THE GYPSY MOTHS(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]
表題の作品は1969年のアメリカ映画「さすらいの大空」である。スカイ・ダイビングに命を賭けた旅回りの一座の人間模様を描いたドラマである。また、原作小説はベストセラーとなっている。
作品データを記しておくと、時間は107分、原作はジェームズ・ドラウト、監督はジョン・フランケンハイマー、脚本はウィリアム・ハンリー、撮影はフィリップ・H・ラスロップ、音楽はエルマー・バーンスタインである。そして出演は、バート・ランカスター、デボラ・カー、ジーン・ハックマン、スコット・ウィルソン、ボニー・ベデリア、バーバラ・バブコック、シェリー・ノース、カール・レインドル、たちである。
アメリカ中西部の町を渡り歩くスカイ・ダイビングのショーを行っている一座のレティッグ、ブラウディ、マルカムたち。ある日彼らはカンサス州・ブリッジビルにやってきた、マルカムの伯母・エリザベスは3人を自宅に招待する。で、夫と上手くいっていないエリザベスとレティッグは、会った時から互いに強く惹かれ合った。レティッグは集会でスカイ・ダイビングの話をし、まもなく2人は愛を語り合うようになる。レティッグはエリザベスに一緒に来るように誘うが、エリザベスはそれを断る。そんな中、スカイ・ダイビングのショーの日がやってくる。町の人々はショーに熱狂する。そして呼び物のケープ・ダイビングが始まる。が、そこで悲劇が起こった。レティッグのパラシュートは開かず、彼はそのまま地面に激突して死んでしまった。翌日、レティッグの弔い合戦として、マルカムは見事にケープ・ダイビングを成功させた。しかしマルカムはこれを最後にスカイ・ダイビングを辞めることにした。また、ブラウディは映画のスタントマンになることにして西に向かった。マルカムも町を去り、町、そしてエリザベスは本の静かな日常生活に戻ったのだった。
本作出演時、40代後半になっていたデボラ・カーの全裸のベッドシーンが話題になった作品であるが、スカイ・ダイビングの迫力ある映像の前にはちょっと霞んでしまっている。(が、美しさはあります。)ドラマとしたら、哀愁感を漂わせるラストは味があり、秀作と言ったところである。
サントラ盤の収録曲は以下の全29曲である。(最後の1曲はボーナス・トラックである。)『Trio's Tricks With Banner』『Main Title』『Talk/Bridgeville』『Reunion』『Contact』『Sunset/To The Flame』『Into The Night』『And Later』『Big Stunt』『Mourning』『Malcolm's Feat/Going On』『Nightclub Rag』『Nightclub Rag [Alternate Take]』『J.B. No. 2』『J.B. No. 3』『Grind』『Crazy Browdy』『Tassle Time』『Swampy Funky』『Funky Paradise』『Water Wings』『Soaring March』『P.A. Waltz』『March Of The Moths』『P.A. No. 4』『P.A. No. 5』『That Old Black Cape Of Mine』『Capo』『Main Title [Film Version]』。
スカイ・ダイビングが劇中に登場する作品となると、そこが派手になる作品が多いが、本作はドラマがしっかりしているから、スカイ・ダイビングのシーンとのメリハリが付くことになり、そこが良い所でもある。ドラマとして見ておきたい作品の1つであり、サントラ盤とセットで楽しみたいところである。(ただ、映画の方はソフトに恵まれていないですが...)
