフォルメした部分もありますが...

 

イヤー・オブ・ザ・ドラゴン

イヤー・オブ・ザ・ドラゴン

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン
  • メディア: DVD

↓原作

イヤー・オブ・ザ・ドラゴン〈上〉 (徳間文庫)

  • 作者: ロバート デイリー
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 1991/09
  • メディア: 文庫

イヤー・オブ・ザ・ドラゴン〈下〉 (徳間文庫)

  • 作者: ロバート デイリー
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 1991/09
  • メディア: 文庫


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BEST HIT USA 2008[2008/5/20] [音楽(etc.)]

いつものように、一番早い放送である火曜日夜のBS朝日の放送において、ON AIR曲と「TIME MACHINE」のコーナーの情報を中心に記します。前回が余りにも酷い内容になっていたこともあって、今回はある程度修正されていました。(が、まだ一部に病巣は残っていました。)

最初は、「最近はDL出来ないものにこそ価値がある...」という話から入り、ライヴ・ビデオが貴重なものになっているということで、2007年のアリゾナ州・フェニックスでのライヴで、FALL OUT BOYの『Beat It』でスタートでした。これに続いては「HOT MENU」のコーナーで、久しぶりにアルバムを発表したこの人ということで、NELLY featuring FERGIEで『Party People』でした。

これに続いて「COUNTDOWN USA」で、「TOP 40フォーマット」のという注釈が当たり前のように入り、その20位から11位までの発表、今週のALTERNATIVE CHARTのTOP 10がRACONTEURSの『Salute Your Solution』(今週の6位)に乗せて行われました。

CMを挟んでからは、「STAR OF THE WEEK」のコーナーとなり、ELLIOTT YAMINということで、インタヴューがあってから、大ヒット中の『Wait For You』がON AIRされました。(曲の途中から再びインタヴューの続きになりました。)そして「TOP 40フォーマット」(こう言われると、Billboardと勘違いしかねない。何だかんだ言ってもR & Rですし...)の10位から4位の発表、RHYTHMIC CHARTのTOP 10が1位のLIL WAYNE featuring STATIC MAJORの『Lollipop』に乗せて続きました。

CMを挟んでからの「TIME MACHINE」のコーナーは5/20いうことで、以下の7件が紹介されました。

1967年:BBCがBEATLESの『A Day In The Life』を放送禁止処分とした。理由は歌詞がドラッグを連想させるというものだった、1967年:THE YOUNG RASCALSの『Groovin'』が全米シングル・チャートで1位となる。(合計4週間1位の内訳は、2週連続1位、2週明け渡して返り咲いて2週連続1位でした。また、1967年のBillboard年間シングル・チャートでは9位にランクインしている。)、1971年:CHICAGOPETER CETERAが大リーグのドジャース-カブス戦を観戦中、3人の男から髪が長いと因縁を付けられて暴行を受けた。4本の歯を折られ、病院に運ばれて5時間にわたる手術を受けた、1972年:T-REXの『Metal Guru』が全英チャートで1位を獲得、4週連続1位の大ヒットとなる、1978年:WINGSの『With A Little Luck』(邦題は「しあわせの予感」)が全米シングル・チャートで1位となる。PAULにとってはソロとなって6曲目のNo.1ソングとなった。(2週連続1位となり、1978年のBillboard年間シングル・チャートでは18位にランクされている。)、1985年:HALL & OATESがNYのアポロ・シアターの再オープンを祝うコンサートに、ヘッドライナーとしてライヴを行った、1998年:6日前に心臓発作で82歳で亡くなったFRANK SINATRAの葬儀がビバリーヒルズの墓地で行われた。多くのアーティストたちが参列した。

また、5/20が誕生日のアーティストとして紹介されたのは以下の3人でした。JOE COCKER(1944年生まれ)、CHER(1946年生まれ)、GO-GO'SのJANE WIEDLIN(1958年生まれ)。

このコーナーからは、今回は2曲ということになりました。まずはFRANK SINATRAということで、1970年のロンドン・ロイヤル・アルバート・ホールでのライヴで『My Way』が、そして1967年のエド・サリヴァン・ショーからTHE YOUNG RASCALSの『Groovin'』と続きました。

続いて「C/D USA」のTOP 3の発表を挟んで、最後のリクエスト曲は、1987年のRICHARD MARXの『Should've Known Better』でした。いかにも'80'sらしいサウンドのロック・チューンですね。でも、こういう曲は好きです。

次回は、水球の放送が入るため、いつもより1時間繰り下がって、24:00のスタートとなります。(よって、UPはいつもより遅くなります。)EPGの番組情報によると、ゲストはシンディ・ローパー、レオナ・ルイス、アッシャーの名前があり、説明文の方は、約20年ぶりの再会にシンディ・ローパー大興奮!さらに世界の歌姫レオナ・ルイス!アッシャーも登場!とありました。(ゲストの名前をそのまま並べただけという説明文とはねぇ...)

