SSブログ

篤姫#41 [ドラマ]

残りも今回を含めて10話となった「篤姫」。時代は幕末で次々と事件が起こる激動の時代なのだが、それらを適当に端折りながら、ホームドラマを見せてくれるのが良いですね。それが「篤姫」の特徴ですし、激動の幕末史を描いたドラマなら、他にもたくさんあるから、今更そんな物にしても意味がないですし...

で、今回の物語は「薩長同盟」ということだが、サブタイトルで語られた内容がメインに描かれないのが「篤姫」である。今回も、銭形愛・天璋院を中心とした大奥を舞台としたホームドラマを見せてくれました。また、前回、死亡フラグの立った観行院については、しっかりとフォローして。退場となっていました。

家茂の出陣が迫り、家茂は世継を定めると告た。「縁起でもない」と言う天璋院だったが、「万一の場合」と言う家茂。が、ここは「匂う、悪の香」ということで、銭形愛・天璋院は予感があったのかも...(ちゃんだったら「うずく、悪の予感」ということで、予感していたとなります。)

観行院が倒れた、ということで、しばらくは「死亡フラグ」のフォローを。観行院は完全に親・銭形愛・天璋院チームになっていて、和宮のことを頼んだ。(妖怪・庭田嗣子はまだまだ反目している所を示していて、面白い所でした。)

で、家茂が出陣。天璋院は笑って送り出したが、その笑顔が和宮は気に入らなかった。(やっぱり、「うずく、悪の予感」ですね。)

天璋院は「お見舞い」として、雅楽の演奏を観行院に聴かせるが、そういう甲斐もなく、観行院は亡くなり、和宮は心の支えを失い、孤独になる。

その頃、薩摩では、帯刀と坂本竜馬が中心になって、薩長同盟の実現に動いていた。いろいろあって、薩長同盟が結ばれたが、帯刀は、お琴という(帯刀にしたら厄介な)荷物を背負い込んだ。→やっぱり、女には奥手という所は家老になっても変わらないんですね。

年も変わり、家茂が出陣してから半年が経過したが、長州征伐の報告もなく、苛立っていた。そんな中、ここでは重野が動き、勝と接触した。→こういうことは滝山の方がという気もするが、ほたるちゃん・重野が動くというのは面白い所でした。

が、重野から、薩摩が長州と繋がっていて、それを図ったのが帯刀と知る。天璋院は「分からぬ???」「何故?」「皆目分からぬ???」とその真意が分からない天璋院。→携帯電話を手にして考えたら分かったかも...

取って付けたような形で流したのが龍馬が襲われた寺田屋事件でした。幕末の史実としたら、これは切り離せない所であるが、それをあっさりと流してしまうところは、流石は「篤姫」ですね。

家茂を思う和宮に話しかけようとする天璋院。が、和宮は、家茂の出陣の時、笑って送り出したことを根に持っていて、突っぱねる。→ちゃんは結構根に持つタイプであっただけに...

これに天璋院は「どうして、私たちはいつもすれ違ってしまうのであろうな?」と漏らしていたが、それは簡単なことです。第一に、仲良く和気藹々としていたら、この物語が面白くなくなるからです。(これは「大人の事情」というやつです。)そして第二に、ちゃんが「ケータイ刑事THE MOVIE」に顔見せしなかったためです。ちゃんは帰国したちゃんの「迎えに来て」というメールにも「無視無視」と言ってたぐらいですからね。(銭形愛・天璋院と銭形舞・和宮の対立は、時空を越え、時代を越え、前世からの対立があったのでした。)→仲をまとめるには、やっぱり銭形泪ちゃんと銭形零ちゃんの力が必要ですね。

最後の締め「薩摩と長州が手を結んで幕府に向かってくることを予感していた」というのは、やっぱり「匂う、悪の香」ということですね。→露骨に、この台詞を言ってくれたらいいのに...

