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ANOTHER 48 HRS.(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1990年のアメリカ映画「48時間PART 2 帰って来たふたり」である。言うまでもなく、1982年の「48時間」の続編である。(続編にしたら、前作から8年の間を開けての登場というのは、遅い方である。)前作はE.マーフィーのスクリーン・デビュー作ということもあって、N.ノルティがリードする形であったが、本作ではE.マーフィがビッグになりすぎたこともあって、凸凹コンビの噛み合わせも今ひとつ歯切れが悪くなってしまい、作品の方はよくある続編らしい平凡な作品になってしまったのが残念でした。

作品データを記しておくと、時間は95分、原案はフレッド・ブロートン、監督はウォルター・ヒル、脚本はラリー・グロス、ジョン・ファサーノ、ジェブ・スチュアートの3人、撮影はマシュー・F・レオネッティ、音楽はジェームズ・ホーナーである。そして出演は、ニック・ノルティ、エディ・マーフィ、ブライオン・ジェームズ、エド・オロス、デヴィッド・アンソニー・マーシャル、ケヴィン・タイ、バーニー・ケイシー、フェリス・オーランディ、たちである。

正体不明の麻薬の黒幕・アイスマンを追っている刑事のジャック。あるレース場で発砲され、応戦したが、一人に逃げられてしまう。現場に残された写真からレジーが事件の鍵を握っていると判断したジャックは、レジーが収監されている刑務所に出向く。が、レジーはかつての経験から協力を拒否する。やがて、レジーの出所の日がやってきたが、その時レジーはアイスマンが差し向けたバイク集団に襲われ、ジャックに協力することにした。その頃、警察内部では、ジャックの捜査方法に問題有りとして、ジャックは謹慎処分を喰らってしまう。が、ジャックとレジーは捜査を続ける。しかし、行く先々でバイク集団が邪魔をする。ということで、警察内部にアイスマンの仲間がいると判断するジャック。一方、内通者はジャックだという疑惑も浮上する。レジーに手を引かせようとしたジャックだったがね今度はレジーが拉致されてしまう。後を追ったジャックは、そこでアイスマンの正体を知った...

前作のようなテンポの良さがなく、ストーリーの方も、この手の作品にありがちなものになっているということで、転けてしまったというのも頷ける内容である。タイトルにある「48時間」という時間制限についてもちょっと都合がよすぎるような感じだし...

が、前作よりもパワー・アップしていると感じられる所が一つある。それはジェームズ・ホーナーの音楽である。前作でも彼の音楽はキレを見せていたが、本作では前作以上に内容あるものとなって、これだけが本作の救いとなった。

ということで、本作はサントラ盤だけお薦めと言うことで、映画本編の方は、前作を見ていたら「見てもいいんじゃな~い」という所です。

最後に、サントラ盤の収録曲をタイトルだけ記しておく。収録曲は以下の全9曲である。『(The Boys Are) Back In Town』『Give It All You Got』『I Just Can't Let It End』『I've Got My Eye On You』『Courthouse』『Main Title From "Another 48 Hours"』『King Me! Shootout』『Birdcage Battle』『I'll Never Get You Out Of This World Alive』。

 

Another 48 Hrs. - Original Soundtrack

Another 48 Hrs. - Original Soundtrack

  • アーティスト: Lamont Dozier,James Horner,Brian O'Neal,Hank Sr. Williams,Michael Williams,James Horner
  • 出版社/メーカー: Volcano
  • 発売日: 1992/01/01
  • メディア: CD

↓映画DVDはこちら

48時間 PART2~帰ってきたふたり~

48時間 PART2~帰ってきたふたり~

  • 出版社/メーカー: パラマウント ジャパン
  • メディア: DVD

↓前作と2作セットはこちら

48時間

48時間

  • 出版社/メーカー: パラマウント ジャパン
  • メディア: DVD

48時間パック

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  • 出版社/メーカー: パラマウント ジャパン
  • メディア: DVD


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沢田聖子『HISTORY SHOKO SAWADA~元気になれるDISC&優しくなれるDISC』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは、1998年にリリースされた彼女のデビュー20周年を記念する2枚組のベスト・アルバムである。何度かレコード会社を移籍している彼女であるだけに、レコード会社の垣根を超えて、彼女の発表した全ての作品の中からのセレクトされた曲が収録されている、と言うのは、あまりにも嬉しい所である。しかも、年代順に収録されているというのもポイントが高い。収録曲は全32曲が16曲ずつ2枚のDISCに収録ということで、デビューからの20年が丁寧にまとめていて、資料性も高くなっている。

