SSブログ

篤姫#24 [ドラマ]

激動の幕末なのに、相変わらずの展開で進んで行く。家定と篤姫は夫婦であるが、まだ夫婦ではなく「おともだち」と言った感じがするが、これが少しは「めおと」に近づこうとしてきました。でも、篤姫は「」と思っているが、家定は「妻」というよりも重臣のように思うようになったというのが、今回のポイントですかね。

「家定VS篤姫の五つ並べ」の方は、家定が次第に腕を上げてきたこともあって、これのために「おわたり」が続いているが、これはこれで良いんでしょうね。一方、「怒りのマリバロンVS銭形愛」の方は、噴火したマリバロンがちゃんの胸ぐらを掴んで、という所まで言ったが、沸騰したことで卒倒してしまい、そこまでということで、ちょっと肩すかしでした。→まあ、今までもサブタイトルが当てにならないのが本作なので、こうなることも十分予想されましたけど...

それにしても、今回の篤姫は、御台様というのではなく、実に楽しんでいるという感じでした。まさに銭形愛ちゃんの一面がそのまま出ていました。特に、家定とハリスの会見の場で、畳を積み上げるということを思いつくのは一休さんのようでした。で、積み上げた畳の上に立ってじゃれる所はちゃんでした。

更に、今宵、おわたりがあると知らされると、幾島に対して「妖術でも使ったか」と茶目っ気たっぷりに言う所など、本当に御台様なの?と思えるようなのびのびとした青春を楽しんでいましたね。(「さくや妖怪伝」を思い出させてくれました。)

ハリスと家定の会見を巡り、御台様銭形愛チームと本寿院・マリバロン・チームの対立が激しくなる。マイペースのチームは、宿願であるお世継ぎ・慶喜を実現するために慶喜を同席させることに成功するが、マリバロン・チームにとっては憎っくき敵・慶喜ということで、遂に衝突!というのが今回の見所である。兎に角、激動の幕末の重要な事柄が他人事であり、遊びのつもりで接しているように見え、青春ドラマの方がより輝くように見せてくれるのだから、もはや本作の十八番も芸術の領域に届こうとしてますね。

そして、楽しませてくれるのはそれだけでなく、今までダメぶりを見せるキャラといったらこの人・尚五郎だったが、今回はそれが大久保にバトンタッチされるということで、大久保がダメっぷりをしっかりと披露してくれました。しかし、尚五郎がダメぶりキャラを卒業したとは思っていませんが... ということで、ダメ・キャラの登場はまだ暫く続きそうです。

一方、西鄕の出世や、忘れ去られた存在となったお志賀が千羽鶴を折っている、という今回のメイン・バトルから外れた部分はどうでも良いことでした。こんなことより、家定が篤姫に「五つ並べ」で勝利することがあるのか?という方が楽しみで...

次回は、家定が倒れるようで、折り返し点で一波乱ありそうですが、ノリは変わらないでしょうし、どう描かれるか楽しみです。尚、BS-hiの放送はいつもより1時間繰り上がって、17時スタートです。(この1時間繰り上がるというのは、夜の時間の使い方が大きく変わるだけに、結構重要なのです。)

 

↓まもなくこれが発売になります。

篤姫後編

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2008/06/30
  • メディア: 単行本

 

新装版 天璋院篤姫(上) (講談社文庫 (み9-7))

新装版 天璋院篤姫(上) (講談社文庫 (み9-7))

  • 作者: 宮尾 登美子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/03/15
  • メディア: 文庫

新装版 天璋院篤姫(下) (講談社文庫 み 9-8)

新装版 天璋院篤姫(下) (講談社文庫 み 9-8)

  • 作者: 宮尾 登美子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/03/15
  • メディア: 文庫

NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)

NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)

  • 作者: 宮尾 登美子
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2007/12/20
  • メディア: ムック

篤姫―NHK大河ドラマ歴史ハンドブック (NHKシリーズ)

篤姫―NHK大河ドラマ歴史ハンドブック (NHKシリーズ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2007/12
  • メディア: 単行本

「篤姫」オリジナルサウンドトラック

「篤姫」オリジナルサウンドトラック

  • アーティスト: TVサントラ,吉俣良
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2008/02/20
  • メディア: CD