The Gypsy Moths [Original Motion Picture Soundtrack]
- アーティスト: Elmer Bernstein,Elmer Bernstein
- 出版社/メーカー: FSM
- 発売日: 2005/01/04
- メディア: CD
↓輸入版ビデオです。(DVD化されていません。)
IGGY POP & THE STOOGES『STOOGES』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1969年に発表された彼らの1st.アルバムである。'60'sはサイケデリック・サウンドが大流行であったが、そういうサウンドのアンチテーゼとして、そして後に起こるパンク・ロックの起源とも言われるサウンドを引っさげて登場したIGGYのデビューということになったアルバムでもある。ただ、チャート成績ではBillboardで最高位106位記録しただけであった。
収録曲は以下の全8曲である。『1969』『I Wanna Be Your Dog』『We Will Fall』『No Fun』『Real Cool Time』『Ann』『Not Right』『Little Doll』。
この中からは、彼のテーマソングということになる『I Wanna Be Your Dog』と『1969』がシングル・カットされている。
お薦め曲は、言うまでもない『I Wanna Be Your Dog』をはじめ『1969』『No Fun』『We Will Fall』『Real Cool Time』という所をピックアップするが、捨て曲はなく、全ての曲が高いクオリティを持った秀作揃いであるので、全曲たっぷりと堪能したいところである。
'60'sに発表されたアルバムであるが、サウンドの方は'60'sのものらしくなく、場合によってはちょっと喧しく感じるかも知れないが、新たな予感を感じさせてくれるものがここにはある。'70'sのロック・シーンにおいて、パンク・ムーヴメントは大きなものであり、ファンも多いが、そういうパンク・ロックがお好きな方であれば、絶対に聴いておきたいアルバムである。ちょっと、登場したのが早すぎたという感じがするが、歴史に残るアルバムの一つである。
↓スペシャル・バージョン(2枚組)もあります。
ケータイ刑事銭形泪17話(2nd.4話)[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]
今週は、土曜夜のBS-hiの「名曲探偵アマデウス」が新作ではなくて再放送(ファイルNo.014)となるので、「銭形愛[裏ネタ編]」を日曜の1番に持っていくため、土曜の1番には「銭形泪[裏ネタ編]」を持ってきます。
今回の「銭形泪[裏ネタ編]」からは、2nd.4話(通算では第17話)の「高村刑事、絶体絶命! ~正しい日本語殺人事件」に突入です。この物語はたっぷりと笑わせてくれた後に感動の物語があるということで、ネタの方も満載なだけに、何回続くことになるやら...
今回は、初回ということでサブタイトルにある言葉から「日本語」について、そしてそれに対応する言葉であり、この物語の中で高村さんが使用禁止とされた「外国語」について、そして、この物語の中で泪ちゃんには2人(舞ちゃん以外にもう1人)の妹がいることが判明した(今では「零ちゃん」ということで、その後4代目になったが、この物語の本放送時には初めて明らかになったみとですから。)ということで「妹」について記します。
尚、約2年9ヶ月前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「日本語」:日本で使用されている言語であり、日本の国語である。形の上では日本における公用語であるが、日本の法律に於いて、「日本語を公用語とする」という条文は無い。(日本語が公用語として法律上で定められているのは、パラオ共和国のアンガウル州だけである。但し、パラオ語、英語と共に、公用語の1つとされている。が、現在はアンガウル州には日本語を使う住民はいない。)が、事実上の日本の公用語となっている。
日本語を話す人の数(総話者数)は約1億3000万人で、世界の言語の中では第10位である。世界には1000以上の言語が存在することを考えると、これは多い方である。
言語学において、日本語の系統は、朝鮮語と同系説や、アルタイ語族との親近性が語られているが、確定されていない。
語彙はそんなに多い方ではなく、古来から漢語、梵語が入って来ては増えるということで語彙が増えてきた。その後もポルトガル語、オランダ語から日本語になったものが多数ふり、明治以降は英語を中心として、更に多くの言葉が入って来て、語彙が増えた。現在、日本語の語彙の30%は外来語だとされている。
「外国語」:自国の言語ではなく、外国で使用されている言語のことである。よって、日本人については、「日本語」が国語であってそれ以外の言語は全て「外国語」ということになる。また、アメリカ国民であれば、アメリカ英語が国語となり、日本語も外国語になる。(イギリスで使われているイギリス英語も、アメリカ人にとって分類状は外国語ということになる。)
要するに、自国の言語に対して相対的な関係にあるものを指し示す言葉であるため、基準が変わればその中身も変わるということである。
「妹」:兄弟姉妹からみて、自分よりも年少の女の姉妹のことをいう。現在では「年少」という条件が付くが、古くは年上であっても「妹」と読んでいた。(但し「いもうと」ではなく「いも」と呼んだ。)
法律的な用語を使って語ると、本人から見て傍系2親等の年少の女性のことである。で、この場合は自分の弟と結婚した女性(弟嫁)も「妹」ということになるが、その場合も「いもうと」と言うが「妹」と記さずに「義妹」と記す。尚、「義妹」は自分よりも年下になるとは限らないが、それでも「いもうと(義妹)」と言う。(同様に、兄嫁は自分よりも年上になるとは限らないが、それでも「あね(義姉)」と言う。)
↓改めて学ぶのも良いでしょうね...
