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PANIC ROOM(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は2002年の映画「パニック・ルーム」である。2度のオスカーを獲得しているJ.フォスター主演のサスペンス・スリラー作品である。(当初はニコール・キッドマン主演だったが、撮影中の怪我で降板といういきさつがある。)ある屋敷内部という閉空間を舞台にした所は、サスペンスの王道を行くものであり、ストレート勝負という作品である。

作品データを記しておくと、時間は113分、監督はデヴィッド・フィンチャー、脚本はデヴィッド・コープ、撮影はコンラッド・W・ホールとダリウス・コンジの2人、音楽はハワード・ショアである。そして出演は、ジョディ・フォスター、フォレスト・ウィッテカー、ジャレッド・レトー、クリステン・スチュワート、ドワイト・ヨーカム、パトリック・ボーショー、イアン・ブキャナン、アン・マグナソン、アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー、ポール・シュルツ、たちである。

11歳の娘・サラを連れて、メグは夫と離婚して、ある富豪が遺した豪邸に引っ越したてきた。その夜、その屋敷に3人の男たちが侵入し、パニック・ルームに隠されたと思われる遺産を盗み出そうとする。メグはサラを連れてパニック・ルームの中に批難するが、男たちは屋敷を破壊していく。そんな中、サラが持病の発作を起こした...

何だかんだと、色々と起こって、追いつめられていくのはこの手の作品では当たり前であるが、余りにもストレート過ぎることばかりが起こって、物語は進んで行く。別れた夫にしても、のほほんとしているし、登場人物に緊張感が欠けているところが今ひとつである。しかし、主人公・メグの目線で捕らえると、最後まで息もつかせない展開で進んで行くということで、一応は合格点といったところである。(J.フォスターの演技力も安心して見ていられますし...)

一方、音楽の方はツボを抑えたものとして纏まっていて、サスペンスという緊張感を高めることをしっかりとしてくれる。音楽の出来がよい映画は、やっぱり面白くなるものである。ということで、本作も音楽の方を忘れてはならない作品である。

最後にサントラ盤の方をピックアップしておくことにする。収録時間はちょっと短めであるが、内容の方はしっかりとあり、質の高い音楽(スコア)として仕上がっている。(時間的なことは、CDの時代になってポピュラー音楽CDの収録平均時間が長くなったため、サントラ盤は相対的に時間が短く感じられるようになったため、このように感じるようになったのですけど...)サントラ盤の収録曲は以下の全9曲である。『Main Title』『Caution - Flammable』『Working Elevator』『Fourth Floor Hallway』『Locking Us In』『Castle Keep』『What We Want Is In That Room』『Zone 19 Disabled』『Very Emotional Property』。

 

Panic Room [Original Motion Picture Soundtrack]

Panic Room [Original Motion Picture Soundtrack]

  • アーティスト: Howard Shore,Howard Shore,Hollywood Studio Symphony
  • 出版社/メーカー: Varese Sarabande
  • 発売日: 2002/04/16
  • メディア: CD

↓映画DVDはこちら

パニック・ルーム トリプル・デラックス・エディション (3枚組)

パニック・ルーム トリプル・デラックス・エディション (3枚組)

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD

パニック・ルーム

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテイメント
  • メディア: DVD

パニック・ルーム [SUPERBIT(TM)]

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD


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漫画喫茶都市伝説 呪いのマンナさん #12[Final] [ドラマ]

やっと最終回と言ったらいいのか、遂に最終回と言ったらいいのか、とりあえず最終回と言ったらいいのか。兎に角、4つ目のエピソード「44号室」の3回目では最終回でした。が、完全に中途半端なもので、挙げ句の果てには「To Be Continued」って...

冒頭の前回までのあらすじは短く、本編へ。マンナさんやこれまでの犠牲者たちの様子を知ったシズカに、サヤカの死の真相が頭の中に流れてくる。それに耐えきれなくなるシズカ。更に、シズカの頭に、自分は事故で車にはねられて死んだことが入って来た。それを知ったサヤカは哀しみから、願いが叶う赤い漫画本を思い出し、例の漫喫に駆けていき、赤い漫画本と出会い、「シズカを生き返らせて」と願ったのだった。そのためサヤカは死んだのだった。

事実を知ったシズカは、リョウコが赤い漫画本に、母に会いたいと願ったことを思い出し、親友をこれ以上死なせたくないという思いで、飛び出していく。

リョウコの母のアパート。リョウコはチャイムのボタンを押そうとしていた。小指に巻いていた赤い糸がほどけて落ちた。その時、その手を捕まれた。シズカだった。で、自分は死んだこと、、サヤカの死は自分のせいだったことを告げると、これ以上親友を死なせたくないという思いを語り、リョウコが母に会うことを止めた。

リョウコは赤い漫画本をその場に置き、落ちた赤い糸を拾うと、小指に巻くと、そこから去っていった。シズカは異様な気配を感じたが、リョウコの後を追って行った。

町中を歩く二人。突然リョウコの足が止まった。そして「お母さん」と漏らす。それは小指に赤い糸を巻いたあの人だった...