幕末の史実では、薩長同盟は大きなことであるのだが、やはりそれ以外のホームドラマを中心に見せる「篤姫」は面白いですね。そんな中、前回では銭形愛(天璋院)と銭形舞(和宮)姉妹の絆をちらっと見せたが、それをリセットするように対立の溝が深い所をまたまた見せたということで、次回の大きな所が楽しみです。

次回は、家茂の死ということで、またまた大きく動くことになります。注目するのは、やっぱり和宮が天璋院のことをどれだけボロクソに言うのか、この部分でしょう。ドサクサに紛れて、口上の一部でも口にしてくれたら面白いんですが...

ただ、今回は、庭田嗣子、本寿院、滝山は顔を見せていたが、全く存在感がなかったのが残念な所でした。

 

NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) (NHK大河ドラマ・ストーリー)

NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) (NHK大河ドラマ・ストーリー)

  • 作者: 宮尾 登美子
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2008/06/30
  • メディア: ムック

NHK大河ドラマ 篤姫 完全版 第壱集

NHK大河ドラマ 篤姫 完全版 第壱集

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD
NHK大河ドラマ 篤姫 完全版 第弐集

NHK大河ドラマ 篤姫 完全版 第弐集

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD
「篤姫」オリジナルサウンドトラック

「篤姫」オリジナルサウンドトラック

  • アーティスト: 吉俣良
  • 出版社/メーカー: PONYCANYON INC.(PC)(M)
  • 発売日: 2008/02/20
  • メディア: CD

(仮)NHK大河ドラマ オリジナルサウンドトラック「篤姫」~2~

  • アーティスト: TVサントラ
  • 出版社/メーカー: PONYCANYON INC.(PC)(M)
  • 発売日: 2008/10/29
  • メディア: CD
↓今回はこれを見ていたらより面白く楽しめます。
TBは http://meichiku-et.seesaa.net/article/107979631.html を参照されたし。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

ゴルゴ13#27 [アニメ]

今回の物語は、ゴルゴを暗殺しようとする物語。仕掛けたのはゴルゴに恨みを持つ元KGB。なるほど、自爆テロでゴルゴもろとも吹っ飛ばしてしまえば、というのは、それなりに納得できるアイデアである。が、そこはゴルゴのことで、そう簡単にはいきませんが...

ゴルゴが襲われる。その都度、相手を倒して生き延びるゴルゴだったが、襲ってくる人間にはある共通点があった。それは、ある飛行機事故から奇跡的に生還したが、その後行方不明になっていたということだった。そして、その影では、元KGBで、ゴルゴによって任務を邪魔され、光を恐れるようになったイギーリ・ソルベノという男だった。彼はゴルゴに復讐するために、奇跡的な生還をした人たちから恐怖の無くなったフィアレスを集め、洗脳してゴルゴを襲わせていたのだった。しかも、ゴルゴをターゲットにした自爆テロということでゴルゴを始末しようとしていた。が、ゴルゴもソルベノの情報を掴んでいて、襲ってくる人間爆弾と化したフィアレスを退けると、ソルベノのアジトに乗り込んでいった。ソルベノもゴルゴがやってくることが分かっていて、罠を仕掛けていたが、ゴルゴはそれを見抜いていて、カーテンの影に潜んでいたソルベノを撃って始末した...

ゴルゴに復讐を果たすため、随分と手の込んだことをしたソルベノだったが、結局返り討ちとなったが、そこまでして復讐を果たそうとするものですかね。何せ、刺客として送り込む人間を選りすぐり、誘拐し、洗脳し、訓練し、そして送り込むのだから、これはご苦労なことである。昨日今日ということでは絶対に出来ない壮大な計画ということになる。そこまでのことをしてゴルゴを狙うというのなら、核爆弾でも奪い、ゴルゴを何処かにおびき出し、その場で核爆弾を爆発させる方が確実ではないのか?と思ってしまう。(これはこれで、核爆弾を強奪することが非常に困難であるが、洗脳まで行う手間を考えたら、どっちもどっちですけど...)

それにしても、自爆テロをしようとしている人間に気づき、自爆する前に撃ち殺してしまうというゴルゴは、もはや人間業ではないですね。普通は、そのまま自爆に巻き込まれるでしょう。気づくだけでも凄いと思うが、ゴルゴはそれだけでなくて始末してしまうのですから...

