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HELLRAISER(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1987年の映画「ヘル・レイザー」である。現在までに7作がシリーズとして製作されているが、その記念すべき第1作である。(本作製作時に、これだけ多くの作品が製作されることになろうとは、誰が思ったことでしょうかね...)また、アヴォリアッツ国際ファンタスティック映画祭の恐怖映画部門でグランプリを獲得したことでも知られている作品である。

作品データを記しておくと、時間は95分、原作、監督、脚本の3役はクライヴ・バーカー、製作はクリストファー・フィッグ、撮影はロビン・ヴィジョン、音楽はクリストファー・ヤングである。そして出演は、アシュレイ・ローレンス、アンドリュー・ロビンソン、クレア・ヒギンズ、オリヴァー・スミス、ロバート・ハインズ、ショーン・チャップマン、アントニー・アレン、レオン・デイヴィス、マイケル・キャシディ、たちである。

フランクはある日、街で謎の小箱を手に入れた。その小箱は伝説のパズルであって、組み替えることによって究極の性官能を経験できるというものだった。早速パズルに取り組むフランク。組み合わされた瞬間、フランクの体は破壊されてしまった。それから数年後、フランクの弟・ラリーと妻・ジュリア、娘・カースティがその家に引っ越してくる。ジュリアは夫が仕事に出かけると、町で男を誘って家に連れ込んでいた。それを目撃したカースティは、家に忍び込んでみると、2階の部屋で血みどろの姿を発見した。ジュリアの誘惑してきた男達の血と肉を食べてフランクが蘇生しつつあったのだった。また、フランクとジュリアは、かつて愛人関係にあったのだった。カースティはそれを知ると謎の小箱を持ち出して逃げる。何気なくいじっているカーティスの目の前に、突然別世界が広がり、悪霊たちが出現する。殺人鬼として甦ったフランクは、ジュリアもラリーを殺し、カーティスに迫ってくる。カーティスも殺されるかと思った瞬間、悪霊が現れてフランクを連れ去っていく。安心したカースティだったが、小箱の秘密を知った彼女を悪霊が放置するはずがなく、悪霊に襲われるカーティス...

謎の小箱を巡っての恐怖体験を描いた作品であるが、ホラー作品としてだけでなく、サスペンスとしても、スプラッターとしても堪能できる作品である。展開もなかなか寝られていて面白く、また、パズルを回転させることで異界と繋がるという発想も面白い。

また、余りにも有名になった魔導士ピンヘッドであるが、第1作では意外と地味だったりもする。後のシリーズのことを考えても見ておきたい作品である。

また、この手の作品は、音楽が如何に恐怖を感じさせてくれるかということも重要であるが、ツボを抑えた音楽もなかなかよく、たっぷりと怖がらせてくれる。その点でも本作は傑作と言うことが出来、映画とともに堪能したい所である。

最後に、サントラ盤の収録曲を記しておく。収録曲は以下の全14曲である。『Hellraiser』『Resurrection』『Hellbound Heart』『Lament Configuration』『Reunion』『Quick Death』『Seduction And Pursuit』『In Love's Name』『Cenobites』『Rat Slice Quartet』『Re-Resurrection』『Uncle Frank』『Brought On By Night』『Another Puzzle』。

 

Hellraiser (Soundtrack)

Hellraiser (Soundtrack)

  • アーティスト: Christopher Young,Paul F. Witt
  • 出版社/メーカー: Silva Screen
  • 発売日: 2001/08/14
  • メディア: CD

↓映画DVDはこちら

ヘル・レイザー

ヘル・レイザー

  • 出版社/メーカー: ビクターエンターテインメント/CIC・ビクタービデオ
  • メディア: DVD


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「嗚呼!!花の応援団」(その5) [映画(邦画)]

懐かしの邦画ヒーローシリーズの第26弾として記してきた「嗚呼!!花の応援団」シリーズも今回が最終回である。今回は、日活製作のシリーズ作品ではなく、1996年に再映画化された作品を番外編として扱うことにします。'70'sの日活製作シリーズに出演していた高瀬将嗣と本間進はスタッフとして、今井均、なぎら健壱、宮下順子は本作にも出演しているものの、あの作品とは完全に別物であって、リメイク企画によくある平凡な作品に収まっている。

1996年の再映画化作品「嗚呼!!花の応援団
作品データを記しておくと、1996年の「嗚呼!!花の応援団」製作実行委員会の製作(この時代では、こういう形が当たり前になっていました。)で、時間は91分である。原作はどおくまん、監督と脚本は高瀬将嗣、製作総指揮は本間進、撮影は佐藤徹、美術は菊川芳江、音楽は埜邑紀見男である。そして出演は、金井茂、藤谷美紀、水橋研二、遠藤憲一、夏目玲、三上真一郎、新井康弘、渡辺哲、望月沙那、なぎら健壱、宮下順子、島村日出人、江戸松徹、加賀谷圭、松井哲也、今井均、井上治之、香田修、三上真一郎、出光元、赤星昇一郎、たちである。

応援団に入ると、就職活動の時に有利になるというだけの理由で南河内大学応援団に入部した新入生・富山。が、彼を待っていたのは先輩たちからのシゴキの毎日だった。ある日、大事な大団旗が虫に食われて穴が開いていたことが分かり、ドタバタ劇が始まる。何とか、青田の活躍によってバイト代を稼いで無事に修復した。しかし、バイトでトラブル続きだったことで、宿敵・浪華大学応援団との間で団旗と100万円を掛けて争うことになった...

