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篤姫#25 [ドラマ]

今週のBS-hiはいつもより1時間繰り上がって、17時からの放送でした。今回で丁度半分ということになったが、相変わらずの展開ですね。が、今回は少し作風が変わってました。

今回は、篤姫と本寿院の嫁姑バトルをメインとして進んで行くが、この「バトル」ということに重ね合わせるように「お世継ぎバトル」を重ね、さらには出世バトルで一人取り残された大久保にスポットを当ててフォローをするということで、色々とやってくれます。

本寿院が篤姫の「正体見たり」と口にしていたが、その一方で、大奥の井戸端会議メンバー・マリバロン・本寿院チームも世界征服を企む悪の組織のような雰囲気が出ていて、これが面白い所でした。滝山が悪の女幹部に見えました。

家定が倒れたということで、本寿院は篤姫のせいとして、2人を遠ざけようという作戦に出た。朝の仏間のお祈りの席に来ないようにし、おわたりの連絡を知らせないように手を打った。(お志賀を用意させておいたが、完全に無視されました。)

篤姫は誤解を解こうとして本寿院と掛け合うが、瞬間湯沸かし器となったマリバロン・本寿院の前に銭形愛・篤姫はタジタジだった。

が、ここから篤姫は妻として、女として目覚めていき、本気で家定のことを思っていることに気づく。→「愛」のドラマに変わりました。

一方、家定も家定で、篤姫の事を本気で思っていた、ということで、おわたりに来たら篤姫がいないということで駄々をこねる子供のような所を見せたと思ったら、計算尽くで倒れ、本寿院にこれまで育ててくれたお礼と、大人になったことを告げ、篤姫の元に向かった。

家定と篤姫を見守る本寿院、滝山、幾島。それぞれの思惑があるが、結局は家定と篤姫の愛の絆が全てに勝っていた。

これ以外のサイドストーリーとして、井伊が帝の事を口にするとか、斉彬が危機を感じて動き出すとか、西鄕が江戸に向かい、大久保は熊本で挫折を再度痛感し、そこから「鬼になる」と目覚める発言があったが、これらははっきり言って霞んでしまったエピソードでした。ただ、大久保の所は、下手な青春ドラマで。逆に浮いてましたね。

実際、今回は殆どの登場人物が空気のようになっていて、存在感がなかったですね。その筆頭はお志賀でしょう。最近は一段と貫禄が出てきた幾島も存在感がなく、その他大勢の一人になっちゃいました。結局、篤姫・家定の愛の強さを確認したのと、本寿院の妬みの深さが全てという物語でした。

次回からは完全に後半に突入ということになる。が、もう暫くはホームドラマが続きそうです。斉彬の一橋派の反撃ということでまたも、ということになるが、本寿院もまた次の手を打っていたということで、「嫁姑バトル」から「お世継ぎバトル」ですかね。

尚、来週6/29のBS-hiの放送はいつもの18時からに戻るが、BS-2は1時間繰り下がって23時からの放送です。(従姉妹・ちゃんの「怪談新耳袋SP」と被ります。妹・ちゃんの「名曲探偵アマデウス」はお休みです。)それ以外にも6/29は録画したいものがたくさんあり過ぎる一日です。でも、優先順位が高いのは、本作と「怪談新耳袋SP」です。

 

新装版 天璋院篤姫(上) (講談社文庫 (み9-7))

新装版 天璋院篤姫(上) (講談社文庫 (み9-7))

  • 作者: 宮尾 登美子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/03/15
  • メディア: 文庫

新装版 天璋院篤姫(下) (講談社文庫 み 9-8)

新装版 天璋院篤姫(下) (講談社文庫 み 9-8)

  • 作者: 宮尾 登美子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/03/15
  • メディア: 文庫
↓これも発売になります。

篤姫後編

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2008/06/30
  • メディア: 単行本
↓その他いくつか
「篤姫」オリジナルサウンドトラック