「いんふぉる!」#12(1/30)+「iしたい。」+BS-i深夜「アニメ枠」(1/29)CM [BS-TBS(BS-i)関連]
今週は3つを1つにまとめて記します。まずは「いんふぉる!」から。
今回の「いんふぉる!」は東京散策シリーズで、東京・日本橋でした。ちなみに、東京の日本橋は「にほんばし」と読むが、大阪の日本橋は「にっぽんばし」と読みます。
で、日銀から、貨幣に関する所を巡っていました。→お金の博物館を回っていたが、そこから「銭」→「銭形」というような連想をしたのでしょうか、「得トク情報」では久しぶりに目玉となるものが取り上げられました。(ただ、一ヶ月遅いというのが正直な所ですけど...)それは「ケータイ刑事銭形海」のDVD-BOX3であり、番組としても久しぶりのプレゼントということで、その告知がありました。(2名にプレゼント、締め切りは2/5です。)今月初めに再放送が終わった所でもあり、何で今更?と思ったのだが、プレゼントということになると話は別です。(ただ、ケー刑事・ファンであれば、12月に発売になっているだけに、当然購入しているでしょうから、応募する必要はないでしょうが...→どうせプレゼントするのなら、12月の発売とほぼ同時にやってくれたら良かったのに...)
「得トク番組」では4本の番組が取り上げられたが、これというものはありませんでした。
今週目にした「iしたい。」は青木アナと小川アナが中心で、水野アナと新井アナのものが流れるという状態でした。月末ということで、内容的には平凡で、特に目新しいものはありませんでした。来週になると月が変わるので、PV版で使われる曲が変わることになるが、それまでは特に大きな変化はないでしょうね。
では、アニメ枠のCMにいきます。まず、アニメが始まる前のTVショッピングのあとの1分の所では、「銭形舞」のDVDの宣伝(30秒版)が流れていました。
前半のアニメが今週から「明日のよいち!」になり、予想したように、CMの一部が少し入れ替わっていました。で、OP主題歌の後に「東京少女・日向千歩 ~エレベーター少女」の27秒版の予告があり、A/Bパート間、ED主題歌の後、次回予告の後はいずれも収穫無しでした。
後半の「CLANNAD~AS」は、OP主題歌の後、ED主題歌の後、次回予告の後はいずれも収穫無しだったが、A/Bパート間に再放送「銭形愛」の予告(第4話)の27秒版があったということで、こちらの方は特に入れ替わりはありませんでした。
来週は、水曜日の再放送「恋日・ニュータイプ」と「東京少女・大政絢」(次は最後の物語となる「エチュード」です)はサッカー放送のためにお休みなので、これらの予告は流れないと分かっていたが、一応は安定した内容でした。来週は2月になっているので、もしかしたら流れる予告の登場位置に変化があるかも知れません。「東京少女・真野恵理菜」と「銭形愛」の予告は確実に流して貰いたいところです。(まあ、他にも確実に流れる枠はありますけど...)
三丁目の夕日の時代 日本橋篇―写真と資料で読む昭和30年代大図鑑!! (ワンダーライフスペシャル)
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- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/10
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中央区の今昔―日本橋区・京橋区 (復刻古地図戦前の東京シリーズ (2))
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- 出版社/メーカー: 人文社
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あの日の日本橋―昭和25年から30年代の思い出と出会う (地図物語)
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- 発売日: 2007/09
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ケータイ刑事 銭形海 冬舞台完全版 ついに公開!後悔しないよ!死の航海!~超豪華客船キングアンドリウII世号 [DVD]
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ケータイ刑事銭形愛4話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]
「銭形愛」の第4話「お面でゴメン殺人事件」の「裏ネタ編」は今回で打ち止めです。で、今回は愛ちゃんがこの物語で披露した「銭投げ」についてと、「銭投げ」と言えばこの作品ということになる「銭形平次」について、そして愛ちゃんが五代さんを誘った「オペラ座の怪人」について記します。
尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「銭投げ」:「投げ銭」ともいう。野村胡堂の原作小説に登場する岡っ引きの平次(「銭形平次」というのは通称である。)が主人公の「銭形平次捕物控」及びその映像作品である「銭形平次」ににおいて、平次が得意とする技であり、銭(寛永通宝)を投げて、逃げる悪人を追いつめる業である。
「銭形平次」:野村胡堂の小説「銭形平次捕物控」のTVドラマシリーズのタイトル、及び映画のタイトルである。(映画のタイトルは原作小説のタイトル「銭形平次捕物控」というものが中心である。)