'70'の日活作品と同様に、原作漫画の世界を映像にすることはやはり出来ておらず、中途半端なドタバタで終わっている。どう見ても「花の応援団」という感じが無く、完全な別物である。(どおくまんの漫画を実写というのは、やはり無理でしょう。アニメ化ならば良いんでしょうが...)また、'90'sらしい所が出てくるが、それが原作の持っている世界と全く違った方向に持っていき、見ていても辛くなってしまった。昔のヒットシリーズを復活させる、というような企画は'90'sに数多く見られたが、本作はそういう企画の殆どがズタボロに終わったように、完全にズタボロな作品に終わっている。出演者の方は、結構ユニークな顔ぶれが揃っているのに、実に残念なところである。時間が余っていれば見る、という程度でよろしいかと...(もう少し'70'sの要素を出すとか、逆に徹底して'90'sらしさを出すなどしたら、少しは違った結果になってと思いますが...)

元々、原作漫画の世界がとんでもなくエネルギッシュであるだけに、それを実写映像化しようというのには無理がある。'70'sの日活作品では、'70'sらしいものが出ていたが、そこで終えていたら良かったシリーズでもある。('90'sの作品は、どうでも良い作品です。)映像化するのなら、やっぱりアニメにするべき、ということを強く感じた作品でした。

 

本作のソフトはないので、'70'sの日活作品を...

鳴呼!花の応援団

  • 出版社/メーカー: 日活
  • メディア: VHS

鳴呼!!花の応援団 役者やのオー(昭和51年製作)

  • 出版社/メーカー: 日活
  • メディア: VHS

嗚呼!!花の応援団 男涙の親衛(昭和52年製作)

  • 出版社/メーカー: 日活
  • メディア: VHS
↓原作漫画
嗚呼 花の応援団 1 (1)

嗚呼 花の応援団 1 (1)

  • 作者: どおくまん
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1994/10
  • メディア: コミック
嗚呼!!花の応援団

嗚呼!!花の応援団

  • 作者: どおくまん
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2007/04/05
  • メディア: コミック

嗚呼!花の応援団 [少年向け:コミックセット]

  • 作者: どおくまんプロ
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • メディア: コミック

嗚呼!花の応援団 【コミックセット】

  • 作者: どおくまん
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • メディア: コミック

嗚呼!花の応援団 【コミックセット】

  • 作者: どおくまんプロ
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • メディア: コミック

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ケータイ刑事銭形泪4話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

今回の「銭形泪・裏ネタ編」は、1st.4話「舞台の上で死ねれば本望だ! ~劇団ちからわざ俳優殺人事件」の2回目となります。今回は劇中に出てきた言葉からネタになるものを拾うことにしました。で、「ビンタ」について、「猪木」について記すことにします。尚、約2年半前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

ビンタ」:他人の頬を掌で打つことを言う。「平手打ち」と同義語である。英語では「slap」。

他人に対する暴力行為であるが、小節を握って殴るパンチと違って、行う方も拳を痛める心配がなく、相手に対してのダメージもあまり大きくない。ということで、よく見られる行為である。但し、ビンタもやり方によっては、相手の鼓膜に損傷を与える危険性がある。

ダメージが少ないことから、教育的な意味(お仕置き、体罰など)で使われることも珍しくない。(「愛の鞭」という言葉が使われますね。)しかし、教育現場では「暴力教師」として取り上げられることの方が多く、相手が自動であった場合は児童虐待とも言われかねず、近年ではあまり行われなくなっている。

スポーツの世界では、気合いを入れるために行われる場合がある。(特に、後述する「猪木」が有名である。)プロレスでは、観客にアピールする場合などでビンタの打ち合いというのがよく見られる。相撲では「ビンタ」と言わずに「張り手」と言う。

尚、「平手打ち」が「ビンタ」というように言われるが、「ビンタ」は「頭部」を意味する鹿児島弁から来ていて、頭部を打つ懲罰行為が「ビンタ」と誤解されて広がったものである。

猪木」:言うまでも無く、元プロレスラーであり、元参議院議員のアントニオ猪木のことである。気合いを入れるということで、「ビンタ」をすることで有名である。(「闘魂ビンタ」)1943年、神奈川県出身。

1960年にレスラーとしてリング・デビューし、現役引退をしたのは1998年(もう10年にもなるのですね。)参議院議員としては1989年に比例区で当選、1期6年間、議員を務めた。