↓銭形愛チーム

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

蒲田行進曲

蒲田行進曲

  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • メディア: DVD

さくや 妖怪伝

さくや 妖怪伝

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD

↓マリバロン

仮面ライダーBLACK RX VOL.1

仮面ライダーBLACK RX VOL.1

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD

仮面ライダーBLACK RX VOL.4

仮面ライダーBLACK RX VOL.4

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD


nice!(0)  コメント(0) 

「シベリア超特急」(その4) [映画(邦画)]

水野晴郎さんが亡くなったということで、懐かしの邦画ヒーローシリーズの第24弾として急遽記している「シベ超」シリーズも、今回が最後です。今回は、舞台公演として行われた2つの作品についてです。(1つは後に映画として劇場公開されている。)

シベリア超特急4」(2003年)
2003年1月18日に新宿シアターアプルで行われた舞台公演であり、それを収録したものが後に劇場公開もされた。(一応、4本目の映画と言うことも出来るため、シリーズの映画は5本ある、と言うことが出来る。)が、舞台公演であるので、ここでは舞台作品ということで扱うことにする。

製作、原作、脚本、演出は全て水野晴郎(MIKE MIZNO名義)、出演は、三田佳子、宇津井健、内藤武敏、丹波哲郎、光本幸子、安井昌二、小田切みき、ホームラン、森宮隆、渡部雄作、中野ダンキチ、西田和昭、水野晴郎、たちである。また、音楽はBACHI、ナレーションは油井昌由樹である。

物語の方は、あるにはあるが、ミステリーとお笑いをミックスした無法地帯となった展開で進んで行く。台詞忘れや台詞飛ばしも当たり前、アドリブも次々飛び出し、客席と一体になった楽しい舞台となっている。

映画「シベリア超特急4」を製作する人たちがドタバタしている中、突然、水野晴郎が何者かによって殺されてしまう。で、その事件の謎を解き明かそうとして、残された台本で芝居は続く。が、エンディングの後、大どんでん返しが待っていた...

それにしても、実に豪華な顔ぶれが集っている。クレジットには「特別出演」や「友情出演」が並ぶが、これだけの顔ぶれが集まっただけでも凄いことである。まさに、伝説の舞台である。

シベリア超特急00.7」(2003年)
2003年1月の舞台の再演で、同年7月に行われたものである。尚、タイトルが「00.7」になったのは、当時「6」の映画製作が予定されていた(結局これは未完である。)のと、映画「007」シリーズの宣伝担当かつて水野晴郎が担当していたことから、「007シリーズ」のパロディということで、タイトルが「00.7」となったいきさつがある。

また、舞台公演は、Version1「ベルリンからの密使」と、Version2「W佐伯大尉」の2つが上演された。(DVDの方は、それらの映像を再構築したものである。)

製作、原作、脚本、演出は全て水野晴郎(MIKE MIZNO名義)、出演は山城新伍、光本幸子、安井昌二、小田切みき、ザ・グレート・サスケ、乾貴美子、木村奈保子、竹田高利、ホームラン、中野ダンキチ、西田和昭、水野晴郎、たちである。また、音楽は新田孝、ナレーションは油井昌由樹である。

好評だった舞台(「4」)を受けて再演が決まったが、再演とするのではなくて新作として製作されることになった。お馴染みの顔ぶれが登場し、お馴染みの展開で、映画のパロディまで飛び出す「シベ超」ワールドが展開される。

物語は、外務大臣に就任した元女優の就任披露パーティに、車椅子の老人を連れて現れて、元女優を罵倒する女が現れる。車椅子の老人は、女優と共に、60年前にシベリア超特急で悲惨な事件に遭遇していた。で、元女優はその事件について語り始める...(と言っても、アドリブ全開で凄い世界になります。)

まさに「シベ超」ワールド全開ということで、普通の舞台とは全く違うものである。そして、客席と一体化しているところ、アドリブの面白さ、更に出演者たちのノリ、これらのいずれもが、2007年の「ケータイ刑事銭形海」の舞台公演にも繋がって受け継がれているだけに、水野先生が「銭形海・夏舞台」のスペシャルゲストとして出演が決まっていたが、怪我のために降板されたことがとても残念に思う所である。あの楽しい舞台がDVDとしてリリースされているという間は嬉しい所である。

