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ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネスSTAGE2 [特撮]

先週の続きであるOV作品の後編がBS11で放送されました。画面のアスペクト比が4:3であるとか、OV作品のくせにTV放送枠フォーマットに拘っているとか、現在のOV作品としたらがっかりという要素ばかりが目立ったのは前回と同じでした。

爆死したと思われたリュウは、ウルトラマンキングに救われていて無事だった、というのは予想できたことだったが、ウルトラマンキングを出したというのは、ちょっとしたファン・サービスでしたね。が、リュウを助けて目的を語ったたげでは、物足りない。せっかく登場したのに、完全に肩透かしを喰らった形でした。

リュウがアーマードダークネスに身体を奪われたヒカリに身体を貸す形で、ヒカリが復活。あとはメビウスとのタッグで倒すというのはパターンであるが、何か物足りなかったんですよね。というのは、バトルの内容もありふれた形であって、目新しい所も無く、復帰したGUYSのメンバーたちは、実質的には顔見せだけの登場であり、これでは何もしていないのと大差がなかったためである。

それなりに説明があったものの、やはりいくつか疑問が色々と残った物語でした。この内容だと、TVシリーズのレギュラーを放送中に2話を使った物語とするのなら、これでも良いでしょう。が、本作はTV枠を意識しているとは言っても、OVとして発売している作品である。そう思うと、ちょっと酷い内容でした。(DVD、買わないで良かった。)

しかも、DVDの方は、本編時間よりも特典映像の方が長いということになっているし、本編は2本を足しても50分。これを2巻に分けてDVDで発売って、どう考えても暴利をむさぼっているだけですね。どう考えてもDVDは1巻にまとめるべき内容である。(2巻の値段に値しない内容だったということです。1巻分の値段なら、何とか許せるという所。)

結局、映画の宣伝用に作り、少しでも製作費の一部を回収しようとした意図が見え見えで、そういう作品の範疇を脱することが出来ない駄作でした。

 

ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス STAGE2<最終巻>

ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス STAGE2<最終巻>

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • メディア: DVD

ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス STAGE1 滅びの遺産

ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス STAGE1 滅びの遺産

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • メディア: DVD

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「THE UNSEEN」 [映画(洋画)]

表題の作品は1980年の「恐怖のいけにえ」である。(ビデオ化された時に「呪われた近親相姦の館」というタイトルに改題されている。)「007/私を愛したスパイ」のボンドガールであるバーバラ・バック主演のモンスター映画である。尚、モンスター映画と言っても、本作に登場するモンスターは人間的自覚も知能もなく、近親相姦によって生まれ、地下牢で怪物のように育てられたとモンスターであり、異形の怪物という訳ではない。色んな異形のモンスターは多数存在するが、本作のような悲劇的な生い立ちを背負ったモンスターというのもまた味がある所である。(→いかにもB級作品らしいところでもある。)

作品データを記しておくと、時間は91分、原案はマイケル・L・グレース、キム・ヘンケル、ナンシー・リフキン、ピーター・フォレグの4人、監督はピーター・フォレグ、脚本はマイケル・L・グレース、撮影はロベルト・ケサダ、音楽はマイケル・J・ルイスである。そして出演は、バーバラ・バック、シドニー・ラシック、スティーヴン・ファースト、レリア・ゴルドーニ、カレン・ラム、ロイス・ヤング、ダグラス・バー、たちである。

テレビの取材で、ソルバンクという町にやってきたジェニファー、妹のカレン、アシスタントの女性の3人。が、ホテルは何処も満室であって、途方に暮れてしまう。やがて、ユニオン・ホテルという古い建物を見つけた3人は、その中から出てきた中年男・ケラーに、このホテルは廃業しているが、自分の家に泊まりに来ないか、と提案される。で、その申し出を受けてケラーの家に行き、泊めてもらうことになる。ジェニファーとカレンはちょっと町に出掛けるが、その間にアシスタントの女性が通風孔の中に引きずりこまれ、無惨な姿で殺されるということが起こった。町から帰ってきたカレンはそれを見て驚愕するが、その場にいたケラーの妹・バージニアは口封じのためにカレンを殺してしまう。そしてそのことをケラーに告げた。やがてジェニファーが帰ってくる。ケラーに呼ばれたジェニファーは地下室に監禁され、2人の死体を目にする。更にジェニファーは地下室に潜むモンスターを目にした。ケラーはジェニファーを殺そうとするが、バージニアがそれを止めた。モンスターはケラーに襲いかかるが、何とかモンスターを倒すケラー。そして再びジェニファーを襲ってきた...

モンスターの正体は、近親相姦によってケラーとバージニアの間に生まれた子供であり、地下室で監禁されて育てられたという生い立ちで、人間として育てられなかった、というものである。この設定は、物語の方を練っていったら、より面白くなることが出来るのに、本作はB級作品の限界もあるのか、悲劇的な設定を活かしきれておらず、展開の方も実に甘い。(逆に、B級作品らしいということにもなりますけど...)この点が残念な所であるが、B級作品ということでは、こういう所でしょうね。

それにしても、「007/私を愛したスパイ」のボンドガールのB・バックは、「007」出演後、本当に作品に恵まれなかったですね。「ナバロンの嵐」に出演しているが、それ以外はB級作品ばかりに出演していました。が、本作出演の後(翌1981年です)、「おかしなおかしな石器人」で共演した元ビートルズのリンゴ・スターと結婚し、こちらの方で有名になりました。

 

↓日本盤はリリースされていません。(以前、LDではリリースされていたんですけど...)

