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「キ・ニ・ナ・ル!」(10/31・Final) [BS-TBS(BS-i)関連]

今回の放送で「キ・ニ・ナ・ル!」は最終回ということになりました。去年の10月にスタートして1年1ヶ月で終わってしまうのはちょっと残念です。が、来週からは、番組タイトルが「いんふぉる!」に変わるだけで、同じような内容の番組が始まります。→マイナー・チェンジをする、ということですね。

それにしても、13ヶ月で56回というのは1回だけお休みがあっただけで、最近の地上波では考えられない放送回数ということになる。地上波だと1年で52週あっても、50回に届くというのは殆どありません。(それだけつまらない特番が多いということでもある。)中には1年で40回前後という番組もあるようで、一月に1回のペースで休むというのは、製作サイドが「サボっている」と言われても仕方のない所である。

最終回の「キ・ニ・ナ・ル!」は、「女子大生会計士の事件簿」の主演の小出早織ちゃんがゲストという内容でした。思い出すと、第1回の放送は6代目・銭形海大政絢ちゃんがゲストということだったので、銭形・分家の次女でスタート、長女で幕ということにもなりました。

また、今回は松嶋初音がお休みで、蜂屋有紀が出てきたが、前々回の時と同様に、棒読みと言う口調が...

その蜂屋有紀と早織ちゃんが、過去にオーディションで一緒だったという話はちょっと面白いところでしたね。(そのため、無理矢理松嶋初音をお休みにしたのでせうか?)

「女子大生会計士の事件簿」はスタート前に「ナビ」が放送されなかったが、製作発表の場がチラッと流れたのは嬉しい所でした。また、番組紹介で流れた映像は、次の放送となる第5話からのものでした。(萌実がクイーン・宝積さんにビンタを食らわせていたが、やってくれます。)

生で口上「監査感激雨あられ。…」をやってくれましたが、(後半は「会計界のプリンセス」でした。)銭形雷を経験しているだけに、口上も慣れがあって、やっぱり貫禄たっぷりに決めてくれました。

今週の「キ・ニ・ナ・ルもの」は韓国ドラマ「恋愛時代」が取り上げられたが、プレゼント告知は無しでした。(「女子大生会計士の事件簿」の原作本に早織ちゃんのサインを入れて、というのを期待したが、ありませんでした。→先週、奮発しすぎたからですかね...)

一方、「BS-iのキ・ニ・ナ・ル番組」もいくつか取り上げられたが、「東京少女・岡本あずさ」は出てきたが、「アイシネ」の11/5放送となる「怪談新耳袋 幽霊マンション」は出てきませんでした。

尚、今回が最終回ということは、番組内では全く語られず、最後に「最終回」という文字が出たのと、「次週 重大発表!! ご期待ください」と最後に画面に出たが、「いんふぉる!」に番組がマイナーチェンジするということですよね。

 

↓早織ちゃんのサイン入りでプレゼントを期待したんですけど...

女子大生会計士の事件簿〈DX.1〉ベンチャーの王子様 (角川文庫)

女子大生会計士の事件簿〈DX.1〉ベンチャーの王子様 (角川文庫)

  • 作者: 山田 真哉
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2004/10/25
  • メディア: 文庫

女子大生会計士の事件簿〈DX.2〉騒がしい探偵や怪盗たち (角川文庫)

女子大生会計士の事件簿〈DX.2〉騒がしい探偵や怪盗たち (角川文庫)

  • 作者: 山田 真哉
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2004/11/25
  • メディア: 文庫
女子大生会計士の事件簿 Dx.3 神様のゲームセンター (角川文庫)

女子大生会計士の事件簿 Dx.3 神様のゲームセンター (角川文庫)

  • 作者: 山田 真哉
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2005/09/22
  • メディア: 文庫
女子大生会計士の事件簿〈DX.4〉企業買収ラプソディー (角川文庫)

女子大生会計士の事件簿〈DX.4〉企業買収ラプソディー (角川文庫)

  • 作者: 山田 真哉
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 文庫
女子大生会計士の事件簿  DX.5 とびっきり推理なバースデー (角川文庫 や 37-5)

女子大生会計士の事件簿 DX.5 とびっきり推理なバースデー (角川文庫 や 37-5)

  • 作者: 山田 真哉
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2008/09/25
  • メディア: 文庫

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EASY RIDER[DELUXE EDITION](SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1969年の映画「イージー・ライダー」である。アメリカン・ニューシネマの代表的な作品として、映画史に素野名を残した名作中の名作であるのは誰もが知っている通りである。また、1969年という時代と見事にマッチした内容であるが、それから歳月が流れても、全く色褪せることのない普遍的なテーマを取り上げたことも本作が優れているところでもある。また、音楽の方も有名であるのはいうまでもない。

作品データを記しておくと、時間は95分、製作はピーター・フォンダ、監督はデニス・ホッパー、脚本はピーター・フォンダ、デニス・ホッパー、テリー・サザーンの3人、撮影はラズロ・コヴァックス、音楽はザ・バーズである。そして出演は、ピーター・フォンダ、デニス・ホッパー、アントニオ・メンドーサ、ジャック・ニコルソン、カレン・ブラック、ルーク・アスキュー、ロバート・ウォーカー・Jr.、ルアナ・アンダース、トニー・ベイジル、ホイト・アクストン、たちである。

マリファナの密輸で稼いだ大金でキャプテン・アメリカとビリーは大型オートバイを買って旅に出た。2人は自由の国アメリカの幻影を求めて、フロンティア精神に満ちた南部を目指してバイクを走らせる...

ヒッピー、マリファナ、人種問題、ベトナム戦争、反体制運動という、当時のアメリカの若者の間で重要なキーワードであったこれらを徹底的に描き、しかも鋭い感覚で語っていることが世界に衝撃を与えたのはご存知の通りである。

そして、STEPPENWOLFの『Born To Be Wild』は全米シングル・チャートで最高位2位まで上昇し、1968年のBillboard年間シングル・チャートでは31位にランクインする大ヒット曲となったのは、余りにも有名であり、'60's終盤のこの時代を代表する一曲である。

サントラ盤の収録曲は、オリジナル盤では全10曲である。(DELUXE EDITIONのDISC 1そのままである。)が、今回取り上げるのは2枚組の「DELUXE EDITION」であり、DISC 2の方は更に凄い顔ぶれが集まっている。尚、「DELUXE EDITION」のリリースは2004年のことである。

DISC 1の収録曲は以下の全10曲である。『The Pusher』(STEPPENWOLF)、『Born To Be Wild』(STEPPENWOLF)、『The Weight』(THE BAND)、『I Wasn't Born To Follow』(THE BYRDS)、『If You Want To Be A Bird』(HOLY MODAL ROUNDERS)、『Don't Bogart Me』(FRATERNITY OF MAN)、『If Six Was Nine』(JIMI HENDRIX EXPERIENCE)、『Kyrie Eleison Mardi Gras』(ELECTRIC PRUNED)、『It's Alright Ma (I'm Only Bleeding)』(ROGER McGUINN)、『Ballad Of Easy Rider』(ROGER McGUINN)。

続いてDISC 2の収録曲は以下の全19曲である。『Pushin' Too Hard』(THE SEEDS)、『I Had Too Much To Dream Last Night』(ELECTRIC PRUNED)、『We Ain't Got Nothin' Yet』(BLUE MAGOOS)、『San Franciscan Nights』(ERIC BURDON & THE ANIMALS)、『White Rabbit』(JEFFERSON AIRPLANE)。『I Can See For Miles』(THE WHO)、『Whiter Shade Of Pale』(PROCOL HARUM)、『Groovin'』(YOUNG RASCALS)、『High Flyin' Bird』(RICHIE HAVENS)、『The Weight』(THE BAND)、『You Ain't Goin' Nowhere』(THE BYRDS)、『The Time Has Come Today』(THE CHAMBERS BROTHERS)、『With A Little Help From My Friends』(JOE COCKER)、『Summertime Blues』(BLUE CHEER)、『Nights In White Satin (Huh?)』(MOODY BLUES)、『Mendicino』(SIR DOUGLAS QUINTET)、『Get Together』(YOUNGBLOODS)、『My Uncle』(FLYING BURRITO BROTHERS)、『Something In The Air』(THUNDERXLAP NEWMAN)。

この時代を代表するアーティストたちのサウンドが集まっているということで、特にDISC 2の方は、サントラ盤範疇を超えて、'60's終盤の代表的なヒット曲を集めたオムニバス盤といっても十分通用するだけの充実した内容である。'80'sになって、サントラ盤に豪華アーティストたちが結集することに再び注目が集まり、数々の大ヒットサントラ盤が生まれることになるが、それらに先駆けて、これだけの充実した内容になるのは凄いことである。

本サントラ盤は、通常盤でも充実しているが、たっぷりと堪能するには「DELUXE EDITION」を選ぶべきである。これと映画の方とセットにして、たっぷりと楽しみましょう!!!

 

 

Easy Rider

Easy Rider

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Hip-O
  • 発売日: 2004/03/23
  • メディア: CD
 ↑「DELUXE EDITION」 | 通常盤 ↓
Easy Rider: Music From The Soundtrack (1969 Film)

Easy Rider: Music From The Soundtrack (1969 Film)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: MCA International
  • 発売日: 2000/06/13
  • メディア: CD
↓映画DVDはこちら
イージー★ライダー

イージー★ライダー

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD
イージー★ライダー コレクターズ・エディション

イージー★ライダー コレクターズ・エディション

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテイメント
  • メディア: DVD

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ラストメール#3 [ドラマ]

バーチャル・メール、今回は全部で6通の配信がありました。(終了後の「待ち受け画像DL」メールを含めると7通です。)また、最後の6通目には主題歌の着うたDLのURLも記されていたのだが、こちらはテレ朝の有料サイトに登録しないとDL出来ないということで、これは余計な案内でした。

一応、4通目のマスターからのメールがやや遅れたものの、それ以外はそんなに遅れたということはなく、届きました。また、今回の待ち受け画像は、メールを見て困惑した顔をしている希美ということで、なかなかカワイイじゃないですか~。

物語の方は、第3話「素顔のままで」というものであり、このタイトルだとBILLY JOELのあの名曲(原題は『Just The Way You Are』)を思い出しますが、物語の方は、この名曲の世界とは全く違うコミカル・タッチながらも、ちょっといい物語でした。→今回は「恋日・ニュータイプ」風のテイストがありました。(前回が余りにもぶっ飛んでいたということですかね...?)

