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「DEMONS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1985年のアメリカとイタリアの合作映画「デモンズ」である。シリーズ化されて、現在までに5作が製作されている。(「デモンズ」のタイトルを持つ作品は他にも製作されているが、シリーズとは関係ない別物作品もある。)本作はその記念すべき第1作である。D.アルジェントは「サスペリア」「フェノミナ」などのヒット・ホラー作品を手掛けてきた人物であり、ツボをしっかりと抑えたホラー作品に仕上がっている。また、映画館という閉ざされた空間を舞台にしているところも良く、ホラー作品のファンであれば、しっかりと見ておきたい所である。

作品データを記しておくと、時間は89分、原案はダリオ・アルジェントとダルダーノ・サケッティの2人、監督はランベルト・バーヴァ、脚本はダリオ・アルジェント、ランベルト・バーヴァ、フランコ・フェリーニの3人、撮影はジャンロレンツォ・バッタリア、音楽はクラウディオ・シモネッティである。そして出演は、ナターシャ・ホーヴェイ、ウルバノ・バルベリーニ、カール・ジニー、フィオーレ・アルジェント、パオロ・コッツォ、ニコレッタ・エルミ、ファビオラ・トレド、ステリオ・カンデッリ、たちである。

ベルリン。地下鉄の駅で奇怪な男から映画の試写会のチケットを貰ったシェリル。彼女は友人のキャシーと共に見に行くことにした。会場は誰も聞いたことのないメトロポールという劇場で、、そこに集まってくる人々。その中には男友達とやってきたジョージの姿もあった。で、上映が始まる。映画はノストラダムスの予言にまつわるものであり、デモンズの祝祭が始まると、暗黒の魔王・アキロンが目覚め、人々を殺していく、という内容だった。やがて、観客の中に気持ちが悪くなる者が現れる。トイレに行ったその観客は、様子を見に来た友人を襲う。そして、映画と同じように、一人、また一人と犠牲者が出ていく。パニックに陥った観客たちは脱出しようとするが、出入り口のドアは何者かによってコンクリートで固められていて、外に出ることが出来なかった...

劇中の映画と同じような展開で観客が殺されていき、そしてゾンビとなっていく、という辺りまでは良いのだが、突然、とんでもない展開となってしまう中盤以降には頭を抱えたくなってしまう。が、中盤まではたっぷりと怖さを感じさせてくれるので、まあよろしいかと。

とは言っても、本作は海外ではカルト的な支持を受けている作品でもある。なるほど、中盤までの展開には、それを感じさせるだけのものがある。よって、B級作品として本作を捕らえたら、一応許容範囲に入るので、そういうことでよろしいかと...

「恐怖」を感じたいのであれば、ゾンビも出てくるし、サスペンスという所もあり、それなりのアクション・シーンもあるので、娯楽作品と言うことでは、十分な作品と言うことにもなる。暑い夏の夜に見る作品として、お薦めである。

 

デモンズ

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ケータイ刑事銭形海15話(2nd.2話)[改訂版] [ケータイ刑事]

今回は2nd.2話です。今週は放送時間の繰り下げもなく、平穏無事な放送でした。2nd.1話(通算では15話)の物語は「死んでも書きます! ~脚本家・石原武龍殺人事件」という物語です。前回は、ちゃんと五代さんの出会いの物語で、色々とお約束があった物語であるため、新コンビが動き出して物語でもある。

脚本家・石原武龍先生が登場したことから、近いうちに石原脚本の「ケータイ刑事」が生まれるかと思わせたが、結局、「・3rd.」までにそれは実現しませんでした。

また、ちゃんの口上が始まる前の所で、東映映画のOPを思わせる、岩に砕ける白波が出てくるが、今回の物語は、その東映作品のTVドラマ「はぐれ刑事純情派」をネタにして「はぐれマーメイド純情派」という劇中劇が出てくるのをはじめ、「鑑識メモ」も業界寄りの物語でした。(本家四姉妹でも、こういう感じの物語がありました。)

それでは、今更ながらのネタバレ有りの長文の本編に行きます。(尚、本放送後に記したものは「ここをクリック」して下さい。)

警視庁。ちゃんが「五代さん!」と言って部屋に入ってくると、五代さんはTV(ビデオ)を見て泣いていた。で、ちゃんは五代さんの所に近づいていって「あれ~?どうしたんですか?」と尋ねる。五代さんはハンカチを手にしながら「マジ、泣けるんだよ、このドラマ」と言ってTV画面を示す。ちゃんはTVの方に視線を移すと「ドラマ?」つづいて「意外と純情なんですね」と笑いながら口にする。そうしていると、馬の嘶く声がした。それは五代さんの携帯の着信音であり、発信者を確認すると、リモコンでTVを切ってから電話に出る五代さん。いきなり「エリーゼ」と言う五代さんに、「出た、相撲キャバクラ...」とマジ顔で口にするちゃんだった。五代さんは「今、ちょうど見終わった所、ありがとう「はぐま」のビデオ」と言う五代さんに「はぐま?」とちゃん。(ミーハーで、トレンド・ハンターのちゃんや、ドラマ「理想の刑事」が大好きなちゃんだったら「はぐま」も知っているでしょうが、分家シスターズはお姉ちゃまもそうだったが、TV番組については殆ど知らないようです。)五代さんは「マジ、泣けるよ」と感動したことを口にすると「詳しい話はお店でね」と言う。これを聴いたちゃんは「また行くんですか?」と、五代さんの会話に一人で突っ込んでいる。五代さんは「ごっちぁんで~す。じゃあねぇ~」と言って電話を切る。するとちゃんは「五代さん、何ですか「はぐま」って?」と尋ねる。すると五代さんは「知らないの?「はぐれマーメイド純情派」」と答える。(これは東映作品の「はぐれ刑事純情派」をいじった名前です。)で「人魚のマコリンと塾長の切ない純愛...」と言って「はぐま」の説明をする五代さん。(「マコリン」は言わずがな、チーフライターの林先生の名前からです。)ちゃんは「人魚と塾長?どんな設定?」と首をかしげていた。(お姉ちゃまも映画「赤坂の天使」を「パニック映画ですか?」と言っていましたし、分家シスターズはTVや映画については無知なようです。)