ブラジルに移住し、そこで力道山に見出され、スカウトされて日本プロレスに入団。1960年9月30日にデビューする。(大木金太郎戦、負け)1964年にアメリカに武者修行に行き、1966年に帰国。一時、東京プロレスの旗揚げに参加してエース格となるが、3ヶ月で崩壊、日本プロレスに復帰。1971年に日本プロレスから追放され、翌1972年に新日本プロレスを旗揚げ。ストロングスタイルのプロレスを追求していく。また、異種格闘技戦として、極真空手のウィリー・ウイリアムスと戦ったり、ボクシングのモハメド・アリとの戦いは有名である。

1983年、世界統一タイトルを目指してIWGPを立ち上げるが、優勝戦でハルク・ホーガンにKO負けを喫した。その後、新日本プロレス内部でのゴタゴタなどがあり、長州力の反乱など、色々と話題を作っての興行が続いた。

1989年、参議院議員となるが、引退はせず、議員とレスラーの二足のわらじを履きつづけた。この中では、湾岸戦争前夜、イラクで行ったイベント「スポーツと平和の祭典」では、人質状態にあった在留日本人と全人質の解放に貢献した。また、1995年には北朝鮮で「スポーツと平和の祭典」を行っている。→政治家としては、スポーツを通じての外交で、実績を上げている。

1994年からは、レスラーとして引退の布石となる「イノキファイナルカウントダウンシリーズ」が始まる。引退試合は1998年4月4日の東京ドームで、ドン・フライと対戦し、勝利して引退した。

レスラー引退後はいくつかの団体の旗揚げなどに力を貸し、格闘技のプロデュースを中心に活動していたが、絶縁状態になったり、興行の失敗もあって、現在はプロデューサとしては活動していない。

得意技は、コブラツイスト、卍固め、延髄斬りなどがあり、また、アリとの対戦で出したアリキックは有名である。

「燃える闘魂」というキャッチフレーズと、テーマ曲である『炎のファイター ~INOKI BOM-BA-YE~』もお馴染みである。

「闘魂ビンタ」の他にも「アゴ」でも有名である。パフォーマンスとしては「1! 2! 3! ダーッ!」や「元気ですかっ!」という言葉が有名である。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓今回は「アントニオ猪木」特集です。

猪木詩集「馬鹿になれ」

猪木詩集「馬鹿になれ」

  • 作者: アントニオ猪木
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2000/10
  • メディア: 単行本

猪木語録 元気ですか!一日一叫び!

猪木語録 元気ですか!一日一叫び!

  • 作者: アントニオ 猪木
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2007/12/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

アントニオ猪木自伝 (新潮文庫)

アントニオ猪木自伝 (新潮文庫)

  • 作者: 猪木 寛至
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2000/02
  • メディア: 文庫

猪木イズム

猪木イズム

  • 作者: アントニオ猪木
  • 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
  • 発売日: 1998/04
  • メディア: 単行本

俺の魂

俺の魂

  • 作者: アントニオ猪木
  • 出版社/メーカー: あうん
  • 発売日: 2001/09
  • メディア: 単行本

元気ですかっー!!アントニオ猪木名言集

元気ですかっー!!アントニオ猪木名言集

  • 作者: 闘魂研究会
  • 出版社/メーカー: シーエイチシー
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 単行本

激録 馬場と猪木〈第12巻〉「猪木ブーム」猛爆、馬場は必死の防戦

激録 馬場と猪木〈第12巻〉「猪木ブーム」猛爆、馬場は必死の防戦

  • 作者: 原 康史
  • 出版社/メーカー: 東京スポーツ新聞社
  • 発売日: 2003/05
  • メディア: 単行本

猪木寛至自伝

猪木寛至自伝

  • 作者: 猪木 寛至
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1998/05
  • メディア: 単行本

ファイター―評伝アントニオ猪木 (1982年)

ファイター―評伝アントニオ猪木 (1982年)

  • 作者: 村松 友視
  • 出版社/メーカー: 情報センター出版局
  • 発売日: 1982/07
  • メディア: -

アントニオ猪木名勝負十番I

アントニオ猪木名勝負十番I

  • 出版社/メーカー: 東北新社
  • メディア: DVD

アントニオ猪木名勝負十番 II

アントニオ猪木名勝負十番 II

  • 出版社/メーカー: 東北新社
  • メディア: DVD

アントニオ猪木名勝負十番III

アントニオ猪木名勝負十番III

  • 出版社/メーカー: 東北新社
  • メディア: DVD

アントニオ猪木 闘魂伝説

アントニオ猪木 闘魂伝説

  • 出版社/メーカー: バップ
  • メディア: DVD

燃える闘魂 アントニオ猪木引退試合

燃える闘魂 アントニオ猪木引退試合

  • 出版社/メーカー: ビデオ・パック・ニッポン
  • メディア: DVD

アントニオ猪木 オフィシャルDVD キラー猪木 コンプリートBOX

アントニオ猪木 オフィシャルDVD キラー猪木 コンプリートBOX

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD

アントニオ猪木全集 (5000セット限定)

アントニオ猪木全集 (5000セット限定)

  • 出版社/メーカー: 東北新社
  • メディア: DVD


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「HELL NIGHT」 [映画(洋画)]

表題の作品は1981年の映画「ヘルナイト」である。「エクソシスト」でお馴染みのリンダ・ブレア主演のホラー作品である。それにしても、彼女は本作のようなB級ホラー作品ばかり出演するようになっちゃいました。が、これも「エクソシスト」で悪魔に取り憑かれたため?と思えてしまう...

