GUNS N' ROSES『APPETITE FOR DESTRUCTION』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1987年に発表された彼らのメジャー・デビューアルバムである。(彼らもキャリア20年を超えるベテランになっているんですよね...)発売当初はそうでもなかったが、じわりじわりとBillboardのアルバム・チャートを上昇していって、50週目になって念願の1位を獲得、1週でその座を明け渡したが7週後に1位に返り咲いて3週連続、通算で4週1位を獲得している。このため、1987年のBillboard年間アルバム・チャートのTOP 100にはランクインしていないが、1988年は6位、1989年は5位にランクインするというロングセラー・アルバムとなり、彼らの名前を一躍メジャーな存在にしたアルバムである。(現時点でも、彼らのアルバムの中では最高のセールスを記録している。)
収録曲は以下の全12曲である。『Welcome To The Jungle』『It's So Easy』『Nightrain』『Out Ta Get Me』『Mr. Brownstone』『Paradise City』『My Michelle』『Think About You』『Sweet Child O' Mine』『You're Crazy』『Anything Goes』『Rocket Queen』。
この中からシングル・カットされたのは都合6曲(1曲は、アルバムがヒットしたことで、改めてシングルとして再発されている。)である。アルバム・リリースに合わせてシングル・カットされた『It's So Easy』と2nd.シングル『Welcome To The Jungle』は、特にBillboardのシングル・チャートにランクインすることも無かったが、アルバムのセールスが伸びてから『Sweet Child O' Mine』が2週連続1位となる大ヒットを記録し、メジャー・バンドとなる。尚、この曲は1988年のBillboard年間シングル・チャートの第5位にランクインしている。続いて、『Welcome To The Jungle』が改めてシングルとして再発されると、最高位7位を記録する大ヒットとなり、1989年のBillboard年間シングル・チャートでも74位にランクインしている。そして『Paradise City』が最高位5位(1989年のBillboard年間シングル・チャートでは86位)を記録、『Nightrain』は最高位93位を記録している。
本アルバムからのお薦め曲は、『Welcome To The Jungle』『Nightrain』『Sweet Child O' Mine』『Paradise City』というシングル・ヒットを記録した曲と、『It's So Easy』『Rocket Queen』をピックアップしておく。
1曲目の『Welcome To The Jungle』からトップ・ギアで突っ走るアクセルのボーカルは、当時はHMブームの真っ直中にあったとはいうものの、これまでにはない新鮮さがあり、これぞHRというノリの良さで、気持ちよく聴かせている。ロングセラーになって、ジワジワとチャートを登っていったのも、本物だった何よりの証である。
尚、当初のジャケットは、ロボットが女性をレイプしているジャケット(通称「レイプ・ジャケット」)はクレームがついたことで、現在の十字架のタトゥーというアートワークによるジャケットに急遽差し替えられたのは有名な話である。
HRファンであれば、やはり聴いておきたい、いや、聴いておかなければならないアルバムである。
藤子・F・不二雄のパラレル・スペース#6[Final] [ドラマ]
今回の物語は「ボクラ共和国」。本編が27分40秒、ED主題歌が加わると29分10秒ということで、次回予告が無い(今回が最終回)ために、最も時間的には長い作品でした。
子供の視点に立った物語で、取り上げているテーマはとても良いものである。ただ、子供の視点から成立している物語ということもあって、「共和国」を名乗っていながら、元首となる大統領がいないというような所があるが、子供の発想らしい所である。(「共和国」は普通は大統領制が取られるものですからね...)が、ドラマとしたら平凡な作品の範疇に入るものでした。
15年後、当時の心は子供たちに受け継がれていたが、国としては成立していない。が、心の問題というのは素晴らしい考えである。が、演出的にもこれという特徴が無く、折角の良いテーマを十分に表現しキレていなかったのが残念な所でした。→ひょっとしたら満点、少なくても95点以上取れたのに、自ら80点の内容に自重してしまったという感じでした。
小学生の風子たち。一学期が終わり、明日から夏休みという時、風子は幼なじみの豪とイッチーに誘われて、新しく作ったボクラ共和国の国民になった。その国の国民になる資格は思いやりがあるということのみで、その心を持って国民を増やしていけば、自分たちが大人になる頃には思いやりに満ちた世界になり、戦争もなくなるのではないかという発想だった。仲間同士で、総理大臣、防衛大臣、外務大臣、文部科学大臣などが決まる。
家に帰った風子は、母から、来月に引っ越すと知らされてショックを受ける。そのことを豪やイッチーに話せない風子だったが、ボクラ共和国の建国宣言の準備が始まる。
一同は、公園でエアガンで遊んでいる中学生たちを追い払った。が、中学生たちは、ボクラ共和国の活動の場である廃工場の秘密基地(正に、子供の感覚では「秘密基地」であるが、彼らは「国会」と呼んでいる。)を荒らした。が、「喧嘩をしないと決めた」して立ち向かって行かない豪と、それを黙って見ていられないイッチーが対立、空中分解しかねない状況になってしまった。
そんな中、豪は風子の引っ越しのことを知っていて、建国宣言を予定よりも早めることにした。
建国宣言の日、イッチーがやってこない。風子は国会にいると思って様子を見に行くと、イッチーはそこにいた。が、例の中学生がまたも国会を襲ってきた。豪の元に知らせに行った風子。豪は風子と共に駆けつけた。
