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「ALIEN ADVENTURE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1999年のアメリカ映画「エイリアン・アドベンチャー」である。全編がフルCGで描かれた作品であり、3D映画である。が、本作は劇場公開映画ではなくて、アミューズメント・パークで上演された作品である。ということで、(日本では)DVD化はおろか、ビデオソフト化もされていない作品である。が、21世紀を前にして、新たな映像製作の形を示すことになった。

作品データを記しておくし、時間は37分、製作はシャーロット・ハギンズとキャロライン・ヴァン・アイズゲム、監督と脚本はベン・スタッセン、音楽はルイス・ピンクとレレ&ザ・パズラーズである。

物語は、宇宙からやってきたエイリアン・グレゴリス族。地球の調査に乗り出すが、お馬鹿な彼らがやってきたのはアミューズメント・パークだった。で、それを地球だと思ったグレゴリス族は、アトラクションの氷山、炎の洞窟、巨大コースター、深海の潜水艦にビビリまくる。で、彼らが下した決断は、地球は恐ろしい星であり、地球侵略は断念する、というものだった...

映画館でなくてアミューズメント・パークで上映されたというのは、物語自体がアミューズメント・パーク向けということでもあるが、3D映画ということが大きい。古くは、赤と青の色眼鏡による立体映画が製作され、'80'sにも「JAWS 3D」などで何本かの3D映画が製作されたが、定着するようなことにはならなかった。そして再び訪れた3D作品のちょっとしたブームであるが、この時代の3D作品は映画館ではなくてアミューズメント・パークが中心ということで、やはり普及には限界がある。(やはり、メガネの問題など、映画館での興行には色々と問題がある... メガネ無しの立体映画も開発されているが、見る位置に制約があるなど、課題が多いですからね...)

また、かつてはVHDが家庭用3D映像の再生プレーヤーとして手を上げたが、まともなソフトがないことと、LDとの競争に敗れたため、あっという間に姿を消してしまっただけに、やはり普及には問題が残っている。最近、何度目かの3D映像に注目が集まっているが、果たしてどうか...

本作は、作品を楽しむと言うことよりも、3D映画の歴史に残る数少ない実験作の一つということで、別の意味で注目、という作品である。でも、本当に3D映像が広く普及する日は来るのだろうか?色々と技術的課題が多すぎて、10年、20年というスパンではまだまだという気がします...ということで、日本で陽の目を見るという日はまだまだ先のことになりそうな作品でもある。(アメリカでは、一応DVD化されているというのは凄い...)

 

↓リージョンコード「1」です。

Alien Adventure

  • 出版社/メーカー: Escapi
  • メディア: DVD

Imax / Alien Adventure

Imax / Alien Adventure

  • 出版社/メーカー: Sling Shot
  • メディア: DVD


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BERLIN『COUNT THREE & PRAY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1986年に発表された彼らの4th.アルバムである。1955年のアメリカ映画に同じタイトルの作品(邦題は「教会に鐘は鳴る」。ジョージ・シャーマン監督、出演はヴァン・ヘフリン、ジョアン・ウッドワード、レイモンド・バーたち。P.ニューマン夫人となるJ.ウッドワードのスクリーン・デビュー作である。)があるか、本アルバムとは何の関係もない。

'80'sサウンドらしいシンセサイザーを駆使したポップなサウンドでそれなりのヒットを放っていた彼らであるが、彼らの代表曲となる『Take My Breath Away』(邦題:愛は吐息のように)が収録されているのが本アルバムである。(が、オリジナル・メンバーによるアルバムとしたら最後のアルバムでもある。)サウンドの方は、シンセサイザーを使った、所謂「エレポップ」と言われるものであるが、前作までと比べてややハードな方向に向かい、ポップということからロックという方向を意識したものとなっている。当時、HMブームに火が点き、パワーバラードと言われるバラード・ナンバーが次々とヒットを記録したこともあって、バラード・ナンバーも含まれているが、そまバラード・ナンバー『Take My Breath Away』が映画「トップガン」に使われたこともあって、全米No.1ヒットとなるのだから、面白い所である。(が、この曲のイメージによって、これまでのアルバムにあった猥雑でちょっと危ない所が消えてしまったのが残念でならない。)