The Unseen

  • 出版社/メーカー: Prism
  • メディア: DVD

The Unseen

  • 出版社/メーカー: Digital
  • メディア: VHS
↓「バーバラ・バック」というとこういう作品に出演しています。
ナバロンの嵐

ナバロンの嵐

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD
おかしなおかしな石器人

おかしなおかしな石器人

  • 出版社/メーカー: エスピーオー
  • メディア: DVD
私を愛したスパイ (デジタルリマスター・バージョン)

私を愛したスパイ (デジタルリマスター・バージョン)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD
タランチュラ

タランチュラ

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD

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DIONNE WARWICK『FRIENDS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年に発表された彼女の33枚目のアルバムである。1963年のレコード・デビューからキャリアを重ねてきた彼女であるが、何故か全米TOP 5にランクインするアルバムは出ていないのが不思議である。本アルバムは、彼女のアルバムでは3番目となる最高位12位というチャート成績を残したアルバムである。(1986年のBillboardアルバム・チャートでは89位にランクインしている。)また、本アルバムからは全米No.1シングルも生まれていて、存在感を示すアルバムになった。(彼女は2曲の全米No.1シングルを生んでいるが、何故か2曲とも彼女のソロ名義ではない。)

収録曲は以下の全10曲である。『That's What Friends Are For』『Whisper In The Dark』『Remember Your Heart』『Love At Second Sight』『Moments Aren't Moments』『Stronger Than Before』『Stay Devoted』『No One There (To Sing Me A Love Song)』『How Long?』『Extravagent Gestures』。

この中からシングル・カットされたのは、AIDS救済基金のために作られた『That's What Friends Are For』が全米No.1ヒットとなり、4週連続1位となった。更に、1986年のBillboard年間シングル・チャートでも1位に輝いている。(が、この曲の名義は、DIONNE & FRIENDSであり、彼女とELTON JOHN、GLADYS KNIGHT、STEVIE WONDERの共作である。)また、『Whisper In The Dark』はBillboardのシングル・チャートで最高位72位を記録している。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、筆頭はやはり『That's What Friends Are For』である。それ以外では『Whisper In The Dark』『Moments Aren't Moments』『Stronger Than Before』『Extravagent Gestures』という所をピックアップしておく。

落ち着いた内容であって、たっぷりと聴かせる大人のためのバラード集という感じに仕上がっているアルバムである。歌のうまさの方は定評がある彼女であるだけに、まさに余裕のボーカルで、貫禄十分に聴かせている。

'80'sの彼女のアルバムは、どれも同じように、安心して聴き込むことが出来るボーカル・アルバムであるため、こなれたものという感じで、新鮮みという点は乏しい。が、逆に、落ち着いた大人の余裕が見られるアーティストというのは殆ど見られないため、この点では貴重な存在でもある。特に本アルバムは、年間No.1シングルを生み出したアルバムでもあり、色んな意味で'80'sに残るものであるだけに、じっくりと聴いておきたい所である。

 

Friends

Friends

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Arista
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形泪6話[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

今週の「名曲探偵アマデウス」は再放送(「ピアニスト刑事」の再放送でした。→初代スケバン刑事(斉藤由貴さん)と3代目ケータイ刑事(黒川芽以さん)の顔合わせという、ファンにとっては嬉しい顔合わせとなった物語です。)ということで、「銭形泪[裏ネタ編]」にピンチヒッターを務めて貰います。(3週続けてとなるので、少し考えようと思います。)


5回目となる「銭形泪[裏ネタ編]」の1st.6話「牛、熊、鮭、強いのは誰だ? ~動物奇想天外殺人事件」だが、今回は事件のトリックに関する事柄を取り上げます、(一応、この物語については終了となります。)取り上げるのは「盗聴器」、「声紋」、「犬の鳴き声」についてです。尚、約2年半前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

盗聴器」:「盗聴」は、それを行っている人に気づかれることなく、盗み聞きをすることである。これらには、人と人の会話だけでなく、電話などの通信も含まれる。

で、「盗聴器」はその盗聴を行うための装置である。単に盗み聞きをするだけでなく、会話内容を記録する機能を単独で持っているものと、別途、録音機に接続して記録するものとがある。

現在は、盗聴した内容を電波で飛ばし、それを受信することによって盗聴を行うシステムが一般的に出回っている。
尚、盗聴器を仕掛けて、それを傍受する行為は、様々な法によって禁じられている行為となるが、単に無線を傍受する行為であれば、違法ではない。(無線は、関係ない第三者に聴かれることを前提としたシステムである。)盗聴器を仕掛けるために、無断で侵入したら住居侵入罪となり、盗聴器の電源を勝手にその場の電気を使うようにすると窃盗罪、受信した内容を他人に言いふらしたり、無線を他の周波数に変えて電波を飛ばしたり、制限を超えた出力にして電波を送出したら電波法違反となる。