「篤姫」オリジナルサウンドトラック

  • アーティスト: TVサントラ,吉俣良
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2008/02/20
  • メディア: CD
NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)

NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)

  • 作者: 宮尾 登美子
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2007/12/20
  • メディア: ムック
篤姫と大奥―幕末騒擾を生き抜いた御台所 (歴史群像シリーズ)

篤姫と大奥―幕末騒擾を生き抜いた御台所 (歴史群像シリーズ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2007/12
  • メディア: 単行本
歴史街道 2008年 06月号 [雑誌]

歴史街道 2008年 06月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2008/05/07
  • メディア: 雑誌
↓マリバロンはこちら
仮面ライダーBLACK RX VOL.1

仮面ライダーBLACK RX VOL.1

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD
↓愛ちゃんはこちら
ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

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TwellV・神宮前名画座「SANDS OF IWO JIMA」 [映画(洋画)]

今週の神宮前名画座は、1949年のアメリカ映画「硫黄島の砂」でした。5/31に放送された「フライングタイガー」と同様にJ・ウェイン主演の戦争映画であるが、「フライングタイガー」は完全なプロパガンダ映画であるが「硫黄島の砂」は鬼軍曹ものであるが、ドラマとして見せてくれる作品である。(現在、「フライングタイガー」と「硫黄島の砂」の2作品が一緒になったDVDソフトがリリースされている。主演は共にJ・ウェインであり、戦争映画であるが、余りにも毛色が違うと思うんですけど...)

作品データを記しておくと、時間は109分、白黒作品である。原作はハリー・ブラウン、監督はアラン・ドワン、脚本はハリー・ブラウンとジェームズ・エドワード・グラントの2人、撮影はレジー・ラニング、楽:はヴィクター・ヤングである。そして出演は、ジョン・ウェイン、ジョン・エイガー、アデル・マーラ、フォレスト・タッカー、ジュリー・ビショップ、ジェームズ・ブラウン、アーサー・フランツ、ウォーリー・カッセル、リチャード・ウェッブ、リチャード・ジャッケル、ジョン・マクガイア、マーティン・ミルナー、ウィリアム・セルフ、たちである。

アメリカ海兵隊のジョン・ストライカー軍曹し鬼軍曹として部下から反感を買っている厳しい男である。時は1943年、ニュージーランドの基地で彼は戦争訓練を行なっていた。そんな所に、彼が父と慕うコンウェイ大佐の息子・ピーターが新兵としてやってきた。ピーターは父と同じ根っからの軍人であるジョンを毛嫌いしていたが、次第に軟化していく。(ここは定石の展開である。)やがて、隊はタラワ上陸作戦に加わることとなる。この戦闘で失態を演じて数名の部下を失うことになる。更に隊は硫黄島作戦に参加することになり、戦いが始まる。

展開はよくある鬼軍曹の物語であるが、登場人物をしっかりと捕らえて、部下の教育、自身の離婚という問題をうまく絡めていて、人間味のあるドラマとして旨くまとめられている。そのため、鬼軍曹に対しても、特に拒否反応を起こさずに入って行くことが出来る。

また、途中のエピソードは、人間ドラマに偏ろうとしている物語が「戦争中」ということを忘れさせているのを、はっきりと思い出させて、脳裏に焼き付けてくれることになる。戦場ということを冷静に考えれば、オマヌケなこととして片付けられそうだが、時節を忘れてはならないという教訓ということではよく考えられている。そして、何だかんだでクライマックスの硫黄島上陸作戦は迫力があって、しっかりと見せてくれる。
戦争映画であるが、人間ドラマとしてもしっかりと描かれている作品であるので、見ておきたい1本である。

尚、次回の神宮前名画座は6/29(日)となり(土曜の方はお休みです)、I・バーグマン主演の1948年作品「ジャンヌ・ダーク」です。

 

