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BIG COUNTRY『THE CROSSING』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年に発表された彼らの1st.アルバムである。イギリス・スコットランド出身の彼らは、スコットランドということを感じさせるバグパイプを意識したギター・サウンドで、ケルト民族の世界観を出していて、当時はイギリスのバンドが世界的に活躍していた時期(第二次ブリティッシュ・インベージョン)でもあって、U2やSIMPLE MINDSたちと共に新たなバンドとしてもてはやされることになった。本アルバムは、そんな彼らが一気にブレークしたアルバムである。

尚、本アルバムは、イギリスでは最高位3位を記録、アメリカでもBillboardで最高位18位を記録し、1984年の年間アルバム・チャートでは54位にランクインしている。

収録曲は、オリジナル版では全10曲であったが、現在は5曲のボーナス・トラックが追加されて全15曲となっている。(後ろの5曲がボーナス・トラックである。)収録曲は以下の通りである。『In A Big Country』『Inwards』『Chance』『1,000 Stars』『Storm』『Harvest Home』『Lost Patrol』『Close Action』『Fields Of Fire』『Porroh Man』『Wonderland [US Version]』『All Fall Together [Jimmy Iovine Remix Version]』『Angle Park [US Version]』『Crossing [US Version]』『Chance [Re-Recorded Single Version]』。

この中からシングル・カットされたのは、『In A Big Country』がBillboardのシングル・チャートで最高位17位を記録、『Fields Of Fire』が最高位52位を記録している。(いずれもBillboardの年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない。)また、『Chance』はイギリスのみでシングル・カットされていて、全英で最高位9位を記録している。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、何と言っても『In A Big Country』である。バグパイプ風のギター・サウンドと言うのが新鮮であり、ダウンアンダー勢が得意としたサックスとロックが融合したサウンドと共に、'80'sの新しいサウンド大いに堪能させてくれた曲である。そして、シングル・ヒットを記録している『Fields Of Fire』と『Chance』、更には『1,000 Stars』『Harvest Home』『Lost Patrol』と言う所をピックアップしておく。

その後、1999年まで、定期的に全部で8枚のアルバムを発表し、2000年に解散。中心人物だったSTUART ADAMSONが2001年暮れに自殺してしまったことで、もはや復活することはなくなって閉まったのが残念であるが、'80's中盤に彼らが残した新風は今でも光を失っていない。'80'sのブリティッシュ・ロックを語る上では欠かすことの出来ないバンドの1つでであり、その中でも代表作である本アルバムはじっくりと聴きたいところである。

 

The Crossing

The Crossing

  • アーティスト: Big Country
  • 出版社/メーカー: Universal
  • 発売日: 2002/02/05
  • メディア: CD

 

↑ボーナス・トラックあり(全15曲) | ボーナス・トラックなし(全10曲) ↓

The Crossing

The Crossing

  • アーティスト: Big Country
  • 出版社/メーカー: Mercury
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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「流れ者」(その1) [映画(邦画)]

懐かしの邦画ヒーローシリーズの第25弾として取り上げるのは、23弾として取り上げた「渡り鳥」シリーズと同時期に製作され、しかも、「渡り鳥」シリーズと同様に、1959年の「南国土佐を後にして」をから派生した作品である「流れ者」シリーズです。

と言っても、主演・小林旭、ヒロイン・浅丘ルリ子、ライバル・宍戸錠という顔ぶれに、物語の展開も地方に流れ着いた男が、その土地の悪玉を倒し、思いを寄せるヒロインを振り切って去っていく、というものであり、主人公の名前が違うだけで「渡り鳥」シリーズとほぼ同じである。(兄弟分みたいな作品である。→違いは、「渡り鳥」シリーズの様に「ギター」というトレードマークになるものが無いぐらいですかね、おおざっぱに言うと...)

製作は日活であり、「渡り鳥」シリーズの始まった後の1960年と1961年の間に一気に5本が製作された。(1960年と1961年の2年間に「渡り鳥」シリーズの方は6本製作されている。尚、「渡り鳥」シリーズは1962年まで続いた。)

初回の今回は、シリーズ作品のおさらいということで、シリーズ全5本のタイトルと製作年を記しておく。「流れ者」シリーズは以下の全5本である。(「流れ者」の名前がタイトルに含まれているのは最初と最後の2本であるが、これらがシリーズということになる。)

シリーズ第1作「海から来た流れ者」(1960年)、シリーズ第2作「海を渡る波止場の風」(1960年)、シリーズ第3作「南海の狼火」(1960年)、シリーズ第4作「大暴れ風来坊」(1960年)、シリーズ第5作(最終作)「風に逆らう流れ者」(1961年)。

次回からは、製作順に従って、それぞれの作品について記していくことにします。

 

海から来た流れ者

海から来た流れ者

  • 出版社/メーカー: 日活
  • メディア: DVD

海を渡る波止場の風

海を渡る波止場の風

  • 出版社/メーカー: 日活
  • メディア: DVD

南海の狼火

南海の狼火

  • 出版社/メーカー: 日活
  • メディア: DVD

大暴れ風来坊

大暴れ風来坊

  • 出版社/メーカー: 日活
  • メディア: DVD

 

風に逆らう流れ者

風に逆らう流れ者

  • 出版社/メーカー: 日活
  • メディア: DVD


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怪談新耳袋スペシャル「ぶぅん」 [ドラマ]

この物語は、去年の新耳SPの「黒い男たち」の続編という物語でしたね。あの少女が横須賀さちこということで、しっかりと「黒い男たち」と繋がってました。→本作のタイトルは「ぶぅん」であったが、最初は「ふたたび」というタイトルだったことを思うと、納得です。(ちなみに、「黒い男たち」は4週後の7/27の同じ枠で再放送されます。(その翌週には「牛おんな」が再放送されるものと思われる。))ただ、展開は「牛おんな」のような感じで、一人、また一人と消えていきました。ということで、去年の「絶叫編・左右」の2作品が合体したような内容でした。

一人ずつ消えていくということで、サスペンス・ホラーという感じになっていたのと、惨殺されるのではなくて消えるということでSFミステリーとが合わさった感じだったが、ホラーと言う点ではちょっと弱かったですね。(ミステリーといった方が良いんじゃないかということです。)

去年が「おんな」で今年が「おとこ」が登場ということで、来年は「鶏」ですかね???羊、猪、馬ということも考えられますけど...(人間が肉を食べる動物が使われていますから...)でも、「豚おとこ」には去年の「牛おんな」のような恐怖が感じられませんでした。(冒頭部分で)が、これは映画の撮影だったということなので、これはこれで良いんじゃないかと...

