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篤姫#34 [ドラマ]

いよいよ、お姉ちゃまとちゃんのバトルが始まることになる今回の物語。何処かにちゃんや従姉妹のちゃんに登場してもらいたいと思った所でもありました。

尚、武家と公家の対立ということだが、見た感じだと、しきたりを重んじる策士たちと、身分を重んじる妖怪たちの対立という様でもあって、これがまた面白い。ただ一つ言えることは、ごく普通の庶民感覚を持った人間が誰もいないということである。天璋院は事を荒立てないようにという穏健派であり、従う部下がたくさんいるが、和宮は妖怪・庭田嗣子の操り人形であって、まずは相手を探っているという感じでした。

こうなると、幾島という強力な人材がいなくなったのが、ちょっと寂しい所でした。幾島に代わって怪物というキャラは庭田嗣子が受け継いでくれましたけど...

大奥での開戦ということで、第1ラウンドという内容であったが、一応、薩摩での動き、そして坂下門の変も描かれていたけど、これらは余計という感じでした。いつしかあの尚五郎改め小松帯刀がしっかりした人間になっていて、お転婆娘・於一も天璋院として貫禄十分になっていることと対応させているということでは、成長したということが伝わるが、そんなことはどうでも良く、銭形姉妹の嫁姑バトルを見せて貰いたい所です。

和宮の江戸入りが近づき、その準備が進んでいく。一人張り切っている天璋院の考えとは裏腹に、既に衝突は始まっている。

中仙道を通って江戸に入った和宮。まずは試合前の記者会見で話題作りの激突とでも言わんばかりに、挨拶代わりのジョブで揉める。(ここはあくまでも、妖怪・庭田と大奥からの使者の間での対立であって、まだまだ場外戦ですけど...)

江戸城に和宮が入り、両者が戦いのリングに登場した。いまや銭形愛チームの参謀であり、スパイ・滝山が色々と報告してくる。ボス・銭形愛・天璋院は波風が大きくならないように押さえる。

そして和宮と将軍・家茂のご対面。優しく、それでいて凛としている家茂に惹かれた和宮。とりあえずは妖怪・庭田の操り人形から脱出する伏線が出来ました。

続いて、天璋院と和宮の対面。(遂に実現した銭形愛銭形舞の対面である。)武家のしきたりで上座に座る天璋院、敷物もなく下座に廻された和宮。真っ先に妖怪・庭田が噴火する。流石の銭形愛・天璋院も妖怪・庭田の迫力には怯んでいましたね。

更に、和宮から天璋院への土産には「天璋院へ」と呼び捨てにした添え状があったことから、今度は銭形愛・天璋院チームの幹部たちが噴火。→楽しくなってきます。やっぱり「M1」でちゃんが「迎えに来て、お土産いっぱいあるよ」に対して「無視無視」と言ったちゃん。そういう所にもこのバトルの根っこがありますね...

天璋院は和宮と仲良くやりたいと願い、色々と頭を悩ませる。そんな中、和宮の帰京と将軍・家茂直筆の証文のことで噴火する天璋院。が、家茂の方がそれ以上に大人になっていた。

大奥への帰り道、天璋院は大奥・和宮の所に殴り込んだ。今度はその迫力の前に妖怪・庭田も撃沈でした。で、「姑として指南する」と宣言し、一本取りました。蛍ちゃんこと重野も「気が晴れた」と言っていただけに、押されていた銭形愛・天璋院チームも押し返して、とりあえずは一勝一敗ということになりました。

それにしても、銭形愛・天璋院チームといい、銭形舞・和宮・妖怪軍団といい、それぞれに面白い個性豊かなキャラクターがいるものですね。家茂と和宮の対面の時の、滝山と庭田の激突といい、従者たちのぶつかり合いで着物の裾を踏むということまで、色々と見せて楽しませてくれます。お陰で、坂下門の変とか、薩摩の誠忠組の部分、更には西鄕の復帰も完全に色褪せていました。

天璋院の口からはともかく、御所風のしきたりを通すという和宮に対して「和宮様は冷え性でございましょうか?」と、重野か滝山が言ってくれたら、更に面白かったんですけどね...(→「頑固な女性は冷え性だ」と五代さんや高村さん、更には岡野さんも言ってましたので...)