最初は、「体の一部が足りない」ということで、ホラー仕立ての妄想に入る希美。で、受け取ったメールに躊躇するが、依頼者の家に行くと、階段から転げ落ちて死んだ青木明徳の通夜だった。(→自宅の階段は注意しましょう!)で、体の一部というのはカツラだった。明徳は家族には内緒で、外ではカツラを被っていたのだった。で、夜7時になると会社の同僚たちがやってくるので、それまでにカツラを被せて欲しいというのが依頼内容だった。が、親族は禿げていることに誇りを持っていて、カツラを被っていたことは知られたくなかったが、同僚で思いを寄せている由香にだけは禿げていることを知られたくない、という、難しい依頼だった。で、希美は「ミッション:インポッシブル!」と困惑する。(→その困惑した希美が今週の待ち受け画像でした。)

希美は何とかして明徳の部屋からカツラを持ってきて被せてやったが、それは以前使っていたカツラであり、現在使っていた物ではなかった。更に、バタバタしている内に、親族にカツラのことがばれてしまう。明徳の父は頑なにカツラを否定するが、明徳の母は、明徳がカツラを使っていたことを知っていて、父を説得、カツラの使用を許した。

親族たちは全員カツラを被って、明徳の同僚たちの弔問を迎えることにした。で、同僚たちがやってくる。明徳の思い通りに事が運んだと思ったが、その時、葬儀屋が遺影の確認と行って、遺影の写真を持ってきた。が、遺影の写真はカツラを被っておらず、禿げていたことが、同僚たちにばれてしまう。が、遺影を見た由香は「かわいい」と、遺影の明徳を気に入った。ということで、明徳は隠していたことがばれてしまったが、後ろめたい気持ちが解消されて晴れやかな気分で成仏していった。

ドタバタ部分は前回と同様で、希美が明徳のカツラをお腹に隠して持ってくるが、それを見た父が勘違いして、という所は楽しい所でした。→初回もそうだったが、希美が依頼者と関係していたように誤解されるというのはパターンのようです。

ナンセンスなドタバタ・コメディであったが、何処かで爽やかな気持ちにさせてくれた物語でした。前回がぶっ飛び過ぎていたが、路線は「恋日・ニュータイプ」のような感じですね。サブタイトルも、なるほど「素顔のままで」でした。

次回は「ダメ刑事の無念」という物語です。依頼者は殉職した刑事で、連続殺人犯が絡むということで、スリラーの要素があるようですね。ただ、次回予告で催眠術を掛けようとしていた男がいたが、「恋日・ニュータイプ・第12話」の雰囲気を感じましたし、「銭形泪・2nd.22話」や心理学の大学教授ということで「銭形舞・9話」を思い出すのだが、やっぱりドタバタ・コメディの方向に進んでいくのでしょうね...(飛鳥凛に青葉台学園の制服を着せて、銭形を、とも思うのだが、6代目のちゃんと同じ学年(しかも、同じ事務所です。)だから来春には高校卒業となるので、これはもう無理ですね。)

 

↓BILLYJOELの名曲はこのアルバムに収録されています。

The Stranger

The Stranger

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony Mid-Price
  • 発売日: 1998/10/22
  • メディア: CD

↓一応、こういうものを

快適!カツラ生活Q&A

快適!カツラ生活Q&A

  • 作者: 阿部 更織
  • 出版社/メーカー: 出版文化社
  • 発売日: 2002/07
  • メディア: 単行本

カツラ博士・上野和彦の髪で心に太陽を!

カツラ博士・上野和彦の髪で心に太陽を!

  • 作者: 上野 和彦
  • 出版社/メーカー: 現代書林
  • 発売日: 2003/04
  • メディア: 単行本

毛髪革新―発毛・育毛の真実 健康な心と体が豊かな髪をよみがえらせる

毛髪革新―発毛・育毛の真実 健康な心と体が豊かな髪をよみがえらせる

  • 作者: 世界毛髪科学芸術研究所
  • 出版社/メーカー: 現代書林
  • 発売日: 2005/09/02
  • メディア: 単行本


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「iしたい。」+BS-i深夜「アニメ枠」(10/30)CM [BS-TBS(BS-i)関連]

今週の「iしたい。」は、月末ということもあって、目新しいものは無く、いつもの通りという内容でした。月が変わると、PV版で使われる曲が変わることになるが、来月は果たして何が使われるでしょうかねぇ?

また、次回のアイシネ(11/5(水)の深夜25:00~26:54)はお姉ちゃまこと黒川芽以さん[黒ハート]主演の「怪談新耳袋 幽霊マンション」の放送です。(その翌週は「怪談新耳袋 ノブヒロさん」です。)ということなので、1分版(正確には55秒ですけど...)「iしたい。」で取り上げられるはずです。また、その翌週となる11/11(火)のジャパシネ(21:00~22:54)では「0093女王陛下の草刈正雄」が放送されるということなので、来週の後半になると、こちらも「iしたい。」で取り上げられるはずです。(黒川さん出演映画が2週続けて放送されるということで、ひょっとしたら「銭形泪」のDVD-BOXの宣伝の方も、一時的にON AIRの可能性が高くなるかも???)

それではアニメ枠の方に行きます。先週から放送作品が「夜桜四重奏」と「CLANNAD~AFTER STORY」に変わりましたが、今回はその2回目です。が、筆者の目的はアニメではなくてCMというのは変わりません。

まずはアニメが始まる前の「TVショッピング」終了後の1分間では、「東京少女」の原作ノベライズ本の27秒版のCMがありました。でも、これって、8月に流れたもののままで、9月のヒロイン・瓜生美咲が蚊帳の外で、4月の山下リオから8月の岡本杏理までの5人、5冊のままでした。瓜生ちゃんを加えたものに修正して貰いたいところです。

前半のアニメ「夜桜四重奏」では、OP主題歌の後には、日曜日の再放送「銭形海」(3rd.5話、川渕浩探検隊)の27秒版予告が流れたものの、A/Bパート間とED主題歌の後、次回予告の後は収穫なしでした。

後半の「CLANNAD~AFTER STORY」では、OP主題歌の後には「女子大生会計士の事件簿」(5話)の27秒版の予告が流れ、A/Bパート間には「東京少女・岡本あずさ ~16年目の約束」の27秒版の予告が流れ、ED主題歌の後と次回予告の後は収穫なしでした。

前回は水曜日放送の「女子大生会計士の事件簿」と再放送「東京少女・山下リオ」の予告だけということになったが、今週は、土曜日の本放送「東京少女」と日曜日の再放送「銭形海」の予告も復活したが、水曜の再放送「東京少女」(次回からは「東京少女・水沢エレナ」です。)と日曜の再放送「恋する日曜日」の予告は無かったものの、一応、以前の形に近づきました。来週こそ、「恋日」はともかく、フルコースに戻って欲しい所です。やはり先週は放送アニメが変わったことによる特別だったのでしょうね。

 

↓「東京少女」の原作ノベライズ本

初恋ダッシュ。 (リンダブックス 東京少女 1)

初恋ダッシュ。 (リンダブックス 東京少女 1)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 泰文堂
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 文庫

好きといえない (リンダブックス 東京少女 2)

好きといえない (リンダブックス 東京少女 2)

  • 作者: リンダブックス編集部
  • 出版社/メーカー: 泰文堂
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 文庫
恋より大切なこと (リンダブックス 東京少女 3)

恋より大切なこと (リンダブックス 東京少女 3)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 泰文堂
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 文庫
さびしい夜、私は大声ででたらめな歌を唄う。 (リンダブックス 東京少女 4)

さびしい夜、私は大声ででたらめな歌を唄う。 (リンダブックス 東京少女 4)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 泰文堂
  • 発売日: 2008/07
  • メディア: 文庫
台所のすみで、わずかに漏れる泣き声を聞く。 (リンダブックス 東京少女 5)

台所のすみで、わずかに漏れる泣き声を聞く。 (リンダブックス 東京少女 5)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 泰文堂
  • 発売日: 2008/08
  • メディア: 文庫
叶わぬ恋。それでも私は、頑張ったのです。 (リンダブックス 東京少女 6)

叶わぬ恋。それでも私は、頑張ったのです。 (リンダブックス 東京少女 6)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 泰文堂
  • 発売日: 2008/09
  • メディア: 文庫
↓「銭形海」関係

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD
ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~

ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • メディア: DVD
↓「怪談新耳袋」関係
怪談新耳袋 百物語 DVD BOX

怪談新耳袋 百物語 DVD BOX

  • 出版社/メーカー: キングレコード、ビーエス・アイ
  • メディア: DVD
怪談新耳袋 劇場版

怪談新耳袋 劇場版

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD
怪談新耳袋劇場版 幽霊マンション

怪談新耳袋劇場版 幽霊マンション

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD
怪談新耳袋 ノブヒロさん

怪談新耳袋 ノブヒロさん

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD

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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その75) [ケータイ刑事]

