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「THE DAY OF THE DOLPHIN」 [映画(洋画)]

表題の作品は1973年のアメリカ映画「イルカの日」である。「ケータイ刑事 銭形海」でイルカに関して設定に使われていたり、少しだけイルカが登場するなどしているが、そこで語られていることに繋がるような題材の作品である。イルカの生態を利用した政治的陰謀があり、それに立ち向かって行く海洋学者の戦いという物語であるが、銭形海ちゃんを主人公として翻案したら面白い作品になるかも知れませんね...

作品データを記しておくと、時間は105分、原作はロベール・メルル、監督はマイク・ニコルズ、脚本はバック・ヘンリー、撮影はウィリアム・A・フレイカー、音楽はジョルジュ・ドルリューである。そして出演は、ジョージ・C・スコット、トリッシュ・ヴァン・ディーヴァー、ポール・ソルヴィノ、フリッツ・ウィーヴァー、エリザベス・ウィルソン、ジョン・デナー、たちである。

海洋動物学者のジェイク・テリル博士はフロリダの小島でイルカの研究をしており、イルカに英語を教えていた。これは政治に悪用される危険があると感じていたテリルはこの研究を秘密にしていたが、政府機関の調査がこれをかぎつける。既にファーとビーという2頭のイルカはテリルの子供のようになっていて、テリルと会話が出来るようになっていたが、これを知った組織がファーとビーを奪っていき、大統領の乗ったヨットに機雷を付けたイルカを付けて大統領を暗殺しようと動き出す。テリルはファーとビーを救い出そうとして立ち上がるが...

アイデアとしたら実に鋭い所をついていて、なかなか面白い。また、人間と会話するイルカが純真な所を持っていて、ちょっとウルウルとくるところがある物語でもある。

この物語の主人公である海洋学者のテリルを銭形海におきかえるとか、その助手に銭形海をもってくるなど、いくつかのアイデアが生まれるが、「M3」の下敷きにしても面白そうな物語である。

ただ、本作が映画「卒業」のM・ニコルズ監督、B・ヘンリー脚本作品であるということにはちょっと驚いてしまいますけど...(作品世界が全く違っている。)

「ケータイ刑事」ファンであれば見ておいて悪くない作品である。

 

↓リージョンコード「1」なので注意が必要です。

The Day of the Dolphin

The Day of the Dolphin

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: DVD

↓LDであってDVDではありません。

イルカの日

  • 出版社/メーカー: キングレコード
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↓ビデオです。

イルカの日

  • 出版社/メーカー: 東北新社
  • メディア: VHS


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ケータイ刑事銭形海27話(3rd.1話)[改訂版] [ケータイ刑事]

MBSの放送も、BS-iの再放送から2週間遅れ(本放送からは9ヶ月半遅れ)で3rd.に突入しました。TVシリーズでは4人目の相棒となる松山さんの登場です。今回は、その3rd.1話(通算では27話)となる「噂の刑事、ついに登場! ~日焼け書道家殺人事件」です。今回の放送は25:55からということで、前回よりも5分繰り上がってのスタートとなったが、時間指定で録画予約をしている方は無事に録画できたでしょうか?(いつもの調子でいたら、ちゃんと松山さんとの初対面のお約束の途中からとなってしまいますし...)→やはりEPG利用の番組指定予約に限ります。これなら「毎週予約」をしていても自動的に録画開始時刻を修正してくれますのでね。(来週は26:00からなので、ご注意を...)

3rd.になっての変更点は、OP主題歌は歌詞が3番になったのが一番の変化であり、五代さんの所が松山さんに変わり、ちゃんのアップの映像が変更されたという所であるが、基本的には2nd.の流用である。これを考えたら、バンドのメンバーに柴田さんはいたが、五代さんがいなかったというのも、3rd.のことまで考えていたということになります。また、ライヴで盛り上がった客席にいる宝積さんと諏訪さんは引き続き登場します。

この物語は、ちゃんと松山さんの出会いが、やはり注目点である。尚、3rd.の「第1話」ということで、ゲストはやっぱりクイーン宝積有香さんなので、もはや説明は不要でしょう。

また、この物語の本放送は2008/1/5ということで、正月の最初だったということで、和服姿で初詣をするちゃんというサービス・ショットもあります。(本放送の時の「着ボイスDLのお知らせ」は海ちゃんと松山さんのツーショットによる正月ならではの特別バージョンだったのだが、先日のBS-iの再放送も、今回のMBSの放送でもカットでした。)

それでは、いつものように、長文&ネタバレありで記していきます。尚、放送直後に記したものは「ここをクリック」して下さい。

ある神社に、初詣にやってきたちゃん。(でも、晴れ着ではなくていつもの制服姿です。)柏手を打って「今年もいい年でありますように、よろしくお願いします」とお参りをしていると、「待て!こらっ!」という声が背後から届き、ちゃんは振り返る。男を追いかけていたスーツ姿の男は「借りるぞ!」と言うと、ちゃんの青いマウンテンバイクにまたがって、逃げる男の追跡を始めた。ちゃんは慌てて「あっ、ちょっと、それ私の。泥棒!」と叫んで追いかけようとするが、そこに「警視庁から入電中」と事件を知らせる入電が入る。で、携帯を開くちゃん。(SO905iに変わりました。)「港区赤坂の日焼け流書道教室で殺人事件発生。被害者は書道家の最澄夫(さい・すみお)。直ちに現場に急行せよ!」ちゃんは「もう、こんな時に...」と嘆くと、徒歩で現場に向かった。