作品データを記しておくと、時間は102分、監督はトム・デ・シモーネ、脚本はランドルフ・フェルドマン、撮影はマック・アールバーグ、音楽はダン・ワイマンである。そして出演は、リンダ・ブレア、ヴィンセント・ヴァン・パタン、ピーター・バートン、ケヴィン・ブロフィ、ジェニー・ニューマン、スキー・グッドウィン、ジミー・スターテバント、たちである。

本作は1981年のシトヘス恐怖映画祭で特別賞を受賞している。また、ゴールデン・ラズベリー賞では、ワースト主演女優賞部門にリンダ・ブレアがノミネートされている。(受賞こそしなかったが、受賞しない方が良い賞ですし...)

大学のクラブの新入生歓迎行事で怒った恐怖を描いた作品である。毎年、新人会員に対する歓迎行事が行われているガース館。新入生はそこで、「ヘルナイト」と余晴夜は一夜をすごす事になっている。今年もその日がやってきて、会長のピーターは新人会員4人をガース館に連れていく。彼はここで、12年前に親子6人の心中事件があったこと、発見された死体は4体であり、2人はまだ生き残っているかも知れない、と話す。4人は館の中に入り、ビーターは門に錠をかけると去っていく。4人の新人の中、セスとデニースは2階へ、マーティとシェフは1階に残った。一方、ピーターはスコットとメイを連れて館に侵び込むと、予め用意しておいた悲鳴を聞かせて4人の新人を恐がらせていた。そんな中、メイが何者かによって地下室に引きずられていき、殺された。また、屋上で次の悪戯の準備をしていたスコットも殺され、ピーターも串差しになった。謎の殺人鬼は、悪戯をする3人を片付けると、次は中にいる4人を襲い始める。デニースの姿が消え、セスは外に飛び出していき、警察に駆け込むが、話を信じて貰えず、銃を盗んで館に戻ってくる。殺人鬼を射殺したものの、セスも殺された。ジェフも殺され、唯一人生き残ったマーティは自動車で逃げだそうとするが、もう1人の殺人鬼がいて、マーティを襲ってきた...

最初は、学生のお遊び(所謂、肝試しといったところですね)といった感じで物語が進んで行くということで、すんなりと入っていける。登場人物が次々と殺されていき、ヒロインが唯一人生き残るという展開は、この手の作品では定番であるだけに、ある程度先読みが出来てしまうが、それなりに恐怖を感じる事が出来るので、まあ良いでしょう。でも、殺人鬼が2人いた、というのは、ちょっと反則っぽいところである。この辺りがB級作品の範疇になってしまうところでもある。が、L.ブレア主演作ということを考えたら、如何にも、といったところである。

一応、ホラー作品ということになるが、前半は青春ものの要素があり、中盤以降はサスペンスの要素もあり、ホラー度は決して高くないので、ホラーが苦手という人もそれなりに楽しめる作品である。

 

ヘルナイト

ヘルナイト

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD


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漫画喫茶都市伝説 呪いのマンナさん #9 [ドラマ]

今回は3つ目のエピソード「午前二時の出会い」の最後です。(これで残るのは最後のエピソード「44号室」だけとなります。)それにしても、肝心のホラー描写が甘くて、「恐怖度」が低いのが残念。

マサトはリョウコとつきあいながら、美女を次々とゲットしていき、赤い漫画本にのめり込んでいく。そんな中、シズカとリョウコがバイトしているメイドカフェに姿を現したマサト。そこでシズカと接触すると、シズカが、またも何かに反応するように、異変が現れた。マサトはそんなシズカを振り払い、シズカはまたも倒れてしまった。

カムイはシズカが目にする謎の少女は、佐々木曼奈という70年代に失踪した漫画家だということを突き止め、それをシズカに話す。佐々木曼奈は、最初は普通の漫画を書いていたが、いつしかホラー漫画を書くようになり、そして失踪、現在は伝説になっていた。

マサトは赤い漫画本で、次に出会うのは巨乳女性だと知り、期待を膨らます。が、マサトを心配するリョウコによって、漫画に描かれていた午前二時に遅れてしまい、巨乳女性と出会うことが出来なかった。で、漫喫の中を捜すマサト。そんな彼は、以前出会った彼氏に追い出されたという女性が泣いているのを目にして声を掛けた。が、女性はマサトを頑なに拒否する。何とかして女性を部屋に連れて行こうとするマサトだったが、その女性の目の所には赤い糸で縫われた痕があった。それを見たマサトは怖くなって悲鳴を上げて逃げて行く。44号室に戻り、デスクの下に隠れるマサト。女性は追ってくるも、44号室にマサトの姿がないことで、諦めた。で、マサトはホッとしてデスクの下から出てくる。が、マサトの背後にその女性はいた。で、身動きが取れなくなったマサトに縫い針が渡され、自分で縫い始めるマサト。そしてマサトは犠牲者となった。

どこから調べ上げたのか(ネット小説家だから、やはりネット上で調べたのでしょうけど...)カムイがマンナさんの核心に近づいてきたが、もう少しカムイについても描いて欲しい所である。

そして、シズカは自分が犠牲になった姿の幻影で怯えるが、まだまだその秘密は引っ張っている。主役だから最後に解き明かされるのだろうが、もう少し伏線を張っておいても良いのに...