今回とりあげる「ある物」は「」です。(言うまでもなく、高くそびえる建築物の「塔」です。仏教用語の「塔」ということに限定すると、両作とも、該当する物は無くなってしまいますから...)で、取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・2nd.10話」と映画第1作「ケータイ刑事THE MOVIE」(「M1」と言っているもの)の2本、「007」からは「ワールド・イズ・ノット・イナフ」です。

今回、初めて「ケータイ刑事」も映画を取り上げますが、これは「・2nd.10話」と名前の繋がりがあるためです。また、「007/美しき獲物たち」にはエッフェル塔が出てくるが、これは使われ方が少し違っているのと、これ自体が余りにも有名なので、外すことにしました。

ケータイ刑事」:「・2nd.10話」。この物語は「BS初のサイレント! ~パントマイム爆弾事件」という物語で、「ケー刑事」の得意とする「BS初」という企画ものである。タイトルが示すように、劇中に台詞は無く、サイレント映画の手法で作られた作品である。

この物語に登場する「塔」は「下北沢バベルの塔」と呼ばれるものである。(所在地は当然のことながら、下北沢である。)といっても、ただの建物の名称として出てきたものであり、外観などは劇中には出てきていない。入口はごく普通のビルのようでした。また、内部に入るのには地下から入って行くことになっていて、まるで工事中のビルの地下室という感じの一室が劇中に登場した。

ちゃんと五代さんが別れて探していると、ちゃんが発見し、一人で中に入っていった。そして中に爆弾が仕掛けられていたのを発見した。爆発までの時間が少ない中、犯人を引き連れた五代さんと柴田束志さんもやってきて、色々とあって、時間ぎりぎりで爆弾を解除して無事でした。

「塔」が出てきたものの、犯人に利用された建物としての登場であり、別に「塔」である必要はなかった形での登場でした。犯人のアジトでも無かったですし... まあ、「M1」のネタを引っ張り出すということでは一応有用でした。

ケータイ刑事」:「ケータイ刑事THE MOVIE バベルの塔の秘密 銭形姉妹への挑戦状」。2006年の劇場版作品で、シリーズ初の劇場作品である。が、TVシリーズの延長線上に仕掛けがある楽しい作品でもある。

本作に登場した「塔」は、タイトル(長いタイトルですが、「ケータイ刑事」としたらこれぐらいは当たり前です。)にもあるように「バベルの塔」である。旧約聖書の「創世記」第11章に登場するあのバベルの塔ではなく、品川の港近くの倉庫街にある塔である。但し、この塔は縦向きに作られたのではなく、横向きに作られた塔である。(この辺りは、流石は「ケータイ刑事」である。)

お姉ちゃまが監禁されているということで、ちゃん、ちゃん、ちゃんはその場所を探すが、泪ちゃんが発見し、一人で中に入っていくるすると、キング・アンドリウが挑んできて、ちゃんと対決する場所となった塔である。一応、敵のアジトということになるのだが、ラストの大どんでん返しを考えたら、「敵のアジト」というのには語弊があるが、物語のクライマックスでの対決の舞台になった場所ということでは、「007」シリーズのクライマックスに登場する敵のアジトと同じポジションとなる。J・ボンドも敵のアジトに一人で乗り込んだ作品が何作かあるが、襲撃舞台を組織して乗り込むことも多いだけに、ちゃんは一人で乗り込んだというのは、やっぱり凄いことです。(でも、お姉ちゃまのことが心配で、妹・を待っていられなかったということも出来ます。)

007」:「ワールド・イズ・ノット・イナフ」。1999年のシリーズ第19作、20世紀最後の「007」シリーズ作品で、5代目ボンドの第3作である。(やっぱり、ソフィー・マルソーが出演していることが一番、という作品です。)

この物語に登場する「塔」は「乙女の塔」と呼ばれる塔である。所在地はイスタンブールであり、アゼルバイジャン共和国のバクーにある世界遺産の「乙女の塔」とは別物である。が、イスタンブールのボスポラス海峡にある、あの古代の灯台である。また、エレクトラとレナードの本拠地である。また、地下には潜水艦の秘密ドックがあった。

Mが監禁されていたのもここであり、更に拉致されたクリスマス・ジョーンズ博士(=ボンドガール)が連れてこられて監禁されていたのもここである。ボンドは単身で乗り込んでいったが、エレクトラの前に19世紀のオスマントルコ帝国の拷問椅子に座らされることになった。何とか難を逃れたボンドは、エレクトラを一発で射殺、核爆弾を爆破させようと潜水艦を追った。

尚、敵のアジトであれば、ボンドはそこを破壊するのが任務の一つであるが、この乙女の塔は破壊することはなく、原爆を積んだ潜水艦がレナードとの最後の対決の場となった。

共通点は、いずれもが(犯人)のアジトとして使われたということ、主人公(銭形/ボンド)が単身で乗り込んでいったということ、敵のアジトは爆破されなかったということ(「M1」の爆発はCGによる映像でした。)それぞれの物語のクライマックスの対決の場所となったということがある。特に「007」では、敵のアジトであったにも関わらず、爆破されていないというのは特筆されることである。(このことによって、それ以外にも共通点があるが、更に別の1つの共通点が生まれている。)また、「M1」の「塔を横に作った」という発想は、「007」の敵ボスも真っ青になってしまう発想であるが、突拍子もないものをアジトにするということでは、同じ発想と言うことが出来る。

違いは、「ケータイ刑事」ではあくまでも架空の建築物であるが、「007」は実在する建築物という所ですかね。(潜水艦の秘密ドックは架空ですけど...)

次回も「ある物」シリーズということで続ていきます。何が登場するかはお楽しみに。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

ワールド・イズ・ノット・イナフ (アルティメット・エディション)

ワールド・イズ・ノット・イナフ (アルティメット・エディション)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

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「DOUBLE TEAM」 [映画(洋画)]

表題の作品は1997年のアメリカ映画「ダブルチーム」である。香港のスピルバーグと言われるツイ・ハークのハリウッド進出第1作でもある。またB級アクション作品での主演が多いJ・C・V・ダムであるが、やはりそんな雰囲気のある作品でもある。国際的テロリストと戦う男の活躍を描いたアクション作品であり、M・ロークがなかなかの凶悪なテロリスト鰤を発揮しているのと、D・ロッドマンの映画初出演というのが話題になった作品でもある。

作品データを記しておくと、時間は93分、監督はツイ・ハーク、脚本はドン・ジャコビーとポール・モネスの2人、撮影はピーター・パウ、音楽はゲイリー・チャンである。そして出演は、ジャン・クロード・ヴァン・ダム、デニス・ロッドマン、ミッキー・ローク、ポール・フリーマン、ナターシャ・リンディンガー、たちである。

ジャック・クインは元CIAの対テロリスト秘密工作員だったが、2年前に引退し、今では妻・キャサリンと共に南仏で暮らしていた。が、彼の長年の宿敵であるテロリスト・スタヴロスが再び動き出したと知ると、クインは現役に復帰する。それは、仲間をスタヴロスに殺されていたためだった。武器を調達し、遊園地でスタヴロスを待ち伏せるクインと部下たち。幼い息子と共に現れたスタヴロスを目にしたクインは引き金を引くことを躊躇してしまい、そのためスタヴロスは狙われていることを察知し、反撃に出る。が、息子が犠牲になり、スタヴロスは逃げてしまい、クインは重傷を負った。そしてクインはコロニーと呼ばれる任務に失敗した世界各国の工作員たちが幽閉されている施設に収容される。そこは秘密裏にテロリストの情報分析を行う所だった。やがて、スタヴロスの分析をしていたクインは、残された妻・キャサリンが狙われていると知ると、コロニーを脱出し、自宅に向かう。が、一足遅く、身籠もっているキャサリンは連れ去られてしまった。スタヴロスの残した指示に従い、キャサリンを追うクイン。そしてローマに入る。が、一般人を巻き込む銃撃戦の中、スタヴロスは姿を消した。クインはヤズの強力である修道院に行くと、キャサリンが収容された病院が分かり、救出に向かう。キャサリンは無事だったが、生まれたばかりの赤ちゃんは連れ去られていて、クインはスタヴロスの待つコロシアムに向かい、最後の決戦に挑むが...

主人公とその敵役が栄えるような展開であり、それに絡む雑魚は雑魚らしい所をしっかりと発揮している。が、アクション作品としたら、主役が輝くということも必要であり、その辺りは王道を行くものとなっている。

ただ、D・ロッドマンが話題になったものの、縁起の点では物足りなさがあり、この辺りがちょっと残念な所である。が、ツイ・ハーク監督らしく、主人公であるクインを中心に考えたら、彼らしい作品である。ちょっと元気が欲しい時に見るのなら、よろしいかと...

 

ダブルチーム

ダブルチーム

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテイメント
  • メディア: DVD

ダブルチーム【ワイド版】

ダブルチーム【ワイド版】

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテイメント
  • メディア: DVD


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女子大生会計士の事件簿#4 [ドラマ]

まずは「リザーブコール」について。今週も番号通知で、21:42にしっかりと掛かってきました。また、番号通知になって掛かってくるようになって3回目ですが、発信番号は毎回違っています。(市内局番の方は同じですけど。)まあ、1000人にかけるというのと、1通話40秒弱ということを考えたら、1つの番号からだったらとんでもない時間が必要になるので、複数、おそらく20~30回線ぐらいは用意しているのでしょうね。

今回の物語は第3話「騒がしい探偵と怪盗」という物語である。随分と「ケータイ刑事」を意識した物語になっていて、差別化を図ろうと努力しているのが伝わってきます。が、今回の萌実は、やっぱり銭形雷ちゃんをどことなく意識していた所があり、カッキーも五代さんや高村さんに近い所を見せてくれました。スタッフがスタッフなので、やっぱり「ケータイ刑事」を意識するのは当然ですね。(但し、「おしえて山田センセイ」のコーナーは、「ケータイ刑事」の『鑑識メモ』ではなくて「恋日・ニュータイプ」の『みのるの超能力教室』といった感じというのは変わっていませんけど...)