ということで、超人的なゴルゴの活躍の物語でした。

 

この物語は「SPコミック139巻」に収録されています。

ゴルゴ13 139 (139) (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 2005/12/05
  • メディア: コミック

 

↓こーゆー物を...

自爆テロ

自爆テロ

  • 作者: タラル・アサド
  • 出版社/メーカー: 青土社
  • 発売日: 2008/07/18
  • メディア: 単行本

人類はなぜ戦争を繰り返すのか―先史時代から自爆テロまで知っておきたい世界戦争史の謎 (パンドラ新書)

人類はなぜ戦争を繰り返すのか―先史時代から自爆テロまで知っておきたい世界戦争史の謎 (パンドラ新書)

  • 作者: 大澤 正道
  • 出版社/メーカー: 日本文芸社
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 新書

 

KGB (新潮選書)

  • 作者: B・フリーマントル
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1983/09
  • メディア: 単行本


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アニメ

天使急便 Reboot#1 [ドラマ]

コメディ・タッチのSFで、軽いノリでテンポの良かったあの前作が帰ってきたということで、楽しみにしたのだが、今回の第1話は余りにも酷かったですね。話によると、これは劇場版を再編集したものということなのだが、劇場版をとTV版(単発ではなく複数回の場合)とでは、同じような構成にしていてはお話にならない、ということを完全に忘れて編集がされていました。連続TV作品は映画と違って、時間を細切れにしただけではありません。

放送枠は24分である。ということは、CMが入るので、本編はせいぜい20分である。(次回予告やキャスト、スタッフのロール部分を入れたら、更に短くなって17~18分ぐらいになる。)これは分かっていて当然なのに、これを忘れていて、時間を合わせただけという編集で第1話を切り出していたのだから、これはズタボロとしか言いようがない。

本編は、次回予告を加えても19分半弱、エンドロールが長々とあったこととなどで、本編は15分弱。が、冒頭部では前作の簡単なあらすじを延々と語っていたので、初回の実質的な物語部分は10分ぐらいだけでは、前作を知っていたらじれったいだけでした。

劇場版であれば、冒頭に前作の簡単なあらすじを入れるのは分かる。時間的にも余裕があるのだし、この方が分かりやすくなって親切と言うことも出来る。が、TV版だと事情が全く違う。1時間枠での放送ならばこれでも良いが、24分枠ではそうはいかない。兎に角、前作のあらすじに時間を取りすぎていて、それでいて突然「4年後」に話が飛んで、唐突すぎる形で物語が始まる。更に、エンドロールも劇場版の物をそのまま持ってきたのか、時間を取りすぎている。(これは再構築してショート版にするべきである。)よって、そのしわ寄せが本編部分の時間の短さということになり、初回の内容は、登場人物の紹介と舞台設定の説明だけで終わってしまった。(あれから4年、あの3人組が代理人を呼び出したら、それが新米の代理人(演じているのが、風のシズカの山崎真美)に変わっていた、ということだけでした。)とても1話をかけて語るような内容ではない。

ショート・エピソードを綴った物の初回と言ってしまえばそれまでだが、旧作のある作品だったら、舞台設定と新キャラの説明にここまで時間を掛けるのはやり過ぎである。(1話5分というのならまたまた事情は違いますけど...)はっきり言って、こんな内容だったら、これは不必要である。最初がこうも酷かったということで、今後の期待も一気にしぼんでしまった。

ネット配信も行っているという試みは決して悪くないのだが、TV放送に求められる物を忘れていたという大きな失敗があったことが全てでした。(これがネット配信だけならば、事情は変わり、まだ許されるのですけどね...)こんなことなら、何も6回に分けて放送しないで、劇場版を1回でそのまま放送したら良かったのに... 完全に、初回のTV放送は失敗作でした。(来週からは、TV放送は見ないで、ネット配信で見ることにするかも...)