そういうコントをしていると「警視庁から入電中」と、事件を知らせる入電が届き、携帯を開くちゃん。「世田谷区下北沢で殺人事件発生。被害者は脚本家の石原武龍。直ちに現場に急行せよ。」(またも世田谷区下北沢での事件です。「銭形海」では下北沢で舞台となる事件が非常に多いですね。)これを聴いた五代さんは「げっ!石原武龍って「はぐま」の脚本家じゃん。ドラマ、どうなっちゃうんだ?」と、ドラマのことを心配していた。ちゃんはクールに「行きますよ、五代さん」と言って現場に向かった。

事件現場の石原邸に到着したちゃんと五代さん。鑑識課の人が既に動いていて、ちゃんと五代さんは死体が発見された書斎にやってきた。が、第一声は「んっ?」/「何だ?」と不思議そうな顔をした。石原はノート・パソコンに向かって、執筆作業をしている姿で死んでいたのだった。(自宅の書斎ならばデスクトップPCでもという気もするが、やっぱりノートPCならではのトリックがありました。)で五代さんは「流石は「はぐま」の脚本家だ。死んでも書き続けようとしている。俺、こんな遺体、初めて見たぞ」と驚き関心していた。一方、ちゃんは冷静に周囲を観察し始めて、石原が座っている椅子のキャスターが一ヶ所だけ破損していることに気づき「ふれ」、ここだけ折れてる。何でだろう?」と疑問を持った。で、携帯でその写真を撮影する。

そこに「報告します」と言って、逆立ちをした柴田さんが登場する。で。逆立ちを止めて直立すると「被害者は石原武龍、本名・石原純一、55歳。死亡推定時刻はお昼の12時から1時の間。死因は紐状の物で首を絞められたことによる窒息死」と報告する。ちゃんは「不思議な遺体ですね」と呟き、「ああ」と五代さん。そして「この体勢で死後硬直したと言うことは、執筆中に犯人が背後から首を絞めたってことだな」と言うがすかさず「違いますね」とちゃん。「何で?」と五代さんが言うと、柴田さんが「首にひっかき傷がありません」と五代さんに説明する。で、五代さんは石原の首を見て確認すると「本当だ。そうだよなぁ、紐で首絞められたら、苦しんでグワー、ギャーって傷出来るよな」とあっさりと前言撤回する。で、「ということは、死後硬直直前にこの形にされたってことか」と言う。しかし、またもちゃんが間髪入れずに「それもないですね」と言う。「何で?」と五代さんが言うと、またも柴田さんが「死後硬直が全身に広がるのは、死後最低7時間」と説明する。「経っているでしょう、経っているでしょう」と言う五代さんは時計を見ると「まだ」4時間しか経ってない...」と漏らし、「どういうことだ?」と訳が分からなくなってしまう。これに柴田さんが「考えられることは、突然死によって起こる強硬性硬直ですが...」と言うが、言葉に詰まってしまう。五代さんは「それだよ。弁慶の立ち往生」と言って弁慶のポーズをする。

これにちゃんが「ただその場合でも抵抗するはずなので、手は執筆ポーズではなく、こんな風になるはずです」と言って、手を首に持ってきてそのポーズをする。すると五代さんは「黙れ黙れ黙れ、頭が高い。この方をどなたと心得る」と言って、石原は、苦しめられながらも最後の力を振り絞って一字でも多く書こうとしたんだ、と言う。が、ちゃんが「ありえませんよ」とあっさりと却下する。すると「やっぱり、で、どういうことよ?」と五代さん。ちゃんは「やはり、首を絞められた時、意識がなかったと考えるのが自然でしょうね」と冷静な判断をする。五代さんは「居眠りしてたとか?」と言うが「居眠りぐらいなら直ぐに起きて抵抗するはずです」とその考えをあっさりと否定するちゃん。すると五代さんは「じゃあ、薬物で眠らされていた」と言う。これにちゃんは「はい」と答えるが「ただその場合、何で執筆ポーズをしてたかという謎が残ります」と付け加える。五代さんは「どういうことだ?」と更に問う。ちゃんは「ただその場合。石原さんを眠らせた睡眠薬は、このジュースに入っていたことが考えられます」と言って、石原の右側にあったジュースのコップの臭いを嗅ぐ。で「グレープフルーツの臭い。あれ?これお酒?」と言う。(「匂う、悪の香り」と言って欲しかった所でもありますが...)

これを耳にした五代さんは「何々、お酒のことなら私に任せなさい」と言って、ちゃんの側にやってくると、「どれどれ」と言ってコップの臭いを嗅ぐ。で「これは焼酎です。生グレープフルーツ・サワー」とお酒の種類を見抜いた。(体育会系でパブやキャバクラ通いをする五代さんらしい特技ですね。)ちゃんは「昼間からお酒?」と呟いた。

ちゃんと五代さんは、第一発見者の二人に話を聞く。一人は石原の一番弟子の小港俊介(こみなと・しゅんすけ。今回の脚本が小澤俊介氏なので、この名前をいじっていますね。)で、もう一人は石原の最後の弟子の沖野かもめ(おきの・かもめ)だった。「あなたたちが第一発見者ですか?」と五代さんが確かめると、小港が頷きながら自己紹介、続いて沖野が自己紹介をする。ちゃんが「書斎に飲みかけのお酒があったんですが、石原先生はいつも昼間からお酒を?」と問う。すると「あれは最終回にエンドマークを打った時の先生の儀式です」と小港が答える。(朝だろうが、昼だろうが、ドラマの登場人物たちと別れの杯を交わす、ということだった。)で、今日、石原は「はぐま」の最終回を書く予定だった。すると五代さんは「別れの杯ね。ということは、もう、最終回書かれたってことですか?」とドラマのことを心配するが「何の心配しているんですか」と間髪入れずにちゃんのお小言が入る。(やっぱり上司はちゃんです。)で、お酒があったということで、石原は「はぐま」の最終回を書き終えた後に殺された、と言って泣きたす小港と沖野。ちゃんは「柴田さんにグラスの中身の分析、急いでもらった方がよさそうですね」と冷静な判断をすると「石原先生は何時頃原稿を書き終えたか分かりますか?」と尋ねる。すると泣きながら小港が「原稿を送信した時間なら、書斎のノートパソコンで分かりますが...」と答える。で、一同は書斎に移動する。