「最終回」ということで全てが明らかになると思ったが、「全て」では無く「一部」が明らかになっただけという中途半端なものに終わっちゃいました。一応、シズカが死んでいたということで、サヤカはシズカを生き返らせてと願い、そのため不審な死を迎え、それが自殺と処理されたというのは繋がる。また、サヤカが援交していたとか、寂しい思いをしていたということにも繋がり、サヤカに対しての人物描写はしっかりしたものとして纏まった。

が、主役であるシズカに対しての人物描写が逆に中途半端になってしまい、更には、リョウコのシズカに対する行動にまで疑問が生じることになる。リョウコの人物描写も完全ではなく、カムイに至っては、途中まで出していたミステリアスな雰囲気も殺してしまい、マンナさんに対しての描写ももの足りず、キャラクタを生かせずに終わってしまった。(結局、主役はシズカではなく、サヤカという感じで、死んだサヤカの謎を解いていくのに随分と回り道をしたということですかね。)→1、2、10、11、12話をベースに1時間強に再編集したら、「市民ケーン」を意識した構成になり(←ちょっと褒めすぎ...)、死んだサヤカの謎を解き明かしていく物語になり、これで十分という気が...

兎に角、サプライズも全くなく、適当に幕を下ろしたというだけの最終回でした。尚、最後の最後の「To Be Continued」と出たことが、強いて言えばサプライズと言えばサプライズですかね。

消化不良の物語となったので、この続きが必要とは思うが、こういう内容になったのは、全12話という予め決められた枠の中で物語のシリーズ構成が不十分であった証である。よって、このレベルだったら続きを描こうとしても物語には全く期待できない、というのは言うまでもない。→真面目にこの言葉を受け取るのではなく、ネタとして受け取ることでよろしいかと...

来週からは1話に戻って再放送となる。最近はこういう形の放送というのはBSデジタルでは珍しくない。(実際、「愛の道 チャイナロード」も、BS-iの本放送ではそうでした。しかも、初回のスペシャル(メイキング)までしっかりと再放送していました。)まあ、本作もそういうプログラムの1つということで...(でも、2回目を見るだけの価値は全く無い。)

 

↓2巻までは発売中、3&4巻は10月発売

漫画喫茶都市伝説 呪いのマンナさん 第一章

漫画喫茶都市伝説 呪いのマンナさん 第一章

  • 出版社/メーカー: エースデュースエンタテインメント
  • メディア: DVD

漫画喫茶都市伝説 呪いのマンナさん 第二章

漫画喫茶都市伝説 呪いのマンナさん 第二章

  • 出版社/メーカー: エースデュースエンタテインメント
  • メディア: DVD
漫画喫茶都市伝説 呪いのマンナさん 第三章

漫画喫茶都市伝説 呪いのマンナさん 第三章

  • 出版社/メーカー: エースデュースエンタテインメント
  • メディア: DVD
漫画喫茶都市伝説 呪いのマンナさん 第四章

漫画喫茶都市伝説 呪いのマンナさん 第四章

  • 出版社/メーカー: エースデュースエンタテインメント
  • メディア: DVD
↓主題歌(10/8発売って、何を考えているの?遅すぎるし、忘れ去られるだけ...)

華恋~KAREN~

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Wedge link
  • 発売日: 2008/10/08
  • メディア: CD

華恋~KAREN~(DVD付)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Wedge link
  • 発売日: 2008/10/08
  • メディア: CD

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BEST HIT USA 2008[2008/8/19] [音楽(etc.)]

一番早い放送である火曜日夜のBS朝日の放送において、「TIME MACHINE」のコーナーの情報を中心に、ON AIR曲情報と共に記します。

時間の無駄遣いでしかないOPは、1991年のNIRVANAの『Smalls Like Teen Spirit』、CM明けのOP挨拶の後は「8/16はプレスリーの命日です」ということから、1956年のライヴでELVIS PRESLEYの『Heartbreak Hotel』でした。(来週もあるということでした。)

続いては「HOT MENU」のコーナーで、今回はBECK。10枚目のアルバムからの最初のシングル『Orphans』のON AIRでした。(でも、途中までという無残な形というのは、当然でした。)

続いて「COUNTDOWN USA」となってTOP 40の20位から11位までの発表、続いてURBAN AC CHARTのTOP 10が、8位のROBIN THICKEの『Magic』に乗せてありました。

CMを挟んで、「STAR OF THE WEEK」のコーナーはTHE ZUTONSということで、メンバーがスタジオに登場してのインタヴューと『Always Right Behind You』のON AIRでした。これに続いて「C/D USA」の続き(10位から4位)の発表と、TRIPLE A CHARTのTOP 10が8位のDUFFYの『Mercy』に乗せて紹介されました。

