「キ・ニ・ナ・ル!」(9/5) [BS-TBS(BS-i)関連]
今回は、9/1が防災の日ということで、それに関する内容ということで、本所防災館からということでした。(でも、「防災の日」にあわせるた内容にするのなら、先週にするべきだったと思うんですけどねぇ...→前回は番宣という内容だったが、別に今週と入れ替えても問題はないと思いますし...)
ただ、防災に対する意識を高めておくというのは有用です。天災って、いつ起こるか分かりませんし、普段から備えておくのは大事です。
今週の「キ・ニ・ナ・ルもの」は、「東京少女・瓜生美咲」の原作ノベライズ本のプレゼントの告知が、瓜生美咲自身の案内でありました。→今回は当選者2名、応募期間は1週間というように、またも縮小傾向になりました。(以前は当選者は3名、応募期間は2週間ありました。)また、特に「サイン入り」ということは触れられていませんでした。
それにしても、先々週の「特殊捜査日誌」DVD-BOXのプレゼントは3名、先週の「初音怪談」は5名で大盤振る舞いなのに、「東京少女」のノベライズ本はどうしてこうも当選者が少ないのでしょうかねぇ。でも、先々週や先週は、「キ・ニ・ナ・ル!」放送前には、モバイルのプレゼント一覧には無く、後日追加された。が、「東京少女」の原作ノベライズ本のプレゼントは、放送前からモバイルのプレゼント一覧の所に入っているという違いがあります。
更に、プレゼントの物の金額は、今回は1200円分となる。前々回のDVD-BOXの金額は2万円を越え(定価ベースで7350円×3)、先週も6000円を超える。どうして「東京少女」となると痕額も大幅に縮小してしまうのでしょうか?当選者に送る際、送料がかかるとは言っても、本だったらメール便で安く送れるので、「東京少女」ノベライズ本は当選者数を10名にしても良いんじゃないの?(しかも、瓜生ちゃんのサインもなしだったら、十分可能だと思いますけど...)
一方、「BS-iのキ・ニ・ナ・ル番組」の方でも、「東京少女・瓜生美咲」が取り上げられて、「第1話」(「東京タワー」)について、少しだけ触れられていました。
ところで、最後に、民放ラジオ101社統一キャンペーン「地震への備え ~防災知識で身を守ろう~」について語っていたが、この専用HPは「本日まで」というのだったら、今回の内容はやはり先週にするべきだったと思いました。
↓今回のプレゼントです。
叶わぬ恋。それでも私は、頑張ったのです。 (リンダブックス 東京少女 6)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 泰文堂
- 発売日: 2008/09
- メディア: 文庫
↓これは先週のプレゼント
↓今回の内容に関するものとして、こういうものをピックアップしておきます。
「TERROR ON TAPE」 [映画(洋画)]
表題の作品は1985年のアメリカ映画「テラー・オン・テープ」である。この作品は、1979年の「ホラー・ワールド」や1984年の「ザッツ・ショック」と同様に、ホラー映画の名場面集を集めた作品である。その前記2本では、歴史に残る名作、傑作が拾われていて、しかも登場する作品の数も豊富であったが、本作では、取り上げられる作品の数も少なく、作品の方もA級作品ではなく、B級、C級作品が取り上げられている。→ホラー映画マニアにとったら、実にマニアックなカタログと言うことになって歓迎されるであろうが、一般的な人にとっては、余りにもマニアック過ぎて...という気がするだけである。
作品データを記しておくと、時間は82分、監督はロバート・A・ワームス三世、出演の所にはキャメロン・ミッチェルの名前がクレジットされている。
取り上げられている作品は全部で20作品である。その作品タイトルは、「デッドリー・スポーン」(1983年)、「お色気吸血鬼」(1978年)、「エーゲ海の伝説」(1983年)、「甦る怨霊/魔界少女キャシー」(1977年)、「フローズン・スクリーム」(1970年)、「悪魔の性キャサリン」(1976年)、「バージン・エクソシスト/甦える悪魔のエクスタシー」(1974年)、「大統領の誘拐」(1980年)、「ナイトメア」(1981年)、「魔島」(1984年)、「ナイトメア・シティ」(1980年)、「人喰いエイリアン」(1984年)、「カラー・ミー・ブラッド・レッド」(1965年)、「2000人の狂人」(1964年)、「スカルプス」(1983年)、「血の祝祭日」(1963年)、「ブラックジャガー」(1978年)、「過去を呼ぶ予言者」(1979年)という日本でも紹介されている18本の作品と、日本では紹介されていない2本(原題は「MADHOUSE MANSION」と「RUBY」)である。
物語の方は、ホラー映画専門のレンタル・ビデオ店の店主が、店にやってきた客たちに、ホラー映画を紹介していく、という内容である。このため、取り上げられる作品がB級作品であっても、全く違和感はない。(但し、この店が利益を上げて、継続して得て業出来るのかは、また別問題であって、ちょっと気になる所であります...)
マニアックな作品が選ばれているということで、ホラー映画ファンには、本作と共に取り上げられた作品の方もチェックしておきたい所である。(が、そうでない方には実につまらないということになってしまう...)
まあ、ホラー映画ファンのマニア度を高めるための作品という位置づけでよろしいかと...(こういうやり方だったら、毎年のように各ジャンルの作品をチョイスして紹介していくということもできますね...但し、それが商業ベースに乗るかは別問題ですけど...)
↓やはりマニアックすぎてDVD化されていません...
↓登場する作品の中からDVD化されているものをピックアップ。(これだけしかDVD化されていません。)
ケータイ刑事銭形海22話(2nd.9話)[改訂版] [ケータイ刑事]
MBSの放送に合わせて記している「銭形海[改訂版]」。今回は通算では22話となる2nd.9話の「恋愛泥棒現る! ~謎の怪盗予告事件」についてです。この物語は、鑑識メモでも述べられているように、映画「さよならみどりちゃん」シフト(古厩監督、渡辺千穂脚本に星野真里さん)というものであり、この作品の成功があったからこそ、BS-i作品の劇場版への展開が積極的になっていった。それだけに、ある意味では功労者たちが集結した物語でもある。(考えたら、古厩監督がTV作品の監督を務めるなんて、BS-i作品でないとあり得ないですし...)