書斎でノートPCを開いて原稿の送信時間を確認する小港。で、「原稿は12時に送付されています」と答える。(10/13 12:01に送信していた。)死亡推定時刻は12時から1時の間だから、石原は最終回の原稿を送付した直後に殺されたということが分かった。

ちゃんは書斎の書棚に目を移すと、そこには「温泉へ行こう4/5」や「浅見光彦シリーズ」の台本が並んでいて、「へぇ~、色んなドラマを書かれてますねぇ」と素直な感想を口にするちゃんだった。(実際、石原先生が書いたドラマです。)また五代さんは書棚に「はぐま」の台本を見つけると、それを手に取り、開けて中を見る。で、台詞の所に「…」がやたらとあることに気づく五代さんはちゃんにも見せる。で、五代さんは「脚本家って楽そうだなぁ、これなら俺にも書けるぞ」と言ってその気になる。しかし「そこだけ書けてもダメなんですよ」と小港。で「…」の意味を語る小港。(微妙な間を意味しているということだった。石原は大事なシーンの時ほど「…」を多用するということだった。→小説ならばそれでも良いが、脚本の場合は、それを演じる役者の力量や監督の表現力も必要であって、脚本が良くても伝えきれない場合もあり得ますけど...ちゃんも「大事なシーンなのに黙っているんですか?」と突っ込んでいた。)

そんな五代さんは小港にそっと尋ねる。「あの~ちょっと。下世話な話ですが、先生は一冊書いていくらぐらい貰えるの?」これに耳打ちで答える小港。その額を聞いて驚いた五代さんは「えっ、そんなに!!!目が点…点...そんなに儲かるの??」と叫ぶと、ちゃんの方を振り向いて「銭形、俺、もう刑事辞めた」と告る。「えっ?」と驚くちゃんに「だって俺、エリーゼのために土俵付きの一戸建て買ってやりたいんだ!」と叫ぶ五代さん。が「甘い!」と小港。(それは当然ですよね。誰もが大金を貰えるなんてことはありません。ほんの一握りの人たちだけですからね、大金を手に出来るのは。)で、小港は、自分も最初はそう考えたが、もう四十になり、妻も彼女もなく、貯金もない。そして潰しがきかない。企画書ばかり書かされて脚本を書かせて貰えない、ないないづくしの人生を嘆く。すると五代さんが「バカ野郎!お前には脚本家になると言う夢があるだろう」と熱く語る五代さんは小港を抱く。(ここは「スクール・ウォーズ」の滝沢先生に変身です。)と、青春ドラマになる五代さんと小港だった。が、「もう、そこまで!」とちゃんがストップを掛ける。すると「シェー。今良いとこざんすよ」と、「おそ松くん」のギャグを口にする五代さんだった。(このギャグは「・2nd.」の五代さんの持ちギャグです。)

ちゃんは小港に「石原先生の遺体を発見した時の様子を詳しく説明してもらえますか」と問い、小港がこれに答える。今日3時に石原と打ち合わせする事になっていて、3時少し前にここにやってきた。返事がないので合い鍵を使って家の中に入り、書斎にやってきた。声を掛けたが反応はなく、その時、石原が死んでいるのに気づいた。また、その時に沖野が買い物袋を手にしてやってきたのだった。で、この時が午後3時だった。ちゃんは「石原先生に何か決まった習慣ってありますか?」と次の質問をする。で、小港が、大体いつも朝9時に起きることと、朝牛乳を飲むことぐらいで、直ぐに机に向かう、と答えた。

次に、沖野に話を聞くちゃんと五代さん。沖野は一ヶ月前に石原の門下に加えてもらった所であって、石原の夕食と夜食を任されていると言うことだった。で、キッチンにやってくると、流しにには食べ終わったラーメンの丼があり、昨日、沖野はお休みで、ラーメンは石原が自分で作ったものだと言う。その一方で、ちゃんは洗ってある牛乳瓶が置いてあることに気づいき「変ですねぇ。ラーメンは食べっ放しなのに、牛乳瓶はきれいに洗われています」と指摘する。で、沖野は牛乳瓶を見て「そうですね~」と口にする。五代さんは「誰か石原先生に恨みを持つような人、心当たりはありませんか?」と尋ねるが「先生を恨む人なんて考えられません」と断言する沖野は「誰にでも優しくて、仏様のような人でしたから」と続ける。更に「私にとっても恩人ですし」と語る。(沖野は内向的な性格だったが、外に出られるようになったのは石原の作品が励ましてくれたためであり、広い世界には素晴らしいことがいっぱいある、閉じこもっていたらダメだと、先生の作品が背中を押してくれた。ヒロインのマコリンはまるで自分みたいで、先生が自分を応援してくれるために「はぐれマーメイド純情派」を作ってくれたのではないか、と思うほどだ、とも語る。)

警視庁に戻ったちゃんと五代さん。五代さんは石原がテレパックの矢口プロデューサに送った「はぐま」の最終回の台本の原稿(第一稿)をもらってきて、それをちゃんに渡し「ラストの所を読んでくれ」と言う。「ラスト?」と言いながら原稿に目を通すちゃん。五代さんは「エンディングが打ち合わせと真逆になっているらしいんだ」と言う。ちゃんは「どういうことですか?」と尋ねると、五代さんは、人魚のマコリンが塾長の身替わりになって死ぬという段取りだったと言う。で、ちゃんはラストの部分を声を出して読んでくれる。(銭形姉妹は、こういう所は親切です。)