硫黄島の砂

硫黄島の砂

  • 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
  • メディア: DVD

硫黄島の砂

硫黄島の砂

  • 出版社/メーカー: 東北新社
  • メディア: DVD
硫黄島の砂

硫黄島の砂

  • 出版社/メーカー: GPミュージアムソフト
  • メディア: DVD

↓「フライングタイガー」と本作のセットです。


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久しぶりの「警視庁から入電中」 [ケータイ刑事]

本日、実に久しぶりの「警視庁から入電中」というテレメールの配信がありました。しかも、最初の配信から10分後に「再び警視庁から入電中」という続報までありました。(携帯では、この送信アドレスからのメールは、着信音をマヤヤの「警視庁から入電中」という着ボイスに設定しているだけに、気分は銭形になれます。)

最初の方は、6/27に発売になる「銭形海」のDVD-BOX1のお知らせだったが、やっぱりこの告知が配信されました。(今までもそうだったので、そろそろ届くのではないかと思っていました。)ただ、その中で1つだけツッコミを。価格に関して「4枚組11,400円(税抜・販売ハピネット)」と記されてあったのだが、現在は税込の総額表示方式とするのが一般的である。確かに「税抜」と記されているので、これはこれで問題はないのだが、総額表示方式は国の方針でもあるだけに、「警視庁から入電中」としていることを思えば、やはり総額表示方式で記すべきだったと思います。→「ケータイ刑事」らしいツッコミを入れさせるためのネタを仕込んでいる、ということも言えますが...

続く、「再び…」の方は、これまでずっと明かされていなかったCDドラマ(「ドルフィンガールズショー」)に関しての情報でした。「・DVD-BOX1」と同じ6/27に発売になる。

最近は、発売情報は何処かから漏れているのが普通であり、発売日の情報を隠すということはほぼ不可能である。それが発売1週間を切った時まで隠されていて、急に発表されるなんて、情報化社会である現代では考えられないことである。が、こういうところも「ケータイ刑事」らしいことでもあります。

ところで、2通の「警視庁から入電中」に、日曜の再放送「銭形海」のお知らせが入っているのは良いのだが、来週はいよいよ1st.13話ということで、高村さんとの最後の物語である。6月のTV雑誌でもそうだったが、EPGで来週の放送再放送の番組タイトルの中に「」マークがやっぱり入っている。「1st.シリーズ」ということでは確かに「終」であるが、ここで一旦終了、7月からは2nd.ではない別のものが放送されるという危惧が...

(6/23追記)
上記「ドルフィンガールズショー」ですが、楽天やamazonではヒットしませんが、セブン&Yならばヒットします。(http://www.7andy.jp/books/detail/-/accd/32092456)早く入手したい方は注文されては如何。(27日以降、本屋さんで購入という手もありますけど...)

 

いよいよ発売です。

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

↓amazonでもようやく発見しました。


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ゴルゴ13#11 [アニメ]

今回の物語は、コンピュータの計算でも不可能と判断されたアングルから狙撃を行うゴルゴの超人的な腕を見せつけた物語でした。ただ、CIAにしても国務省にしても、自分たちの利益だけというエゴ丸出しで、それぞれの思惑でゴルゴを利用するというのは、ちょっと怖いですね。

ヨルダン国王特使の狙撃をゴルゴに依頼したCIA。が、狙撃場所は空港内という条件を付ける。一方、国務省はその情報を掴み、ゴルゴを暗殺するために天才スナイパー・カッツ・ドーベルを雇う。舞台はJ・F・ケネディ国際空港で、特使が飛行機からヘリコプターに乗り換えるために移動する1分しかチャンスはない。ということで、カッツはコンピュータを使ってゴルゴの計画を分析する。そして狙撃可能ポイントは2箇所だと割り出し、そこから逆にゴルゴを狙撃する作戦を用意した。そして特使が到着、カッツはゴルゴが現れるのをひたすら待った。が、ゴルゴはコンピュータでも狙撃不可能と判断した場所(格納庫)から現れた。その情報から応戦の準備を整えたカッツ。が、ゴルゴはカッツを仕留めると、特使を乗せて離陸したヘリコプターを僅かな隙間から狙撃した。で、ヘリは爆発炎上、依頼された仕事を終えた。