今回の口上は「会計界のクレオパトラ」ということで、女王様になっちゃいました。次回のゲストに、我らがクイーン・宝積様ということで、先手を打っておいた、と解釈できますね...

ネット上の掲示板をネタにした、今風の物語というのは面白い所でした。インサイダー取引になるのかという展開だったが、条件的にそうはならずということで、法の網をくぐり抜けての展開は面白い所です。(単純にインサイダー取引になったら、公認会計士・藤原萌実ではなく、ケータイ刑事・銭形雷が逮捕すればいいことですからね。)

怪盗モエリーヌになった萌実だが、雰囲気は怪盗マリン(「・2nd.9話」)のような所があったが、マントが無かったのはちょっと寂しいところでした。でも、コスプレのサービスということにはなって、楽しい所でした。(早織ちゃん、魅せてくれます。)「・1st.6話」では岡野さんがコスプレしていましたが、早織ちゃんもここにきてやってくれました。

ネットの掲示板に怪しげな情報が書き込まれる。カッキーの前に「美少女怪盗モエリーヌ参上!」と言って現れた萌実。カッキーのことを「セバスチャン」と呼んだり、カッキーはカッキーで「少女じゃない」と繰り返すように、なかなか楽しいコンビになってきました。

カッキーが見せた新聞に足利進学スクールの新規事業の記事が載っていたが、萌実はネットの掲示板を思い出し、「株式探偵」と名乗る人物が2週間前にそのことを書き込んでいた。ということで、萌実とカッキーは足利進学スクールへ。

社長に掲示板のことを問うた萌実だったが、社長が相談する。1200円の株価が上昇し、更に新たな新規事業情報が書き込まれているという。で、調査を始める。

まずは楠部長と接触、「私もどこのホストクラブに来たのかと思っちゃった...」と言う台詞は「・1st.19話」を意識させてくれます。が、収穫無し。続いて北畠専務に接触しようとするが、時間がないということで情報は得られず、社員たちに話を聞くが、手掛かりはなかった。

2週間後、新規事業を発表し、株価は2000円を突破した。掲示板では凄いことになっていて、株式探偵が神様扱いになっていた。更には国家プロジェクトに参加するという裏情報が書き込まれていた。また、萌実が見ていた掲示板には、社長の愛人疑惑のことが書かれていた。で、萌実は「挑戦状を叩きつけてやる」と言い、美少女怪盗モエリーヌに変身、掲示板に株式探偵を挑発する書き込みを行った。(カッキーが「ツッコミ所満載の書き込み」と言っていたが、ツッコミ所がない書き込みでは面白くありません。)ところで、「モエモエフラッシュは数万ボルトの電流よ」と言っていた萌実だが、これって、「私の稲妻でしびれなさい!」なんでしょうね。(で、これを喰らうと口から龍角散を吹いて...)

直ぐにレスがあり、止めるつもりはないということで、怪盗モエリーヌは悪玉扱い。株価は3000円を突破、調査を続ける萌実とカッキー。専務は海外出張中(行き先はNASA→銭形愛ちゃんが現在行っているということを思い出させてくれます。)で、今日、帰国すると言うことだった。

株式探偵の目的が分からない萌実。そんな中、カッキーが「株式探偵の正体、分かっちゃったかも...」と言うことで、ちゃんとコンビを組んだ岡野さん、高村さんと同様の珍推理を披露するカッキー。(これも楽しい所です。)で、「監査感激雨あられ。…」カッキーが口上を言うが「やっぱり言えません」で、途中で止めてしまう。(高村さんや五代さんは自分の口上をしっかりと言ったが、カッキーはそうはならず、やっぱり虎太郎という所を見せてくれました。)が、カッキーは北畠専務が株式探偵だとして追求するが、カッキーの推理は外れだった。で、萌実は間違いをしていたことに気づいた。

そんな中、株価が突然下がり、萌実は株式探偵の目的が読めた。で、「化けの皮を剥がしてやるわ」と意気込み、株式探偵の名前を使って掲示板に書き込みをする。が「やばい、変身するの忘れてた」と言うのはやってくれました。

社長が専務にグローバル企業と提携があるという話を確かめるが、楠部長も北畠専務も知らなかった。そこに萌実が登場。「監査、感激雨あられ、取らぬ狸の皮算用、どんなにお金を隠しても、悪の数字は見逃さない。その名も会計界のクレオパトラ・藤原萌実。ここに見参!」ということで、口上を語り、「監査!」そして社長が株式探偵だったこと、そして目的を語った。

社長は株を売ったことを認めたが、「それが罪になるのかな」と惚ける。あくまでもネット上の噂であり、事前情報ではないので、インサイダー取引にはならない。ということで、それ以上は言えなかった。去っていこうとする社長に、株を売った理由を問い糾す萌実は、裏掲示板の噂を口にすると図星だった。これに逆上した社長は萌実に襲いかかろうとする。が、カッキーが「暴力はいけないと思います」と言ってそれを止めた。→銭形を守る相棒のようになったカッキーでした。

カッキーに「私たちは警察じゃない、会計士よ。犯罪者を捕まえるのが仕事じゃないの」と萌実の台詞は「ケータイ刑事」との違いを鮮明に語った名台詞です。で、萌実は北畠専務と楠部長に耳打ちをして、帰って行った。(萌実をカッコヨク守ったカッキーだったが、テーブルに足をぶつけるというドジぶりをしっかりと出して退場していくというのも面白い所でした。)

後日、新聞に足利進学スクールの取締役会で社長の解任決議案が認められたという記事が載っていた。(社長は持ち株全てを売っていたので、議決権が無くなっていたため、どうしようもなかった。)で、北畠専務が新社長になるという。萌実は「弱気を助け、悪をくじく。美少女怪盗モエリーヌは狙った獲物は逃がさないのよ」とご満悦だったが「少女じゃないでしょう」とカッキー。が、社長を制した所だけは認めていた。(前回はカッキーが萌実に惚れるという描写がちらっとあったが、今回はその逆の描写がありました。)で「これからもよろしくたのむぜ、相棒」と萌実。

次回は「幸せなブラックリスト」という物語。佐々木浩久監督ということと、我らがクイーン・宝積有香さんと山中聡さんがゲストということで、「ケータイ刑事」ファンにとってはたまらない顔ぶれが集まることになります。(「M1」でちゃんの事件で、占いクイーン・中尾美香子とその執事・鈴木浩介を演じた2人でもありますし、宝積さんは早織ちゃんに「銭形雷」で3度も逮捕されている。)当然のことながら、色々と期待が膨らみます。

次回予告を見た所では、クイーン・宝積さんがカッキーのことを「柿本くん」と言っていたが、カッキーとは旧知の関係ということで、学生時代の同級生とでもいう所なんでしょうか?

おしえて山田センセイ」ハガキによる質問コーナーで、今回の質問は「萌実のキャリーバックには何が入っているんですか?」という質問に「さっき、萌さんから借りてきましたので...」ということで、そのキャリーバッグを手にする山田センセイ。「重たいはず」と言うが軽いということで、振ってみる。すると、変な音がして、更には鶏の鳴き声がして... →もう一捻りしたオチが欲しいところです。「鑑識メモ」だったら木枯らしの音がするのは間違いないのに、こちらは甘いですね...

ところで、明日31日の「キ・ニ・ナ・ル!」(BS-i、19:30~19:54)には、早織ちゃんがゲストに登場です。当然、本作のことでのゲストなので、どんな話しが聴かれるか、楽しみです。

更に、来週と再来週は、本作の後の「東京少女」の再放送が「東京少女・水沢エレナ」になるので、その第1&2話「君の歌(前編/後編)」が放送です。この前後編の物語にはカッキーが出演しているので、ちょっとした「竹財デー」ということになります。(また、水沢エレナも「恋空」で主演を務める前の出演作ということなので、未見の方は目が離せません。)

 

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
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ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
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↓「クレオパトラ」といえば...
クレオパトラ

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クレオパトラ プレミアム・エディション

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クレオパトラ

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  • 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
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↓「ラ・セーヌの星」
〈ANIMEX1300 Song Collection シリーズ〉(2)ラ・セーヌの星

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  • アーティスト: 紫座るぶる,中村しのぶ,中村忍,保富康午,菊池俊輔
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2005/04/27
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形泪10話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]

ネタが満載の「銭形泪・1st.10話」:「爆弾魔からの挑戦状 ~手錠は爆弾を結ぶ」の「裏ネタ編」は今回が6回目とういうことで、1話の回数の新記録となってしまったが、今回で締めることにします。で、今回はトリックに関することということで、「千円札」について、「紙幣」について、「印刷局(大蔵省/財務省印刷局)」についてです。

尚、約2年7ヶ月前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

千円札」:「千円紙幣」とも言う。現在発行されているもの(肖像画が野口英世)のものは「E号券」といい、5代目である。初代は1942年に発行され、「甲号券」と呼ばれる。肖像画はヤマトタケルである。戦前のものであり、この紙幣は現在では無効である。また、サイズは現在の千円札よりも縦横共に二回りほど大きい。

2代目以降は、全て現在でも有効な紙幣である。(古銭ということで、そちらのショップに行けば、1000円以上の価格となっているが、仕様する場合はあくまでも1000円である。)

2代目は「B号券」と呼ばれるもので、1950年に発行された。肖像画は聖徳太子であり、当時は最高額面の紙幣であった。1957年に五千円札が発行され、最高額面でなくなった。(一万円札の発行は1958年であり、五千円札から少しだけ遅れた。)サイズは現在の千円札よりも縦横共に一回りほど大きい。

3代目は「C号券」と呼ばれるもので、1963年に発行された。1958年の一万円札の登場から、一万円、五千円、千円と、肖像画は全て聖徳太子であったが、ここから肖像画が伊藤博文に変わった。サイズはB号券と同じであり、現在のものより一回り大きい。また、記番の色は、最初は黒だったが、全ての番号を発行してしまったため、途中から記番の色は青になり、2種類の紙幣が存在している。

4代目は「D号券」と呼ばれるもので、1984年に発行された。肖像画は夏目漱石に代わり、サイズの方も一回り小さくなった。(現在の野口英世のものと同じサイズである。)尚、記番の色は、「黒」から「青」、「茶」、「緑」と変わっていった。(1桁増やせば、これに悩む必要は無くなるのでしょうが、偽造対策で定期的にデザインを変えることを考えたら、そこまでする必要性は低いということですかね?)