本アルバムは、全米No.1シングルが生まれたものの、チャート成績は今ひとつで、Billboardのアルバム・チャートで最高位62位を記録しただけで、以前のアルバムの記録に遠く及ばなかった。

収録曲は以下の全10曲である。『Will I Ever Understand You』『You Don't Know』『Like Flames』『Heartstrings』『Take My Breath Away』『Trash』『When Love Goes To War』『Hideaway』『Sex Me, Talk Me』『Pink And Velvet』。

この中からシングル・カットされてヒットを記録したのは、『Take My Breath Away』で、1週のみとはいうものの全米No.1に輝き、1986年のBillboard年間シングル・チャートでは27位にランクインしている。(当然、彼らが放った唯一の全米No.1シングルであり、唯一のTOP 20入りを記録した曲でもある。)また、『Like Flames』もシングル・カットされ、最高位82位を記録している。

本アルバムからのお薦め曲は、誰でも『Take My Breath Away』というのは目に見えているので、あえてこの曲を外すことにする。確かに、バラードとしていい感じであり、映画に使われたことで大ヒットを記録したのは事実であるが、これまでの彼らのサウンドと比べると、借り物と言う感じで、彼らの個性が埋没してしまっているためである。(が、一般的に「BERLIN」と言えばこの曲と定着しているのもまた事実ですけど...)で、筆者のお薦め曲は、『Will I Ever Understand You』『Like Flames』『When Love Goes To War』『Sex Me, Talk Me』という所をピックアップしておく。バリバリのシンセ・ビートで、ちょっと危ない感じがする所が彼らの持ち味でありますからね...

『Take My Breath Away』の大ヒットがあるため、そのイメージで本アルバムを聴こうとすると、完全に違う世界のサウンドに遭遇することになるが、こちらの方が本来のBERLINである。ということで、'80'sテイストに満ちあふれたアルバムということで、エレポップがお好きな方は聴いて見るべし。(尚、『Take My ...』のような曲を期待する人はお門違いなので、お帰り下さい。)

 

Count Three & Pray

Count Three & Pray

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: IMS
  • 発売日: 1996/03/19
  • メディア: CD


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名曲探偵アマデウス#11 ベルリオーズ「幻想交響曲」 [ドラマ]

今回はベルリオーズの「幻想交響曲」を元にした物語であるが、何処かに「電車男」を意識していた所がありましたね。ただ、依頼者が見せたのは、どう見ても掲示板には見えなかったんですけど...(この辺りはNHKらしいというか...)

今回は、久しぶりにLPレコードを手にしていたカノンさん。(針を降ろすことはありませんでした。)LPは結構手入れが大変なんですよね。「カビじゃないですか」とカノンさんは言ってましたが、保管状態が悪かったらそういうこともあり得るけれど、盤面にカビが生えるということになると、レコードの取り扱いも酷かったということになりますね。で、色んな保護スプレーがありましたが、これもピンからキリまであって、全く役に立たないようなスプレーから、静電気防止剤が入り、本当に役に立つスプレーまで、色々ありました。(ナガオカ製の何とか(3桁の数字だったという記憶はあるが、数字の方は失念しました。))

相変わらず、音楽を聴いて、イメージを広げて豊かな表情を見せてくれるカノンさん。途中で「ワルツだ」と言って想像を広げると、完全に自分の世界に入って、一人で踊り出しちゃうのは、本当に楽しくさせてしてくれます。

更にそれだけでなく、断頭台の所で、西瓜が落ちて悲鳴を上げたり、西瓜だと分かると「ややこしい物、持ち歩くな」と(依頼者に)突っ込んだり、「何だか、お化け屋敷に入ったみたい」と言って怖がると、本当に変幻自在のカノンさんでした。でも、最後に依頼者から西瓜を渡されると、請求のことを忘れているようでしたね。