物語のタイトル通り、まさに「死角」を利用したゴルゴの計画がコンピュータの計算をも上回っていたと言うことになるが、よくよく考えたら、コンピュータに計算させるプログラムはあくまでも人間が作ったものであり、「狙撃可能/不可能」という最終判断は人間が行ったものである。(プログラム上、コンピュータが判断していても、そのプログラムは人間が作ったものである。)よって、結局は人間同士の読みあいということになる。仕事を依頼された時に、自分が狙われることまで計算していて、それをも打ち破るだけの計画を立て、実行するゴルゴ13の洞察力と計画力、実行力にはしびれる所です。が、特使の狙撃を依頼された時、胡散臭さがあると感じ取っていたというのもまた事実ですよね。やはり、バックに国があると、自分たちのエゴのためというのは、この世界の常識と言ったところですかね...

 

↓この物語の原作はこちらに収録

ゴルゴ13 (66) (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 1988/01
  • メディア: コミック

 

↓いくつか

リーダーズチョイス BEST13 of ゴルゴ13

リーダーズチョイス BEST13 of ゴルゴ13

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2001/12
  • メディア: 単行本

さいとう・たかをセレクション BEST13 of ゴルゴ13 Author’s selection

さいとう・たかをセレクション BEST13 of ゴルゴ13 Author’s selection

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2003/11/13
  • メディア: 単行本
各界著名人セレクション BEST13 of ゴルゴ13

各界著名人セレクション BEST13 of ゴルゴ13

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/03
  • メディア: 単行本

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東京少女・桜庭ななみ#3「おウチに帰れない」 [ドラマ]

20日の「キ・ニ・ナ・ル!」に桜庭ななみがゲスト出演して、そこで見せていた部分が物語に出ていて、なかなか面白い作品でした。ただ、魅力は出ていたが、これぞというものが無く、ここはダメというものも無く、纏まり過ぎていたように感じられる物語でもありました。一応、メルヘンチックなコミカルな物語ということになるが、ベースに「オズの魔法使」があり、これを知っているかどうか出楽しみ方が変わる物語でもありました。(今回のななみの苗字は「小津」だったが、これも「オズの魔法使」を意識していた証拠です。)また、小中和哉監督ということでは「星空のむこうの国」(1986年作品、主演は有森也実さん)のファンタジックな所を何となく思い出させてくれたが、ファンタジックさが全開というものでもなく、小中監督作品としたら小さく纏まりすぎていたような感じでした。(「星空のむこうの国」には本作のようなコミカルな所はなく、もっとファンタジックな作品です。)

また、今回は主題歌の持っている雰囲気が物語に妙にマッチしていました。ただ、コミカル編としたら爆笑という笑いの要素は少なく、コミカル・タッチのメルヘンと言った所が良いですね。(少なくとも前回と前々回とは全く違ったユーモアに満ちた世界の物語でした。)でも、「東京」という所は全く関係なく、これに関しては完全に忘れ去られている。もはや、「主演が4つの異なる役を演じる」ということだけがポイントになっていて、「68FILMS」「Bitter Sweet」「セピアの想ひ出(セピア編)」とはタイトルに共通のものがあるが、内容的には完全に別シリーズとなっちっている。これはこれでちょっと考え物です。(苦言も記しておきます。)