 

 

Live in Phoenix

Live in Phoenix

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: DVD

FOBの頂上決戦!~ライヴ・イン・フェニックス(完全初回生産限定)

  • 出版社/メーカー: UNIVERSAL INTERNATIONAL(P)(D)
  • メディア: DVD
Party People

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  • アーティスト: Nelly,Fergie
  • 出版社/メーカー: Universal UK
  • 発売日: 2008/05/27
  • メディア: CD
CONSOLERS OF THE LONELY

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  • アーティスト: THE RACONTEURS
  • 出版社/メーカー: WB
  • 発売日: 2008/03/29
  • メディア: CD
コンソーラーズ・オブ・ザ・ロンリー

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  • アーティスト: ザ・ラカンターズ
  • 出版社/メーカー: Warner Music Japan =music=
  • 発売日: 2008/05/28
  • メディア: CD
WAIT FOR YOU

WAIT FOR YOU

  • アーティスト: エリオット・ヤミン
  • 出版社/メーカー: エイベックス・エンタテインメント
  • 発売日: 2008/05/21
  • メディア: CD
Elliott Yamin

Elliott Yamin

  • アーティスト: Elliott Yamin
  • 出版社/メーカー: Hickory
  • 発売日: 2007/03/20
  • メディア: CD
Tha Carter III

Tha Carter III

  • アーティスト: Lil Wayne
  • 出版社/メーカー: Universal
  • 発売日: 2008/06/10
  • メディア: CD
Nothing But the Best + DVD

Nothing But the Best + DVD

  • アーティスト: Frank Sinatra
  • 出版社/メーカー: Rhino
  • 発売日: 2008/05/13
  • メディア: CD
Greatest Hits

Greatest Hits

  • アーティスト: Richard Marx
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 1997/11/04
  • メディア: CD
リチャード・マークス

リチャード・マークス

  • アーティスト: リチャード・マークス
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1999/06/30
  • メディア: CD
Richard Marx

Richard Marx

  • アーティスト: Richard Marx
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 1991/11/05
  • メディア: CD

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BRYAN ADAMS『SO FAR SO GOOD』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1993年に発表されたコンスピレーション・アルバムである。1983年の「CUTS LIKE A KNIFE」から1991年の「WAKING UP THE NEIGHBOURS」のヒット曲を収めたベスト盤に新曲が加わった形のアルバムである。新曲を追加する形のベスト盤というのは、今ではすっかり定着しましたね。イギリスではNo.1の座を獲得しており、アメリカでもBillboardで最高位6位、1994年の年間アルバム・チャートでは17位にランクインしている。(内容を考えたら当然でしょうね。)

収録曲は以下の全14曲である。『Summer Of '69』『Straight From The Heart』『It's Only Love』『Can't Stop This Thing We Started』『Do I Have To Say The Words?』『This Time』『Run To You』『Heaven』『Cuts Like A Knife』『(Everything I Do) I Do It For You』『Somebody』『Kids Wanna Rock』『Heat Of The Night』『Please Forgive Me』。

この中からシングル・カットされたのは『Please Forgive Me』であり、Billboardのシングル・チャートで最高位7位を記録し、1994年の年間シングル・チャートでも27位にランクインするビッグ・ヒットになった。

本アルバムからのお薦め曲は、ベスト盤と言うことで選ぶのも難しいので、特にこれというものは記さないことにする。(個人的に好きな『Straight From The Heart』(→これはBONNIE TYLERの歌うものもしっかりと聴いてもらいたいところである。)があるということで、一応OKです。)

つい先日、ニューアルバム「11」を発表したばかりであり、ハスキー・ボイスは相変わらずという所を見せてくれている。そんな彼のキャリアも随分と長くなった。で、以前の曲を聴きたくなることがある。そんな時、本アルバムは彼のキャリアの前半の代表的な曲が収められていると言うことで、本アルバムの存在は大きいものとなる。手元に置いておきたい1枚である。

 

So Far So Good

So Far So Good

  • アーティスト: Bryan Adams
  • 出版社/メーカー: Universal Japan
  • 発売日: 1993/11/09
  • メディア: CD

↓ニューアルバムはこちら

11

11

  • アーティスト: Bryan Adams
  • 出版社/メーカー: POLYDOR UK
  • 発売日: 2008/03/17
  • メディア: CD

11

11

  • アーティスト: ブライアン・アダムス
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2008/03/19
  • メディア: CD


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