テレビドラマは888回という放送回数(ちなみに「ケータイ刑事」は現在(「海」終了時点)で183話なので、5倍近くということになります。)を誇る大川橋蔵主演のシリーズが1966年5月から1984年4月まで放送された。当初は白黒作品であり、途中からカラー作品になったということで、テレビ史そのままというようなシリーズである。尚、大川橋蔵の平次は初回から最終回まで変わっていないが、平次の妻・お静や八五郎は途中でキャストが変わっている。(お静は3人、八五郎は2人が演じている。)
その他、テレビでは若山富三郎、安井昌二、風間杜夫、北大路欣也、村上弘明たちが平次を演じている。
映画は、戦前(昭和初期)からサイレント映画で登場し、嵐寛寿郎、市川猿之助が平次を演じてきた。そして、一番有名なのは長谷川一夫主演で、1949年から1961年の間に、全18作が製作された人気シリーズである。(第1作は新東宝、第2佐久目以降の17本は大映京都の制作である。)第2作が「銭形平次」というタイトルであるが、他の17本は「銭形平次捕物控」という文字が入っている。シリーズ作品のタイトルを記しておくと、シリーズ第1作「銭形平次捕物控 平次八百八町」(1949年)、シリーズ第2作「銭形平次」(1951年)、シリーズ第3作「銭形平次捕物控 恋文道中」(1951年)、シリーズ第4作「銭形平次捕物控 地獄の門」(1952年)、シリーズ第5作「銭形平次捕物控 からくり屋敷」(1953年)、シリーズ第6作「銭形平次捕物控 金色の狼」(1953年)、シリーズ第7作「銭形平次捕物控 幽霊大名」(1954年)、シリーズ第8作「銭形平次捕物控 どくろ駕籠」(1955年)、シリーズ第9作「銭形平次捕物控 死美人風呂」(1956年)、シリーズ第10作「銭形平次捕物控 人肌蜘蛛」(1956年)、シリーズ第11作「銭形平次捕物控 まだら蛇」(1957年)、シリーズ第12作「銭形平次捕物控 狐屋敷」(1957年)、シリーズ第13作「銭形平次捕物控 八人の花嫁」(1958年)、シリーズ第14作「銭形平次捕物控 鬼火燈籠」(1958年)、シリーズ第15作「銭形平次捕物控 雪女の足跡」(1958年)、シリーズ第16作「銭形平次捕物控 美人蜘蛛」(1960年)、シリーズ第17作「銭形平次捕物控 夜のえんま帳」(1961年) シリーズ第18作(最終作)「銭形平次捕物控 美人鮫」(1961年)である。
また、テレビドラマで主演を務めた大川橋蔵主演の映画「銭形平次」(1967年)を東映京都が制作している。
「オペラ座の怪人」:1910年にガストン・ルルーが発表した小説、及び、そのミュージカル作品と映像化作品がある。それぞれ複数の作品があり、いずれもが大ヒットを記録している。
ミュージカル作品は1976年のものと1986年のものがあり、後者は20念を超えるロングラン作品となった。また、日本でも劇団四季が上演を1988年から始めている。
映画はこれまでに都合8回制作されている。最初は1925年のサイレント、白黒映画である。2度目からはカラー、トーキー作品となり、1943年、1962年、1974年、1989年、1990年、1998年、2004年に製作されている。中でも1943年版はアカデミー賞を2部門(撮影賞、舞台装置賞)を獲得していて評価の高い作品であり、1974年版はB・デ・パルマ監督作で、原作からは大きくかけ離れた内容であるが、人気が高い作品であり、1989年版はホラー映画という部分強調した作品になっている。(筆者のお薦めは、1943年版であり、翻案作品ということでは1974年版と1998年版というところです。)
物語の方は、説明する必要はないと思うが、簡単に記しておくと、パリ・オペラ座を舞台にしたもので、謎の怪人が住みついているという噂から繰り広げられるミステリアスな作品である。
世界的に人気の高い作品であり、何度も舞台公演が行われ、映画も多数あるので、一度は見ておきましょう。
↓一度は接してみましょう。
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アイシネ「ケータイ刑事THE MOVIE 2 石川五右衛門一族の陰謀 ~決闘、ゴルゴダの森」 [ケータイ刑事]
BS-i製作の劇場作品の放送という1月の「アイシネ」のトリは「ケータイ刑事THE MOVIE 2 石川五右衛門一族の陰謀 ~決闘、ゴルゴダの森」でした。この作品は去年のGWに放送された時にHD化してBDに録画しているので、今回はどうでも良かったのだが、放送していると、つい見てしまいます。(「東京少女・日向千歩」の次回予告が流れる可能性を考えて、録画もしていました。→無かったので、放送が終わると消去してしまいましたけど...)
で、途中に入るCMも、その時と同じでした。(途中で7回入りました。1回のみ1分15秒で、6回は2分、終了後は15秒のCMで放送枠終了でした。)で、頭に「アイシネ」のタイトル・ロゴがあるため、本編時間は100分半弱でした。ということで、2時間枠(114分)でCM占有率は11.8%ということになり、この数字はやっぱりBSならではの数字です。(地上波だと15%よりも少ないことはまず無い。18%~20%と言うのが標準的な数字です。→地上波の2時間枠(114分)で「M2」を放送しようとしたら、7~8分のカットをするしかなく、ノーカットにするなら10分延長して124分枠にしないと...)