「日焼け流書道教室」にやってきたちゃん。警備をしている警官に「お疲れ様で~す」と言って敬礼をして中に入る。そんな所に、先ほどちゃんの自転車を奪っていった男が逃げて行った男を捕まえてやってきた。逃げていた男はひったくり犯であり、スーツ姿の男は警官に「おい、頼むぞ」と言って引き渡すと、中に入ってこようとする。が、ちゃんの姿を見ると「女子高生がこんな所にいたらまずいだろう」と口にする。ちゃんは自転車を指差して「あのマウンテン・バイク、私のなんですけど」と文句を言う。すると男は「えっ、お嬢ちゃんの?」と言うと「ひったくり犯逮捕、協力ありがとうございます」と言って敬礼する。これに「あっ、いえいえ」と言って敬礼を返すちゃんだったが、男は直ぐに建物の中に入っていき、ちゃんは追いかけていく。そして「刑事さんなんですか?」と尋ねる。これに「刑事以外に何に見えるのかな?」と言い「俺はこういう者だ」と言ってスーツの内ポケットから警察手帳を取り出そうとする。が、それは「日焼けカラオケWIN」の30分無料券だった。(五反田店のみ有効)で「何ですか?」と問うちゃんに「日焼けをしながらカラオケを歌う」と言ってその説明をする男。続いて「ここのもあるぞ」と言って今度は「日焼け流書道教室 ガン黒生徒特別券 授業料3割引」という割引券を見せて、この日焼け流書道教室の説明を始める。で、照の椅子に腰を下ろし「このテラスで、ゆっくりと日焼けを楽しみ。感じるだろう、この太陽を」とすっかり自分の世界に入っている。(ちゃんは首をかしげて溜息をついていた。)男は立ち上がって部屋の方に移動して「そしてまた、このバーで、人生を振り返る」とすっかり詩人になっていた。で「ついてこい」と言ってちゃんを中に連れて行く。

途中、半紙に書かれた習字の文字が多数張られている。「夜露四苦」「破動砲」「万枚」「魔法」「大和魂」「参話」「並盛」「台本至急」「はよせい」「七海」「飯」「正月」「村長」「無門庵」「楊枝」「鮪」「魬」「予告」「安土竜」「黒髭」など、お遊びに満ちています。

男は「正座」と言い、「はい」」とちゃんも返して、その場に正座する2人。男は「目をつぶり、背筋を伸ばす」と更に語り続ける。そして筆を手にすると「書道で精神統一」と言って笑い出す。ちゃんは怪訝そうな表情で見ていた。すると「そんなことはどうでも良い」と言って筆を置いた男は、立ち上がりながらスーツの内ポケットに手を入れて「俺の本職はこれだ」と言って、警察手帳を見せる。それを見たちゃんは「松山進、巡査?」と口にする。すると松山さんは「巡査長だった。返上したよ」と続けた。ちゃんは「えっ?どうしてですか?」と訳を尋ねた。すると松山さんは「「長」が嫌いでな。男は太く短く、細く長くは俺の性に会わないんだ。分かるか?」と語る。がちゃんは「意味分かんないんですけど...」と首を捻っていた。

松山さんは「まあ、お嬢ちゃんと話している暇はない。さあ帰れ」と言ってちゃんを追い返そうとした。これに「あっ、ちょっと待って下さい」と海ちゃんは言うと、ポケットから警察手帳を取り出して、それを見せようとする。が(お約束で)「青葉台学園」の学生証だった。「あっ、間違えた」から改めて「こっちです」と言って警察手帳を見せたちゃんは「警視正・銭形海。以後、お見知りおきを」と言って敬礼をする。が、松山さんは敬礼をしたちゃんの右手を掴むと、手錠を取りだして掛けた。「えっ?何ですか?」と言うちゃんに笑いながら「公文書偽造の罪だ」と松山さん。「本物ですよ、本物」と言うちゃんだったが、「お見知りおきをじゃないだろう。それをな、お仕置きに変えてやる。さあ来い」と言ってちゃんを連行していこうとする松山さん。海ちゃんは「嫌、離して!」と抵抗し、「銭形警視正です」と口にする。この言葉に「銭形?」と松山さんの表情が変わった。そして「お前の姉ちゃん、天気予報が得意か?」と尋ねる。(バックには「」のテーマ曲の『明日吹く風』が流れる。)笑顔で「あっ、はい」とちゃんは答える。松山さんは続けて「数学が得意な従姉妹はいるか?」(バックに『零・オープニング・テーマ』が流れる。)と尋ねる。これに「ええ、いますけど...」と答えるちゃん。するとちゃんも気づいて「松山ってもしかして、ゴルゴダの森でお姉ちゃまたちと一緒に捜査した...」と言い、大きな声で「松ぼっくり!」と言う。松山さんは手錠を外しながら「松ぼっくりじゃないよ、マツだい!」と言い、「お前のおじいちゃん、警視総監?」と3つ目の質問をする。これに「はい」とちゃんが答えると、松山さんはちゃんに向かって敬礼をして「松山進、帰らせていただきます」と言って帰ろうとする。するとちゃんは、松山さんの首筋を捕まえて「帰らないの。お仕置きをお見知りおきに戻して下さい。さあ、捜査を始めますよ、松山さん」と言って松山さんの方をポンと叩いた。で、松山さんは「はっ」と漏らして観念した。→松山さんはこれまで「M2」にしか登場していないので、やっぱり「M2」ネタできました。一方、ちゃんは1st.、2nd.に続いて3rd.でも手錠を掛けられることになりました。ちゃんとちゃんは新パートナーには手錠を掛ける方に回ったが、ちゃんは同じことを3回繰り返すことになったが、キャラの違いが出ていて楽しい所です。

