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THE GLASS HOUSE(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は2001年のアメリカ映画「グラスハウス」である。誰の身にも起こりえそうな両親の交通事故から始まるサスペンス・スリラーである。リリー・ソビエスキーが可愛いのと、D.レインの怪演ぶりが注目点です。

作品データを記しておくと、時間は106分、監督はダニエル・サックハイム、脚本はウェズリー・ストリック、撮影はアラー・キヴィロ、音楽はクリストファー・ヤングである。そして出演は、リリー・ソビエスキー、ダイアン・レイン、ステラン・スカルスガルド、ブルース・ダーン、トレヴァー・モーガン、キャシー・ベイカー、リタ・ウィルソン、クリス・ノース、マイケル・オキーフ、アグネス・ブルックナー、ヴィト・ルギニス、たちである。

幸せに暮らしている女子高生・ルビー。ある日、突然の交通事故によって両親が死んでしまって、弟・レットと二人きりになってしまった。400万ドルの遺産を受け継ぎね両親の遺言で、昔の隣人であるグラス夫妻の家出暮らすことになる。グラス夫妻に迎えられ、新しい生活が始まったルビーとレット。養父母は優しく、不自由のない生活が始まるが、ルビーは何故か胸騒ぎを感じていた。やがて、グラス夫妻の行動に不審な所を感じたルビーは...

ホラー映画の怖さとはまた違うスリラーならではの怖さを堪能できる作品であり、サスペンスとしてもなかなかのものである。怖さを感じる映画を見ようと思っても、ホラー映画は苦手という方にも、サスペンスということで本作は十分堪能できる。

また、こういう作品では、音楽がポイントであって、音楽の出来不出来がそのまま作品に現れてしまうのだが、音楽の出来がよいから、一段とスリルを味わうことが出来る。ということなので、サントラ盤も一緒に楽しみたい所である。ただ、最近のサントラ盤としたら、収録時間が短い(約37分)という所が不満点と言えば不満点である。('80's前半までの、所謂LPの時代ならば気にならないが、CDの時代になって、アルバムの平均収録時間が伸びたため、短く感じてしまいます。)ただ、これは不満点ではあるが、内容の方にケチがつく訳ではないのですけど...

最後に、サントラ盤の収録曲を記しておく。収録曲は以下の全11曲である。『Glass House』『Sunken Bells』『Even If I Had An Ax』『Through A Glass Eye』『Twice Told Tales』『Sotto Voice』『Glasseration』『Diabetic Dancer』『Where in Time?』『Soubrette』『This Too Shall Pass』。

 

The Glass House [Original Motion Picture Soundtrack]

The Glass House [Original Motion Picture Soundtrack]

  • アーティスト: Christopher Young,Pete Anthony,Hollywood Studio Symphony
  • 出版社/メーカー: Varese Sarabande
  • 発売日: 2001/09/11
  • メディア: CD

↓映画DVDはこちら

グラスハウス

グラスハウス

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテイメント
  • メディア: DVD


土屋昌巳『RICE MUSIC』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1982年に発表された彼の1st.ソロ・アルバムである。一風堂のリーダーである彼はミュージシャンのバックバンドを経て一風堂(1984年に解散)として活動するが、他のアーティストたちのサポートを務めたり、JAPANのワールドツアーをサポートしたことなどが有名である。また、本アルバムが発表された1982年は『すみれSeptember Love』が大ヒットした年でもある。そんな年に初めてのソロ・アルバムを発表したのも面白い所である。

