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篤姫#28 [ドラマ]

遂にやってきた家定の死、そして斉彬の死。大きな節目となる今回だが、相変わらず歴史のこと(井伊の大老就任、日米修好通商条約)は他人事のように描かれていましたね。とは言っても、篤姫にとったら2人の死の方が重要なことですし、たっぷりと描かれるのは当然です。

相変わらず、篤姫に対して敵意むき出しのマリバロン・綾小路麗子・本寿院。そんな中、腹心だった滝山が篤姫サイドとの橋渡し役を自ら買って出て動いていたのはポイントでした。→本来ならば、マリバロン・綾小路麗子・本寿院はこれを裏切りと見て、滝山への制裁が入るところなんですけどね...

一方、幾島の様子がおかしいことから「自害?」と言うことまで口にする篤姫。確かに今までの幾島とは違って、達観した様になってました。

家定が倒れるが、そのことは内密にされ、篤姫には伝わらない。こないだのように、篤姫が表にやってくることを期待していたという所が、一応これまでの路線を受け継いでいた所でしたね。

井伊の大老就任、日米修好通商条約締結、安政の大獄開始については、無視する訳にはいかないとはいうものの、なんか、完全に別世界の出来事の様な描かれ方でした。→上様、篤ちゃんのラブ・コメだったら、はっきり言って異質ですし...

薩摩では、斉彬が倒れ、そのまま帰らぬ人となる。ということで、ここまで物語を引っ張ってきた重要人物が消えました。最期の言葉を言う所で、帯刀(尚五郎)に姫のことを詫びたのは、最初から出ている尚五郎に後を託すというようでもありましたね。

篤姫も家定に何かあったと感じていたが、動きようがない中、滝山がやってくる。嘆願書の一件のことを繋げるとは、やってくれますね。で、その滝山から家定の死が伝えられた。斉彬の死と家定の死を知った篤姫だが、毅然とした態度を見せながらも妻らしいところが出ていて、いい感じで描かれていました。

結局「ねずみの夫婦」の話は語られることなく、五つ並べで家定勝利も描かれず、もう一度ぐらいアフラック・あひるの図を見たい所でもあったが、お楽しみは終わってしまいました。(回想ということで、チラッと出てくる事は考えられますが...)いい感じのホームドラマが終わってしまったのが悲しい所でした。

次回は、「御台様」から「天璋院」になるということで、これはこれで篤姫の人生に置いては大きな節目の一つであるが、あの若さで未亡人ですか。暫くは「大河ドラマ」らしいものとなりそうだが、お楽しみの方も何か出てきてもらいたいところです。

 

NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) (NHK大河ドラマ・ストーリー)

NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) (NHK大河ドラマ・ストーリー)

  • 作者: 宮尾 登美子
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2008/06/30
  • メディア: ムック

新装版 天璋院篤姫(下) (講談社文庫 み 9-8)

新装版 天璋院篤姫(下) (講談社文庫 み 9-8)

  • 作者: 宮尾 登美子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/03/15
  • メディア: 文庫
別冊歴史読本 天璋院篤姫ガイドブック (別冊歴史読本 14)

別冊歴史読本 天璋院篤姫ガイドブック (別冊歴史読本 14)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 新人物往来社
  • 発売日: 2008/06/25
  • メディア: ムック
「篤姫」オリジナルサウンドトラック

「篤姫」オリジナルサウンドトラック

  • アーティスト: 吉俣良
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2008/02/20
  • メディア: CD

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TwellV・神宮前名画座「REBECCA」 [映画(洋画)]

今週の神宮前名画座は、1940年のアメリカ映画「レベッカ」でした。今回は30分拡大して2時間半枠での放送ということになったが、130分の作品である。(白黒作品なので、当然、白黒での放送です。→時々、着色処理したカラー版が放送されることがあるが、やはりオリジナルの方がベターです。)

この作品はヒッチコック監督の渡米第1作であり、ゴシック・ロマン作品である。また本作は、アカデミー作品賞と撮影賞(白黒)を獲得した作品でもあり、ここからヒッチコック監督の名前はいよいよ高まっていくことになる。