CM明けのこのコーナーのためにチェックしているのだが、お待ちかねの「TIME MACHINE」のコーナーは8/19ということで、以下の4件が紹介されました。

1967年:BEATLESの『All You need Is Love』が全米シングルNo.1となる。(1週のみの1位で、1967年のBillboard年間シングル・チャートでは30位でした。)、1980年:CHRISTOPHER CROSSのアルバム「CHRISTOPHER CROSS」がプラチナ・アルバムになる、1984年:BEACH BOYSBRIAN WILSONが、テキサス州ダラスで行われた共和党大会の会議場に入場許可証なしで入ったため、不法侵入者として逮捕された、1999年:ロサンゼルスでHIP HOP系音楽賞「SOURCE HIP HOP MUSIC AWARDS」が開催された。LAURYN HILLが主要2部門(最優秀新人賞、最優秀アルバム賞)を受賞した。

また、8/19が誕生日のアーティストとして紹介されたのは以下の4人でした。CREAMのGINGER BAKER(1936年生まれ)、JOHNNY NASH(1940年生まれ)、DEEP PURPLEのIAN GILLAN(1945年生まれ)、QUEENのJOAN DEACON(1951年生まれ)。

今日は貴重な映像をというこで、グランジ・ムーヴメントから、1989年のMUDHONEYの『Here Comes Sickness』と1990年のNIRVANAの『In Bloom』がON AIRされましたが、共に途中までというズタボロON AIRでした。(これでは全く価値がない...)

続いて「C/D USA」のTOP 3の発表を挟んで最後のリクエストのコーナーへ。今回は1986年のCLUB NOUVEAUの『Lean On Me』でした。このPVは色々と面白いものでした。この時期、彼らを始め、レゲエをベースにしたサウンドがちょっとしたブームになり、UB40なども勢いがありましたね。で、その後のワールド・ミュージックの一大ムーヴメントが起こって、凄いことになっていきました。それにしても、レゲエののんびりした世界って癒されます。

次回は、EPGの番組情報によると、ゲストにコールドプレイとあり、説明文の方は、エルヴィスお宝映像第2弾!生誕50周年!マイケル・ジャクソン大特集!マイケルのリクエストTOP 10発表!伝説ワイト島でのジョニ・ミッチェル事件!ジミヘンも!とあります。→ひょっとして、いつものコーナーはお休みなのかも... でも、売れないで廃刊間近の三流ゴシップ週刊誌の表紙を見ているような気が...

 

Nevermind

Nevermind

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Geffen
  • 発売日: 1991/09/24
  • メディア: CD

ベスト・ヒッツ・パフォーマンスDVD

ベスト・ヒッツ・パフォーマンスDVD

  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • メディア: DVD

 

Modern Guilt

Modern Guilt

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Iliad / Hostess
  • 発売日: 2008/07/08
  • メディア: CD

Something Else

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Interscope Records
  • 発売日: 2008/09/30
  • メディア: CD

 

Mercy

Mercy

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: A & M
  • 発売日: 2008/02/25
  • メディア: CD

Nirvana

Nirvana

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal/Geffen
  • 発売日: 2003/02/04
  • メディア: CD

Superfuzz Bigmuff

Superfuzz Bigmuff

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sub Pop
  • 発売日: 2008/05/20
  • メディア: CD
Life, Love & Pain

Life, Love & Pain

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 1987/06/17
  • メディア: CD

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DAN FOGELBERG『WINDOWS AND WALLS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1984年に発表された彼の8枚目のアルバムである。前作「THE INNOCENT AGE」という名盤から3年、満を持してのニュー・アルバムとなった。チャート成績では彼の全盛期に属するアルバムである。内容の方は「生」をテーマにしたものであり、彼特有のサウンドをしっかりと受け継いでいるものである。本アルバムはBillbosrdのアルバム・チャートで最高位15位を記録し、1984年の年間アルバム・チャートでは82位にランクインしている。

収録曲は以下の全8曲である。『The Language Of Love』『Windows And Walls』『Loving Cup』『Tucson, Arizona (Gazette)』『Let Her Go』『Sweet Magnolia (And the Travelling Salesman)』『Believe In Me』『Gone Too Far』。

この中からシングル・カットされたのは2曲で、『The Language Of Love』はBillboardのシングル・チャートで最高位13位を、『Believe In Me』は最高位48位を記録している。(が、共に年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない。)

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、シングル・ヒットを記録した『The Language Of Love』と『Believe In Me』、アルバム・タイトル・ナンバーの『Windows And Walls』、隠れた名曲の『Sweet Magnolia (And the Travelling Salesman)』をピックアップしておく。

アコースティックなサウンドは彼独自の完成されたものであり、安心して聴くことが出来る。ちょっと重くなりがちなテーマを真摯に描いていて、綺麗なサウンドを聴かせてくれている本アルバムは、完成度も高く、「孤高な詩人」と呼ばれる彼の本領を発揮したアルバムである。

そんな彼は、2007年12月16日に56歳で亡くなってしまったが、彼の残した名曲は永遠である。じっくりと聴き込むのに良いアルバムである。

 

Windows and Walls

Windows and Walls

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sbme Special MKTS.
  • 発売日: 2008/04/01
  • メディア: CD


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