「行ってきます」と言って元気に家を飛び出していく少女・小津ななみ。自分で「とっても時間にルーズなダメ子ちゃん」と言っている。20日以上も延滞しているDVDを返しに行こうとして家を出たのだった。午後4時までに返却しないと、更に1日伸びることになる。お母さんからも「DVDの延滞は何度目?」と小言を言われていた。(が、お母さんが延滞料として5000円をななみに渡していた。)また、お母さんはななみに、5時までに郵便局に行って下関のおばあちゃん宛の小包を出してくること、6時にお父さんがバス停に到着するから、傘を持って迎えに行くように、ということも頼んでいた。

が、ななみは途中で道畑に咲いている花を摘んでいた。で「今何時だろう?」と思い、携帯を出そうとするが携帯を玄関に置き忘れていたことを思い出す。で、腕時計で時間を見た。3:42ということで「まだ時間あるじゃん」と安心する。

そんな所に、川原で虫の網を持った姉妹の声を耳にした。その時、雷鳴が轟き、逃げる姉妹。ななみは傘を開こうとするが、突風によって不思議な世界に吹き飛ばされてしまった。(「オズの魔法使」の世界です。)

気がついたななみは川原にいた。そして、男が泣いている声を耳にした。で、声のするガード下にやってくると段ボールに入った男がいた。ななみは声を掛ける。男は強面と言って恥ずかしい、と言う。(一応、ブリキ男がモデルと言ったところでしょうか。)更に箱男は失恋したこと言う。毎日、決まった時間にここを通る女性に声を掛けたが、気づいてくれなかった、と話す。「それ、失恋と言わないよ」と突っ込むななみ。が、箱男は失恋したと思い込んでいて、成り行きを語る。(それに対して色々と突っ込むななみ。)で、箱男はある雨の日に、その女性がエナメルの真っ赤なコートを掛けてくれて、それによって段ボールが崩れなかった。で、その女性は5:30に通のでお礼を言って欲しい、と頼む。

ななみは4時までにDVDを返しに行かなければならない、といって断るが「もうすぐ5時ですよ」と言う箱男。時計を見たななみは「まだ4時前ですよ」と言うが、時計は止まっていて、確かに5時前だった。で、ななみはDVDの延滞料24日分4800円が5000円になると言う。(延滞24日って、あまりにもルーズすぎますね。しかも5000円って、借りるより買った方が安いでしょう。)更に、小包を5時までに郵便局に持っていかなければ、とも言うが、箱男が「5時を過ぎちゃいました」と言い「明日送ればいいじゃないですか」と言って「明日」と言うのだった。明日の予定が埋まっていくということで落ち込むななみに、「今大事なことは5時半に訪れる彼女を待つこと」言う。

更にななみはもう1つ大事なことがあると言うが、それが何かを忘れていた。箱男は「気のせいですよ。そんな忘れちゃうこと大したことじゃないでしょう」と言い、少し考えたななみは「それもそうね」と納得してしまう。で、5時半に通女性にコートを返すことを引き受けた。

で、5:29、彼女の足音が聞こえてきて、ミニスカの女性が現れた。で、ななみはその女性に近づいていって声を掛けようとした。が、ななみの前におばあちゃんが現れ「桃、いりませんか?」と言って桃を売ろうとする。で、それを断るななみ。が、その間にミニスカの女性は通り過ぎてしまった。

箱男は文句を言い、ななみは謝る。しかしおばあちゃんは5:40が食べ頃と言って桃を売り込む。箱男が介入して、女性に声を掛けるのは明日の朝8:30と言うが、更におばあちゃんはしつこく桃を売ろうとする。で、何だかんだと言って必死で桃を売ろうとして、ななみは買うことにした。が「5000円」とおばあちゃん。ななみは手持ちの5000円を出そうかと迷う。おばあちゃんは「あと2分」と言って急かす。で「持ってけ泥棒!」と言ってななみは5000円を出し「まいど!」で桃1つがななみの手に。(1個5000円の桃って、余りにも暴利ですね...)