 

↓前作はこちら

GOOD SPEED US! 天使急便

  • 出版社/メーカー: ネオプレックス
  • メディア: DVD

 

↓山崎真美ということで

山崎真実 Venus

山崎真実 Venus

  • 出版社/メーカー: リバプール
  • メディア: DVD

轟轟戦隊ボウケンジャー VOL.3

轟轟戦隊ボウケンジャー VOL.3

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD

轟轟戦隊ボウケンジャー VOL.10

轟轟戦隊ボウケンジャー VOL.10

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

東京少女・草刈麻有#2「機械じかけの天使」 [ドラマ]

今回の物語は、「東京少女」の中では最も随分とぶっ飛んだ設定の物語でした。これまでは、ちょっと変わった設定のヒロインの物語もあったが、全て人間であったが、今回の物語のヒロイン・MAYUは人間ではなくてロボットでした。しかも、コミカルな物語になっているが、コミカル路線を突き進むのではなく、親子の絆の物語でもありました。また、ファンタジックな展開になっていきました。この物語は、解釈の仕方によっては、主人公はMAYUではなくてパパと考えることも出来る物語でもあり、前半のコミカルな所から、後半は親子愛の物語に様変わりしました。

でも、ロボットというSFチックな設定に関しては、現在(21世紀)の感覚ではなくて、ポップな感覚に満ちた'80'sの時代における発想の、近未来の世界という物語という感じがしました。特にこれを感じたのは、エンドロールの所でのあのピコピコ・サウンドのためでもありました。(ある意味では、これは音楽が上手く使われているということになります。)

また、メイド服姿のロボットをヒロインにしたというのは、やっぱり狙っていたと言って良いでしょうね。更に、ロボットが恋をした、という展開はありふれたものであるが、これで物語か進んで行かず、父の娘を思う気持ちの、父と娘の絆を描く物語に変わっていきました。

尚、今回の物語では、今月の主題歌(のはずである)『イケナイ恋』は使われていませんでしたね。結局はそちらに進んで行くことはなかったが、ロボットと少年の恋というのであれば、どう考えても「イケナイ恋」となるだけに、この選曲は面白くなったでしょうに... が、次回予告では麻有ちゃんが歌っていたので、次回はようやく登場と言うことになるのでしょうね。(いや、そういう期待はコロッと裏切ってくれることもあり得るし...)

小宅博(おやけ・ひろし)に誕生日プレゼントとして、元妻・Catherineから大きな箱が届いた。箱の中には家庭用少女型ロボット・MAYUが入っていて、電器屋さんがセットアップをしてくれる。で、起動スイッチを押した小宅。初めて見た彼を父親だと認識した。

小宅が「どんな機能があるのかな?」と尋ねると、側にあったDVDソフトを口にくわえたMAYUは、プロジェクターのように、その内容を壁に映し出した。更にはTV放送も映し出し、小宅は目を丸くした。MAYUは献身的に小宅に尽くそうとするが、失敗だらけ。「背中流そうか」と風呂に入っている小宅に声を掛けたが、その場に倒れてしまい「充電して下さ~い」と停止してしまう。で、ヘルメット型充電器を頭に付けて充電を始めた。で、その姿を見て「これじゃあ、ロボットじゃなくて大きな赤ん坊だよ...」とぼやく小宅。

翌朝、MAYUは朝食を作ったが、トーストは黒こげだった。(何故か真ん中だけ円形に焼けていない。)ナプキンを小宅に付けて黒こげのトーストを食べさせようとするMAYUだったが「無理」とイイながらも口に運んだ。

「あまり家の中のもの 触らないで」というメールを受けたMAYUだったが、ハタキで部屋の掃除を始め。そこで小宅と娘のツーショットの写真を目にした。

買い物に出掛けたMAYUだったが、途中で中学生の杉原憲明とぶつかって倒れてしまう。杉原が「大丈夫」と声を掛けて手を伸ばした。それを掴んで起き上がったMAYUだったが、杉原は友達に呼ばれると「じゃあ」と言って去っていった。が。MAYUは杉原が落としていった財布に気づき、拾って開けると、それは学生証だった。(「桜葉台学園中等部」って、銭形姉妹の通っている「青葉台学園」を意識した名前でする。)