そんな中、カノンさんが「怖い」と言って依頼者に寄っている所に所長が間に入って離してしまうという所は、無意識の内に所長はカノンさんの事が気になっているようで、面白い所でした。

今回のスペシャル・ゲストとして、「雷鳴轟く積乱雲」、ちゃんが稲妻を落としていましたね。といっても、NHKだということもあってそれだけだったが、カノンさんにはちゃんネタを口にして貰いたかったところでありました。

今回は、曲の後の(コントの)オチは無かったが、表情豊かなカノンさんがたっぷりと楽しませてくれました。ところで、所長とカノンさんが恋仲になっていく、というようなことはあるのでしょうか???

来週は野球中継のため、放送はお休みです。(6日のBS-2、8日と12日のBS-hi(再放送)の放送はあります。また、13日のBS-2、15日と19日はこれまでの何かが再放送されます。)のファイルNo.012、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲・第2番」は18日の放送です。

本日から「ダビング10」が始まったと言うことで、BDで録画したものは「コピーワンス」ではなく「ダビング10」ということになった。(地上波は移行すると聴いていたが、BSの方は何処も乗り気でなかったのに、役所の声の前にあっさりと移行しちゃいましたね。WOWOWとスターチャンネルは移行せずだが、これもアナウンスされていましたし...)で、BDにダビング完了すると、「コピーワンス」だと自動的に消去されたので、HDDの整理も出来たのだが、「ダビング10」では10回目のムーブにならないと消去されない。このままHDDに残していたら、あっという間に残量が無くなってしまうだけに、早くもシステム構成上の欠陥点が...

 

ベルリオーズ:幻想交響曲

ベルリオーズ:幻想交響曲

  • アーティスト: ミュンシュ(シャルル),ベルリオーズ,パリ管弦楽団
  • 出版社/メーカー: TOSHIBA-EMI LIMITED(TO)(M)
  • 発売日: 2007/06/20
  • メディア: CD

ベルリオーズ:幻想交響曲

ベルリオーズ:幻想交響曲

  • アーティスト: アバド(クラウディオ),ベルリオーズ,シカゴ交響楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2006/11/08
  • メディア: CD
ベルリオーズ:幻想交響曲

ベルリオーズ:幻想交響曲

  • アーティスト: ショルティ(サー・ゲオルグ),ベルリオーズ,シカゴ交響楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2007/02/21
  • メディア: CD
ベルリオーズ:幻想交響曲

ベルリオーズ:幻想交響曲

  • アーティスト: デイヴィス(サー・コリン),ベルリオーズ,ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2008/05/28
  • メディア: CD
ベルリオーズ:幻想交響曲

ベルリオーズ:幻想交響曲

  • アーティスト: ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ゲルギエフ(ワレリー),ボロディナ(オリガ),ベルリオーズ,ゲルギエフ(ワレリー),ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2003/10/01
  • メディア: CD
ベルリオーズ:幻想交響曲

ベルリオーズ:幻想交響曲

  • アーティスト: サイトウ・キネン・オーケストラ 小澤征爾,ラヴェル,ベルリオーズ,小澤征爾,サイトウ・キネン・オーケストラ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2008/07/16
  • メディア: CD
ベルリオーズ:幻想交響曲

ベルリオーズ:幻想交響曲

  • アーティスト: チョン・ミュンフン,ベルリオーズ,パリ・バスティーユ管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2002/09/25
  • メディア: CD

ベルリオーズ:幻想交響曲

ベルリオーズ:幻想交響曲

  • アーティスト: クレンペラー(オットー),ベルリオーズ,フィルハーモニア管弦楽団
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/07/21
  • メディア: CD

ベルリオーズ:幻想交響曲

ベルリオーズ:幻想交響曲

  • アーティスト: ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,ベルリオーズ,デイヴィス(サー・コリン)
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2005/06/22
  • メディア: CD

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