で、読むと「本当だ。マコリン、目を覚ましましたね」と、マコリンは死なない内容になっていることを確認した。五代さんは「それだけじゃないぞ」と言って、矢口プロデューサの話で、このラストの部分に対して、小港と沖野は異常な執着を持っていたらしい、という話をちゃんに語った。(小港は打合せの席で、「マコリンを殺さないで」と助命嘆願をしていた。また、沖野は「マコリンが死んだら可哀想」と矢口プロデューサにメールを送っていた。)また、「石原邸のドアや窓には、外から侵入した痕跡はなかった。ということは犯人は合い鍵を持っていたということだ。合い鍵を持たされていたのは、数多い弟子の中でも、この一番弟子の小港と、夕食当番の沖野かもめ、この2人しかいなかったと言うことだよ」と言う。これにちゃんは「この2人が容疑者ってことですね」と確認する。

そこに「鑑識から入電中」と、柴田さんからの電話が入り、ちゃんは携帯に出る。柴田さんは「石原先生が飲んでいた生グレープフルーツ・サワーには強力な睡眠薬が入っておりました。そして、石原先生の体内からも同じ成分の睡眠薬が検出されました」と報告する。それを聞いた五代さんは「昏睡状態で殺されたということか」と漏らし、ちゃんは「この2人なら、最終回を書き終えた先生が生グレープフルーツ・サワーを飲むことを知っていました」と言う。五代さんが「この2人を締め上げれば事件は解決だ!」と熱く叫んだ。

取調室に小港を呼んで、五代さんは落しにかかろうとする。小港は泣きそうな表情で「俺が殺す訳無いでしょう」と犯行を否定するが、五代さんは「はぐま」は小港が長い間温めてきた企画であり、続編は必ずお前に書かせる、という石原の殺し文句を口にする。が、石原には続編を作る気はさらさらなく、ヒロインを殺してしまえば続編の話はなくなる。だから、「先生を殺ったのはお前だ!」と叫んで自白させようとする。が、小港は「だからって、デビューするために、師匠を殺したりする訳無いでしょう」と犯行を否定する。すると五代さんはに人が変わったように「質問を変えます」と言って、犯行時間のアリバイを優しい口調で尋ねる。これに「パチスロやってました。下北沢のタモン・パレスという店で...」と答えた。

続いて沖野の取り調べ。「私じゃありません」と言って犯行を否定する沖野。ちゃんが「今日の12時から1時の間は何処にいましたか?」とアリバイを尋ねる。これに沖野は「五日市にいました」と答えた。「いい加減なことを言うんじゃない!」と怒鳴る五代さん。すると沖野は「家の近所のクリーニング屋さんでお洋服を受け取って... あっ、それと、ATMでお金をおろしています」と言って、ATMの明細書を出して五代さんに渡す。それを受け取った五代さんだったが、見にくくて明細書を目から遠ざけてから見た。(老眼ですね...)で、「12:04、五日市支店」と印字されていた。ちゃんは「五日市から下北沢までは電車で?」と問うと「はい、バスと電車です」と答える沖野。ちゃんは「どれくらい時間がかかりますか?」と問う。これに「だいたいいつも、2時間くらい」と答える。で、五代さんは「その時間じゃ犯行は無理だ」と漏らした。

ちゃんは再び「はぐま・最終回」の台本に目を通していた。そこに五代さんが落ち込んだ表情をして戻って来て「銭形、小港とかもめのアリバイの裏付け、取れちゃった...」と言う。これにちゃんは「そうですか...」と返す。五代さんは「これで容疑者ゼロか」と言って困ってしまう。更に「ということは、原稿も石原先生本人が書き直したってことだよなぁ」と言う。が、ちゃんが「あれっ?」と気づき「五代さん、やっぱり違いますよ」と言う。「何が?」と五代さんが言うと、「石原先生の原稿じゃありません」と告るちゃん。そして、ラスト2ページは急に「…」が無くなっていることを指摘した。で、五代さんが原稿を確認すると「本当だ」とちゃんの指摘を確認した。ちゃんは熟考に入り、それから「寄せる、悪のさざ波」(ここでAパート終了、経過時間は17分になった所でした。よってBパートは8分半となります。)

捜査会議が続いている。ちゃんは「この事件にはいくつかの疑問点があります」と言って、事件を整理し直す。ラーメンは食べっ放し/牛乳瓶はきれいに洗われていた、石原は何故執筆姿で死んでいたのか、と話すが、五代さんは「それと牛乳瓶と、何か関係あるの?」と問う。ちゃんは、「昨日送られた原稿は石原先生の手によるものではありませんでしたよね」と確認すると「石原先生は朝から意識がない状態だったという可能性があります。石原先生が飲んだ牛乳に睡眠薬が入っていたとしたら、仕事机に付いた途端、昏睡状態になるはずです」と考えた。これに五代さんが「あっ、睡眠薬を検出できないように、牛乳瓶だけ洗ってあった?」と言う。これに笑顔で「はい」と言うちゃん。が、「ちょっと待てよ」と五代さん。「書斎に置いてあった睡眠薬入の生グレープフルーツ・サワーはどうなってるんだ?」と疑問を口にする。するとちゃんは「それはお昼の12時まで、石原先生が原稿を書いていたと思わせるための偽装です」と説明した。五代さんは「なるほど」と言って納得する。が、ちゃんは「それとこの格好の謎とが繋がりません」と言って、ホワイトボードに貼ってあった死体写真を手に取ろうとする。が、誤ってその写真を床に落としてしまう。で、写真を拾おうとするが、その時「んっ、あれっ」と口にして閃いた。「そうか、なんだ、そんなことだったんだ」と笑顔で言うちゃん。そして「五代さん、あの2人を呼んでください」と指示を出した。で「謎は解けたよ、ワトソンくん

石原邸で、小港と沖野を前にしてちゃんが話をする。沖野が「まだ何か?」と文句を言うが「ちょっとお二人に見て貰いたい物があります」と言うちゃん。すると、五代さんが現れ、「五代さんには石原先生の役をやってもらいます」と言うちゃん。(で、「ケータイ刑事」ではお馴染みの再現ドラマの始まりです。)五代さんは手に牛乳瓶を持っていて、「まず、牛乳だよな」と言うとキャップを開けて、それを飲み始める。で、ちゃんは説明を始める。