また、「雷・2nd.11話」で、怪人三面相が遂に逮捕されたが、それに変わる新キャラ・恋愛泥棒マリンの初登場となった物語であり、「泪・2nd.5話」で初登場した怪人十面相が、「零」「雷」と再登場したことを思うと、海ちゃんの妹・7代目以降に再登場してくれるでしょう。(それを思えば、しっかりとチェックしておきたい物語である。)
それでは、今更ながらのネタバレ有りの長文の本編に行きます。(尚、本放送後に記したものは「ここをクリック」して下さい。)
警視庁、くつろいでいる海ちゃんと五代さん。海ちゃんの手にはペットボトルのお茶が、五代さんの手にはスナック菓子がある。海ちゃんは「五代さん、そんなにお菓子なんか食べたら、メタボになりますよ」と注意を促すが、これに五代さんは「五月蠅い。美味しいの」と言って全く気にすることなく、お菓子を口に運ぶのを止めなかった。で、海ちゃんは「はいはい」と呆れ顔をする。そんな所に「失礼します」と言って柴田さんがやってくると「はい、エアメール」と言って、五代さん宛のエアメールを五代さんに渡した。受け取った五代さんは「オッ、アニータからだ」と言うとお菓子を食べるのを止めて、早速開封する。海ちゃんは「アニータ、誰ですか?」と尋ねるが、これに笑いながら「元カノ」と答える五代さん。海ちゃんは「へぇ~、五代さんにも元カノがいるんだ...」と呟くが「俺を甘く見るな、俺だって切ない恋、何回もしているんだ」と言って、こうやって海外からラブレターが届いたことを喜んでいた。しかし海ちゃんは「そうとも限らないじゃないですか。貸した物を返せ、とか...」と反撃する。これに五代さんは「そんなバカな...」と返すと手紙を読み始める。海ちゃんは「エリーゼさんはいいんですか?」と言うが、五代さんは「それはそれ、これはこれ」と返す。これに「不潔」と言って海ちゃんは顔を背けてしまった。
そうしていると柴田さんがテーブルの上に身を乗り出して「海ちゃん、海ちゃん。海ちゃんにも来てますよ」と言って海ちゃんにも手紙を渡し、「ラブレターだよ」と言う。すると驚く海ちゃんと五代さん。柴田さんの「だって後ろ」という言葉で封筒の裏を見た海ちゃん。するとハートマークのシールが貼られてあった。すると海ちゃんは「どうしよう。誰からかなぁ~」と笑顔になり、ドキドキしながら封筒を開けた。五代さんは「前の柴田じゃねえの」と漏らしていた。(→柴田太郎さんは、愛ちゃん、舞ちゃん、泪ちゃんに恋心を抱いていたし、舞ちゃんにはドサクサに紛れてプロポーズまでしていましたからね...)
海ちゃんは文面に目を向けるが「予告状?」と口にした。手紙には「予告状」と記されていて、「はじめまして。私は、40312泥棒です。今日午後3時に伊勢屋質店が所蔵するクレオパトラの涙を頂きに参上します」という文面だった。(こういうものに対しては銭形はしっかりと声を出して読み上げてくれます。)「40312泥棒?」という五代さん、柴田さんだったが、海ちゃんは「とにかく、急ぎましょう」と言って、伊勢屋質店に向かった。
ここで、「警視庁から入電中」と入る。40312泥棒から、怪盗予告状事件発生。ターゲットは伊勢屋質店が所蔵する。クレオパトラの涙。直ちに現場に急行せよ。
伊勢屋質店にやってきた海ちゃんと五代さん。「ごめんくださ~い」と海ちゃんが言って、店の中に入って行った。店内には、主人の伊勢鮫男(いせ・さめお)がいた。彼は左手を三角巾で吊していて、手には赤坂製菓の「多聞スナック」というお菓子の袋を持っている。「伊勢屋の伊勢鮫男です」と挨拶する主人に「銭形です」「五代です」と言って敬礼して挨拶を返す海ちゃんと五代さん。海ちゃんは「質屋って初めて。どんなお店なんですか?」と尋ねる。これに主人が「お客様の大切な品物をお預かりしまして、それを担保にお金をお貸しします」と丁寧に説明する。海ちゃんが「お金を返せなければ?」と尋ねると「お品物は頂きます」と答える。これに「うわぁ~、シビアですねぇ~」と海ちゃん。(→最近の若い人は「質屋」って知らないのも分かりますけど...)で、主人は「うちに残るお宝は、お客様の涙の固まりですね」と店にあるものを語る。そしてスナック菓子を手に、「お一つどうですか。このお菓子、ハマっちゃって...美味しいですよ」と海ちゃんに勧めるが「結構です」と断る海ちゃん。すると五代さんが「いただきます」と言って手を伸ばすが、主人は自分の口にスナック菓子を入れた。すると五代さんは「ケチ。それ甘いから、メタボになりますよ」と文句を言っていた。で、咳払いをしてから「クレオパトラの涙、見せていただけますか」と口にした。
主人は「こちらになります」と言ってその場に出した。で、五代さんはそれを手にすると「ただのガラス玉みたいだな」と言うが、主人は「貧乏人には分かりません」と言って五代さんから取り上げる。すると「ガリガリ亡者が...」と返す五代さん、睨み返す主人。ということで、まるで子供の喧嘩という2人でした。
海ちゃんが「これにはどんな歴史があるんですか?」と尋ねると、主人が語る。10年ほど前に死んだ主人の父親が手に入れたものであるが、詳しいことは分からない、ということだった。言い終わると、スナック菓子の中身が空になっていることに気づいた主人が「もう、ない」と漏らす。すると「失礼します」という女性の声がして、みどりが新しいスナック菓子の袋を持ってやってきた。五代さんはみどりを目にすると「超美人」と漏らす。海ちゃんが「伊勢さんの奥さんですか?」と尋ねるが、みどりは照れながら「いえ、まだ」と言い、主人が「みどりさんは婚約者です」と語る。すると五代さんが「美女とブサイクですね」と言って笑っていた。で、海ちゃんの注意が入った。
主人が「40312泥棒って聴いたことないんですけど」と話を変えると、五代さんも「我々も初耳でしてね」と言う。海ちゃんが「クレオパトラの涙」の保管場所を尋ねると「蔵の金庫です」と主人は答え、「どうぞ」と言って立ち上がり移動して行った。で、海ちゃんたち一同は蔵へ。