次回は、和宮の懐に光るものがあったということから起こる第2ラウンドです。幕末の色んな史実を描かず、たっぷりと見せて欲しい所です。

 

NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) (NHK大河ドラマ・ストーリー)

NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) (NHK大河ドラマ・ストーリー)

  • 作者: 宮尾 登美子
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2008/06/30
  • メディア: ムック

新装版 天璋院篤姫(下) (講談社文庫 み 9-8)

新装版 天璋院篤姫(下) (講談社文庫 み 9-8)

  • 作者: 宮尾 登美子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/03/15
  • メディア: 文庫
↓庭田嗣子はこれに載っているかも...
図説 日本妖怪大全 (講談社プラスアルファ文庫)

図説 日本妖怪大全 (講談社プラスアルファ文庫)

  • 作者: 水木 しげる
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1994/06
  • メディア: 文庫
日本妖怪大百科 VOL.9―DISCOVER妖怪 (9) (KODANSHA Official File Magazine)

日本妖怪大百科 VOL.9―DISCOVER妖怪 (9) (KODANSHA Official File Magazine)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: ムック
妖怪事典

妖怪事典

  • 作者: 村上 健司
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 2000/04
  • メディア: 単行本
ちゃんに対して「無視無視」と言ったちゃんはこちらです。

TBはhttp://meichiku-et.seesaa.net/article/105281845.html を参照の上お願いします。本BlogにTBを送っても、現在は全てのTBを受信拒否しているので、受信されません。

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ゴルゴ13#20 [アニメ]

今回の物語は、五月蠅い依頼者と、プロとして自分に自信を持っているゴルゴとの姿勢の違いが分かる物語で、人間ドラマとしたら面白いものでした。でも、ここのところ出来が今ひとつということもあって、冴えないという巻はぬぐい去れませんでした。

イギリス情報部の部長から仕事の依頼を受けるゴルゴ、ターゲットはイギリスを裏切った男・アーノルド・グラストンであった。グラストンは警護が付かないハネムーンを利用して、マルタに行き、そこから消息不明になった。ゴルゴはグラストンの女・ステラのいるマルタに行き、ステラの行動を監視する。グラストンは逃亡する際に2人の男を殺していたため、ステラは殺人者の妻として虐げられた暮らしをしていたが、グラストンという夫がいつか迎えに来ることを信じていた。イギリス情報部は、グラストンは脱出のためにステラを利用しただけであり、マルタには現れない、と主張する。また、アメリカにいるらしいという情報を掴み、それをゴルゴに伝え、マルタを離れるように言うが、ゴルゴは受け入れず、ステラの監視を続ける。ステラの暮らしは厳しく、職もなく、アパートの家賃の支払いも苦しい状況だったが、他に行く場所もなく、なんとかいさせて欲しいと大家に言っていた。そんな中、ステラに花束が届き、メッセージ・カードが届いた。それを見たステラは、アパートを出て行くことを大家に伝え、家財道具を処分するように頼む。ゴルゴは待っていたとばかりに、ステラの後を追った。ある港、雨の中人を待っているステラ。ゴルゴは狙撃の準備を整えて、その時を待っていた。やがて、港に近づく一艘の船が現れた。ゴルゴのライフルが船に向けられる。船を操縦しているのがグラストンと確認すると、引き金を引いたゴルゴ。グラストンは一発で仕留められた。そんなことを知らないステラはただひたすら待っていた。そんなステラの前を、仕事を終えたゴルゴが通り過ぎて行った。