作品データを記しておくと、1940年のアメリカ映画であり、時間は130分、白黒作品である。原作はダフネ・デュ・モーリア、監督はアルフレッド・ヒッチコック、脚本はロバート・E・シャーウッドとジョーン・ハリソンの2人、撮影はジョージ・バーンズ、音楽はフランツ・ワックスマンである。そして出演は、ローレンス・オリヴィエ、ジョーン・フォンテイン、ジョージ・サンダース、ジュディス・アンダーソン、グラディス・クーパー、レオ・G・キャロル、ナイジェル・ブルース、エドワード・フィールディング、たちである。

モンテカルロで知り合ったアメリカ娘と結婚したイギリス紳士・マキシムが新妻と共に屋敷に戻って切る。が、その屋敷には、マキシムの先妻で、溺死したレベッカの見えない影が支配していて、次第に心理的に追いつめられていく...

有名な作品であるので、特にストーリーについては触れる必要はないでしょう。イギリス時代のサスペンスというものではなく、恋愛映画としての色合いが濃い作品であり、こういうヒッチ作品も悪くない。そして、何と言っても本作はジョーン・フォンテインである。彼女を見るために本作があると言っても良い。

ヒッチコック監督と言えば「サスペンス」ということしか頭にない方には、本作は失望させられるであろうが、こういう作品もあります。また、ヒッチらしい演出も垣間見られるということで、何だかんだ行ってもやっぱりヒッチコック作品である。また、本作はまもなく製作から70年と言うことになるが、古さを感じさせないのも良いですね。

2時間枠である「神宮前名画座」が時間を拡大したのは、「風と共に去りぬ」「ジャンヌ・ダーク」に続いて3度目であり、これまでは2時間以内(せいぜい115分まで)の作品の放送が中心であったが、120分を越えて130分、140分程度の作品も良いものがたくさんある。2時間という枠に捕らわれず、今後も本作の様な良い作品をドンドン放送していって貰いたい所である。

尚、次回の神宮前名画座は7/19(土)の放送のみ(20日の日曜日の再放送はありません)で、1951年の「黄昏」(ローレンス・オリヴィエ主演)です。(でも、これって120分を越えていたはずなんですが、時間枠を拡大しないということは、カットされているということなんでしょうか???)そして7/26&27はグレゴリー・ペック主演の1962年の「アラバマ物語」です。(こちらは128分の作品ということで、30分拡大しての放送です。)先日(6/7&8)の「嵐が丘」といい、ローレンス・オリヴィエの主演作が続きますねぇ...

 

レベッカ

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  • 出版社/メーカー: GPミュージアムソフト
  • メディア: DVD

レベッカ

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  • 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
  • メディア: DVD
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  • 出版社/メーカー: ピーエスジー
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  • 出版社/メーカー: JVCエンタテインメント
  • メディア: DVD

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ゴルゴ13#14 [アニメ]

今回の物語は、秘密の毒物製造工場の存在が明らかになり、その黒幕が関係者を消してしまおうとして、ゴルゴに依頼、また、別組織も他のスナイパーに関係者を消すことを依頼。ゴルゴともう一人のスナイパー・AX3が仕事を片付けると、今度はお互いの存在を消すということで対決をする、という物語でした。

アメリカ政府が、禁止されている毒物をCIAが貯蔵していることが分かり、それを発表する。毒物を製造している黒幕はその事実を隠そうとして、秘密工場の場所を探らせることを含めて、工場関係者、薬学者たちの全ての抹殺をゴルゴに依頼する。で、仕事を受けたゴルゴが仕事を開始する。行く先々で、ゴルゴと同じことを調べている男の存在を知る。そんな中、秘密工場の場所を突き止め、その島に潜入するゴルゴ、そしてもう一人の男。秘密工場で鉢合わせしたゴルゴとAX3だったが、共に仕事を依頼されていて、ターゲットが複数いること、現時点では敵対関係ではないことから、手を結ぶこともなく、それぞれがそれぞれの仕事をする。(やり方は同じということで、腕の方も互角ということが分かります。)工場の爆破に成功し、二人は依頼された仕事を片付けた。島から脱出使用とするゴルゴだったが、智沙3が完了したことを(衛星電話で)連絡すると、違う筋からの依頼者からのスナイパー(すなわち、ゴルゴ)の抹殺を依頼される。ということで、ゴルゴとAX3が対決することになる。腕は互角、ライフルに残っている弾は1発ずつ。先に動いた方が負けることが分かっている2人は動かない。が、工場を爆破したことで、毒蛇や毒蜘蛛などがいつ襲ってくるのか分からない。満ち潮になっても動かない両者。やがて潮が引いてきた。遂に動いた両者。だが、銃は互角だった。ゴルゴは浜辺にあった将校の白骨遺体が持っていたナイフを投げてAX3を片付けた...