MAYUの作った夕食は、何もかも黒こげだった。御矗は「夕食作ってくれるのは嬉しいけれど、一日1000円以内にしてくれるかな。あと、必ず領収書」と釘を刺す。が、MAYUは溜息をついていた。「君」「ロボットくん」という呼びかけには反応せず、「MAYU」と呼ばれると小宅の方を振り返ったMAYU。「機械の調子でも悪いの?」と小宅が尋ねるが、首を横に振る。直ぐに説明書を見ようとする小宅。するとMAYUは「今日会った男の子のことが頭から離れなくて」と言うと驚く小宅。MAYUは「さっきから顔が紅潮して、皮膚体温が上昇して、胸のパルスがドキドキしてるの」と言うと「まさか、ロボットが恋なんて...」と漏らす小宅だったが「恋」という意味が分からないMAYUだった。

翌日、MAYUは説明書を読んでいた。(「食事を食べさせない」「お風呂に入れない」という注意書きがあった。)で、人間の7歳児程度の電子頭脳を持っている、驚くほどのスピードで学習していく、などが書かれていた。しかし、MAYUはそれが全く分からなかった。

杉原の学生証を見たMAYUは「恋」を調べようとして、国語辞典、更には「恋が始まる日」というDVDを見て学習するが、キスシーンを目にすると、頬を赤らめ、頭からは湯気を噴いて、高速でまばたきを繰り返していた。

その日の夕方、MAYUは、昨日杉原と出会った場所で彼を待っていた。友達と別れて一人になってやってきた杉原の前に飛び出すと「杉原憲明」と言って財布を渡した。杉原の「ありがとう」と言う言葉に「どういたしまして」とMAYUは言うと、ぎこちなく帰って行こうとする。が「ちょっと待って」と杉原が声を掛け、デートに誘った。

MAYUは「激カワ・デート服大作戦」という記事の載っている「N-girl」という雑誌を見て、真っ赤な服を着て充電中。小宅は「ロボットがデートなんて...」と驚くが、MAYUを見ていて(亡くなった)娘・ゆうこのことを思い出していた。(ここでAパート終了、経過時間は11分を回った所でした。よってBパートは14分半強になります。)

杉原とのデートに言ったMAYU。杉原がソフトクリームを買ってきてMAYUに渡す。自分は食べ始めるがMAYUはそのままずっと持ったままで、溶けていた。そんな中、杉原はキスをしようと思って目を閉じて口を細らせる。それを見たMAYUは高速まばたきモードに入った。やがて目を開けた杉原は驚いた。MAYUは頭から湯気を噴いていたのだった。

MAYUは杉原の落としたソフトクリームを拾おうとするが、この時杉原はMAYUのうなじに「KIZUNA1011」という刻印があるのに気づくと「ちょっと、ジュース買ってくるから待ってて」と言うと、逃げていった。

一方、小宅は帰宅途中にある母娘がケーキを手にしていて「パパが帰ってきたらお誕生日会しようね」と言う母の言葉で、ケーキを買って帰った。帰宅したが部屋は真っ暗でMAYUはいなかった。携帯を掛けるが。MAYUの携帯は部屋にあった。ということで、小宅はMAYUを探しに飛び出していった。

MAYUは杉原をひたすら待っていた。小宅がMAYUを発見した。心配して怒った小宅に「デートしてた。ジュース買ってくるから待っててって言うから、ここでずっと待ってた」と言うMAYU。手には完全に溶けたソフトクリームが握られていた。小宅はハンカチでMAYUの手を拭く。MAYUは「ごめん、パパ」と言おうとするが、電池が切れて機能停止してしまう。で、小宅が背中に負ぶって、家に連れて帰った。

