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「渡り鳥」(その6) [映画(邦画)]

今回は1962年に製作された実質的なシリーズ最終作となるシリーズ第8作についてです。(便宜上、シリーズは全9作で、このあとにもう1本存在するが、タイトルに「渡り鳥」が入っているのと、主演が小林旭、同じような展開というだけであり、別物と考えても良いためである。)

シリーズ第8作北帰行より・渡り鳥北へ帰る」(1962年)
作品データを記しておくと、1962年の日活作品であり、時間は79分である。原作は山野良夫、監督は斎藤武市、脚本は山崎巌、撮影は高村倉太郎、音楽は小杉太一郎である。そして出演は、小林旭、浅丘ルリ子、白木マリ、青山恭二、郷えい治、田代みどり、内田良平、深江章喜、小園蓉子、近藤宏、佐々木孝丸、河上信夫、島津雅彦、弘松三郎、二本柳寛、青木富夫、雪丘恵介、たちである。

親友・浩一の遺骨を手に、ギターを抱えた渡り鳥・滝伸次は凾館にやってきた。早速、浩一の実家に行く伸次だったが、浩一の実家の造船所は経営が苦しく、悪玉がその乗っ取りを企んでいた。伸次は浩一の仇を取るために動き始め、造船所乗っ取りと関係あることをしり、立ち向かって行く...

展開は基本的に同じだが、単に流れ着いた地方の町で悪玉と対決するのではなく、最初から大きな目的を持って訪れた地方の町での物語ということで、ちょっと違った雰囲気がある。

また、ハジキの政のニセモノが幅を利かせるなど、アイデアとしたら悪くないが、練りが不足しているのもまた事実である。(本作でシリーズに幕が下りることになったのも、納得できる所である。)そして、ハジキの政の名前が出てくるのなら、やはり宍戸錠に出てきてもらいたい所である。

結局、マンネリに陥ったシリーズ作品らしい展開の平凡な作品でした。

 

渡り鳥北へ帰る

渡り鳥北へ帰る

  • 出版社/メーカー: 日活
  • メディア: DVD


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AMITYVILLE: DOLLHOUSE(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1996年の映画「悪魔の棲む家・最終章/ザ・ポルターガイスト」である。シリーズ第7作で、(現時点では)一応シリーズ最終作となっている。(→2005年の「悪魔の棲む家」は1979年のシリーズ第1作のリメイク作品である。)原題の方はまだいくらでも製作されるような感じのタイトルであるが、邦題の方は遂に「最終章」という文字を使ってしまいました。ただ、また3、4年したら製作されるのではと思っていたが、本作から12年となるが、更なる続編は製作されていない。

作品データを記しておくと、時間は98分、監督はスティーヴ・ホワイト、脚本はジョシュア・マイケル・スターン、撮影はトム・キャラウェイ、音楽はレイ・コルコードである。そして出演は、ロビン・トーマス、スター・アンドレフ、レイチェル・ダンカン、アレン・カトラー、ジャレット・レノン、たちである。

物語は、悪魔が家に宿っているのではなく、人形の家に宿っている…というものであり、これはシリーズの途中から定番となった展開である。以前の作品よりもSFXの技術が進歩していることもあって、それなりに見ることが出来るのだが、「悪魔の棲む家」シリーズの作品というよりは「ポルターガイスト」の出来損ないではないか、と感じてしまうようなものである。(この点では、「ザ・ポルターガイスト」という邦題は上手く名付けられている。)

マーチン一家は郊外に家を建てて、その新居に引っ越してきた。どこにでもいるようなごく普通の幸せに暮らしている家族である。ある日、主人のビルは、家の側にある古ぼけた納屋で人形の家を見つけた。数日後に娘の誕生日が迫っていると言うことから、ビルはその人形の家をプレゼントすることにする。が、ビルは恐ろしいその人形の家について何も知らなかった。人形の家には数多くの人間を殺戮してきた悪魔が宿っていた。で、それ以来、マーチン一家には恐ろしい出来事が起こるようになった...

悪魔が宿っている物と被害者の設定が変わっているものの、展開はシリーズ第4作の「悪魔の棲む家・完結編」と特に大きく変わらない。ということで、またも同じ展開で、ということになるが、本作はSFXに関してだけは、過去の作品よりも格段に進化している。(でも、'90'sも半ば過ぎではCGが取り入れられるようになっていて、それを謳い文句にした作品と比べると、それなりということになってしまいますが...)ということで、「ホラー」作品らしく、それなりに恐怖を見せてくれる。

でも、目新しい所は何もなく、「またも」というシリーズ作品に終わってしまった。ただ、いずれ更なるシリーズ作品が製作されるだろう、と思われたが、それだけは今のところ実現していない。が、はっきり言って、これ以上のシリーズ作品は不要ですけど...(2005年に製作されたのはリメイクなので、新たな作品ではない。)

一応、最終作になっているということで、本作のサントラ盤をピックアップしておく。一応、本作のサントラ盤と言うことになっていて、シリーズ全体のサントラ盤ではない。特に素晴らしいというものでもないが、凡作というものでもない。それなりに恐怖感を感じさせてくれるスコア集というものである。(一時期の酷さからは戻ったと言って良いが、まあそれなりという範疇ですけど...)