同業者であり、同じ仕事を受けたライバル関係になるが、状況から同志ということになるゴルゴとAX3。特に強調するということも無く、それぞれが己の仕事を片付けようとするだけだが、これが不思議と手を組んだようになっている所が面白い。それぞれがこの道のプロということで、2人とも全て分かっているということですね。で、そんな2人が対決をすることになるが、相手の腕を知っているからこそ、動くに動けないという緊張感、そして毒蛇や毒蜘蛛がいつ襲ってくるかも知れないという緊迫感。しびれる所です。秘密工場は南海の孤島にあったが、施設のエネルギーや従事者の食糧などの運搬のための施設と思われるものが見当たらなかっただけに、「007」に登場する悪玉の秘密基地みたいな感じがしました。(これなら、輸送ルートも秘密裏に確保しているでしょうし...)

それにしても、黒幕はエゴ丸出しで、ゴルゴたちスナイパーですら、道具の一コマに過ぎないところが露骨に出ていますね...

コブラの毒液を主たる原料としているということだったが、「ウラリ」ではないということだけは確かですね。(「ウラリ」も解毒剤は無いし、即効性の毒物だが、南米産ですし...)

 

↓この物語の原作はこれに収録です。

ゴルゴ13 (31) (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 1992/11
  • メディア: コミック

 

↓「毒蛇」ということで

日本産蛇類カラー写真図譜並びに日本産毒蛇咬症の治療 第1巻 (1)

日本産蛇類カラー写真図譜並びに日本産毒蛇咬症の治療 第1巻 (1)

  • 作者: 森 眞章
  • 出版社/メーカー: 医学書院
  • 発売日: 1982/12
  • メディア: -

日本産蛇類カラー写真図譜並びに日本産毒蛇咬症の治療〈第2巻〉 (1984年)

  • 作者: 森 真章
  • 出版社/メーカー: 医学書院
  • 発売日: 1984/07
  • メディア: -
 

 

毒蛇ハブ―毒ヘビの話あれこれ (1975年)

  • 作者: 小玉 正任
  • 出版社/メーカー: 日本広報センター
  • 発売日: 1975
  • メディア: -

 

毒蛇の博物誌

  • 作者: 杜 祖健
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1984/01
  • メディア: -

 

↓「ウラリ」といえば...

ケータイ刑事マニアルBOOK

ケータイ刑事マニアルBOOK

  • 作者: テレビライフ編集部
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本


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東京少女・大政絢#2「100万回の孤独」 [ドラマ]

今月の4つの物語は、前回の「幸福荘」の同じ部屋に、異なる時間軸上に住む少女・絢(当然別人)の物語であるが、なるほど、前回の壁への赤いスプレーがしっかりと活かされていましたね。(でも、前の人が出ていったら、塗り直すと思うんですけど...)ただ、今回はアパートの名前は語られていませんでしたけど...(前回の物語を見ていないと、分からないという仕掛けを、今月は用意したということですか。やっぱり、色々とやってくれますね。)

今回は、主題歌『トウキョウノウタ』の歌詞をドラマにしたような物語でした。「孤独」ということは分かるが、タイトルの「100万回」の意味が今ひとつ理解できませんでした。(ここでの意味は「多数の」という意味で使われているということで良いんでしょうね...)