いきなり、豚おとこに襲われ殺されそうになっている井元夏美。が、これは映画の撮影だった。「怪談!豚おとこ」という作品のクライマックス・シーンの撮影だった。が、監督は夏美の悲鳴にリアルさが感じられず、NGに。→確かに夏美の悲鳴が今ひとつ絶体絶命という崖っぷちに追い込まれた迫力がなかったですね。でも、終盤の悲鳴は迫力がありました。(ちゃん、しっかりと演じ分けが出来ているということで、流石は実力者「銭形ーズ」の一員だと感じさせてくれました。)

次のロケ現場に移動するが、その現場がNGとなり、急遽撮影できる場所を探す一行。で、ロケバスの運ちゃんが見つけた廃墟に向かい、そこで撮影をすることにした。(豚おとこのアジトっていう設定→「仮面ライダー」(最近のではなく、最初のシリーズ)に登場しそうなノリですね。豚おとこって、名前はショッカー怪人のようです。)

廃墟の中でロケハンを行い、段取りを決めていく監督。この辺りは全然怖くなかったが、トイレの所はやっぱりホラー作品と感じさせてくれる仕掛けがありました。

撮影の準備が進む中、夏美はメガネを掛けた小学生ぐらいの少女・横須賀さちこを目にしていた。が、他の人間には見えなかった。→ここで「黒い男たち」と繋がりました。

撮影が再開されたが、監督は満足できず、とりあえず休憩となる。で、トイレに言った夏美。だが、面で待っていてもらったはずのスタッフさんが消えていた。ということで、ここからいよいよです。更に、突然ブレーカーが落ちて真っ暗になり、再び灯りが点くと、夏美と監督を残して、他のスタッフさんは消えていた。

逃げる夏美と監督。が、監督は夏美のことなどどうでもよくて、夏美を突き飛ばして必死で逃げる。(主人公を恐怖の世界に叩き落とす憎まれ役をしっかりと担っていた監督でした。)が、監督もということになり、生き残ったのは夏美一人となった。(展開はまさに王道です。)

夏美を追う黒い人影。(勿論、あの男です。)追いつめられていく夏美。で、夏美も犠牲になると思ったら、それは人形だった。(途中で、夏美の死体人形に触れるシーンがあったが、それをしっかりと活かしていました。でも、その他大勢の犠牲者ならば簡単に殺されるが、主人公は簡単に殺されないのもまた王道なので、これもやはり王道でしたけど...)

で、反撃に出た夏美だったが、黒い男には通用しなかった。あわやという絶体絶命の状態から何とか逃げ出した夏美だったが、黒い男は追ってくる。廃墟の入口のガラスドアは、外からチェーンで縛られていて開かない。で、逃げる夏美。(この辺りの悲鳴は迫力ありました。)

朝になり、何とか生き延びた夏美。廃墟の表に出ることが出来たが、黒い男が...

展開は、ホラー映画の王道を行くものが次々と出てきたということで、飽きさせることはなく、サスペンスという点では良かったですね。ただ、最初にいきなり一発来たと思ったら「映画の撮影」ということで息を抜かせてくれると、(時間的に)半分ぐらいまではのんびりした展開が続いて、ちょっと退屈でした。が、その穏やかな所があったために緊張感が揺るぎ、終盤の凝縮させた王道の展開というのは気持ちよかったです。

ただ、スプラッターを求める人には不満があるでしょうね。が、「黒い男たち」と繋がりがあるということで、血しぶきが飛び散るスプラッター作品にしなかったのは正解だと思います。ホラーと言っても、ミステリー・ホラーという感じだったが、「黒い男たち」を思ったら、これはこれで良いでしょう。

尚、豚おとこのはさみがあのホラー作品をリスペクトしているというのは、言わなくても良いでしょう。でも、筆者は「シザーハンズ」のようなファンタジックな作品の方が先に頭に浮かんだんですけど...

PS.途中のCMに12秒版の銭形海DVD-BOX1」の宣伝がありました。発売になったので、これからも目にすることがあるでしょうが、12秒じゃ短すぎますよね。30秒版が見たいところです。

PS.2来週は「ぎぃ」、7/27には「黒い男たち」(再放送)があります。また、来週からの日曜朝10:30は「怪談新耳袋」の第1シリーズの再放送となります。ということで、夏はやっぱりホラーです。

 

↓本作DVDは7/9発売です。

怪談新耳袋 絶叫編 上 ぶぅん

怪談新耳袋 絶叫編 上 ぶぅん

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD

怪談新耳袋 絶叫編 下 ぎぃ

怪談新耳袋 絶叫編 下 ぎぃ

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD
↓「黒い男たち」はこちら

怪談新耳袋 絶叫編 左

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD
↓「牛おんな」はこれ
怪談新耳袋 絶叫編 右

怪談新耳袋 絶叫編 右

  • 出版社/メーカー: キングレコード、ビーエス・アイ
  • メディア: DVD
↓日曜朝の再放送
怪談新耳袋 第1夜

怪談新耳袋 第1夜

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD
怪談新耳袋 第2夜

怪談新耳袋 第2夜

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD
怪談新耳袋 1stシーズン DVD-BOX

怪談新耳袋 1stシーズン DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD
↓一応これらも
シザーハンズ (特別編)

シザーハンズ (特別編)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD
シザーハンズ (Blu-ray Disc)

シザーハンズ (Blu-ray Disc)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray
スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 特別版 (2枚組)

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 特別版 (2枚組)

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD
スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 (Blu-ray Disc)

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 (Blu-ray Disc)

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: Blu-ray

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世良公則『世良公則ツイストセルフカバー 照』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは2003年に発表されたアルバムであり、タイトルにあるように、過去のヒット曲をセルフカバーしたものである。(ベスト盤ではありません。)→近年、「セルフカバー」というものが本当に流行ってますね。まあ、本アルバムもその「セルフカバー」人気に油を注いだ一枚と言えますけど...