収録曲は以下の全21曲である。『Main Title』『Dana/Dead Dad』『Todd's Photo』『Seance』『Wasp』『More Dead Dad』『Battle』『I Had A Dream』『It's Alive』『Bill's Dream』『You Did This』『Father』『Claire's Fantasy』『Monster Mouse』『Dana 451』『Shed』『Dig We Must』『Rotten Day』『Dad Again』『Along Came A Spider』『Epilogue』。

暑くなる夏にホラー映画をたくさん見よう、と思うのであれば、映画本編とともに楽しんでおいたらよろしいかと...

 

Amityville Dollhouse [Original Motion Picture Soundtrack]

Amityville Dollhouse [Original Motion Picture Soundtrack]

  • アーティスト: Ray Colcord,Ray Colcord
  • 出版社/メーカー: Citadel
  • 発売日: 2005/08/23
  • メディア: CD

↓ビデオです。(しかも輸入版です。)

Amityville Dollhouse

Amityville Dollhouse

  • 出版社/メーカー: Republic Studios
  • メディア: VHS

↓こちらは日本語吹き替え版のビデオです。

悪魔の棲む家・最終章(吹替)

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • メディア: VHS


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ケータイ刑事銭形舞11話[裏ネタ編] [ケータイ刑事]

今回の「銭形舞・裏ネタ編」は第11話「コンビ解消の危機! ~小学生検事誘拐事件」についてです。この物語は「ケータイ刑事」で初めて、前作に登場したキャラクターが再登場した物語である。(多摩川ドイル、「・16話」に登場)また、展開は「・18話」(これは「・2nd.16話」や「・2nd.8話」に受け継がれます。)のちゃんと五代さんの立場を入れ替えたものである。

今回は、劇中で出てきた地名である「板橋」と「御茶ノ水」について簡単に触れておくのと、「・5話[裏ネタ編]」の時に記した「多摩川ドイル」について、少し追加修正しておくことにする。

尚、約2年半前のBS-iでの再放送時の時に記したものは「ここをクリック」、2年弱前にMBSでの再放送の時に記した改訂版は「ここをクリック」してください。

板橋」:一般名詞では、(文字通り)板で作られた橋のことである。(五代さんがドイルくんの作った板橋を見て口にしていた通りです。)

しかし、「板橋」というのは地名であり、日本人であればこちらの認識が先に来るでしょう。「板橋」という地名は、各地に存在するが、自治体名となっているのは東京の特別区の「板橋区」だけである。また、日本の地名であるということは、姓としても実際に使われている。

板橋区。23の特別区の一つであり、北西部にある。北に位置する荒川が県境となっていて埼玉県と隣接している。面積は約32平方キロで、人口は約53万人である。

古くは、日光街道の最初の宿場町であった。その板橋宿を中心に発展していくことになる。1932年に板橋町、上板橋村などの9つの町村が東京市に編入されて「板橋区」となる。何度か境界変更があり、1943年に東京都と東京市が合併したことによって東京都板橋区となる。1947年に22の特別区の1つになり、更に、練馬区の分区によって、一部が練馬区になった。

尚、今回の物語において、「板橋」=「い」+「「柴田」の反対」 ということが出てきている。「「柴田」の反対」は「たばし」ということで、「」から登場する鑑識・柴田束志の名前のアイデアの原点がここに登場していたと考えて良いでしょうね。

御茶ノ水」:「御茶の水」、または「お茶の水」と表記することもある。地名であり、東京都文京区湯島から千代田区神田に至る付近の千代田区神田駿河台を中心とした一帯の地域名である。いくつかの大学や予備校があり、学生街である。

尚、JRと丸ノ内線の駅名は「御茶ノ水」駅、地下鉄千代田線の駅名は「新御茶ノ水」駅というように「の」はカタカナ表記であるが、「お茶の水女子大」の「の」はひらがな表記であり、「お」もひらがな表記である。(お茶の水女子大はこの地にはありません。念のため。)

江戸時代、この付近に合った高林寺境内の断崖から湧出した水を将軍のお茶用の水としたことが地名の由来とされている。

尚、JR御茶ノ水駅には、総武線の「0キロポスト」があるが、特に凝ったデザインのものではなく、ごく普通のキロポストである。

また、やはり地名だけでなく、姓にもあるが、「鉄腕アトム」のお茶の水博士が一番有名でしょうね。

多摩川ドイル」:「ケータイ刑事」に登場したのは、「」終了時点で4回である。(「・16話」「・11話」「・2nd.11話」「・1st.5話」)結局、「」と「」には登場しなかった。→このため、多摩川ドイルには現在、「が嫌いな色」「野菜嫌い」という疑惑がある。