ちゃんと松山さんは捜査を開始して、事件現場となった屋根裏部屋にやってくる。最の頭には包丁が突き刺さっていた。マツは被害者を見て「間違いない。俺が教わっている最先生だ」と確認する。そして「脳天に一撃とは残酷だ...」と漏らすと手を合わせていた。一方、ちゃんは半紙にある墨の汚れに気づき、「何だろう?」と言うと携帯を取りだして現場写真として撮影する。

そんな所に、階段を上ってくる足音が聞こえ、柴田さんがやってくると、側にいる警官に「お願いします」と言って、足を持って貰って逆立ちを始めた。「上から読んでも柴田束志、下から読んでも柴田束志。世界的に見ても非常に珍しい名前だと自負しております。逆もまた真なり。」とお馴染みの自己紹介を口にして「松山さん、お久しぶりです」と続ける。するとマツが笑いながら「いやあ、柴田、久しぶりだな」と言い、逆立ちを止めた柴田さんとがっちり握手して、再会を喜んでいた。

ちゃんは「柴田さん、お願いします」と言って、柴田さんの鑑識作業が始まる。直ぐに柴田さんは「死因はナイフで刺されたことによる失血死。死亡推定時刻は昨夜の午後10時から11時の間。そして通いのお手伝いさんと、書道クイーンの空海子(そら・うみこ)さんが第一発見者です」と報告する。これに「書道クイーン?」とちゃんは漏らした。

早速、第一発見者の2人に話を聞くちゃんと松山さん。パソコンで「書道キング」日焼け流・最澄夫、「書道クイーン」美白流・空海子を確認する。(その隣には「書道プリンス」という文字があるが、これは後ほど登場する。)空海子とお手伝いの瀬戸内海晴海(せとないかい・はるみ)を確認したちゃんと松山さん。海ちゃんは「お二人が最先生の遺体を発見した時の様子を話して貰えますか」と尋ねる。で、晴海が「朝、来てみたら、玄関に海子さんがいらしてて...」と語り始める。海子は年始の挨拶にやって来たのだった。で、玄関の鍵を開けて、部屋に入ったら最の遺体を発見した。海子は直ぐに「晴海さん、警察」と言って警察に通報させ、晴海が通報したのだった。それを聴いた松山さんが「ということは、この家は密室だったんですか?」と尋ねる。これに晴海が「はい。この家の鍵は私と先生しか持ってませんので...」と答える。すると松山さんは「最先生を殺害した犯人が、最先生から鍵を盗んで、鍵をかけた」と考えた。晴海は立ち上がって、いつも鍵を置いている所に移動すると「鍵がありません」と言った。すると「確定だな。この家の鍵を持っている人間が犯人だ」と松山さんが言った。一方、海子はポケットをゴソゴソとしていて、何かを見つけ、「嫌だ...」と口にする。ちゃんが「どうしたんですか?」と尋ねると、海子の手には鍵があり、晴海が「それ、この家の鍵です」と告げた。松山さんは「どうしてあなたがその鍵を?」と問うが、海子は訳が分からない様子で、呆然となって鍵を床に落とし、その場に崩れ落ちると、震えながら「最先生を殺したのは、私かもしれません...」と告げた。

改めて海子に事情を聞く。海子は、昨日、最先生と激しい喧嘩をしたと語る。「原因は何ですか?」とちゃんが問うと、海子が答える。「私たち書道家は、年の初めに多聞神社への書の奉納をすることが最高の栄誉とされています。その栄誉に今年は私が選ばれていたんですけど、それを最先生が自分に譲れ、と...」(回想となり)カウンターで酒を注ぐ最と、カウンター席に座っている海子とが、文字に対する見解を言い合い、「黒光りがない」「純白な美しさ」ということで対立し、最先生は「君がどうしても譲らないというのなら、私は君を殺してでも奉納の栄誉を奪ってみせる」「その前に、私があなたを殺すかも知れませんよ」とそれぞれが口にして、喧嘩別れをしたのだった。で、松山さんは「穏やかじゃないなあ」と漏らし、海ちゃんが「それからどうされたんですか?」とその先を尋ねた。が、海子は「それが...それから先のこと、全く覚えてないんです」と言った。海子は、あんまり腹が立ったので、最先生の家を出た後、バーへ行って、ワインを滅茶滅茶飲んだと言うことは覚えていたが、それから先のことは記憶が飛んでいたのだった。海ちゃんが「じゃあ、どうしてこの家の鍵を持ってたか、ということも?」と尋ねるが、海子は首を横に振りながら「分かりません」と答えた。