収録曲は以下の全14曲である。『宿無し』『Soppo』『少年』『Maggy』『Rolling 16』『銃爪』『Love Song』『I'm calling your name』『とびきりとばして ROCK’N ROLL』『PA・PA・PA』『性(さが)』『燃えろいい女』『あんたのバラード』『燃えつきぬ』。

本作の特長は、単なるセルフカバーという範疇に収まっているものではなく、ロスで録音、ウエストコーストのミュージシャンたちが参加している、ということで、往年のヒット曲が全く違う姿に生まれ変わっている。(少なくとも、アメリカン・ロックの色合いが濃くなった。)お馴染みの曲であるが、生まれ変わった新しい姿も新鮮な所があって良いものです。

彼のボーカルも年齢的なことと、シンガーとしての経験を積んだことで、ベスト盤など出聴くことが出来るヒットを記録した当時のものよりも味が出て、大人のロックという所を感じさせてくれる。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、『宿無し』『銃爪』『PA・PA・PA』『性(さが)』というところと、彼の代表的な曲である『燃えろいい女』『あんたのバラード』をピックアップしておく。特に『燃えろいい女』『あんたのバラード』は、往年のヒット曲と聴き比べてみると良いでしょう。同じ曲でも全く違うものに生まれ変わっている。

参加ミュージシャンたちが一流どころであり、それぞれが演奏に自分の持っているものをしっかりと出しているが、彼もその一流ミュージシャンたちに負けずに、しっかりと持ち味を出していて、たっぷりと聴かせてくれる。

ツイスト時代を知っている方にとっては、全く違う魅力を持ったものに生まれ変わったということで、一度は聴いてもらいたい所であるが、ツイストを知らない若い世代には、洋楽ロックの延長線から入って行くことが十分できる内容であり、そこからツイスト(世良)のサウンドを知る旅にでるのもよろしいかと...

 

世良公則ツイストセルフカバー 照-Show-

世良公則ツイストセルフカバー 照-Show-

  • アーティスト: 世良公則
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2003/09/25
  • メディア: CD


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BON JOVI『NEW JERSEY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1988年に発表された彼らの4枚目のアルバムである。前作「SLIPPERY WHEN WET」の大ヒットで世界的なバンドとなった彼らであるが、その前作は全米1位となったものの、イギリスでは最高位6位であった。本アルバムは、そんな彼らが更にパワーアップして、米英で共にNo.1の座を獲得(Billboardでは4週連続1位を記録した。)し、名実共に世界のトップ・バンドとなったアルバムである。(米英以外でも大ヒットを記録しカナダ、ドイツオーストラリアなどでも1位を獲得している。)また、Billboardでは、1989年の年間アルバム・チャートで4位にランクインしている。

収録曲は以下の全12曲である。『Lay Your Hands On Me』『Bad Medicine』『Born To Be My Baby』『Living In Sin』『Blood On Blood』『Homebound Train』『Wild Is The Wind』『Ride Cowboy Ride』『Stick To Your Guns』『I'll Be There For You』『99 In The Shade』『Love For Sale』。

説明の必要もないだろうが、この中からは5曲の全米TOP 10ヒットとなるシングル・ヒットを生んでいる。(内2曲は全米No.1となった。)1位を獲得したのは『Bad Medicine』(2週連続1位、1988年のBillboard年間シングル・チャートでは41位)と『I'll Be There For You』(1位は1週、1989年のBillboard年間シングル・チャートでは23位)である。それ以外では、最高位3位(1989年のBillboard年間シングル・チャート39位)の『Born To Be My Baby』、最高位7位(1989年のBillboard年間シングル・チャート82位)の『Lay Your Hands On Me』、最高位9位(Billboard年間シングル・チャートのTOP 100には入らず)の『Living In Sin』がヒットを記録している。

本アルバムからのお薦め曲は、全米TOP 10入りを記録するシングルが5曲もあると、流石にこれらは外せない。そのため、シングル・カットされなかった曲はスポットが当たりにくくなってしまう。よって、シングル・カットされなかった7曲の中からお薦め曲を選ぶことにする。で、ピックアップするのは『Wild Is The Wind』『Stick To Your Guns』『Love For Sale』の3曲としておく。(早い話、筆者の好みだけで選んでいます。)

大ヒットを記録した前作よりもロック色が更に強くなり、パワフルでエネルギッシュで、ロック・ファンにはたまらないアルバムである。また、パワーバラードの方もツボを得た構成となっていて、聴かせてくれるところはたっぷりと聴かせてくれている。

'80's後半のロックの名盤であり、前作と共にたっぷりと聴き込みたくなるアルバムである。じっくりと聴きましょう!