また、製造者としては「大蔵省印刷局」、「財務省印刷局」、「国立印刷局」の3種類があるが、これは政府の組織改編のために起こったことである。1984年の登場時は「大蔵省」の一組織であり、2001年に「財務省」になったので、それにあわせて修正され、更に2003年に独立行政法人・国立印刷局となったので、修正したためである。

5代目は「E号券」と呼ばれるもので、これが現事典では最新のものである。2004年11月に発行された。(「・1st.7話」で、新札ネタをやっています。)肖像画は野口英世に代わったが、サイズはD号券と同じである。

紙幣」:紙で作った貨幣のことであり、所謂「お札」のことである。

歴史は結構古く、11世紀に当時の中国(宋)まで遡る。日本では室町時代の14世紀に発行された記録があるが、江戸時代(17世紀)になって「藩札」という形で発行されるようになった。また、欧州では17世紀になって金匠手形というものが発行されたのが最初である。

紙を使うことから、紙幣の歴史は偽造とのいたちごっこの歴史でもある。「透かし」もその一つとして登場したが、今ではこれは当たり前の技術であり、ホログラムや紫外線で発光するインクを使うのも、今や当たり前である。また、現在の日本ではまだ採用されていない技術が導入されている国の紙幣もある。

更に、紙ではなくて合成樹脂を用いたポリマー紙幣(プラスチック紙幣)も既に登場しており、現在ではこれを導入する国も増えてきた。(日本はまだですが...)

高技術を導入しても、その偽造が簡単になると更に高い技術を導入する、ということで、完全にいたちごっこであるが、将来、ICチップが埋め込まれている紙幣とか、音を発する紙幣なんかも登場したりして...???

印刷局(大蔵省/財務省印刷局)」:現在は独立法人・国立印刷局である。(2003年4月1日から)紙幣、切手、旅券、郵便貯金通帳、証券類、政府刊行物の印刷を行う組織である。また、偽造防止技術の研究も行っている。

歴史的には、合併や組織変更などが何度も行われているため、原点となるものは現在では残っていない。母体となったのは1869年に長崎製鉄所に作られた活版伝習所である。組織的に色々と変遷していき、1875年に大蔵省紙幣寮活版局となり、1877年に紙幣局、1878年印刷局となった。1949年から1952年には印刷庁になったが、1952年7月に再び印刷局に戻った。2001年の省庁再編によって、財務省印刷局になり、2003年4月から、現在の国立印刷局となった。特定独立行政法人であるため、職員の身分は国家公務員とされている。

尚、今回の物語の本放送は、2004/3/7であったため、印刷局は国立印刷局になっていたので、当時流通していた紙幣は「大蔵省印刷局」「財務省印刷局」「国立印刷局」の3種類が存在していたことになるのだが、組織改編が行われても、市中に流通する紙幣の方は、新札発行ではないので、直ぐには切り替わりません。(この物語の本放送時は、「国立印刷局」のものはまだ少数だった。)紙幣は傷つき痛んだものから回収されて新札と入れ替わっていきます。千円札の寿命は1年から1年半程度、五千円札と一万円札でも寿命は数年である。よって、少しずつ入れ替わっていくことになる。

ちなみに、2004年11月に新札が発行され、ほぼ4年という時間が流れたことから、現在流通している紙幣は、現在の新札登場時に出たものは、コレクションとして眠っているものを除けば、ほぼ無いということが言える。また、国立印刷局になったのは2003年4月であるので、2004年11月に新たに発行された紙幣の製造者は全て「国立印刷局」となっている。よって、この物語で語られたメッセージは(「お札に2種類ある」)は、現在では使えない。→国立印刷局になる前から発行されている二千円札だが、広く流通しないために、これは「大蔵省印刷局」のものしか存在しておらず、やはり1種類である。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

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コインと紙幣の事典 (「知」のビジュアル百科)

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  • 作者: ジョー クリブ
  • 出版社/メーカー: あすなろ書房
  • 発売日: 2006/09
  • メディア: 大型本

世界のお金事典

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  • 作者: 平井 美帆
  • 出版社/メーカー: 汐文社
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 単行本

お札のはなし―その歴史、肖像と技術

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  • 作者: 植村 峻
  • 出版社/メーカー: 印刷朝陽会
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 大型本

古銭と紙幣―収集と鑑賞 無文銀銭から現行貨幣まで

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  • 作者: 矢部 倉吉
  • 出版社/メーカー: 金園社
  • 発売日: 2004/10
  • メディア: 単行本

カラー版 世界紙幣図鑑

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  • 作者: 植村 峻
  • 出版社/メーカー: 日本専門図書出版
  • 発売日: 1999/04
  • メディア: 大型本

紙幣の博物誌 (ちくま新書)

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  • 作者: 冨田 昌宏
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1996/07
  • メディア: 新書


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DOCTOR DOLITTLE(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1967年のアメリカ映画「ドリトル先生 不思議な旅」である。言わずと知れた有名な童話「ドリトル先生航海記」の映画化作品である。しかも本作はミュージカル仕立てとしたことから、家族みんなで楽しむことが出来る楽しい作品になった。(後にE・マーフィー主演で「ドクター・ドリトル」という映画作品が製作されたが、趣向が全く違います。)

作品データを記しておくと、時間は145分、原作はヒュー・ロフティング、監督はリチャード・フライシャー、脚本はレスリー・ブリッカス、撮影はロバート・サーティース、特殊効果はL・B・アボット、音楽はライオネル・ニューマンとアレクサンダー・カレッジである。そして出演は、レックス・ハリソン、サマンサ・エッガー、リチャード・アッテンボロー、アンソニー・ニューリー、ピーター・ブル、ジェフリー・ホールダー、たちである。尚、本作は、アカデミー賞で主題歌賞(『Talk To The Animals』)と特殊視覚効果賞を獲得している。(作品賞など、全部で9部門にノミネートされたが、受賞したのは2部門でした。)

西イングランドの美しい港町に住むドリトル先生は、動物の言葉を理解する不思議な力を持った医師である。そのドリトル先生が動物たちと共に帆船で旅に出かけ、その旅先で起こる出来事を綴った物語である。

主人公であるドリトル先生のキャラクターと、動物たちの交流がハートフルであり、おとぎの世界をたっぷりと楽しませて組める。しかも、ミュージカル仕立てということで、とても楽しく描かれている。ということで、本作はその楽しい音楽と共に楽しむべき作品である。

サントラ盤の収録曲は以下の全16曲である。『Overture』『My Friend, The Doctor』『Vegetarian』『Talk To The Animals』『At The Crossroads』『I've Never Seen Anything Like It』『Beautiful Things』『When I Look In Your Eyes』『Like Animals』『After Today』『Fabulous Places』『Where Are The Words』『I Think I Like You』『Doctor Dolittle』『Something In Your Smile』『My Friend, The Doctor』。

この中では、アカデミー主題歌賞を獲得した『Talk To The Animals』が最も有名な曲であり、この曲のメロディは一度は耳にしたことがあるでしょう。ファンタジックな本作を上手く表現した一曲であり、じっくりと聴きたい曲である。これ以外でも明るく楽しい曲が多いということで、楽しく聴くことが出来る。

映画の方も楽しむことが出来るが、サントラ盤だけでも十分楽しむことができる作品であるので、映画を見ていなくてもサントラ盤の方には耳を傾けましょう。また、そうやってサントラ盤に接したら、映画の方も楽しみながら鑑賞しましょう。子供から大人まで、家族みんなで楽しむにはもってこいの作品である。

 

Doctor Dolittle

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  • 出版社/メーカー: Spectrum
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ドリトル先生不思議な旅 (スタジオ・クラシック・シリーズ)

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ケータイ刑事銭形海28話(3rd.2話)[改訂版] [ケータイ刑事]

MBSの放送も、先週から3rd.に突入したが、今回の放送時間は26:00からということで、この時間が一応定時枠である。録画予約を時間でしている方は大丈夫でしたか?