で、ななみは桃の皮を剥いて食べようとするが、箱男に時間を確認し、5:40までカウントダウンしてからパク付いた。「美味しい!」と声を出したななみだったが、ななみはおばあちゃんが1個50円で桃を箱男に売っていたのを目にした。文句を言おうとしたななみだったが「旬を過ぎた桃はサービス価格で提供せざるを得ないのよ」とおばあちゃん。その頃箱男は桃を食べていて「美味い、限りなく旬に近い味だ」と言っていた。それを聴いたななみは「欺された...」と漏らしていた。(ここでAパート終了。経過時間は14分半に僅かに足りない所でした。よってBパートは11分半ちょっとになります。)

夜になり、家に帰ろうとするななみ。箱男は明日の朝の約束を口にするが「朝起きられますか?」と言ってななみを信用しなかった。でも、無理矢理帰ろうとするななみ。そんなななみはミニスカの女性が泣きながら歩いているのを目にした。「何かただ事じゃない様子」と言ってミニスカの女性の所に駆け寄り、事情を聴く。すると女性は、自分は毎日9時5時で働くOLで無遅刻無欠勤、定時ワークが揺るぎない行動原理だが、明日から会社の勤務形態がフレックスになり、勤務時間を自分で決めなければならないなんて自分には出来ない、ということで荒れていたのだった。で、ちょっとしたやりとりがあった後、ななみは傘を見て、お父さんを迎えに行かなければならなかったことを思いだし、走ってバス停に向かった。

バス停(ワンダーランドバス「西の国」、エメラルドの国行きって、やっぱり「オズの魔法使」です。)に着いたななみだったがお父さんはいなかった。が、雨は降っていない、降っていないならとっくに家に帰っている、ということに気づいたななみは、家に向かって走り出した。が、「ウチがない。ここ何処?」

そんなななみは花火を手にした少女、更にはバースデーケーキを前にしたおばあちゃんを目にした。おばあちゃんは「明日は私の80回目以上の誕生日」「東京の娘がプレゼントを送ったと言うが届かない」とぼやいていた。それを聞いたななみは小包を見ておばあちゃんのことを思い出した。

目の前のおばあちゃんは日が変わるということで時計を見ながらカウントダウンをして、日付が変わるとケーキの蝋燭の炎を吹き消した。

ななみは箱男の所に走って戻って来た。「家がない」と言うが、箱男は、明日の朝ミニスカの女性にコートを届けない限り家はずっと無い、と言い、コートの事を念を押すように言う。ななみは、明日からフレックス・タイムで何時に通るか分からない、と言うが、これに箱男は激怒、噴火しそうになる。それを見たななみは慌ててコートを手にすると「直ぐに届けてきます」と言うが、「アバウトで言ってるんじゃないよ、何分だよ?」と問う。勢いに押されて「じゃあ2分」と言ってしまったななみは、走ってミニスカの女性にコートを届けると、手を引いて引っ張って箱男の所に連れて行こうとする。女性はエナメルのコートのことをボロクソに言って「何処かに脱ぎ捨てて来ちゃった」と言ってコートのことを思い出した。が、時間がないということで、ななみは女性の手を掴んで走って箱男の所に連れて行く。カウントダウンしている箱男。何とか2分に間に合った。

箱男は花束を出した。それを見たミニスカの女性は「綺麗なお花」と言ってそれを受け取る。で、一気に恋愛モードのテンションが上がり、箱男のダンボール箱が破け、男とミニスカの女性は恋人モードに突入する。また、花火を持っていた少女がそれにスポットライトを当てる演出をしていた。それを見たななみは、またも飛ばされた。

気づいた時、ななみは自宅の居間にいた。で、自宅と分かったななみ。少女は妹で、箱男はお父さん、ミニスカの女性はお母さんだった。ななみは「DVD、また延滞しちゃった...」

翌日、ななみはDVDと小包を持って家を出て行った。で、携帯でおばあちゃんに電話を入れた。(桃売りのおばあちゃんが下関のおばあちゃんだった。)で、誕生日プレゼントを贈ることを伝えた。家のベランダには、あの赤いエナメルのコートが干されていた。