自分の存在に気づいて貰えない孤独な少女で、マンガ家を目指している少女が今回のヒロインでした。劇中で「僕は…」と言っていて、「私は…」と言っていない所がミソでしたね。で、マンガ家を目指すということから「トキワ荘」のことが頭に浮かんだ筆者でした。どうせなら、昭和20年代か30年代という設定にしても良かったかも...→蛍光灯の調子が悪いというのが、供給電力が不安定で、時々停電する、ということに出来、一段と「孤独」で「受け身」になっている主人公ということを強く表現できたと思うんですけど... でも、携帯電話は存在しないから、この枠で放送するにはスポンサーが認めないから、やっぱりボツですね...

あのマンガ家の先生の所、アシスタントがコスプレをしていたが、どんな漫画を書いているのでしょうか?でも、マンガ家の先生というより、気弱な主人が経営している家族経営の、小さな運送屋か印刷工場を仕切っているおばちゃんという感じがしたのですけど...

今回は、色々と突っ込みながら記していくことにします。

通行人の数を数えるアルバイトをしている絢。(こういうバイトでは、カウンターは複数あって、左から来る人、右から来る人、自転車というように、複数のカウンターを使って数えると思うのですけど...)「僕は透明人間だ」と、誰も自分の存在に気づかず、孤独を感じている少女である。通行人にオープンを知らせるチラシを配っている所を通っても、チラシをもらえない影の薄さ。(チラシなら別にと思うが、ティッシュ(最近、あんまり配っていないですね...)だったら、必ず貰えるようにしますけど...)→その近くに町の電器屋さんの看板があって、チラシを勝手に持っていくことが出来る、というのがまたまた考えられていた所でもありました。

服を買おうとしてお店に入っても、店員が気づいてくれず、結局買わずに出ていく絢。→こういう店では買わないべきです。よって、この行動は正解だと思います。

漫画家を志望していて、女性漫画家のアシスタント(ベタ塗り)をしているが、そこでも存在感が無く、声を掛けて貰えない。また、夜、アパートに帰って、携帯で留守電をチェックするが、メッセージは届いていない。そんな絢は、孤独な主人公の漫画を書いていた。(気持ちはよく分かります。)

漫画を書いていたら、部屋の蛍光灯がちらついた。ということで、漫画雑誌を重ねて、それを踏み台にして、器具の様子を見ようとするが、雑誌が崩れて転んでしまう。→いくらなんでも、これは危険です。と言って、部屋にあるキャスター付きの椅子でも危ないし...

翌日も通行量調査のバイトをし、チラシを配っている前を通っても、やっぱりチラシを貰えない。→でも、心の中で文句を言っても相手に伝わりません。文句を言うなら堂々と言うべきですけど...

その夜、紅茶を飲もうとしてハート型の角砂糖を入れようとするが、それを床に落としてしまい、部屋が汚れていると言うことで掃除を始める絢。大掃除という意気込みでマスクまでして気合いが入っているのはいいが、安アパートで夜に掃除機を使えば、近所迷惑ですけど...

キッチンの食器棚を移動して、壁に赤いスプレーの跡(前回の「幸福荘ものがたり」の絢が残したあの跡です。)があることに気づいた絢。→入居人が変わったら、壁の汚れぐらいは直すのが普通じゃないの?大家さん、手抜きですね...

翌日、通行量調査のバイトはクビになり、男子学生が行っていた。絢はその前を何度も言ったり来たりするが、数えて貰えなかった。→自分を分かって欲しいという気持ちは分かるが、そういう意地悪をしても数えてくれないのは決まりです。バイトをしていたのなら分かっていると思うが、それだけ寂しいということですね。

その日、漫画家の先生からは「明日から来なくて良いよ。って言うか、センスが違うっていうの」ということで、これもクビになってしまう。→訳の分からないコスプレのアシスタントを使っているような先生だったら、止めた方が良いと思いますけど...