依頼者であるイギリス情報部も、独自に動いていて、あわよくば自分たちで片を付けようとしながら、一方ではゴルゴにターゲットの始末を依頼するという二枚腰というのは、国家に関係する組織らしい所である。(本音と建て前の使い分けということで、多く描かれていることでもある。)挙げ句の果てにはゴルゴに確認できていない情報を伝え、ターゲットから(意識していないとは言っても)遠ざけるような行動をさせようとしているのは、面白い所である。ゴルゴも国家がバックにある情報部の情報も信用しないというのも、これはこれでまた凄いことである。(普通、国家がバックに付いていたら、そこからの情報は信用してしまいますからね...)

そうさせるのは、ゴルゴの持っているプロとしての情報網、これまでの経験からくる勘、冷静な分析力、ということで、一匹狼、プロのスナイパーとしてのゴルゴのキャラがしっかりと描かれていた物語でした。(ここ暫くの中では、レベルの高い物語でした。このレベルをキープして欲しいところです。)

 

↓この物語の原作は「SPコミック3巻」に収録されています。

ゴルゴ13 (3) (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 1997/08
  • メディア: コミック

↓こちらは7月に発売になった最新巻です。

ゴルゴ13 149 (149) (SPコミックス)

ゴルゴ13 149 (149) (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 2008/07
  • メディア: コミック

↓実写映画版DVDはこちら

ゴルゴ13

ゴルゴ13

  • 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
  • メディア: DVD

ゴルゴ13 九竜の首

ゴルゴ13 九竜の首

  • 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
  • メディア: DVD


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TwellV・神宮前名画座「ROMAN HOLIDAY」 [映画(洋画)]

今週の神宮前名画座は、土曜夜だけの放送で、日曜の方は放送無しという形になり、1953年のA・ヘプバーン主演の「ローマの休日」でした。

この作品は118分の作品であるので、頭に3分のCMが入り、30秒の番組タイトルに続いて本編中にCMが入らない形で放送されるので、2時間枠では入らないことになり、30分放送枠を拡大しての放送になったが、2時間に約1分半で終了ということだったので、5分の拡大で十分なのに、30分の拡大というのは、先週の「市民ケーン」と同様にTwellVらしいところでした。

この作品は、A・ヘプバーンの人気を不動の物にした作品であり、誰もが知っている作品であり、製作から半世紀以上が経過した現在でも人気の高い作品なので、細かいことは語る必要はないでしょうね...

作品データを記しておくと、時間は118分、白黒作品である。原作はイアン・マクレラン・ハンター(ダルトン・トランボ)、製作と監督はウィリアム・ワイラー、脚本はイアン・マクレラン・ハンターとジョン・ダイトンの2人、撮影はフランク・Fプラナーとアンリ・アルカンの2人、音楽はジョルジュ・オーリックである。そして出演は、オードリー・ヘプバーン、グレゴリー・ペック、エディ・アルバート、テュリオ・カルミナティ、パオロ・カルソーニ、ハートリー・パワー、マーガレット・ローリングス、たちである。本作でA.ヘプバーンは赤で身へ主演女優賞を獲得し、脚本(原案)賞と衣装デザイン賞(白黒)と共に3つのオスカーを獲得している。

物語の方は、余りに有名なものであるので、今更記す必要もないでしょう。これまでに何度か見ている作品であり、今回、久しぶりに見たことになりました。尚、日本語吹き替え(字幕スーパーなし)で見たのはかつて地上波で放送された時にカットありのものを見たことがあるが、ノーカットの日本語吹き替え版を見たのは初めてになったと思います。

やっぱり、A・ヘプバーンは永遠の妖精ですね、風格が全然違います。分かっているとはいうものの、改めてそれを感じた所でした。

次回は8/30が「黄昏」(1952年、30分拡大枠)、8/31「ジェーン・エア」(1944年)、そして9/6、7「郵便配達は二度ベルを鳴らす」(1946年)と続きます。が、「郵便配達は二度ベルを鳴らす」の放送をもって、「神宮前名画座」は終了と言うことになってします...