 

シベリア超特急4

シベリア超特急4

  • 出版社/メーカー: IMAGICA
  • メディア: DVD

シベリア超特急4 ~監督殺人事件~

シベリア超特急4 ~監督殺人事件~

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD

シベリア超特急7 ~汽車の中で悪霊が鳴く~

シベリア超特急7 ~汽車の中で悪霊が鳴く~

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD
シベリア超特急 コンプリート DVD-BOX

シベリア超特急 コンプリート DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD
シベリア超特急 スーパー・コレクターズ・エディション

シベリア超特急 スーパー・コレクターズ・エディション

  • アーティスト: サントラ,大浦みずき,西村協,西田和昭,水野晴郎,藤吉じゅん,油井昌由樹
  • 出版社/メーカー: カルチュア・パブリッシャーズ
  • 発売日: 2002/11/20
  • メディア: CD
↓「ケータイ刑事」の夏舞台

ゴルゴ13#10 [アニメ]

今回は、依頼を受けて狙撃した相手が替え玉であり、すり替わりが行われていて、香港に高飛び、そして逆の以来がゴルゴに...というちょっとややこしい物語でした。(ゴルゴにとったら、シンプルに片付けられますが...)が、最初の部分の描写ミスにより、筆者にとってはつまらないものになっちゃいました。

麻薬組織のボス・バクシイは司法取引を行い証言するためにFBIの護送付きで出頭する所だった。が、そこを襲撃され、車外に出た所をFBIの人間と共に狙撃されて命を落とした。ゴルゴも顔をしっかりと確認していた。これはバクシイの部下のブラウンが身を守るためにゴルゴに依頼したものだった。仕事を終えたゴルゴは香港に飛んだが、そこで新たな依頼を受ける。が、それは殺したはずのバクシイであり、ブラウン殺害を依頼する。殺されたバクシイは替え玉であり、スパイク・ジョーダンというチンピラだった。が、ゴルゴはその依頼を拒否する。翌日、ブラウンが香港にやってきて、ゴルゴはブラウンに真相を確かめる。ブラウンはホテルのバクシイの所に行くが、そこにいるバクシイは替え玉のスパイクで、ゴルゴに殺されたのが本物のバクシイと分かる。スパイクは組織を乗っ取りボスとして君臨するつもりだった。そしてゴルゴ暗殺を命じ、ブラウンを射殺。その頃ゴルゴは替え玉の処分に動いていて、陽動作戦を実行、それにはまったスパイクはゴルゴに殺された。

組織のボスとなると、色々と仕組むというのも分かるが、チンピラにはやはりボスとなるだけの器が備わっていなかったということで、ゴルゴ暗殺を命じ、自分は安全と過信するなど、やっぱりな、と思わせてくれた物語でした。

でも、今回は最初に大きなツッコミ所があり、それに気を取られてしまい、ツッコミ所を探すモードに入ってしまいました。何せ、冒頭のFBIの車だが、走行中なのにタイヤのホイールは全く動いていなかったのですから...→24コマ/秒の映画ならば各映像は一瞬一瞬のもので1つの画面は全く同時刻であるため、タイヤの回転数とフィルムとが偶然にもシンクすることがあって止まっているように見えることがあるが、ビデオでは各映像は1/60間秒または1/30秒間の蓄積であり、走行中のタイヤが止まっていることはあり得ない。ということで、映画風の演出がされていた、と言えば良く聞こえるが、それは偶然起こることである。今回のように途中で車が加速することがあったら、止まっていると言うことは絶対にあり得ず、映画フィルムでも、ゆっくりと正逆回転のどちらになるかは分からないが、回転しているように見える。また、後半のタクシーが走っている所はしっかりと回転しているように描かれていた。ということで、最初の部分は「手抜き」と断言することが出来る。(演出と言うにはその理屈が分かっていない三流ということになっちゃいます)→最初に「手抜き」と見せつけられたら、見る方も気が抜けてしまう。よって、最初の部分のこの致命的な演出の失敗が全てをダメにしてしまい、物語を殺してしまいました。(急に本作に対する気が抜けてしまった筆者です。)

 

↓原作はこれに収録

ゴルゴ13 (5) (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 1997/06
  • メディア: コミック