ただ、先週の「M1」の放送時には「銭形零DVD-BOX2」の宣伝が途中のCM(しかも、零ちゃんの事件の所に入った)にあったが、今回は零も雷も含めて「ケータイ刑事」のDVD-BOXの宣伝は途中には入りませんでした。また、この枠では「東京少女・日向千歩」の予告も前回と同様に入りませんでした。→他に確実に流れる枠があるから、別に構わないんですけど...
来週の「アイシネ」は「ハーフ・ア・チャンス」ということで、洋画になるが、またもこの作品を放送するんですね。その後はアニメの「あらしのよるに」、韓国映画の「誰にでも秘密がある」、スペイン映画「あなたになら言える秘密のこと」というのが2月のラインナップです。
洋画が中心になると、この枠で再び「東京少女」(2月は「東京少女・真野恵理菜」です。)の予告が流れることになるかも...(去年までの水曜深夜の放送枠だった時、「東京少女」の次回予告は確実に流れていましたし...)
で、劇場公開から1年になる「東京少年」と「東京少女」は、3月か4月(春休みになってからだと予想している。)にはBS-iでも放送されるのではないかと思っているのだが、どうなんでしょうかねぇ?
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BS-2・アンコール黒澤作品、再放送日程確定 [映画(邦画)]
シネマ堂本舗スペシャルで、NHKが1/15まで受け付けていた黒澤明監督作品のリクエストが発表されました。黒澤監督作品は全30作で、その1位から5位の作品が2月の頭に再放送するということで、順位には注目していましたが、1位はやっぱりあの作品でした。それ以外のベスト5は、あの作品というのが入っていなかったということもあったが、6位から10位まで発表されたら、やはりその中には入っていました。
1位は「七人の侍」というのは誰もが納得でしょう。太陽が例え西の空から登ったちしても1位の座は明け渡さないでしょうね。黒澤明監督といえば、やっぱり「七人の侍」が真っ先に頭に浮かぶでしょうからね。
以下、発表されたTOP 10を記しておきます。(発表は5位から1位、そして6位から10位という順番でしたけど...)2位「赤ひげ」、3位「用心棒」、4位「生きる」、5位「天国と地獄」、6位「椿三十郎」、7位「隠し砦の三悪人」、8位「羅生門」、9位「デルス・ウザーラ」、10位「乱」。
個人的には、2位から5位の作品は、順位はどうなるか分からないものの、「天国と地獄」「椿三十郎」「羅生門」の3本と「赤ひげ」「隠し砦の三悪人」「蜘蛛巣城」のいずれかが入るものと予想してのだが、「生きる」が4位に入ったのと、「蜘蛛巣城」が10位までに入っていないというのは意外でした。→「生きる」は10位までには入るとは思っていましたけど...
で、前からアナウンスされていたが、2月の第1週に、TOP 5の作品が再度放送される。月曜(2/2)から木曜(2/5)の21時からが5位かせ2位の順番で、そして1位の「七人の侍」は2/7(土)の20時から放送されるということが確定しました。
が、問題はその後に発表されたことであり、その次の月曜(2/9)からは、BS-2で昼間(多少の開始時間のズレはあるが、13時スタートが多い)や深夜の時間帯(いずれもが「衛星映画劇場」の枠です。)を使って、残りの25本も全て再放送するということで、そのスケジュールが出ました。(日曜は無いが、ほぼ毎日で、3/13まで続きます。)→トップ5は夜の良い時間帯で、その他は昼間か深夜という放送時間帯の差はあるが、全部再放送するというのだったら、別に順位を付けなくても良いような気がするんですけどね...(どうせ録画しておいて、後から見ることになると思いますし...)
また、約1ヶ月半(6週間)の間に全30作を全て放送するということになると、去年の4月から12月に9ヶ月かけて、(GWや9月頭、12月下旬という例外はあるが)毎月ほぼ2本のペースで放送してきたのは何だったのか?と思ってしまいます。
ただ、全30作の時間をトータルすると61時間強ということになるのだが、6週間の間にこれだけの時間になるものを全て見ようというのは、週に平均で5本、時間で10時間強のペースで見ないと、一気に未見というものが溜まることになってしまいます。(普通の人だったら、これだけ見るというのは無理があるでしょうし...)で、HDDレコーダーがとんでもない状態になってしまいますね。(筆者は録画に失敗した2作品だけを録画し直そうと思っているだけなので、週に10時間も見る必要はないので、楽と言えば楽ですが...→とは言っても、12月放送分で、まだ見ていない作品が3本あるので、5本ということになりますけど...)