 

ローマの休日 製作50周年記念 デジタル・ニューマスター版

ローマの休日 製作50周年記念 デジタル・ニューマスター版

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: DVD

ローマの休日

ローマの休日

  • 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
  • メディア: DVD
ローマの休日

ローマの休日

  • 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
  • メディア: DVD
ローマの休日

ローマの休日

  • 出版社/メーカー: オルスタックピクチャーズ
  • メディア: DVD

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東京少女・岡本杏理#4「旅の途中 ~前編」 [ドラマ]

今回の物語は前後編の物語の前編ということで、じっくりと描かれることになりました。そんな中、先週目にした次回予告(今回の物語の予告)で、青葉台学園の制服姿青リボン)を見せていたが、本当に「青葉台学園」だったということで、やってくれました。(中等部でしたけど。)ということは、この物語の杏理は、銭形姉妹の後輩ということになります。ひょっとしたら、未来のケータイ刑事と同級生ということも...(いや、杏理ちゃん自身が銭形を襲名ということもあるかも...)また、髪型がポニーテールということで、リボンの色こそ違うものの、「M1」のちゃんが登場したような感じがしました。ところで、「恋日・2nd.」では、緑リボン+青葉台学園(夏服)の制服を着た早織ちゃんは5代目に、北乃きいちゃんは襲名せず、ということになったが、青リボン+青葉台学園(中等部)の杏理ちゃんは果たして銭形を襲名することになるのか、楽しみです。

そして、今回の物語は「牙狼」のベル(岡本杏理)と「カーレンジャー」のピンクレーサー・八神洋子(来栖あつこ)の顔合わせということになり、特撮ヒーロー・ファンとしたら、何とも言えない顔合わせが実現しました。ただ、来栖あつこと言えば、最近ではピンクレーサー・八神洋子というよりは「ケータイ少女」の南野涼子先生と言った方が良いかもしれませんが...

ただ、今回の物語では、放送内容とは全く関係ない所で大問題が一つありました。それは「ゲリラ豪雨」(地球温暖化で、日本も亜熱帯に入っていると考えると「スコール」と言っても良いと思うのですけど...)と言われる雨でした。何せ、始まる直前の22:55頃から22:58の間は降雨減衰が激しく、全く受信できなかったのですから...(5分以上前もそうだったかもしれない。何せ、22:45頃からドワーッと降り出しましたから...)とは言っても、本編スタート直後と、23:20頃に、ブロック・ノイズだらけという画面に陥り、それ以外の数回を含めて音声が途切れることまでありましたから...(内容の方は十分分かりますけど...)→とりあえず、今回のものはBD-RではなくてBD-REに保存しておいて、今後のBS-iでの再放送、またはMBSでの放送の時に録画し直して、最後の「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせを繋げれば、スポンサーの提供テロップの無いものに置き換わりますし、HD画質なるので、DVDよりも画質は上になる(DVDはSD画質)ので、これはこれでいいかも知れません。

ちなみに、過去にも「銭形雷」の2nd.の時にも今回と同じことを経験している(但しBD-REではなくてDVD-RWを使用している。)が、同じ放送枠で2年に一度ぐらい(=100回に1度)の頻度ならば仕方ないのかもしれませんね。(全くダメということでは無いですから...)

青葉台学園中等部2年の杏理は2歳の頃から父親・幸雄と二人暮らしという少女である。(両親が離婚した。)そのため、家事をこなしながら学校に通っている。今は夏休みであるが、部活のために学校に通っている。のた、夏休みには二人で旅行に行くことにしていて、その話をしながら洗濯物を干している杏理は、スーパーの特売品のチラシをチェックしていた。(この後、杏理が通った神社って、「・1話」に出てきた神社のように思えるが、やはり「青葉台学園」ということをしっかりと意識しているのでしょうね。また、今回の物語の監督の田沢監督は「銭形愛」から参加している監督ですから当然でしょうね...)