 

↓このリムジンのタイヤはちゃんと回転します。

1/18 2004年 キャデラック デュビル リムジン ブラック

1/18 2004年 キャデラック デュビル リムジン ブラック

  • 出版社/メーカー: サンスター
  • メディア: おもちゃ&ホビー


東京少女・桜庭ななみ#2「鏡の国のななみ」 [ドラマ]

今回の物語は、どことなく先週の物語から続いているような気もする物語であり、ある意味では、「恋より大切なこと」の別バージョンというような感じのする物語でした。→当然、主人公も別人で、全く関係ない別の物語であるが、先週のななみが躊躇ったことを実行し、結末も逆になったと言っていいでしょう。

今月の原作ノベライズのタイトルが「恋より大切なこと」となっているが、「恋日・1st.」の時にあった「終章」のA面とB面という感じ(「恋日・1st.17&18話」)がしないでもないですね。

自分の気持ちを伝えることが出来ず、小さな気持ちで始めたことが、自分ではどうしようもなくなってしまい、打ち明けようとするが、それも思うようにならない。ということで、不器用な女の子のほろ苦い物語ということで、「東京少女」が掲げている2つのテーマのウチの1つはしっかりと描かれていました。(もう1つの方も描かれていたが、別に東京で無くても成立する物語でしたし...)

それにしても、今回はこれを見る3時間半前に「銭形舞・5話」を見ていただけに、桜庭ななみが真希ちゃんとダブって見える所がありました。(雰囲気も似ているし、ひょっとしたら7代目を襲名して、本家と分家の三女同士という事になったりして...???)

今回は途中で地震速報のテロップが出たが、これは仕方のないところである。今日は朝の地震が大きかっただけに、こういう予感は最初からありましたし...(被災された方にはお見舞いを申し上げます。)

コーヒーショップで他の学校に通っている親友のマリコを待っている藤野ななみ。なかなかやってこないマリコにしびれを切らしてテーブルを叩きながら「イライラする」と言っているななみ。そうしているとマリコが「ごめん、掃除当番で...」と言って現れた。「この前も同じ言い訳。マリコって週に10日間は掃除当番なんだね~」と嫌みを言って、映画がもう始まっていると言って怒ると、トイレに言って席を外した。で、トイレから戻ってくると、マリコに男が話しかけていた。が、その男はななみが思っている同級生の中村だった。で「ナンパ?」とななみが言うと「違う違う」と言って中村は退散していった。

その夜、ななみの部屋。ボーっとしているななみに「今日合った男の子と、考えていたんでしょう」とマリコが語りかけると、ななみはそれを否定するが、携帯の待ち受けは中村の写真にしていたななみだった。

翌日、授業が終わったななみを中村が呼び出して屋上へ。中村は「今、つきあっている人とか...」と尋ねると、すかさず「フリーです。フリー。今つきあっている人いないし」と笑顔で嬉しそうに答える。すると中村は「俺のメアド」と言って、メモをななみの手に渡した。「うん」と言って頷くななみだったが、中村は「それ、渡して欲しいんだ。金曜日に会った子」と言って、ななみではなくマリコの事が気になっている、と告る。「藤野の友達だろう」と言う中村だったが「友達じゃない」と言い、更に「それにあの子、もの凄いバカだよ。あり得ないくらい天然だし」と、マリコの事を悪く言うななみ。が、中村は手を合わせてマリコに渡して欲しいと頼むのだった。

帰宅したななみは自室でマリコに電話をしようとするが、途中で止める。で、中村から渡されたメモを丸めてゴミ箱へ投げる。が、中に入らず、それを拾う。「何でマリコなの?ずるい」と漏らしたななみだったが、メモをゴミ箱に捨てず、マリコになりすまして中村にメールを送った。

サッカーの練習をしている中村を見に来たななみに中村が「ありがとな」と一言お礼を言うと、小さく頷いたななみだった。

夜、勉強していると、中村からのメールが届いた。直ぐにマリコのふりをして返信を送ったななみは、妄想モードに突入。(なかなか楽しい所でした。)が、直ぐに中村からメールが返ってきて、妄想モードは中断。直ちに返事を出すななみは、「ロングが好きだな。ポニーテールとか」とあったことで、鏡の前でポニーテールにしてみるのだった。