その夜、アパートでは書いていた漫画に当り、原稿をまき散らす絢。それを拾っていると、壁の赤いスプレーの跡が目に入り、その染みと自分を重ね合わせ、泣き崩れる絢。(ここでAパート終了・経過時間は16分に少し足りない所ということで、Bパートは10分ちょっとです。)

翌日、街に出た絢は、誰かに声を掛けようと決心した。で、交差点で信号待ちをしている女性に目を付け、その女性に近づいて行く。で、声を掛けようとするが、青信号となって女性は歩き出してしまった。で、その後をついていく。(一つ間違えるとストーカーと間違えられてしまいます...)で、声を掛けようとするが、その時女性の携帯に着信が入り、電話に出る女性。で、長電話をする女性をひたすら待っている絢。ようやく電話が終わり、声を掛けようとして近づいて行くが、女性は何処かに電話をかけて、再び話し出した。ということで、その女性に声を掛けることを諦める。

続いて、何処かのおばちゃん(スーパーの袋を持っている)の後をついていく絢。が、結局おばちゃんは自宅に到着し、中に入っていったため、結局声を掛けられなかった。

今度は歩いていてすれ違った女性に声を掛けようとして振り返るが、その女性の友達が現れ、結局またも声を掛けられなかった。

公園にやってきた絢は、池の畔にいる男の子に声を掛ける。「こんにちは」と声を掛けたが、その子のお母さんに呼ばれる男の子。更に「知らない人と喋っちゃダメと言ってるでしょう」とお母さんに怒られていた。(→またも失敗)

(中野駅)駅前にやってきた絢は雑誌を読んでいるフリーター風の男に「こんにちは」と声を掛ける。が、男は音楽を聴きながら雑誌を読んでいて、絢に気づかなかった。(絢の声が全く聞こえないほどの音量で聴いているにしても、影とか気配に気づくと思うんですけど...)

人の多い商店街を歩く絢。そこから脇道に入ると、人っ子一人いなかった。そんな道を歩いていく絢は一人で街を歩き続ける。そんな中、絢と同じようにチラシを貰えなかった女性の姿を見て、その女性と自分を重ね合わせ、自分を受け入れてくれると思って話しかけようと決めた。で、後をついていくと、ブティックの前で服を見ていた。横に並んで話しかけた絢だったが、その女性は彼氏と待ち合わせをしていて、丁度彼氏がやってきて、絢には何も言わずに行ってしまった。で、またも孤独を感じた絢だった。

夕方。町の電器屋さんの看板の所にやってきた絢は、いつものようにチラシを取る。「日替特売品 蛍光灯各種」と記されていて、それを見て笑顔になる絢。

蛍光灯を買ってきて、交換している絢。(やっぱり、漫画雑誌を積み上げたものを踏み台にしている。←やっぱり危ないですよ。転んで転倒したら、蛍光管が割れる可能性もあります。)交換した絢は、壁の赤いスプレーの跡にペンで「I was here」と書き込み、何度もそれを口にしていた。(「was」と言う過去形ですか。このアパートを離れる決心が付いたということですかね。)

で、全黒画面となって、エンドクレジットが『トウキョウノウタ』をバックに流れてました

次回の物語は「恋忍者☆服部絢蔵」という物語です。今月の4つの物語の中のコミカル編ということで「忍者」ということだが、かなりぶっ飛んだ所を魅せてくれそうで、楽しみです。でも、忍者装束って、「ケータイ刑事THE MOVIE 2」のの忍者装束そのままですね。(お姉ちゃまの青い忍者装束を着ていたということで、お姉ちゃまのお下がり、と考えたりして...一方、ちゃんの赤い忍者装束は八木小緒里が着ていました。そして、呪いの藁人形ですかね...)

壁の赤いスプレーの跡、次回の物語では穴が開いていたようですが、一体何をしたのでしょうか?手裏剣を投げたり、長ネギを刀のようにしていたりと、ハイテンションで暴れ回るようですけど...

BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせのバックの映像は、やはりいつもの高速道路と東京タワーを中心として夕景ということでした。今回は中野が舞台になっていたので、ひょっとしたらと思ったが、そうはなりませんでした。やはり、4月の「山下リオ」の時だけが特別だったんですね...