で、今回は3rd.の第2話「吸われる魂! ~血を吸うカメラ殺人事件」です。今回は劇中にたっぷりと遊びが入っているということで「ケー刑事」らしい物語でした。(登場人物の名前に全て魚の名前が入っていることなど)また、ゲストは半海一晃ということで、「ケー刑事」ではお馴染みさんの一人である。(「・2nd.9話」以来の登場で、通算8度目ということになります。)

先日のBS-iの再放送では、途中で地震速報のテロップが出たということもあって、同じHD放送でもBSデジタルと地デジの画質の差があるとはいえ、テロップは邪魔だからその部分だけ今回のMBS放送分につなぎ替えるという作業をしました(タイトル分割とタイトル結合によって差し替え)が、近い所で同じ物語が放送されるというのは、ある意味ではありがたいものですね。

それでは、いつものように、長文&ネタバレありで記していきます。尚、放送直後に記したものは「ここをクリック」して下さい。

警視庁、ちゃんが歩いてやってくると、「招待状」が届いたことにご機嫌な松山さんは『喜びの歌』を口ずさんでいる。ちゃんはその様子を窓から見てから「おはようございま~す」と言って中に入っていく。で、「どうしたんですか?」と尋ね、松山さんが手にしている招待状を奪うと「何です?」と言ってそれに目を通す。「警視庁刑事課巡査 松山進様」と書かれたその招待状。「天才ハマーチーの芸術撮影会に謹んでご招待します。」とちゃんが声を出して読んでくれる。(いつも通り、親切です。)が「ハマーチー?」とちゃん。するとマツが招待状をちゃんの手から奪い返して「天才ハマーチー知らないの?」と突っ込んでくる。そして「世界的天才写真家」と説明する。('70's前半の、BEATLES解散直後のJOHN LENNONのような風貌をしている。)で、ご機嫌の松山さんだったが、「どうして松山さんなんかに招待状が?」とちゃんが尋ねると、「松山さんなんかに?」と繰り返した松山さんは「いいものを見せてやろう、お嬢さん」と言ってスーツの内ポケットから「五反田 日焼けカラオケ やけっぱち」の割引券(フリータイム3割引き)を取り出してちゃんに見せる。「また、カラオケしながら日焼けですか?」とちゃんは呆れ顔。松山さんは「そう。ここでね、天才ハマーチーは常連客よ。そこで俺は意気投合して、マブダチってことよ。そしたらこんな招待状が送られてきたの」と自慢げに説明する。これに「へえ~」とちゃん。そして「でも、一体何の撮影なんですかね?」と問う。すると「それは俺に決まっているだろう」と言って、自分の身体(黒いこと、肉体美)を自慢する。すると「ええっ~?松山さんがモデルですか?何か嫌だなぁ~」とちゃん。松山さんは「子供には分かんないの」と、どちらも互いに負けていない。(→早くも行きのあった漫才コンビになっていますが、3rd.ではこのコンビ・プレイが絶妙です。)

松山さんは腕時計を見て、「もうそろそろ時間だ」と言いね「行くぞ、銭形」と言って出掛けていこうとする。これに「私もですか?」とちゃんは完全に迷惑顔。「当たり前だよ。これから芸術誕生の瞬間をお前に見せてやる」から始まって「アート・バースデー、Art Birthday」(これについては発音にも凝ってました。→高村さんを意識しているかのようでした。)で、高笑いしながら出ていった。ちゃんはカメラ目線で「意味不明」と呟いていた。

ハマーチーの自宅にやってきたちゃんと松山さん。玄関には「天才ハマーチー アート・バースデー研究所」の文字が出ている。客間で待っているちゃんと松山さんだったが、「どうだ、カッコイイだろう、この衣装」と衣装のことを自慢している松山さん。そんな所に「はいはいはいはい…」と言いながらハマーチー(浜地ノブヨシ、苗字は「ハマチ」というように、魚の名前でもある。)が現れると、「松山ちゃん、いらっしゃい」と言い、コンパクト・カメラで1枚パチリ。そして「いいね~」と言うと、角度を変えて何枚かを撮影をする。その都度ポーズを付ける松山さんだったが、ハマーチーは手で「邪魔」と示す。そしてちゃんのアップをパチリ。これに「えっ?」とちゃんは反応していた。すかさず「こんな小娘撮っている暇あったら、撮影しようよ」と起こる松山さん。するとハマーチーは「そうだ」と言って一眼レフの古カメラを持ってきて「このカメラは血を吸うカメラと呼ばれている伝説のカメラなんだ。今日の撮影はこのカメラでいっちゃうよ」と告る。これに「血を吸うカメラ?」と松山さんが尋ねる。すると、笑いながら説明をするハマーチー。

ハマーチーの説明によると、このカメラで写真を撮られた人間は必ず死ぬと言われている、ということだった。(→人間はいつかは必ず死ぬものですけど...)すると「俺が死ぬ...」と松山さんは怯えだした。一方、冷静なちゃんは「その話、前に聴いたことがあります。20世紀中頃、イエメン王国にヤフヤ王という人がいたんだす」と語り始める。以下、ハマーチーがその続きを語る。幼い頃、占い師に写真を撮られたら必ず死ぬと予言されたため、ヤフヤ王は誰にも写真を撮らせなかった。が、1948年、イギリスのあるジャーナリストが王様の隠し撮りに成功し、それが新聞に載った。同じ日、ヤフヤ王はクーデターで命を落とした。で、このカメラは「血を吸うカメラ」と呼ばれて伝説になった。→・松山コンビのコスプレありで説明してくれるのはサービスですが、実はこれは次回の3rd.3話に繋がる所でもあります。

松山さんの顔の回りには遺影の額縁が付き、「嫌だ!」と叫んだ。そして「そんなので撮られるのは嫌だ。銭形、帰るぞ!」と言って帰ろうとする。すると「へぇ~、松山さんって意外と気が小っちゃいんだ~」とちゃん。また、ハマーチーも「俺は男なんか撮らないよ」と言い、「今日のモデルちゃんは」と言ってモデルを紹介する。で、鞭を手にやってきたのはセクシー女優のキンメダイ・オブ・チョイトイで、「あたし、キンメダイ・オブ・チョイトイ」と名乗る。そして「マネージャーの間黒腹蔵(まぐろ・ふくぞうょです」と言って、爪楊枝を銜えながら、キンメダイに続いて現れる。(それぞれ、インリン・オブ・ジョイトイ、喪黒福造が元ネタです。)で、「あたしがお願いしたんです。是非ハマーチー先生にそのカメラで撮影して欲しいって」とキンメダイが語り、間黒が「まあ、正確に言いますと、うちのキンメダイももう落ち目でして、血を吸うカメラで写真集を出して話題を…」と続けるが、キンメダイが手にしているムチを唸らせて「おだまり」と言って間黒を睨みつけた。間黒は「申し訳ございません」と謝るが、喪黒福造ばりに笑っていた。

すると松山さんが「それはあんたさぁ、自殺行為だよ」と言うが、ハマーチーは「いやいや、単なる噂ですよ、呪いなんて」と全く気にしていなかった。するとちゃんが「じゃあ、ハマーチーさん。どうして刑事である松山さんを招待したんですか?」とハマーチーに尋ねる。これにハマーチーは「松山ちゃんが刑事だから呼んだんじゃないよ。黒光りしているからさ...」と言う。ちゃんが「黒光り?」と漏らすと、ハマーチーは「呪いもテカテカと跳ね返してくれるかな、なんちゃって」ということでした。すると松山さんは「黒光り、跳ね返す、テカテカ」と繰り返し、ハマーチーは意気投合していた。が、ちゃんは困惑した表情で「ついていけない...」

別室で、キンメダイ・オブ・チョイトイをモデルにして、ハマーチーの撮影が始まる。(三脚も使わず、カメラを手で持っているハマーチーですが、「天才」だからこそ、手で持っていても全くブレの心配はないのでしょうか?)キンメダイは「こ・ろ・し・て」とセクシーに口にする。その場に緊張感が走り、ちゃんもツバを飲んでいた。で、ハマーチーがシャッターを切り、フラッシュが光る。思わず目を閉じたキンメダイだったが、何事も起こらず、「先生。私、生きてる」と口にした。すると「死ぬ訳ないよな」とハマーチーは言い、一同は安心して笑い出した。

で、ハマーチーは「バンバンいくよ!」と言うと、そこから色んなポーズのチョイトイを色んな角度から撮影しまくる。廊下でその様子を見ていた松山さんはすっかり顔がにやけていたが、ちゃんがそれに気づくと「松山さん」と制していた。(松山さんもやっぱり大きなお子様になっていて、ちゃんはまたもその保護者というポジションです。)

続いてハマーチーは側にあった口紅を示して「この口紅、セクシーに塗ってみようか」と言い、口紅を塗っている所を撮影することになる。ということでリップを手にしたキンメダイは、口紅を塗る。それを見ていた松山さんは、天国にいるというような顔つきになってとろけていて、それを見たちゃんは呆れかえっていた。で、ハマーチーはシャッターを切って撮影が行われた。

撮影が終了し、松山さんは「呪いなんて迷信だな」と言って笑っていたが、ちゃんは「その割りにはさっきビビってましたよね」と突っ込んでいた。すかさず「そんなことはない」と言う松山さんだった。そんなやりとりをしていると、フラッシュと共にシャッター音がした。コンパクト・カメラを手にしたハマーチーが「やっぱりいいね」と言ってちゃんに迫ってきて写真を撮影しようとした。そんな所にキンメダイが苦しむ声が届いた。ということで、ハマーチーを振り解き、ちゃんと松山さんはキンメダイのいるメイク室に駆け込んだ。キンメダイは鏡を前にして倒れていて、ちゃんが首筋に手を当てて確かめると「死亡しています」と言った。すると「警視庁から入電中」と、事件を知らせる入電が入る。「世田谷区下北沢で変死体事件発生。被害者はキンメダイ・オブ・チョイトイ。直ちに捜査を開始せよ」

ハマーチーは「私は本当に人を殺してしまったのか...」と呟き、「本当に血を吸うカメラだったなんて...」と呆然となっていた。これに松山さんは「やっぱり俺のカンは正しかったか」と言うが、ちゃんは「呪いなんてあるはずありません。事件にはきっと裏があるはずです」と言う。ハマーチーは「そうだといいんだが...」と力なく言う。ちゃんは振り返ると「ハマーチーさん、間黒さん。お二人は重要参考人です。調べが終わるまで、この家から一切出ないで頂けますか」と告げた。そこに逆立ちの掛け声がして、逆立ちをした柴田さんが登場。が、松山さんは柴田さんの足をさっと振り払った。柴田さんは「上から読んでも…」という自己紹介を始めるが、早送り処理されちゃった。