翌日、ポニーテールで登校したななみだったが、友達と話しながらやってくる中村を見て、胸を高鳴らせるが、中村はななみに気づく様子もなくすれ違っていった。

帰宅したななみ。中村からのメールは今度の試合を見に来ない?という誘いだった。これに、テストが近いからと断った。この時「私、何やってるんだろう...」と漏らしていた。

休日、原宿・神宮橋でマリコと待ち合わせしていたななみ。で、マリコがやってきて映画館に向かう二人。が、そこに友達と一緒だった中村がいて、中村はマリコの所にやってくる。ななみは「まずい」という表情で下を向く。「凄い可愛いよ。ポニーテール」とマリコに言う中村だったが、何のことか分からないマリコ。更に「試合勝ったよ」と言う中村だったが「えっ、何の?」と訳が分からないマリコ。ななみは「映画始まるよ」と言うと、マリコの手を引っ張って、中村の前から逃げるように消えていった。

その夜、中村からメールが届く。更に、マリコから電話があって「大事な話があるんだけど、明日会えない?」と呼び出された。

コーヒーショップでマリコと会ったななみ。マリコは中村のことを尋ねる。最初に「この前、あの人のこと好きじゃないって言ってたけど、あれ本当?」と確かめる。これに何度も頷きながら「本当本当」と答えるななみ。これに「よかった」とマリコは言うと、中村のメアドを教えてくれ、と頼む。ななみは「ここだけの話だよ、宇宙人なの」とまで言って止めさせようとする。更に中村のメアドを知らない、と言う。すると「彼に私のメアド伝えといてくれない」と頼むマリコ。で「分かった」と答えてしまったななみ。マリコは「やっぱ、ななみは親友だよね」と言ったが、この言葉にななみは悩むことに...

ななみは2つ目のメアドをゲットして、今度は中村になりすましてマリコにメールを送った。中村からメールが来たということでマリコは飛び上がって喜んでいた。(ここでAパート終了。経過時間は14分半を回った所ということで、Bパートは11分半弱になります。)

ななみはマリコになりすまして中村に、そして中村になりすましてマリコにメールを送ることを始める。で、マリコになりすまして「歯ぎしりものすごい」と言って嫌われるようにメールを送る。風呂から上がってきたななみが携帯を見ると「いつか聞いてみたいな」とのろけた中村からの返事が届いていた。これに「中村君のメールウザイ!私、明日から修学旅行で北京に行くからしばらくメールできません!」と返した。

が、マリコからのメールも届き、「もう、五月蠅い!」とキレてしまい、携帯を机の中にしまってしまった。

マリコと一緒に街中を歩いているななみ。ここのところ中村からメールが届かないことが気になっている様子だった。帰宅したななみが携帯を見ると、マリコからのメールがたくさん届いていた。更に「どうしても会いたいです。日曜日12字に日比谷公園の噴水の前で待ってます。」という呼び出しメールまで届いていた。これを見たななみは断りのメールを返そうとするが、思い止まって「必ず行きます」と返した。

6/15、日曜日。時刻は14:30を回っていた。マリコは噴水の前で中村を待ち続けていたが、来ないということで何度もメールを送り続けていた。ななみは「もう諦めて早く帰ってよ」と呟くが、またもメールが届く。で、それを見たらマリコの素直な気持ちが記されてあった。ななみはたまらなくなって、日比谷公園に走っていった。

ななみが公園に到着した時、マリコはまだ中村をずっと待っていた。ななみは「私の負けだ」と思い、全てをマリコに話そうと決意する。が、そこにトレーニングウェア姿の中村が走ってくるのが目に入り、慌てて木陰に隠れるななみ。

中村は何も知らずにマリコの前を走って行く。これにマリコが気づいて「中村くん」と声を掛けて呼び止めた。で、立ち止まった中村。マリコは「数え切れないぐらいメールしちゃったよ」と言うと、中村は携帯を開く。が、メールは届いていなかった。逆に「修学旅行で北京に行ったんじゃなかった?」と中村が言うが「北京?いつ?北京にいたらこんな所で3時間も待ってないよ」と行って怒る。これに中村はそのメールを見せた。が、マリコは「私、こんなメールしてない」と言うと、気がついたようだった。ななみはその様子を木陰から見ていたが、それ以上見ていられなくなってしまった。