吹奏楽部の杏理は練習を終えて友達と下校していて、友達から遊びに来ないかと誘われるが、「買い物しなきゃ」ということで、主婦みたいな日々を過ごしていた。

夕食にカレーを作り、父と食べている時、父から、金曜日に外食に行かないか、と誘われた。で、金曜日、走って家に帰った杏理は着替えてから父と待ち合わせをしたレストランに向かった。先に到着した杏理は席について待っていた。そこに父がやってきたが、父は席に座ろうとしなかった。そこに一人の女性がやってきた。杏理を見るなり「可愛い」と言ったその女性は、父の会社のOLで、父の仕事のサポートをしている大島洋子だった。(→「八神洋子」ではなく「大島洋子」という名前であるが、やっぱり「カーレンジャー」を意識している名前ですね。)父が洋子を紹介し、3人で食事をして、杏理の日常生活の話をした。

その夜、帰宅して自室にいる杏理の所に父がやってきて話をしようとするが、今日の食事のことだけしか語れなかった。

翌朝、弁当を作っている杏理に父が「この前の大島さんのことなんだけど...」と、言いにくそうに話を始める。「どう思う?」と問われて「いい人じゃない」と杏理は言うと、出掛けて行こうとする。で、父は「再婚したいんだよ...」と切り出した。言いにくそうに話す父に「いいと思うよ」と答えた杏理だったが、ちょっと複雑な表情をしていた。

「行ってきます」と言って出掛けていく杏理。が、忘れ物があったのか、出掛けずに家の中に戻る杏理。そこに携帯に着信があって父が電話する声が聞こえてきた。それは洋子からの電話で、再婚のことを話していた。が、父が「コブ付き」と言った言葉を耳にした杏理は飛び出して行き、心の整理が付かず、考え事をしながら歩いていた。(ここでAパート終了。経過時間は12分を回った所でした。よってBパートは14分弱になります。)

その日、買い物を済ませて家に帰ってきた杏理。鍵を開けて家に入るが、玄関に女性ものの靴があった。キッチンに行くと、洋子が料理をしていた。会社から直帰で、ここの家に近かったから、よかったら夕飯でも作ろうと思って、(父・)幸雄から鍵を借りてきたということだった。杏理は買ってきた食材を冷蔵庫にしまいながら、洋子に料理を任せることにした。

テレビを見ている杏理。(映画「東京少女」の主題歌が流れているけど、このDVDは9/3発売です。BS-iでもまだ放送していないということを考えると、「東京少女ナビ」を見ているのか、BS-iの放送を見ていて、DVD「東京少女」の宣伝の所だったのか、そのどちらでしょうかねぇ?)そんなところに「ただいま」と言って父が帰ってきた。杏理に「あと5分ぐらいで出来る」と洋子は言い、父・幸雄は「楽しみだなぁ」と言っていた。

料理が出来て、食事ということになる。「大島さんの手料理食べるの、お父さんも初めてなんだ」と言う父に杏理は「つきあっているのに、大島さんと呼ぶの、変じゃない」と言う。突然空気が重くなり、笑顔で「例えば洋子ちゃんとか」と杏理。これに「頂こうか」と父。洋子も照れ笑いをしていた。

食事が始まると、父は「軽井沢の予約取れたぞ」と言って、毎年恒例となっている幸雄と杏理の軽井沢旅行の話になる。洋子が「楽しみだなぁ」と言ったことで、杏理の表情が変わる。で、父は「大島さんのことも誘ったんだよ。もうすぐ家族だし...」と言うが、空気が思い。洋子は「何なら2人で行ってきて」と言って辞退を口にするが、杏理は「一緒に行きましょう」と口にした。