黒澤 明 THE MASTERWORKS 1 RECOMPOSED EDITION [DVD]
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黒澤明 : THE MASTERWORKS 2 DVD BOXSET
- 出版社/メーカー: 東宝
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黒澤明 : THE MASTERWORKS 3 DVD BOXSET
- 出版社/メーカー: 東宝
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↓4作品だけですがBDもリリースされました。
「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その88) [ケータイ刑事]
今回とりあげる「ある物」は「酒」です。「ケータイ刑事」は主人公が女子高生(=未成年)なので、本人が飲むということはないが、物語に登場したり、相棒がこれに絡んでいるので、「小物」という扱いにして記すことにする。また、「007」では、ある意味では「ウォッカ・マティーニ」と「ドン・ペリニョン」がボンドのトレードマークとなっていて、どの作品でも何らかの形で酒が登場する。ということなので、ボンドというキャラクターと「酒」について記すことにする。(今回は、少しイレギュラーという形で記していきます。)
で、取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「泪・1st.2話」「零・1st.5話」「雷・1st.19話」の3本とし、「007」からは特にこれという作品を取り上げることはしない。
「ケータイ刑事」:「泪・1st.2話」。「海王星人は実在する ~未知との遭遇殺人事件」という物語である。タイトルからするとSFじみた物語ということを感じさせるが、実在する酒を上手くトリックに使った物語である。
この物語に登場する酒は、世界で最高純度の酒として知られるウォッカの「スピリタス」である。アルコール純度96%というのは限界まで高められたアルコールであり、「ウォッカ」(酒)というよりも「アルコール」といった方が正しいでしょう。(この酒を扱う場合は「火気厳禁」です。)
宇宙人を呼ぶための儀式で「スピリタス」が使われたが、これが被害者にぶっかけておいて、静電気で起こした火花を火種にして燃え上がらせて殺人を犯したという事件でした。
泪ちゃんがこのトリックを見破り、発火させないものの、火種のトリックを再現していました。(未成年の泪ちゃんは、当然のことながら「スピリタス」を口にしていない。→「スピリタス」をそのまま口にするような人はいません。果実酒を造のに使ったり、消毒薬に使うのが一般的です。)
「ケータイ刑事」:「零・1st.5話」。「さよなら、アンドリウ ~キラークイーン殺人事件」という物語で、こちらは架空の銘柄のお酒(ワイン)が出てくる物語である。また、中学生の零ちゃんは、自ら断ったが、ワインをグラスに注がれそうになっていました。
登場するのはワインで、1971年産のシャトー・ジロー・ラトゥールというものである。「シャトー」はフランス語の「ワイン醸造所」という意味であるが、この名前は「佐藤二朗(さとう・じろう)」→「サトー・ジロー」をもじっているというのは言うまでもない。
クイーン女優・宝積さんが本人役で登場とか、内輪ネタがてんこ盛りとなっているというように、「ケータイ刑事」らしい物語である。事件の方は、ワイン(シャトー・ジロー・ラトゥール)をグラスに注ぐその時がポイントになっていて、注意深く見ていないと、トリックがそこにあったと言うことすら気づかないかもしれないですね。
「ケータイ刑事」:「雷・1st.19話」。「No.1ホストVS銭形雷 ~シャンパンタワー殺人事件」という物語で、タイトルにある通り、シャンペンが登場する物語である。(雷ちゃんは当然のことながら口にしません。)
あるホストクラブで、シャンペンタワーを造り、シャンペンを注ぎ、ホストと客たちが乾杯をするが、ホストの1人が飲んだシャンペンによって毒殺されたという事件である。(被害者が手に取るであろうグラスを予見し、毒をその1つのグラスにだけ入れるというトリックが見物である。)尚、ここに登場したシャンペンの銘柄は不明である。(シャンペンタワーに使うごく普通のものと思われる。)
「007」:ジェームズ・ボンド。愛飲するのは、ステアしないでシェイクしたウォッカ・マティーニである。(多くの作品で、「Shaken, not stirred」という台詞を口にしている。)酒場ではよく注文しているが、自分で配合したマティーニも飲む。特に「ヴェスパー」というカクテル(「ヴェスパー・マティーニ」)は「カジノ・ロワイヤル」に登場したカクテルであり、「007」の原作者であるイアン・フレミングが考案したものである。(ヴェスパーとは、「カジノ・ロワイヤル」のボンドガールであり、ボンドが結婚を考えた女性の名前でもある。)