翌日、屋上で一人弁当を食べているななみ。プチトマトを落としてしまい、転がっていく。すると中村が現れた。で、昨日、マリコと会ったこと、自分のメールがマリコに届いていない、と言うと「どういうこと?」と尋ねる。これにななみは「マリコって子がね、もう一人いて、うっかりそっちのマリコのメアドを教えちゃったみたいなの」と言い訳をする。中村はそのマリコに会えないか?と尋ね、「一言謝りたい」と言う。これに「無理」と返すななみ。お父さんの転勤で級にロスに引っ越すことになったと告る。すると中村は携帯を開いてマリコにメールを送ろうとしていた。それに気づいたななみは弁当箱を落としてしまう。中村がメールを送るとななみの携帯が鳴った。すると「そんな気がしてた」と中村は言うと、立ち去っていった。

その後、マリコと中村はつきあうことになった。マリコはそれをメールでななみに告げ、更に「ななみのことは許した訳じゃないけど…感謝はしてる。」と記されていた。それを目にしたななみは鏡の前で「私、一人になっちゃった。でも、これで良かったんだよね」と漏らし涙を浮かべていた。

学校の廊下でななみと中村がすれ違う。中村は全く振り向こうともせずすれ違っていき、ななみも振り返らず、すれ違いざまに「好きでした」と口にした。

エンドロールは、誰もいない学校の廊下で、『恋はみぢかい』が流れました。

次回は、「おウチに帰れない」という物語です。なんか、ファンタジックな世界の物語になりそうですね。(これが4本の中に1本あるコミカル編ということになるのでしょうか?→4話目の「小さな恋」はホラー映画でお馴染みの清水崇監督で、脚本が中江有里さんということを考えたら、コメディ作品とは考えにくいですし...)

BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせの映像は、今回も高速と東京タワーを中心とした夕景ということで、いつもの標準のものでした。(というより、4月が例外だったと結論を出しても良いということですね。)

今回のななみは、嫌な子だったが、自分の気持ちを正直に言えないために、軽い気持ちで悪戯のつもりで始めたことが取り返しの付かないことになってしまったということで、不器用な子でした。こういう子って、何処にでもいるものだし、身近な感じがする物語でした。(藤野ななみの行動に共感はしないが、途中でアドバイスをしたくなりました。)

演技の点ではまだまだであるが、なかなか良い表情を見せてくれるし、カチッカチッとそれなりに魅せてくれる芝居をしますね、桜庭ななみって。今後が楽しみです。

 

↓原作ノベライズ

恋より大切なこと (リンダブックス 東京少女 3)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 泰文堂
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 文庫

 

↓タイトルからこれをイメージしたが、全く違う世界の物語でした。

鏡の国のアリス (岩波少年文庫)

鏡の国のアリス (岩波少年文庫)

  • 作者: ルイス キャロル
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2000/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

↓「恋日~終章」はこれに収録されています。

恋する日曜日 プレミアムDVD-BOX

恋する日曜日 プレミアムDVD-BOX

  • 出版社/メーカー: TBS
  • メディア: DVD


ケータイ刑事銭形海11話[裏ネタ編] [ケータイ刑事]

4回に渡った「夏舞台」もようやく終わりとなる第11話「BS初! ついに舞台だ! ~超豪華!演劇者殺人事件 解決編」。今回の「裏ネタ編」は主役であるちゃんがカッコよく決めてくれた物語となり、輝いていたが、全体を通すと、クイーンの存在を忘れることは出来ない。ということで、今回は「ケータイ刑事」における「クイーン」についてのおさらい(一応、「・3rd.」まで含めることにする。)についてと、今回の舞台公演が行われた「赤坂レッドシアター」について記すことにする。

尚、BS-iの本放送の時に記した長文&ネタバレあり版は「ここをクリック」してご覧下さい。(放送直後に記した感想版もここを経由してください。)