翌日、学校から帰った杏理は、タンスに衣服をしまおうとして父の部屋にやってくると、ダンボール箱に荷物を整理しているのに気づき、ハコを空ける。そこにはアルバムが入っていて、赤ちゃんの時の杏理の写真があった。それを眺めている杏理は、赤ちゃんの自分を抱く母と父とのスリーショットの写真を目にした。それを見て「母さん」と口にする杏理。そしてもっとよく見ようとしてアルバムを顔に近づける。その時、一枚のメモ書きが落ち、それを手にすると「静岡県御殿場市田原沢10-3」と記されていた。

自室でパソコンに向かって作業をしている杏理は、友達と電話で話していた。「捏造?何よ」という友達に「吹奏楽部の夏休み強化合宿のおしらせ」と言う杏理。「そんなの無いじゃん」という友達に「だから捏造だってば」と言って、バスケ部のプリントを貰ってきて打ち直していると言う杏理。(この時、「青葉台学園中等部」ということで、杏理は青葉台学園の生徒と言うことが判明しました。)

杏理は「9日と10日が合宿だって、お父さんに嘘つくんだ」「家庭の事情」「何かあったら一応口裏合わせておいて」と言い、友達は「分かった。愛にも言っておく」とOKした。→愛というのも杏理の友達ですね。ひょっとしたら時間軸上は遡ることになるが、中学時代の銭形愛だったりして...

洋子がやってきていて、幸雄と共に居間にいる。そこに杏理は「これなんだけどさぁ」と言って捏造した合宿のお知らせを渡す。それを見た洋子は「9日って、軽井沢に行く日じゃない」と気づき、杏理は「そうなんです。だから行けないの、残念だけど」と答える。洋子は「今年は無しにしよう」と言うが、杏理は「二人で行ってきて。新婚旅行も兼ねてね」と言って2人を軽井沢に行かせようとする。で、幸雄は「そうするか」と口にして、幸雄と洋子は軽井沢に行くことにした。

9日、杏理は制服姿で、合宿に行くという出で立ちで家を出た。近くの神社で友達と落ち合うと、クラリネットの入った鞄を預け「旅」と行って出掛けていった。(行き先は「内緒」と言って話さなかった。)

都電荒川線の駅で杏理は、赤ちゃんの自分と両親の写っている写真を見ていた。電車を乗り継いで目的地に到着した杏理は緑の窓口で行き先を確認し、駅舎を出ると駅前のトイレに入り、私服に着替えた。途中、人に道を尋ねながら、ある家に到着、「ここだ」と口にした。

その家から同じ年ぐらいの少年が出てくる。杏理はとっさに身を隠した。「颯太、夏期講習のお金、忘れてる」と言う母親の言葉で少年はそれを受け取ると出掛けていく。物陰からそれを聴いていた杏理は颯太の後を追いかけていった。(尾行しているつもりでしょうね、杏理は...)

颯太はゲームセンターに入っていく。杏理も後を追ってはいる。友達と落ち合った颯太は、夏期講習を申し込まなかったらそのお金全部小遣いになる、と口にしたが、杏理はそれを聞いていた。が、颯太は杏理を目にすると、友達に「さっきからあいつ、ずっと見てくるんだけど...」と言う。「好きなんじゃないか」とからかう友達。これに「やっぱり」とまんざらでもない様子の颯太。それを耳にした杏理は颯太の元に歩いてくると「あんたねぇ。嘘付いて夏期講習代パクルなんて最低だね」と言って颯太を睨みつけた。

『ひとりぼっちりランナウェイ』が流れてきて「つづく」と画面に出ると、エンド・クレジットが僅か2つの画面で、時間も約10秒というように、これまでにいくつかある「恋日」の前後編の物語の時と同様に、キャスト&スタッフをっきに出して時間を節約するという手法が用いられました。→こうすることで、ドラマ本編の時間が長くなり、密度の高い物語になるのですよね。