 

New Jersey

New Jersey

  • アーティスト: Bon Jovi
  • 出版社/メーカー: Vertigo
  • 発売日: 1999/02/09
  • メディア: CD

NEW JERSEY

NEW JERSEY

  • アーティスト: ボン・ジョヴィ
  • 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1995/02/25
  • メディア: CD
NEW JERSEY

NEW JERSEY

  • アーティスト: ボン・ジョヴィ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2006/09/27
  • メディア: CD
NEW JERSEY(2CD)

NEW JERSEY(2CD)

  • アーティスト: ボン・ジョヴィ
  • 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1998/11/18
  • メディア: CD

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篤姫#26 [ドラマ]

今週からは話数の上でも後半に突入しました。ということもあるのか、今回は随分と雰囲気が変わってましたね。兎に角、「お世継ぎバトル」が中心に話が進んでいき、篤姫&家定のほのぼのとしたドラマは、あるにはあったが、脇に追いやられていました。が、その影響もあるのか、ラストのところで、一気にベッドシーンか?という所があったのも、今までとは大きく違うところでした。(でも、本作にベッドシーンが登場するとは思っていませんけど...)

今回も、頭から湯気を噴きまくっているマリバロン・本寿院の怒っているところがあったが、全体的には今回はおとなしかったですね。まあ、井伊と盟約を結んだということで、悪の組織同士が手を組んだような印象を受けました。で、そうなると、マリバロンではなくて綾小路麗子といった方が良いでしょうね。(高畑さん、「特捜ロボジャンパーソン」では3つ登場する悪の組織の1つであるスーパーサイエンスネットワークの女ボスを演じていました。(で、井伊が政治力を使って社会を支配しようと企む帯刀コンツェルンといったところでしょうか。)

家定と篤姫は、相変わらずの五つ並べをしているが、そこでの会話の内容が激動の幕末期の国を動かすだけの内容になっていることを考えると、これはこれで凄いことだが、全く重みを感じさせないだけに、面白い所である。(服部半蔵だったら、床下に潜り込んで、話の全てを楽勝で聴いていそうです。→「恋忍者☆服部絢蔵」だったらどうでしょうかねぇ???(7/19の「東京少女・大政絢」のサブタイトルです。)ちゃんはちゃんの従姉妹・ちゃんです。)

次の将軍を巡って、井伊を中心とする紀州・慶福派と、斉彬たち水戸・慶喜派が活発に動く。更に。綾小路麗子・本寿院を中心とする大奥古狸チームの3つの組織がそれぞれの思惑で、朝廷という別組織の力を得て、自分たちに有利となるようにしようとする。で、紀州・慶福派と大奥古狸チームの盟約、朝廷の我関せず策で、お世継ぎのことでは水戸・慶喜派は敗北濃厚となる。状況打破のため、斉彬は建白書を出すが、結局、それも通じなかった。(一応、ここが今回の中心なので...)

そうそう、尚五郎が「小松帯刀清廉」という名前になったというのも、これまでのダメ人間・尚五郎を描いた前半との決別ということになってましたね。

篤姫を呼んだ家定。今までなら、和みのコーナーだったが、重要な話をしながらも夫婦としての信頼感がしっかりと描かれていて、良い所でした。で、篤姫は自分の意思で、慶福も慶喜も推さないということを決意した。

で、シリアスな展開が続いたと思ったら、突如、あわやベッドシーンに突入か?という事態になる家定と篤姫。今までとは全く違う重みと緊張感が続いた物語だったが、やっぱり最後にかっさらってくれました。(家定と篤姫は将軍と御台所であるが、ごく普通の町民であった場合のホームドラマというのも見たくなりました。)

次回は、いよいよ井伊直弼の安政の大獄に繋がる部分が描かれるようです。銭形愛・篤姫チームの反撃もありそうで、色々とおもしろそうですね。

来週7/6はBS-2の放送もいつもの22時スタートになるので、「怪談新耳袋SP」と被らなくなるが、妹・ちゃんの「名曲探偵アマデウス」が従姉妹・ちゃんの「怪談新耳袋SP」と完全に被ります。(「新耳SP」は仕方ないにしろ、「名曲探偵アマデウス」はBS-hiで金曜夜、土曜昼、火曜朝に放送しているので、問題はないですけど...

 

篤姫後編

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2008/06/30
  • メディア: 単行本

NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)

NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)

  • 作者: 宮尾 登美子
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2007/12/20
  • メディア: ムック
新装版 天璋院篤姫(下) (講談社文庫 み 9-8)

新装版 天璋院篤姫(下) (講談社文庫 み 9-8)

  • 作者: 宮尾 登美子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/03/15
  • メディア: 文庫
新装版 天璋院篤姫(上) (講談社文庫 (み9-7))

新装版 天璋院篤姫(上) (講談社文庫 (み9-7))

  • 作者: 宮尾 登美子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/03/15
  • メディア: 文庫
篤姫と大奥―幕末騒擾を生き抜いた御台所 (歴史群像シリーズ)

篤姫と大奥―幕末騒擾を生き抜いた御台所 (歴史群像シリーズ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2007/12
  • メディア: 単行本
↓「ジャンパーソン」はこちら

特捜ロボ・ジャンパーソン〈映画〉

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • メディア: VHS

特捜ロボ ジャンパーソン〔1〕

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • メディア: VHS


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TwellV・神宮前名画座「JOAN OF ARC」 [映画(洋画)]

今週の神宮前名画座は、日曜日のみの放送で、1948年のアメリカ映画「ジャンヌ・ダーク」でした。この枠では珍しく、カラー作品ということで、カラーでの放送でした。(白黒作品の着色処理されたバージョンの放送はあるが、カラーでの放送は元々少ない。)

この作品はI.バーグマンが演じたいと思っていた役であり、それが叶ったことになった作品である。製作費に460万ドルという巨費が注ぎ込まれ、当時としたら破格の金額である。

尚、本作のDVDソフトは100分という時間になっているが、今回放送されたのは145分のものでした。通常は2時間枠であるが、それが拡大されて3時間枠で放送されたが、時間拡大は初回の「風と共に去りぬ」以来ですね。また、CMの方は途中に入ることがなかったのは、いつもの通りでした。