すると「そうか、読めた!」と松山さんが手を叩いて声を上げた。で、「俺のカンが正しければこうだ」と口にすると、珍推理を語り始める。「酔っぱらったあなたは、もう一度最先生の部屋に舞い戻り、怒りにまかして最先生を殺害。鍵を盗んで密室を装った。」これを聴いた海子は首を横に振りながら泣きそうになって頭を抱え込んでしまった。

そこに「失礼します」と言う柴田さんの声がして、柴田さんがやってきた。で、「凶器のナイフに付着していた指紋が海子さんのものと一致しました」と報告した。で、ちゃんと松山さんの視線は海子に向き、「やっぱりな」と松山さんが口にする。すると海子は泣き始めてしまった。

一旦表に出たちゃんは松山さんに告げる。「何か出来すぎているとは思いませんか。犯人がわざわざ凶器のナイフに自分の指紋を残していくでしょうか?」と疑問を語る。が、松山さんは「酔っぱらってて拭き忘れたんだろう」と返す。ちゃんは「それに、もしそれほど酔っぱらっていたら、鍵を盗んで密室を偽装するなんて、頭が働くとは思えません」と次の疑問を語った。が、松山さんはこれに「まあ、酔っ払いってのは、とてつもなく抜けてたりなぁ、恐ろしくシャープだったりするんだよ。俺にも経験あるけどな」と返す。ちゃんはすかさず「それにしても、状況証拠が揃い過ぎています」と疑問を語る。すると松山さんは「じゃあお前、彼女が犯人じゃないというのか?」と尋ねる。ちゃんは「そうは言っていませんけど...」と返すが、言葉に詰まる。すると松山さんは「いいか銭形。刑事に一番必要なのは直感だ!」とアドバイスをする。(やっぱりこの台詞が登場しました。)そして「刑事が頼って良いのはカンだけ。頭で小難しく考えることじゃないんだよ」と、自分の意見を語った。すると、そんな所に「松山刑事」と言って一人の警官がやってきて、松山さんの耳元に何やら報告をした。

海子と晴海が並んで座っている所を、柴田さんは腕組みをしながら厳しい表情でじっと睨んでいた。(「・2nd.9話」でもやっていたが、番犬・柴田ですね。)そこに松山さんとちゃんがやってきて、柴田さんを押しやると、松山さんが「海子さん、容疑が晴れましたよ」と告げた。「えっ?」と反応する海子に、松山さんは続ける。「アリバイ成立です。最先生が殺害された昨夜の10時から11時の間、あなたはずっと下北沢の交番にいました」。「交番に?」と怪訝そうな表情をする海子。松山さんは「酷い泥酔状態で警官に絡んだそうですよ。調書まで書かれたって...」と続けた。「本当ですか?」と確認する海子に、ちゃんが「はい」と言うと、海子はホッとして「あ~あよかった。あのお巡りさんが私のことを覚えていてくれて...」と呟いた。ちゃんは「あのお巡りさん...」と、海子の言葉を聞き逃していなかった。

すると柴田さんが「だったらどうしてナイフに海子さんの指紋が付いてたんでしょうか?鍵のことだってあるし...」と疑問を語った。すると松山が「それは俺が説明しよう。俺のカンが正しければこう」と言って、またも珍推理を語り始める。「海子さんは真犯人によって陥れられたんだよ。殺人容疑が掛かるようにね」これに眼をぱちくりさせて「そんなぁ?」と海子。松山さんは続ける。「問題は、誰があなたに罪をなすり付けようとしたか」ということで、海子に、「あなたを恨んでいる人、トラブルがあった人、どんな些細なことでも結構です。教えて下さい」と尋ねる。これに海子は「私を恨んでいる人?」と漏らして少し考えると「います」と口にした。「最先生が亡くなって、私が犯罪者になったら、徳をする人が一人。まだら流の鯱パンダ(しゃち・ぱんだ)さんです」と答える。すると松山さんは鯱のことを知っていて、腕を組んで「まだら流・鯱か...」と漏らす。「松山さん、知ってるんですか?」と柴田さんが問うと「うん」と返す松山さんはパソコンで、最、海子と鯱の3人が一緒に写っている写真を出す。(鯱の所には「書道プリンス」という文字がある。→「クイーン」「キング」「プリンス」の揃い踏みが実現しました、こうなると次は「プリンセス」の登場ですかね?)