充電中のMAYU。小宅はケーキのロウソクに火を付けながら「♪Happy Birthday To You」を歌っていて、15本のロウソク全てに火を付けた。それとほぼ同時にMAYUは充電ヘルメットを外して起き上がった。小宅は「今日、MAYUの誕生日にしようかと思ってな」と言い、火を吹き消すように言うが、MAYUは「パパ、本当は今日、ゆうこちゃんの誕生日なんだよね」と言う。小宅は「生きていたら、ちょうどMAYUと同い年ぐらいなのかな...」と言うと、MAYUの成長が早すぎる、と愚痴も語る。これにMAYUは小宅の側蕎麦に移動すると、小宅の顔の回りで手を一周させ、プロジェクター・モードになって映像を映し始めた。それはゆうこと小宅が楽しく遊んでいる姿だった。それを目にした小宅は涙をこぼしてゆうこのことを思い出していた。

いつしかMAYUの膝枕で眠っている小宅。MAYUは映像を映し続けているが、その映像が突然、未来化学工業からのお知らせに切り替わり、「家庭用少女型ロボットMAYUの回収を呼びかけております」と伝えていた。

翌朝、まともに焼けたトーストを小宅に食べさせているMAYU。「美味い」と言う小宅に「ロボットも学習するんだよ」と言うMAYU。小宅は美味しそうに朝食を食べるそんな時、MAYUは「パパ。私、誕生日プレゼントが欲しい」「海が見たい」と言った。

小宅とMAYUは海に行った。波打ち際に立つMAYUは「パパ!」と言って手を振ると、小宅は笑顔で手を振り替えした。が、MAYUは突然、海に入って行こうとする。で、振り返ると「私は欠陥商品。このままだとパパに迷惑掛けちゃう。さようなら、パパ」と言い、回路がショートして海に倒れた。小宅は慌てて駆け寄り、MAYUを抱きしめる。MAYUの目からは一筋の涙が流れていた。

自宅に連れ帰り、電器屋さんにMAYUを見てもらう小宅。が「直せない」と言う電器屋。更にリコールが掛かっていることを語る。小宅は「お前がMAYUを連れて帰るなら、俺はお前を殺す」と詰め寄る。そんな中、「俺には冷蔵庫ぐらいしか直すことできないよ」と言う電器屋の言葉に小宅は閃いた。

MAYUの目が開くと「ごめんね、パパ」と謝るMAYU。が、「大丈夫。MAYUとパパはずっと一緒だよ。約束だ」と言う小宅。それを聴いたMAYUは再び機能を停止した。で、電器屋を見て頷くと、小宅は部屋にあった金属バットを手にして、それをMAYUに振り下ろした。

朝、冷蔵庫を開けて牛乳をコップに注いで飲んだ小宅は、冷蔵庫の中に向かって「じゃあ、行ってくるよ」と笑顔で言った。で、扉を閉めると、冷蔵庫からMAYUの声が「行ってらっしゃい、パパ」と言った。冷蔵庫の扉の上部には、MAYUのうなじにあった「KIZUNA1011」という刻印が切り取られて貼ってあり、その下には、小宅と赤い服を着たMAYUのツーショットの写真が貼ってあった。

ピコピコ・サウンドが流れてきて、画面の方はフェードアウトして全黒画面となり、その中をエンドロールが流れていきました。

次回は「ウィーアーダンス」という物語です。次回予告では「バレリーナ」という単語が出てきたが、これって、つい先日、バレリーナを引退すると発表した草刈民代さんを意識しているのでしょうかねぇ。(麻有ちゃんの母親ではありませんよ。念のため。)また、パパイヤ鈴木とおやじダンサーズの顔が見えて、更に「ヒップホップ」という言葉と「ウィーアーダンス」というタイトルと台詞から、ダンスを中心にした物語になると思われるが、「恋日・3rd.26話」や、「68FILMS ~美少年Hi(侍ショート)」の「再先端恐怖ショウ」と言うように、全編がダンスといはならず、「サクラノウタ」のような感じの物語になるのでしょうね。

この後の「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせのバックの風景は、いつも通りの「高速道路と東京タワーを中心としての夕景」でした。

今回の物語は、ポップで楽しい物語であったのは前半までで、麻有ちゃんの弾けた姿が何処まで続くのか?と思ったが、後半になるとそれが一変して、親子の絆を描いた物語になるという大変身がありました。製造番号の刻印「KIZUNA1011」(「1011」というのは、この物語の放送日ということ数字であるが、その「10/11」はウインクの日でもある。(これを横向にして2文字ずつ書くと、片目は開いた状態、もう片方は閉じた状態となり、それがウインクしているように見えるから、だそうです。)劇中ではウインクということは特になかったが、MAYUの恋心で高速まばたきをするというところが、ウインクに繋がる、と無理矢理考えるのもよろしいかと...