作品データを記しておくと、1948年のアメリカ映画であり、時間は150分である。原作はマックスウェル・アンダーソン、監督はヴィクター・フレミング、脚本はアンドリュー・ソルト、撮影はウィントン・C・ホック、ジョセフ・ヴァレンタイン、ウィリアム・V・スコールの3人、音楽はヒューゴ・フリードホーファーとエミール・ニューマンである。そして出演は、イングリッド・バーグマン、ホセ・ファーラー、フランシス・L・サリヴァン、ウォード・ボンド、ヘンリー・ブランドン、ウィリアム・コンラッド、ジェフ・コーリイ、リーフ・エリクソン、たちである。尚、本作はアカデミー使用で、撮影賞と衣装デザイン賞を獲得している。

祖国フランスを滅亡の危機から救いながらも、国王をはじめ、貴族たちの反感を買い、また彼女自身は神への信仰を棄てなかったため、裁判にかけられて火あぶりに処せられた聖女・ジャンヌ・ダークの悲劇の生涯を描いた作品である。

が、言われているように、本作は失敗作ですね。ソフトとして流通している100分版ではなく、オリジナル版の方を放送したというのは、「神宮前名画座」の本領発揮であり、やってくれたということになり、この点は多いに評価できる。が、作品の方は冗長度が高く、特に後半の裁判となると、ちょっとだれてしまう。演出も今ひとつ歯切れが悪く、バーグマンの演技は決して悪いものではないのだが、彼女の魅力が生かされていない。彼女自身が演じたいと思っていた念願の役であるだけに、気合いが入った演技を見せてくれているだけに、残念でした。

尚、本作は「風と共に去りぬ」で知られるV・フレミング監督の遺作であり、話題の点では堂々と大作としての存在感がある。(大作と言って、ズッコケた作品もたくさんありますけど...)

果たして、2時間半とオリジナル版を今後目にすることができるのか、ということを考えたら、貴重なものを見た、ということで、これだけでよろしいかと...

尚、次回の神宮前名画座は7/12&13の放送で、ヒッチコック監督の渡米第1作の1940年の「レベッカ」です。その次は7/19(土)のみの放送(日曜はお休み)となって1952年の「黄昏」(ローレンス・オリヴィエ主演)、7/26&27はグレゴリー・ペック主演の1962年の「アラバマ物語」というのが7月のラインナップです。

 

ジャンヌ・ダーク

ジャンヌ・ダーク

  • 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
  • メディア: DVD

ジャンヌ・ダーク(吹替&字幕)

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • メディア: DVD
ジャンヌ・ダーク

ジャンヌ・ダーク

  • 出版社/メーカー: GPミュージアムソフト
  • メディア: DVD

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ゴルゴ13#12 [アニメ]

今回の物語は、アメフトのスター選手が試合中に狙撃されて死亡。ボルチモア市警は状況からゴルゴ13の犯行として、試合中継のビデオをコンピュータで分析して証拠を掴もうと、最新の技術を駆使して捜査を進める。また、その一方で、その捜査方法に反発した昔ながらの捜査方法で老刑事が事件を追っていく。警察はゴルゴを追いつめることが出来るのか?という捜査側の2つのドラマが交錯するものでした。

ゴルゴは殆ど何もしておらず、警察からは、乗り合わせた飛行機でコレラ患者が出たとして病院に収容されて、そこで休んでいただけ。一方の警察は、最新のコンピュータに頼りすぎていて、テクノロジーを過信しすぎている幹部と、昔ながらの方法とはいうものの、事件関係者を殺してしまい、後に裁判になった時に証人として使えなくしてしまう、というように、ズタボロでした。

老刑事が執念でゴルゴへの依頼人を掴むが、その依頼人と仲介人が分裂した時、(一応)正当防衛が成立するだろうが、依頼人を射殺した仲介人を一発で殺してしまうのは、どうかと...(ああいう場合は、動けないように足を撃つものですけど...)まあ、老刑事のこれまでに身についた習性というところなんだろうが、それならば仲介人が依頼者を撃つ前に踏み込むべきだし...

画像解析によってスナイパーがゴルゴだとはっきりしたと同時に、コンピュータを破壊されてしまい、証拠を失ってしまったのも、一元管理に対する危険性を全く予見していないということで、システムそのものに欠陥があるし...

また、老刑事がスタジアムの狙撃地点で狙撃に使われた薬きょうを発見したが、そんなのはとっくに発見されていて良いはず。ボルチモア市警の捜査能力はズタボロですね。→完全にテクノロジーを過信しすぎていて、基礎が出来ていない。これでは現行犯以外だったら、コソ泥ですら検挙できないような気がします。

まあ、最新技術に頼りすぎるのも、老刑事の長年の経験に頼るのも、二者択一という所が間違っていて、それぞれ良い所があるので、そのバランスが大事だと言うことを言いたい、というのは分かるが、あまりにも警察がお粗末過ぎただけの物語でした。(ある意味ではシニカルさが利いていたということになるが、おバカ過ぎるし...)