クイーン」:「ケータイ刑事」ではもはやお馴染みの「クイーン」であるが、シリーズ当初は現在とは随分と違う形で「クイーン」の名前が登場している。最初に登場したのは「カラオケ・クイーン」の銭形愛ちゃんでした。(「・20話」)続いては「ダンス・クイーン」として銭形舞ちゃんが登場ということで、最初は「クイーン」は銭形姉妹であった。そして大きな転機となる「銭形泪・1st.1話」の登場となる。ここに登場したのは「かるた・クイーン」であるが、それは銭形泪ちゃんではなくて荻野姫子である。(しかし、姫子は殺害され、ちゃんが繰り上げで「かるた・クイーン」になりました。)が、この時、クイーンが現在のように、こんなにも重要なポジションになると、誰が思ったことでしょうか。

この荻野姫子から新たなクイーンの歴史が始まることになり、「・2nd.1話」の荻野花子がその次のクイーン「鼻タレ・クイーン」として登場する。(この時も殺されてしまい、やはり現在の「クイーン」となることは想像できませんでした。)また、「・2nd.23話(アナザーストーリー・1話)」には、宝積さんが演じないクイーンとして毬藻クイーン・女優の毬藻美香子が登場するが、やはり台詞無しの死体役であった。(このクイーンは殆ど忘れ去られたクイーンになっています...)

銭形零」になると「1st.1話」で数学クイーン・広中数子が登場するが、ここでも被害者で、しかも台詞もない死体役であった。そして「1st.5話」でクイーン女優・宝積有香として登場し、ここでは丹羽Pを殺害するということで、クイーンの歴史に新たな歴史が生まれた。そして「2nd.1話」では福笑いクイーン・福多笑子が恒例の1話に登場し、続く「2nd.2話」にダイエット・クイーン・細井美々華が登場し、もはや「クイーン」というと、宝積さんということになる。

一応、「2nd.5話」でちゃんが「刑事クイーン」となって、銭形四姉妹は全員がクイーンとなっている。

銭形雷」になると、1話は恒例のクイーンということで、お天気クイーン・宮本晴江が、「1st.20話」ではマジッククイーン・ミラクルあゆみ、「2nd.1話」では七夕クイーン・姫織子がそれぞれクイーンとして登場した。

銭形海」でもクイーンは次々と登場している。「1st.1話」の素もぐりクイーン・魚住麗子、「2nd.1話」ではピアノクイーン・宝積有香子、「3rd.1話」では書道クイーン・空海子が登場している。また、「夏舞台」(「1st.8~11話」)でもクイーン女優・睦月いずみが、「冬舞台」(「3rd.10~12話」)では超能力クイーン・磯崎絵里子が登場している。

また、クイーンはTVシリーズだけでなく、劇場版「M1」にも登場している。「M1」では占いクイーン・中尾美香子でした。

ということで、これまで(「銭形海」終了時点)で、本家・銭形4姉妹の4つのクイーンと、宝積有香さん演じるクイーンが15人、それ以外に1人のクイーンが登場している。

そして、「クイーン」だけでなく「○○キング」というのも何人か登場しているが、「・3rd.1話」では書道プリンスが登場するというように、「クイーン・ファミリー」と言ったらいいのか、確実に勢力を伸ばしている。尚、「・3rd.3話」にザバーン王国の王女・カイリーネ王女(プリンセス・カイ)が登場しているが、宝積さん率いる(?)「クイーン・ファミリー」とは全く関係ない。(しかし、「クイーン」「キング」「プリンス」「プリンセス」の全てが「ケータイ刑事」に揃ったことになりました。)

赤坂レッドシアター」:2006年12月に赤坂グランベルホテルとともにオープンした新しい劇場である。所在地は港区赤坂3丁目10-9で、赤坂グランベルホテルの地下2階にある。最寄り駅は赤坂見附駅であり、徒歩2分という立地の良い場所にある。客席数は173席となっているが、可動式の補助椅子を含めると最大176席となる。劇場としたら「小劇場」という範疇に入る。

新しい劇場と言うことで、観る側の立場になって設計されていて、長時間の観劇にも疲れないように配慮して特注設計された客席は評判も良い。

劇場として最初に行われた公演は、映画監督の本広克行が演出した「Fabrica[10.0.1]」であり、2007/1/20~1/28の公演である。その後も様々な舞台公演が行われている。

演劇の新たな発信地となるよう、試みが行われているが、下北沢とならぶ演劇のメッカとなる日は来るのか???

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: TBS
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。