ちゃんが「それで死因は?」と尋ねると、「被害者の体内からシアン化カリウム、つまり青酸カリが検出されました」と報告する。松山さんは「毒殺、食べ物か?」と問うと「どうやら、唇からの摂取だったと思われます」と柴田さん。これにちゃんが「唇...」と漏らす。ハマーチーは「まさか、あの口紅に?」と思い出したように呟くと、ちゃんが「キンメダイさんに口紅を塗るように指示したのは、あなたですよね、ハマーチーさん」と言うと、松山さんも「あんたが仕込んだんじゃないのか、ハマーチー」と続けるが、ハマーチーは「刑事さん、私を疑っているのか?。おい、ふざけちゃいけないよ」と犯行を否定する。すると松山さんが「あの口紅の成分を調べてくれ。青酸カリが検出されると思う。いや、される。俺のカンに間違いはない」と自信たっぷりに言う。が、柴田さんはそれは先に調べていて、口紅を示すと「これがその口紅なんですが、青酸カリの成分は一切検出されませんでした」と告げる。で松山さんは「えっ、そうなの」と漏らす。するとハマーチーは「ほら見たことか。バカにしちゃあいけないよ」と松山さんに言い返した。柴田さんは「ただ、何故ですかね、これから松ヤニの成分が検出されました」と続けて報告して、その口紅をちゃんに渡す。口紅を見ながら「松ヤニ?」と漏らすちゃん。

捜査を続けるちゃんだったが、松山さんは血を吸うカメラを手にして、柴田さんをモデルにして撮影会ごっこをしていた。柴田さんもすっかりモデル気分になっていた。それを眼にしたちゃんは「松山さん、何やってるんですか?」これに松山さんは立ち上がると「シミュレーションだよ」と言う。そして「俺のカンによればな、今回のこの犯行は撮影中に起こったもんだ」と言って、珍推理を語り始めようとする。ちゃんは「でも、キンメダイさんがこの時唯一口にしたのはあの口紅だけだったんですよ」と言うが、松山さんには届いておらず「分かった!」と叫び、珍推理が語られる

「この血を吸うカメラのレンズから毒の針が飛び出し、口の中に飛び込んだ。その毒針はなんと氷で出来ていて、刺さった瞬間に融けてしまったんだ」すると柴田さんも「それだ!」と叫ぶが、冷静なちゃんは「ちょっと待ってください」と制すると「このカメラのどこをどう調べたって、そんな仕掛けはありません」と切り捨てた。

次の瞬間、またも「分かった!」と叫ぶ松山さん。そして珍推理PART2を語り始める。「これはある種のサブリミナル効果の殺人だ」と語る。「サブリミナル?」とちゃんが言うと、「映像の中にコーラのイメージを数コマ入れておく。見ている人は気づかない内にコーラが飲みたくなるっていうあれだ」と言い、「ハマーチーはおそらく、フラッシュにマイクロフィルムを貼り付けていたんだな。例えば、コップのイメージ。ハマーチーは被写体のキンメダイさんに、フラッシュを焚く。その時、コップのイメージが反射しキンメダイさんの目に焼き付いたんだ。それがサブリミナル効果になって、キンメダイさんは毒入りの水を飲まずにいられなくなった」と一気に説明する。柴田さんもそれに同意して松山さんと乗っていた。が「そんなはずはありません」とちゃんはまたも否定した。「だって、マイクロフィルムなんて何処にも貼ってないじゃないですか。しかも、青酸カリ入りのコップなんて何処にも見つかっていません。全くの憶測です」と切り捨てる。が、松山さんは「憶測って、そんなもの何処かに隠してしまえばいいじゃないか」と反論するが、柴田さんが「この邸宅内、くまなく調べましたが、そのような証拠品は一切見つかりませんでした」と告げた。すると松山さんは「今日は俺のカンは全く冴えないなあ...」とぼやいていた。(→「今日は」じゃなくて「今日も」だと思うのですけど...)

そんな所に、間黒が「あの、刑事さん。ちょっと見ていただきたいものが...」と言ってやってくると、1冊の写真集をちゃんに渡した。それは「天才ハマーチーの世界の車窓だ」という写真集であり、ちゃんは「へぇ~世界中の風景写真ですか」と漏らす。が、間黒が「そう思うでしょう。でもこれは、風景じゃなくて車窓そのものばかりを撮影したものなんです。勿論、自費出版」と説明する。ちゃんは本を開いて中を見始める。(各写真には場所と車名が書かれていて、アメリカ、ロシア、韓国、日本とあったが、いずれも東京都内を走っている電車にしか見えませんけど...写真は確かに電車の窓を撮したものでした。)そして「こんなの、誰が買うんですかねぇ?」と呆れていたちゃん。これに「誰も買う訳ないじゃないですか。そんな道楽写真集のお陰でハマーチーはウン千万という借金をこしらえてしまったんです」と間黒。ちゃんは間黒の方を振り向くと「借金?もしかして...」と言うと、間黒は「そうです。今回の写真集を「血を吸うカメラ」で話題にしたかったのはキンメダイだけじゃない」と返す。ちゃんは「ハマーチーさんには動機があるってことですね」と漏らした。これに松山さんが「銭形、いくぞ」と言い、2人はハマーチーの元へ向かった。

ちゃんと松山さんが来ると、ハマーチーは「刑事さん、私を逮捕してください。私はあの子を呪いで殺してしまったんだ」と言う。すると間黒がハマーチーに近づき「そうだよ、人殺し。キンメダイの命と引き替えに借金帳消しにしたんだからな」と罵る。が、ハマーチーはこれに「舐めたこと言ってんじゃねぇ!」とキレて、間黒に襲いかかり、取っ組み合いとなり、罵りあう。で、ちゃんと松山さんがその仲裁に入り、二人を引き離した。ハマーチーは「恐ろしいカメラに出会いさえしなければ...」と後悔しているように言葉を発する。これにちゃんは「ハマーチーさん、あなたを逮捕することは出来ません。呪いと殺人の因果関係は刑法では認められていないんです。このカメラで撮影した人が死んでも、撮影者を罪には問えません」と語る。(「・2nd.3話」では「超能力」として同じことを言っていました。)

ハマーチーは頭を抱えて「そうですか」と言うと泣き崩れるように腰を下ろした。間黒はそんなハマーチーを見ると「馬鹿馬鹿しい。もういいでしょう。帰らせていただきます」と告ると、ハマーチーに向かって「また、後で連絡します」と言うと部屋を出て行った。これにちゃんが慌てて「待ってください」と言うが、間黒は出て行ってしまった。すると、ハマーチーが「あの野郎、許さない」と言って立ち上がると、松山さんの手にあった血を吸うカメラを奪い、間黒を追いかけて行った。そして「殺してやる」と叫ぶと、廊下を歩いている間黒を撮影しようとする。そこに「ハマーチー、止めろ」と言って松山さんがそれを止める。間黒は振り向いて松山さんとハマーチーのやりとりを見ていた。

カメラを奪い取った松山さんは「呪いだなんて非科学的なこと、この世に存在する訳ないんだよ」と諭し「なあ、銭形」とちゃんに同意を求めた。ちゃんは「そうですよ」と言い、間黒も遠目から「アホか、お前は」と言っていた。ハマーチーも我に戻り「すいません、つい興奮しちまった...」と口にする。松山さんは「こんな変哲もないカメラ。これに呪い?馬鹿馬鹿しい」と血を吸うカメラのことをバカにすると、間黒にカメラを向けてシャッターを押した。で、「何ともないじゃないか」と笑っていた。が、その時、間黒が突然倒れた。で、ハマーチーが真っ先に駆け寄り、ちゃんと松山さんも駆け寄った。で、ちゃんが「死亡しています」と告げた。するとハマーチーは「呪いは本物だった...」と呆然となり、松山さんは「ああ゛っ、何てことを...」と壊れてしまった。が、冷静なちゃんは熟考に入り、「寄せる、悪のさざ波」(ここでAパート終了。経過時間は16分半を少し越えた所ということで、Bパートは9分弱になります。)

松山さんは頭をかき乱して「あ゛あ゛あ゛っ!!!俺は人を殺してしまった...」と言ってぶっ壊れるが、ちゃんは「大丈夫ですよ、松山さん。全ての事件は科学的に実証できるはずです」と落ち着いて言う。が、それは松山さんの耳には届いておらず、「銭形、お前とは短いつきあいだったな」と人生の最期というような口ぶりで「一緒に捜査をして、色んなことを教えてあげたかった。一緒に遊びたかった。こんなに割引券も持ってるし...」と言い、割引券を確かめながら投げていく、「日焼けピンポン」「日焼け麻雀」「「日焼けカラオケ」でお前と一緒に『愛のメモリー』を絶唱したかった...」と言うと泣き崩れそうになる。そして「俺にはもう歌えない」と言って崩壊した。が、ちゃんは「そんなこと考えていたんですか?」と呆れ顔でいた。

そんな所に柴田さんが駆け込んできて「間黒さんの死因が判明しました。やはり体内からシアン化カリウム、青酸カリが検出されました」と報告する。ちゃんは「やっぱり」と言う。柴田さんは「ですが、被害者には水分や食料を摂った形跡はなく、どのようにして毒物を摂取したかは不明であります」と報告を続けた。これを聴いた松山さんには幸せの鐘の音が響き、「ということは、俺は犯人じゃない!」と叫び、地獄から天国に生還した。ちゃんは「だから、そう言ったじゃないですか」と言って笑顔を見せて笑っていた。松山さんは「良かった」と言うと、柴田さんと歓喜の抱擁を始める。が、海ちゃんは「でもこれで、事件は振り出しに戻っちゃいましたね...」と呟いていた。