 

↓原作はこれに収録されています。

ゴルゴ13 (40) (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 1992/11
  • メディア: コミック

 

↓「アメフト」ということで思いだしたもの。

有馬隼人の楽しい!はじめてのアメフト

有馬隼人の楽しい!はじめてのアメフト

  • 作者: アサヒビールシルバースター
  • 出版社/メーカー: ベースボールマガジン社
  • 発売日: 2005/08
  • メディア: 単行本

世界のスポーツ〈1〉南北アメリカ―サッカー、野球、アメフト、バスケほか

世界のスポーツ〈1〉南北アメリカ―サッカー、野球、アメフト、バスケほか

  • 作者: 友添 秀則
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 大型本


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東京少女・桜庭ななみ#4「小さな恋」 [ドラマ]

今回は、脚本が中江有里さんというのは良いとして、ホラー映画を得意としている清水崇監督ということで、(しかも、清水監督は初のラブ・ストーリーということでした。)どういう作品になるのか、ちょっと楽しみであったが、ホラー映画で使うような演出はなかったですね。(安心しました。)

もう一つ、注目する所は、桜庭ななみが来ていた高校の制服です。スカートとブレザーのデザインは違っているが、青葉台学園の緑リボンを付けていました。「緑リボン」と言えば銭形家・次女の証であり、ちゃんとちゃんが付けていたリボンであるが、もう一つ、「恋する日曜日・2nd.」で5代目を襲名前の早織ちゃんが付けていたリボンである。(北乃きいちゃんも緑リボンを付けていた。)きいちゃんは年齢的にも銭形襲名は無くなったが、早織ちゃんの例があるだけに、これはこれで要注目です。(でも、早織ちゃんのようになるのではなく、きいちゃんのようになりそうな予感も...)

途中までは、ストーカーのようにまでしつこく彼をつけ回していて、随分と積極的に女の子だな、と思っていたが、なるほど、そうきましたか。(途中で、オチは分かっちゃいましたが...)

中学を卒業した上村ななみ。同級生たちとと高校に進学したら誰が早く「彼」が出来るのか、という話になる。が、「ななみはまだ初恋の彼が忘れられない」とみんな知っていた。で、「彼が出来たら知らせること」という(口)約束をする。そんな所に、自転車に乗った高校生がベルを鳴らしながら通り過ぎていき、ななみは危うい所だった。が、ななみは走り去っていく自転車をじっと見ていた。

(ここからは高校生になり、髪型も制服も替わる。)美術部の部室を覗いていたななみは肩を叩かれて入部希望者と思われる。ななみは「田辺純一さん、いますか?」と尋ねるが、声を掛けた美術部員には心当たりが無く、部員たちに尋ねる。が、部員たちも誰も知らなかった。

そんなななみは校舎裏で一人で読書をしている田辺を発見、声を掛けた。が、田辺は素っ気なく「俺のフルネーム知ってるならあんたもフルネームで答えろ」。これに「上村(かみむら)です。上村ななみ」と答える。が、田辺はななみの相手はしたくない様子だった。ななみは色々と田辺のことを知っているようで、色々と話し、美術部を辞めた理由を尋ねた。「絵の才能がなかったからだよ」と仕方なく答える田辺に、「じゃあ私も美術部に入るの止めよう。田辺さんと同じく帰宅部に入ります」と答える。(結構楽しい子です。→雰囲気といい、なんか舞ちゃんを見ているような気になります。)で「私、田辺さんと仲良くなりたいんです。よろしくお願いします」と告る。が、田辺にはその気はなかった。

「あんたとつきあうつもりないから」と断る田辺だったが「私、あんたじゃなく、ななみです」と行ってつきまとうななみ。田辺は自転車に乗ってななみを振りきろうとするが、ななみは走って追いかけていく。横断歩道で信号待ちをしている田辺に追いついたななみだったが、体力の限界に達していて、青信号になって田辺が走り出すと、追いつけなくなってしまった。が「私、諦めませんよ」と叫んでいたななみだった。(この辺りは「恋日・3rd.」の「レンズ越しの恋」や「きのこの恋」のようになるのか?という感もあったんですけど...)

翌日も田辺につきまとうななみ。朝、学校に駆け込んだ田辺の前にいきなり現れる。そして、昨日の田辺の行動を調べていて「昨日、桜ヶ丘で何してたんですか?」と尋ねた。が、始業チャイムがなり、この場はここまで。だが「またあとで」と言うななみだった。

図書室の前で田辺を待ち伏せしていて、田辺が借りた本を尋ねるが相手にされない。で、図書室の本の図書カードで田辺が借りた本を調べるななみ。更に、自分の授業はそっちのけで、体育の授業中の田辺の様子をじっと見ていたななみ。(→「きのこの恋」に向かっている...)

田辺が借りた本をななみも借りることにしたり、お昼の弁当を作ってきて、田辺につきまとう。(弁当にはメモとして「おにぎりは鮭とタラコ 感想、苦情も受け付けまーす」と書いてあり、更に携帯のメールアドレスもあった。)

田辺は保護者面談の日時が一人だけ決まっていなくて、そのことで先生に呼ばれるが「進路は自分で決めますから」と突っぱねた。ななみはそれを陰から見ていて、「ほっとけないんです。どうしても」と言うが「あんたに関係ないだろう」と突っぱねた田辺。(ここでA)パート終了。約11分半ということでBパートは14分半になります。)

ななみはある公園で田辺が通のを待っていて、自転車で通りかがった田辺を見ると呼び止めた。田辺はななみと共に公園のベンチに座ると「これやるよ」と言って、鞄から紙袋を出してななみに渡したそれを開けると、桜庭一樹の「少女七竃と七人の可愛そうな大人」という本だった。(先日、田辺が読んでいた本だった。)笑顔で「ありがとうございます」と言うななみだったが、田辺は「これで貸し借りなしだ」と言う。「貸し借りって?」とななみが尋ねると「弁当のな」と田辺。するとななみは急に怒り出して「田辺さんって、やっぱり変です。変じゃなくて捻くれてる」と言い「私、嫌だよ」と言うと帰って行こうとする。これに「何だよ。何でそんなに。だったらなんて言えば良いんだよ」と田辺。これにななみは振り返ると「ありがとう、美味しかったって言ってくれたら、それでいいのに」と言うと田辺は「鮭とタラコ、好物なんだ。美味かった。ありがとう」と言う。するとななみは笑顔になって「本当ですか。やった!!」と言うと、公園のロープに乗って、昔のことを話し出す。