石原の一日は、朝9時に起きて、牛乳を飲むことから始まる。実はこの牛乳をには強力な睡眠薬が入っていた、と語る。牛乳を飲み干した五代さんはアクビをすると書斎の椅子に腰を下ろす。ちゃんは「この椅子は石原先生が使用していたものと同じものを用意しました」と説明し、キャスターに傷がない事を語る。

で、五代さんはアクビをして眠りに入る。するとちゃんは「薬が効くのを見計らって入って来た犯人は、石原先生をキャスター付きの椅子で玄関前に停めてある車まで運びます」と言って五代さんが座ったまま、キャスター付きの椅子を押していく。が、部屋を出る所でドアの段差があって、キャスターが引っかかってしまう。が、ちゃんは無理矢理それを乗り越させようとする。で、腰を屈めたちゃんはキャスターに付いた傷を指差して「この傷を見てください」と言う。そして、石原が座っていた椅子の写真を横に出して「この傷と全く同じ傷が付きました」と言う。「これはこの段差を、人を乗せたまま無理矢理通ろうとして出来たものなんです」と説明する。

玄関前の車の所にやってきたちゃん。「この車は再現のために用意した石原先生の愛車と同型のものです」と説明し、後部トランクの横で語る。「犯人は意識のない石原先生を、このトランクに入れました」と言ってトランクを開けてると、中に五代さんを入れ、トランクを閉める。「こうして石原先生をトランクに入れた状態で、犯人はアリバイ工作をする場所に向かいます」と言って運転席に乗り込む。(17歳のちゃんは車の免許はまだ取れませんが、運転席に座るだけなら問題ありません。)ハンドルに手を掛けたちゃんは「アリバイ工作場所に着くと、犯人は原稿を石原先生のノートパソコンから送信。その後アリバイ工作をすると、人気のない場所に車を移動させます。トランクで昏睡状態の石原先生に、生グレープフルーツ・サワーを飲ませ、紐状の物で首を絞めて殺害」ここまで説明すると、車から降りて再びトランクの横に移動する。

説明は続く。「3時少し前にこの場所に車を戻した犯人は、トランクを開けて驚いたはずです」と言うと、トランクを開ける。すると五代さんは石原の死体のように執筆ポーズをとっていた、「石原先生の遺体は強硬性硬直を起こしていたんです」と説明する。で、五代さんを乗せた椅子を押しながら書斎に戻ってきて、机の前の位置に椅子を戻す。「執筆ポーズはトランク内で殺したことによって起こった偶然だったんです」と説明する。

これを聴いた小港は「何故そんな話を?まさか、俺が殺したと思ってんじゃないでしょうね」と慌てて叫ぶ。一方、沖野は「私、もうこんな仕打ち耐えられません、もう嫌っ」と言うと、頭を抱える。で、2人は書斎から出て行こうとする。するとそこに三味線の音が届いてくる。振り返る2人。岩場に砕け散る白波から「大波小波かきわけて。…」とちゃんの口上が始まり、「私の碇で沈みなさい!」から「神奈川沖浪裏」の大浪がうねり、赤い碇のストラップを投げるちゃん。勢いよく飛んで行って床に突き刺さると、碇に繋がった鎖は沖野を拘束していた。「えっ、何?」と驚く沖野。ちゃんが鎖を引くと、沖野は大回転をしてその場に倒れ込んだ。で、ちゃんを睨むように見上げると「何をするの?」と言う。これにちゃんは「石原先生を殺したのは、沖野かもめさん、あなたですね」と告げた。

沖野はちゃんを睨んだままゆっくりと立ち上がると「何か証拠はあるの?」と問う。これにちゃんは「証拠はこれです」と言って一枚の写真を見せる。その写真は沖野がアリバイ工作作りに利用したATMに近いパーキングの写真であって、時刻は「12:08:04」と映っていて、沖野が石原の車から降りようとしている姿が映っていた。更に「それともう一つ」と言ってちゃんは「はぐま」の最終回の原稿を手にして、「この原稿のラストシーンには、「…」が全くありません」と言い、石原が感情を込めて書くシーンは「…」だらけになることは弟子の間では周知のことであるが、それを知らないのは一ヶ月前に入門したばかりの沖野だけだ、と告る。

すると沖野は観念したようで、笑い出すと「マコリンは私なの」と切り出した。「石原先生はモデルは私じゃないと言ったけど、あれは絶対に、私。だから、どんなことがあっても最後は幸せになって貰いたかった」と動機を語った。これを聴いた小港は「お前、そんな理由で大恩ある先生を...」と責めた。沖野は「耐えられなかったの。死んだら泣けるなんて理由でマコリンが殺されてしまうなんて...」と言うと笑い出した。五代さんが椅子から立ち上がり、手錠を手にすると、沖野を殺人容疑で手錠を掛けて逮捕した。ちゃんは何も言わず、じっと見守っていた。→キャラクタに対する思い入れが殺人を生んだことになったが、これも歪んだ愛がもたらした悲劇でした。

事件解決後、ちゃんと五代さんが歩いている。五代さんは「石原先生は、結局「はぐま」の結末書いてないでしょう」と言い出す。ちゃんは「そうですね」と返す。五代さんは「ということは、他の脚本家が書き直すってこと?」と尋ねる。海ちゃんはこれにも「そうでしょうねぇ」と返す。すると五代さんは「そうでしょうねって、じゃあ、また変わってしまうじゃないの」と言って「はぐま」の結末が気になっていた。そして「矢口プロデューサに電話して聴いておけば良かった」と後悔を口にする。するとちゃんは「放送を楽しみに待てば良いんじゃないですか」と正論を口にする。これに「待てないから言ってるんでしょう...」と言う五代さんは「こうしよう。ジャンケンで負けた方が矢口プロデューサーに電話して聴くっていうのはどう」と提案するが、既に呆れ顔になっているちゃんは、自転車にまたがると「嫌ですよ~」と言って走り出してしまった。そんなちゃんは一旦停まって振り返ると「あんまりドラマにのめり込まない方が良いですよ」と言うと、再び自転車をこぎ出した。(最後のちゃんの言葉にはちょっと感じる事が...でも、ここは五代さんの気持ちもよく分かります...)