サウンドの方は日本らしさを特徴としていて、一風堂のサウンドとはまた違ったものを聴かせてくれている。

収録曲は以下の全10曲である。『ライス・ミュージック』『せっせっせっ』『ハイナ・ハイラ』『タオ・タオ』『ネオ・ライス・ミュージック』『カフカ』『ライス・ドッグ・ジャム』『シークレット・パーティ』『サイレント・オブジェクト』『ナイト・イン・ザ・パーク』。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、『ライス・ミュージック』『ハイナ・ハイラ』『カフカ』『ライス・ドッグ・ジャム』『ナイト・イン・ザ・パーク』。本アルバムからシングル・カットされた曲は無く、ヒットを記録した曲も無いが、アルバムを1つの作品として鑑賞することの方が面白く、バラエティに富んだ内容になっていて、あっという間に時間が過ぎてしまう。(それだけ充実しているということでもあります。)

また、ゲストとして本アルバムに参加しているアーティストの顔ぶれも豪華であって、ここも注目点である。(特に、JAPANのスティーヴとミックが参加しているのがポイントである。)

'80's後半のブリティッシュ・ロックとの繋がりも深い彼であるだけに、'80'sのUKロックを聴くという方も聴いておいて貰いたいアルバムの1つである。(特に、JAPANのファンは聴いておくべきでしょうね。)

RICE MUSIC

RICE MUSIC

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
  • 発売日: 1995/09/21
  • メディア: CD

 

 


CRYSTAL GAYLE『WE MUST BELIEVE IN MAGIC』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1977年に発表された彼女の4枚目のアルバムであり、大ヒットを記録して、一躍彼女の名前を知らしめることになったアルバムである。カントリー界ではこれまでにヒットを放っていた彼女(カントリー界の歌姫として一定の人気を獲得していた。)であるが、本アルバムによってポピュラー・ミュージックの方でも知られるようになった。また、本アルバムは、カントリー・チャートでは最高位2位を記録したが、Billboardのアルバム・チャートでも最高位12位を記録している。(年間アルバム・チャートのTOP 100なはランクインしていない。)

収録曲は以下の全10曲である。『Don't It Make My Brown Eyes Blue』『I Wanna Come Back To You』『River Road』『It's All Right With Me』『Going Down Slow』『All I Wanna Do In Life』『Make A Dream Come True』『Green Door』『Funny』『We Must Believe In Magic』。

この中からシングル・カットされたのは『Don't It Make My Brown Eyes Blue』であり、Billboardのシングル・チャートで最高位2位を記録すると共に、1978年の年間シングル・チャートでも71位にランクインする大ヒットとなった。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、彼女の出世作となってシングル・ヒットを記録した『Don't It Make My Brown Eyes Blue』は当然であり、これを外すことは出来ない。それ以外ではアルバム・タイトル・ナンバーである『We Must Believe In Magic』、『I Wanna Come Back To You』『Going Down Slow』『Green Door』というところをピックアップしておく。

名前の通り、透明感のあるクリスタルなボーカルが魅力である彼女であるが、本アルバムではまだカントリーをやっていて、ポップスの味が出てくるのはこの後になるのだが、歌の方はデビュー時から上手く、聴いていても安心できるものである。特に本アルバムは、彼女のキャリアの上でも、ここから大きくブレークしていくことになったアルバムであるだけに、じっくりと聴いておきたいところである。

尚、現在は、本アルバムと、1978年に発表された本アルバムの次のアルバム「WHEN I DREAM」との2枚のアルバムがセットになってリリースされているが、なかなか味なことをやってくれるものです。

 

We Must Believe in Magic

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: United Artists
  • 発売日: 1994/07/26
  • メディア: CD

 

↓次のアルバムとのセットはこちら

We Must Believe in Magic/When I Dream

We Must Believe in Magic/When I Dream

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI/Collectables
  • 発売日: 2007/05/29
  • メディア: CD

篤姫#30 [ドラマ]

今回は、BS-hiの放送と同時スタートで怪談新耳袋 ~幽霊マンション」の放送があり、そちらを見ることにしたので、「篤姫」を見たのがいつもより遅くなったため、レビューも遅くなりました。(お姉ちゃまとお姉ちゃまが被るとこうなります。ちゃん、ちゃん、ちゃん、ちゃんだったら、内容にもよるが、基本的にお姉ちゃまを優先させるのですけど...)