それはまだななみが小さかった時のこと。ロープから落ちて泣いていたななみ。そこに田辺が現れて助けてくれたのだった。田辺は「そんなちっちゃい頃のこと、よく覚えてるな」と言うが「当たり前じゃないですか、私の初恋なんだから」とななみ。

すると田辺はこの町によく来る理由を語り始める。この先の坂を登り切った辺りの何処かに母親が住んでいるという。田辺は2歳の頃に親が離婚し、母が自分をばあちゃんに預けて仕事に出た。大人の事情を分からない田辺は、母が自分を捨てたと思い、恨んでいた。小学生の時、突然現れ、再婚したから引き取りたいと言うって母が現れたが、それを拒否した。また、田辺は子供の頃、母のことが気になって、ばあちゃんの話を頼りに何度か来たが、見つかったらヤバイと思って直ぐ帰ったのだった。そういう家庭事情をななみに話した田辺。

ななみはお母さんも喜ぶのに、と言うが、田辺は突然みんなに大きな息子が現れたら困る、また父親にも連れ子がいるので、自分はいない方が良い、と口にする。そんな田辺は「俺、ななみに何でこんな事...」と、ななみに語ったことを口にする。これに「今、ななみって言った」とななみ。こうして田辺は心を開き、通じ合った。

翌日、校舎裏で本を読んでいる田辺。が、ななみが現れない。ということで、気になってななみのクラスに言って尋ねた。「このクラスに上村(かみむら)っているだろう?」が、同級生たちは分からない。「上村(かみむら)ななみ」と名前を言うと、「あっ、上村(うえむら)のことですか?」「上村(うえむら)ななみだったら風邪で休んでますけど...」と同級生。これに「うえむら?」と呟いた田辺は気がついた。

自転車を飛ばす田辺。公園を通り、坂を上り、その辺りの家を捜す。そして「上村良介 真須美」という表札の家を見つけた。

その時、「田辺さん」というななみの声がした。パジャマ姿で、おでこには熱取り冷却シートを貼っていた。田辺は改めて表札を見た。すると下には「じゅんいち ななみ」という手作りの表札があった。そして、これまでのななみとのことで気づいた田辺は、何も言わずに帰って行った。ななみはただそんな田辺を見送るだけだった。

夜、本を読みながら体温を測っていたななみ。そんな所に携帯に着信があって、電話に出る。電話は田辺からだった。熱のことを聴く田辺に「熱、下がりました」と答えたななみは「嘘ついててごめんなさい」と謝った。田辺は「「うえむら」と「かみむら」気がつかなかった」と言う。ななみは母と田辺を会わせたかったが、本当のことを言っても田辺は来ないので、自分と仲良くなって自然と会えたら、と思った、と語った。そして母はずっと会いたがっているので表札に名前を入れたと言う。そして「いつでもこの家に来て欲しい」と言っていて、父も自分も同じ気持ちだと伝える。すると田辺は「そんなに待ってるなら、一度行ってみるか」と返した。これに「本当ですか?いつ?いつ来てくれますか?」とななみ。「急かすなよ」と田辺が返してくるが、その時、犬に怯え、自転車が転ぶ音がして、電話は切れてしまった。が、ななみには近所で犬が吠える声が届いた。で、窓を開けて外を見るななみ。すると自転車にまたがり、携帯を手にしている田辺が、犬の散歩をしていたおばさんによって転んでいた。それを見たななみは笑顔で笑っていた。

中学時代の友達から「カレシできた!?」というメールを受け取ったななみは「兄が出来ました!いろいろ事情がありまして カレシはまだナリ」と返す。すると「じゃ、ななみはまだ初恋真っ最中なんだ」とメールが来る。これに「初恋は卒業したよん 初恋は叶わないものと決まっているンだよ」と返した。

で、図書室から出てきた田辺が「お待たせ」と声を掛けた。これに「あっ、お兄ちゃん」とななみ。で、仲の良い兄妹になっていた。(ここから主題歌『恋はみぢかい』が流れてくる。)で、(保護者面談のことで田辺を呼んだ)先生の前を通り過ぎる二人。ななみが「お兄ちゃん」と言っているのを耳にした先生は「お兄ちゃん?」と疑問を持って出席簿で名前を確認するが分からなかった...

次回からのヒロインは大政絢となります。ということで14週ぶりにこの枠のヒロインに戻って来ることになるちゃんです。最初の物語は「幸福荘ものがたり」という作品です。4月以降、必ず月に1本は脚本を書いている中江有里さんが脚本で、監督は「68FILMS」の「東京少女」から含んで「東京少女」では初めて監督となる鈴木浩介監督です。(でも、ここのところは「東京少女」とは行っても「東京」に拘っていない作品となっているので... 佐々木監督がこの部分に気づいていて、8月にはしっかりとやってくれそうです。)

また、次回予告で流れた曲は「銭形海」の時に歌っていた曲とは違う曲ということで、ちょっと安心しました。で、ケータイ小説が鍵になった物語のようだが、「ケータイ小説」を「赤い漫画本」に置き換えたら「呪いのマンナさん」に繋がりそうな展開というのは...(ホラーになる訳ではありません。)ただ、ちゃんには「エコエコアザラク」の黒井ミサという雰囲気があるだけに...

「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせの映像は、標準の高速と東京タワーを中心とした夕景でした。結局、今月は全てこれでした。

尚、来週は、「東京少女・大政絢」の放送後に黒川芽以さんがゲストとして登場する「キ・ニ・ナ・ル!」が放送されるので、緑リボンの次女が(それぞれ)魅せてくれることになります。

ななみと純一だが、確かに再婚した父の連れ子のななみと母の付け語の純一ということで、兄妹関係にあるが、この2人には直接的な血縁関係はないので、法的にも結婚することは可能です。が、そういう風にはならないですよね。

途中、ななみがストーカーの様になっていくところから、清水監督が得意とするホラー映画の演出を発揮して、ストーカーの恐怖に走らないか?なんて思ったが、そういう風にはならず、微笑ましい物語となっていったのは良い所でした。が、やはり「東京」ということが置き去りにされていました。ということで「東京少女・桜庭ななみ」は「週替わりで4つの役を演じる」ということがポイントとなっていて、「東京」ということは全く関係なかったですね。→途中で路線変更ということ何だろうけど「東京少女」というタイトルであるのだから、もう少し「東京」に拘って欲しい所でした。(8月の佐々木浩久監督の「東京少女・岡本杏理」まで待たないとイケナイのかな...???)