そして「日焼け流にも美白流にも属していない、もう一つの流派だ」と説明する。海ちゃんは鯱の顔を見て「この人が最先生を...?」と漏らす。松山さんの説明は続き、「美白流の海子さん、日焼け流の最先生。この2人がいなくなれば、多聞神社への奉納は自動的にまだら流・鯱パンダになる」と言い、海子に「そうなりますよね?」と確かめる。これに海子は「はい」と答えた。すると松山さんは真犯人は鯱だと決めつけて「鯱パンダ、連行だ」と言って、鯱を逮捕しに行こうとする。が「ちょっと待って下さい」とちゃんが呼び止めた。で、ちゃんは海子の様子をじっと見ながら熟考に入り「寄せる、悪のさざ波」(ここでAパート終了。経過時間は16分弱で、Bパートは9分半強になります。)

事件現場で検証をしているちゃんは、最先生が殺された時の状況を再現しようとして、最先生が座っていた位置に座り、松山さんが寄ってくると「最先生はこうして書道をしている時に犯人に頭を突き刺されたんですよね」と言う。すると松山さんは「ナイフをこう振り下ろせばこの位置になる」と言って、その格好をする。これにちゃんは「真正面ですよ。なのに抵抗した跡も、逃げた跡もなかった」と疑問を話す。が「顔見知りがいきなりやったんだろう」と済ませてしまう松山さん。ちゃんは「それにしても...」と言って何気なく天井を見上げると、照明器具の傘が目に入り、何かに気づいた。すかさず、墨の汚れのある半紙、文鎮に目を移し、文鎮を手にすると笑顔になり「分かった」と口にした。で、松山さんを見上げて「謎は解けたよ、ワトソンくん」初めての生ワトソンくんに対して松山さんは「ワトソンじゃないよ、松山進」と返していた。

そうしていると「あの~」と海子が現れて「私はこれで失礼します」と告る。松山さんは振り返って「あっ、どうも」と言って敬礼して見送るが、ちゃんが慌てて「松山さん、不味いことになるかも知れません。彼女を見張りましょう」と言った。松山さんは「鯱が海子さんを襲うってか」と言うが「そうじゃなくって」とちゃん。が、それ以上は語らず「もう行きますよ」と言い、海子の後を追うように駆け出していった。マツは「不味いことって何なんだよ」と言いながらちゃんの後を追った。

海子の後をつけるちゃんと松山さん。海子はあるある工場に入って行き、それを見届けたちゃんと松山さんも、その工場の中に入って行った。

工場の中には、猿ぐつわを填められてロープで縛り上げられた男がフェンスに体当たりをして、必死に脱出を試みようとしていたが、突然様子が変わり、恐れ始めた。海子が無表情で現れたためであり、海子は男に猫なで声で語りかける。「どう?鯱さん、気分は?」男は鯱パンダであり、海子を恐れて怯え震えているだけだった。海子は鎖の鍵を開けると、中に入ると、ゆっくりと鯱に近づいて行く。そして「可哀想だけど、あなたには死んで貰うわ。自殺よ、最先生を殺して、私を殺人犯にした罪の重さに苛まれてね」と言うと、持っていたバッグからロープを取り出し、鯱の首にロープを巻いて、それを使って鯱の首を絞めようとする。

そこに三味線の音が届いてきた。岩場に白波が砕け散り、お馴染みの口上が始まる。「大波小波かき分けて。…」(ちゃんの髪型が変わったが、それ以外は基本的に同じです。)で「私の碇で沈みなさい!」から「神奈川沖浪裏」の大浪がうねり、碇のストラップが飛んでいく。碇が床に突き刺さると、繋がっている赤い鎖は海子を捕らえていた。ちゃんが鎖を引くと、海子は大回転してその場に倒れ込んだ。それと同時に、鯱は立ち上がって松山さんの所に駆け寄っていき、松山さんは鯱の猿ぐつわとロープを解いて救出した。

海子は呆然となって「どうして、あなたたち?」と口にする。ちゃんが「最先生を殺害したのはあなたですね、海子さん」と尋ねる。が、海子は表情を変えず「何をバカなこと言ってるの。犯行時刻、私には鉄壁のアリバイがあると教えてくれたのはあなたたちじゃなかったかしら...」と惚ける。これにちゃんは「確かにあなたは犯行時刻、下北沢の交番にいました」と語る。すると「だったら、どうして私が殺ったって...」と問う。で、海ちゃんの説明が始まる。

「あなたは最先生の部屋に、犯行時刻の午後10時になると、自動的に先生を殺害する仕掛けを作ったんです」と語る。それは、ナイフの柄に透明の糸が括り付けられたナイフを和紙で囲まれた照明器具の中につり下げ、天井、柱を伝い、机の上の重い文鎮でピーンと固定されている。最先生が書道を始めようとして文鎮をどけると、重しが外されたナイフが落下して、最先生の頭に突き刺さった。海子は最先生が、毎晩10時に書道をすることを知っていた。そして仕上げは翌日、第一発見者を装って、ナイフに付けられた糸を回収した。(晴海に、警察に連絡するように伝え、一人になった間に糸を回収する。)が、その時、糸が硯の墨に触れ、半紙に黒い線のような汚れが付いてしまった。そしてその後、家の鍵を盗んだ。凶器についた指紋、密室を作った鍵、そうすることで全ての状況証拠が「海子は黒」と示す。そうしておいて、まるでオセロのように、黒から白へと一気にひっくり返す。犯行時刻、海子が交番にいたという完璧なアリバイによって。それで海子は一転して真犯人に利用された被害者と言うことになる。説明を終えるとちゃんは「違いますか?」と海子に問う。が、海子は「証拠はあるの?」と惚けた。これに鯱が「たった今、俺を殺そうとしたじゃないか」と叫び、海子を睨みつけた。それを松山さんが宥めるように押しとどめた。で、ちゃんは「そう、この状況が証拠です」と告げた。