今回の物語は、これまでの「篤姫」とは随分と雰囲気の違う物語となりました。まあ、御台様から天璋院様になって、新たな章に突入したしたのだから、ある程度の変化があるとは思っていたが、こうも変わると別番組という感じがして、違和感の方が先にありました。

また、今回は篤ちゃん(天璋院)の周辺がサブという感じになっていたこともあって、開店休業とは言わないものの、半休といった感じがしました。で、その間に登場人物の方も次々とお役ご免ということになって、整理が進みます。(次回がその一つのヤマ場ですね。)

次の将軍になることが決まった慶福が江戸城に入り、名前の方も家茂と改めた。そんな中、大老・井伊は一橋派だった人間の弾圧に本腰を入れ、安政の大獄が進んで行く。追っ手は西鄕にも伸びていた。で、西鄕の逃亡劇と、薩摩の物語へと...

家茂が将軍となり、天璋院の元へ。井伊のたぬきぶりが何とも言えない所であって、敵役というものを全て背負っている。井伊は西鄕の居場所を尋ねるというように、憎まれ役としての素養をたっぷりと発揮していました。

また、家茂は天璋院に「母上様」と言って「家族」だと言うことを伝えた。で、天璋院もその言葉に安らぎを感じていた。→家茂の方が年下であるが、本作では恋人関係になりそうな二人という感じですね。(歴史では、家茂は13歳で将軍となるが、そんな年はに見えず、篤姫と同年代に見えてしまう(「キャスティング上のミス」ということが出来る。)だけに、(義理の)母と子ではなく、姉弟でもなく、恋人関係になる直前としか思い浮かびません...)それを思ったら、後に家茂と結婚する和宮に対しての嫁いびりには嫉妬も入っていて面白くなりそうな気が...(それでなくても、妹(ちゃん)イジメだけではなくなりそうな予感があるだけに、楽しみです。)

(次回への前振りとして)幾島が大奥を去りたいということを告げた。天璋院の側にいたいという気持ちがあるのに、それを押し殺して、色々と理屈をこねていたように見えました。

次回は、幾島が大奥を去ることになるが、単に暇を与えられての退場ではなく、村岡にも及んだ(弾圧の)追求の手を救うために天璋院が手を打ち、そのために大奥を去ることになるようですね。ということで、単なる退場とは違うようです。

今回は、これまでの「篤姫」にあった面白さがなくて、つまらない物語でした。(「新耳・幽霊マンション」を見ることにして正解でした。)まあ、こういう回もあるでしょう。それだけ長丁場の物語ですから...

今回は「篤姫」ではなくてこちらです。
怪談新耳袋劇場版 幽霊マンション

怪談新耳袋劇場版 幽霊マンション

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD
NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) (NHK大河ドラマ・ストーリー)

NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) (NHK大河ドラマ・ストーリー)

  • 作者: 宮尾 登美子
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2008/06/30
  • メディア: ムック
新装版 天璋院篤姫(下) (講談社文庫 み 9-8)

新装版 天璋院篤姫(下) (講談社文庫 み 9-8)

  • 作者: 宮尾 登美子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/03/15
  • メディア: 文庫
安政の大獄―井伊直弼と長野主膳 (中公新書)

安政の大獄―井伊直弼と長野主膳 (中公新書)

  • 作者: 松岡 英夫
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2001/03
  • メディア: 新書
若者たちに維新を託して―吉田松陰、安政の大獄に散る (新ものがたり日本歴史の事件簿 2)

若者たちに維新を託して―吉田松陰、安政の大獄に散る (新ものがたり日本歴史の事件簿 2)

  • 作者: 小西 聖一
  • 出版社/メーカー: 理論社
  • 発売日: 2007/11
  • メディア: 単行本

 

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