国会ではイッチーが中学生たちに刃向かうことをしないでやられていた。また、建国宣言に集まった子供たちも現れた。無抵抗だったが喧嘩をしないということを守ったイッチー。風子は、これからも思いやりを持ち、ボクラ共和国の理念を持ち続けることを誓った。
アメリカに引っ越した風子。それから15年が流れ、風子は日本に戻ってきた。町中で人にぶつかって書類を散らしてしまった風子。そこに子供たちが集まってきて、書類を拾ってくれた。その子供たちの胸にはボクラ共和国のバッチがあって、風子は心は受け継がれていることを知ってホッと笑顔を見せていた。
全6話の中で、インパクトがあったのは第1話と第5話の2つだけで、あとは平凡な30分枠のドラマということに纏まってしまったのが残念な所でした。オムニバス形式ということなので、各物語の出来不出来にバラツキがあるのは仕方のない所であるが、酷いものは完全に赤点、良いものは良いのだが、それが少なく、平均すると辛うじて及第点ということに終わってしまったのは残念でした。
↓原作はこれに収録されています。
藤子・F・不二雄SF短編PERFECT版 (2) (SF短編PERFECT版 2)
- 作者: 藤子・F・不二雄
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2000/08
- メディア: 単行本
ケータイ刑事銭形海35話(3rd.9話)[裏ネタ編] [ケータイ刑事]
先週はお休みだった再放送の「銭形海」だったが、今週の日曜日はしっかりと放送されます。で、今回の物語は3rd.の9話(通算では35話)の「女子高生刑事はケータイ電話の夢を見るか ~銭形海の悪夢」ということで、「零・2nd.8話」「雷・2nd.7話」に続いて3度目となる「悪夢」シリーズです。今回はネタはたくさんあるが、それらの中から「悪夢」についてと、「ケータイ刑事諏訪太朗」が出てきたことから「諏訪太朗」について、そして「RPG」についての3つに絞ることにします。
尚、BS-iの本放送の時に記した長文&ネタバレあり版は「ここをクリック」してご覧下さい。(放送直後に記した感想版もここを経由してください。)
「悪夢」:恐ろしい夢、縁起の悪い夢のことを言う。英語では「Bad Dream」というそのままという言い方と「Nightmare」という言い方がある。
また、比喩的表現として、この世のものとは主な無いような悲惨な光景のことを言う場合もある。
医学的にも、「悪夢」というものがあり、怖い夢のために目が覚めてしまって眠れなくなるという症状がある。本人は翌日でもその内容をはっきりと覚えていることが殆どである。これは慢性的な身体的、若しくは精神的なストレス状態にあると起こりやすくなる。また、幼児に多いものであるが、大人でも発症する場合がある。
睡眠障害に発展することもあり、そうなると昼間の体調も崩してしまいかねないだけに、正しい治療を受けるべきである。(睡眠障害やストレスは精神科に見てもらうのが一番である。→睡眠導入剤や睡眠薬で眠ろうとしても、なかなか上手くいかないものです。)
「諏訪太朗」:1954年、東京生まれの俳優。主役を張ることはなく、脇役として名バイプレーヤーぶりを発揮している役者である。出演作品も、特定のジャンルに限られることなく、しても幅も広く、しかも色んな役を何でもこなす。映画出演もTV作品と同様に数多いが、やはり主役を務めず、存在感のある脇役を演じている。
これまでの出演作品は、映画では「八つ墓村」(1977年)や「ミンボーの女」(1992年)、「マルタイの女」(1997年)、「バトル・ロワイアル特別篇」(2001年)、「監督・ばんざい!」(2007年)など、話題となった作品から、「リング2」「死国」「富江」(いずれも1999年)というホラー作品から「鉄人28号」(2005年)、「小さき勇者たち~ガメラ~」(2006年)、「片腕マシンガール」(2007年)など、本当に幅が広い。そして、「ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状」(2006年)と「0093 女王陛下の草刈正雄」(2007年)のBS-i作品にも出演している。
「ケータイ刑事」では「愛」「泪」「雷」「海」に出演している。(「舞」「零」には出演していない。)更に、「東京少女」でも「東京変身少女」と「恋忍者☆服部絢蔵」に出演していて、完全に丹羽ファミリーの一員としてもお馴染みである。
また、レギュラー出演と言うことではなかったが、「ウルトラマン」(「マックス」)、「仮面ライダー」(「アギト」「剣」「電王」)、「戦隊」(「ガオレンジャー」「アバレンジャー」(これは準レギュラーでした。))というように、3大ヒーロー作品全てに出演を果たしている。
「RPG」:コンピューターの世界では、報告書作成のためのプログラム生成用言語としてRPG(「Repoet Program Generator」)というものと、ソ連が開発した武器の対戦車ロケットランチャー(Rocket Propelled Grenade)も「RPG」であるが、これらのことが先に頭に浮かぶのはその業界のプロの方ですね。一般的には「Role Playing Game」のことを言い、コンピューター・ゲームの1つのジャンルを指している。また、主にファンタジーをテーマにしたゲームのことを言うが、広義では、自分が主人公になって、架空の状況下で与えられる試練を乗り越えて目的を達成を目指すゲームであり、冒険もの、探索もの、戦闘ものなどがある。
代表的なゲームのタイトルについては、皆さんご存知でしょうから、あえて記すことはしないが、そういう所までパロッてしまうのは相変わらずですね...
↓これも一応「RPG」と言って良いですよね...
↓諏訪さんも出演しています。
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