孤独を感じ、その世界にどっぷり浸かっている暗い暗い少女がヒロインの物語だったが、「孤独」という心を上手く表現していました。(演技の点では、しっかりと演じ切っていました。やっぱり、4月からのヒロインの中では、一日の長があります。)

今回の絢は、自分の殻に閉じこもってしまうという内向的で奥手という性格もありました。このままだったら「人間嫌い」になっちゃいそうだし、もう少し積極的にと思うのですけどねぇ...

今回は「東京」ということは意識して語られていないものの、都会ならではの「雑踏の中の孤独」ということを考えたら、これも一つの「東京」を舞台にした物語だったと言うことが出来るので、「東京少女」というタイトルに偽りはなかったですね。それにしても、どういう形で同じアパートの同じ部屋ということを考えたら描くのかと思っていたが、あのスプレーの跡を使うとは、やられました。これだったら、余計な説明やアパートの看板を出さなくても、(前回を見ていたら)分かります。見ていない人には全く分からないが、「分かる人には分かる」という「ケータイ刑事」の世界の延長線上にもあって、BS-iドラマらしい物語でもありました。

また、こういう暗いちゃんを見たら、ちゃんには「エコエコアザラク」の黒井ミサを演じて貰いたい所です。(「恋日・ニュータイプ」の時、銭形よりも黒井ミサの方が似合っていると感じましたし...)

 

↓真っ先に思い浮かんだのは『孤独のメッセージ(Message In A Bottle)』でした。

白いレガッタ

白いレガッタ

  • アーティスト: ポリス,ポリス,スチュワート・コープランド,スティング
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: CD

グレイテスト・ヒッツ

グレイテスト・ヒッツ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2007/06/20
  • メディア: CD

↓その他の曲も

孤独のメッセージ

  • アーティスト: マキシー・プリースト
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1996/04/24
  • メディア: CD

孤独の太陽

孤独の太陽

  • アーティスト: 桑田佳祐,小倉博和,片山敦夫
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2001/06/25
  • メディア: CD

孤独のカケラ

孤独のカケラ

  • アーティスト: アンジェラ・アキ,アンジェラ・アキ,亀田誠治
  • 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
  • 発売日: 2007/05/23
  • メディア: CD

孤独(ひとり)

孤独(ひとり)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2006/09/27
  • メディア: CD

孤独のナイト・ゲームス

  • アーティスト: グラハム・ボネット
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2007/07/04
  • メディア: CD

 

↓「エコエコアザラク」関係

エコエコアザラク (1) (ザ・ホラーコミックス)

エコエコアザラク (1) (ザ・ホラーコミックス)

  • 作者: 古賀 新一
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1998/07
  • メディア: 文庫

黒魔術師・黒井ミサ エコエコアザラクベストセレクション―ホラーコミックが読みたい!

黒魔術師・黒井ミサ エコエコアザラクベストセレクション―ホラーコミックが読みたい!

  • 作者: 古賀 新一
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2003/12
  • メディア: コミック

画ニメ エコエコアザラク

画ニメ エコエコアザラク

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • メディア: DVD

エコエコアザラク R-page&B-page

エコエコアザラク R-page&B-page

  • 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
  • メディア: DVD

エコエコアザラク THE MOVIE COLLECTION

  • 出版社/メーカー: タキ・コーポレーション
  • メディア: DVD


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ケータイ刑事銭形海15話(2nd.2話)[裏ネタ編] [ケータイ刑事]

今回は、2nd.シリーズ第2話「死んでも書きます! ~脚本家・石原武龍殺人事件」という物語についてです。当然のように「脚本家・石原武龍」について、劇中に登場した「はぐれマーメイド純情派」の元ネタである「はぐれ刑事純情派」について記すことにする。、

尚、BS-iの本放送の時に記した長文&ネタバレあり版は「ここをクリック」してご覧下さい。(放送直後に記した感想版もここを経由してください。)