重い扉を開ける主人。海ちゃんは「うわ~すごい~」と漏らす。主人が「厚さ15cmの鉄の扉。その奥に、更にガラスの扉があります」と言ってガラス戸を開けて中に入っていく。海ちゃん、五代さん、みどりが続いて入り、主人金庫の前にいつものように座った。奥には金庫があって「この金庫ですか?」と海ちゃんが言って移動する。その金庫は約300kgの重量があり、とても一人で運べるような物では無いと言う主人は、クレオパトラの涙を金庫の中に入れて閉じようとする。海ちゃんが「あっ、待ってください。暗証番号を、今変えて貰えますか」と言う。五代さんも「その方が良いです」と言う。海ちゃんはみどりに「みどりさん」と声を掛けると「はい。外します」と緑は金庫の方に背を向ける。その間に主人が新しい暗証番号をセットする。五代さんは「分かりやすい番号じゃダメですよ。生年月日とか住所は」と注意するが「誰にも分からない番号です」と主人。「なら大丈夫です」と五代さん。で、主人は金庫を閉じた。五代さんは「みどりさん、もう大丈夫ですよ」と声をかけ、みどりが戻って来る。
五代さんは腕時計を見て「犯行予告の3時まであと5分だ」と言うと「柴田!」と行って蔵の外にいる柴田さん呼び「閉めてくれ」と言う。で、柴田さんが蔵の扉を外から閉め、主人が内側からガラス戸を閉めた。「これでロック完了」と口にする主人。こうして蔵は完全な密室になり、中にいるのは海ちゃん、五代さん、主人、みどりの4人、そして柴田さんが表にいた。
主人が、みどりも蔵の中にいることに気づき「ここにいちゃ、危ない」と気を配るが、みどりは「いいんです。私、どんなときも伊勢さんのお側にいたい」と言うと、ラブラブぶりをみせる。早速五代さんの冷やかしが入るが「僕はもうお金も名誉もいらない。みどりさんさえ側にいてくれればいいんだ」と言い、みどりも「私もです」と言ってアツアツぶりを見せつける。これに海ちゃは「愛ですね、羨ましい」と漏らしていた。そんな中、五代さんがクレオパトラの涙の価値を尋ねると「3億ぐらいだと...」とあっさりと答える主人。するとみどりが「それだけのお金があれば、恵まれない子供たちがどれほど助かるか...」と漏らした。が直ぐに「つい庶民の感覚で物を言ってしまって...」と謝るみどり。これに主人は「みどりさんは本当に心の優しい人だよね」と惚気る。そして立ち上がって真顔になると、五代さんに向かって「刑事さん。絶対にクレオパトラの涙、守って下さい」と言う。五代さんは「任せて下さい」と返す。主人は「これはもうお金だけの問題じゃないんだ」と言っていた。
時間が進んで行き、海ちゃんが「もうすぐ時間です」と言い、携帯を広げて時間を確認し「5、4、3、2、1、0」とカウントダウンをする。「0」と言う海ちゃんの声と同時に蔵の灯が消えて真っ暗になる。五代さんは「電気を点けろ」と言うが暗いまま。そんな中、「ハハハハハ」という笑い声が届き、ガラス戸が割れる音がした。五代さんは「銭形、逃がすな」と言うが、柴田さんのうめき声が届き、まもなく電気が点いた。で、海ちゃんが駆け寄ると、蔵のガラス戸は割られ、外側の鉄の扉は開かれて、柴田さんが倒れていた。また、五代さんは扉が開けられた金庫を確かめていて、「おい、銭形。金庫が...」と言う。これに主人が素早く駆け寄り、クレオパトラの涙を確かめるが「ない...」ということで、消えていた。
海ちゃんは蔵の外の柴田さんの所に移動し「大丈夫ですか?」と言い介抱しようとする。五代さんも駆け寄り「犯人の顔、見たのか?」と尋ねるが「首に一発喰らって...見てません」と柴田さん。五代さんは「逃げられたか...」と漏らすが、海ちゃんは「犯人は蔵の中にいた人物です。外にガラスが散らばっているじゃないですか」と言い、誰かが中から外に出たと言う。蔵の中にいたのは4人ということで、主人とみどりの身体検査を行うことになる。
五代さんが主人の、海ちゃんがみどりの身体検査を行ったが、クレオパトラの涙は何処にも無かった。主人は「何で僕たちが疑われなきゃならないの。持主なのに」と文句を言う。これに五代さんは「犯人は蔵の中にいた人間だ」と返す。主人は「じゃあ、みんな容疑者だ」と言うが、五代さんは「俺達は警察だ」と返す五代さん。そんな五代さんは「そうか、怪盗だ」と気づき、「怪盗というのは変装が得意なんだよ」と言うと主人を睨み「お前か、お面つけてるな」と言って主人の顔をつねる。更に、みどりに向かって「お前か、可愛いらしいお面付けやがって」と言ってみどりの顔もつねる。が、主人が五代さんの顔をつねり返し、五代さんは柴田さんの顔に手を伸ばし柴田さんの顔をつねる。これに「何だぁ」と言って柴田さんが主人の顔に手を伸ばし、五代さんは「銭形!」と言って海ちゃんの顔にも手を伸ばし、顔のつねりっこへ。で、五代さんは「謎は深まるばかりだ...」と叫んでいた。
海ちゃんは飛び散っているガラスの破片を観察している。五代さんは「クレオパトラの涙も、犯人も、両方見つからないって、これは一体どういう事なんだ?」と頭を抱えてしまう。海ちゃんは「でも、犯人はどうやってガラスドアを割ったんでしょう?」と疑問を口にする。これに五代さんは「壺とか箱とか、何だってあるじゃない」と言うが、柴田さんが全部調べた結果、周囲には衝撃を受けた形跡がある物、ガラス片が付着した物は何もなかったと言うと、五代さんは「犯人は手で割ったんだよ」と言う。これに「血が出ちゃいますよ」と言う海ちゃんだったが五代さんの考えは止まらず、「素手ならな。犯人はやっぱりあいつだ」と言って、蔵を出て主人の所へ行く。で、海ちゃんも慌てて後を追った。