次回、2nd.3話(通算では16話)の物語は「キミは超能力を信じるか? ~テレポーテーション殺人事件」です。ゲストは「・2話」以来となる藤田瞳子さん、故・三波伸介さんの息子の三波伸一さん。(お父さんのギャグをしっかりと口にしてくれます。)物語はテレポーテーションの実演開場で事件が起こる、というものであって、「・1st.9話」と「・2nd.3話」をミックスしたような印象を受けるものでもある。また、ちゃんが「超能力による殺人は立件できない」ということの説明と、「いちんき超能力者バスター」というものが出てくるが、これらは後の「冬舞台」(3rd.10~12話)にも繋がることになります。

鑑識メモ。「柴田です」と言って敬礼して登場する柴田さん。「今回の被害者は脚本家の石原武龍先生でしたが、という訳で「さかなへんに石で」、ジャン」と言って「鮖」と書かれたフリップを出す。これに、隣にいた石原武龍(テロップで「(脚本家・本人)」と出ました。)が「「かじか」ね」と読みを言う。これに柴田さんは「うおっ、流石脚本家の先生、よくご存知で...」とヨイショしていた。そこに「いたいたいたいた、石原先生」と言ってテレパックの矢口プロデューサ(こちらもテロップで「(テレパックプロデューサ・本人)」と出ました。)が現れると「原稿下さい」と石原に言う。これに石原は「まだ役が抜けきれなくてね...」と言って立ち上がると逃げるように去っていった。で、矢口は後を追っていった。一人取り残される形になった柴田さんは「矢口さん、鑑識役は、私、柴田によろしくお願いします」と言って売り込んでいました。

BS-iの本放送では、この後に「私の碇で沈みなさい!」の着ボイスDLのお知らせがあるが、先日のBS-iの再放送、そしてMBSの放送ではいつものようにカットです。

今回の物語は、ちゃんの口上が始まる時点では真犯人が誰なのかをはっきりと描かず、ちゃんの鎖が真犯人を拘束して、それによって真犯人が誰か分かる、という描き方がされていたという演出上の特徴がありました。(と言っても、それまでに真犯人は誰かと分かりますけど...)さりげない所であるが、こういう演出というのも時には良いものですね。ちょっと、新鮮な感じもします。

尚、石原邸や車はこれまでの物語でも見たことがあるものだったが、これに関しては深く考えないことにします。(車は工業製品であって、同じ車が多数あるものと考えれば良いだけですし...)

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

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↓10/24発売の「冬舞台」はこちら(予約できます。)

 

↓元ネタ作品

はぐれ刑事純情派

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↓石原脚本作品

愛の劇場 温泉へ行こう DVD-BOX 1

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やんちゃくれ―連続テレビ小説 (NHKドラマ・ガイド)

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略奪愛アブない女

略奪愛アブない女

  • 作者: 石原 武龍
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  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

ストーカー・誘う女

ストーカー・誘う女

  • 作者: 石原 武龍
  • 出版社/メーカー: 勁文社
  • 発売日: 1997/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

↓五代さんへ

脚本家になる方法 (寺子屋ブックス)

脚本家になる方法 (寺子屋ブックス)

  • 作者: 福田 卓郎
  • 出版社/メーカー: 青弓社
  • 発売日: 2000/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

脚本家―ドラマを書くという仕事 (西日本新聞新書 (006))

脚本家―ドラマを書くという仕事 (西日本新聞新書 (006))

  • 作者: 中園 健司
  • 出版社/メーカー: 西日本新聞社
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 新書

シナリオの基礎技術

シナリオの基礎技術

  • 作者: 新井 一
  • 出版社/メーカー: ダヴィッド社
  • 発売日: 1985/11
  • メディア: 単行本

↓こういうものを...

フレッシュ&サワードリンク―素材別・症状別体にいいドリンクレシピ

フレッシュ&サワードリンク―素材別・症状別体にいいドリンクレシピ

  • 作者: 小山 律子
  • 出版社/メーカー: 家の光協会
  • 発売日: 2004/06
  • メディア: 単行本

フルーツ百科―フレッシュ アンド サワー (料理ハンドブック (10))

  • 作者: 安井 寿一
  • 出版社/メーカー: ひかりのくに
  • 発売日: 1982/06
  • メディア: 単行本

お手軽100円つまみ250品―ビール、ワイン、お酒、サワーがすすむ (バウハウスMOOK 味なCOOKING 1)

お手軽100円つまみ250品―ビール、ワイン、お酒、サワーがすすむ (バウハウスMOOK 味なCOOKING 1)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: メディア・クライス
  • 発売日: 1998/12
  • メディア: 大型本

グレープフルーツ・ジュース (講談社文庫)

グレープフルーツ・ジュース (講談社文庫)

  • 作者: オノ ヨーコ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1998/04
  • メディア: 文庫

香りでやせる!グレープフルーツダイエット

香りでやせる!グレープフルーツダイエット

  • 作者: 吉井 友季子
  • 出版社/メーカー: マキノ出版
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本

オレンジ、レモン&グレープフルーツのお菓子 (おいしいホームメイド)

オレンジ、レモン&グレープフルーツのお菓子 (おいしいホームメイド)

  • 作者: 柳瀬 久美子
  • 出版社/メーカー: 雄鶏社
  • 発売日: 2000/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

牛乳には危険がいっぱい?

牛乳には危険がいっぱい?

  • 作者: フランク オスキー
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2003/04
  • メディア: 単行本

牛乳と日本人

牛乳と日本人

  • 作者: 吉田 豊
  • 出版社/メーカー: 新宿書房
  • 発売日: 2000/05
  • メディア: 単行本

幸せな牛からおいしい牛乳

幸せな牛からおいしい牛乳

  • 作者: 中洞 正
  • 出版社/メーカー: コモンズ
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: 単行本

グレープフルーツカッター

グレープフルーツカッター

  • 出版社/メーカー:
  • メディア:

貝印 SELECT 100 グレープフルーツしぼり DH-3017

貝印 SELECT 100 グレープフルーツしぼり DH-3017

  • 出版社/メーカー: 貝印
  • メディア: ホーム&キッチン


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「iしたい。」+BS-i深夜「アニメ枠」(7/17)CM [BS-TBS(BS-i)関連]

7月も後半に入ったと言うのに、音楽PVバージョンの「iしたい。」の曲は変わりませんね。やっぱり半月では頭に残らないと言うことに気づいて、一ヶ月単位にしたということですかね?(音楽PVバージョンも、今月から2クール目ですし...)