そんな中、今回は突然、リョウコには母親がいないということが出てきたが、これが何らかの伏線になるのだろうが、ここに来てこういうことが出てくるというのは、ちょっと都合が良すぎるように思う。シズカとサヤカとは仲が良い友達ということなんだったら、シズカは何なりか知っていると思いますけどね...

残りは3回とは言っても、最終エピソードに突入ということなので、どうまとめてくれるのか。「ホラー」と言うよりも「ミステリー」という感じになっていて、「新感覚ホラー」というものが全く理解できないのだが、もう少し怖がらせてもらいたいところである。

尚、8/19に終了するが、翌週の8/26からは、1話に戻ってのリピート放送となる。でも、1話25分を12回放送するのなら、編集を入れて1つのエピソードを50分強(実際、本編は1話16分半ぐらいです。)にして、それを放送した方が良いと思うんですけどねぇ~。

 

↓この物語はこれに収録(10月発売)

漫画喫茶都市伝説 呪いのマンナさん 第三章

  • 出版社/メーカー: エースデュースエンタテインメント
  • メディア: DVD

 

次回からは↓に収録(10月発売)

漫画喫茶都市伝説 呪いのマンナさん 第四章

  • 出版社/メーカー: エースデュースエンタテインメント
  • メディア: DVD

 

↓これまでの物語(8/16発売)

漫画喫茶都市伝説 呪いのマンナさん 第一章

漫画喫茶都市伝説 呪いのマンナさん 第一章

  • 出版社/メーカー: エースデュースエンタテインメント
  • メディア: DVD

漫画喫茶都市伝説 呪いのマンナさん 第二章

漫画喫茶都市伝説 呪いのマンナさん 第二章

  • 出版社/メーカー: エースデュースエンタテインメント
  • メディア: DVD


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BEST HIT USA 2008[2008/7/29] [音楽(etc.)]

最近は文句ばかり記しているが、今週もいつものように、一番早い放送である火曜日夜のBS朝日の放送において、ON AIR曲と「TIME MACHINE」のコーナーの情報を中心に記します。PVの扱いは無残であって、この番組のPVは一部を除いて価値は全くないですね。(時間の無駄としかいいようがない。)「TM」のコーナーの情報を残すことを中心に記します。

時間を無駄に使うOPは、BLACK EYED PEASの『Where Is The Love?』でスタート。CMが入って、OPの挨拶に続いては、1992年のライヴで、VAN HALENの『Jump』でした。(良い所でぶち切られました。)続いて「HOT MENU」のコーナーは、夏休み映画のサントラからということで、3曲続けてPVが流れました。SWITCHFOOTの『This Is Home』、FERGIEの『Labels Or Love』、JONAS BROTHERSの『Play My Music』ですが、当然のように全て途中までということで、時間を無駄に使っているだけでした。

続いて「COUNTDOWN USA」の20位から11位までの発表があって、この中から19位のPUSSYCAT DOLLSの『When I Grow Up』(新曲で、収録アルバム9月ということで、まだ入手出来ません、)がON AIRされました。

CMを挟んでから、「STAR OF THE WEEK」のコーナーで、G. LOVE & SPECIAL SAUCEということで、インタヴューと『Peace, Love, And Happiness』が流れましたが、途中でインタヴューの続きに取って代わられる酷い形のON AIRでした。

続いて「C/D USA」の続きで、10位から4位の発表と、今週のCHRISTIAN CHARTのTOP 10がBRITT NICOLEの『Believe』(今週の10位)をバックに紹介されました。

CMを挟んでお待ちかねの「TIME MACHINE」のコーナーです。7/29ということで、以下の5件が紹介されました。

1967年:THE DOORSの『Light My Fire』が全米シングルNo.1となる。3週連続1位。7分弱の長い曲であるが、ラジオなどで放送された。(この曲は1967年のBillboard年間シングル・チャートでも6位にランクインしている)、1972年:GILBERT O'SULLIVANの『Alone Again(Naturally)』が全米シングルNo.1となる。4週連続1位の後、1週だけ譲り、再び2週連続1位となり、通算で6週1位、1972年のBillboard年間シングル・チャートでは2位となる大ヒットとなった、1974年:THE MAMAS & THE PAPASのママ・キャス・エリオットがロンドンのホテルでサンドイッチを喉に詰まらせ、心臓発作で急死した。享年32歳、1980年:DAVID BOWIEがブロードウェイの「THE ELEPHANT MAN」で舞台デビューを果たす。評論家の反応も好評だった、1982年:DURAN DURANのアンディ・テイラーが結婚した。相手はバンドのヘアドレッサーのトレイシー・ウィルソン。

また、7/29が誕生日のアーティストとして紹介されたのは以下の2人でした。REO SPEEDWAGONNEAL DOUGHTY(1946年生まれ)、RUSHGEDDY LEE(1953年生まれ)。

このコーナーからは、GEDDY LEEが55歳になったということRUSHの1975年のライヴから『Fly By Night』がON AIRされました。(いいところでぶき切りされました。)

続いて「C/D USA」のTOP 3の発表があってから、最後のリクエストのコーナーへ。今回は1997年のAEROSMITHの『Pink』でした。(またも'90's後半の曲をかけているようでは、このコーナーの価値も無くなった...)