店先で、主人はみどりと共に並んで座っていた。それを柴田さんが腕組みをして険しい顔つきで睨みを利かせていた。五代さんがやってくると「手を見せろ。その手はどうしたんだ」と言って主人が吊っている左腕のことを尋ねる。これに主人は「昨日、階段から転げ落ちちゃって...捻挫です」と答える。が「嘘つくんじゃない」と聞き入れない五代さんは「重いだろう。その中に鉄アレイを隠しているんだろう」と言って、主人の三角巾を外して無理矢理調べようとして大騒ぎになる。「痛い痛い!」と言う主人の腕をみどりが大事そうに庇う。海ちゃんは「すいません。大丈夫ですか?」と部下のしでかしたことを詫び、五代さんには「もう、五代さん、やり過ぎですよ」と注意をする。が、「だって、こいつしか犯人は考えられないからさ」と五代さん。柴田さんが「どうしてですか?」と尋ねると、「金庫の暗証番号知ってるのはこいつだろう」と言う。海ちゃんは「確かに暗証番号は本人しか知らないけど...」と言うが、主人は「ボクはやってません。何で自分で盗むんですか」と反論する。すると五代さんは「あっ、狂言だろう」と言い、「多額の保険金掛けてるな」と何処までも主人を疑う。主人は「いいえ」と否定し、みどりも「伊勢さんには何十億っていう資産があるんですよ」と反論する。すると五代さんは「じゃあ、みどりさん。あなたですね」と疑いの目はみどりに向く。そして「あなた、宝石マニアでしょう」「クレオパトラの涙、個人的に欲しかったんじゃないのか」と詰め寄る。が、冷静に「いいえ、全く」とみどりは否定する。更に柴田さんが五代さんの肩を叩いて、主人とみどりを指差しながら「結婚するですから...」と言い、海ちゃんもこれに頷いていた。
海ちゃんは主人に、「さっき、絶対にクレオパトラの涙を守って下さい。お金じゃないんです、と言ってましたよね」と言って、その理由を尋ねる。これに主人は「ええ、加工して結婚指輪にして、みどりさんにプレゼントしようと思っていたんです」と答える。で、感激するみどり。五代さんは「暗証番号、簡単なやつに変えた?」と尋ねるが、「いいえ」と主人。で、海ちゃんが「何番だったんですか?」と尋ねた。これに「123472450492です」と答える。「何です、それは?」と海ちゃんが更に尋ねると「子音と母音を組み合わせるんです」と答える。すると柴田さんが「あぁ゛~、懐かしいなぁ~」と奇声を上げた。海ちゃんは何のことか分からず「懐かしい?」と柴田さんに尋ねると、柴田さんは「ポケベルでしょう」と言い、主人は「そう」と頷く。で「ポケベル世代だ!」と喜ぶ柴田さんは主人とがっちり握手をして笑っていた。が、五代さんも何のことか分からず「ポケベルは分かるけどさ、何だよ、その子音と母音?」と尋ねる。で、柴田さんが「50音の表を使うんです」と言って解説が始まる。(画面にも50音の表が出る。)
「五十音の表を使うんです。母音と子音の組み合わせなんですね」と語り始める柴田さんは「例えば」と言って「しばたたばし」を例えにして説明する。「しばたたばし」の「し」は「さ行」だから「3」、母音が「い」だから「2」。つまり「32」で「し」を表現する。(「しばたたばし」は「3261044141610432」と説明する。)すると海ちゃんが「「123472450492」は?」と尋ねる。で、考えてみると「いせみどり」となる。主人は「来月、僕と結婚したら、みどりさんは「いせみどり」になるんです」と言い、みどりは「伊勢さんったら~」と再びラブラブモードへ。それを見た柴田さんは「ポケベル世代としたらたまりませんなぁ~」と言うと「1112324493」(あいしてる)と言って五代さんに抱きつくが、五代さんは「227512」(きもい)と返す五代さん。すると海ちゃんは「じゃあ、予告状の40312泥棒は?」と口にする。そして「全部母音に直すと...」と言って変換すると「えんあい」と分かった。五代さんは「遠距離恋愛か?」と言うが「それは遠恋(えんれん)と言うんですよ」と海ちゃん。すると五代さんは「アニータと俺とは遠恋」と口にするが、海ちゃんはそれを無視して考え始め、「寄せる、悪のさざ波」(ここでAパート終了。経過時間は16分半弱ということで、Bパートは9分強になります。)
蔵に戻った海ちゃんと五代さんは事件について振り返っていた。犯行予告時間の午後3時に蔵の明かりが消え、電気が付くと金庫は開けられ、ガラスドアは破られていた。ガラスの破片は外側だけに散らばっていた。海ちゃんと五代さん以外には伊勢とみどりしかいない。ガラスドアを破るのは侵入する時か逃げる時であるが、内側から破られたのだから誰も侵入していないはず。が、誰も逃げていない。で「何のためにガラスを割ったんでしょう?」と考える海ちゃん。そんな海ちゃんは突然「うわっ!」と声を上げて飛び跳ねた。足元に蟻がいた。(どうやら海ちゃんは苦手のようです。)更に、蔵の中にあるガラステーブルを見た海ちゃんは「こっちでは、蟻が潰れています」と五代さんに言った。すると五代さんもそれを見て「本当だ」と言うが、直ぐに「あいつが甘いお菓子ばっかり食べているから、蟻が来たんだよ」と続ける。海ちゃんはそれを相手にせず考えていて、「そうか、そういうことか」と閃き、笑顔になる。五代さんが「どうした?」と尋ねると「謎は解けたよ、ワトソンくん」
店先では、相変わらず腕組みをして険しい顔つきで主人とみどりを睨んでいる柴田さん。重苦しい沈黙の中、主人がみどりに、「クレオパトラの涙じゃなくて残念だけど、新しい結婚指輪を買ってあげるね」と言いと、みどりは「ありがとう、伊勢さん。でも私、そんなに贅沢な物じゃなくていいの」と返す。その時、三味線の音が届いてきて、「何?」と言ってキョロキョロする2人。白波が岩場に砕け散ると闇が2人を包みこむ。「大波小波かきわけて。…」海ちゃんの口上が始まり、「私の碇で沈みなさい!」から「神奈川沖浪裏」の大浪がうねり、真っ赤な碇のストラップが勢いよく飛んで行く。碇が畳に突き刺さると、鎖がみどりを捉えていた。海ちゃんが鎖を引くと、座っているみどりはその場で大回転して倒れ込んだ。