すると、海子は観念して「そうね、その通りだわ」と犯行を認めた。そして「でも、何故私が犯人だと分かったの?」とちゃんに問う。これにちゃんは、アリバイが確認された時、海子が「あのお巡りさんが私のことを覚えていてくれて...」と言ったことを指摘し、酔っぱらって記憶がないのに「あのお巡りさん」とは言わない、だから、最初から(海子は)記憶があったと思ったのだった。それを語ると「でも、どうして最先生を?」と動機を尋ねる。すると海子は「最先生の日焼け流がある限り、私の美白流はいつも二番手。二番はもううんざりなの。クイーンなのよ私は」と答えた。これに松山さんが「何がクイーンだよ。あんたはクイーンじゃなくてデビルだよ」と言い、海子に手錠を掛けて逮捕した。ちゃんは「最後の最後で、また黒に変わっちゃいましたね」と口にし、海子は「勝てると思ったんだけどなぁ...」と漏らしていた。

事件解決後、着物姿でお参りに来たちゃんが手を合わせてお願いをしている。そこに着物姿の松山さんがやってきて、ちゃんの耳元に「銭形」と声を掛ける。これに驚いたちゃんは「松山さん」と返す。松山さんは笑いながらちゃんを上から下までじ~~っと見て、「馬子にも衣装だなぁ」と言い、「今頃初詣?」と突っ込む。ムッとした顔になったちゃんは「はい、この前途中だったんで...」と返す。すかさず「それで何をお願いした?」と問う松山さん。ちゃんは「内緒です」と返すと松山さんは「ケチ」と言ってそっぽを向く。すると今度はちゃんが「で、松山さんは何を?」と逆に問う。これに「内緒です」とマツが返すと、間髪入れずに「ケチ」とやり返したちゃん。

松山さんは柏手を叩いて願いを口にする。「美しい人生よ、限りない喜びを…」と口にすると、これを歌い始めました。(これは『愛のメモリー』の歌詞です。)ちゃんはそれを見て「歌ってる...」と漏らすと呆れて先に返っていこうとする。すると松山さんは「♪美しい人生よ~」と大きな声で歌い始める。それを見たちゃんは笑顔で「お先です」と声をかけ、「変なおじさん」と呟いていた。

次回は3rd.2話(通算では28話)となる「吸われる魂! ~血を吸うカメラ殺人事件」です。(このタイトルから頭に浮かぶのは、「ケータイ刑事」の最多登板の佐々木浩久監督作品の2001年の映画「血を吸う宇宙」である。佐々木監督は監督を務めないが、登場キャラにパロディ満載であり、色々と楽しいキャラが出てきます。ちゃんやマツのさりげないコスプレがあったり、小ネタが満載ということで、楽しい物語です。また、ゲストは半海一晃さんということで、怪演ぶりを発揮しています。

鑑識メモ。日焼け書道教室で習字をしている柴田さん。で「出来た!あけましておめでとうございます!柴田で~す」と言って万歳をする。(この物語の本放送は2008/1/5ということで、新年の最初の放送だったので「あけましておめでとうございます」と言うことになります。)「3rd.シリーズ、いよいよ始まりました」と本題に入る。「新しい相棒は、そう、「噂の刑事トミーとマツ」のマツ・松山進」と言うと、そのマツについて、「太陽の似合う男」「海の似合う男」「日焼けサロンの似合う男」「黒い男」と次々と語る。そして「黒い魚と言えば...」と「さかなへんの漢字」シリーズへと持っていく。で「あんこう~!」と叫んで「鮟鱇」と書かれた半紙を見せる。で、それを直ぐに投げ捨てると「本日はこれまで!」と言い、お辞儀をすると「今年もどうぞよろしくね」と、新年の挨拶で締めました。

本放送では、この後には新年最初の放送だったので、お年玉と言って良いスペシャル映像が続いたのだが、先日のBS-iの再放送、そして今回のMBSの放送では、カットでした。(ラストのお参りの時の着物姿のちゃんと、スーツ姿の松山さんが並んで登場し「あけましておめでとうございます」と正月の挨拶をする。「本年も「ケータイ刑事銭形海」ご贔屓にお願いします」とちゃんが言うと、マツは「このコンビを見たら、もう末広がりは間違いなし」と続いて語り、「是非、見て下さいね」と言って手を振っていたちゃんでした。→こういうスペシャル映像を見るには、やはりBS-iの本放送で見なければなりません。

更に、本放送では、この後にちゃんCM(インフォマーシャル)の「声ちぇき!」が続いたということで、実にサービス満点という回でした。

まずは、マツが本当に色が黒いということがよく分かりました。歴代銭形の中でも最も色が黒いちゃんが色白に見えるのですからね。それを考えれば、マツの「日焼けサロン」というのは実に上手く持ってきたものです。