次回は、EPGの番組情報によると、ゲストはクリスタル・マイヤーズ、カール・ウルフの名前があり、内容説明の方は、クリスタル・マイヤーズが2年ぶりに番組ゲストに登場。さらにドバイ発の貴公子、カール・ウルフがスタジオに!、とあります。

 

 

Elephunk

Elephunk

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal
  • 発売日: 2004/05/26
  • メディア: CD

ベスト・ライヴ・イン・USA

ベスト・ライヴ・イン・USA

  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • メディア: DVD

ナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の角笛 オリジナル・サウンドトラック

ナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の角笛 オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: サントラ,レジーナ・スペクター,オーレン・ラヴィー,ハンネ・ヒュッケルバーグ,ジョン・フォアマン,アンディ・ドッド,アダム・ワッツ
  • 出版社/メーカー: エイベックス・エンタテインメント
  • 発売日: 2008/05/21
  • メディア: CD

Sex and the City

Sex and the City

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: New Line
  • 発売日: 2008/05/27
  • メディア: CD

Camp Rock

Camp Rock

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Disney
  • 発売日: 2008/06/17
  • メディア: CD

Superhero Brother

Superhero Brother

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal
  • 発売日: 2008/06/24
  • メディア: CD

Say It

Say It

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Toshiba EMI
  • 発売日: 2007/05/22
  • メディア: CD

R30 30TH アニヴァーサリー・ワールド・ツアー

R30 30TH アニヴァーサリー・ワールド・ツアー

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • メディア: CD

Nine Lives

Nine Lives

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony International
  • 発売日: 2000/05/23
  • メディア: CD


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CARLY SIMON『TORCH』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1981年に発表された彼女の10枚目のアルバムである。'70's前半の活躍(1972年の『You're So Vain』(邦題:うつろな愛)はその代表です。)、そして1977年の映画「007/私を愛したスパイ」の主題歌のヒットを放った頃と比べると、'80's前半の彼女は低迷期ということが出来る。確かに、本アルバムのセールスやチャート成績は'70'sの彼女のアルバムと比べると見劣りしてしまう。が、本アルバムはスタンダード・ナンバーを取り上げて、それを彼女なりのアプローチで歌ったものである。ジャズ・ファンからは否定的な意見もあるが、'80'sの時代にはジャズのスタンダード・ナンバーを取り上げることが一つのトレンドとなるが、そういうブームのきっかけにもなったのが本アルバムであり、これは'80'sの音楽シーンを語る上でも忘れてはならないことの一つである。

尚、本アルバムのチャート成績は、Billboardのアルバム・チャートで最高位50位を記録している。(流石にこの順位では、年間アルバム・チャートのTOP 100にはランクインしていない。)

収録曲は以下の全11曲である。『Blue Of Blue』『I'll Be Around』『I Got It Bad (And That Ain't Good)』『I Get Along Without You Very Well』『Body And Soul』『Hurt』『From The Heart』『Spring Is Here』『Pretty Strange』『What Shall We Do With The Child?』『Not A Day Goes By [From Merrily We Roll Along]』。

この中からシングル・カットされたのは『Hurt』であるが、Billboardのシングル・チャートでは最高位106位を記録しただけであった。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、『Blue Of Blue』『I Got It Bad (And That Ain't Good)』『Body And Soul』『Pretty Strange』という所をピックアップしておく。(あえて、シングル・カットされた曲は外します。)

ジャズ・ナンバーの歌い方からすると、「これは違う」と言われるが、ポップス流の解釈が入った彼女の歌い方は、お馴染みの曲が違った姿になっていて、新たな魅力を持ったものになっている。同じものでも違った角度から見ると、新たな感動を与えてくれたりするものだが、正にそういうことを教えてくれるアルバムである。

ジャズ・ファンの方も、一度は聴いてもらいたい所であり、ポップス・ファン、女性ボーカルがお好きな方はたっぷりと彼女のボーカルを堪能することが出来る。もっと評価されても良いアルバムなんですけどね...