そして、今回の物語では、麻有ちゃんのメイド服姿というのが何よりのサービス・カットでした。

尚、つまみ枝豆さんがこの枠に登場したのは、「・2nd.19話」いらいということで、約4年2ヶ月ぶりとなりました。

 

↓今回は麻有ちゃんのコスプレがあったということで...

コスプレ衣装 メイド服 ラブレスメイド L

コスプレ衣装 メイド服 ラブレスメイド L

  • 出版社/メーカー: 国内ブランド
  • メディア: おもちゃ&ホビー

僕だけのマイプリティーメイド(M)

僕だけのマイプリティーメイド(M)

  • 出版社/メーカー: 丸惣
  • メディア: おもちゃ&ホビー
キャンディーメイド白ネコ(M)

キャンディーメイド白ネコ(M)

  • 出版社/メーカー: 丸惣
  • メディア: おもちゃ&ホビー
コスプレ衣装 メイド服 リセエンメイド L

コスプレ衣装 メイド服 リセエンメイド L

  • 出版社/メーカー: 国内ブランド
  • メディア: おもちゃ&ホビー
プリーツメイド服(黒/M)

プリーツメイド服(黒/M)

  • 出版社/メーカー: クリアストーン
  • メディア: おもちゃ&ホビー
めいどえぷろん ・ ブラック

めいどえぷろん ・ ブラック

  • 出版社/メーカー: アイコ
  • メディア: おもちゃ&ホビー
図解 メイド (F-Files)

図解 メイド (F-Files)

  • 作者: 池上 良太
  • 出版社/メーカー: 新紀元社
  • 発売日: 2006/04/25
  • メディア: 単行本

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

名曲探偵アマデウス#17 リスト「ラ・カンパネラ」 [ドラマ]

今回はリストの「ラ・カンパネラ」が取り上げられましたが、いつも出てくる野本先生は、「監修」として名前はあったが、登場しませんでした。また、最後の曲の演奏の所は、それぞれ一部でしたが、「第1稿」「第2稿」「第3稿」の全てを聴くことが出来るというサービスになっていました。これは来週からまたまた暫くの間、新作の放送が無いためなのでしょうかねぇ???(途中の解説の所でも、それぞれを聴くことが出来ますけど...)

今回のカノンさんは髪が少し伸びて、大人っぽい雰囲気でした。が、いつものように、色々と楽しいカノンさんという所は変わりません。)が、今回は「夢見る乙女」という感じで、キラキラお目々が輝いていた方が印象に残りました。

今回の事件で今までと大きく違ったのは、LPが出てこないで、CDが出てきたことでした。(と言っても、依頼者が持ってきたCDでした。→事務所にはCDは再生できないのかもしれません。)結局はそれを再生することなく、所長は依頼者に返していました。やはり所長は音楽を聴くとしたら、CDではなくてLPでなのでしょうね。

(年代物の)ラジオを修理しているカノンさん。(→助手は何でもやります。)が、そこに変な実況をする声が聞こえてくる。「何だ、一体?」という所長に「近づいてくる感じですけど...」と不安げな表情のカノンさん。ドアが開いて入ってくると驚いていたが、それが「お客さん」と分かると態度が変わる。(この辺りは、客商売と言うことをしっかりと分かっている。)