次回の物語は、「東京少女・岡本杏理」の最終回となる今回の続きの「旅の途中 ~後編」です。颯太も杏理と同じ中二ということがわかり、また杏理は家出してきたことを語るなど、内容のある物語になることが予告からも分かります。→前後編となると、時間があるだけに、人物描写もじっくりとできるようになり、密度の高く内容のある物語になるが、この物語もそういう前例と同じく、良い作品になりそうです。

また、この後の「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせは、いつもの通り「高速道路と東京タワーを中心としての夕景」でした。

時間があることもあって、杏理の環境をじっくりと描くことが出来るだけに、物語としたら実に良く分かる物語ですね。しかも「シリアル路線」ということで、笑いを狙う所が無く、いい感じになっている。但し、「青葉台学園」とか「カーレンジャー」と同様に来栖あつこが「洋子」を演じているとか、分かる者には分かるという仕掛けが用意されているので、分かる者には色々と笑わせてくれる物語でもある。(分からない者にも違和感を与えることはない。)

そして、「東京少女」ということで「東京」に拘った所については、杏理は東京に住んでいるということで繋がるとはいうものの、別に「東京」である必要はないので、やはり等閑にされている。もう少し「東京少女」というタイトルの意味を考えて貰いたいところでした。(完全に、主演が4つの異なる役を演じる、という事が大きくなっていて、「東京少女」という「68FILMS」から持っているタイトルの意味や重みが失われているのが残念である。)

ただ、前後編の前編なので、この物語に対する感想、評価は、後編を見てからということで、今週は一応「保留」ということにしておきます。

 

↓原作ノベライズ本

台所のすみで、わずかに漏れる泣き声を聞く。 (リンダブックス 東京少女 5)

台所のすみで、わずかに漏れる泣き声を聞く。 (リンダブックス 東京少女 5)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 泰文堂
  • 発売日: 2008/08
  • メディア: 文庫

↓岡本杏理、これでは人間ではない役を演じています。

牙狼<GARO> 1

牙狼<GARO> 1

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • メディア: DVD

牙狼<GARO> 2

牙狼<GARO> 2

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • メディア: DVD

牙狼<GARO> 7

牙狼<GARO> 7

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • メディア: DVD

 

↓やっぱりこれを

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

東京少女 (通常版)

東京少女 (通常版)

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • メディア: DVD

↓来栖あつこということで

激走戦隊カーレンジャー VOL.1

激走戦隊カーレンジャー VOL.1

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD

激走戦隊カーレンジャー VOL.2

激走戦隊カーレンジャー VOL.2

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD

激走戦隊カーレンジャー VOL.3

激走戦隊カーレンジャー VOL.3

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD

激走戦隊カーレンジャー VOL.4

激走戦隊カーレンジャー VOL.4

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD

激走戦隊カーレンジャーVSオーレンジャー

激走戦隊カーレンジャーVSオーレンジャー

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD

Honey Angel 来栖あつこ

Honey Angel 来栖あつこ

  • 出版社/メーカー: GPミュージアムソフト
  • メディア: DVD

ボディコン・コップ

ボディコン・コップ

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD

出動!ミニスカポリス DVD-BOX

出動!ミニスカポリス DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ラブロス
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ケータイ少女~恋の課外授業~Vol.4

ケータイ少女~恋の課外授業~Vol.4

  • 出版社/メーカー: ギャガ・コミュニケーションズ
  • メディア: DVD

ケータイ少女~恋の課外授業~Vol.3

ケータイ少女~恋の課外授業~Vol.3

  • 出版社/メーカー: ギャガ・コミュニケーションズ
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ケータイ少女~恋の課外授業~ VOL.5

ケータイ少女~恋の課外授業~ VOL.5

  • 出版社/メーカー: ギャガ・コミュニケーションズ
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ケータイ少女 恋の課外授業 VOL.1

ケータイ少女 恋の課外授業 VOL.1

  • 出版社/メーカー: ギャガ・コミュニケーションズ
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ケータイ少女 恋の課外授業 VOL.2