みどりの目の前には海ちゃんが立っていて「犯人はあなたですね、40312泥棒さん」と告げた。みどりは「何の話?」、主人も「みどりさんの訳ないだろう」と反論する。海ちゃんは「犯人は蔵の中にいた人物です。そして、ガラスドアを割ったのはあなた」と告る。これにみどりは「私が?一体何を使って割ったというのよ?」と問う。海ちゃんは暫くみどりの様子を見ていて、それから説明のために蔵に移動すると、説明を始める。
ガラステーブルを指差した海ちゃんは「あなたはこれを使ってガラスドアを割った」とみどりに言う。「テーブル?」とみどり、「何を言ってるんだ。衝撃を受けた形跡はなかったんだろう」と主人。海ちゃんは「そうですね。テーブル自体に使われた形跡はない。でも、この上にもう一枚、ガラスの天板が敷かれていたとしたら...このガラステーブルの上で蟻が潰れていたんです」と言う、それは主人が食べていたお菓子のカスを狙って入って来た蟻がガラス2枚の間に挟まってしまった。みどりは上に置いたガラスでガラスドアを割った。これは逃げるためでも侵入するためでもなく、一見ガラスにしか見えないクレオパトラの涙を隠すため、と言う。すると「何だと」と五代さん。海ちゃんはガラスの破片が散らばっている所に移動すると「このガラスの中に必ず宝石はあります」と言い、「柴田さん、探して下さい」と指示を出す。で、柴田さんが探し始める。海ちゃんはみどりに「もう、時間の問題です」と告げた。これに主人は動揺して「嘘だ、みどりさんが泥棒だなんて...暗証番号は?どうやって開けたんだ?」と海ちゃんに問う。すると海ちゃんは「あなたのキャッシュカードの暗証番号は「1234」じゃないですか?」と主人に尋ねた。「何で知ってるの?」と驚く主人。海ちゃんは「「1234」は「いせ」の母音と子音です。それをみどりさんに教えましたか?」と尋ねる。主人は「ああ、だって、彼女は僕の妻になる人だよ」と答えると、海ちゃんは「みどりさんがそれを知っているなら、金庫の暗証番号も簡単に予想がつきます」と言い、みどりに向かって「あなたは恋愛泥棒ですね」と言う。海ちゃんをじっと睨み返すみどり。海ちゃんは説明を続ける。「「40312」=「えんあい」は「恋愛(れんあい)」の母音」と指摘する。すると五代さんが「いやいや、へ・ん・た・い(変態)じゃないの」と言う。するとみどりが激しい口調で「失礼ね、私は恋愛泥棒よ」と口にした。すかさず「おっ、ゲロった!」と五代さん。みどりは慌てて口を隠すが、もはや後の祭りで、笑顔を浮かべた海ちゃんが「五代さん、お手柄です」と言う。すると五代さんがみどりを逮捕しようとして手を掴んだ。が、主人が五代さんを突き飛ばした。それとほぼ同時に柴田さんが「宝石見つけた!」と声を上げて、それを示す。みどりは素早く蔵から出ていくと、柴田さんの首筋にチョップを一発入れ、柴田さんは失神してしまう。みどりはクレオパトラの涙を手にすると「クレオパトラの涙、確かに頂いたわ」と言うと走って逃げて行った。海ちゃんは「待ちなさい!」と言ってみどりの後を追いかけていく。(倒れている柴田さんには見向きもしなかった。)その後、五代さんと主人も蔵から出てきてみどり後を追うが、やはり柴田さんは完全に無視でした。
店の前の通りに出た海ちゃんたちだったが、みどりの姿は無く、見失ってしまった。そんな海ちゃんが店の方を見ると、「あっ!」と声を上げた。海ちゃんの視線は蔵の塀の上向かっていて、そこには仮面とマントを羽織った人影がいた。(仮装パーティに出席している可愛いお姉ちゃんという感じです。または「ラ・セーヌの星」という雰囲気もあります。)
海ちゃんたちを見下ろす人影は「オホホホホ」と笑い「私は恋愛泥棒マリン。以後、お見知りおきを」と挨拶をした。これに「マリン?」と首をかしげる海ちゃん。主人は「みどり」と言うが、マリンは何も言わない。海ちゃんは「恋愛泥棒マリン。あなたが盗んだのは、クレオパトラの涙だけじゃない。あなたを好きな伊勢さんの心まで盗んだ。人の心を弄んだ」と返した。するとマリンは「ごめんなさい。私、あなたのこと、本気で好きになりかけた。心にブレーキかけたけど...」と言う。主人は再び「みどり」と言うが、「違う。私はマリン。アイ・ラブ・ユー、伊勢さん。恵まれない子供たちに愛の手を。それが私の願いよ」と言い、両手で投げキッスをする。するとマリンの前で白煙が立ち、マリンの姿が消えた。(こうやって怪人○面相と同じように逃げてしまいました。)
海ちゃんは「恋愛泥棒マリン...」と呟く。主人は「君の願いは叶えるよ。さよならみどりちゃん」と口にする。(映画のタイトルを上手い形の台詞にしました。)が、これに五代さんは「さよならみどりちゃんじゃないだろう、お前。公務執行妨害で逮捕する」と言って主人に手錠を掛けた。(確かに、みどりを逮捕しようとした五代さんの邪魔をしたので、「犯人隠避」となります。)その時、マリンの声がした。「銭形海さん。私はこれからも世界中の金持男の心を盗むつもりよ。またお会いしましょう」と、声だけが響いた。海ちゃんは険しい顔つきをしていた。
事件解決後(今回は「解決」とは言えませんが...)の夜の道。海ちゃんと五代さんが歩いている。「それにしても、恋愛泥棒マリン。やっかいな怪盗が現れたね」と口にする五代さん。海ちゃんは「はい。物だけじゃなくてハートまで盗むなんて...」と嘆いていた。そんな所に、五代さんの携帯に着信が入り、電話に出る五代さん。それは柴田さんからで「あいつ、大丈夫だったかな?」と呟いて電話に出ると「お前、首、大丈夫か?」と気配りする五代さん。で、柴田さんからの連絡を受けて電話を切ると、「どうしたんですか?」と海ちゃんが問う。五代さんは「怪盗マリンが恵まれない子供たちに3億円寄付したんだってよ。クレオパトラの涙、金に変えたってことだよ。伊勢の野郎も子供のために尽くしたいって言ってたからなぁ」と言う。これに海ちゃんは「マリンの目的は何なんでしょう?どんな過去があるのかなぁ?」と呟く。五代さんは「それは追々分かるでしょう」と良い、2人は歩き出す。海ちゃんは「そうですね。次回は必ず逮捕します」と口にした。