本放送の前では、TVシリーズ初登場となるマツに対しては、期待と不安があったが、全く心配することなく、この辺りはこれまで13クールも製作してきただけのことはありますね。ちゃんもマツに対して、放任する所は放任し、締める所はしっかりと締めるし、操縦法もしっかりと心得ていましたし、・松山コンビは・高村/・五代コンビよりも波長が合っていて、とても良いコンビになります。

物語の方は「第1話」という「お約束」がたっぷりあるものであり、「ケータイ刑事」らしい安定した物語でした、また、TVシリーズには初登場となる松山さんも、特に浮くこともなく、しっかりと入って来ましたし、予想された通りの『愛のメモリー』も出てくるということで、いい感じでした。(3rd.でも、歌が色々と幅を利かせていくことになります。)

事件の方は、「・2話」や「・2nd.8話」を部分的に引っ張っている所があるが、完全に犯人と思わせておいて、それを一旦ひっくり返し、更に再度ひっくり返してしまうというのは実に面白い所でした。新鮮さは無いものの、生の料理(刺身など)ではなくシェフがたっぷりと腕を振るって仕上げた本格的な料理という感じでした。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 3

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↓いよいよ今週金曜日発売です。

ケータイ刑事 銭形海 冬舞台完全版 ついに公開!後悔しないよ!死の航海!〜超豪華客船キングアンドリウII世号(初回仕様)(DVD) ◆20%OFF!

ケータイ刑事 銭形海 冬舞台完全版 ついに公開!後悔しないよ!死の航海!~超豪華客船キングアンドリウII世号

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↓今回は「M2」を外せません。

↓「書道」ということで

書道 漢字 (NHK趣味入門)

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  • 作者: 谷村 憙斎
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書道・創作入門コツのコツ―好きな言葉や詩を書く (生活実用シリーズ)

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  • 作者: 石飛 博光
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書愉道―双雲流自由書入門

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  • 作者: 武田 双雲
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  • 発売日: 2005/09
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ここからはじめる書道入門

ここからはじめる書道入門

  • 作者: 田中鳴舟
  • 出版社/メーカー: ナツメ社
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ジーンズ書道セット ナチュラル

ジーンズ書道セット ナチュラル

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BEST HIT USA 2008[2008/10/21] [音楽(etc.)]

一番早い放送である火曜日夜のBS朝日の放送において、「TIME MACHINE」のコーナーの情報を中心に、ON AIR曲情報をオマケのようにして記しておきます。今回は、野球中継延長のため、いつもより40分繰り下がって、23:40からの放送でした。

時間の無駄遣い・OPのPVはDANIEL POWTERの『Bad Day』、CM明けのOPは、新木場にいるということで、ライヴ直前のTHE OFFSPRINGのNOODLESとDEXTERにインタヴュー。流れたのは2008年(10/6)のライヴの『You're Gonna Go Far, Kid』がチラッとという酷い扱いでした。

続いて「HOT MENU」のコーナーで、ARTISTS STAND UP TO CANCERの『Just Stand Up!』を流すも、こういう良いものを途中でぶっちぎってしまうなんて、この目的を真に理解していない、としか感じられない酷いスタッフです。で、ぶち切ると「COUNTDOWN USA」のTOP 40の20位から11位までの発表、11位のM.I.A.の『Paper Planes』のON AIR。CMを挟んで「STAR OF THE WEEK」はDANIEL POWTER。インタヴューと『Next Plane Home』のON AIR、そして「C/D USA」の続き(10位から4位)の発表、今週のROCK CHARTのTOP 10がAC/DCの『Rock 'N Roll Train 』(1位)をバックに紹介でした。

CMが入り、「大いなる伝説」(前回の続き)という時間の無駄遣いがあり、「TIME MACHINE」のコーナーの開始が随分と遅くてスタートから39分が過ぎていました。今回は10/21ということで、以下の3件が紹介されました。(時間の無駄遣いをしているから、今回はたった3件と手を抜いている...)

1961年:BOB DYLANが1st.アルバム「BOB DYLAN」をレコーディングした。(当時20歳、1日で完了したとのこと。)、1971年:ROLLING STONESMICK JAGGERの(当時の)妻(=最初の妻)・ビアンカ・ペレス・モラ・マシアスがパリで女児・ジェイド・ジャガーが生まれた、1971年:JACKSON BROWNEがロスのクリスタル・サウンド・スタジオでデビュー・アルバム「JACKSON BROWNE」を録音した。(当時22歳)。

10/21が誕生日のアーティストとして紹介されたのは以下の3人でした。MANFRED MANN(1940年生まれ)、山内テツ(1946年生まれ)、STEVE LUKATHER(1957年生まれ)。尚、筆者のデータベースには、この他に、DIZZY GILLESPIE(1917年生まれ)、STEVE CROPPER(1941年生まれ)、ELVIN BISHOP(1942年生まれ)、ERICK PURKHISER(1946年生まれ)、LEE LOUGHNANE(1946年生まれ)、CHARLOTTE CAFFEY(1953年生まれ)、KEITH GREEN(1953年生まれ)、RICH MULLINS(1955年生まれ)、JON CARIN(1964年生まれ)、NICK OLIVERI(1971年生まれ)、CHARILE LOWELL(1973年生まれ)、JOSH RITTER(1976年生まれ)、BRIAN PITTMAN(1980年生まれ)、という人たちも10/14生まれです。