エンドロールは川辺の道を歩いていくななみの映像をバックに、『恋はみぢかい』が流てテロップが流れていく。(歌詞が前回までと違っているので、2番なんでしょう。)

次回は、桜庭ななみ主演作では最後となる「小さな恋」という物語です。脚本が中江有里さんというのは、「東京少女」では珍しくないが、監督がホラー映画で有名な清水崇監督という所がポイントです。(話によると、清水監督がラブ・ストーリーというのは初めてということです。)また、次回予告では、制服のブレザーは別物でしたが、ちゃんとちゃんの緑リボンを付けていましたね。今度は恋を成就させようと頑張る女子高生の物語のようです。

「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせの映像は、標準の高速と東京タワーを中心とした夕景でした。が、今回の物語は「東京」とは全く関係なかったので、妥当な所でしょう。

また、今月からモバイル応募のプレゼントだが、毎週更新されなくなっている。モバイルで応募という形になってから、「恋日・3rd.」や「銭形海」、そして「東京少女・山下リオ/水沢エレナ」は毎週応募出来たが、「桜庭ななみ」になってからはチャンスは月に1回に変わったようですね。(応募の空メールのメアド番号を見たら分かります。)尚、毎週応募することは勿論可能であるが「2回以上の応募は無効」となります。

そして、今回の物語では、モバイルの次回予告ムービーが結局UPされないままでした。(「ページが存在しません」となってDL出来ません。)→これはモバイルサイトのHTMLファイルにミスがあったものと思われる。→こういうミス出るというのは、ちょっと気の緩みがあるということです。スタッフさん、初心忘れるべからずですよ。

尚、今回の本編終了と次回予告の間に真希ちゃんのdocomo CMが流れたが、これはこれでサービスになりましたが、だからと言って、モバイルサイトのミスが許されるということにはなりません。

今回のななみは、「キ・ニ・ナ・ル!」で見せていた天然系というところが出ていて、これはこれで楽しい物語でした。また、ベースに「オズの魔法使」があり、何箇所かはオマージュもありました。ただ、コメディという所までは言っていなくて、コミカル調のちょっと不思議な物語ということで、これはこれで楽しいものになってました。でも、完全なコメディでもなく、「星空のむこうの国」や「夢を追いかけて」(これも小中監督作品で1993年作品、主演は水沢蛍さん)のようなファンタジックな所が前面に出ていた訳でもなく、両者の良いとこ取りをしようとして、まさにその両者の中間に位置するどっちつかずというような物語でもありました。

今回の桜庭ななみはコミカルな所が出ていたが、コメディエンヌとしてもやって行けそうですね。(シリアスな芝居も難しいが、コメディエンヌとして認められるには更に難しいだけに、今後に期待できますね。)

PS.世の中には「オズの魔法使い」と書いている映画無知が大勢いるが、「オズの魔法使い」という作品はこの世には存在しない。「オズの魔法使」と表記するのが正しいのである。そういう無知をさらけ出す輩、何処かにいるのでしょうね...

 

↓原作ノベライズ

恋より大切なこと (リンダブックス 東京少女 3)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 泰文堂
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 文庫

 

↓今回はこれを抜きには語れません。

オズの魔法使 特別版

オズの魔法使 特別版

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD

オズの魔法使 コレクターズ・エディション

オズの魔法使 コレクターズ・エディション

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD

星空のむこうの国/夢を追いかけて

星空のむこうの国/夢を追いかけて

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • メディア: DVD

↓「オズの魔法使」を見る場合はこれも一緒に...