そんな海ちゃんは思い出した様に話題を変えて「そう言えば、アニータさんからのエアメール、何て書いてあったんですか?」と尋ねる。五代さんは「ああ、あれ?」と惚けると、「やっぱりラブレターだったんですか?」と海ちゃん。五代さんは「参ったよ、ラブ・ラブ・ラブ…」と言うが、「嘘つきは泥棒の始まりですよ」と海ちゃん。「はい?」と五代さんが言うが、海ちゃんは続ける。「柴田さんから聞きました。アニータさん、すっかり奥さんだそうじゃないですか。あと、貸していた漫画も返して欲しい、と書いてあったそうですね」すると五代さんは「あいつ、そんなことまでペラペラと...」とぼやく。海ちゃんは五代さんに「嘘付いた代わりにお寿司奢って下さい。回らないやつで御願いします」と笑顔でおねだりしていた。
次回、23話(2nd.10話)の物語は「BS初のサイレント! ~パントマイム爆弾事件」です。「ケータイ刑事」ではお馴染みの「BS初」となるイベントの回である。100年を超える映画の歴史で、初期の映画は全て「サイレント映画」である。それらの偉大な人類の生み出してきた文化を大切にして、しかも偉大な先人であるチャーリー・チャップリンへのオマージュがある物語であり、文化的な重みの継承まで感じさせる物語である。また、色々とお楽しみも用意されている物語でも売る。
「サイレント」と謳っているので、台詞の方は無く、かつてのサイレント映画のような形で台詞が伝えられる。また画面の色の方もセピア調になっていて、カラー・レベルを抑えられたものに仕上げられている、というように、実に考えられている。(TVの故障だと勘違いしないように注意しましょう!!)
物語の方は、柴田さんの誕生日にプレゼントが届くが、それは爆弾ということで、「愛・15話」と「泪・1st.10話」の要素が絡む物語である。更に、それ以外の「愛」「泪」や「雷」の要素、そして映画「M1」の「バベルの塔」までもが登場するというように、ネタがあちこちに散りばめられている楽しい楽しい物語です。
鑑識メモ。伊勢屋の蔵の扉が開くと、中には柴田さんがいる。(金庫は無く、壁には「さよならみどりちゃん」のポスターが貼ってある。)テーブルには招き猫が置いてあり、柴田さんが「魚」へんに「田」という文字の書かれたフリップを持っていて、扉が開くと同時に「「かさご」。言うことばっかり大きくて身がない人のことを例えて「礒のカサゴは口ばっかり」と言いますが...」とうんちくを語り出すが、「それはさておいて...」と言ってフリップを投げ捨ててしまう。そして「さて、今回は、星野真里さんはじめ、脚本、監督、プロデューサなど、あの映画「さよならみどりちゃん」を生み出したメンバーだった訳なんですが...」と今回の物語の裏に仕掛けられているネタを語ってくれる。そんな柴田さんは「やい、恋愛泥棒マリン。今度はお前が...」と何か挑発するように言おうとするが、蔵の扉が閉まりはじめ、柴田さんは「おいおいおい、閉めないで、閉めないで...」と言うが、無情にも扉は閉められてしまい、柴田さんは蔵の中に閉じ込められてしまった...
BS-iの本放送では、この後に着ボイスDLのお知らせがあり、それから終了となるが、先日(日曜日)のBS-iの再放送、MBSの放送ではこの部分はカットされているが、これはいつも通りです。
今回の物語は、怪人○面相をベースにして、その怪人さんに変わる新キャラ・怪盗マリンのお披露目となった物語であり、怪人さんが初登場した「泪・2nd.5話」を初めて見た時に似たものを感た物語であった。展開はその怪人さんと同じ所と新しい所があり、今後が楽しみです。(結局、「海・3rd.」での再登場は無かったということで、7代目以降でのお楽しみですね。)でも、そのマリン、素顔を晒していたので、次に登場する時は、変装して登場する(星野真里さん以外が演じる)のか、大胆にもそのままの顔で登場するのか(星野真里さんが演じる)は分かりませんが...
今回の物語では、五代さんの「シェー」は珍しくなかったのと、「舞」に出てきた「アニータ」の名前が出てくるということで、「零」に出てきた智惠子さん(結婚するということでした)や服役中(のはず)のロジータの近況も知りたい所です。→「海・2nd.」では登場無しだったので、これも7代目以降、五代さんが復帰した時のお楽しみです。(その時は、新しい彼女もいるでしょうし、エリーゼさんについても気になるでしょうね...)
ところで、来週のMBSの放送は、場合によってはお休みとなります。(甲子園でのプロ野球を深夜に放送するためです。)試合が行われると「銭形海」はお休み、中止だと放送されることになっている。尚、最近は局地的な雨というのも珍しく無いことを思うと、自分の住んでいる所が「晴れ/雨」、甲子園は逆に「雨/晴れ」という場合があり得るので注意が必要です。(一応、放送されるつもりで録画予約をしておいた方が無難です。お休みとなったら、野球を「消去」すれば良いだけですし...)
尚、野球が放送されて「銭形海」がお休みになった場合、「銭形海[改訂版」」もお休みします。(その場合は、金曜お昼が「海[改訂版]」以外のものがUPされます。)→お休みとなると、BS-iの再放送から1週遅れることになります。現在、同じ週に同じ物語が放送されているが、これがどうなるかは天のみぞ知る、ですね。
↓参考まで
脱メタボまるごと一冊完全ガイド―これで安心!! (講談社MOOK 週刊現代ワンコイン・ムック)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/05
- メディア: 大型本
↓一応「ラ・セーヌの星」が分かるようにということで...