ケータイ少女 恋の課外授業 VOL.2

  • 出版社/メーカー: ギャガ・コミュニケーションズ
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ケータイ少女~恋の課外授業~ VOL.6

ケータイ少女~恋の課外授業~ VOL.6

  • 出版社/メーカー: ギャガ・コミュニケーションズ
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ケータイ刑事銭形海21話(2nd.8話)[裏ネタ編] [ケータイ刑事]

今回の「銭形海[裏ネタ編]」は、通算では後半に突入したことになる第21話、2nd.シリーズ第8話の「私を水族館に連れてって! ~シーパラ尾行大作戦」についてです。今回は、冒頭部分に岡野さんの名前と共に出てきた「尾行検定」から「尾行」について、サブタイトルにある「シーパラ」こと「八景島シーパラダイス」について、今回のゲスト・キャラであるボンゴレ兄弟から料理の「ボンゴレ」について、そしてちゃんが遺したメッセージ「軽いうどん場」の意味する「バンドウイルカ」について記すことにする。

尚、BS-iの本放送の時に記した長文&ネタバレあり版は「ここをクリック」してご覧下さい。(放送直後に記した感想版もここを経由してください。)

尾行」:刑事ドラマではお馴染みであるので、特に説明する必要はないと思うが、人のあとをこっそりと、気づかれないようについていくことを言う。警察官が容疑者に対して行う「尾行」は、容疑者の行動を監視するという意味があることであり、単に後を付いていくというだけではない。(単に後を付いていくのであれば、ストーカー行為になってしまう。→よく考えたら、ストーカーも相手に気づかれなければ立派な「尾行」ということになる。が、一般的なストーカーは、相手に「つきまとう」という行為となり、相手に気づかれた上での行為となるので、「尾行」とは全く別物になる。)

英語では「尾行する」という意味では「follow」または「Tail」「shadow」という言葉が使われ、「尾行」は「tailing」、「尾行者」や「探偵」は「shadow」、「「(刑事などの)尾行する人」は「tail」という単語が使われる。

八景島シーパラダイス」:横浜市金沢区八景島にある複合型遊園地であり、水族館、遊園地、ホテルがある。また、本作「ケータイ刑事」をはじめ、ドラマや映画のロケに使われることも多い所である。(BS-i作品に限っても、「恋する日曜日・3rd. ~15歳」などにも出てきました。)

営業を開始したのは1993年5月8日である。(もう15年が過ぎたと言うことになります。)

水族館としたら、劇中にも出てきた「アクアミュージアム」(水族館)、「ドルフィンファンタジー」(展示館)、「ふれあいラグーン」(展示館)があり、これら3つを会わせて「アクアリゾート」と呼んでいる。(遊園地はプレジャーランドと呼ばれている。)

ボンゴレ」:アサリを使ったイタリア風料理の総称である。特にパスタの「スパゲッティ・ボンゴレ」は代表的なものである。

尚、ボンゴレ(Vongole)はイタリア語であり、アサリなどの大きさの二枚貝を意味する「Vongola(ボンゴラ)」の複数形である。

バンドウイルカ」:漢字で表記すると「坂東海豚」となる。また「ハンドウイルカ(半道海豚)」とも言う。英語では「Bottlenose」という。動物学的には、クジラ目ハクジラ亜目マイルカ科ハンドウイルカ属に属することになる。イルカの中ではポピュラーなイルカであり、北極、南極を覗く世界各地の海に生息している。

体長は2mから4mぐらいで、体重は150kgから600kgに達する。全身は灰色であり、背びれの先端付近は色が濃く、腹に近づくに釣れて色が数句なっていくというように、グラデーションがある。そして腹の部分は白である。

それにしても、「バンドウイルカ」を逆から読むと「カルイウドンバ→軽いうどん場」って、上手いこと食べ物に繋がったものですね。→こういうネタになると「ケー刑事」は絶対に見逃さないですけど...

 

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