依頼者の実況したスポーツニュースを聞くと「面白い、でも、なんかくどい...」とか、依頼者の実況に「ちょっと五月蠅いかも...」というように、実に素直で正直なカノンさん。が、今回は所長も結構ボロクソに言っていて「確かに面白い、でも何故か響いてこない」とストレートにダメ出しを依頼者にしてました。そして最後には「来た時と比べて五月蠅くなくなった」と、いつもはカノンさんが担う役割も奪っていた所長でした。

が、カノンさんはカノンさんで、いつものように所長の説明に、豊かに表情が変わり、目を輝かせたり、首をかしげたり、笑ってみたりと、たっぷりと和ませてくれました。

曲の後のオチ(今回は「オチ」というような感じではなかったですけど...)は、調子が悪いラジオを叩いているカノンさん。(昔のものは、やっぱりこれが一番の修理方法だということを知っているようですね。)で依頼者の野球の実況放送を聴いていて、「イイかも...」と口にして、とろける表情を見せてくれました。

「ラ・カンパネラ」には3つのものがあるということは知っていたが、第1稿と第2稿は今まで聞いたことがなかったので、それらを全部ではなかったが、耳にすることが出来たのは嬉しい所でした。ところで、第3稿は「パガニーニによる大練習曲」というタイトルでも知られていますが、第1稿は「パガニーニの「鐘」によるブラヴーラ風大幻想曲」、第2稿は「パガニーニの主題による超絶技巧練習曲」ということで良いんでしょうか?

次回は11/1の放送予定(出場チームによっては日本シリーズが放送されてお休みになる場合もある。)ということで、事件ファイル18・ベートーベンのバイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」です。尚、来週の10/18(土)はセリーグのCSの放送ということで、完全にお休みです。その翌週の25日もCSによってお休みになる可能性があり、あっても再放送ということになります。果たして次回の新作放送はいつになることやら...(日曜のBS-2、火曜と土曜昼のBS-hiの再放送も、これまでの作品の再放送となるので、見逃したものがある方にとっては嬉しいところですけど...)

(10/12追記)
10/19のBS-2の放送は「開幕!第21回東京国際映画祭」が放送になるために、お休みです。

※来週からしばらくは、日曜日の1番目は「名曲探偵アマデウス」のピンチヒッターは「銭形泪[裏ネタ編]」とする予定です。

 

ラ・カンパネラ(ベスト・オブ・リスト)

ラ・カンパネラ(ベスト・オブ・リスト)

  • アーティスト: シフラ(ジョルジュ),リスト,ヴェルディ,グノー
  • 出版社/メーカー: TOSHIBA-EMI LIMITED(TO)(M)
  • 発売日: 2007/06/20
  • メディア: CD

リスト:ピアノ作品集「ラ・カンパネッラ」

リスト:ピアノ作品集「ラ・カンパネッラ」

  • アーティスト: 小山実稚恵,リスト
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1995/07/21
  • メディア: CD

ラ・カンパネラ~ユンディ・リ/リスト・リサイタル

ラ・カンパネラ~ユンディ・リ/リスト・リサイタル

  • アーティスト: ユンディ・リ,リスト
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2003/01/22
  • メディア: CD
フジ子・ヘミングの奇蹟~リスト&ショパン名演集~

フジ子・ヘミングの奇蹟~リスト&ショパン名演集~

  • アーティスト: フジ子・ヘミング,ショパン,リスト
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2003/02/05
  • メディア: CD
奇蹟のカンパネラ

奇蹟のカンパネラ

  • アーティスト: フジ子・ヘミング,ショパン,リスト
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1999/08/25
  • メディア: CD
ラ・カンパネラ~ヴィルトゥオーゾ名曲集

ラ・カンパネラ~ヴィルトゥオーゾ名曲集

  • アーティスト: 横山幸雄,ショパン,バッハ,リスト,シューマン,スクリャービン,ラフマニノフ,モシュコウスキ
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • 発売日: 2006/10/18
  • メディア: CD
愛の夢&ラ・カンパネラ~リスト名演集

愛の夢&ラ・カンパネラ~リスト名演集

  • アーティスト: ボレット(ホルヘ),リスト,ワーグナー
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2007/11/07
  • メディア: CD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。