〈ANIMEX1300 Song Collection シリーズ〉(2)ラ・セーヌの星
- アーティスト: 紫座るぶる,中村しのぶ,中村忍,保富康午,菊池俊輔
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2005/04/27
- メディア: CD
「iしたい。」+BS-i深夜「アニメ枠」(9/4)CM [BS-TBS(BS-i)関連]
9月になったということで、音楽PVバージョンの「iしたい。」で使われる曲がMの『Sing a song forever』に変わったということ、そして、録画までしていなかったので確認出来なかったのだが、「iしたい。」のCoccoのライブを取り上げたもので、これまでに「iしたい。」に登場したことのない新顔の女子アナ。水野真裕美アナが登場しました。また、今回のアニメ枠の中でも他の「iしたい。」(「世界・夢列車に乗って」)を担当していました。
その「iしたい。」には、早くも「東京少女・瓜生美咲」が流れたが、これまでと同様に、流れた映像は全て第1話「東京タワー」からのものでしょうね。
ところで、「東京少女」の原作ノベライズ本の宣伝だが、今月の「東京少女・瓜生美咲」のノベライズ本のタイトルは「叶わぬ恋。それでも私は、頑張ったのです。」となっている(7月分からのノベライズ本のタイトルは長いものに変わりました。)が、これもいよいよ発売になる。そうなると、これまでは4月の山下リオから8月の岡本杏理の5人分だったが、瓜生美咲もそれに加わることになるのか、それとも従来通りのままなのか、このCMがどうなるか楽しみです。
それでは、アニメ枠のCMに行きます。始まる前の「TVショッピング」終了後の1分間の部分には、「恋日」のアニソン・コレクションのDVD-BOX2の27秒版の宣伝がありました。
前半のアニメ「ひだまりスケッチ×365」では、OP主題歌の後は収穫無し、A/Bパート間の所には「東京少女・瓜生美咲 ~東京タワー」の27秒版の予告が、ED主題歌の後には日曜朝の再放送「銭形海」(2nd.9話)の27秒版の予告が流れ、次回予告の後(=終了後)は収穫無しでした。
後半のアニメ「To Loveる」では、OP主題歌の後は収穫無し、A/Bパート間は収穫無し、ED主題歌の後には2度目となる「東京少女・瓜生美咲 ~東京タワー」の27秒版の予告が、次回予告の後(=終了後)は収穫無しということでした。
今回は9月になったということで、予想通り、かなりの入れ替わりがありました。再放送「銭形海」と「東京少女」という基本はあったものの、今週は既に「東京少女」の予告をゲットしているだけに、特に収穫と言えるものはありませんでした。(まあ、こういう時もあります。)やはり今月は、本年度の上期の最後の月と言うことでもあり、終了する番組もいくつかあるので、全体としたら残務整理月でもある。そういう意味でも低調という感じでした。でも、こういう時には、ひょっとしたらこれぞ、というものが流れる可能性も...
※今月から「呪いのマンナさん」については、例え流れても取り上げていません。(が、流れなかったですけど...)
↓「東京少女・瓜生美咲」の原作ノベライズ本
叶わぬ恋。それでも私は、頑張ったのです。 (リンダブックス 東京少女 6)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 泰文堂
- 発売日: 2008/09
- メディア: 文庫
↓今週は少ないので、この枠で放送されている作品も拾っておきます。
「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その67) [ケータイ刑事]
今回とりあげる「ある物」は「メガネ」です。と言っても、「視力矯正」を目的とした普通のメガネだけでなく、サングラスを含めた「メガネ」ということに幅を広げて述べることにする。(「ケータイ刑事」には殆ど「メガネ」が登場することなく(柴田太郎さんと岡野富夫さんには必需品ですけど...)、また、ボンドも視力は両眼共に「2.0」ということで、「メガネ」は常用していませんからね...)
で、取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「愛・2話」、「泪・2nd.2話」と「泪・2nd.3話」、「零・1st.2話」、「雷・2nd.7話」と「海・1st.2話」「海・1st.3話」「海・1st.4話」(取り上げる物語の数が多いが、実は「愛・2話」/「泪・2nd.3話」/「泪・2nd.2話」「零」「海・1st.4話」/「雷」「海・1st.3/4話」の4つグループに分類され、後ろの方は複数の例があるということです。→これ以外の物語でも「メガネ」が出てきているが、一応はこれだけということにしておきます。)、一方、「007」からは「女王陛下の007」と「ワールド・イズ・ノット・イナフ」の2作品です。
「ケータイ刑事」:「愛・2話」。この物語に登場するメガネは、所謂「牛乳瓶の瓶底メガネ」と言われるメガネである。警視庁の取調室で五代さんが被疑者の取り調べをしている所に愛ちゃんがカツ丼を届けるのだが、その際愛ちゃんは割烹着姿に、このメガネを掛けて、おばちゃんに変装して届けた。(五代さんもそれが愛ちゃんだとは気づかなかった。)つまり、変装用の小道具の一つとして銭形が使ったメガネ、ということになる。
「ケータイ刑事」:「泪・2nd.3話」。この物語に登場するメガネは、色の濃い「サングラス」である。波動砲研究所で行われた公開ワープ実験に立ち会った泪ちゃんと高村さん、そして柴多太郎(柴田太郎さんの従兄弟)。その実験の際、開発者の日本橋雷人から渡された真っ黒なサングラスをかけた3人。ということで、建前上は目を守るために使われた(これが本来の正しいサングラスの使い方です。)のだが、当然、ここには事件のトリックが隠されていたのは言うまでもない。(泪ちゃんはその仕掛けられたトリックをちゃんと見抜きました。)ということで、銭形がメガネ(サングラス)の正しい使い方をした貴重な例ということになる。
「ケータイ刑事」:「泪・2nd.3話」、「零・1st.2話」、「海・1st.4話」。これら3つの物語に登場するメガネは、それぞれ異なるメガネであるが、使われ方としたら同じである。それは、銭形が白衣を着て、メガネをかけて、(ある事柄について)解説をしてくれるコーナー(所謂「教えて!泪先生」です。「零」「海」では特にコーナー・タイトルは無かったが、「教えて!泪先生」と同じ内容のコーナーとなっていました。)に出てくるものである。白衣姿にメガネということで、いつもの制服姿の銭形と違って、より学者っぽく、より知的な女性に見えることになりました。(外見というのも結構ポイントとなるものです。)つまり、ここに出てくるメガネは、(広く言えば)コスプレの道具の一つであり、変装用の小道具の一つである。
尚、コスプレも広く言うと「変装」の一部であり、このような使われ方は先に述べた「愛・2話」と同じ使われ方ということになるが、これをあえて別扱いにしたのは、「教えて!泪先生」という形の一コーナーが初出の「泪」だけでなく、後のシリーズ作品に受け継がれているためである。また、泪ちゃんは映画「M1」でその姿で再度してくれたこともあり、インテリ銭形として7代目以降にも受け継がれるものと思われます。
尚、普段の銭形は、(愛、泪、舞、零、雷、海の6人とも)メガネを使用していないことから、コンタクトレンズの可能性も否定できないが、視力は良いと思われる(特に視力までは設定されていないので、あくまでも推論です。)ので、ここで使われたメガネはいずれもが度が入っていないダテ眼鏡だと思われる。
「ケータイ刑事」:「雷・2nd.7話」、「海・1st.2話」、「海・1st.3話」。これらの物語に登場するメガネは「サングラス」であり、しかもいずれもが高村さんの持ち物である。よって、銭形はそのサングラスを目にしただけであって、自分で使っていない。(但し、「雷」は夢の中の物語ということなので、現実の高村さんではありませんが...)