 

Torch

Torch

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 2008/07/15
  • メディア: CD


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「嗚呼!!花の応援団」(その4) [映画(邦画)]

今回は、日活が製作した三部作の最後の1本についてです。

シリーズ第3作嗚呼!!花の応援団 男涙の親衛隊」(1977年)
作品データを記しておくと、1977年の日活作品で、時間は93分である。原作はどおくまん、監督は曾根中生、脚本は田中陽造、撮影は森勝、美術は菊川芳江、音楽はコスモス・ファクトリーである。そして出演は、本間進、川畑信三、深見博、竜虎、宮下順子、河原崎長一郎、なぎらけんいち、沢田情児、坂田金太郎、堀礼文、松田茂樹、野崎英則、高瀬将嗣、檀喧太、中尾繁、蔵内秀樹、陶隆司、折口亜矢、泉じゅん、谷本一、坂本長利、神戸誠、高木公男、磯敏也、中平哲仟、庄司三郎、木島一郎、白川いづみ、岡尚美、たちである。

主人公・青田赤道は前2作と同じであるが、演じる役者はまたも変わっている。(3代目ということになる。)が、内容の方は前2作の路線であって、特に変わるということはない。'70'sらしいドタバタとお色気満載のナンセンス・コメディである。

春。桜が満開ということで、毎年恒例の花見が行われる。南河内大応援団の北口、富山、小林は哲也で席取りをするが、その場所は浪華大学応援団が毎年花見をしている場所だったことから、一騒動。親衛隊長・青田がなんとか救ってくれた。

青田に、ミス日本との見合いの話が出てくる。そんな彼に黒メガネの男がつきまとってくる。青田は、それは自分の素行調査をする私立探偵と思って、節度ある行動をするようになる。更に、試験のシーズンがやってくる。で、青田が思いついたのは、科目ごとに代役を立てることだった...

青田の父・玄道が、剣道の試合のため上阪したきた。決勝まで残り、相手は浪華大師範の千藤七段だ。しかし玄道も年齢のためか、疲労困憊状態だった。勝負は1対1で勝負が決まる3本目。玄道は押されていたが、その時、青田赤道の一声によって勝負は玄道が逆転勝ちをとなった。が、腹の虫が治まらないのは浪華大の連中だった。が、応援団団長・角木の行動は...

前2作と基本的に変わらない作品であり、何も考えずに笑って楽しむのにもってこいの作品である。でも、前2作と比べると、主人公・青田赤道のハチャメチャぶりが小さくなっているのが残念なところである。とはいっても、'70'sテイストを堪能できるということで、よろしいかと...

 

↓DVDではなくてビデオです。

嗚呼!!花の応援団 男涙の親衛(昭和52年製作)

  • 出版社/メーカー: 日活
  • メディア: VHS

 

↓原作漫画(別物と思いましょう)はこちら

嗚呼!!花の応援団

嗚呼!!花の応援団

  • 作者: どおくまん
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2007/04/05
  • メディア: コミック

嗚呼 花の応援団 9 (9)

嗚呼 花の応援団 9 (9)

  • 作者: どおくまん
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1995/06
  • メディア: コミック

嗚呼 花の応援団 10 (10)

嗚呼 花の応援団 10 (10)

  • 作者: どおくまん
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1995/07
  • メディア: コミック

嗚呼 花の応援団 11 (11)

嗚呼 花の応援団 11 (11)

  • 作者: どおくまん
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1995/08
  • メディア: コミック


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「GHOST SHIP」 [映画(洋画)]

表題の作品は2002年のアメリカ映画「ゴーストシップ」である。ジョエル・シルヴァーとロバート・ゼメキスが設立したホラー映画専門の製作会社・ダーク・キャッスル・エンタテインメントによる第3作であり、ホラー映画のツボは心得られている。が、出だしはこれぞ「ホラー」という展開でやってくれるが、勢いがあるのはそこだけであって、直ぐに「ホラー」ではなくてミステリーのようになってしまうのが残念...

作品データを記しておくと、時間は91分、原案はマーク・ハンロン、監督はスティーヴ・ベック、脚本はマーク・ハンロンとジョン・ポーグの2人、撮影はゲイル・タッターサル、音楽はジョン・フリッゼルである。そして出演は、ジュリアナ・マーグリーズ、ガブリエル・バーン、ロン・エルダード、イザイア・ワシントン、デズモンド・ハリントン、アレックス・ディミトリアデス、カール・アーバン、エミリー・ブラウニング、フランチェスカ・レットンディーニ、たちである。

1962年、ラブラドル半島の沖合で消息を絶ったアメリカに向かっていた豪華客船アントニア・グラーザ号。それから40年、ベーリング海を漂う謎の船が発見され、サルベージ会社・アークティック・ウォリアー社が調査に乗り出す。で、調査の結果、その船は40年間行方不明となっているアントニア・グラーザ号ということが分かる。クルーたちはアントニア・グラーザ号に足を踏み入れて調査を開始する。船内で大量の金海を発見したことから、喜ぶクルーたちだったが、船の中には恐ろしい何者かが潜んでいた...

最初の出だしは「ホラー」作品ということをアピールするように、(ホラーとしての)見せ場があるので、後半にかけて、どこまで見せてくれるのか期待してしまうが、その期待は裏切られて、「ホラー」ではなくなって「ミステリー」のようになってしまうということで、ホラー映画のファンには失望させられるが、ホラーには弱い人には、見やすい作品である。(と言っても、苦手という人は最初から敬遠するでしょうが...)

展開は、まあまあといった所であるのだが、特撮を駆使した映像は、この手のジャンルの作品にしては珍しく、かなり綺麗である。ファンタジックなものではないが、美しい映像を見たいというのであれば、見ておいた方がよろしいかと...