脚本家・石原武龍」:1979年に「七人の刑事」で脚本家デビューをして以来、数多くのドラマの脚本を書いてきた売れっ子脚本家の一人である。(後述する)藤田まこと主演の刑事ドラマ「はぐれ刑事純情派」では、1988年のシリーズ開始の第1シリーズから脚本を書いている。2時間ドラマの脚本と、「はぐれ刑事」シリーズの脚本を多数書いているが、'90's中盤からは(地上波の)連続ドラマでも脚本を書くようになる。おもな作品は「夏! デパート物語」「おかみ三代 女の戦い」「ストーカー・誘う女」「略奪愛・アブない女」「温泉へ行こう!」「伝説の教師」「おみやさん」などがある。

「ケータイ刑事」シリーズには参加しておらず、この物語に出演したことで、ひょっとしたら「ケータイ刑事」に参加することも考えられたが、「銭形海」の脚本は結局書いていない。(ケー刑事・ワールドでは殺されてしまったが、せっかく接点を持ったのだから、1本ぐらいは書いて貰いたいと思ったのですけど...)

はぐれ刑事純情派」:東映制作、テレビ朝日系で放送された刑事ドラマであり、主演は藤田まこと。1988年に第1シリーズがスタートし、2005年の第18シリーズまで、毎年1シリーズずつ製作放送されていた。(第16シリーズまでは、それぞれ半年の2クール、17とファイナルの終盤の2つのシリーズは3ヶ月の1クールであった。)また、年始には2時間枠のスペシャルも放送されている。トータルで440話ある。

刑事ドラマであるが、派手な銃撃戦とか、カーチェイス、犯人逮捕のための格闘戦というアクション・シーンは殆ど無く、「人情」という所にポイントが置かれて描かれた刑事ドラマである。(ある意味では、朝日放送で43年半に渡って放送されていた「部長刑事」に通じる所があった。)

藤田まこと演じる安浦吉之助(階級は巡査部長→五代さんと同じす。)、通称「やっさん」を主人公にして、山手中央署刑事課の面々が事件の捜査をする姿が描いた刑事ドラマであって、「人間」ということを描いていた作品である。

藤田まこと主演の長寿シリーズ作品と言えば「必殺シリーズ」があるが、そちらは時代劇である。本シリーズは現代劇であって、彼の現代劇の代表作である。

18年(17年3ヶ月)の間、主人公の安浦刑事と2人の娘(エリとユカ)、課長の川辺精一警部、署長の横溝重忠警視、安浦の行きつけのバー・さくらのママ・片桐由美はレギュラーで、同一キャストである。(そのため、第1シリーズでは中学生だったユカも最終シリーズのファイナルでは30代の女性になっていた。)これを考えると、そんなにも長期にわたって刑事課長を務めている川辺、署長でいる横溝というのも、やっさんと同様に、出世の見込みのない人物が集まった山手中央署の人間らしいと感じる所である。

ちなみに、川辺が警部ということは、「M2」で警部に昇進した岡野さんと同じ階級ということになる。また、署長の横溝は警視ということは、TVシリーズでのちゃんとちゃんと同じ階級であり、ちゃん、ちゃん、ちゃん、ちゃんの方が階級は上ということになる。(ちゃん、ちゃん、ちゃんは「M1」で、ちゃん「2nd.14話」で警視監に昇進したので、更に差が付いたことになる。)これを考えたら、ちゃんが最終話で神無島署の署長として赴任したが、階級の点では全くおかしい事はないということになりますね。

尚、第16&17シリーズには、岡野さんを演じた国広富之さんが須藤警部としてレギュラー出演している。(第18シリーズ(=ファイナル)の第1話で殉職した。)

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

 

↓「はぐれ刑事純情派」の劇場版です。(ビデオです)

はぐれ刑事純情派

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: VHS

 

↓石原武龍脚本作品には、こういうのもあります。

戦国自衛隊 関ヶ原の戦い

戦国自衛隊 関ヶ原の戦い

  • 出版社/メーカー: バップ
  • メディア: DVD

ストーカー・誘う女(1)

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • メディア: VHS

伝説の教師 VOL.1

  • 出版社/メーカー: バップ
  • メディア: VHS

 

愛の劇場 温泉へ行こう DVD-BOX 1

愛の劇場 温泉へ行こう DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: バップ
  • メディア: DVD


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