「雷」のサングラスは、レンズ部分のフレームの形が星形となっていて、「海」(2つの物語とも同じ。)のサングラスは、やはりレンズ部分のフレームが唇の形をしているものであった。ということで、これらのサングラスは実用的なものであることには違いないものの、それよりもファッション・アクセサリーとしてのサングラスだったということになる。しかも、銭形の所有物ではなく、警察の物でもなく、相棒(高村さん)の私物である。ある意味では、ファッション的な使われ方というのは、正しい使い方の一つと解釈することも出来なくはないが、遊び心がある使われ方ということでよろしいかと。
「007」:「女王陛下の007」。シリーズ第6作、1969年の作品で、2代目ボンドの唯一の作品である。(I.フレミングの原作小説では第10作となる。)ここに登場するメガネは、ボンドがヒラリー卿になりすまし、依頼者であるブロフェルドの所に行く時に、変装用として使った普通のメガネである。(Qの改造によって秘密兵器となるようなものではない。)また、ボンドの視力は、両眼とも2.0と言うことになっているので、メガネを使う必要性はないので、完全に変装用の小道具としての利用にすぎない。
「007」:「ワールド・イズ・ノット・イナフ」。シリーズ第19作、1999年の作品であり、20世紀最後のボンド作品である。ボンドは5代目であり、5代目の第3作でもある。ここに登場するメガネは、Qによって開発された秘密兵器となるものである。
見た目は何処にでもありそうな普通の色メガネであるが、X線レンズになっていて、これをかけて人を見ると、洋服の下に隠してある銃を見ることが出来る、という「X線メガネ」である。(当然、違うものまで見えて、女性の下着の柄まで見ていたボンドくんでした...)ということで、「007」に登場する秘密兵器らしいメガネである。
尚、ボンドの視力は2.0ということで、普段はメガネを必要としないが、やはり職業柄、変装するための最も手っ取り早いアイテムとして、度の入っていない変装用メガネを常時持ち歩いている。
また、ボンドの周辺では、意外とメガネを常時使用している人物というのはいない。逆に、敵の方では、ボスが、または幹部クラスが、そして雇われの殺し屋ではサングラスを含めてメガネを使っているキャラが多い。が、ボンドの秘密兵器のような特殊なメガネというのは殆ど無く、あくまでも一般的な使用法である「視力矯正」または「目の保護」という目的で使われているだけである。→「正しい使い方」ということになります。ただ、一部の用心棒は相手を威圧するために使っていますけど...(世界的大手のメガネ・メーカーが「007」の製作に関わり、スポンサーの一つとして加われば状況は変わり、秘密兵器メガネのオンパレードになるでしょうが、今のところはそう言うことはない...)
「メガネ」という人によっては必需品である物である。しかし、「ケータイ刑事」でも「007」でも、主人公である銭形姉妹/ボンドは視力も良く、必需品とは言えない。ということなので、「視力矯正」という本来の使用目的の為に使われないのは、当然と言えば当然である。(乱暴な言い方をすれば、登場する必要のない小物になってしまう可能性があるものとなる。)そんな「メガネ」が「変装」の為に使うのがメインのようになって両作に登場するという共通点があるのが面白い所である。(一応、ファッションということで使ってもおかしくないのに、「変装」が先に来ている。)こういう所が、「傑作」に見られる意識しないで起こる共通点ということになる。
尚、正統的な使い方である「視力矯正」ということでは、「ケータイ刑事」では柴田太郎さんや岡野さんが、「007」では端役の中に使用している人がいるし、サングラスについては、両作とも悪側のキャラが正統的な「目の保護」のために(これは「ケータイ刑事」で泪ちゃんがやってくれている)、そして相手を威圧する目的などで使っているので、本来の使い方を放棄していないのも両作の共通点ということになる。
とは言っても、メガネを「視力矯正用」ととしてのみに、サングラスを「目の保護」のために使うという正当な使い方しかしていなかったら、人前で服を着ているとか、靴を履いている、という当たり前の物となってしまうので、面白みも無くなってしまいますからね...
次回も「ある物」シリーズということで述べていきます。何が登場するのかはお楽しみに。
PS.本日9/5は、高村さんを演じた草刈正雄さんのBirthdayです。1952年生まれなので、御年56になられました。(おめでとうございます。)まだまだ銭形と関わって下さいね。期待しています。
ワールド・イズ・ノット・イナフ (デジタルリマスター・バージョン)
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- メディア: DVD
↓参考にはならないかもしれませんが...
眼鏡 Begin vol.4 ―ファッション誌が教えてくれない似合う眼鏡の上級テクニック (別冊Begin) (別冊ビギン)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 世界文化社
- 発売日: 2008/05/24
- メディア: ムック
smartメガネSTYLE―メガネセレブ20傑!/顔タイプ別、似合うメガネの方程式。 (e‐MOOK)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2006/09
- メディア: 大型本