また、女性をくどく際にはシャンペンを使うボンドであるが、お気に入りは「ドン・ペリニョン」であり、「ドン・ペリニョンを好む者に悪い奴はいない」とまで言っていたボンドでした。(「私を愛したスパイ」での台詞です。)氷のように冷やしたシャンパンを手にして、行く先々で出会った女性に手を伸ばしていたボンドくんでした。
ワインに関しても博学で、深い知識を持っている。欧州では、ワインはあまりにもポピュラーな酒であり、大人のつきあいでは当たり前に出てくるものであるが、「ロシアより愛をこめて」では、オリエント急行内の食堂で、魚料理に赤ワインを頼んだナッシュが殺し屋・レッド・グラントだと見抜くことになった。
その他の酒としては、ウィスキーはスコッチではなくてバーボンを好んで飲み、ブランデーも口にする。カクテルに関しての知識も深い。
共通点ということでは、「007」ではボンドが「ウォッカ・マティーニ」が好物であり、「ケータイ刑事」ではそのカクテルに使われるウォッカを、しかも最高純度のウォッカを登場させるという「ウォッカ」繋がりがあること、「ケータイ刑事」の高村さんが「バーボン刑事」と呼ばれているが、ボンドと高村さんはバーボンを愛飲するという共通点があること、(高村さんは「泪・2nd.10話」で(レンタカーだったが)ボンド・カーのBMW Z3に乗るというように、ボンドを意識しているような所があります。)、シャンペンをごく普通のアイテムとして(「007」では女性をくどくのに、「ケータイ刑事」では物語の舞台ではごく普通に行われているシャンペンタワーで使うというように)ごく普通のお決まりの行動に使っている、というところである。
まあ、今回はかなり強引なこじつけということになっているが、「ケータイ刑事」の主人公が未成年であるということから、ちょっと無理があったテーマだったということですかね...
次回も「ある物」シリーズを続ける予定でいます。何が登場するかはお楽しみに。
007 「カジノ・ロワイヤル」付スペシャル・コンプリートBOX (Amazon.co.jp/HMV限定) [DVD]
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007 アルティメット・エディション スペシャル・コレクターズBOX [DVD]
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ケータイ刑事銭形泪16話(2nd.3話)[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]
6回目となる「銭形泪・2nd.3話」の「亜空間を越える死体 ~ノーベル賞的殺人事件」の「裏ネタ編」であるが、今回でこの物語についての「裏ネタ編」は打ち止めにします。で、今回は劇中で「スーパー・マイクロ・バス」として登場した「マイクロバス」についてと、事件の動機になった「保険金」について、そしてトリックで使われた「避難用はしご」について記します。
尚、約2年9ヶ月前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「マイクロバス」:元々は商品名(トヨタ)であった言葉であるが、一般名詞となった単語であり、和製英語である。乗車定員が11人~29人の小型のバスである。(車両総重量は8000kg未満、かつ、最大積載量5000kg未満という規定もあります。)車両区分は中型自動車になり、運転するには中型免許が必要である。また、マイクロバスは中型車であり、個人で所有することも可能である。
町中では、自動車教習所、病院、ホテル、旅館の送迎バスとして目にすることが多いが、一般の大型バス(乗車定員が50人前後)ほど需要はないものの、中人数の輸送に適しているということで、一定の需要がある。
かつて、オート三輪というトラックが普及していたが、それに代わって小形の四輪トラックが普及していった1950年代後半、小型トラックと共通部品とすることで生まれたものである。
「保険金」:偶然起こる事故によって生じる財産上の損害を補填する内容の契約に基づき、保険者(一般には保険会社がこれになる)が被保険者(=保険の契約者)に支払うお金のことである。英語では「Insurance」という。
保険の種類にはいくつかある。大きく分けると、この物語に出てくる「生命保険」、病気に備えての「医療保険」、物に対する損害保険、ということになる。
「生命保険」には死亡受取金が発生する死亡保障が付くものや、養老保険、年金保険などがある。「医療保険」には、一平保険、介護保険、医療保険があり、「損害保険」には、火災保険、地震保険自動車保険、海上保険、傷害保険などがある。また、「雇用保険」「失業保険」などの社会保障に関する保険もある。
保険は損失に対する保障を金銭で行うものであることから、金銭を騙し取る目的で行われる「保険金詐欺」に対して、防衛策が用意されている。(所謂、「保険金の支払い拒否」というものである。)但し、何でもかんでも「保険金支払い拒否」ということは出来ない。保険金詐欺事件として立件されたものや、保険契約時の告知義務違反というようなことがあれば良いんですけど...