DISC 1の収録曲は以下の全16曲である。『キャンパススケッチ』『バクの夢』『卒業』『走って下さい』『ボヘミアン』『Don't forget forever』『Natural』『LIFE』『明日を変えたい』『友達』『乗り越えて行けるね』『笑顔が好きだから』『せつなさを抱きしめて』『smile』『PRESENT』『悲しみはいつの日も』。

DISC 2の収録曲は以下の全16曲である。『雨よ流して』『シオン』『落葉の部屋』『青春の光と影』『涙はつばさに』『青春エピローグ』『流れる季節の中で』『想い出のオルゴール』『あなたからF.O.』『愛を下さい』『少年とドルフィン』『In My Heart』『まっすぐに…愛』『約束』『Respect』『振りむけばいつもあなたがいた』。

共感できる曲が多く、お薦め曲を選ぶのは不可能(何だかんだで、「全部」と言ってしまうのは目に見えている)ので、それは止めておきます。(やっぱり『卒業』や『シオン』ではなく、『キャンパススケッチ』が頭を飾っているという所が嬉しい所である。)

アルバム・タイトルにあるように、「元気になれる」「優しくなれる」というように、正に勇気づけられる曲、心を洗ってくれるような曲が選ばれていて、選曲の方もGood!手元に置いておくべきベストアルバムである。

 

HISTORY SHOKO SAWADA~元気になれるDISC&優しくなれるDISC

HISTORY SHOKO SAWADA~元気になれるDISC&優しくなれるDISC

  • アーティスト: 沢田聖子
  • 出版社/メーカー: 日本クラウン
  • 発売日: 1998/08/26
  • メディア: CD


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BANANARAMA『BANANARAMA』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは、1984年に発表された彼女たちの2nd.アルバムである。彼女たちは'80's後半になってブレークする事になるが、本アルバムはそのきっかけとなったアルバムである。(彼女たちは次作で往年のヒット曲『Venus』をカヴァーして、これが世界中で大ヒットを記録した。)が、発表された当時は、本アルバムは不景気レコード(収録時間が34分ぐらいということで短かった。)ということで、'80'sの音楽ビジネスに対する風当たりが色々と言われたアルバムでもあった。(リマスター時に6曲のボーナス・トラック追加ということで、60分弱になり、時間の点での不満点は解消されることになりました。)

尚、本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位30位を記録して、アメリカでは初めてTOP 40入りを果たすことになった。(本国イギリスでは最高位16位を記録したが、1st.アルバムの記録には及ばなかった。)

収録曲は以下の全9曲である。『Cruel Summer』『Rough Justice』『King Of The Jungle』『Dream Baby』『Link』『Hotline To Heaven』『Stata I'm In』『Robert De Niro's Waiting』『Through A Childs Eyes』。

また、2007年にリマスターされて再発された時に、以下の6曲がボーナス・トラックとして追加されて全15曲収録となった。(追加曲のみ記す。)『Cairo』『Push!』『Rough Justice (7" Version)』『Live Now』『Hotline To Heaven (7" Version)』『The Wild Life』。

この中からは、『Cruel Summer』(イギリスでは最高位8位、アメリカではBillboardで最高位9位、1984年の年間シングル・チャートでは73位にランクイン。)と『Robert De Niro's Waiting』(イギリスでは最高位3位、アメリカではBillboardで最高位95位)の2曲が英米の両方でシングル・カットされてヒットを記録している。また『Rough Justice』(最高位23位)、『Hotline To Heaven』(最高位58位)の2曲はイギリスのみでシングル・カットされてヒットした曲である。また、『King Of The Jungle』は日本でのみシングル・カットされるということになったが、女性グループの曲としたら、'80'sにおいてこういう現象は珍しいことではない。

本アルバムからの筆者のお薦め曲(ボーナス・トラック分は除く)は、彼女たちの名前を広く知らすことになった『Cruel Summer』、あの俳優の名前が入っていることで、これは何?と思わせる『Robert De Niro's Waiting』、そして『King Of The Jungle』『Through A Childs Eyes』という所をピックアップしておく。

彼女たちと言えば、'80's後半の数年間が全盛期ということになるが、本アルバムはその全盛期を迎える前に発表されたものであり、大きく羽ばたいていこうとするエネルギッシュなところを大いに感じることが出来る。ポップで、とても聴きやすいサウンドは既にエレポップという名前で浸透していたが、そういう時代に合わせたようなサウンドも、抵抗なく入って行くことが出来る。『Venus』以外のヒット曲もあるので、彼女たちを聴くのであれば、抑えておきたいアルバムである。

 

Bananarama

Bananarama

  • アーティスト: Bananarama
  • 出版社/メーカー: WEA/Rhino
  • 発売日: 2007/06/18
  • メディア: CD


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