今回の桜庭ななみは、リボンの色こそだったが、時々、「銭形舞」のちゃんと随分とダブって見えました。本作の製作発表の時、丹羽Pは「ポスト長澤まさみ」と言っていたけど、5年前の真希ちゃんの再来のように感じました。(「ポスト堀北真希」とは流石に丹羽Pは言えないでしょう。真希ちゃんもななみちゃんも、丹羽Pが見出した多聞チルドレンですからね...)

今月は全4話ということで、トータル時間は「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせまで含めても107分であり、これに「iしたい。」や15/27秒版の次回予告を入れても110分を越えたところなのである。BSデジタルの放送なのでBD-R(1層)にDRモードで録画すると5話(133分)しか入らないはずだが、データ放送のデータがフルにないということもあって、実際には6話(160分)入ります。が、ここで打ち止めにしておかないと、DISCの整理が悪くなっちゃいますし...

 

↓原作ノベライズはこちら

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↓「恋日・2nd.」はこれ

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↓「恋日・3rd.」はこちら(「レンズ越しの恋」はBOX1、「きのこの恋」はBOX2に収録です。)

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↓清水崇監督作品をいくつか(本作とは全く違う世界の作品ばかりですけど...)

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ケータイ刑事銭形海13話[裏ネタ編] [ケータイ刑事]

今回は高村さんとのコンビの最後となる今回の物語「さよなら相棒! 銭形海VS高村一平」についての裏ネタ編です。で、高村さんの出向先である「スコットランド・ヤード」についてです。(「ケータイ刑事」でスコットランド・ヤードといったら、当然、あの件がありますからね...)

尚、BS-iの本放送の時に記した長文&ネタバレあり版は「ここをクリック」してご覧下さい。(放送直後に記した感想版もここを経由してください。)

スコットランド・ヤード」:現在は「ニュー・スコットランド・ヤード」とも呼ばれている。日本語に訳すと「ロンドン警視庁」ということになる。これはロンドンの首都警察である。が、所轄地域はシティ・オブ・ロンドンを除くグレート・ロンドンの全域(=シティ・オブ・ウエストミンスターと31の特別区)である。域内人口は約750万人である。→日本で言えば、警視庁とほぼ同じような感じという認識で良い。(警視庁は東京都を管轄しているので、23区だけを管轄していると思えと、よりイメージは近くなるでしょう。)

イギリスで唯一の国家警察であり、管轄区域はグレート・ロンドンであるが、それ以外に、全国の犯罪記録や資料の保管、管理を行っている。たま、各自紙地位警察の要請があれば、グレート・ロンドン以外で起こった事件についても捜査に当たることがある。

歴史は古く、18世紀の市民警察が前身であり、1829年に警察組織として首都警察が創設されたが、これに引き継がれる。この地は、かつてスコットランド王家の離宮があった場所であり、そこに庁舎があったことから「スコットランド・ヤード」と呼ばれるようになった。(当時も現在も、スコットランド地方の警察関係には全くタッチしていない。)1890年に移転し、テムズ河畔のウエストミンスター橋の近くに庁舎が置かれたが、この場所は、シャーロック・ホームズの小説に出てくるスコットランド・ヤード庁舎の場所であり、お馴染みである。尚、その場所には1967年までで、その後、現在の場所(ウェストミンスターのブロードウェイ街)に移転している。

組織を構成する警察官の数は約31000人であり、一般職員を含めると45000人を越える大所帯である。(参考までに記しておくと、日本の警視庁は、警察官は約43000人、一般職員を含めると約45500人である。)

ケータイ刑事」と「スコットランド・ヤード」の関係:「M1」でちゃんがスコットランド・ヤードに留学している、ということが語られている。(TVシリーズ「銭形愛」では、最終回で神無島署の署長として、神無島に赴任した。)その後、ちゃんはNASAに行ったことになっているが、特に描かれてはいない。(ただ、ファンの間では常識です。)

よって、ちゃんが留学していたということなので、銭形警視総監を知っている人物がスコットランド・ヤードには間違いなくいることでしょう。(ひょっとしたら、それが「ワトソンくん」だったりして...???)よって、ちゃんとコンビは組んでいない高村さん(6代目までの6人の中で、愛ちゃん以外の5人とコンビを組んでいる(<注>ちゃんとは「M1」で組んだ))であるが、ちゃんが留学していたスコットランド・ヤードへ出向というのは、なかなか面白い所である。(次に日本に帰ってくると、今度はNASAに出向ということになったら「ちゃんを追いかけて」と言うことになりますね...)

※来週からは再放送の方も「銭形海・2nd.」に突入するので、「銭形海・裏ネタ編」も引き続き2nd.に突入します。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

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ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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↓参考まで
スコットランド・ヤード物語

スコットランド・ヤード物語

  • 作者: 内藤 弘
  • 出版社/メーカー: 晶文社
  • 発売日: 1996/01
  • メディア: 単行本

ロンドン悪の系譜―スコットランド・ヤード

  • 作者: 益子 政史
  • 出版社/メーカー: 北星堂書店
  • 発売日: 1988/10
  • メディア: 単行本

スコットランド・ヤード―ロンドン悪の系譜

  • 作者: 益子 政史
  • 出版社/メーカー: 朝日イブニングニュース社
  • 発売日: 1986/01
  • メディア: 単行本

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