「避難用はしご」:「はしご(「梯」、若しくは「梯子」)」は、高所への上下移動を行う際に使う道具であり、建物の壁に、長い材に幾段もの橫木を取り付けて足がかりとしたものを立てかけて使うものや、緊急時(例えば火災発生など)に脱出用に使う目的で、普段は収納されているような繩製のものなどが一般的なものである。またも「脚立」と呼ばれるものも「はしご」の仲間であるのは言うまでもない。
「避難用はしご」はこれらの中でも後者に入るものである。普段は収納されているために、そこに梯子があるということを知らないという人が多いが、例えば電車の車両などに備えられた「梯子」はこの代表的なものということになる。また、この物語に登場したような「避難用はしご」は、設置する際にそこに「梯子」があることを示す表示を行うことが義務づけられているので、比較的目にしやすいものなので、お馴染みである。(→日常の生活空間で、建物の2階上にいることは当たり前であるが、そういう高所にいる場合、万一に備えての脱出路、及び脱出するためのツールとして、「避難はしご」があるということを改めて確認しておきましょう。)
↓参考まで
VW BUS MEMORIES―LET’S PLAY VWs PRESENTS (NEKO MOOK 1114)
- 作者:
- 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング
- 発売日: 2008/04
- メディア: 大型本
↓玩具ですが、こういうものもあります。
フォルクスワーゲン マイクロバス 1962年型 1/24 【並行輸入】
- 出版社/メーカー: フランクリン・ミント
- メディア: おもちゃ&ホビー
1/24 フォルクスワーゲン タイプ2 マイクロバス 23 ウィンドウ #HC10
- 出版社/メーカー: ハセガワ
- メディア: おもちゃ&ホビー
↓色々と問題があるだけに、しっかりと学んでおきましょう
その保険の入り方じゃ、保険金はもらえないかも?!―広瀬晴美の損をさせない保険講座
- 作者: 広瀬 晴美
- 出版社/メーカー: カナリア書房
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
保険金で絶対損をしないための知恵43―知らないままだと、損をし続けます! 重要「約款用語」辞典付き!! (別冊宝島 1464)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2007/08
- メディア: 単行本
↓役に立たないにこしたことは無いですが...
5類・6類消防設備士試験―金属製避難はしご・緩降機・救助袋・消火器 (国家試験シリーズ)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 弘文社
- 発売日: 1994/12
- メディア: 単行本
【次世代避難はしご 2階用 KL-2S】収納に場所をとらず、驚くほど簡単に使用できる!!
- 出版社/メーカー:
- メディア:
「GONE IN 60 SECONDS」 [映画(洋画)]
表題の作品は1974年のアメリカ映画「バニシング IN 60"」である。2000年の作品「60セカンズ」は本作のリメイク作品であり、リメイク作によって改めて再評価された作品でもある。
作品データを記しておくと、時間は98分、製作、原案、監督、脚本はH・B・ハリッキー(主演も含めて5役を務めている。)、撮影はジャック・ヴァセク、音楽はフィリップ・ハチャトゥリアンである。そして出演は、H・B・ハリッキー、マリオン・ブシア、ジェリー・ダウギルダ、ジェームズ・マッキンタイア、ジョージ・コール、ロナルド・ハリッキー、たちである。
表向きは保険調査員であるメインドリアン・ペース。だが、彼は高級車だけを盗むというプロの泥棒だった。彼には他に5人の仲間がいた。ある日、仲間の1人であるユージーンの結婚式のためにロサンゼルスからニューヨーク州ダンカークに来ていたペースに、盗んだ車が40万ドルで売れるという契約が舞い込んだ。しかし、これを実行するには仲間たち全員が力を合わせる必要がある。が、ユージーンは新婚旅行を理由に反対する。で、ユージーン抜きで決行することを決めたペース。が、5日間で複数台の高級車を盗み、港に届けなければならない。で、ロサンゼルスに戻ったペースは他の仲間たちと共に、ロールスロイス、キャデラック、リンカーン、ダッジ・チャレンジャー、オリー・ブロンコなどの52台の高級車を次々と盗んだ。が、エレナーという名前の付いた73年型の黄色いムスタング・マッハだけが盗み出せなかった。40万ドルを得るにはこれを盗み出さなければならず、エレナーを全力で盗もうとするペース。ついに警察が待ち伏せする事態になり、大量のパトカーに追われることになるが...
完成度の高さということでは、リメイク作の方が良いが、本作にはB級作品という雰囲気が漂っていて、特に後半のカーチェイスにはそういう所が出ている。また、随所に'70'sのカーチェイス作品らしい所が垣間見られていて、現在の超大作には無いノリを感じられる。
リメイク作「60セカンズ」と見比べてみるのもまたお楽しみというところですね。
↓リメイク作はこちら