声紋」:声は音であるため、周波数成分を持っている。その音の持っている周波数スペクトラムを解析しても縞模様に図示したものが声紋である。横軸に時間、縦軸に周波数として、二次元座標上の点の明るさや色がその成分の強さを表す。これが紋様のようになるため、「声紋」と言われる。

当然、人の声だけでなく、あらゆる音の周波数解析を行うことが可能である。その応用例としたら、野生の鳥の鳴き声を解析して、その鳥の種類を判定することに使われている。

周波数成分の解析には、音声信号を多数のバンドパス・フィルターによって特定の周波数成分を抽出して、それぞれの信号レベルを調べるアナログ的な方法と、短時間フーリエ変換によって計算する方法とがある。

以前は、前者の方法が主流であったが、近年は音声信号をデジタル変換してデータ値として扱うことが一般的になっているため、後者の方法が一般的である。(短時間フーリエ変換については、情報理論や音響工学の専門書を見たら、詳しく説明されているので、そちらをご覧戴くこととして、ここでは説明は省く。)

犬の鳴き声」:日本では一般的に「ワンワン」、英語では「Bow-wow」「Bark」、ドイツ語では「Wau-wau」、フランス語では「Ouaf」、スペイン語では「Guau-guau」、フィンランド語では「Hau-hau」、ロシア語では「Gaf-gaf」、中国語では「Wang-wang」、韓国語では「Mon-mon」というように、文字で表現される。(いずれもが擬声語である。)また、これ以外の言語でも、更に違ったように表記される。これはそれぞれのお国によって、耳に届いた犬の鳴き声を言葉で表す際の感覚の違いと言ったところであって、言語学的にみてもとても面白い所である。

劇中でちゃんが語ったように、犬には感情がある。感情が入っていると、同じように吠えているようであっても、周波数成文を分析すると、随分と違ったものになる。これは、人間でも、同じ言葉を違ったシチュエーションで口にすると、(言語学上の「文字」にすると同じであっても)違った音に聞こえるのと同じである。そのため、声紋を分析すると、違いや共通点が見られることになる。

尚、犬も個体によって、口、喉の形状、骨格が違うため、(日本語で)同じように「ワンワン」という鳴き声であっても、周波数成分は異なる(=声紋をみても違いがある)が、同じ個体であっても、感情の違いによって異なる声紋となる。(→この辺りは、動物学、音響工学、スペクトル分析では当たり前のことであり、取り立てて記すことでもないですが...→ちゃんは当たり前のことを言っているだけなんですよね。)

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓参考まで(悪用しないように...)

盗聴のすべて 炎の防御編 (三才ムック VOL. 204) (三才ムック VOL. 204)

盗聴のすべて 炎の防御編 (三才ムック VOL. 204) (三才ムック VOL. 204)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 三才ブックス
  • 発売日: 2008/07/28
  • メディア: ムック

新盗聴のすべて―個人情報防衛マニュアル (三才ムック (vol.121))

新盗聴のすべて―個人情報防衛マニュアル (三才ムック (vol.121))

  • 作者: ラジオライフ
  • 出版社/メーカー: 三才ブックス
  • 発売日: 2006/05
  • メディア: 単行本

盗聴・盗撮驚異の裏アキバ・テクノロジー (洋泉社MOOK)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2006/07
  • メディア: 単行本
DNA鑑定―科学の名による冤罪

DNA鑑定―科学の名による冤罪

  • 作者: 天笠 啓祐
  • 出版社/メーカー: 緑風出版
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 単行本
↓一応、拾っておきます。
音響・音声工学 (電子・情報工学入門シリーズ)

音響・音声工学 (電子・情報工学入門シリーズ)

  • 作者: 古井 貞煕
  • 出版社/メーカー: 近代科学社
  • 発売日: 1992/10
  • メディア: 単行本
新音響・音声工学

新音響・音声工学

  • 作者: 古井 貞煕
  • 出版社/メーカー: 近代科学社
  • 発売日: 2006/09
  • メディア: 単行本
情報理論 (電気・電子系教科書シリーズ)

情報理論 (電気・電子系教科書シリーズ)

  • 作者: 三木 成彦
  • 出版社/メーカー: コロナ社
  • 発売日: 1999/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
情報理論の基礎

情報理論の基礎

  • 作者: 横尾 英俊
  • 出版社/メーカー: 共立出版
  • 発売日: 2004/09
  • メディア: 単行本
情報理論

情報理論

  • 作者: 佐藤 洋
  • 出版社/メーカー: 裳華房
  • 発売日: 1983/01
  • メディア: 単行本
やり直しのための信号数学―DFT、FFT、DCTの基礎と信号処理応用 (ディジタル信号処理シリーズ)

やり直しのための信号数学―DFT、FFT、DCTの基礎と信号処理応用 (ディジタル信号処理シリーズ)

  • 作者: 三谷 政昭
  • 出版社/メーカー: CQ出版
  • 発売日: 2004/10
  • メディア: 単行本

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