多摩川ドイル、11歳。法務大臣・多摩川五男(たまがわ・ごなん)を祖父に持ち、現役小学生にて検事正である。設定上、年を取らないということになっている。もの凄い合理主義者である。銭形姉妹に挑んでは、その度敗れている。愛ちゃんに敗れた時は涙を見せ、舞ちゃんには誘拐された所を助けられることになる。で、零ちゃんには数学選手権のライバルとして自信満々で現れるが、やはり敗北した。更に従姉妹の雷ちゃんにも結局返り討ちにされた。尚、気に入った相手のことを呼び捨てにする癖がある。

で、多摩川ドイルの「緑嫌い」「野菜嫌い」ということに関して述べておく。(以前に筆者がこのことを記したが、それ以降、多摩川ドイルは「ケータイ刑事」に登場していないので、ますますこの疑惑は強くなるばかりである。→渡邉睦月さんが「ケータイ刑事」の脚本を書いていないだけであるが、ちゃんと説明して貰いたいところである。)

」というと、ちゃんとちゃんのリボンの色である。そして、この色と日常生活においての接点と言えば、野菜というものが一番身近なものになる。ドイルが挑んだ銭形は、ちゃんとちゃんの青リボンちゃんとちゃんの赤リボンの4人であり、緑リボンちゃんとちゃんには挑まなかった。では、何故、ちゃんとちゃんに挑まなかったのか?という疑問が浮上する。(「」には渡邉睦月さんが脚本を書いていないから、ということで片付けられるが、これでは面白くない。また、そうなるとちゃんに挑まなかったことの説明は出来ない。「」に睦月さんは脚本を書いている。)

ちゃんとちゃんに挑んだドイルは、当然のようにちゃんに挑むはずであるが、それをすることなく、ちゃんに挑んだ。ということは、ドイルはちゃんを避けたということになる。特に、ちゃんには「味噌っかす」とバカにしていただけに、それなら何故、ちゃんに挑まなかったのか。

それは、ちゃんのリボンの色・が嫌いだからである。天才的な頭脳を持つ多摩川ドイルも11歳の子供である。子供は特定の野菜(特にピーマンやセロリ)が嫌い、というのが多い。で、ドイルもそのように、ピーマンやセロリという緑黄色野菜が大嫌いで見たくもないのである。よって、緑黄色野菜と同じ色のリボンをしているちゃん(ちゃんも同じ)の顔は見たくないのである。下手にちゃん(ちゃん)に挑んでも、緑リボンを目にすると怯えるなど、自分の弱点を露呈してしまい、とても勝負にならない、と思って勝負を避けたのである。(ある意味では「腰抜け」ということになる。)

ちゃんに挑んでいたら、緑リボンを目にしての反応次第で「緑嫌い」そして「野菜嫌い」に関して釈明できることもあるが、ちゃんに挑まなかったということで、この疑惑はもはや疑う余地はなく、確定したと言って良い。

赤リボンの7代目、8代目に挑んだら挑んだで、「緑/野菜嫌い」は確定となるし、挑まなければ、臆病風を吹かして逃げたということで「腰抜け」ということになる。(ただ、ドイルのことだから、ちゃんとちゃんに挑まなかったのは、その時は「海外留学していた」とか、「担当事件から手が離せなかった」というような適当な言い訳をするでしょうけど...→憎たらしさ度もアップするでしょうね。)

ということで、睦月さん、丹羽Pさん。こういうことでよろしいですよね???

 

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: TBS
  • メディア: DVD

↓参考まで

東京都板橋区 (地域批評シリーズ日本の特別地域 3)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: マイクロマガジンシャ
  • 発売日: 2008/03
  • メディア: 単行本

江戸四宿を歩く―品川宿・千住宿・板橋宿・内藤新宿 (江戸・東京文庫)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 街と暮らし社
  • 発売日: 2001/12
  • メディア: 単行本

[薗部 澄 写真集] 追憶の街 東京 昭和22年~37年

[薗部 澄 写真集] 追憶の街 東京 昭和22年~37年

  • 作者: 写真 薗部 澄/写真解説 桑島 新一
  • 出版社/メーカー: アーカイブス出版
  • 発売日: 2007/07/25
  • メディア: 単行本

 

駅史御茶ノ水 (1972年)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 御茶ノ水駅史編纂委員会
  • 発売日: 1972
  • メディア: -

お茶の水女子大学

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 教学社
  • 発売日: 2007/11/20
  • メディア: 単行本

↓多摩川ドイル登場物語が収録されているもの(「舞」は上にあります。)

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

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ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

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↓勝負を避けられた緑リボンの泪ちゃん&海ちゃん

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

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ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

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ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

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ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~

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