そんな中、「iしたい。」で、予想通りだったが、8/3の23時から、去年の「怪談新耳袋SP」の「牛おんな」が放送されることがアナウンスされていました。(7/27に「黒い男たち」の再放送があるのだから、誰でもそう思って当然ですけど...)→BDにHDモードで残すことで、「新耳SP」は全てHD化出来ることになります。(DRモードでは無理だけど、XRモードにすると、「新耳SP」の4本(「黒い男たち」「牛おんな」「ぶぅん」「ぎぃ」)を1枚の1層DISCに収めることが可能です。)

今週のアニメ枠は、同じ時間にWOWOWで、夏帆ポンの「天然コケッコー」のHD放送がスタートするということになったが、「天コケ」の方は以前に見ていることと、HD画質で保存するために録画しておくということにしました。→今後、筆者は、「天コケ」の本編DVDは見ることがないでしょう。(BDに残した方で見ることになる。DVDはSD画質、BDだとHD画質ですから...)

尚、「天コケ」の方は後日、改めて見るということにして、アニメ枠の方にいきます。まずは、今回が最終回となる「xxxHOliC◆継」から。それにしても最近は1クールで終了というのが多いですね。(次週からは「ひだまりスケッチ×365」になるが、筆者に取ったら、やはりCMの方だけが注目で、番組の方はどうでも...)

前番組「TVショッピング」終了後の1分の所には30秒版の映画「東京少女」のDVDの宣伝があって、それからスタート。OP主題歌の後は収穫無し、A/Bパート間には「東京少女・大政絢 ~恋忍者☆服部絢蔵」の15秒版予告が流れ、ED主題歌の後には岡村アナによる55秒版「iしたい。」で「恋日・3rd.」のDVDの宣伝(「アニソン・コレクション」のDVD-BOX1の方です。)、12秒版の「呪いのマンナさん」の番宣が流れました。

次回からの「ひだまりスケッチ×365」の予告の後には、12秒版の「銭形零DVD-BOX2」の宣伝がありました。

後半の「To Loveる」では、OP主題歌の後は、今回2度目となる「東京少女・大政絢 ~恋忍者☆服部絢蔵」の15秒版予告が流れ、A/Bパート間とED主題歌の後は収穫無し、次回予告終了後には、日曜朝の再放送「銭形海」の27秒版の予告(2nd.3話)、今回2度目となる12秒版「呪いのマンナさん」の番宣、12秒版「恋日・3rd.」(「アニソン・コレクション」DVD-BOX1)の宣伝がありました。

今回は、同時間からWOWOWが「天然コケッコー」の放送をしているということを意識していたのか(?)、夏帆ポン中心という感じでした。まあ、こういうチョイスも面白い所です。

 

↓これは今回の裏番(WOWOW)ですけど...

天然コケッコー

天然コケッコー

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

東京少女 (通常版)

東京少女 (通常版)

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • メディア: DVD

東京少女 (デラックス版)

東京少女 (デラックス版)

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • メディア: DVD

恋する日曜日 アニソンコレクション DVD BOX 1

恋する日曜日 アニソンコレクション DVD BOX 1

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD

↓一応、最終回だったので...(間は省略)

xxxHOLiC◆継 第一巻(ドラマCD付)

xxxHOLiC◆継 第一巻(ドラマCD付)

  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN Inc.(BMG)(D)
  • メディア: DVD

xxxHOLiC◆継 第七巻(ドラマCD付限定版)

xxxHOLiC◆継 第七巻(ドラマCD付限定版)

  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN Inc.(BMG)(M)
  • メディア: DVD


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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その60) [ケータイ刑事]

今回から、しばらくの間、登場人物(キャラクター)ではなく、劇中に登場した共通する「ある物」をテーマにして述べていくことにする。(今回がこの連載の60回目にもなったということで、少し変化を、ということでもあります。)

今回の「ある物」は「BMW」です。「車」とか「自動車」というようにしないで「BMW」というようにメーカーを絞ったが、「ある物」ということで述べるとなると、この方が類似点/共通点の関係が、より「驚くべき」ということになもなる。

尚、「007」で「車」と言えば、ボンド・カーである「アストン・マーチン」というイメージがあるが、BMWもボンド・カーとしてしっかりと登場しているので、一応「ボンド・カー」をより絞った形にしたという認識でいてもらいたい。(これ以外のボンド・カーといえば、潜水艦にもなるロータス・エスプリも、ボンド・カーとしたら有名である。)但し、BMWがボンド・カーとして登場するのは5代目ボンドの3作品である。つまり、比較的新しい所であるため、BMWがボンド・カーということは、今ひとつ認知されていないのも現実である。

登場する物語は、「ケータイ刑事」からは「・2nd.10話」、「007」からは「ゴールデンアイ」「トゥモロー・ネバー・ダイ」「ワールド・イズ・ノット・イナフ」の3作である。で、いずれもが「BMW」の車が共通して登場し、それらが面白いように繋がってくれている。

尚、「ケータイ刑事」に登場する乗り物と言えば「車」ではなく「マウンテンバイク」であり、「007」に登場する車と言えば「BMW」ではなく「アストンマーチン」というのが常識であるが、「BMW」において繋がりが生まれるというところが面白い所である。