今回はJACKSON BROWNEに絡めて、JACKSON BROWNE作のEAGLESの『Take It Easy』を1994年のライブ・バージョンのON AIRでした。

続いて「C/D USA」のTOP 3の発表、そしてラストのリクエストは、1984年のDARYL HALL & JOHN OATESの『Out Of Touch』でした。この頃のHALL & OATESというのは絶頂期であって、この曲が収録されているアルバム「BIG BAM BOOM」は良い曲がたくさん入っていました。が、筆者はアルバム「H2O」や「PRIVATE EYES」の方が、もっと好きなアルバムです。

次回は、EPGによると、「ゲスト」はケイティ・ペリー、プリシラ・アーン。内容説明は、数々の記録を更新中!大ヒットの全米でホットな女性、ケイティ・ペリーがスタジオに初登場!「女性にキスして気持ちよかった」全米PTAを敵に回した彼女の素顔に迫る!とあります。

 

 

Daniel Powter

Daniel Powter

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 2006/10/31
  • メディア: CD

Rise and Fall, Rage and Grace

Rise and Fall, Rage and Grace

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Columbia
  • 発売日: 2008/06/17
  • メディア: CD

Just Stand Up!

Just Stand Up!

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Def Jam
  • 発売日: 2008/09/30
  • メディア: CD

Kala

Kala

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: XL
  • 発売日: 2007/08/21
  • メディア: CD

Under the Radar

Under the Radar

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 2008/09/09
  • メディア: CD

Black Ice

Black Ice

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Columbia
  • 発売日: 2008/10/20
  • メディア: CD

ヘル・フリーゼズ・オーヴァー

ヘル・フリーゼズ・オーヴァー

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • メディア: DVD


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EARTH WIND & FIRE『ALL 'N ALL』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1977年に発表された彼らの8枚目のスタジオ・アルバムである。邦題は「太陽神」と付けられ、彼らの代表的なアルバムの一つである。彼らのスケールの大きいサウンド・スタイルがはっきりと確立し、まさに脂の乗った内容のあるアルバムである。また、本アルバムは当然のように大ヒットを記録して、Billboardのアルバム・チャートで最高位3位を記録し、1978年の年間アルバム・チャートでは12位にランクインしている。また、イギリスでも最高位13位を記録するヒットになった。

収録曲は、オリジナル盤では全11曲であったが、現在では3曲のボーナス・トラックが追加されて全14曲になっている。(ボーナス・トラックは後ろの3曲である。)収録曲は以下の通りである。『Serpentine Fire』『Fantasy』『In The Marketplace (Interlude)』『Jupiter』『Love's Holiday』『Brazilian Rhyme (Interlude)』『I'll Write A Song For You』『Magic Mind』『Runnin'』『Brazilian Rhyme (Interlude)』『Be Ever Wonderful』『Would You Mind [Demo Version Of Loves' Holdiay]』『Runnin' [Original Hollywood Mix]』『Brazilian Rhyme [Live]』。

この中からシングル・カットされたのはアメリカでは2曲、イギリスでは3曲である。最も大きなヒットとなったのは『Serpentine Fire』で、アメリカではBillboardのシングル・チャートで最高位13位を記録し、1978年の年間シングル・チャートでも77位にランクインしている。また、永遠の名曲『Fantasy』は、アメリカではBillboardで最高位32位、イギリスではそれを上回る最高位14位を記録している。更に、イギリスでのみのシングルとなった『Jupiter』(最高位41位)と『Magic Mind』(最高位54位)がヒットを記録している。

本アルバムからのお薦め曲は、やはり1番手は『Fantasy』であろう。チャート成績は思ったほど攘夷にまで顔を出していないが、歴史に残る曲というのは案外チャート成績は良くないというものが多いのである。更には、『Serpentine Fire』『Jupiter』『Magic Mind』『Runnin'』という所をお薦め曲としてピックアップしておく。

独特のホーン・セクションとファンキーでノリの良いグルーヴ感たっぷりのサウンドと、奥行きのあるボーカルとコーラス・ワークが本アルバムでは完成の域に達し、彼らのサウンドは'70'sを代表するものになったが、本アルバムはそれを確かめる上でも、最適のアルバムである。

また、本アルバムがリリースされた頃から世の中はディスコ・サウンドの一大ブームがやってくることになるが、そういう時台の流れにも実にタイミングが良く、スーパー・グループとしてその存在感を示していくことになるだけに、'70'sのブラック・ミュージック、ファンク・ミュージック、ダンス・ミュージックだけでなく、時代を語る上でも欠かすことの出来ないアルバムである。身体を動かしながら、じっくりと堪能しましょう!

 

All 'N All

All 'N All

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony International
  • 発売日: 1999/07/29
  • メディア: CD

↓SACDですが、ボーナス・トラックはなく全11曲です。

太陽神

太陽神

  • アーティスト: アース・ウィンド&ファイアー
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1999/12/18
  • メディア: CD


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