 

ゴーストシップ 特別版

ゴーストシップ 特別版

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD


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ケータイ刑事銭形泪4話[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]

今回からは1st.4話の「舞台の上で死ねれば本望だ! ~劇団ちからわざ俳優殺人事件」の「裏ネタ編」です。この物語は、佐藤二朗さんが「ケータイ刑事」で初めて脚本を書き、やりたい放題の独壇場となった物語でもある。で、この物語はいつも以上にネタが多いということで、果たして何回になることやら...

初回の今回は、今回はやはりこの人ということで「佐藤二朗」について、そしてその二朗さんが主催する「劇団ちからわざ」について、そして、劇団名から「東京感電死」というギャグが飛び出したが、これに繋がる「東京乾電池」について記すことにする。

尚、約2年半前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

佐藤二朗」:1969年、愛知県生まれ。文学座の養成所を出ている。何処か妖しげな超個性的なキャラクターで独自の雰囲気を持っていて、ドラマでは脇役として独特の個性を発揮している。で、数多くの作品で脇役として出演している。そんな中、2008年、「拝啓トリュフォー様」で、念願の主役の座を獲得した。

1996年に「劇団ちからわざ」を旗揚げして、舞台の方で活動しており、自ら脚本を書き、演出を手掛けることもある。(これに関しては、別途記す。)

映画の方でも、これまでに多数出演していて、それぞれ味のある個性を発揮している。2008年、「memo」では監督も務めた。(脚本も)

「ケータイ刑事」へは「銭形舞」の2話が最初の出演であって、5つの物語に出演。内1回は、鑑識・柴田太郎の弟・柴田次郎を演じている。「銭形泪」からは準レギュラーとして、警部補・佐藤公安を演じた。(映画「M1」でもこの役を演じた。)また、今回の物語で脚本家としてもデビューを果たした。(「・2nd.18話」と「・2nd.8話」でも脚本を書いていて、「ケータイ刑事」では3本の脚本書いている。)「銭形零」ではパイ屋の遠州理津として準レギュラーとして出演し、「」と「」にも出演している。特に今では「悪夢シリーズ」欠かせない顔である。

劇団ちからわざ」:1996年に旗揚げされた劇団であって、主催するのは佐藤二朗。1996年から、ほぼ年に1回のペースで公演を行っていて、これまでに9回の公演を行った。第3回公演までは、佐藤二朗の作と演出であったが、1999年の第4回公演からは、作:佐藤二朗、演出:堤泰之で行われている。(堤泰之:1960年生まれ、1991年にプラチナ・ペーパーズという演劇の製作会社を設立する。劇団ちからわざの公演だけでなく、数多くの劇団の公演で演出を手掛けてきている。また、映画「スリ」や何本かのTVドラマでも脚本を書いている。)

これまでの公演は以下の通りである。第1回公演(1996年11月)「ハーフドゥーンな男たち」、第2回公演(1997年8月)「ブリッジ」、第3回公演(1998年6月)「猫は暗闇でも目が見える」、第4回公演(1999年5月)「さきわうためにできること」、第5回公演(2001年1月)「火なら燃えなきゃ~コントはやはり芝居より軽いのか?~」、第6回公演(2002年9月)「アウチ!~死ヌマデ生キル~」、第7回公演(2004年3月)「ポウズ~さきわうためにできること・改訂版~」、第8回公演(2006年9月)「ランプ」、第9回公演(2008年1月)「ムコウカタ」。

東京乾電池」:1976年に柄本明、ベンガル、綾田俊樹によって結成された劇団である。尚、座長は柄本明である。漫才ブームの中、コントを行っていたことから、お笑い劇団というイメージが生まれる。しかし、イメージの定着を嫌って、方針変更を行い、岩松了作品を「町内劇シリーズ」「お父さんシリーズ」として上演、この中の「蒲団と達磨」が第33回岸田国士戯曲賞を受賞している。これによって「お笑い」というイメージは完全に無くなった。

'90年代になると、チェーホフの作品を上演したり、名画「しとやかな獣」を上演したりと、意欲的な所を見せている。

主な所属俳優は、柄本明、ベンガル、綾田俊樹、角替和枝、江口のりこ、たちがいる。また、現在は所属していないが、かつて籍を置いていた俳優としては、高田純次、蛭子能収、六平直政、小形雄二、岩松了、田口浩正、広岡由里子、井田國彦、徳丸純子、田岡美也子、たちがいる。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓二朗さん関係をいくつか(メジャーなところは省きます。)

memo

memo

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD

加藤家へいらっしゃい ! ~名古屋嬢っ~ SP版

加藤家へいらっしゃい ! ~名古屋嬢っ~ SP版

  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • メディア: DVD

↓「東京乾電池」関係

劇団東京乾電池創立30周年記念公演 DVD-BOX

劇団東京乾電池創立30周年記念公演 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD

prints(プリンツ)21 2007年春号 特集・高田純次 [雑誌]

prints(プリンツ)21 2007年春号 特集・高田純次 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: プリンツ21
  • 発売日: 2006/12/26
  • メディア: 雑誌


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