ケータイ刑事」:Z3ロードスター。「・2nd.10話」で、高村さんが乗っていた車である。(「わ」ナンバーということで、レンタカーでした。→ちゃんはこれに気づいていた。レンタカー利用明細書という証拠まで押さえていましたし...)高村さんは『JANES BONDのテーマ』をBGMにして、気分はすっかりJAMES BONDになっていた。(これが後の「0093女王陛下の草刈正雄」のアイデアに繋がっていると言って良いでしょう。ボンド・ガールならぬ正雄ガールが泪ちゃんを演じた黒川芽以さんでしたし...)ちゃんに「バーボン・ボンドと呼んで」と言うも、あっさりと「嫌です」と断られてしまった。が、事件を知らせる入電を受けると、ちゃんは素早く助手席に乗り込んでいて、「高村さん、早く早く」「出発進行!ゴーゴー!イェイ!」とノリノリになっていた。で、この時はこの車で事件現場に向かったちゃんと高村さんでした。→完全に「移動用」となっていました。

007:ゴールデンアイ」:Z3ロードスター。5代目ボンドは、プライベートではアストン・マーチンDB5に乗っているが、任務では支給されたBMW Z3ロードスターを使用した。(任務で支給されたのだから、文句も言えないでしょうが...)というこてとで、これも疑いようのないボンド・カーである。Qの説明で、後部に緊急脱出用のパラシュートが、ヘッドライト内に小形ミサイルを、装備していると語られたことからも、ボンド・カーの条件をしっかりと備えている。しかしボンドは、この車を運転したものの、これらの装備を全く使うことが無かった。(そもそも、オナトップとのカーチェイスは、プライベート・カーのアストン・マーチンだったし、Z3は任務における単なる移動用となってしまった。)このため、007ファンの間では非常に評判が悪く、記憶から消されようとしている車でもある。(車としてのデザインが、性能が、等を語る前に、ボンド・カーとして期待された役割を全く果たしていないためである。これなら、「ユア・アイズ・オンリー」に登場したボンド・ガール・メリナのシトロエン2cv(勿論、ボンド・カーではない。)の方がZ3よりもボンド・カーらしい活躍をしました。)

ということで、この車は無傷でQの元に戻ったものと思われる。→任務で支給されたボンド・カーが無傷で、ということはまずあり得ないことでもありますが...

007:トゥモロー・ネバー・ダイ」:750iL。携帯電話をリモコンとして、それによるリモートコントロール走行が可能なことをはじめ、ボンド・カーらしい秘密装備が満載の車である。サンルーフには12基の赤外線追尾ミサイルを装備し、煙幕や催涙ガスの発射装置、四又のメタルスパイク散布装置を搭載し、敵の追跡を防ぎ、メタルカッターも持っている。また、ボディは完全防火、防弾仕様となっていて、さらにはドアノブには電気ショックを与えるセキュリティ・システムも持っている。そして、タイヤは自動修復機能が装備されていて、パンクしてもゴム溶液が出てパンクを修理して自動的に圧縮空気が入る仕掛けになっている。正に、Qが作り上げた要塞といった感じのボンド・カーである。で、これらの装備を駆使して活躍した。(が、カー・チェイスの挙げ句、ビルの屋上駐車場からダイブして、車の販売店に突っ込んだ。)

007:ワールド・イズ・ノット・イナフ」:Z8。やはり、Qが仕上げた秘密装備を搭載しているボンド・カーである。最大の武器は、レーダー誘導可能なスティンガー・ミサイルを装備していることである。ボディはオール・アルミのモノコック構造で、外部アルミ・パネルで補強されている。窓は当然、防弾ガラスである。そして、ボンドが持っているリモートコントロール・キーによって、無人運転でボンドの元に呼び寄せることが出来る。(先の750iLの携帯電話によるリモコン運転が更に発展したと言って良い。)また、ダイナミック・スタービリティー・コントロールを装備していて、高速でコーナーを回る際の安全性も高められている。が、悲しいかな、任務中のボンドが敵に襲撃され、ヘリコプターに搭載された樹木伐採用のノコギリによって、真っ二つに切断されてしまった。

今回の「共通点」は、両作に共通して登場する「Z3 ロードスター」について述べることにする。この車が(物語で)果たした役割は、どちらも単なる移動用の車になったということである。「ケータイ刑事」では、銭形が使う交通手段と言えば「マウンテンバイク」である。(全員、車の免許を取ることの出来ない年齢でもある。)それが「車」で事件現場に向かったのは珍しいことである。一方、「007」では、ボンド・カーと言えば、秘密装備が備えられていて、それを使って危機を乗り越える場面があってこそのボンド・カーである。秘密装備を備えていたものの、それを使われなかったということは、これは「ボンド・カー」としての役割を果たしていないということで、シリーズにおいて珍しいことである。

また、高村さんはレンタカーだったため、無傷で返されたことでしょうから、持主に「無事に戻った」という共通点も(共に作品中では描かれていないが)ある。

で、その「珍しいこと」が同じ「BMW Z3ロードスター」という同じ車種で起こっていると言う所が、驚くべき所である。(→これを狙って「ケータイ刑事」は「BMW Z3ロードスター」を選んだと言うことでしょうか?この時には世の中にはZ8もありましたし...)

次回は、今回と同様に、両作に共通して登場する「ある物」について述べることにします。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

ゴールデンアイ (デジタルリマスター・バージョン)

ゴールデンアイ (デジタルリマスター・バージョン)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD
007 トゥモロー・ネバー・ダイ アルティメット・エディション

007 トゥモロー・ネバー・ダイ アルティメット・エディション

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD
007 ワールド・イズ・ノット・イナフ アルティメット・エディション

007 ワールド・イズ・ノット・イナフ アルティメット・エディション

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

0093女王陛下の草刈正雄

0093女王陛下の草刈正雄

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • メディア: DVD

 

 

BMW 3シリーズ―セダン クーペ カブリオレ ツーリング コンパクト M3 Z3/Z4 X3 1シリーズ (CG選集)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 二玄社
  • 発売日: 2005/07
  • メディア: 単行本
1/18 BMW Z8 (シルバー) K08511S

1/18 BMW Z8 (シルバー) K08511S

  • 出版社/メーカー: 京商
  • メディア: おもちゃ&ホビー

1/12 BMW Z8 007ボンドカー (チタンシルバー/ブラック) K08601S

  • 出版社/メーカー: 京商
  • メディア: おもちゃ&ホビー

1/24 スポーツカー BMW Z3ロードスター 24166

  • 出版社/メーカー: タミヤ
  • メディア: おもちゃ&ホビー

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