そんな海ちゃんを見て、ハマーチーはコンパクト・カメラをちゃんに向けて「その悔しそうな顔、いいねぇ」と言ってシャッターを切る。(が、この時はフラッシュは光らなかった。)これにちゃんは「んっ?」ハマーチーは「実にいい顔している」と満足して笑い、去っていった。が、ちゃんは閃き、笑顔になって「謎は解けたよ、ワトソンくん

ハマーチーは撮影を行った部屋の椅子に座り、勝ち誇った表情をしていた。そこに三味線の音が届いてくると、夜の闇に包まれるハマーチー。白波が岩に砕け散ると「大波小波かき分けて。…」ちゃんの口上が始まり、「私の碇で沈みなさい!」から「神奈川沖浪裏」の大浪がうねり、赤い碇のストラップが飛ぶ。碇が床に突き刺さると、碇に繋がった赤い鎖はハマーチーを捕らえていた。「何なんだよ、これは!」と叫ぶハマーチー。ちゃんが鎖を引くと、ハマーチーは大回転してその場に倒れ込んだ。そして「何だ~!」と叫ぶ。目の前にはちゃんと松山さんが立っていて「キンメダイさんと間黒さんを殺害したのは、やはりあなただったんですね、ハマーチーさん」とちゃんが告げる。が、ハマーチーは笑い始めると「呪いで人を殺しても罪にはならないって言ったのはあんたじゃないか」と言って立ち上がると「それにもし血を吸うカメラで人を殺したっていうなら、そのほらオッサン刑事(=マツのこと)だって私と同じ罪に問われることになるぞ」と開き直る。松山さんは「オッサン!?」と反応し、「あんたに言われたくないよ」と口にするが、ちゃんはそんなことは気にしないで「血を吸うカメラでは、やはり人は殺せなかったんです。あなたはある方法で、二人に青酸カリを摂取させた」と告げる。これに「私の行動はあんたたちが全部見ていたはずだ」と反論するハマーチー。

ちゃんは「ヒントはここにありました」と言って、キンメダイが使った口紅を証拠として示す。そして、説明をする。撮影中、キンメダイはハマーチーの指示で口紅を塗った。この口紅には松ヤニの成分が含まれていた。通常よりは落ちにくい口紅を落とすために、メイク室で彼女は、クレンジングペーパーで何度も唇を拭かなければならなかった。青酸カリはそのクレンジングペーパーに仕組まれていた、とちゃんは語るが、これを黙って聞いていたハマーチーは「笑わせるねぇ。で、間黒も私の仕業だって?」と関係ないような口ぶりで問う。

ちゃんは間黒殺害について説明する。ハマーチーは間黒に因縁を付けた。その時、間黒のポケットに青酸カリを仕込んだ爪楊枝を入れた。そして間黒はまんまとその爪楊枝を銜えてしまった。松山さんが撮影した時に倒れたのは毒素が身体に回った瞬間だった。これを聴いたハマーチーは「見事な推理だね。あんまり見事すぎて、私は笑っちゃうよ」と言って不敵に少しだけ笑った。そして「しかしあの鑑識の兄ちゃんも言ってたじゃないか。この家からは何も毒物は検出されなかったって」と指摘した。ちゃんは説明を続ける。ハマーチーはメイク室に最後に入った。で、ちゃんたちがキンメダイの遺体に気を取られている隙にクレンジングペーパーを回収したと言う。すると「じゃあ、間黒の件はどうなんだよ。奴の楊枝は調べたのか?」と反論する。ちゃんは語る。間黒が居間を出た時は爪楊枝を銜えていたが、遺体にもその周辺には爪楊枝は発見されなかった。「だから?」と問うハマーチー。これに松山さんが「あの時、一番に間黒さんに近づいたのはあんたじゃないか」と言い、ちゃんが「誰よりも早く爪楊枝を回収するためだったんです」と語った。

これにハマーチーは「それは全部推測じゃないか、憶測じゃないか。証拠は何処にある」と言って開き直る。これにちゃんは「松山さん、彼のカメラを開けてみてください」と指示を出す。松山さんは「よし」と言ってハマーチーが手にしているコンパクト・カメラを奪おうとする。「これだけはダメだって」と抵抗するハマーチー。で、もみ合いになるが、カメラは二人の手を離れて床の上に落ちた。そして電池の蓋の部分が開き、その中から口紅の付いたクレンジングペーパーと爪楊枝が出てきた。で、ハマーチーは表情が変わった。

ちゃんは「あなたは先ほど、このコンパクト・カメラで私を撮影しました」と言って、カメラとクレンジングペーパー、爪楊枝を拾い上げ、「その時あなたはフラッシュを焚かなかった。いや、焚けなかったんです。何故なら、電池の代わりに証拠品が入っていたからです」と告げた。松山さんが「電池は何処へやったんだ?」と問うが、それと同時に柴田さんが割って入り「そこの植木鉢に突き刺してありました。電池を育てるご趣味でもおありですか?」とトドメを刺した。するとハマーチーは観念してその場に腰を下ろした。

ちゃんの説明は続き、「あなたは、血を吸うカメラの呪いを客観的に実証する人が必要だった。松山さんを招待したのもそのためだったんです」と口にする。松山さんは「何故間黒さんまで殺す必要があったんだ?」と問う。するとハマーチーは笑うとゆっくりと語り出す。「キンメダイ殺しを持ちかけてきたのは間黒の方だったんだ。そもそも写真集の売り上げは2人で折半するつもりだった。だけど売り上げの半分じゃあ私の借金には全然足りない、だから殺しちゃったのさ」と、全てを自白した。すると海ちゃんが「血を吸うカメラに呪われたのは、あなただったんですね」と口にした。そして松山さんがハマーチーを2人の殺人容疑で手錠を掛けて逮捕した。

事件解決後、街中を歩いているちゃんと松山さん。ちゃんはイエメン王国のヤフヤ王の話の続きを語る。「調べたら実は、写真を撮られたからって死んだんじゃないんです。新聞に載ったのは似顔絵だったんですって」と続けた。また、松山さんは「あのカメラ、謂われも何もない日本製だったんだってな。まあ、血を吸うカメラなんて始めからおかしいと思っていたんだけどさぁ~」と平然と言った。するとちゃんは「その割りには随分と泣きそうになってましたよね。「俺は人を殺してしまった」って」と突っ込んだ。これに松山さんは豪快に笑うと「君はまだ青い。あれはね、ハマーチーを陥れるための俺の演技だった」と自信たっぷりに言う。すると「へぇ~、随分上手な演技だったんですね」と言うと、携帯を開き、その時の松山さんの泣きそうな写真を見せた。松山さんは慌てて「いつの間に撮ったんだ?」と言うが、その時ちゃんは既に自転車にまたがっていて、走り出していた。そして「泣いたり怒ったり、忙しいおじさまだな、まったく」と言って舌をちょこっと出して、走り去っていった。

次回は3rd.3話(通算では29話)となる「ザバーンザバーンは異国の香り! ~プリンセス暗殺計画」という物語です。サブタイトルに「事件」という単語が入っていない珍しい物語です。この物語は何と言っても、ちゃんの二役というのがポイントです。(これまでには、柴田太郎さんや一部のゲストが二役を演じたことはあるが、銭形の二役というのはシリーズ初です。)次回予告で「ザバーン王国王女・カイリーネ・ネクロチアス・エメラルドオーシャン・ターモン・アンドリウ・ボナパルト・ゼゼッペ様」とやたらと長い名前を言っていたけど、お遊びがたっぷりとあります。何かを食べながら見るのなら、牛丼にするか、ポポロパンピン・エクスレアード・トレビアーン(=みたらし団子)を食べながら見ることにしましょう。

鑑識メモ。ひょっとこのお面を外し「柴田です」と始めると、「魬」と書かれたフリップを出す。「「さかなへん」に「反る」と書いて「ハマチ」」と説明する。「ハマチは数千種類の魚の中でも一番反りっぷりが良い魚ということなんですね」と言うと「そこで、私、柴田も反ってみたいと思います」と言うと、目の前に置いてあった軍配を手にして「はっけよい、そこった」と言って開始。「反ってます」と言って人差し指、続いてはアゴを見せびらかす。そして身体を後ろに反らせようとしたが、その時バキッという音がして...(身体をぶっ壊してしまうというオチでした。)

本放送では、着ボイスDLのお知らせが今回は復活(前回は正月のご挨拶でした)し、更にちゃんCM(インフォマーシャル・「声ちぇき!」)と続いたが、これらは先日のBS-iの再放送と同様にカットでした。

今回の物語は、タイトルから予想されたのは、「ケータイ刑事」シリーズ最多登板監督である佐々木浩久監督作品「血を吸う宇宙」、更にはそのシリーズ前作の「発狂する唇」を連想させてくれたため、そのパロディが入るのかと予想されたが、そういうことはなかったのは、残念でもあり、またやってくれたという所でした。(タイトルから想像されるネタとして「血を吸う」と「唇」が出てきましたけど...)前回は予想通りの展開で、今回は予想をひっくり返してくれるということで、やはり一筋縄ではいかない「ケータイ刑事」です。

また、第1話では松山さんの顔写真に関する絡みが無かったが、それをやってくれるというように、なかなか楽しい構成でした。しかも、ちゃんと松山さんのコスプレ(これは次回の第3話のヒントになるネタでもあります。)を始め、様々なパロディに満ちあふれていて、とても楽しい物語でした。

で、・松山コンビはとても言いコンビとなっていきます。しかも、柴田束志さんとも波長が合っているだけに、「・3rd.」はなかなか完成度が高い物語が続いていくことになります。

 

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