オズの魔法使 (名作映画完全セリフ集スクリーンプレイ・シリーズ)

オズの魔法使 (名作映画完全セリフ集スクリーンプレイ・シリーズ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: スクリーンプレイ出版
  • 発売日: 2000/02
  • メディア: 単行本


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ケータイ刑事銭形海12話[裏ネタ編] [ケータイ刑事]

4回に渡った「夏舞台」(長かったですねぇ...)も終わり、通常の形に戻ったのは良としても、ちゃんと高村さんのコンビもあと僅かになりました。今回はそのコンビの最後となる1つ前の第12話「ほんなこつ、このバカちんが! ~方言教室殺人事件」についての裏ネタ編です。

今回は物語の鍵となっている「方言」について(「」でも記していますけど...)、そして劇中で語られる「バイリンガル」「トリリンガル」についてを「マルチリンガル」ということで記します。

尚、BS-iの本放送の時に記した長文&ネタバレあり版は「ここをクリック」してご覧下さい。(放送直後に記した感想版もここを経由してください。)

方言」:1つの言語において、語彙や発音に変形が見られる変化したもののことを言う。これは自然的に違った語彙やアクセントになった場合も、意図的に変えた場合(戦国時代に他国の隠密に話を聞かれても相手に理解されないようにするために言葉を変えた場合などがある。)に関係ない。また、言葉は常に変化するものであり、時代と共に、また地域ごとに変化していくのは当たり前である。

世界的には、更に植民地時代の影響も方言には影響している。例えば、かつての大英帝国の植民地であったインドで使われている英語と、イギリス本国の英語、さらにはアメリカ英語は細部に違いがある。

方言は1つの言語の変形であり、全く意味不明になるというものではない。また、表記文字まで異なるというものではない。よって、複数の方言を使うことが出来ても、それは1つの言語を習得していることに変わらない。つまり、複数の方言を(例え変幻自在に)使えても、その人を複数の言語を使う人(=「マルチリンガル」)とはされない。

マルチリンガル」:多数の原語に通じていること、もしくは他言語を使っている人のことを言う。この中から二ヶ国語を使う人を「バイリンガル」、三ヶ国語を使う人を「トリリンガル」という。(しかし、これもどこまでは「使う」と判断するかは曖昧である。→日常会話が出来ることを「使う」とするのが一般的であるが、これも身振り手振りを交えて通じる日常会話もありますから...)

言語とは、人間が他人とコミュニケーションをするために使う記号の事であり、○○語という言葉は音声でコミュニケーションを行うためのものである。尚、一般的には音声による言葉を指しているが、コンピュータのプログラムのための言語や動物が他の個体とコミュニケーションを行うためのものも立派な「言語」である。

また、言語には、自然に生まれた言葉(日本語など、人間が使う言葉)のような「自然言語」と、あるもの敵のために人為的に作られた「人工言語」がある。人工言語には、世界共通語にしようという目的で作られた「エスペラント」や、コンピュータ言語などが該当する。

世界には現在、いくつの言語が存在しているのか、はっきりしていない。(1000以上あるとされているが、数千という説もある。)また、何処までを1つの言語と判断するのかという問題が出てくる事になる(方言ということになる。)ので、幾つの言語が存在しているのかは永久に分かることはないだろう。

ちなみに、現在使われている言語で、使用人口の多いものは、上位から順に、中国語、スペイン語、英語、ヒンドゥー語、アラビア語、ポルトガル語、ベンガル語、ロシア語、日本語、ドイツ語と続く。→人口が多い中国語がやはりトップであるが、インドは複数の公用語があるので分散されてしまうということですね。また、日本語も意外と多いということが分かるが、日本は世界でも人口が10番目に多い国ですからね、(フランス語、イタリア語がベスト10にないことを意外と思うか、やっぱりと思うかは自由です。)

しかし、使用人口が多いからと言って、言語の国際的な地位は別物である。中国語は基本的に中国だけというローカル言語であり、世界の国々では英語を公用語としている国が最も多いためである。

 

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↓方言ということで。

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↓話す人数が最も多い中国語

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↓やはり国際語はこれ

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